JPH05227080A - データアクイジション装置 - Google Patents
データアクイジション装置Info
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- JPH05227080A JPH05227080A JP4023965A JP2396592A JPH05227080A JP H05227080 A JPH05227080 A JP H05227080A JP 4023965 A JP4023965 A JP 4023965A JP 2396592 A JP2396592 A JP 2396592A JP H05227080 A JPH05227080 A JP H05227080A
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- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 A/D変換器に供給する受信バースト信号の
レベルを適正レベルと成るように制御でき、受信バース
ト信号の搬送波周波数が異なっても、データ取得が可能
であり、しかも、データ取得の開始点を任意に設定でき
るようにする。 【構成】 受信バースト信号をゲイン制御増幅器1に供
給し、その出力信号及びサンプリングクロック信号をA
/D変換器5に供給する。A/D変換器5の出力信号を
ビットシフタ9に供給し、その出力信号を正規化回路に
供給する。そして、A/D変換器5への入力信号のレベ
ルをサンプリングクロック信号毎に検出して、その入力
信号のレベルが最適となるようにゲイン制御増幅器1の
ゲインをサンプリングクロック信号毎に制御すると共
に、受信バースト信号のゲイン増幅器1によるレベル変
化を略補償するようにビットシフタ9のビットシフト量
をサンプリングクロック信号毎に制御する。
レベルを適正レベルと成るように制御でき、受信バース
ト信号の搬送波周波数が異なっても、データ取得が可能
であり、しかも、データ取得の開始点を任意に設定でき
るようにする。 【構成】 受信バースト信号をゲイン制御増幅器1に供
給し、その出力信号及びサンプリングクロック信号をA
/D変換器5に供給する。A/D変換器5の出力信号を
ビットシフタ9に供給し、その出力信号を正規化回路に
供給する。そして、A/D変換器5への入力信号のレベ
ルをサンプリングクロック信号毎に検出して、その入力
信号のレベルが最適となるようにゲイン制御増幅器1の
ゲインをサンプリングクロック信号毎に制御すると共
に、受信バースト信号のゲイン増幅器1によるレベル変
化を略補償するようにビットシフタ9のビットシフト量
をサンプリングクロック信号毎に制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基地局(固定局)と移
動局(自動車電話機又は携帯電話機)との間を無線で結
ぶTDMA(タイム・ディビジョン・マルチプル・アク
セス:時分割多元接続)通信方式の如くバースト信号で
通信を行う通信方式の送受信装置の受信系に適用して好
適なデータアクイジション装置に関する。
動局(自動車電話機又は携帯電話機)との間を無線で結
ぶTDMA(タイム・ディビジョン・マルチプル・アク
セス:時分割多元接続)通信方式の如くバースト信号で
通信を行う通信方式の送受信装置の受信系に適用して好
適なデータアクイジション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】TDMA通信方式の移動局(自動車電話
機又は携帯電話機)の受信系のデータアクイジション装
置では、受信信号(バースト信号)に対するダイナミッ
クレンジは80dB以上が必要であり、又、その受信信
号を正確にA/Dしてからデジタル受信信号処理を行う
必要がある。
機又は携帯電話機)の受信系のデータアクイジション装
置では、受信信号(バースト信号)に対するダイナミッ
クレンジは80dB以上が必要であり、又、その受信信
号を正確にA/Dしてからデジタル受信信号処理を行う
必要がある。
【0003】又、移動局の基地局からの位置及び受信環
境は常に変化するため、移動局の受信信号にフェージン
グやマルチパスが生じる。このような受信信号を等化す
るためには受信信号の振幅情報が必要で、これがないと
その等化は不可能と成る。従って、かかる受信信号を振
幅制限することはできない。
境は常に変化するため、移動局の受信信号にフェージン
グやマルチパスが生じる。このような受信信号を等化す
るためには受信信号の振幅情報が必要で、これがないと
その等化は不可能と成る。従って、かかる受信信号を振
幅制限することはできない。
【0004】更に、電波資源の有効利用の点から、移動
局側で受信信号の強度の測定を行って基地局に報告し、
基地局はそれに基づいて移動局に対し送信出力の最適出
力の指示を与える必要がある。
局側で受信信号の強度の測定を行って基地局に報告し、
基地局はそれに基づいて移動局に対し送信出力の最適出
力の指示を与える必要がある。
【0005】そこで、以上を考慮して、移動局の受信系
のデータアクイジション装置は、従来、図7に示すよう
に構成されていた。即ち、受信系の高周波段(RF段)
からの受信信号(バースト信号)は、ゲイン制御増幅器
31に供給されて、AGCが掛けられた後、A/D変換
器30に供給される。A/D変換器30には、サンプリ
ングクロック信号が供給されて、受信信号のA/D変換
が行われる。又、RF段からの受信信号は信号強度測定
回路32に供給されてその信号強度が測定され、その信
号強度データが基地局に送信され、基地局がその信号強
度を評価して、移動局にその送信電力が最適電力に成る
ように指示する。
のデータアクイジション装置は、従来、図7に示すよう
に構成されていた。即ち、受信系の高周波段(RF段)
からの受信信号(バースト信号)は、ゲイン制御増幅器
31に供給されて、AGCが掛けられた後、A/D変換
