JPH05227039A - サブバンド符号器を有する符号化システム - Google Patents

サブバンド符号器を有する符号化システム

Info

Publication number
JPH05227039A
JPH05227039A JP4233700A JP23370092A JPH05227039A JP H05227039 A JPH05227039 A JP H05227039A JP 4233700 A JP4233700 A JP 4233700A JP 23370092 A JP23370092 A JP 23370092A JP H05227039 A JPH05227039 A JP H05227039A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
subband
bit
block
bits
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4233700A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3073333B2 (ja
Inventor
Raymond N J Veldhuis
ニコラス ヨハン フェルドゥーイス レイモンド
Der Waal Robbert G Van
ヘルブランド ファン デル ワール ロベルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Gloeilampenfabrieken NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Philips Gloeilampenfabrieken NV filed Critical Philips Gloeilampenfabrieken NV
Publication of JPH05227039A publication Critical patent/JPH05227039A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3073333B2 publication Critical patent/JP3073333B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M7/00Conversion of a code where information is represented by a given sequence or number of digits to a code where the same, similar or subset of information is represented by a different sequence or number of digits
    • H03M7/30Compression; Expansion; Suppression of unnecessary data, e.g. redundancy reduction
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S1/00Two-channel systems
    • H04S1/007Two-channel systems in which the audio signals are in digital form
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T9/00Image coding
    • G06T9/007Transform coding, e.g. discrete cosine transform
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/66Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission for reducing bandwidth of signals; for improving efficiency of transmission
    • H04B1/667Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission for reducing bandwidth of signals; for improving efficiency of transmission using a division in frequency subbands

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Discrete Mathematics (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 第一と第二の信号成分から構成される広帯域
デジタル信号をサブバンド符号化するためのサブバンド
符号器を含む符号化システムの改善。 【構成】 少なくとも第一と第二の信号成分(左と右)
により構成される広帯域デジタル信号をサブバンド符号
化するため、サブバンドに分割され、あるサブバンド
(m) におけるサブバンド信号成分は、あるビット数
(nmr,nml )により表されるq個の標本から成る信号ブロ
ックにより構成され、手段7により実行されるビット割
り当て段階の間に、手段(16.l, 16.r)において決定され
たビット要求(bmr,bml) の関数として得られ、決定手段
は、サブバンドSBm 内の信号成分lの一信号ブロックへ
のビット割り当てに先立ち、この信号ブロックへのビッ
ト要求bmlには無関係に、ビットを初期割り当てすべき
かどうかが決定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも第一の信号
成分と第二の信号成分とにより構成され、その各々は特
定の標本化周波数Fs により標本化される広帯域デジタ
ル信号、例えばデジタル・ステレオ音声信号<digital s
tereo audio singal> 、をサブバンド符号化<subband c
oding>(帯域分割符号化とも呼ぶ)するためのサブバン
ド符号器を有する符号化システムであって、このサブバ
ンド符号器は、この広帯域デジタル信号に応答して、標
本化周波数の減少<sampling frequency reduction>とい
う手段によって、M個のサブバンド信号を何組か生成す
るための信号分割手段<signal splitting means>を含
み、この信号分割手段は、この目的のために、周波数と
共に増大するバンド番号m(但し1≦m≦Mとする)を
有する連続した<successive>複数のサブバンドに、上記
広帯域ディジタル信号を分割し、そこでは各サブバンド
信号は少なくとも第一の信号成分と第二の信号成分とに
より構成され、上記符号化システムは更に、サブバンド
SBm における第一のサブバンド信号成分と第二のサブバ
ンド信号成分とを、順次ブロックごとに量子化するため
の量子化手段<quantizing means>を含み、量子化された
サブバンド信号の各信号成分は連続した信号ブロックを
有し、各信号ブロックにはq個の標本が含まれ、サブバ
ンドSBm における第一の量子化サブバンド信号成分と第
二の量子化サブバンド信号成分との対応する信号ブロッ
ク中のq個の標本は、それぞれnm1ビット及びnm2ビッ
トで表され、上記量子化手段は、こうするために、これ
らのサブバンドにおける対応する信号ブロックに対する
ビット要求<bit need>bを決定するために、ビット要求
決定手段<bit need determining means>を有し、このビ
ット要求bは、サブバンドSBにおける信号ブロック内の
標本を表すべきビット数に関連するものであり、また、
上記量子化手段は、サブバンドSBm 内の対応する信号ブ
ロックに対してビット数の値nm1及びnm2が得られるよ
うに、ビット要求決定手段でビット要求が決定されると
そのビット要求に応じて、サブバンドにおける信号ブロ
ックごとにそのブロック内の標本に、利用し得るビット
の量を割り当てるためのビット割り当て手段<bit alloc
ation means>を含んで成る符号化システムに関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような符号化システムは、ヨーロ
ッパ特許出願第 289.080号(特願昭第63-102,877号がこ
れに相当する)すなわち次の文献一覧表に掲げる文献
(1) に述べられている。オランダ国特許出願第 90.01.1
27号すなわち次の文献一覧表に掲げる文献(6a)には更
に、上記の符号化システムにおけるビット割り当ての実
現方法が述べられている。各サブバンドにおいて単一の
サブバンド信号、例えばモノラル信号がある場合と、二
個またはそれ以上の信号のある場合の何れにも関連があ