器30に供給される。A/D変換器30には、サンプリ
ングクロック信号が供給されて、受信信号のA/D変換
が行われる。又、RF段からの受信信号は信号強度測定
回路32に供給されてその信号強度が測定され、その信
号強度データが基地局に送信され、基地局がその信号強
度を評価して、移動局にその送信電力が最適電力に成る
ように指示する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】さて、図7の従来のデ
ータアクイジション装置では、図8に示すように、ある
受信スロットにおいて、時刻t1 の受信バースト信号に
対しAGCを掛ける場合、その前の時刻t0 における受
信バースト信号の信号強度データをゲイン設定パラメー
タとして、ゲイン制御増幅器31のゲインを設定しなけ
ればならない。
ータアクイジション装置では、図8に示すように、ある
受信スロットにおいて、時刻t1 の受信バースト信号に
対しAGCを掛ける場合、その前の時刻t0 における受
信バースト信号の信号強度データをゲイン設定パラメー
タとして、ゲイン制御増幅器31のゲインを設定しなけ
ればならない。
【0007】しかし、図8に示す如く、ある受信スロッ
トにおいて、時刻t1 の受信バースト信号のレベルと、
その前の時刻t0 の受信バースト信号のレベルが大きく
異なっている場合には、従来のデータアクイジション装
置では、ゲイン制御増幅器31のゲインを適正なものに
設定することができず、このためA/D変換器30に対
する入力信号のレベルの過不足が生じ、A/D変換器3
0によるサンプリングの際、データを損なう虞が多分に
あった。
トにおいて、時刻t1 の受信バースト信号のレベルと、
その前の時刻t0 の受信バースト信号のレベルが大きく
異なっている場合には、従来のデータアクイジション装
置では、ゲイン制御増幅器31のゲインを適正なものに
設定することができず、このためA/D変換器30に対
する入力信号のレベルの過不足が生じ、A/D変換器3
0によるサンプリングの際、データを損なう虞が多分に
あった。
【0008】又、A/D変換器30によってデジタル化
された受信バースト信号を、等化及びデコードする前に
正規化する必要があるが、その正規化処理は何回かに分
けて行う必要があり、このため正規化処理が複雑に成る
という欠点あった。
された受信バースト信号を、等化及びデコードする前に
正規化する必要があるが、その正規化処理は何回かに分
けて行う必要があり、このため正規化処理が複雑に成る
という欠点あった。
【0009】更に、従来のデータアクイジション装置で
は、信号強度の測定対象である受信バースト信号のダイ
ナミックレンジがかなり広いため、信号強度測定回路3
2をログ圧縮用増幅器の多段回路にて構成しなければな
らず、このため入出力特性に不連続点が生じたり、この
信号強度測定回路32がアナログ回路であるため、温度
補償回路を設ける必要がある等の問題があった。
は、信号強度の測定対象である受信バースト信号のダイ
ナミックレンジがかなり広いため、信号強度測定回路3
2をログ圧縮用増幅器の多段回路にて構成しなければな
らず、このため入出力特性に不連続点が生じたり、この
信号強度測定回路32がアナログ回路であるため、温度
補償回路を設ける必要がある等の問題があった。
【0010】かかる点に鑑み、A/D変換器に供給する
受信バースト信号のレベルを適正レベルと成るように制
御でき、受信バースト信号の搬送波周波数が異なって
も、データ取得が可能であり、しかも、データ取得の開
始点を任意に設定することのできるデータアクイジショ
ン装置を提案しようとするものである。
受信バースト信号のレベルを適正レベルと成るように制
御でき、受信バースト信号の搬送波周波数が異なって
も、データ取得が可能であり、しかも、データ取得の開
始点を任意に設定することのできるデータアクイジショ
ン装置を提案しようとするものである。
【0011】又、本発明は、ダイナミックレンジの狭い
A/D変換器を使用しても、データ取得を行うことので
きるデータアクイジション装置を提案しようとするもの
である。
A/D変換器を使用しても、データ取得を行うことので
きるデータアクイジション装置を提案しようとするもの
である。
【0012】又、本発明は、デジタルバースト信号デー
タの正規化が、1バーストデータメモリからそのデジタ
ルバーストデータを読み出すと、殆ど同時に終了し、次
段における自動等化、デコード等の信号処理の容易なデ
ータアクイジション装置を提案しようとするものであ
る。
タの正規化が、1バーストデータメモリからそのデジタ
ルバーストデータを読み出すと、殆ど同時に終了し、次
段における自動等化、デコード等の信号処理の容易なデ
ータアクイジション装置を提案しようとするものであ
る。
【0013】更に、本発明は、正確な受信信号強度を得
ることのできデータアクイジション装置を提案しようと
するものである。
ることのできデータアクイジション装置を提案しようと
するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段及び作用】第1の本発明
は、受信バースト信号が供給されるゲイン制御増幅器1
と、ゲイン制御増幅器1の出力信号及びサンプリングク
ロック信号が供給されるA/D変換器5と、そのA/D
変換器5の出力信号が供給される第1のビットシフタ9
と、その第1のビットシフタ9の出力信号が供給される
正規化回路とを有する。そして、A/D変換器5への入
力信号のレベルをサンプリングクロック信号毎に検出し
て、その入力信号のレベルが最適となるようにゲイン制
御増幅器1のゲインをサンプリングクロック信号毎に制
御すると共に、受信バースト信号のゲイン増幅器1によ
るレベル変化を略補償するように第1のビットシフタ9
のビットシフト量をサンプリングクロック信号毎に制御
する。
は、受信バースト信号が供給されるゲイン制御増幅器1
と、ゲイン制御増幅器1の出力信号及びサンプリングク