る。二個の信号はステレオ信号、三個の信号は左、中、
右の信号、四個の信号は四音源信号<quadraphonic sign
al> と考えても差支えない。なお、参照すべき従来の技
術として、上記を含む次の文献一覧表に掲げる文献があ
る。
【表1】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一つの目的
は、サブバンドのそれぞれが二個またはそれ以上のサブ
バンド信号で構成されるサブバンド信号について、これ
を符号化する際のビット割り当て方法を改善しようとす
るにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明による符号化システムは、上記量子化手段が
決定手段を有し、該決定手段は、信号ブロック内の標本
へのある数のビットの初期割り当て<initial allocatio
n>が、該信号ブロックに付属し且つビット要求決定手段
で決定されたビット要求とは無関係に、上記ビット割り
当て手段内で実行されるべきか否かを、サブバンドSBm
中の第一のサブバンド信号成分の信号ブロックに対して
決定するように、且つその決定に応じて第一制御信号を
発生するように設定されて成ること、及び上記ビット割
り当て手段が、この第一制御信号に応答して、その信号
ブロックの標本に対して、ある数のビットを初期割り当
てするように、そしてまた、サブバンドSBm 中の少なく
とも第二の信号成分の対応する信号ブロックの標本に対
しても同様に、少なくとも第二のサブバンド信号成分の
対応する信号ブロックのビット要求とは無関係に、ある
数のビットを初期割り当てするように設定されて成るこ
とを特徴とする。前記オランダ国特許出願すなわち文献
(6a)においては、ビット割り当て段階ではビットは前以
て信号ブロックに対して割り当ててよいと述べられてい
る。この結果として、その信号ブロックは、少なくとも
初期ビット割り当て<initial bitallocation>の段階で
割り当てられたビット数を含んでいるため確実に符号化
可能となる。しかし上記文献には、例えばサブバンドの
中に第一と第二のサブバンド信号成分の存在するステレ
オ信号の符号化に際し、これら二つのサブバンド信号成
分の初期ビット割り当てをどう行なうかはまだ述べられ
ていない。上記オランダ国特許出願には、単に、単一の
サブバンド信号について、初期ビット割り当てが必要か
どうかの決定を、信号ブロックの電力<power> vi (t)
、信号ブロックの遮蔽量子化電力<masked quantizing
power> wi (t) 、および当該サブバンド信号の先行信
号ブロックに対するビット割り当て手続きに基づいて行
い得ることを述べているに過ぎない。
【0005】本発明によれば、同一サブバンドにおける
対応する複数の信号ブロックのそれぞれに対する初期ビ
ット割り当て動作の間での相互作用が初めて実現できる
こととなる。すなわち対応する信号ブロックのうち一つ
に初期ビット割り当てが必要と決定されたら、少なくと
も第二の対応する信号ブロックにも初期ビット割り当て
される、という方法によって具体化されるのである。こ
の場合前以て二つまたはそれ以上のブロックに同数のビ
ットを割り当てるのが望ましい。実験の結果、このよう
な相互作用により符号化信号の音響知覚<auditory perc
eption> の向上することが判明している。
【0006】更に、仮にビット割り当て手続きの間、あ
るサブバンド信号に対しては如何なるビット割り当ても
必要ない場合が起こり得るとすれば、実際には三種類の
選択肢が存在する。すなわち決定手段としては、(a) ビ
ットを初期割り当てするか、(b) ビットを初期割り当て
しないか、(c) ビット割り当て手続き中全く割り当てし
ないか、の何れかを決定すればよい。さて、本発明では
上述した通り、もしサブバンド信号成分の少なくとも一
つで(a) が起こったとすれば、少なくとも二つのサブバ
ンド信号成分に対して予めビットを割り当てるべきこと
を前提としている。すなわち、本発明の基本概念は、少
なくともあるサブバンド中の対応するサブバンド信号成
分の一つで(a) が起こる場合には、相互作用が存在する
との仮定に基づいている。
【0007】この相互作用の概念は、必要に応じて(b)
の状況にも適用できる。少なくとも二つの対応するサブ
バンド信号成分が存在し、そのうち少なくとも一つに
(b) が起こると仮定した場合、状況(a) は何れについて
も起こらないので、これらサブバンド信号成分のすべて
に対して文献(6a)に述べた方法で(その後)ビットが割
り当てられることとなる。
【0008】量子化段階においてサブバンドを強調モー
ド<intensity mode>で符号化する場合、第一と第二のサ
ブバンド信号成分はこれを組合せて、組合せサブバンド
信号<combined subband signal> を形成する。二つのサ
ブバンド信号成分の組合せには各種の方法が存在する。
サブバンドにおける二つのサブバンド信号成分の組合せ
の記述については、オランダ国特許出願第 91.00.173号
すなわち文献(3) を参照されたい。この組合せサブバン
ド信号に対しては、各サブバンド信号にビット割り当て
を行なうに先立ち、初期ビット割り当てが必要になるか
も知れない。第一と第二のサブバンド信号成分に対して
上述したのと同様な方法を用いれば、この組合せサブバ
ンド信号に対して初期ビット割り当てが必要かどうかを
決定できそうである。ここでも、元来の第一と第二のサ
ブバンド信号成分から出発すれば、これら二つのサブバ
ンド信号成分のうち、何れか少なくとも一つに対して初
期ビット割り当てが必要かどうかが決定できる。必要と
決まれば、組合せサブバンド信号の信号ブロックに対し
予め複数のビットが割り当てられる。また一つのサブバ
ンド信号成分の信号ブロックに対しビット割り当てを行
なってはならないのかどうかも予め決定できるならば、
相互作用の概念を前記状況(b),(c) へと拡張することに
より、組合せサブバンド信号に対しても、組合せサブバ
ンド信号の信号ブロックに対する初期ビット割り当てを
すべきか否か、あるいは、この組合せサブバンド信号の
信号ブロックに対してビットを全く割り当てるべきでな
いか否か、を決定できるようにする必要がある。
【0009】本発明を、以下図1ないし図8を用いて実
施例を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
【実施例】図1に示すのは、ステレオ音声信号符号化の
ための符号化システムの一実施例である。例えば、音声
信号の左信号成分の16ビット標本が、入力1に対して標
本化周波数44kHz で加えられる。この音声信号はサブバ
ンド分割器<subband splitter>2に加わる。このサブバ
ンド分割器2は、M個のフィルター、すなわち一個の低
域通過フィルターLP、(M−2)個の帯域通過フィルターB
P、および一個の高域通過フィルターHPを用いて、上記
音声信号成分をM個のサブバンドに分割する。例えば、
Mは32である。これらM個の左サブバンド信号成分の標
本化周波数は、9で示したブロックの中でM分の1に減
少する。こうして得られた信号は、出力3.1, 3.2,…,
3.M に出現する。出力3.1 には、信号は最低域サブバン
ドSB1 として現れる。出力3.2 では、信号は最低域の次
のサブバンドSB2 として現れる。出力3.M では、信号は
最高域サブバンドSBM として現れる。出力 3.1ないし3.
Mにおける各信号は、16又はそれ以上の数、例えば24ビ
ットで表される標本の連続<successive samples>という
形態を有する。左サブバンド信号成分の標本は、こうし
て図1の 3.1ないし3.M に出現する。これら標本をl
[k]で標記する。
【0011】この音声信号の右信号成分の16ビット標本
は44kHz 標本周波数で入力11に現れる。この信号はサブ
バンド分割器12に加わり、ここでこの右音声信号成分
は、分割器2と同一機能のM個のフィルターによりM個
のサブバンドに分割される。結果として、M個の右サブ
バンド信号成分の標本化周波数は19と標記したブロック
内で減少する。こうして得られた信号が出力 13.1 ない
し 13.M に出現する。出力13.1では最低域サブバンドSB
1 が、また出力13.Mでは最高域サブバンドSBM からの信
号が得られる。これらの信号は、分割器2の出力 3.1な
いし3.M に現れた信号と同様のビット数を有する標本の
形をとる。これら標本をr[k]で標記する。
【0012】図9には、これら各サブバンドごとの二つ
の信号成分を時間軸に対しプロットしてある。各サブバ
ンドにおける二つの信号成分における連続する標本の信
号の流れが、結合して各q個の標本から成る信号ブロッ
ク<q-sample signal blocks>を形成するのは図9に示す
通りである。ここでqの値は、例えば12である。
【0013】この実施例において、各サブバンドSB1