ロック信号が供給されるA/D変換器5と、そのA/D
変換器5の出力信号が供給される第1のビットシフタ9
と、その第1のビットシフタ9の出力信号が供給される
正規化回路とを有する。そして、A/D変換器5への入
力信号のレベルをサンプリングクロック信号毎に検出し
て、その入力信号のレベルが最適となるようにゲイン制
御増幅器1のゲインをサンプリングクロック信号毎に制
御すると共に、受信バースト信号のゲイン増幅器1によ
るレベル変化を略補償するように第1のビットシフタ9
のビットシフト量をサンプリングクロック信号毎に制御
する。
【0015】第2の本発明は、第1の本発明において、
受信バースト信号の最初のサンプルデータに対するゲイ
ン制御増幅器1のゲインを記憶する初期ゲインメモリ1
1と、バースト信号の最初のサンプルデータを除く各サ
ンプルデータに対応するゲイン制御増幅器1のゲイン及
び初期ゲインメモリ11に記憶されている初期ゲインの
差分を記憶する差分ゲインメモリ10とを設ける。そし
て、差分ゲインメモリ10に記憶されている差分ゲイン
に応じて、第1のビットシフタ9のビットシフト量を制
御する。
受信バースト信号の最初のサンプルデータに対するゲイ
ン制御増幅器1のゲインを記憶する初期ゲインメモリ1
1と、バースト信号の最初のサンプルデータを除く各サ
ンプルデータに対応するゲイン制御増幅器1のゲイン及
び初期ゲインメモリ11に記憶されている初期ゲインの
差分を記憶する差分ゲインメモリ10とを設ける。そし
て、差分ゲインメモリ10に記憶されている差分ゲイン
に応じて、第1のビットシフタ9のビットシフト量を制
御する。
【0016】第3の本発明は、第1又は第2の本発明に
おける正規化回路を、第1のビットシフタ9から出力さ
れるデジタルバーストデータ中の絶対値で最大と成るサ
ンプルデータを所定ビットまで上方にビットシフトする
ときのビットシフ量を検出するビットシフト量検出回路
8と、第1のビットシフタのからのサンプルデータを供
給して、ビットシフト量だけビットシフトする第2のビ
ットシフタ23とを有するものである。第4の本発明
は、第1、第2又は第3の本発明において、第2のビッ
トシフタからの1デジタルバーストデータ中のサンプル
データを加算平均する加算平均回路24を設け、その加
算平均回路24の出力信号に基づいて信号強度データを
得るようにしたものである。
おける正規化回路を、第1のビットシフタ9から出力さ
れるデジタルバーストデータ中の絶対値で最大と成るサ
ンプルデータを所定ビットまで上方にビットシフトする
ときのビットシフ量を検出するビットシフト量検出回路
8と、第1のビットシフタのからのサンプルデータを供
給して、ビットシフト量だけビットシフトする第2のビ
ットシフタ23とを有するものである。第4の本発明
は、第1、第2又は第3の本発明において、第2のビッ
トシフタからの1デジタルバーストデータ中のサンプル
データを加算平均する加算平均回路24を設け、その加
算平均回路24の出力信号に基づいて信号強度データを
得るようにしたものである。
【0017】
【実施例】以下に、本発明の実施例を詳細に説明しよ
う。この実施例は、基地局(固定局)と移動局(自動車
電話機又は携帯電話機)を結ぶTDMA方式のデジタル
通信方式に、本発明を適用した場合である。このデジタ
ル通信方式は、例えば、900MHz帯の各チャンネル
毎に6個の受信スロットを設け、その内の1個のスロッ
トの受信信号を、120m sec毎に20m secずつ受信
し、又、各チャンネル毎に同様に6個の送信スロットを
設け、その内の1個のスロットの送信信号を送信するよ
うにしている。
う。この実施例は、基地局(固定局)と移動局(自動車
電話機又は携帯電話機)を結ぶTDMA方式のデジタル
通信方式に、本発明を適用した場合である。このデジタ
ル通信方式は、例えば、900MHz帯の各チャンネル
毎に6個の受信スロットを設け、その内の1個のスロッ
トの受信信号を、120m sec毎に20m secずつ受信
し、又、各チャンネル毎に同様に6個の送信スロットを
設け、その内の1個のスロットの送信信号を送信するよ
うにしている。
【0018】図1は本発明の実施例としての移動局(自
動車電話機又は携帯電話機)の受信系のデータアクイジ
ション装置を示す。図2に示す特定の受信スロットのバ
ースト信号を受信する場合を考える。高周波段(RF
段)からの受信バースト信号(中間周波信号)は、ダイ
ナミックレンジの広いゲイン制御増幅器1に供給され、
その出力信号がA/D変換器5に供給されて、移動局で
発生した任意のサンプリングクロック信号によってA/
D変換される。
動車電話機又は携帯電話機)の受信系のデータアクイジ
ション装置を示す。図2に示す特定の受信スロットのバ
ースト信号を受信する場合を考える。高周波段(RF
段)からの受信バースト信号(中間周波信号)は、ダイ
ナミックレンジの広いゲイン制御増幅器1に供給され、
その出力信号がA/D変換器5に供給されて、移動局で
発生した任意のサンプリングクロック信号によってA/
D変換される。
【0019】この受信バースト信号はフェージング、マ
ルチパス等の影響を受けて、その振幅は変化し一様では
ない。受信バースト信号の振幅情報は、受信バースト信
号を等化処理する際に必要なパラメータであるので、振
幅を一定にするために受信バースト信号を振幅制限する
ことはできない。又、その正負の振幅も同じに成るとは
限らない。又、その受信バースト信号の信号強度も時々
刻々変化する。そこで、これらの各種条件をを考慮し
て、A/D変換器5に供給される受信バースト信号(中
間周波信号)のレベルが、A/D変換器5に対する入力
許容レベル範囲に収まるように、ゲイン制御増幅器1の
ゲインが設定される。このゲイン制御増幅器1のゲイン
を設定するために、絶対値抽出器2、上限及び下限リミ
ット検出器3及びゲイン指数発生器4が設けられる。
ルチパス等の影響を受けて、その振幅は変化し一様では