いしSBM はすべて同一帯域幅を有する。しかしこのこと
は必要条件ではない。例えば従来技術に関する文献一覧
表に掲げる文献(4) で Krasnerが議論しているように、
各周波数領域において人の聴覚システムの可聴帯域幅<c
ritical bands of the human auditory system> にほぼ
対応するような帯域幅を有するサブバンドに分割する方
法もあり得る。
【0014】サブバンド分割器2および12の動作は、既
に論じ尽くされているので、これ以上議論しない。関連
する従来技術の文献には文献一覧表に掲げる文献(1),
(4),および(5) があるので、必要に応じて引用する。
【0015】左サブバンド信号成分のq個の連続標本か
ら成る各信号ブロックは、対応する量子化回路<quantiz
er> Q1lないしQMlに加えられる。量子化回路Qmlにお
いて、一個の信号ブロック内の標本は16よりも少ないn
mlビットから成る量子化標本へと量子化される。
【0016】同様に、右サブバンド信号成分の各信号ブ
ロックは対応する量子化回路Q1rないしQMrに加えられ
る。量子化回路Qmrにおいて、信号ブロック内の標本は
量子化され、16よりも少ないnmrビットから成る量子化
標本が得られる。
【0017】量子化に先立ち、一個の信号ブロック内の
q個の標本は先ず正規化される。この正規化は、これら
q個の標本の振幅をこの信号ブロック内で最大の絶対値
を有する標本の振幅で割算することで行なう。信号ブロ
ック内で最大の振幅を有する標本の振幅によりスケール
因子<scale factor>SFが定まる(文献(2) 参照)。次
に、こうして正規化した標本の振幅(今や−1 ないし+
1 の範囲にある)が量子化される。
【0018】この量子化は、従来技術の文献(2) におい
て議論し尽くされているので、同文献の第24図、第25図
および第26図と関連記述を参照されたい。
【0019】サブバンドSB1 ないしSBM における左信号
成分の量子化標本は、その後それぞれの出力 4.1ないし
4.M に出現する。サブバンドSB1 ないしSBM における右
信号成分の量子化標本は、それぞれの出力14.1ないし1
4.Mに出現する。
【0020】出力 3.1ないし3.M は、一方ではビット要
求決定手段<bit need determiningmeans>6に属するユ
ニット16.lの入力 5.1ないし5.M に接続される。同様
に、出力13.1ないし13.Mはビット要求決定手段6に属す
るユニット16.rの入力15.1ないし15.mに接続される。こ
れらユニット16.lと16.rは、サブバンドSB1 ないしSBM
内の左右サブバンド信号成分に関して次々に出現するq
標本信号ブロックのそれぞれに対するビット要求bml
mrを決定する。このビット要求bmlとbmrは、サブバ
ンドmにおける左右信号成分の一つのq標本信号ブロッ
クにおける計q個の標本を量子化すべきビット数に関連
した数である。
【0021】ビット要求決定手段6により得られるビッ
ト要求b1lないしbMl及びb1rないしbMrはビット割り
当て手段7に加えられる。このビット割り当て手段7
は、ビット要求に基づき、実際のビット割り当て数とし
てn1lないしnMl及びn1rないしnMrを決定するが、こ
れらにより、サブバンド信号SB1 ないしSBM における左
右のサブバンド信号成分から成る対応信号ブロックの、
q個の標本が量子化される。ビット数n1lないしnMl
対応する制御信号は導線 8.1ないし8.M によりそれぞれ
の量子化回路Q1lないしQMlに加えられ、これにより量
子化回路は左信号成分の標本を適切なビット数で量子化
することが可能になる。ビット数n1rないしnMrに対応
する制御信号は、導線18.1ないし18.Mによりこれらに接
続する量子化回路Q1rないしQMrに加えられ、こうして
上記と同様に、これら量子化回路は右信号成分の標本を
適切なビット数で量子化することが可能になる。
【0022】参照文献の(6a)と(6b)には、このビット要
求決定手段6とビット割り当て手段7の動作が克明に述
べられている。
【0023】文献(6a)と(6b)には、電力<power> vml
マグニチュード<magnitude> wmlとが左サブバンド信号
成分の対応する信号ブロックから如何にして得られる
か、ビット要求bmlがマグニチュードwmlとスケール因
子SFmlとから如何にして得られるかが述べられている。
ここでマグニチュードwmlは、サブバンドSBm における
左サブバンド信号成分の信号ブロック内の遮蔽量子化雑
音の電力<the power ofmasked quantization noise>を
表す。同様に、ユニット16.rでは、電力vmrとマグニチ
ュードwmrとが、右サブバンド信号成分の対応する信号
ブロックにおける標本から作られ、ビット要求bmrがマ
グニチュードwmrとスケール因子SFmrから作られる。こ
こでマグニチュードwmrは、サブバンドSBm における右
サブバンド信号成分の信号ブロック内の遮蔽量子化雑音
の電力を表す。
【0024】これらの文献には次いで、ビット割り当て
手段7におけるビット割り当て動作が、主にモノラル信
号について述べられている。ここで述べられているビッ
ト割り当てアルゴリズムにおいては、算定されたビット
要求b1 ないしbM から出発して、利用可能なビット数
Bを、そのサブバンドの対応する信号ブロック内のあら
ゆる標本にわたって分配し、その結果としてビット数n
1 ないしnM が得られる。ここで述べられた方法におい
ては常に、ある回数の周期的な動作で最大ビット要求b
i が決定され、それに従って当該サブバンドSBi の信号
ブロックに対して、標本当りp個のビットが割り当てら
れる。サブバンドSBi における信号ブロックへの最初の
ビット割り当てにおいては、pは例えば2である。後の
段階で、同じサブバンドiの信号ブロックに対してビッ
トが再び割り当てられる場合にはpの値はもっと小さ
い。例えばp=1となる。
【0025】上記文献には、ビット割り当て手段7によ
りステレオ信号の処理も可能と述べられている。この場
合二つの選択肢がある。第一の選択肢は次の通り。
【0026】この選択肢では、ビット割り当ては、左右
のサブバンド信号成分が別々に行なわれる。前述の方法
ではビット割り当てのためBの値が用いられた。その場
合のBは利用可能ビット数である。当然のこととして、
1lないしnMlの算定には利用可能ビット数の丁度半分
をBとして採用する。他の半分のビット数は、右サブバ
ンド信号のビット割り当てでn1rないしnMrを得るのに
用いる。
【0027】第二の選択肢では、第一の選択肢で左右の
サブバンド信号へのビット割り当てを別々に行なったの
と異なり、b1lないしbMlとb1rないしbMrとの計2M個
のビット要求を、ユニット7と類似のビット割り当てユ
ニットに加える。このユニットにおいて、n1lないしn
Mlとn1rないしnMrとの計2M個の数は、モノラル信号に
ついて二つの文献で述べたのと同様の方法で、実際に利
用可能なビット総数Bから得られる。
【0028】上記(6a)(6b)の文献には、本符号化システ
ムに含まれるのと同様の決定手段の実施例が述べられて
いる。これらの決定手段を用いると、各信号ブロックへ
の初期ビット割り当てを数個のサブバンドで行なうこと
が可能になる。これについては、上記文献の第11図ない
し第14図を参照されたい。上記文献には、サブバンドの
対応する信号ブロックの符号化が行なわれる引き続く時
間間隔において、電力v1 ないしvm 、およびマグニチ
ュードw1 ないしwm に基づき、ある信号ブロックに対
して初期ビット割り当てを行なうべきか否か、またはそ
のブロックへは一切ビット割り当てを行なってはならな
いのか、を如何にして決定できるかが述べられている。
【0029】上記の方法は当然、サブバンド信号成分に
別々に適用でき、従って、ステレオ信号についても、初
期ビット割り当ての必要の有無、およびある信号ブロッ
クへのビット割り当ての最終要否の決定に利用できる。
【0030】図2は本発明に基づく決定手段の一実施例
を示す。本実施例は破線で囲んだ二個のセクション20.1
と20.2とを含む。これら二個のセクションは同形であ
る。セクションの一つ例えば20.1については前記文献に
既に述べられているので、それら文献の第11図を参照さ
れたい。このセクション20.1について、その動作を以下
に述べる。この記述は本出願の図3、図4および図5に
示した状態に基づいて行なう。
【0031】図3、図4および図5に示したのは、ある
サブバンドiにおけるサブバンド信号成分の信号ブロッ
クが引き続いている状態であって、このサブバンドの信
号成分に対してはビットが予め割り当てられている状態
とそうでない状態とがある。図示した引き続く時間間隔
ΔT において、M個のサブバンドの対応する信号ブロッ
クが処理される。各時間間隔ごとに、各サブバンドSBi
におけるサブバンド信号成分について電力vi (t) およ