ない。受信バースト信号の振幅情報は、受信バースト信
号を等化処理する際に必要なパラメータであるので、振
幅を一定にするために受信バースト信号を振幅制限する
ことはできない。又、その正負の振幅も同じに成るとは
限らない。又、その受信バースト信号の信号強度も時々
刻々変化する。そこで、これらの各種条件をを考慮し
て、A/D変換器5に供給される受信バースト信号(中
間周波信号)のレベルが、A/D変換器5に対する入力
許容レベル範囲に収まるように、ゲイン制御増幅器1の
ゲインが設定される。このゲイン制御増幅器1のゲイン
を設定するために、絶対値抽出器2、上限及び下限リミ
ット検出器3及びゲイン指数発生器4が設けられる。
【0020】ゲイン制御増幅器1からの受信バースト信
号(中間周波信号)及びサンプリングクロック信号を絶
対値抽出器2に供給して、図3に示す如く、その受信バ
ースト信号をサンプリングクロック信号の、例えば、立
ち上がりエッジでサンプルホールドし、そのサンプルホ
ールドされた瞬時値(太線の矢印で示す)の内、負の瞬
時値を正の瞬時値に変換して、図4に示す如き瞬時値の
絶対値を抽出する。そして、この瞬時値の絶対値を、サ
ンプリングクロック信号の立ち上がりエッジの属するク
ロック周期の前半の半周期の間ホールドして、その間
に、後述するようにゲイン制御増幅器1のゲインを設定
する。
号(中間周波信号)及びサンプリングクロック信号を絶
対値抽出器2に供給して、図3に示す如く、その受信バ
ースト信号をサンプリングクロック信号の、例えば、立
ち上がりエッジでサンプルホールドし、そのサンプルホ
ールドされた瞬時値(太線の矢印で示す)の内、負の瞬
時値を正の瞬時値に変換して、図4に示す如き瞬時値の
絶対値を抽出する。そして、この瞬時値の絶対値を、サ
ンプリングクロック信号の立ち上がりエッジの属するク
ロック周期の前半の半周期の間ホールドして、その間
に、後述するようにゲイン制御増幅器1のゲインを設定
する。
【0021】図4に示す絶対値抽出器2の出力は、上限
及び下限リミット検出器3に供給されて、A/D変換器
5の無歪み最大許容入力レベルと、A/D変換器5によ
るサンプリング後のデータのS/Nが悪化しない等の最
低入力レベルとを考慮して、A/D変換器5に対する入
力信号のレベルの上限及び下限リミットレベルが決定さ
れる。即ち、図5に示す如く、絶対値抽出器2の出力が
サンプルデータSaの場合には、そのレベルが上限を越
えていることが上限及び下限リミット検出器3によって
検出され、リミット検出器3はゲイン指数発生器4に対
し、ゲイン制御増幅器1のゲインを下げる旨のデータを
供給し、ゲイン指数発生器4はそれに応じたゲイン指数
(dB)を発生する。絶対値抽出器2の出力がサンプル
データScの場合には、そのレベルが下限より低いこと
が上限及び下限リミット検出器3によって検出され、リ
ミット検出器3はゲイン指数発生器4に対しゲイン制御
増幅器1のゲインを上げる旨のデータを供給し、ゲイン
指数発生器4はそれに応じたゲイン指数(dB)を発生
する。
及び下限リミット検出器3に供給されて、A/D変換器
5の無歪み最大許容入力レベルと、A/D変換器5によ
るサンプリング後のデータのS/Nが悪化しない等の最
低入力レベルとを考慮して、A/D変換器5に対する入
力信号のレベルの上限及び下限リミットレベルが決定さ
れる。即ち、図5に示す如く、絶対値抽出器2の出力が
サンプルデータSaの場合には、そのレベルが上限を越
えていることが上限及び下限リミット検出器3によって
検出され、リミット検出器3はゲイン指数発生器4に対
し、ゲイン制御増幅器1のゲインを下げる旨のデータを
供給し、ゲイン指数発生器4はそれに応じたゲイン指数
(dB)を発生する。絶対値抽出器2の出力がサンプル
データScの場合には、そのレベルが下限より低いこと
が上限及び下限リミット検出器3によって検出され、リ
ミット検出器3はゲイン指数発生器4に対しゲイン制御
増幅器1のゲインを上げる旨のデータを供給し、ゲイン
指数発生器4はそれに応じたゲイン指数(dB)を発生
する。
【0022】又、受信バースト信号中の各サンプルデー
タにそれぞれ対応するゲイン指数発生器4からのゲイン
指数は、差分ゲインレジスタ10及び初期ゲイン指数レ
ジスタ11にそれぞれ供給される。そして、受信バース
ト信号中の第1番目のサンプルデータに対応するゲイン
指数発生器4からのゲイン指数だけが、初期ゲイン書込
み信号によって、初期ゲインレジスタ11に記憶され
る。差分ゲイン指数レジスタ10は、受信バースト信号
中の各サンプルデータにそれぞれ対応するゲイン指数発
生器4からのゲイン指数と、初期ゲイン指数発生器11
に記憶されている初期指数ゲインとの差分ゲイン指数を
記憶する。受信バースト信号中の第1番目のサンプルデ
ータに対応するゲイン指数発生器4からのゲイン指数の
場合は、差分ゲイン指数レジスタ10は、差分指数ゲイ
ンとして0dBを記憶することに成る。
タにそれぞれ対応するゲイン指数発生器4からのゲイン
指数は、差分ゲインレジスタ10及び初期ゲイン指数レ
ジスタ11にそれぞれ供給される。そして、受信バース
ト信号中の第1番目のサンプルデータに対応するゲイン
指数発生器4からのゲイン指数だけが、初期ゲイン書込
み信号によって、初期ゲインレジスタ11に記憶され
る。差分ゲイン指数レジスタ10は、受信バースト信号
中の各サンプルデータにそれぞれ対応するゲイン指数発
生器4からのゲイン指数と、初期ゲイン指数発生器11
に記憶されている初期指数ゲインとの差分ゲイン指数を
記憶する。受信バースト信号中の第1番目のサンプルデ
ータに対応するゲイン指数発生器4からのゲイン指数の
場合は、差分ゲイン指数レジスタ10は、差分指数ゲイ
ンとして0dBを記憶することに成る。
【0023】差分ゲイン指数レジスタ10及び初期ゲイ
ン指数レジスタ11にそれぞれ記憶されている各ゲイン
指数が、指数加算器6で加算され、ゲイン制御増幅器1
のゲインがその加算ゲイン指数(絶対値ゲイン指数)に
設定される。
ン指数レジスタ11にそれぞれ記憶されている各ゲイン
指数が、指数加算器6で加算され、ゲイン制御増幅器1
のゲインがその加算ゲイン指数(絶対値ゲイン指数)に
設定される。
【0024】絶対値検出器2からの第1番目のサンプル
データのレベルが、図5のサンプルデータSaのように
上限リミットレベルを越えている場合は、サンプルデー
タSbのように適正なレベルに成るように、又、図5の
サンプルデータScのように下限リミットレベルを以下
の場合は、サンプルデータSbのように適正なレベルに
成るように、ゲイン制御増幅器1に対する初期ゲイン指
数を決定して、初期ゲイン指数レジスタ11に記憶す
る。
データのレベルが、図5のサンプルデータSaのように
上限リミットレベルを越えている場合は、サンプルデー
タSbのように適正なレベルに成るように、又、図5の
サンプルデータScのように下限リミットレベルを以下
の場合は、サンプルデータSbのように適正なレベルに
成るように、ゲイン制御増幅器1に対する初期ゲイン指
数を決定して、初期ゲイン指数レジスタ11に記憶す
る。
【0025】ここで、ゲイン指数発生器4は、バースト
信号中の各サンプルデータに対応するゲイン制御増幅器
1対する絶対ゲイン指数を発生しているが、差分ゲイン
指数を利用するのは、A/D変換器5のダイナミックレ
ンジが小さい場合(例えば、8ビット)でも、利用でき
るようにしたことと、サンプルデータのデコードは各サ
ンプルデータのレベルの絶対値が正確であれば良いこと
に起因している。尚、8ビットのA/D変換器はかなり
高速のものが廉価で入手できる。16ビットのA/D変
換器であって高速のものはかなり高価となる。
信号中の各サンプルデータに対応するゲイン制御増幅器
1対する絶対ゲイン指数を発生しているが、差分ゲイン
指数を利用するのは、A/D変換器5のダイナミックレ
ンジが小さい場合(例えば、8ビット)でも、利用でき
るようにしたことと、サンプルデータのデコードは各サ
ンプルデータのレベルの絶対値が正確であれば良いこと
に起因している。尚、8ビットのA/D変換器はかなり
高速のものが廉価で入手できる。16ビットのA/D変
換器であって高速のものはかなり高価となる。
【0026】A/D変換器5からのサンプルデータはバ
レルシフタ(ビットシフタであって、数ビットのビット
シフトが迅速に行われるもの)9に供給されてビットシ
フトされる。この場合、A/D変換器5からの、例え
ば、8ビットのデジタル受信バースト信号データがバレ
ルシフタ9に供給され、これより、例えば、16ビット
のデータが出力されるようにこのバレルシフタ9が構成
されている。そして、バレルシフタ9のシフト量が0の
ときに、バレルシフタ9の16ビットの出力の内、上下
に4ビットずつの余裕を持ち、入力データの8ビットが
16ビットの出力の中央の8ビットとして出力されるよ
うに、このバレルシフタ9のビット配列が設定されてい
る。
レルシフタ(ビットシフタであって、数ビットのビット
シフトが迅速に行われるもの)9に供給されてビットシ
フトされる。この場合、A/D変換器5からの、例え
ば、8ビットのデジタル受信バースト信号データがバレ
ルシフタ9に供給され、これより、例えば、16ビット
のデータが出力されるようにこのバレルシフタ9が構成
されている。そして、バレルシフタ9のシフト量が0の
ときに、バレルシフタ9の16ビットの出力の内、上下
に4ビットずつの余裕を持ち、入力データの8ビットが
16ビットの出力の中央の8ビットとして出力されるよ
うに、このバレルシフタ9のビット配列が設定されてい
る。
【0027】このバレルシフタ9のシフト量は、差分ゲ
イン指数レジスタ10に記憶されている差分ゲイン指数
に応じて決定される。尚、そのシフト量は差分ゲイン指
数に応じて決定されるので、それ程大きな値とは成り得
ない。又、このバレルシフタ9において、例えば、1ビ
ット当たり6dBの重み付けを行うと、バレルシフタ9
の余裕レンジは上下に24dBと成る。
イン指数レジスタ10に記憶されている差分ゲイン指数
に応じて決定される。尚、そのシフト量は差分ゲイン指
数に応じて決定されるので、それ程大きな値とは成り得
ない。又、このバレルシフタ9において、例えば、1ビ
ット当たり6dBの重み付けを行うと、バレルシフタ9
の余裕レンジは上下に24dBと成る。
【0028】尚、上述のバレルシフタ9、差分ゲイン指
数レジスタ10及び初期ゲイン指数レジスタ11並びに
後述する絶対ピーク検出回路8及びバーストデータ書込
みアドレス発生器18は、各受信バースト信号の終了後
にリセット信号によってリセットされる。又、後述する
切換えスイッチ12、13、19、20、21及び22
は、各受信バースト信号の到来毎に図示の切換え状態と
その逆の切換え状態とが交互に繰り返されるように連動
して切換えられる。
数レジスタ10及び初期ゲイン指数レジスタ11並びに
後述する絶対ピーク検出回路8及びバーストデータ書込
みアドレス発生器18は、各受信バースト信号の終了後
にリセット信号によってリセットされる。又、後述する
切換えスイッチ12、13、19、20、21及び22
は、各受信バースト信号の到来毎に図示の切換え状態と
その逆の切換え状態とが交互に繰り返されるように連動
して切換えられる。
【0029】バレルシフタ9からのビットシフタされた
サンプルデータは、絶対ピーク検出回路8に供給される
と共に、切換えスイッチ13を通じて、1バーストデー
タメモリ16又は17にに供給される。絶対ピーク検出
回路8は、バレルシフタ9からのデジタルバーストデー
タ中の各サンプルデータの内のデータの極性に無関係な
最大値を有するサンプルデータを検出すると共に、その
最大値を何ビット上方にビットシフトすればその最大値
の値が“1”と成っている最上位ビットが16ビット
の、例えば、MSB(MSB−2、MSB−2等でもよ
い)になるかのそのビット数を検出する。そして、検出