びマグニチュードwi (t) が決定される。サブバンドSB
i における第一サブバンド信号成分についてvi1とwi1
が算定される。ここでvi1(t) がwi1(t) を超えていれ
ば、何ビットかが予めサブバンドSBi の第一サブバンド
信号成分に割り当てられる。図3から明らかなように、
この状態はt=t1 以前の状態である。図2のセクショ
ン20.1の回路により、vi1とwi1の大小に基づいて制御
信号が発生し、これらの信号により、第一サブバンド信
号成分について初期ビット割り当てをすべき場合にはSR
フリップ・フロップ140 の出力が「高」または「論理
1」となり、ビット割り当て不要の場合SRフリップ・フ
ロップ141 の出力が「高」となり、初期ビット割り当て
不要の場合計数器142の出力が「高」となる。この後者
の場合、第一サブバンド信号成分に対してビットを割り
当てても構わないが、この割り当ては後の段階、すなわ
ち上記文献の図5に示した方法によりブロック54および
多分ブロック56においても行なわれる。
【0032】t=t1 の時点で、vi1(t) はwi1(t) よ
りも小さくなる。比較器143 の出力144 は今や「低」と
なり、一方同じ比較器の出力145 は「高」となる。この
「高」信号はORゲート147 を介して ANDゲート148 に加
わり、その結果クロック・パルスが周波数f(=1/ΔT)で
ANDゲート149 へと通過する。一個の「高」信号がイン
バータ150 を介して ANDゲート149 のもう一つの入力に
加わるので、クロック・パルスは入力151 へ通過する。
このクロック・パルスに応答して、計数器142は、図3
に示したように初期カウント5(十進数)からカウント
ダウンを開始する。計数器142 の出力は依然低なので、
フリップ・フロップ140 の状態は変化せず、従って初期
ビット割り当てが継続する。
【0033】ΔT 時間後に、vi1(t) が再びwi1(t) を
超える。比較器143 の出力144 は再び「高」となり、OR
ゲート152 を介して計数器142 のセット入力に加算命令
<ascending edge>が与えられたことを意味する。計数器
142 のカウントは再び5(十進数)にセットされる。t
2 の時点で、図3に見るように、vi1(t) はwi1(t)よ
りも小さくなる。vi1(t) のwi1(t) よりも小さい時間
が今や十分長く続くため計数器142 はカウント0(十進
数)に復帰する。これが図3に示すt=t3 の時点であ
る。この瞬間、計数器142 の出力は「高」となる。フリ
ップ・フロップ140 は今や復帰<reset> する。インバー
タ150 と ANDゲート149 は計数器142 の計数を阻止し計
数はカウント0を持続する。
【0034】今やビットが第一サブバンド信号成分に予
め割り当てられることは、もはやない。t=t4 の時点
で、vi1(t) は再びwi1(t) を超える。計数器142 はカ
ウント5にリセットされ、その上フリップ・フロップ14
0 がセットされて、ビットは再び初期割り当てされる。
【0035】図4のaに示した状況では、計数器142 が
"0" までカウントダウンするに至らないのに、vi1
あるしきい値vthr の下に下がっている。t=t5 の時
点では、比較器143 の出力145 は再び「低」となり出力
146 は「高」となる。インバータ153 が ANDゲート154
の一つの入力に「高」信号を与えるので、出力146 の
「高」信号は、 ANDゲート154 とORゲート147 とを経由
して ANDゲート148 へと通過する。計数器142 は依然カ
ウントを続ける。こうして初期ビット割り当て段階<pha
se> はカウントが0(十進数)に達するまで持続する。
ここで計数器142の出力が短時間<briefly> 上昇する。
これに伴い、フリップ・フロップ141 が、ANDゲート155
を介してセット状態になる。フリップ・フロップ141
の高い出力信号が ANDゲート156 とORゲート152 を経由
して、計数器142 のセット入力<setinput> に加わり、
これを受けて142 はカウント5(十進数)へ跳躍する。
のみならず、計数器142 のそれ以上のカウントダウン動
作は阻止される、というのはインバータ153 から ANDゲ
ート154 の一つの入力に対して「低」信号が加わるから
である。t6 の時点以降、この第一サブバンド信号成分
には如何なるビットも割り当てられない。
【0036】図4のbに示した状況においては、v
i1(t) がvthr とwi1(t) との間の領域に十分長い時間
留まっていたため、「初期ビット割り当て無し<non-ini
tial bitallocation>」段階が開始している。t7 の時
点で、vi1がvthr より小さくなる。この瞬間、出力14
5 は「低」にまた出力146 は「高」に変化する。
【0037】この瞬間、フリップ・フロップ141 は AND
ゲート155 を介してセット状態になり、計数器142 は A
NDゲート156 とORゲート152 を介して、カウント5にリ
セットされる。こうして計数器142 の出力は「低」にな
り、フリップ・フロップ141の出力は再び「高」にな
る。第一サブバンド成分には如何なるビットも割り当て
られない。
【0038】図5に示した状態では、vi1(t) が再び増
大する。t8 の時点で、vi1(t) はvthr を超過する。
出力145 は「高」となるため計数器142 はカウンドダウ
ン動作可能になる。一つの時間間隔 (ΔT)後、vi (t)
は再びvthr より小さくなる。出力146 は再び「高」と
なるので、計数器は、AND ゲート156 とORゲート152を
介して、カウント5にリセットされる。vi (t) が十分
長い時間vthr を超えると、計数器142 は0までカウン
トダウンする筈である。t=t9 の時点で、計数器142
の出力は「高」になる。フリップ・フロップ141 は、イ
ンバータ158 から ANDゲートに「高」信号が与えられる
ため、リセット状態になり、この瞬間に「ビット割り当
て無し」の段階は終結し、「初期ビット割り当て無し」
状態に移行する。
【0039】以上セクション20.1を説明した。セクショ
ン20.2の動作は完全に同一である。セクション20.2の回
路はセクション20.1と同一であり、両者の対応する素子
の参照番号は、それぞれ1と2で始まるが以下の数値は
同一である。従って上述の動作により、セクション20.1
と20.2は、第一と第二のサブバンド信号成分に対し、そ
れらのためにどんな種類の初期ビット割り当て段階が必
要かを、それぞれ独立に決定できる。しかし本発明によ
れば、相互作用が導入できそれは図2右端の回路25で実
現する。この回路25にはORゲート30があり、これに対し
てフリップ・フロップ140 と240 の出力信号が加わる
が、これらの信号はともにサブバンドSB1の二つの信号
成分のための「初期ビット割り当て段階<initial bit a
llocationphase>」を明示している。ORゲート30の出力
信号IBA は、もし「高」なら初期ビット割り当て段階が
二つのサブバンド信号成分の双方に対して有効であるこ
とを明示する。これは、フリップ・フロップ140 または
240 の何れか、またはこれら双方が「高」出力信号を有
する場合である。ORゲート30の出力は、インバータ32を
介して、AND ゲート34, 36, 38および40の各一つの入力
に結合している。このORゲート30の出力が「高」なら
ば、AND ゲート34, 36, 38および40はインバータ32を介
して閉塞され何れも「低」出力信号を出す。
【0040】計数器142 の出力は ANDゲート34の第二入
力に結合している。計数器242 の出力は ANDゲート38の
第二入力に結合している。フリップ・フロップ141 の出
力はANDゲート36の第二入力に結合し、フリップ・フロ
ップ241 の出力は ANDゲート40の第二入力に結合してい
る。
【0041】フリップ・フロップ140 と240 の出力がと
もに「低」の場合、計数器142 またはフリップ・フロッ
プ141 の出力は「高」であり、計数器242 またはフリッ
プ・フロップ241 の出力は「高」であり、そしてORゲー
ト30の出力は「低」である。従って回路25の各 ANDゲー
トは閉塞を解除され、計数器142 および242 の出力、な
らびにフリップ・フロップ141 および241 の出力にそれ
ぞれ出現する制御信号"noIBA1", "noIBA2", "noBA1",及
び "noBA2"の各 ANDゲート通過が可能になる。ANDゲー
ト34または38の何れかの出力が「高」である場合、この
ことは、第一または第二のサブバンド信号成分の何れか
について初期ビット割り当てが行なわれないが、しかし
多分後のビット割り当てにおいては当該サブバンド信号
成分に対してビットが割り当てられるかも知れないこと
を意味している。AND ゲート36または40の出力が「高」