されたビット数を切換えスイッチ12を通じて、最大ピ
ークシフトレジスタ14又は15に供給して記憶する。
サンプルデータは、絶対ピーク検出回路8に供給される
と共に、切換えスイッチ13を通じて、1バーストデー
タメモリ16又は17にに供給される。絶対ピーク検出
回路8は、バレルシフタ9からのデジタルバーストデー
タ中の各サンプルデータの内のデータの極性に無関係な
最大値を有するサンプルデータを検出すると共に、その
最大値を何ビット上方にビットシフトすればその最大値
の値が“1”と成っている最上位ビットが16ビット
の、例えば、MSB(MSB−2、MSB−2等でもよ
い)になるかのそのビット数を検出する。そして、検出
されたビット数を切換えスイッチ12を通じて、最大ピ
ークシフトレジスタ14又は15に供給して記憶する。
【0030】ここでは16ビットのMSビット側に最大
シフトを仮定して説明を行ったが、後のデータ処理上1
6ビットの上限に余裕を残した場合は、ここでの値にオ
フセットを付けて対応が可能と成る。
シフトを仮定して説明を行ったが、後のデータ処理上1
6ビットの上限に余裕を残した場合は、ここでの値にオ
フセットを付けて対応が可能と成る。
【0031】さて、バレルシフタ9によってビットシフ
トされたあるデジタルバーストデータ中の全サンプルデ
ータは、切換えスイッチ13を通じて、1バーストデー
タメモリ16又は17に供給されて、サンプリングクロ
ック信号を計数するバーストデータ書込みアドレス発生
回路18からの書込みアドレス信号によって記憶され
る。
トされたあるデジタルバーストデータ中の全サンプルデ
ータは、切換えスイッチ13を通じて、1バーストデー
タメモリ16又は17に供給されて、サンプリングクロ
ック信号を計数するバーストデータ書込みアドレス発生
回路18からの書込みアドレス信号によって記憶され
る。
【0032】一方、1バーストデータメモリ17又は1
6に記憶されている前のデジタルバーストデータ中の各
サンプルデータが、次段の回路(図示せず)からの読み
出しアドレス信号が切換えスイッチ22を通じて1バー
ストデータメモリ17又は16に供給されることによっ
て読み出される。この読み出された前のデジタルバース
トデータ中の各サンプルデータは、切換えスイッチ20
を通じてバレルシフタ23に供給されて、最大ピークシ
フトレジスタ15又は14に記憶されているビット数だ
け上方にビットシフトされ、これにより正規化される。
従って、このバレルシフタ23から出力される各デジタ
ルバーストデータは同一レベルと成る。そして、このバ
レルシフタ23の出力は、次段の回路、即ち、例えば、
1/4πシフテッドQPSKデコーダに供給されてデコ
ードされる。尚、このデコーダにはその前段に自動適応
等化回路(手段)が設けられており、それによる等化処
理の後、デコードされる。
6に記憶されている前のデジタルバーストデータ中の各
サンプルデータが、次段の回路(図示せず)からの読み
出しアドレス信号が切換えスイッチ22を通じて1バー
ストデータメモリ17又は16に供給されることによっ
て読み出される。この読み出された前のデジタルバース
トデータ中の各サンプルデータは、切換えスイッチ20
を通じてバレルシフタ23に供給されて、最大ピークシ
フトレジスタ15又は14に記憶されているビット数だ
け上方にビットシフトされ、これにより正規化される。
従って、このバレルシフタ23から出力される各デジタ
ルバーストデータは同一レベルと成る。そして、このバ
レルシフタ23の出力は、次段の回路、即ち、例えば、
1/4πシフテッドQPSKデコーダに供給されてデコ
ードされる。尚、このデコーダにはその前段に自動適応
等化回路(手段)が設けられており、それによる等化処
理の後、デコードされる。
【0033】図6に示す如く、サンプリングクロック信
号の各周期の前半で、ゲイン指数発生器4によるゲイン
指数の計算及びゲイン制御増幅器1からA/D変換器5
に供給される受信バースト信号のサンプリングクロック
信号の1サンプル毎のレベルが、A/D変換器5に対す
る適正入力レベルに成るようにゲイン制御増幅器1によ
ってゲイン調整され、その各周期の後半において、最初
の1/4周期で、受信バースト信号のA/D変換器5に
よるA/D変換を行ない、次の1/4周期で、A/D変
換器5から出力される各サンプルデータのバレルシフタ
9によるビットシフトと、1バーストデータメモリ16
又は17へのサンプルデータの書込みと、絶対ビット検
出回路8による最大ピークシフトを検出するための処理
が行われる。又、サンプリングクロック信号の各周期の
終りでアドレス発生器18のアドレスが1ずつインクリ
メントされる。
号の各周期の前半で、ゲイン指数発生器4によるゲイン
指数の計算及びゲイン制御増幅器1からA/D変換器5
に供給される受信バースト信号のサンプリングクロック
信号の1サンプル毎のレベルが、A/D変換器5に対す
る適正入力レベルに成るようにゲイン制御増幅器1によ
ってゲイン調整され、その各周期の後半において、最初
の1/4周期で、受信バースト信号のA/D変換器5に
よるA/D変換を行ない、次の1/4周期で、A/D変
換器5から出力される各サンプルデータのバレルシフタ
9によるビットシフトと、1バーストデータメモリ16
又は17へのサンプルデータの書込みと、絶対ビット検
出回路8による最大ピークシフトを検出するための処理
が行われる。又、サンプリングクロック信号の各周期の
終りでアドレス発生器18のアドレスが1ずつインクリ
メントされる。
【0034】バレルシフタ22からのバーストデータを
加算平均回路23に供給して、バーストデータ内の正規
化された各サンプルデータの加算平均値を算出した後、
ビットシフタ25に供給し、初期ゲイン指数レジスタ1
1に記憶されている初期ゲイン指数を、初期ゲイン指数
ラッチ回路7に供給して、初期ゲイン指数書込み信号に
よってラッチせしめ、そのラッチされている初期ゲイン