ならば、そのことは、これに対応する第一または第二の
サブバンド信号成分の何れかについて、如何なるビット
割り当ても起こらないことを意味する。
【0042】図2に示した決定手段は図1に示したシス
テムのユニット6に含めてもよい。その場合、ユニット
6からユニット7に向って各サブバンドごとに五本の信
号線が存在し、これらの上をORゲート30並びに ANDゲー
ト34, 36, 38及び40の出力信号がユニット7に転送され
る。別案として、決定手段はユニット7に含めてもよ
い。その場合、ユニット6と7の間には四本の信号線が
存在し、それらの上を、ユニット6の各サブバンドに対
して決定されるvi1、wi1、vi2およびwi2の各値が決
定手段に転送され得るようになっている。
【0043】ユニット7においては、決定手段からの制
御信号を考慮に入れながら、サブバンドの信号ブロック
に対して適切な初期ビット割り当てを行なう。
【0044】図6には第二実施例を示すがこれは図2に
示した実施例と酷似している。図6の決定手段もセクシ
ョン20.1と20.2を含む。しかしセクション25は別構造で
あるため25' で示してある。サブバンドSBi の二個のサ
ブバンド信号成分に対して初期ビット割り当てを行なう
ための制御信号IBA は、セクション25’により図2と同
一の方法で、すなわちORゲート30により生成される。セ
クション25’には更にORゲート50が含まれ、ここで計数
器142 と242 の出力信号が結合される。ORゲート50の出
力は、直接 ANDゲート34の入力と、またインバータ52を
介して ANDゲート36の入力とそれぞれ結合している。更
にORゲート30の出力は、インバータ32を介して ANDゲー
ト34および36の各第二入力に結合している。
【0045】ORゲート30の出力が「低」である場合、AN
D ゲート34は閉塞を解除され、ORゲート50の信号はこの
ANDゲート34を介して通過可能である。この "noIBA"信
号が「高」である場合、そのことは、これら二個のサブ
バンド信号成分の各信号ブロックには初期ビット割り当
てが無いことを明示する。二個のORゲート30と50の出力
がともに「低」であるならば ANDゲート36の出力におけ
る信号は「高」となり、この場合二個のサブバンド信号
成分の各信号ブロックには1ビットたりとも割り当てら
れない。
【0046】第三の実施例は図示していないが簡単に説
明する。この第三の実施例は図2の実施例と多くの類似
点があるが、異なるのはセクション25が存在せず、代わ
りに最大値決定回路<maximum value determinator>を設
けていることである。この最大値決定回路には、第一入
力を介して計数器142 のカウントが、また第二入力を介
して計数器242 のカウントが供給される。この最大値決
定回路はこれら二個のカウントのうち何れか高い方を判
定しこれを出力とする。この出力は計数器142および242
の各負荷入力<load input>に結合している。各符号化
動作終了後、すなわち各時間間隔ΔT ごとに二個のカウ
ントのうち高い方が双方の計数器に蓄積される。従って
出力信号"IBA1"と"IBA2"は常に同一である。同じこと
が、出力信号"noIBA1", "noIBA2", "noBA1",及び"noBA
2" についても成立する。
【0047】図7には更に別の実施例を示す。比較器14
3 と243 はここでも図2の同様の参照番号を有する比較
器を同一である。図7に示した決定手段には、更に図2
のセクション20.1を含んでいる。比較器143,243 および
セクション20.1の間には結合手段65が介在している。比
較器143 と243 の出力146 と246 はこの構成では用いら
れない。比較器143 と243 の出力144 と244 はORゲート
70で結合される。ORゲート70の出力は、一方ではORゲー
ト152 に接続され、他方ではインバータ71を介して AND
ゲート72, 73および76の各第一入力に接続される。比較
器143 と243 の出力145 と245 は、それぞれ ANDゲート
72と73の第二入力に接続される。これらANDゲート72と7
3の出力は、一個のORゲート74に結合される。ORゲート7
4の出力は、一方ではORゲート147 の入力に接続し、他
方ではインバータ75を介して ANDゲート76の第二入力に
接続される。この ANDゲート76の出力はインバータ158
および ANDゲート154 と156 に接続される。フリップ・
フロップ140 と141 の出力および計数器142 の出力は、
こうして制御信号"IBA","noBA"及び"noIBA" を生成し、
これらがこの決定手段におけるビット割り当てに用いら
れる。
【0048】図8に示すのは本符号化システムの一部
で、ここではあるサブバンドの中の二つのサブバンド信
号成分が強調モード<intensity mode>で符号化できる。
サブバンドSBp の第一のサブバンド信号成分の各q標本
信号ブロックが入力端子310 に加わる。第二のサブバン
ド信号成分、すなわちサブバンドSBp の右サブバンド信
号成分の各q標本信号ブロックは入力端子311 に加わ
る。lで標示した左サブバンド信号成分はユニット312
および除算器<divider>314に加わる。ユニット312にお
いては、左サブバンド信号成分の各信号ブロックごとに
一個のスケール因子<scale factor>SFl が決定される。
このスケール因子は例えば、対象信号ブロックの最大標
本の振幅に等しい。除算器314 において、この信号ブロ
ックのすべての標本が、このスケール因子SFl によって
割算される。正規化された標本l[k](ただしkは1
ないしq)がこうして除算器314 の出力に出現する。こ
れらの標本l[k]は数え上げ計数器<upcounter> とし
て設計された信号結合ユニット316 の第一入力に加わ
る。rで標示した右サブバンド信号成分はユニット313
と除算器315 の双方に加わる。ユニット313 において、
この右サブバンド信号成分の各信号ブロックに対して一
個のスケール因子SFr が決定され、このスケール因子は
この場合もその信号ブロックの最大標本の振幅に等し
い。除算器315 において、この信号ブロックのすべての
標本はこのスケール因子SFr によって割算される。除算
器315 の出力には正規化された標本r[k]が出現し、
これらが信号結合ユニット316 の第二入力として加わ
る。この場合もkは1ないしqに変化する。別の除算器
317 において標本の和l[k+]r[k]が2で割算さ
れる。こうして得られた標本は量子化回路318 に加わ
る。
【0049】ビット要求決定手段6およびビット割り当
て手段7において、サブバンドSBpの中の組合せサブバ
ンド信号の信号ブロックにおける標本を、例えば文献(6
a)及び(6b)に述べた方法で表すためのビット数npcが決
定される。量子化回路318 で量子化された組合せサブバ
ンド信号ブロックは、次いで伝送媒体323 の入力320に
加わる。また、左右のサブバンド信号成分の信号ブロッ
クに対応したスケール因子SFl 及びSFr もそれぞれ量子
化回路336 及び337 で量子化された後、伝送媒体323 の
入力319 と322 にそれぞれ加わる。更に、量子化された
組合せサブバンド信号の標本ブロックにおける各標本を
表すためのビット数を示す割り当て情報<allocation in
formation>npcが、量子化回路335 で量子化された後、
伝送媒体323 の入力321 に加えられる。上述の方法は、
サブバンドSBp の左右の信号成分において引き続き出現
する対応信号ブロックについて反復される。
【0050】伝送媒体323 は、例えば無線伝送チャネル
など無線の形態でもよい。しかし、別の媒体も可能であ
る。関連して考えられるものとして、光伝送、例えば光
ファイバーまたはコンパクト・ディスクのような光記憶
媒体による伝送、もしくは磁気記憶媒体による伝送、例
えばRDATやSDATのような、記憶再生技術を用いてもよ
い。
【0051】伝送媒体323 の受信端においては、入力32
6 を介して量子化復元回路329 に加えられた量子化標本
のデータ流<data stream> と、これも入力325 経由で量
子化復元回路<dequantizer> 329 に加えられた割り当て
情報npcとから、サブバンドSBp の組合せサブバンド信
号のq標本信号ブロックが得られる。この方法は文献
(2) に詳しく述べられている。こうして得られた標本は
次いで乗算器330 と331に加わる。スケール因子情報が
これも伝送媒体323 経由で受信器に加わるデータ流から
得られる。このスケール因子情報はスケール因子SFl
SFr を含み、これらもそれぞれ入力327 と328 を経由し
て乗算器330 と331 に加わる。乗算器330と331 におい
て、組合せサブバンド信号の信号ブロックにおける各標
本には、それぞれSFl とSFr が掛算される。サブバンド
SBp の左右のサブバンド信号成分は次いでそれぞれの出
力332 と333 に出現する。
【0052】本システム(強調モード)で用いられる決
定手段は図6か図7のものでよい。もっと一般的には次
のようにも言える。
【0053】もし決定手段が初期ビット割り当ての要否
のみを決定するためのものであるなら、すなわち、サブ
バンドSBp 内の第一のサブバンド信号成分と第二のサブ
バンド信号成分を強調モードで符号化するためのもので
あるなら、二個の制御信号、すなわち"IBA" と"noIBA"
の両信号のみを生成する決定手段が利用可能であり、こ
れら両信号により組合せサブバンド信号へのビット割り
当てが決定できる。
【0054】もし決定手段に選択肢として、初期ビット
割り当て(IBA) 、初期ビット割り当て無し(noIBA) 、ビ
ット割り当て無し(noBA)の三種類がある場合には、サブ
バンドSBp の第一と第二の信号成分を強調モードで符号
化するには、三種類の制御信号、すなわち"IBA", "noIB
A"および"noBA"を生成できる決定手段しか用いられず、
これら信号が組合せサブバンド信号へのビット割り当て
を最終決定するという順序になる。
【0055】これまで論じてきた各実施例では、あらゆ
る場合に第一と第二の信号成分から成る広帯域デジタル
信号の符号化を扱うと仮定してきた。例えば左右の信号
成分から成るステレオ信号などである。しかしこの広帯
域デジタル信号は三個またはそれ以上の信号成分から成
ることもあり得る。信号成分が三個という場合、考えら
れるのは左、中、および右の成分である。この左右の信
号成分は(中域周波数および)高域周波数信号でこれら
がステレオ構成における(中域周波数および)高域周波
数拡声器に加わることとしてもよい。中信号の成分は低
域周波数の左右信号成分の和であってこれらは例えばス
テレオ(中域周波数および)高域周波数拡声器の間の中
央位置に置かれたウーファーに加わるとしてもよい。四
個の信号成分の場合は、例えば四音源信号<quadraphoni
c signal> を考えてもよい。
【0056】本発明を三信号成分(左、中、右)を含む
広帯域デジタル信号に適用するとすれば、仮に第一制御
信号が左信号成分のために生成されるとしたなら、第一
の場合としてビットは予めサブバンドの左右の信号成分
の対応する信号ブロックに対して、右信号成分のビット
要求には無関係に割り当てられるか、または第二の場合
としてビットは予め対応する信号ブロックの三個すべて
に対して、すなわち中信号成分の対応する信号ブロック
に対しても、右および中信号成分のビット要求には無関
係に割り当てられることになる。
【0057】第一の場合、左右の信号成分の間には相互
作用があり、従ってこれら信号成分はステレオ信号につ
いて前述した方式で扱われ得る。この場合中信号は独立
になる。この信号成分について如何なる形態のビット割
り当てを行なうべきかの決定は、文献(6a)に述べた方式
で行なえばよい。
【0058】第二の場合、三信号成分の間に相互作用が
ある。この応用で述べたステレオ信号の方法を単に拡張
するだけで、これら三信号成分は本発明に基づく符号化
システムによって符号化できる。
【0059】広帯域デジタル信号が四信号成分、例えば
四音源信号として、第一信号成分(左前)第二信号成分
(右前)、第三信号成分(左後)および第四信号成分
(右後)から成る場合、四種類の相互作用があり得る。
【0060】第一の可能性は、四信号成分すべての間で
の相互作用であり、もし信号成分の一つに対して初期ビ
ット割り当てが必要な場合、残りの三個の信号成分につ
いても初期ビット割り当てを行なうという方法である。
【0061】第二の可能性は、第一と第二の信号成分の
間で、ステレオ信号の符号化で前述したのと同一の相互
作用を起こさせることである。この場合第三と第四の信
号成分はそれと独立である。れら各信号成分へ如何なる
形態のビット割り当てを行なうかは、これも文献(6a)に
述べた方法で決定すればよい。
【0062】第三の可能性は、第一の相互作用は第一と
第二の信号成分の間で起こり、第二の相互作用は第三と
第四の信号成分の間で起こるという場合である。これら
二種類の相互作用は互いに独立であってよいし、またそ
れぞれはステレオ信号の符号化で前述した相互作用と同
一である。
【0063】あらゆる場合に、前述の各回路は簡単な拡
張により、四信号成分から成る広帯域デジタル信号の符
号化に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る符号化システムを示す図
である。
【図2】図2は、本発明による決定手段の第一実施例を
示す図である。
【図3】図3は、一つのサブバンド信号成分の一つの信
号ブロックにおける各種の割り当て段階の1つを、その
ブロックの電力vi の関数として示す図である。
【図4】図4は、一つのサブバンド信号成分の一つの信
号ブロックにおける各種の割り当て段階の1つを、その
ブロックの電力vi の関数として示すもう1つの図であ
る。
【図5】図5は、一つのサブバンド信号成分の一つの信
号ブロックにおける各種の割り当て段階の1つを、その
ブロックの電力vi の関数として示す更にもう1つの図
である。
【図6】図6は、本発明による決定手段の第二実施例を
示す図である。
【図7】図7は、本発明による決定手段の第三実施例を
示す図である。
【図8】図8は、サブバンドSBp の第一と第二のサブバ
ンド信号成分の強調モードでの符号化システムを示す図
である。
【図9】図9は、q標本の信号ブロックにより構成され
る左右のサブバンド信号成分を時間に対してプロットし
たものを示す図である。
【符号の説明】
1,11 標本信号のサブバンド分割器への入力 2,12 サブバンド分割器 3.1,---,3.M, 13.1,---,13.M サブバンド分割器の出力 4.1,---,4.M, 14.1,---,14.M 量子化標本信号の出力 5.1,---,5.M, 15.1,---,15.M ビット要求決定手段への
入力 6 ビット要求決定手段 7 ビット割当て手段 9,19 サブバンド信号成分の標本化周波数減少器 20.1,20.2 決定手段(のうちの、同形の一つのセクシ
ョン) 25 相互作用を導入する回路 30,147,152,247,252 ORゲート 32,150,153,158,250,253,258 インバータ 34,36,38,40,149,154,155,156,159,249,254,255,256,25
9 ANDゲート 140,141, 240,241 フリップ・フロップ 142,242 計数器 143,243 比較器 BP 帯域通過フィルター HP 高域通過フィルター LP 低域通過フィルター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロベルト ヘルブランド ファン デル ワール オランダ国 5621 ベーアー アインドー フェンフルーネヴァウツウェッハ 1

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第一の信号成分と第二の信号
    成分とにより構成され、その各々は特定の標本化周波数
    s により標本化される広帯域デジタル信号、例えばデ
    ジタル・ステレオ音声信号、をサブバンド符号化するた
    めのサブバンド符号器を有する符号化システムであっ
    て、 このサブバンド符号器は、この広帯域デジタル信号に応
    答して、標本化周波数の減少という手段によって、M個
    のサブバンド信号を何組か生成するための信号分割手段
    を含み、 この信号分割手段は、この目的のために、mを1≦m≦
    Mとするとき、周波数と共に増大するバンド番号mを有
    する連続した複数のサブバンドに、上記広帯域ディジタ
    ル信号を分割し、そこでは各サブバンド信号は少なくと
    も第一の信号成分と第二の信号成分とにより構成され、 上記符号化システムは更に、サブバンドSBm における第
    一のサブバンド信号成分と第二のサブバンド信号成分と
    を、順次ブロックごとに量子化するための量子化手段を
    含み、 量子化されたサブバンド信号の各信号成分は連続した信
    号ブロックを有し、各信号ブロックにはq個の標本が含
    まれ、サブバンドSBm における第一の量子化サブバンド
    信号成分と第二の量子化サブバンド信号成分との対応す
    る信号ブロック中のq個の標本は、それぞれnm1ビット
    及びnm2ビットで表され、 上記量子化手段は、こうするために、これらのサブバン
    ドにおける対応する信号ブロックに対するビット要求b
    を決定するために、ビット要求決定手段を有し、このビ
    ット要求bは、サブバンドSBにおける信号ブロック内の
    標本を表すべきビット数に関連するものであり、また上
    記量子化手段は、サブバンドSBm 内の対応する信号ブロ