指数をビットシフタ25に供給して、その加算平均値を
ゲイン指数によって、ビットシフトしてバーストデータ
内の平均受信信号強度データを得る。この信号強度デー
タは、信号強度処理回路(図示せず)に供給して信号処
理した後、それを基地局に送信する。基地局はその信号
強度データに応じて、移動局の送信電力を制御する。
加算平均回路23に供給して、バーストデータ内の正規
化された各サンプルデータの加算平均値を算出した後、
ビットシフタ25に供給し、初期ゲイン指数レジスタ1
1に記憶されている初期ゲイン指数を、初期ゲイン指数
ラッチ回路7に供給して、初期ゲイン指数書込み信号に
よってラッチせしめ、そのラッチされている初期ゲイン
指数をビットシフタ25に供給して、その加算平均値を
ゲイン指数によって、ビットシフトしてバーストデータ
内の平均受信信号強度データを得る。この信号強度デー
タは、信号強度処理回路(図示せず)に供給して信号処
理した後、それを基地局に送信する。基地局はその信号
強度データに応じて、移動局の送信電力を制御する。
【0035】上述の実施例によれば、次のような利点が
ある。受信バースト信号をサンプリングクロック信号毎
にレベルを検出して、ゲイン制御増幅器1によって、A
/D変換器5に供給する入力信号のレベル制御するの
で、A/D変換器5に供給する受信バースト信号のレベ
ルを常に最適レベルにすることができる。
ある。受信バースト信号をサンプリングクロック信号毎
にレベルを検出して、ゲイン制御増幅器1によって、A
/D変換器5に供給する入力信号のレベル制御するの
で、A/D変換器5に供給する受信バースト信号のレベ
ルを常に最適レベルにすることができる。
【0036】受信バースト信号をA/D変換器5に供給
して、サンプリングクロック信号を用いて、A/D変換
するので、受信バースト信号の搬送波周波数が異なって
も、データ取得が可能であり、しかも、データ取得の開
始点を任意に設定できる。
して、サンプリングクロック信号を用いて、A/D変換
するので、受信バースト信号の搬送波周波数が異なって
も、データ取得が可能であり、しかも、データ取得の開
始点を任意に設定できる。
【0037】受信バースト信号の最初のサンプルデータ
に対するゲイン制御増幅器1のゲインを記憶する初期ゲ
インメモリ11と、バースト信号の最初のサンプルデー
タを除く各サンプルデータに対応するゲイン制御増幅器
1のゲイン及び初期ゲインメモリ11に記憶されている
初期ゲインの差分を記憶する差分ゲインメモリ10とを
設け、差分ゲインメモリ10に記憶されている差分ゲイ
ンに応じて、ビットシフタ9のビットシフト量を制御す
るので、ダイナミックレンジの狭いが高速のA/D変換
器(例えば8ビットのA/D変換器)を使用することが
できる。
に対するゲイン制御増幅器1のゲインを記憶する初期ゲ
インメモリ11と、バースト信号の最初のサンプルデー
タを除く各サンプルデータに対応するゲイン制御増幅器
1のゲイン及び初期ゲインメモリ11に記憶されている
初期ゲインの差分を記憶する差分ゲインメモリ10とを
設け、差分ゲインメモリ10に記憶されている差分ゲイ
ンに応じて、ビットシフタ9のビットシフト量を制御す
るので、ダイナミックレンジの狭いが高速のA/D変換
器(例えば8ビットのA/D変換器)を使用することが
できる。
【0038】デジタルバースト信号データの正規化は、
1バーストデータメモリ16又は17からそのデジタル
バーストデータを読み出すと、殆ど同時に終了するで、
次段における自動等化、デコード等の信号処理が容易と
成る。
1バーストデータメモリ16又は17からそのデジタル
バーストデータを読み出すと、殆ど同時に終了するで、
次段における自動等化、デコード等の信号処理が容易と
成る。
【0039】受信バースト信号の絶対信号強度の平均値
を算出することによって、正確な受信信号強度データを
得ることができる。従って、この受信信号強度データを
基地局に送信し、基地局によって移動局に於ける送信信
号の送信電力を適正値に制御することができる。
を算出することによって、正確な受信信号強度データを
得ることができる。従って、この受信信号強度データを
基地局に送信し、基地局によって移動局に於ける送信信
号の送信電力を適正値に制御することができる。
【0040】
【発明の効果】上述せる第1〜第4の本発明によれば、
A/D変換器に供給する受信バースト信号のレベルを適
正レベルと成るように制御でき、受信バースト信号の搬
送波周波数が異なっても、データ取得が可能であり、し
かも、データ取得の開始点を任意に設定することのでき
るデータアクイジション装置を得ることができる。
A/D変換器に供給する受信バースト信号のレベルを適
正レベルと成るように制御でき、受信バースト信号の搬
送波周波数が異なっても、データ取得が可能であり、し
かも、データ取得の開始点を任意に設定することのでき
るデータアクイジション装置を得ることができる。
【0041】又、本発明は、ダイナミックレンジの狭い
A/D変換器を使用しても、データ取得を行うことので
きるデータアクイジション装置を得ることができる。
A/D変換器を使用しても、データ取得を行うことので
きるデータアクイジション装置を得ることができる。
【0042】又、本発明は、デジタルバースト信号デー
タの正規化は、1バーストデータメモリからそのデジタ
ルバーストデータを読み出すと、殆ど同時に終了する
で、次段における自動等化、デコード等の信号処理の容
易なデータアクイジション装置を得ることができる。
タの正規化は、1バーストデータメモリからそのデジタ
ルバーストデータを読み出すと、殆ど同時に終了する
で、次段における自動等化、デコード等の信号処理の容
易なデータアクイジション装置を得ることができる。
【0043】更に、本発明は、正確な受信信号強度を得
ることのできデータアクイジション装置を得ることがで
き、その受信信号強度データを基地局に送信し、これに
基づく基地局によって、移動局の送信信号の電力を適正
電力に制御することができる。
ることのできデータアクイジション装置を得ることがで
き、その受信信号強度データを基地局に送信し、これに
基づく基地局によって、移動局の送信信号の電力を適正
電力に制御することができる。
【図1】本発明の実施例を示すブロック線図
【図2】特定スロットのバースト信号を示す波形図
【図3】実施例の絶対値抽出器の入力信号を示す波形図
【図4】実施例の絶対値抽出器の出力信号を示す波形図
【図5】実施例の上限及び下限リミット検出器の動作説
明に供する説明図
明に供する説明図
【図6】実施例の1サンプリングクロック信号周期期間
における回路動作の説明のための波形図
における回路動作の説明のための波形図
【図7】従来例を示すブロック線図
【図8】バースト信号の例を示す波形図
1 ゲイン制御増幅器 2 絶対値検出器 3 上限及び下限リミット検出器 4 ゲイン指数発生器 5 A/D変換器 6 指数加算器 7 初期ゲイン指数ラッチ 8 絶対ピーク検出回路 9 バレルシフタ 10 差分ゲイン指数レジスタ 11 初期指数ゲインレジスタ 14 最大ピークシフトレジスタ 15 最大ピークシフトレジスタ 16 1バーストデータメモリ 17 1バーストデータメモリ 18 バーストデータ書込みアドレス発生器 23 バレルシフタ 24 加算平均回路 25 シフタ
Claims (4)
- 【請求項1】 受信バースト信号が供給されるゲイン制
御増幅器と、 該ゲイン制御増幅器の出力信号及びサンプリングクロッ
ク信号が供給されるA/D変換器と、 該A/D変換器の出力信号が供給される第1のビットシ
フタと、 該第1のビットシフタの出力信号が供給される正規化回
路とを有し、 上記A/D変換器への入力信号のレベルを上記サンプリ
ングクロック信号毎に検出して、該入力信号のレベルが
最適となるように上記ゲイン制御増幅器のゲインを上記
サンプリングクロック信号毎に制御すると共に、上記受
信バースト信号の上記ゲイン増幅器によるレベル変化を
略補償するように上記第1のビットシフタのビットシフ
ト量を上記サンプリングクロック信号毎に制御すること
を特徴とするデータアクイジション装置。 - 【請求項2】 上記受信バースト信号の最初のサンプル
データに対する上記ゲイン制御増幅器のゲインを記憶す
る初期ゲインメモリと、 上記バースト信号の上記最初のサンプルデータを除く各
サンプルデータに対応する上記ゲイン制御増幅器のゲイ
ン及び上記初期ゲインメモリに記憶されている初期ゲイ
ンの差分を記憶する差分ゲインメモリとを設け、 該差分ゲインメモリに記憶されている差分ゲインに応じ
て、上記第1のビットシフタのビットシフト量を制御す
るようにしたことを特徴とする上記請求項1記載のデー
タアクイジション装置。 - 【請求項3】 上記正規化回路は、 上記第1のビットシフタから出力されるデジタルバース
トデータ中の絶対値で最大と成るサンプルデータを所定
ビットまで上方にビットシフトするときのビットシフ量
を検出するビットシフト量検出回路と、 上記第1のビットシフタのからのサンプルデータを供給
して、上記ビットシフト量だけビットシフトする第2の
ビットシフタとを有することを特徴とする上記請求項1
又は請求項2記載のデータアクイジション装置。 - 【請求項4】 上記第2のビットシフタからの1デジタ
ルバーストデータ中のサンプルデータを加算平均する加
算平均回路を設け、 該加算平均回路の出力信号に基づいて信号強度データを
得るようにしたことを特徴とする上記請求項1、2又は
3記載のデータアクイジション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4023965A JPH05227080A (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | データアクイジション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4023965A JPH05227080A (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | データアクイジション装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05227080A true JPH05227080A (ja) | 1993-09-03 |
Family
ID=12125266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4023965A Pending JPH05227080A (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | データアクイジション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05227080A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112748689A (zh) * | 2020-12-30 | 2021-05-04 | 南京天际易达通信技术有限公司 | 一种猝发信号自动采集系统 |
-
1992
- 1992-02-10 JP JP4023965A patent/JPH05227080A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112748689A (zh) * | 2020-12-30 | 2021-05-04 | 南京天际易达通信技术有限公司 | 一种猝发信号自动采集系统 |
CN112748689B (zh) * | 2020-12-30 | 2022-01-04 | 南京天际易达通信技术有限公司 | 一种猝发信号自动采集系统 |
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