    ックに対してビット数の値nm1及びnm2が得られるよう
    に、ビット要求決定手段でビット要求が決定されるとそ
    のビット要求に応じて、サブバンドにおける信号ブロッ
    クごとにそのブロック内の標本に、利用し得るビットの
    量を割り当てるためのビット割り当て手段を含んで成る
    符号化システムにおいて、 上記量子化手段は決定手段を有し、該決定手段は、信号
    ブロック内の標本へのある数のビットの初期割り当て
    が、該信号ブロックに付属し且つビット要求決定手段で
    決定されたビット要求とは無関係に、上記ビット割り当
    て手段内で実行されるべきか否かを、サブバンドSBm
    の第一のサブバンド信号成分の信号ブロックに対して決
    定するように、且つその決定に応じて第一制御信号を発
    生するように設定されて成ること、及び上記ビット割り
    当て手段は、この第一制御信号に応答して、その信号ブ
    ロックの標本に対して、ある数のビットを初期割り当て
    するように、そしてまた、サブバンドSBm 中の少なくと
    も第二の信号成分の対応する信号ブロックの標本に対し
    ても同様に、少なくとも第二のサブバンド信号成分の対
    応する信号ブロックのビット要求とは無関係に、ある数
    のビットを初期割り当てするように設定されて成ること
    を特徴とする符号化システム。
  2. 【請求項2】 上記ビット割り当て手段は、第一制御信
    号に応答して、サブバンドSBm における少なくとも二つ
    の対応する信号ブロックの標本に対して、該少なくとも
    二つの信号ブロックのビット要求には無関係に、同数の
    ビットを初期割り当てするよう設定されて成ることを特
    徴とする請求項1に記載の符号化システム。
  3. 【請求項3】 上記決定手段は、サブバンドSBn 内の一
    つの信号ブロックに対して、該信号ブロック中の標本へ
    のビット割り当てを、ビット割り当て手段で実現すべき
    ではないと前以て決定するように、且つその決定に応答
    して第二の制御信号を発生するように設定されて成るこ
    と、 上記決定手段は更に、もしサブバンドSBn 内の対応する
    少なくとも二つの信号ブロックに対してビットを全く割
    り当ててはならないならば、その場合に限り、該第二の
    制御信号を発生するように設定されて成ること、及び上
    記ビット割り当て手段は、該第二の制御信号に応答し
    て、少なくとも二つの対応する信号ブロックの何れに対
    しても、ビットを割り当てないよう設定されて成ること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の符号化システム。
  4. 【請求項4】 サブバンドSBp の少なくとも一つに対し
    強調モードで符号化するために、上記量子化手段が、サ
    ブバンド内の第一のサブバンド信号成分と第二のサブバ
    ンド信号成分との対応する標本を組合せて組合せサブバ
    ンド信号を得るように、且つ該組合せサブバンド信号を
    ブロックごとに順次量子化するように設定され、 こうして量子化された組合せサブバンド信号が、各q個
    の標本から成る信号ブロックにより構成され、 該量子化された組合せサブバンド信号の一つの信号ブロ
    ック内のq個の標本は、その各々がnpcビットで表され
    て成る請求項1、2又は3に記載の符号化システムにお
    いて、 上記決定手段は、サブバンドSBp 内の組合せサブバンド
    信号の一つの信号ブロックに対して、第一の制御信号を
    生成するように、或いは生成しないように設定され、ま
    た上記ビット割り当て手段は、第一の制御信号に応答し
    て、サブバンドSBp 内の組合せサブバンド信号の上記信
    号ブロックの標本に対して、ある数のビットを初期割り
    当てするように設定されて成ることを特徴とする符号化
    システム。
  5. 【請求項5】 上記決定手段は、サブバンドSBp 内の組
    合せサブバンド信号の一つの信号ブロックに対して、第
    二の制御信号を導くように、或いは導かないように設定
    され、また上記ビット割り当て手段は、第二の制御信号
    に応答して、組合せサブバンド信号の標本に対してはビ
    ットを割り当てないように設定されて成ることを特徴と
    する請求項4に記載の符号化システム。
JP04233700A 1991-09-02 1992-09-01 サブバンド符号器を有する符号化システム Expired - Fee Related JP3073333B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL91202221:7 1991-09-02
EP91202221 1991-09-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05227039A true JPH05227039A (ja) 1993-09-03
JP3073333B2 JP3073333B2 (ja) 2000-08-07

Family

ID=8207852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04233700A Expired - Fee Related JP3073333B2 (ja) 1991-09-02 1992-09-01 サブバンド符号器を有する符号化システム

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5491773A (ja)
EP (1) EP0530916B1 (ja)
JP (1) JP3073333B2 (ja)
KR (1) KR100263599B1 (ja)
AT (1) ATE139385T1 (ja)
DE (1) DE69211452T2 (ja)
SG (1) SG46402A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1168577A (ja) * 1997-08-09 1999-03-09 Nec Corp 符号化音声復号装置
US6931372B1 (en) 1999-01-27 2005-08-16 Agere Systems Inc. Joint multiple program coding for digital audio broadcasting and other applications

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995016263A1 (fr) * 1993-12-07 1995-06-15 Sony Corporation Procede, dispositif et support concernant le traitement de l'information
JP3404837B2 (ja) * 1993-12-07 2003-05-12 ソニー株式会社 多層符号化装置
KR960012475B1 (ko) * 1994-01-18 1996-09-20 대우전자 주식회사 디지탈 오디오 부호화장치의 채널별 비트 할당 장치
KR0134318B1 (ko) * 1994-01-28 1998-04-29 김광호 채널간의 마스킹특성을 고려한 비트할당장치 및 그 방법과 복호화장치
US5784532A (en) 1994-02-16 1998-07-21 Qualcomm Incorporated Application specific integrated circuit (ASIC) for performing rapid speech compression in a mobile telephone system
DE69529222T2 (de) * 1994-05-02 2003-10-09 Koninkl Philips Electronics Nv Einrichtung und verfahren zum kodieren eines digitalen signals mit mindestens einer ersten und einer zweiten digitalen signalkomponente
FR2721461B1 (fr) * 1994-06-16 1996-09-06 France Telecom Signal formé d'une pluralité de fréquences porteuses orthogonales organisé de façon à simplifier la réception d'un des signaux source le composant, procédé d'émission et récepteur correspondants.
EP0721257B1 (en) * 1995-01-09 2005-03-30 Daewoo Electronics Corporation Bit allocation for multichannel audio coder based on perceptual entropy
CN1110955C (zh) * 1995-02-13 2003-06-04 大宇电子株式会社 自适应地编码来自多条通道的输入数字音频信号的装置
US5956674A (en) * 1995-12-01 1999-09-21 Digital Theater Systems, Inc. Multi-channel predictive subband audio coder using psychoacoustic adaptive bit allocation in frequency, time and over the multiple channels
US5826227A (en) * 1995-12-18 1998-10-20 Lucent Technologies Inc. Hiding a source identifier within a signal
JP3092653B2 (ja) * 1996-06-21 2000-09-25 日本電気株式会社 広帯域音声符号化装置及び音声復号装置並びに音声符号化復号装置
DE19628293C1 (de) 1996-07-12 1997-12-11 Fraunhofer Ges Forschung Codieren und Decodieren von Audiosignalen unter Verwendung von Intensity-Stereo und Prädiktion
DE69722973T2 (de) * 1997-12-19 2004-05-19 Stmicroelectronics Asia Pacific Pte Ltd. Verfahren und gerät zur phasenschätzung in einem transformationskodierer für hochqualitätsaudio
EP1050113B1 (en) * 1997-12-27 2002-03-13 STMicroelectronics Asia Pacific Pte Ltd. Method and apparatus for estimation of coupling parameters in a transform coder for high quality audio
DE19959156C2 (de) * 1999-12-08 2002-01-31 Fraunhofer Ges Forschung Verfahren und Vorrichtung zum Verarbeiten eines zu codierenden Stereoaudiosignals
EP1953736A4 (en) * 2005-10-31 2009-08-05 Panasonic Corp STEREO CODING DEVICE AND METHOD FOR PREDICTING STEREO SIGNAL
US20110282674A1 (en) * 2007-11-27 2011-11-17 Nokia Corporation Multichannel audio coding

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2389277A1 (fr) * 1977-04-29 1978-11-24 Ibm France Procede de quantification a allocation dynamique du taux de bits disponible, et dispositif de mise en oeuvre dudit procede
US4184049A (en) * 1978-08-25 1980-01-15 Bell Telephone Laboratories, Incorporated Transform speech signal coding with pitch controlled adaptive quantizing
CA1253255A (en) * 1983-05-16 1989-04-25 Nec Corporation System for simultaneously coding and decoding a plurality of signals
US4688246A (en) * 1985-12-20 1987-08-18 Zenith Electronics Corporation CATV scrambling system with compressed digital audio in synchronizing signal intervals
NL8700985A (nl) * 1987-04-27 1988-11-16 Philips Nv Systeem voor sub-band codering van een digitaal audiosignaal.
NL8901032A (nl) * 1988-11-10 1990-06-01 Philips Nv Coder om extra informatie op te nemen in een digitaal audiosignaal met een tevoren bepaald formaat, een decoder om deze extra informatie uit dit digitale signaal af te leiden, een inrichting voor het opnemen van een digitaal signaal op een registratiedrager, voorzien van de coder, en een registratiedrager verkregen met deze inrichting.
US5341457A (en) * 1988-12-30 1994-08-23 At&T Bell Laboratories Perceptual coding of audio signals
NL9000338A (nl) * 1989-06-02 1991-01-02 Koninkl Philips Electronics Nv Digitaal transmissiesysteem, zender en ontvanger te gebruiken in het transmissiesysteem en registratiedrager verkregen met de zender in de vorm van een optekeninrichting.
EP0400222A1 (en) * 1989-06-02 1990-12-05 ETAT FRANCAIS représenté par le Ministère des Postes, des Télécommunications et de l'Espace Digital transmission system using subband coding of a digital signal
US5367608A (en) * 1990-05-14 1994-11-22 U.S. Philips Corporation Transmitter, encoding system and method employing use of a bit allocation unit for subband coding a digital signal

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1168577A (ja) * 1997-08-09 1999-03-09 Nec Corp 符号化音声復号装置
US6931372B1 (en) 1999-01-27 2005-08-16 Agere Systems Inc. Joint multiple program coding for digital audio broadcasting and other applications

Also Published As

Publication number Publication date
SG46402A1 (en) 1998-02-20
EP0530916A3 (en) 1994-06-01
DE69211452D1 (de) 1996-07-18
EP0530916A2 (en) 1993-03-10
KR930007106A (ko) 1993-04-22
ATE139385T1 (de) 1996-06-15
US5491773A (en) 1996-02-13
JP3073333B2 (ja) 2000-08-07
DE69211452T2 (de) 1996-11-28
KR100263599B1 (ko) 2000-08-01
EP0530916B1 (en) 1996-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05227039A (ja) サブバンド符号器を有する符号化システム
DE69629369T2 (de) Verfahren zum kodieren wellenförmiger daten
JP3277692B2 (ja) 情報符号化方法、情報復号化方法及び情報記録媒体
EP0738441B1 (en) Encoding and decoding of a wideband digital information signal
JP3277679B2 (ja) 高能率符号化方法と高能率符号化装置及び高能率復号化方法と高能率復号化装置
JP2000004163A (ja) オーディオ符号化のための動的ビット割り当て方法及び装置
JP3186292B2 (ja) 高能率符号化方法及び装置
JPH0675590A (ja) 知覚モデルに基づく音声信号符号化方法とその装置
JPH0629859A (ja) デジタル入力信号符号化方法
JP2931696B2 (ja) サブバンドコーダを有するエンコーディングシステム及びエンコーディングシステムを有するトランスミッタ
KR100330288B1 (ko) 부호화방법및장치,복호화장치
EP0665547B1 (en) Encoding and decoding system
US5850418A (en) Encoding system and encoding method for encoding a digital signal having at least a first and a second digital component
JPH0846518A (ja) 情報符号化方法及び復号化方法、情報符号化装置及び復号化装置、並びに情報記録媒体
JP3277699B2 (ja) 信号符号化方法及び装置並びに信号復号化方法及び装置
KR100952065B1 (ko) 부호화 방법 및 장치, 및 복호 방법 및 장치
JPH08328592A (ja) 音声信号処理回路
US7343292B2 (en) Audio encoder utilizing bandwidth-limiting processing based on code amount characteristics
JPH08307281A (ja) 非線形量子化方法及び非線形逆量子化方法
JPH07168593A (ja) 信号符号化方法及び装置、信号復号化方法及び装置、並びに信号記録媒体
JP2002162996A (ja) オーディオ信号符号化方法、オーディオ信号符号化装置、音楽配信方法、および、音楽配信システム
JPH09102742A (ja) 符号化方法および装置、復号化方法および装置、並びに記録媒体
JP3413691B2 (ja) 情報符号化方法及び装置、情報復号化方法及び装置、並びに情報記録媒体及び情報送信方法
JPH09135173A (ja) 符号化装置および符号化方法、復号化装置および復号化方法、伝送装置および伝送方法、並びに記録媒体
JP3513879B2 (ja) 情報符号化方法及び情報復号化方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees