JPH05226998A - 1方向スイッチング回路、双方向スイッチング回路 、3端子スイッチング回路、及び、点火配電回路 - Google Patents

1方向スイッチング回路、双方向スイッチング回路 、3端子スイッチング回路、及び、点火配電回路

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JPH05226998A
JPH05226998A JP4236270A JP23627092A JPH05226998A JP H05226998 A JPH05226998 A JP H05226998A JP 4236270 A JP4236270 A JP 4236270A JP 23627092 A JP23627092 A JP 23627092A JP H05226998 A JPH05226998 A JP H05226998A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 その1つは発光、受光ダイオード・ペアーや
変圧器等の絶縁手段を使わずに条件付きながら絶縁し、
連続して順バイアスできる様にすることである。 【構成】 例えば、内蔵ダイオードを持つN・MOS型
の両トランジスタ2のゲート同士、ソース同士をそれぞ
れ接続した双方向スイッチにおいて、そのソースにダイ
オード5のカソードを接続し、そのアノードに直流電源
1のプラス端子を接続し、そのマイナス端子にスイッチ
3を接続し、スイッチ3がオンのとき直流電源1が両ト
ランジスタ2をオフ制御する閉回路とコンデンサ6を充
電する閉回路を形成し、スイッチ3がオフのときコンデ
ンサ6が両トランジスタ2を順バイアスする閉回路を形
成したことを特徴としている。このことによって、条件
付きながら各スイッチ端子st100、st200と直
流電源1は完全に絶縁され、コンデンサ6は連続して両
トランジスタ2を順バイアスすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技 術 分 野】この明細書には第1〜第3の発明が
開示されている。第1の本発明は、発光、受光ダイオー
ドのペアーや変圧器などのアイソレーション手段を使わ
ずに条件付きながら完全にアイソレーション駆動するこ
とができ、しかも、直流電源を使って条件付きながら連
続して順バイアスすることができる1方向スイッチング
回路、双方向スイッチング回路および3端子スイッチン
グ回路、そして、その双方向スイッチング回路を利用し
て所定の点火コイルつまり点火用放電ギャップを選択で
きる点火配電回路に関する。第1の本発明の1方向スイ
ッチング回路、双方向スイッチング回路および3端子ス
イッチング回路をアナログ・スイッチ(=アナログ・ゲ
ート)、絶縁スイッチ、あるいは、ディジタル・スイッ
チ(ディジタル・ゲート)等として使うことができる。
もちろん、その双方向スイッチング回路とその双方向の
3端子スイッチング回路などを交流スイッチとして使う
ことも可能である。従って、第1の本発明を3端子スイ
ッチ、電力変換装置、リレー、電子交換機などの分野に
利用することもできる。第2の本発明は、前述のアイソ
レーション手段を使わずに直流電源を使って条件付きな
がら連続して順バイアスすることができ、しかも、条件
付きながらその順バイアス・エネルギーを何回でも補給
することができる1方向スイッチング回路と双方向スイ
ッチング回路、そして、その双方向スイッチング回路を
利用した点火配電回路に関する。第3の本発明は、直流
電源を使って条件付きながらその順バイアス・エネルギ
ーを何回でも補給することができる1方向スイッチング
回路と双方向スイッチング回路、及び、この双方向スイ
ッチング回路を利用した点火配電回路に関する。これら
の双方向スイッチング回路などを利用すると、容易に、
回路中の所定のインダクタンス又はキャパシタンスを変
えたり、抵抗あるいは負荷を換えたり、等することがで
きる。このため、その応用分野はいろいろあるが、例え
ば、共振型電力変換回路と、これを応用した共振型スイ
ッチング電源と点火回路などがある。特に、複数の点火
コイルのうちから少なくとも1つを選ぶことができる電
子配電機能付き点火回路などに本発明は大いに役に立
つ。
【0002】
【背 景 技 術】図2〜図7に従来の双方向スイッチ
ング回路を6つ示す。また、図2、図4、図6の各回路
において、一方のトランジスタ2を取り外して他方のト
ランジスタ2にダイオード(図示せず。)を直列接続す
れば、その回路は1方向スイッチング回路になる。 参照:特開昭55−136720号、 特開昭55−
136721号、実開昭57−178735号、 特
開昭59−149421号、特開昭62−195917
号、 特開平1−259620号。
【0003】図2、図3の各回路ではスイッチ端子(s
t3〜st6)側と入力端子(it1〜it4)側が変
圧器12によってアイソレーションされ、しかも、各両
入力端子(it1〜it4)からゲート順バイアス電圧
を供給されるので、各両スイッチ端子(st3〜st
6)の電位が変動してもそのオン制御は影響を受けない
し、そのオン期間を長く取れる、という利点がこれらの
回路などにある。一方、その供給を止めれば、簡単に、
しかも、安定してそのオフ制御を行うことができる、と
いう利点も図2、図3の回路などにある。尚、コンデン
サ16は平滑コンデンサであるが、トランジスタ2のタ
ーン・オフ時にコンデンサ16を完全に放電させなけれ
ばならないので、エネルギー損失、スイッチング速度の
面からその静電容量をあまり大きくできない。
【0004】しかしながら、変圧器12を用いたアイソ
レーション駆動方法では、装置の小型、軽量化の要求か
らその順バイアス時に各両入力端子(it1〜it4)
に高い周波数の交流電圧(周期的なパルス電圧列なども
含む。)を印加するので、専用の交流電源が必要であ
る。だから、直流電源で駆動できれば便利である。ただ
し、その順バイアス時に各両入力端子(it1〜it
4)に幅の広い単一パルス電圧を印加して順バイアスす
る方法もあるが、その順バイアスの間その変圧器12が
飽和して逆起電力が発生しなくなるのを防ぐためにはそ
のインダクタンスを大きくする必要があるので、変圧器
12は前述の場合より大きく重くなってしまう。しか
も、その次の順バイアスのためにその励磁エネルギーを
引き抜いて準備する必要があり、その励磁エネルギーが
損失となる。従って、変圧器を使わずに直流電源を使っ
てアイソレーション駆動することが望まれる。あるい
は、アイソレーションできなくても変圧器を使わずに直
流電源で駆動することが望まれる。こういう問題点が図
2、図3の各回路と前述の図2の回路を変形した1方向
スイッチング回路に有る。 ( 問 題 点 )
【0005】図4、図5の各回路ではスイッチ端子(s
t7〜st10)側と入力端子(it5〜it8)側が
各発光ダイオード群14と各受光ダイオード群13によ
ってアイソレーションされ、しかも、各発光ダイオード
群14から順バイアス、逆バイアスの光エネルギーが供
給される。このため、各両スイッチ端子(st7〜st
10)の電位が変動してもそのオン、オフ制御は影響を
受けないし、そのオン期間を長く取れるし、ノーマリィ
・オン型スイッチング手段も使える、という利点が図
4、図5の回路などにある。
【0006】しかしながら、発光、受光ダイオードのペ
アーを用いたアイソレーション駆動方法では、通常の回
路に比べて動作温度範囲が狭く、温度による特性変化が
大きく、低エネルギー変換効率のためエネルギー損失が
多く、受光ダイオードの出力電流が小さく、ターン・オ
ン、ターン・オフ速度が遅い。従って、発光、受光ダイ
オードのペアーを使わずにアイソレーション駆動するこ
とが望まれる、という問題点が図4、図5の各回路と前
述の図4の回路を変形した1方向スイッチング回路に有
る。 ( 問 題 点 )
【0007】図6、図7の各回路ではスイッチ端子(s
t11〜st14)側と入力端子(it9〜it12)
側がコンデンサ15、17によって直流的にはアイソレ
ーションされている。そして、そのオン駆動のとき、高
い周波数の交流電圧(周期的なパルス電圧列なども含
む。)が各両入力端子(it9〜it12)に入力さ
れ、ダイオード100がこの交流電圧を整流してトラン
ジスタ2にゲート順バイアス電圧を供給する。一方、そ
のオフ駆動のとき、その交流電圧の入力が止まれば抵抗
101、102がそのゲート・ソース間静電容量を放電
し、トランジスタ2がターン・オフする。尚、抵抗10
1の値をゼロにして、そのオン駆動のとき、各両入力端
子(it9〜it12)に直流電圧を印加する方法もあ
るが、コンデンサ15、17がその際に充電されてしま
うと、両充電電圧が邪魔になってトランジスタ2を連続
して順バイアスしたり、トランジスタ2に順バイアス・
エネルギーを補給したりできなくなるから、そのオン状
態の維持が不安定になってしまう。しかも、そのゲート
順バイアス電圧を効率良く供給するにはコンデンサ1
5、17の静電容量をそのゲート・ソース間静電容量に
比べて大きくする必要があり、各スイッチ端子と各入力
端子の間のインピーダンスが小さくなってしまう。
【0008】しかしながら、交流的にはアイソレーショ
ンされておらず、各双方向スイッチング回路がオンのと
き、各スイッチ端子(st11〜st14)と各入力端
子(it9〜it12)はコンデンサ15又17によっ
て交流的に導通状態にあるから、入力端子側の回路とス
イッチ端子側の回路が互いに影響し合ってしまう。しか
も、各スイッチ端子側の電位が変動すると、各スイッチ
端子側と各入力端子側との間に電流が流れるため、その
ゲート順バイアス電圧が変化し、そのオン制御が影響を
受けてしまう。
【0009】この事について詳しく述べる。入力端子側
の駆動用電源とスイッチ端子側の主電源が各双方向スイ
ッチング回路部を除いて直流的にも交流的にも絶縁され
ているなら、つまり、そういう風に絶縁された2つの電
源を使うことが許されるなら、その双方向スイッチング
回路などにアイソレーション機能を持たす必要は全く無
い。なぜなら、その双方向スイッチング回路部で両電源
が接続状態になっても両者間の電流経路はその片道1つ
しか無いから電流は両者間を全く流れない、からであ
る。電流が流れるためには往復2つの電流経路が必要で
ある。通常の回路ではその駆動用電源とそのスイッチ端
子側の主電源は各双方向スイッチング回路部を除いても
直流的あるいは交流的に接続されていたり、両電源が共
通であったりするから、すでにこの部分に1つの電流経
路が存在する。そこへその双方向スイッチング回路部に
もう1つの交流電流の経路ができると、往復の電流経路
すなわち閉回路が形成され、各スイッチ端子の電位が変
動すればスイッチ端子側と入力端子側の間に電流が流れ
てしまう。
【0010】また、仮に、その電位変動の周波数がその
駆動交流の周波数の10分の1であっても、その変動電
圧がその駆動電圧の10倍だと、どちらも時間当りの電
圧変化は同じだから、その電位変動電流がその駆動電流
と同じ位コンデンサ15に流れることになる。この様な
例として、図8の様に直列インバータ回路を利用した主
電源電圧400ボルトの点火回路において、電子配電の
ため点火コイル(点火用昇圧変圧器)43を双方向スイ
ッチング回路で切り換える場合、各スイッチ端子の電位
が転流コンデンサ44の充放電、もしくは、スイッチ4
1、42の切り換えに伴って変動する例が挙げられる。
さらに、各点火コイル43又は転流コンデンサ44の小
型、軽量化のためにその共振周波数を上げれば、その影
響はもっと大きくなる。
【0011】だからこそ、そのスイッチング回路がオン
の間、各スイッチ端子の電位が変動してしまう回路条件
の場合には交流的にも完全にアイソレーションしてその
一方の電流経路を断つ必要があるのである。そのオンの
間、その電位が変動しないなら、アイソレーション機能
を持つ双方向スイッチング回路を使う必要は無い。(
参照:特開平3−56073号の第32図の回路 ) 従って、交流的にもアイソレーションした駆動が望まれ
る、という問題点が図6、図7の各回路と前述の図6の
回路を変形した1方向スイッチング回路に有る。 ( 問 題 点 )
【0012】また、その順バイアス時に各両入力端子
(it1〜it4)に高い周波数の交流電圧(周期的な
パルス電圧列なども含む。)を印加するので、専用の交
流電源が必要である。直流電源で駆動できれば便利であ
るが、前述の様に連続して順バイアスできなかったり、
あるいは、順バイアス・エネルギーを補給できなかった
りするのも困る。従って、直流電源を使って連続して順
バイアスしたり、あるいは、直流電源を使って順バイア
ス・エネルギーを補給したり、できることが望まれる、
という問題点が図6、図7の各回路などに有る。 ( 問 題 点 )
【0013】そこで、第1の本発明は、発光、受光ダイ
オードのペアーや変圧器などのアイソレーション手段を
使わずに条件付きながらも完全にアイソレーション駆動
することができ、しかも、直流電源を使って条件付きな
がら連続して順バイアスすることができる1方向スイッ
チング回路を提供することを目的としている。そして、
この1方向スイッチング回路を利用した双方向スイッチ
ング回路、3端子スイッチング回路および点火配電回路
を提供することも目的としている。
【0014】また、第2の本発明は、前述のアイソレー
ション手段を使わずに直流電源を使って条件付きながら
連続して順バイアスすることができ、しかも、条件付き
ながらその順バイアス・エネルギーを何回でも補給する
ことができる1方向スイッチング回路を提供することを
目的としている。そして、この1方向スイッチング回路
を利用した双方向スイッチング回路と点火配電回路を提
供することも目的としている。
【0015】さらに、第3の本発明は、直流電源を使っ
て条件付きながらその順バイアス・エネルギーを何回で
も補給することができる1方向スイッチング回路を提供
することを目的としている。そして、この1方向スイッ
チング回路を利用した双方向スイッチング回路と点火配
電回路を提供することも目的としている。
【0016】
【発 明 の 開 示】以下、第1〜第3の本発明を順
々に開示する。先ず、第1の本発明は、第1のスイッチ
ング手段の制御端子と共に駆動信号入力用に対を成す主
端子に第1の非可制御スイッチを接続して可制御な1方
向スイッチを構成し、第2のスイッチング手段と第2の
非可制御スイッチが直流電源を挟むようにこれらを方向
を揃えて直列接続し、前記第2のスイッチング手段がオ
ンのとき前記第1のスイッチング手段がオフ制御される
第1の閉回路を形成し、前記第2のスイッチング手段が
オンのとき前記直流電源がエネルギーを蓄積するエネル
ギー蓄積手段に前記第2の非可制御スイッチを介してエ
ネルギーを供給する第2の閉回路を形成し、前記第2の
スイッチング手段がオフのとき前記エネルギー蓄積手段
がその放出エネルギーによって前記第1のスイッチング
手段を順バイアスする第3の閉回路を形成した1方向ス
イッチング回路である。
【0017】このことによって、前記第2のスイッチン
グ手段がオンで、前記第1のスイッチング手段がオフの
とき、一方のスイッチ端子となる前記第1の非可制御ス
イッチの開放端電位がこの非可制御スイッチがオンとな
る電位にならない限り、そして、他方のスイッチ端子と
なる前記第1のスイッチング手段の開放された第2の主
端子の電位がこのスイッチング手段が逆電圧に対して導
通(破壊も含む。)となる電位にならない限り、前記両
スイッチ端子と、前記制御端子、前記(第1の)主端
子、前記直流電源および前記第2のスイッチング手段な
どの駆動回路側との間は絶縁状態となる。尚、『前記第
1のスイッチング手段がオフのとき逆電圧に対して導通
する』の意味は、MOS・FETの様に両主端子間に逆
向きダイオードがある場合、バイポーラ・トランジス
タ、SIT、SIサイリスタの様に逆阻止能力が無い場
合、そして、IGBTが破壊された場合に導通すること
である。逆阻止型GTOサイリスタなら問題無い。一
方、前記第2のスイッチング手段がオフで、前記第1の
スイッチング手段がオンのとき、どちらの前記スイッチ
端子の電位も前記第2の非可制御スイッチがオンとなる
電位にならない限り、前記両スイッチ端子、前記制御端
子およぴ前記主端子などの1方向スイッチ側と、前記直
流電源の間は絶縁状態となる。従って、『どちらの前記
スイッチ端子の電位も、前記第1の非可制御スイッチの
オン又は前記第1のスイッチング手段の逆向き導通と、
前記第2の非可制御スイッチのオンが成立する電位にな
らない限り』という条件付きながら、前記両スイッチ端
子と前記直流電源は完全にアイソレーションされる、と
いう効果が第1の本発明にある。 ( 第 1 の 効 果 )
【0018】それから、前記直流電源を使っているにも
かかわらず、前記第2のスイッチング手段がオフで、前
記エネルギー蓄積手段が前記第1のスイッチング手段を
順バイアスする際、『前記エネルギー蓄積手段にエネル
ギーが蓄えられている限り』という条件付きながら、前
記エネルギー蓄積手段は前記第1のスイッチング手段を
連続して順バイアスすることができる、という効果も第
1の本発明にある。 ( 第 2 の 効 果 )尚、前記エネルギー蓄積手
段のエネルギー蓄積容量は図2、図3の各コンデンサ1
6等と違っていくら大きくても構わないから、その蓄積
エネルギーを充分に大きくすることができる。そんな訳
で、第1の本発明は、発光、受光ダイオードのペアーや
変圧器などのアイソレーション手段を使わずに条件付き
ながら完全にアイソレーション駆動することができ、し
かも、直流電源を使って条件付きながら連続して順バイ
アスすることができる1方向スイッチング回路を提供す
ることができる。
【0019】そして、追加される効果としてシールド効
果がある。前記直流電源の電源端子を一定電位に固定す
れば、例えば、アースすれば、その1方向スイッチング
回路がオフのとき、両前記スイッチ端子の間にある前記
制御端子と前記主端子は前記第2のスイッチング手段な
どによって一定電位に固定される。だから、オフ時の両
スイッチ端子間の絶縁インピーダンスが無視できない場
合でも両スイッチ端子間を直接電流が流れることはな
い。こういう効果が第1の本発明の1方向スイッチング
回路(と請求項17又は19記載の双方向スイッチング
回路と請求項20記載の3端子スイッチング回路)など
にある。 ( 追加される効果 )
【0020】また、第1の本発明が請求項2、3、4、
8、9、10又は11記載の1方向スイッチング回路な
どの場合、前記エネルギー蓄積手段にキャパシタンス手
段(例えば、コンデンサ等。)が使われるからIC化す
るのに都合が良い。 ( 追加される効果 )
【0021】さらに、第1の本発明が請求項5記載の1
方向スイッチング回路などの場合、前記第2のスイッチ
ング手段がオンのとき、前記直流電源が同項記載中のキ
ャパシタンス手段とインダクタンス手段(例えば、コイ
ル等。)両方にエネルギーを供給し、前記第2のスイッ
チング手段がオフのとき、そのキャパシタンス手段とイ
ンダクタンス手段の直列回路が前記第1のスイッチング
手段を強力に順バイアスする。これによって、前記直流
電源の電圧が小さいためにそのキャパシタンス手段の充
電電圧が不足して、そのキャパシタンス手段だけでは前
記第1のスイッチング手段に充分なゲート順バイアス電
圧を供給できない場合でも、そのインダクタンス手段が
少なくともその不足電圧分のエネルギーを供給して前記
第1のスイッチング手段を完全にターン・オンさせるこ
とができる、という効果が第1の本発明に追加される。 ( 追加される効果 )
【0022】それから、第1の本発明が請求項12、1
3又は14記載の1方向スイッチング回路などの場合、
前記第2のスイッチング手段がターン・オフすると、同
項記載中のインダクタンス手段が前記第1のスイッチン
グ手段を類バイアスするのであるが、エネルギー蓄積手
段にキャパシタンス手段を使う場合に比べて次の効果が
ある。前記直流電源の電圧が足りなくて、これが前記第
1のスイッチング手段が必要とする順バイアス電圧より
小さい電圧にしか前記キャパシタンス手段を充電できな
い場合でも、前記インダクタンス手段なら、その蓄積エ
ネルギーが充分である限り、充分な順バイアス電圧を前
記第1のスイッチング手段に供給することができる、と
いう効果がそれである。 ( 追加される効果 )
【0023】ところで、第1の本発明の1方向スイッチ
ング回路を利用すると、簡単に種々の双方向スイッチン
グ回路を構成することができる。これらが請求項17、
18又は19記載の双方向スイッチング回路である。ま
た、第1の本発明の1方向スイッチング回路または双方
向スイッチング回路を2つ組み合わせると簡単に種々の
3端子スイッチング回路を構成することができる。これ
が請求項20、21又は22記載の双方向スイッチング
回路である。その上、点火コイル(点火用昇圧変圧器)
の2次コイルに点火用放電ギャップを接続し、その1次
コイルと第1の本発明の双方向スイッチング回路を直列
接続した直列回路を所定の数だけ並列接続すれば、所定
の点火コイルすなわち点火用放電ギャップを選択できる
点火配電回路を簡単に構成することができる。これが請
求項23記載の点火配電回路である。尚、これらの回路
を組む際、組み合わせる個々の1方向スイッチング回路
は同じである必要は無い、違ってても良い。
【0024】次に、第2の本発明は、第1のスイッチン
グ手段に第1の非可制御スイッチを並列に設けて1方向
可制御2方向スイッチを構成し、前記第1のスイッチン
グ手段の制御端子と共に駆動信号入力用に対を成す主端
子に第2の非可制御スイッチを接続して可制御な1方向
スイッチを構成し、2方向に対して電流を制限する第1
の電流制限手段と第2のスイッチング手段が直流電源を
挟むようにこれらを直列接続し、前記第2のスイッチン
グ手段がオンのとき前記第1のスイッチング手段がオフ
制御される第1の閉回路を形成し、前記第2のスイッチ
ング手段がオンのとき前記直流電源がエネルギーを蓄積
するエネルギー蓄積手段に前記第1の電流制限手段を介
してエネルギーを供給する第2の閉回路を形成し、前記
第2のスイッチング手段がオフのとき前記エネルギー蓄
積手段がその放出エネルギーによって前記第1のスイッ
チング手段を順バイアスする第3の閉回路を形成し、前
記第2のスイッチング手段がオフで前記第3のスイッチ
ング手段がオンのとき前記直流電源が前記第1の電流制
限手段と前記第1又は第2の非可制御スイッチを介して
前記エネルギー蓄積手段にエネルギーを供給する第4の
閉回路を形成した1方向スイッチング回路である。
【0025】このことによって、前記第2のスイッチン
グ手段がオンのとき、前記第1のスイッチング手段がオ
フ制御され、同時に、前記直流電源が前記エネルギー蓄
積手段にエネルギーを供給する。一方、前記第2のスイ
ッチング手段がオフのとき、前記エネルギー蓄積手段が
前記第1のスイッチング手段を順バイアスする。従っ
て、前述のアイソレーション手段を使わないで前記直流
電源を使っているにもかかわらず、『前記エネルギー蓄
積手段にエネルギーが蓄えられている限り』という条件
付きながら、前記エネルギー蓄積手段は前記第1のスイ
ッチング手段を連続して順バイアスすることができる、
という効果が第2の本発明にある。 ( 第 1 の 効 果 )それから、『前記第2のス
イッチング手段がオフであっても、前記第3のスイッチ
ング手段がオンであれば』という条件付きながら、前記
直流電源を使って前記エネルギー蓄積手段に順バイアス
用のエネルギーを補給することができる。だから、そう
いう条件を揃えれば、前記第1のスイッチング手段がオ
ンであっても、前記直流電源を使って前記エネルギー蓄
積手段を介して前記第1のスイッチング手段に何回でも
順バイアス・エネルギーを補給することができる。 ( 第 2 の 効 果 )もちろん、前記第2のスイ
ッチング手段がオンのときもエネルギー供給は有る。こ
のため、前記第1のスイッチング手段のオン期間をいく
らでも引き延ばすことが可能になる。
【0026】そして、追加される効果としてシールド効
果がある。前記直流電源の電源端子を一定電位に固定す
れば、例えば、アースすれば、その1方向スイッチング
回路がオフのとき、両スイッチ端子(前記第1、第2の
非可制御スイッチの直列回路の両端)の間にある前記制
御端子と前記主端子は前記第2のスイッチング手段など
によって一定電位に固定される。だから、オフ時の両ス
イッチ端子間の絶縁インピーダンスが無視できない場合
でも両スイッチ端子間を直接電流が流れることはない。
こういう効果が第2の本発明の1方向スイッチング回路
(と請求項32又は34記載の双方向スイッチング回
路)などにある。 ( 追加される効果 )
【0027】ところで、第2の本発明の1方向スイッチ
ング回路を利用すると、簡単に種々の双方向スイッチン
グ回路を構成することができる。これらが請求項32、
33又は34記載の双方向スイッチング回路である。そ
の上、点火コイル(点火用昇圧変圧器)の2次コイルに
点火用放電ギャップを接続し、その1次コイルと第2の
本発明の双方向スイッチング回路を直列接続した直列回
路を所定の数だけ並列接続し、全部の第3のスイッチン
グ手段を共通化して1つにすれば、所定の点火コイルす
なわち点火用放電ギャップを選択できる点火配電回路を
簡単に構成することができる。これが請求項35記載の
点火配電回路である。尚、これらの回路を組む際、組み
合わせる個々の1方向スイッチング回路は同じである必
要は無い、違ってても良い。
【0028】最後に、第3の本発明は、電圧駆動型の第
1のスイッチング手段に第1の非可制御スイッチを並列
に設けて1方向可制御2方向スイッチを構成し、前記第
1のスイッチング手段の制御端子と共に駆動信号入力用
に対を成す主端子に第2の非可制御スイッチを接続して
可制御な1方向スイッチを構成し、前記制御端子に第2
のスイッチング手段を接続し、双方向に対して電流を制
限する第1の電流制限手段と第2のスイッチング手段が
直流電源を挟むようにこれらを直列接続し、前記第2の
スイッチング手段がオンのとき前記第1のスイッチング
手段がオフ制御される第1の閉回路を形成し、前記第2
のスイッチング手段がオフで第3のスイッチング手段が
オンのとき前記直流電源が前記第1の電流制限手段と前
記第1又は第2の非可制御スイッチを介して前記制御端
子・主端子間静電容量を順バイアス方向に充電する第2
の閉回路を形成した1方向スイッチング回路である。
【0029】このことによって、前記第2のスイッチン
グ手段がオンのとき、電圧駆動型の前記第1のスイッチ
ング手段はオフ制御される。そして、前記第2のスイッ
チング手段がオフで、前記第3のスイッチング手段がオ
ンのとき、前記直流電源が前記制御端子・主端子間静電
容量を順バイアス方向に充電する。従って、『前記第2
のスイッチング手段がオフで、前記第3のスイッチング
手段がオンであれば』という条件付きながら、前記直流
電源を使って前記第1のスイッチング手段に順バイアス
・エネルギーを供給することができる。だから、そうい
う条件が揃えば、前記第1のスイッチング手段がオンで
あっても、前記直流電源を使って前記第1のスイッチン
グ手段に何回でも順バイアス・エネルギーを補給するこ
とができる。 ( 効 果 )このため、前記第1のスイッチング
手段のオン期間をいくらでも引き延ばすことが可能にな
る。
【0030】ところで、第3の本発明の1方向スイッチ
ング回路を利用すると、簡単に種々の双方向スイッチン
グ回路を構成することができる。これらが請求項41、
42又は43記載の双方向スイッチング回路である。そ
の上、点火コイル(点火用昇圧変圧器)の2次コイルに
点火用放電ギャップを接続し、その1次コイルと第3の
本発明の双方向スイッチング回路を直列接続した直列回
路を所定の数だけ並列接続し、複数の前述の第3のスイ
ッチング手段を共通化して1つにすれば、所定の点火コ
イルすなわち点火用放電ギャップを選択できる点火配電
回路を簡単に構成することができる。これが請求項44
記載の点火配電回路である。尚、これらの回路を組む
際、組み合わせる個々の1方向スイッチング回路は同じ
である必要は無い、違ってても構わない。
【0031】
【発明を実施するための最良の形態】本発明をより詳細
に説明するために、以下添付図面に従ってこれを説明す
る。図1の実施例は第1の本発明の1実施例で、請求項
1、2又は3記載の1方向スイッチング回路などに対応
する。図中、トランジスタ25はIGBTである。
【0032】ただし、図1の回路でトランジスタ26と
ダイオード24を接続すれば、この実施例は請求項17
記載の双方向スイッチング回路に対応するようになる。
また、図1の回路において、トランジスタ25のコレク
タ端子とエミッタ端子をその両直流端子としてダイオー
ド4と追加した3つのダイオード(図示せず。)の4個
でブリッジ接続型整流回路を形成すれば、この実施例は
請求項18記載の双方向スイッチング回路に対応するよ
うになる。さらに、(ダイオード24を接続した)図1
の回路2つをスイッチ端子st1、st2のところで逆
並列接続すれば、この回路は請求項19記載の双方向ス
イッチング回路に対応するようになる。この場合、後述
する図24の回路の様に2つの直流電源1等を共通化し
て1つにしても良いし、2つのスイッチ3も共通化して
1つにしても良い。
【0033】それから、図1の1方向スイッチング回路
2つをスイッチ端子st1又はst2のところで同じ方
向に、あるいは、内向きに、あるいは、外向きに直列接
続すれば、簡単に3端子スイッチング回路ができる。こ
れが請求項20記載の3端子スイッチング回路に対応す
る。そして、図1の1方向スイッチング回路と上述の双
方向スイッチング回路の1つをスイッチ端子st1又は
st2のところで直列接続すれば、簡単に別の3端子ス
イッチング回路ができる。これが請求項21記載の3端
子スイッチング回路に対応する。その上、同種類の又は
異種類の上述の双方向スイッチング回路を2つ後述の図
25、図26の各回路の様にスイッチ端子のところで直
列接続すれば、双方向の3端子スイッチング回路ができ
る。これが請求項22記載の3端子スイッチング回路に
対応する。
【0034】もっと発展させると、点火コイルの2次コ
イルに点火用放電ギャップを接続し、その1次コイルと
上述の双方向スイッチング回路の1つをそのスイッチ端
子のところで直列接続した直列回路を所定の数だけ並列
接続すれば、所定の点火コイルすなわち点火用放電ギャ
ップを選択できる点火配電回路を構成することができ
る。これが請求項23記載の点火配電回路である。以上
の事から分かる通り、上述の全スイッチング回路などの
駆動回路部は全く同じである。また、その1方向スイッ
チング回路からそれらの双方向スイッチング回路、3端
子スイッチング回路あるいは点火配電回路への発展は、
これから述べる第1の本発明の各実施例にも当てはま
る。さらに、組み合わせる個々の1方向スイッチング回
路は全部同じである必要は無い。全部違ってても構わな
い。
【0035】さて、図1の回路では、直流電源1が前述
の直流電源に、トランジスタ25が前述の第1のスイッ
チング手段に、スイッチ3が前述の第2のスイッチング
手段に、ダイオード4が前述の第1の非可制御スイッチ
に、ダイオード5が前述の第2の非可制御スイッチに、
それぞれ相当する。そして、コンデンサ6が前述のエネ
ルギー蓄積手段(請求項2又は3記載中のキャパシタン
ス手段)に、トランジスタ25のエミッタ端子が前述の
主端子に、そのゲート端子が前述の制御端子に、抵抗2
7、9が同項記載中の第1、第2の電圧降下手段に、抵
抗11、10が同項記載中の第1、第2の電流制限手段
に、それぞれ相当する。st1、st2は1対のスイッ
チ端子である。さらに、前述の第1の閉回路にスイッチ
3、直流電源1、ダイオード5、抵抗11、9、及び、
抵抗27とそのゲート・エミッタ間静電容量の並列回
路、を含む閉回路などが相当し、前述の第2の閉回路に
スイッチ3、直流電源1、ダイオード5、抵抗11、コ
ンデンサ6、及び、抵抗27を含む閉回路が相当し、そ
して、前述の第3の閉回路にコンデンサ6、抵抗10、
及び、そのゲート・エミッタ間静電容量を含む閉回路が
相当する。尚、抵抗9が無い場合、前述の第1の閉回路
に主に抵抗27とそのゲート・エミッタ間静電容量を含
む閉回路と前述の第2の閉回路が相当することになる。
【0036】その動作は次の通りである。スイッチ3が
ターン・オンすると、直流電源1からダイオード5、抵
抗11、コンデンサ6と抵抗9の並列回路、そのゲート
・エミッタ間静電容量と抵抗27の並列回路を経てスイ
ッチ3へ電流が流れる閉回路が形成される。このため、
トランジスタ25は抵抗27に生じる電圧降下によって
逆バイアスされてターン・オフし、両スイッチ端子st
1・st2間はオフとなり、コンデンサ6が充電され
る。一方、スイッチ3がターン・オフすると、コンデン
サ6、抵抗10、及び、そのゲート・エミッタ間静電容
量を含む閉回路にコンデンサ6の放電電流が流れ、トラ
ンジスタ25は順バイアスされてターン・オンし、両ス
イッチ端子st1・st2間はオンとなる。
【0037】ところで、スイッチ3がオンで、トランジ
スタ25がオフのとき、「両スイッチ端子st1、st
2どちらの電位もそのエミッタ端子とどちらかのスイッ
チ端子の間が導通となる電位にならない限り」、「両ス
イッチ端子st1、st2」と、「ゲート端子、エミッ
タ端子、直流電源1及びスイッチ3等の駆動回路側」と
の間は絶縁状態となる。ただし、『そのエミッタ端子と
スイッチ端子st1の間が導通になる』とは、そのエミ
ッタ・コレクタ間あるいはゲート・コレクタ間がコレク
タに向かって導通破壊することを意味し、ダイオード2
4が接続されている場合はダイオード24がオンとなる
ことを意味する。そして、そのエミッタ端子とスイッチ
端子st2の間の導通とは、もちろん、ダイオード4の
オンを意味する。一方、スイッチ3がオフで、トランジ
スタ25がオンのとき、「ダイオード5がオンとならな
い限り」、つまり、「両スイッチ端子st1、st2ど
ちらの電位もダイオード5に順電圧が印加される電位に
ならない限り」、「両スイッチ端子st1、st2、ゲ
ート端子及びエミッタ端子などの1方向スイッチ側」
と、「直流電源1」との間は絶縁状態となる。
【0038】従って、『スイッチ端子st1、st2ど
ちらの電位も、どちらかのスイッチ端子とダイオード5
のアノードの間が導通となる電位にならない限り」とい
う条件付きながら、両スイッチ端子st1、st2と直
流電源1は完全にアイソレーションされる、という効果
がこの実施例にあり、同様の効果が第1の本発明全体に
ある。 ( 第 1 の 効 果 )とは言っても、ダイオード
4、5等を一時的に導通させる使い方をしてももちろん
構わない。この場合、コンデンサ6の充電電流がスイッ
チ端子st2等から後述の図32の回路の様に直接ある
いは負荷や転流リアクトル等を介して直流電源1のマイ
ナス端子へ流れる。その間、絶縁作用は無くなるが、直
流電源1がコンデンサ6にエネルギーを補給することが
できる、という効果が生じる。 ( 追加される効果 )このエネルギー補給を繰り返せ
ば、トランジスタ25のオン期間をいくらでも引き延ば
すことが可能になる。また、ダイオード24が接続され
ていれば、その充電電流の経路をスイッチ端子st1側
に設けることも可能となる。もっと積極的に、後述する
図32の回路のスイッチ31の様にスイッチング手段を
スイッチ端子st1又はst2と直流電源1のマイナス
端子の間に接続すれば、この実施例は第2の本発明の1
実施例にもなる。
【0039】それから、オフ時に完全放電させなければ
ならない図2、図3の各回路のコンデンサ16と違っ
て、そうする必要がなく電源コンデンサの様な役割を果
たすコンデンサ6に大容量コンデンサを使うことが可能
である。だから、スイッチ3がオフで、コンデンサ6が
トランジスタ25を順バイアスする際、コンデンサ6に
エネルギーが蓄えられている限り、コンデンサ6はトラ
ンジスタ25を連続して順バイアスすることができる、
という効果がこの実施例にあり、同様の効果が第1の本
発明全体にある。 ( 第 2 の 効 果 )そんな訳で、この実施例を
含め第1の本発明は、発光、受光ダイオード・ペアーや
変圧器などのアイソレーション手段を使わずに条件付き
ながら完全にアイソレーション駆動することができ、し
かも、直流電源を使って条件付きながら連続して順バイ
アスできる1方向スイッチング回路などを提供すること
ができる。
【0040】尚、抵抗27がトランジスタ25を逆バイ
アスするから、トランジスタ25の代わりにスイッチン
グ手段としてノーマリィ・オフ型、ノーマリィ・オン型
関係無く用いることができる。スイッチ3の方もオン、
オフ機能持つスイッチング手段なら、半導体スイッチを
含め何でも用いることができる。また、トランジスタ2
5はノーマリィ・オフ型だから、これを逆バイアスしな
くてもオフに保てるので、請求項2記載中の第2の電圧
降下手段に相当する抵抗9を取り外すことができる。こ
の場合、この実施例は請求項7記載の1方向スイッチン
グ回路などに対応するようになり、そのゲート・エミッ
タ間静電容量と抵抗27を含む閉回路などが第1の閉回
路に相当するようになる。トランジスタ25のオフ制御
の際、コンデンサ6の充電電流が抵抗27に生じる電圧
降下がトランジスタ25を逆バイアスし、そのオフ制御
を助ける。そして、トランジスタ25の代わりにノーマ
リィ・オフ型なら何でも用いることができる。さらに、
前述の第1又は第2の電圧降下手段として、抵抗の他に
定電流手段を含む電流制限手段、又は、非可制御スイッ
チとツェナー・ダイオードを含む定電圧手段を使うこと
ができる。前述の第1の電圧降下手段の場合、第1のス
イッチング手段をオフに保てるならその降下電圧はゼロ
でも構わない。そして、前述の第1、第2の電流制限手
段として、抵抗9、10又は11の代わりに定電流手段
をそれぞれに使うこともできる。
【0041】それから、スイッチ3が小さなコレクタ飽
和電流のバイポーラ・トランジスタやオン抵抗の大きい
MOS・FETの様に電流制限機能を持ち、電流制限手
段を兼ねるなら、抵抗11は、要らない、抵抗ゼロで良
い。そして、抵抗11をスイッチ3の方に接続しても構
わない。すなわち、抵抗11の両端を短絡して、抵抗1
1を取り外し、スイッチ3の代わりにスイッチ3と抵抗
11の直列回路を用いるのである。あるいは、抵抗11
をダイオード5側とスイッチ3側の両方に接続しても構
わない。さらに、直流電源1の電源端子を一定電位に固
定すれば、その1方向スイッチング回路がオフのとき、
そのゲート端子の電位も一定に固定され、そのエミッタ
端子の電位もほとんど一定に固定されるから、スイッチ
端子st1、st2間はシールドされる。だから、スイ
ッチ端子st1、st2間のオフ時の絶縁インピーダン
スが無視できない大きさであっても、両スイッチ端子間
に直接もれ電流は流れない。
【0042】図9の実施例は第1の本発明の1実施例
で、請求項1、2又は4記載の1方向スイッチング回路
などに対応する。図10、図11の各実施例は第1の本
発明の1実施例で、請求項1、2又は5記載の1方向ス
イッチング回路などに対応する。図10の実施例におい
て、図の様にダイオード24を接続し、後述する図34
の回路のスイッチ31の様にその1方のスイッチ端子と
直流電源1のマイナス端子の間にスイッチング手段を接
続すれば、トランジスタ25がオンであっても、そのス
イッチング手段がオンのとき直流電源1はコンデンサ6
とコイル18にエネルギーを補給することができる、と
いう効果が図1の実施例と同様に生じる。このとき、こ
の実施例は第2の本発明の1実施例でもある。図11の
実施例において、後述する図27〜図30に示す点火回
路の様にダイオード5、4をクランプ・ダイオード等と
して利用することもできる。この場合、一時的に絶縁状
態で無くなるが、そういう使い方もできる。
【0043】図12の実施例は第1の本発明の1実施例
で、請求項1、2又は8記載の1方向スイッチング回路
などに対応する。尚、抵抗27が請求項2記載中の電圧
降下手段に相当するが、電圧降下手段として抵抗の他に
定電流手段を含む電流制限手段、又は、非可制御スイッ
チとツェナー・ダイオードを含む定電圧手段を使うこと
ができる。しかも、第1のスイッチング手段をオフに保
てるならその降下電圧はゼロでもよい。また、図12の
実施例において、図の様にダイオード24を接続し、後
述する図33の回路のスイッチ31の様にその1方のス
イッチ端子と直流電源1のマイナス端子の間にスイッチ
ング手段を接続すれば、トランジスタ25がオンであっ
ても、そのスイッチング手段がオンのとき直流電源1は
各コンデンサ6にエネルギーを補給することができる、
という効果が図1、図10の各実施例と同様に生じる。
この場合も、この実施例は第2の本発明の1実施例にも
なる。
【0044】図13の実施例は第1の本発明の1実施例
で、請求項1又は10記載の1方向スイッチング回路な
どに対応する。トランジスタ29が前述の第2のスイッ
チング手段と請求項10記載中の第1の電流制限手段を
兼ね、ダイオード28が同項記載中の第3の非可制御ス
イッチに相当する。この実施例の場合、トランジスタ2
9がオンのときトランジスタ29とダイオード28の直
列回路がノーマリィ・オフ型のトランジスタ25をオフ
に保つことができるので、直流電源1の代わりに交流電
源45の様な交流電圧を出力する交流電圧出力手段を使
うこともできるので、そのスイッチ端子側の主電源が交
流電源などの場合便利である。もちろん、その交流電圧
出力手段は交流電圧と直流電圧が混ざった電圧を出力す
るものでも構わない。ただし、トランジスタ25の代わ
りに使えるスイッチング手段はノーマリィ・オフ型に限
る。また、図13の実施例においても、図の様にダイオ
ード24を接続し、後述する図35の回路のスイッチ3
1の様にその1方のスイッチ端子と直流電源1のマイナ
ス端子の間にスイッチング手段を接続すれば、トランジ
スタ25がオンであっても、そのスイッチング手段がオ
ンのとき直流電源1はコンデンサ6にエネルギーを補給
することができる、という効果が図1、図10、図12
の各実施例と同様に生じる。この場合も、この実施例は
第2の本発明の1実施例になる。
【0045】図14の実施例は第1の本発明の1実施例
で、請求項1又は12記載の1方向スイッチング回路な
どに対応する。この回路では、直流電源1が前述の直流
電源に、トランジスタ25が前述の第1のスイッチング
手段に、スイッチ3が前述の第2のスイッチング手段
に、ダイオード4が前述の第1の非可制御スイッチに、
ダイオード5が前述の第2の非可制御スイッチに、それ
ぞれ相当する。そして、コイル18が前述のエネルギー
蓄積手段(請求項12記載中のインダクタンス手段)
に、トランジスタ25のエミッタ端子が前述の主端子
に、そのゲート端子が前述の制御端子に、抵抗30が同
項記載中の電圧降下手段に、抵抗11が同項記載中の電
流制限手段に、それぞれ相当する。st21、st22
は1対のスイッチ端子である。さらに、第1、第2の閉
回路にスイッチ3、直流電源1、ダイオード5、抵抗1
1、及び、「抵抗30とコイル18の直列回路とそのゲ
ート・エミッタ間静電容量の並列回路」を含む閉回路が
相当し、そして、第3の閉回路にコイル18、そのゲー
ト・エミッタ間静電容量、及び、抵抗30を含む閉回路
が相当する。
【0046】その動作は次の通りである。スイッチ3が
ターン・オンすると、直流電源1からダイオード5、抵
抗11、「抵抗30とコイル18の直列回路とそのゲー
ト・エミッタ間静電容量の並列回路」を経てスイッチ3
へ電流が流れる閉回路が形成される。このため、トラン
ジスタ25は抵抗30に生じる電圧降下とコイル18に
生じる逆起電力によって逆バイアスされてターン・オフ
し、両スイッチ端子st21、st22間はオフとな
り、コイル18が励磁される。その後、スイッチ3がタ
ーン・オフすると、コイル18、そのゲート・エミッタ
間静電容量、及び、抵抗30を含む閉回路にコイル18
の電流が流れ、トランジスタ25は順バイアスされてタ
ーン・オンし、両スイッチ端子st21、st22間は
オンとなる。
【0047】ところで、スイッチ3がオンで、トランジ
スタ25がオフのとき、「両スイッチ端子st21、s
t22どちらの電位もそのエミッタ端子とどちらかのス
イッチ端子の間が導通となる電位にならない限り」、
「両スイッチ端子st21、st22」と、「ゲート端
子、エミッタ端子、直流電源1及びスイッチ3等の駆動
回路側」との間は絶縁状態となる。ただし、『そのエミ
ッタ端子とスイッチ端子st21の間が導通になる』と
は、そのエミッタ・コレクタ間あるいはゲート・コレク
タ間がコレクタに向かって導通破壊することを意味し、
ダイオード24が接続されている場合はダイオード24
がオンとなることを意味する。そして、そのエミッタ端
子とスイッチ端子st22の間の導通とは、もちろん、
ダイオード4のオンを意味する。一方、「スイッチ3が
オフで、トランジスタ25がオンのとき、ダイオード5
がオンとならない限り」、つまり、「両スイッチ端子s
t21、st22どちらの電位もダイオード5に順電圧
が印加される電位にならない限り」、「両スイッチ端子
st21、st22、ゲート端子およびエミッタ端子な
どの1方向スイッチ側」と、「直流電源1」との間は絶
縁状態となる。従って、『スイッチ端子st21、st
22どちらの電位も、どちらかのスイッチ端子とダイオ
ード5のアノードの間が導通となる電位にならない限
り』という条件付きながら、各スイッチ端子st21、
st22と直流電源1は完全にアイソレーションされ
る、という効果がこの実施例にあり、同様の効果が第1
の本発明全体にある。 ( 第 1 の 効 果 )ただし、ダイオード4、5
等を一時的に導通させる使い方をしても構わない。
【0048】それから、スイッチ3がオフで、コイル1
8がトランジスタ25を順バイアスする際、コイル18
にエネルギーが蓄えられている限り、コイル18はトラ
ンジスタ25を連続して順バイアスすることができる、
という効果がこの実施例にあり、同様の効果が第1の本
発明全体にある。 ( 第 2 の 効 果 )そんな訳で、この実施例を
含め第1の本発明は、発光、受光ダイオード・ペアーや
変圧器などのアイソレーション手段を使わずに条件付き
ながら完全にアイソレーション駆動することができ、し
かも、直流電源を使って条件付きながら連続して順バイ
アスすることができる1方向スイッチング回路などとな
る。
【0049】尚、トランジスタ25のオフ制御時に抵抗
30等に生じる降下電圧がそれを逆バイアスするから、
トランジスタ25の代わりにスイッチング手段としてノ
ーマリィ・オフ型、ノーマリィ・オン型、関係無く用い
ることができる。スイッチ3の方もオン、オフ機能持つ
スイッチなら半導体スイッチを含め何でも用いることが
できる。また、トランジスタ25はノーマリィ・オフ型
だから、これを逆バイアスしなくてもオフに保てるの
で、請求項12記載中の電圧降下手段に相当する抵抗3
0は要らない。つまり、抵抗ゼロにすることができる。
この場合、この実施例は請求項13記載の1方向スイッ
チング回路などに対応するようになる。そして、トラン
ジスタ25の代わりにノーマリィ・オフ型なら何でも用
いることができる。さらに、前述の電圧降下手段とし
て、抵抗の他に定電流手段を含む電流制限手段、又は、
非可制御スイッチとツェナー・ダイオードを含む定電圧
手段を使うことができる。
【0050】それから、スイッチ3が小さいコレクタ飽
和電流のバイポーラ・トランジスタやオン抵抗の大きい
MOS・FETの様に電流制限機能を持ち、電流制限手
段を兼ねるなら、抵抗11は、要らない、抵抗ゼロでよ
い。そして、抵抗11をスイッチ3の方に接続しても構
わない。すなわち、抵抗11の両端を短絡して、抵抗1
1を取り外し、スイッチ3の代わりにスイッチ3と抵抗
11の直列回路を用いるのである。あるいは、抵抗11
をダイオード5側とスイッチ3側の両方に接続しても構
わない。しかし、抵抗11を図の通りに接続しておく
と、スイッチ3がオンのときだけ、抵抗11の電圧降下
の分だけゲート電位、エミッタ電位を直流電源1のマイ
ナス電位側に引っ張れるので、絶縁を保てる両スイッチ
端子st21、st22の低電位側の限界が下がる利点
がある。さらに、直流電源の端子を一定電位に固定すれ
ば、スイッチ3がオンのとき、そのゲート端子の電位も
一定に固定され、そのエミッタ端子の電位もほとんど一
定に固定されるから、スイッチ端子st21、st22
間はシールドされる。だから、スイッチ端子st21、
st22間のオフ時の絶縁インピーダンスが無視できな
い大きさであっても、両スイッチ端子間に直接もれ電流
は流れない。ついでながら、ダイオード19があると、
コイル18がその蓄積エネルギーを放出し切っても、コ
イル18の電流反転によってトランジスタ25が逆バイ
アスされずに済む。
【0051】図15の実施例は、第1の本発明の1実施
例で、請求項1又は14記載の1方向スイッチング回路
に対応する。トランジスタ29が前述の第2のスイッチ
ング手段と請求項14記載中の電流制限手段を兼ね、ダ
イオード28が同項記載中の第3の非可制御スイッチに
相当する。この実施例の場合、トランジスタ29がオン
のときトランジスタ29とダイオード28の直列回路が
ノーマリィ・オフ型のトランジスタ25をオフに保つこ
とができるので、直流電源1の代わりに交流電源45の
様な交流電圧を出力する交流電圧出力手段を使うことも
できるので、そのスイッチ端子側の主電源が交流電源な
どの場合便利である。もちろん、その交流電圧出力手段
は交流電圧と直流電圧が混ざった電圧を出力するもので
も構わない。ただし、トランジスタ25の代わりに使え
るスイッチング手段はノーマリィ・オフ型に限る。ま
た、図15の実施例において、図の様にダイオード24
を接続し、後述する図37の回路のスイッチ31の様に
その1方のスイッチ端子と直流電源1のマイナス端子の
間にスイッチング手段を接続すれば、トランジスタ25
がオンであっても、そのスイッチング手段がオンのとき
直流電源1はコイル18にエネルギーを補給することが
できる、という効果が図1、図10、図12、図13の
各実施例と同様に生じる。この場合、この実施例は第2
の本発明の1実施例でもある。
【0052】図16〜図20の各実施例は請求項17記
載の双方向スイッチング回路に対応し、前述したシール
ド効果を持つ。図21〜図23の各実施例は請求項18
記載の双方向スイッチング回路に対応する。図24の実
施例は請求項19記載の双方向スイッチング回路に対応
し、前述したシールド効果を持つ図16中に途中から点
線で示したプラス電源ラインは、「スイッチ端子st1
00、st200それぞれの電位がほぼそのプラス電源
ラインの電位より高ければ、スイッチ端子st100、
st200それぞれと直流電源1が絶縁される」ことを
示す。図19〜図23についても同様である。図16の
回路において、一方のトランジスタ2の内蔵ダイオード
とダイオード5の直列回路が、後述する図27〜図30
の点火回路中の双方向スイッチング回路の様にクランプ
・ダイオード等として利用される場合もある。図19、
図20の各回路についても同様である。図16の回路に
おいて、抵抗9を接続すれば、両トランジスタ2のゲー
ト・ソース間のもれ電流に関係無く両トランジスタ2を
しっかりとオフに保てる。図17の実施例では種類の異
なるスイッチング手段が2つ使われている。両バイアス
電圧極性は同じであるが、両順バイアス電圧値は違って
いるので、本発明者はその電圧値のマッチングさせるた
めにトランジスタ202のベースにツェナー・ダイオー
ド52を接続した。この場合、トランジスタ202とツ
ェナー・ダイオード52が1つのスイッチング手段であ
り、そのカソードがその制御端子であると考えることも
できる。図18の実施例ではバイポーラのトランジスタ
202が2つ使われており、各順バイアス電流が均等に
分配される様になっている。両方の特性が揃ってれば、
両エミッタ接合を直に並列接続しても良い。各トランジ
スタ202の代わりにサイリスタ、接合型FET、ノー
マリィ・オン型SIT、SIサイリスタ等の様に順バイ
アス時に電流が流れるスイッチング手段を用いるときこ
の回路は便利である。この実施例も、スイッチ31が有
れば、第2の本発明の1実施例になる。図20の回路に
おいて、ダイオード20が有ると、コンデンサ6がその
蓄積エネルギーを出し切って、コイル18が尚も両トラ
ンジスタ2を順バイアスする場合、コイル18のエネル
ギーがコンデンサ6に吸収されずに済むし、その順バイ
アス動作を妨げられず済む。従って、順バイアスできる
期間を長くできる、という効果がある。図10、図1
1、図23等の各回路についても同様である。
【0053】図25、図26の各実施例は第1の本発明
の双方向の3端子スイッチング回路で、請求項22記載
の3端子スイッチング回路に対応する。図25の回路に
おいて、4つのトランジスタ2のうち、どれか1つを取
り外し、その内蔵ダイオードが接続されていた所に普通
のダイオードをそのまま接続して置き換えればこの実施
例は請求項21記載の3端子スイッチング回路に対応す
るようになる。さらに、図25の回路において、図右側
2つあるトランジスタ2のうち、どちらかを同様に普通
のダイオードで置き換え、図左側2つあるトランジスタ
2のうち、どちらかを同様に普通のダイオードで置き換
えれば、この実施例は請求項20記載の3端子スイッチ
ング回路に対応するようになる。ところで、当然の事な
がら、図19、図20の様な双方向スイッチング回路、
図21〜図23の様な双方向スイッチング回路および図
24の様な双方向スイッチング回路のいずれか2つを直
列接続した3端子スイッチング回路もまた可能である
し、図21〜図23の様な双方向スイッチング回路また
は図24の様な双方向スイッチング回路と第1の本発明
の1方向スイッチング回路を直列接続した3端子スイッ
チング回路もまた可能である。
【0054】図27〜図30の4つに分けて示される実
施例は、電子配電機能付き点火回路で、請求項23記載
の点火配電回路を利用している。図中、V、G、M、
a、bは同じ符号同士が接続される。また、21は3端
子レギュレータ等の定電圧手段、22はマイナス電圧を
出力するDC−DCコンバータ回路、23は点火信号を
外部から入力する入力端子である。この点火回路は直列
インバータ回路を利用しており、図29の回路部が請求
項23記載の点火配電回路に対応し、図30の回路部は
転流コンデンサ44の容量を切り換える回路である。あ
るいは、点火回路として特開平2−146265号の第
20図の回路を用い、図29の点火配電回路と組み合わ
せることもできる。参照:特開平3−56073号、特
開平3−96660号の第14図、特開平2−1462
65号の第21図、実開平3−80691号。
【0055】図31の回路はDC−DCコンバータ回路
で、図27〜図30の点火回路で使用されるDC−DC
コンバータ回路22の1例である。その他に、特開平2
−119575号の第7図の回路、特開平2−1462
65号の第17図〜第19図の各回路などもある。
【0056】図32の実施例は、第2の本発明の1実施
例で、請求項24、25又は26記載の1方向スイッチ
ング回路などに対応する。この回路は、ダイオード5が
有れば、図1の回路と大体同じ構成になり、第1の本発
明の1実施例にもなる。また、図32の回路でトランジ
スタ26を接続すれば、この実施例は請求項32記載の
双方向スイッチング回路に対応するようになる。さら
に、図32の回路でトランジスタ25のコレクタ端子と
エミッタ端子をその両直流端子としてダイオード4と追
加した3つのダイオード(図示せず。)の4個でブリッ
ジ接続型整流回路を形成すれば、この実施例は請求項3
3記載の双方向スイッチング回路に対応するようにな
る。この場合、ダイオード24は有っても無くても良
い。それから、図24の回路の様に図32の回路2つを
スイッチ端子st23、st24のところで逆並列接続
し、2つのスイッチ31を共通化して1つにすれば、こ
の回路は請求項34記載の双方向スイッチング回路に対
応するようになる。この場合、図24の回路の様に2つ
の直流電源1を共通化して1つにしても良いし、2つの
スイッチ3も共通化して1つにしても良い。そして、点
火コイルの2次コイルに点火用放電ギャップを接続し、
その1次コイルと上述の双方向スイッチング回路の直列
回路を所定の数だけ並列接続すれば、所定の点火コイル
すなわち所定の点火用放電ギャップを選択することがで
きる点火配電回路になる。これが請求項35記載の点火
配電回路である。以上の事から分かる通り、上述の全ス
イッチング回路などの駆動回路部は全く同じである。ま
た、その1方向スイッチング回路から上述した各双方向
スイッチング回路と点火配電回路への発展は、第2の本
発明の他の実施例についても当てはまる。さらに、それ
らの回路を組む際、組み合わせる個々の1方向スイッチ
ング回路は同じである必要は無い、違ってても良い。
【0057】さて、図32の回路では、直流電源1が前
述の直流電源に、トランジスタ25が前述の第1のスイ
ッチング手段に、スイッチ3、31が前述の第2、第3
のスイッチング手段に、ダイオード24、4が前述の第
1、第2の非可制御スイッチに、抵抗11、10が前述
の第1、第2の電流制限手段に、それぞれ相当する。そ
して、コンデンサ6が前述のエネルギー蓄積手段(請求
項25記載中のキャパシタンス手段)に、トランジスタ
25のゲート端子、エミッタ端子が前述の制御端子、主
端子に、抵抗27、9が同項記載中の第1、第2の電圧
降下手段に、それぞれ相当する。st23、st24は
1対のスイッチ端子である。さらに、第1の閉回路にス
イッチ3、直流電源1、抵抗11、9、及び、抵抗27
とそのゲート・エミッタ間静電容量の並列回路、を含む
閉回路が相当し、第2の閉回路にスイッチ3、直流電源
1、抵抗11、コンデンサ6、及び、抵抗27を含む閉
回路が相当し、第3の閉回路にコンデンサ6、抵抗1
0、及び、そのゲート・エミッタ間静電容量を含む閉回
路が相当し、そして、第4の閉回路にスイッチ31、直
流電源1、抵抗11、コンデンサ6、及び、ダイオード
24を含む閉回路が相当する。スイッチ31を直接スイ
ッチ端子st23に接続しているが、コンデンサ6の充
電電流を通すもの(例えば、負荷、転流リアクトル
等。)を介して両者を接続しても良いし、スイッチ31
をスイッチ端子st24側に接続しても良い。
【0058】その動作は次の通りである。スイッチ3が
ターン・オンすると、直流電源1から抵抗11、コンデ
ンサ6と抵抗9の並列回路、そのゲート・エミッタ間静
電容量と抵抗27の並列回路、を経てスイッチ3へ電流
が流れる閉回路が形成される。このため、トランジスタ
25が抵抗27に生じる電圧降下によって逆バイアスさ
れてターン・オフし、両スイッチ端子st23、st2
4間はオフとなり、コンデンサ6が充電される。あるい
は、スイッチ3、31がオンであれば、その閉回路の他
に直流電源1から抵抗11、コンデンサ6と抵抗9の並
列回路、ダイオード24を経てスイッチ31へ電流が流
れる閉回路も形成される。このため、トランジスタ25
は抵抗27に生じるゼロに近い電圧降下によって僅かに
逆バイアスされてターン・オフし、両スイッチ端子st
23、st24間はオフとなり、コンデンサ6が充電さ
れる。この場合、ダイオード24がオンでもトランジス
タ25は結局オフである。その後、スイッチ3がターン
・オフすると、コンデンサ6、抵抗10、及び、そのゲ
ート・エミッタ間静電容量と抵抗27の並列回路、を含
む閉回路にコンデンサ6の放電電流が流れ、トランジス
タ25は順バイアスされてターン・オンし、両スイッチ
端子st23、st24間はオンとなる。
【0059】尚、オフ時に完全放電させなければならな
い図2、図3の各回路のコンデンサ16と違って、コン
デンサ6をそうする必要がなく電源コンデンサの様な役
割を果たすコンデンサ6に大容量コンデンサを使うこと
が可能である。だから、スイッチ3がオフで、コンデン
サ6がトランジスタ25を順バイアスする際、コンデン
サ6に充分なエネルギーが蓄えられている限り、コンデ
ンサ6はトランジスタ25を連続して順バイアスするこ
とができる、という効果がこの実施例にあり、同様の効
果が第2の本発明全体にある。 ( 第 1 の 効 果 )
【0060】また、スイッチ31がオンだと、トランジ
スタ25のオン、オフに関係無くコンデンサ6の充電電
流が直流電源1から抵抗11、コンデンサ6、ダイオー
ド24を経てスイッチ31へ流れ、直流電源1がコンデ
ンサ6にエネルギーを補給する。こういう効果もこの実
施例にあり、同様の効果が第2の本発明全体にある。 ( 第 2 の 効 果 )だから、スイッチ31を何
回もターン・オンさせて、このエネルギー補給を繰り返
せば、トランジスタ25のオン期間をいくらでも引き延
ばすことができる。
【0061】そんな訳で、この実施例を含め第2の本発
明は、発光、受光ダイオード・ペアーや変圧器などのア
イソレーション手段を使わずに直流電源を使って条件付
きながら連続して順バイアスすることができ、しかも、
条件付きながらその順バイアス・エネルギーを何回でも
補給することができる1方向スイッチング回路などとな
る。
【0062】尚、トランジスタ25の代わりにスイッチ
ング手段ならノーマリィ・オフ型、ノーマリィ・オン型
に関係無く用いることができる。スイッチ3の方もオ
ン、オフ機能持つスイッチなら半導体スイッチを含め何
でも用いることができる。また、トランジスタ25はノ
ーマリィ・オフ型だから、これを逆バイアスしなくても
オフに保てるので、請求項25記載中の第2の電圧降下
手段に相当する抵抗9を取り外すことができる。この場
合、この実施例は請求項28記載の1方向スイッチング
回路などに対応するようになり、そのゲート・エミッタ
間静電容量と抵抗27を含む閉回路が第1の閉回路に相
当する。そして、トランジスタ25の代わりにノーマリ
ィ・オフ型なら何でも用いることができる。さらに、前
述第1又は第2の電圧降下手段として、抵抗の他に定電
流手段を含む電流制限手段、又は、非可制御スイッチと
ツェナー・ダイオードを含む定電圧手段を使うことがで
きる。前述第1の電圧降下手段は前述の第1のスイッチ
ング手段をオフに保てるならその降下電圧はゼロでも構
わない。そして、前述の第1、第2の電流制限手段とし
て、抵抗10又は11の代わりに定電流手段をそれぞれ
に使うこともできる。
【0063】図33の実施例は第2の本発明の1実施例
で、請求項24、25又は26記載の1方向スイッチン
グ回路などに対応する。図34の実施例は第2の本発明
の1実施例で、請求項24、25、26又は27記載の
1方向スイッチング回路などに対応する。図35の実施
例は第2の本発明の1実施例で、請求項24又は29記
載の1方向スイッチング回路などに対応する。ダイオー
ド28が請求項29記載中の第3の非可制御スイッチに
相当する。図36の実施例は第2の本発明の1実施例
で、請求項24又は30記載の1方向スイッチング回路
などに対応する。図37の実施例は第2の本発明の1実
施例で、請求項24又は31記載の1方向スイッチング
回路などに対応する。ダイオード28が請求項31記載
中の第3の非可制御スイッチに相当する。
【0064】図35、図37の各実施例の場合、スイッ
チ3がオンのときスイッチ3とダイオード28の直列回
路がノーマリィ・オフ型のトランジスタ25をオフに保
つことができるので、ダイオード5が有れば直流電源1
の代わりに交流電源45の様な交流電圧を出力する交流
電圧出力手段を使うこともできるので、そのスイッチ端
子側の主電源が交流電源などの場合便利である。もちろ
ん、その交流電圧出力手段は交流電圧と直流電圧が混ざ
った電圧を出力するものでも構わない。ただし、トラン
ジスタ25の代わりに使えるスイッチング手段はノーマ
リィ・オフ型に限る。
【0065】図38〜図40の各実施例は第1の本発明
の双方向スイッチング回路の実施例であるが、各回路に
おいてスイッチ31が接続されていれば、それぞれは第
2の本発明の双方向スイッチング回路の実施例にもな
る。図38、図39の各実施例は請求項17記載の双方
向スイッチング回路に対応し、スイッチ31が有れば請
求項32記載の双方向スイッチング回路に対応する。図
40の実施例は請求項18記栽の双方向スイッチング回
路に対応し、スイッチ31が有れば請求項33記載の双
方向スイッチング回路に対応する。尚、各回路において
ダイオード28が接続されていれば、トランジスタ2の
ゲート・ソース間静電容量の放電を早められるので、そ
のターン・オフを早めることができる。また、どの回路
もコンデンサ6の放電電流を大きくして、トランジスタ
2のターン・オンを早めるために本発明者は3端子スイ
ッチをその充放電回路部に導入した。
( 参照:特開平2−153618号)
【0066】図41の実施例は、第3の本発明の1実施
例で、請求項36又は37記載の1方向スイッチング回
路などに対応する。図41の回諮でトランジスタ26を
接続すれば、この実施例は請求項41記載の双方向スイ
ッチング回路に対応するようになる。また、図41の回
路でトランジスタ25のコレクタ端子とエミッタ端子を
その両直流端子としてダイオード4と追加した3つのダ
イオード(図示せず。)の4個でブリッジ接続型整流回
路を形成すれば、この実施例は請求項42記載の双方向
スイッチング回路に対応するようになる。この場合、ダ
イオード24は有っても無くても良い。さらに、図41
の回路2つを図24の回路の様にその両スイッチ端子の
ところで逆並列接続し、2つのスイッチ31を共通化し
て1つにすれば、この回路は請求項43記載の双方向ス
イッチング回路に対応するようになる。図24の回路の
様に2つの直流電源1を共通化して1つにしても良い
し、2つのスイッチ3も共通化して1つにしても良い。
それから、点火コイルの2次コイルに点火用放電ギャッ
プを接続し、その1次コイルと上述の双方向スイッチン
グ回路の1つを直列接続した直列回路を所定の数だけ並
列接続し、複数のスイッチ31を共通化して1つにし、
所定の点火コイルすなわち所定の点火用放電ギャップを
選択できるようにすれば、これは請求項44記載の点火
配電回路になる。以上の事から分かる通り、上述の全ス
イッチング回路などの駆動回路部は全く同じである。ま
た、その1方向スイッチング回路から上述の双方向スイ
ッチング回路と点火配電回路への発展は、第3の本発明
の他の実施例についても当てはまる。このとき、使用す
る個々の1方向スイッチング回路は全部同じ構成のもの
を使う必要は無い、全部違ってても構わない。
【0067】図42の実施例は、第3の本発明の1実施
例で、請求項36又は38記載の1方向スイッチング回
路などに対応する。直流電源1が前述の直流電源に、ト
ランジスタ25が前述の第1のスイッチング手段に、ス
イッチ3、31が前述の第2、第3のスイッチング手段
に、ダイオード24、4が前述の第1、第2の非可制御
スイッチに、抵抗11が前述の第1の電流制限手段に、
それぞれ相当する。そして、トランジスタ25のゲート
端子、エミッタ端子が前述の制御端子、主端子に、抵抗
27、9、10が請求項38記載中の第1、第2、第3
の電圧降下手段に、それぞれ相当する。st25、st
26は1対のスイッチ端子である。さらに、第1の閉回
路にスイッチ3、直流電源1、抵抗11、9、及び、抵
抗27とそのゲート・エミッタ間静電容量の並列回路、
を含む閉回路が相当し、第2の閉回路にスイッチ31、
直流電源1、抵抗11、10、そのゲート・エミッタ間
静電容量、及び、ダイオード24を含む閉回路が相当す
る。スイッチ31を直接スイッチ端子st25に接続し
ているが、そのゲート・エミッタ間静電容量の充電電流
を通すもの(例えば、負荷、転流リアクトル等。)等を
介して両者を接続しても良いし、スイッチ31をスイッ
チ端子st26側に接続しても良い。
【0068】その動作は次の通りである。スイッチ3が
ターン・オンすると、直流電源1から抵抗11、9、2
7を経てスイッチ3へ電流が流れる閉回路が形成され
る。このため、トランジスタ25が抵抗27に生じる電
圧降下によって逆バイアスされてターン・オフし、両ス
イッチ端子st25、st26間はオフとなる。スイッ
チ3がオフで、スイッチ31がオンになると、直流電源
1から抵抗11、10、そのゲート・エミッタ間静電容
量、ダイオード24を経てスイッチ31へ電流が流れる
閉回路が形成され、トランジスタ25は順バイアスされ
てターン・オンし、両スイッチ端子st25、st26
間はオンとなる。尚、スイッチ3、31が共にオンのと
き、抵抗9の電流は抵抗27の方へだけでなくダイオー
ド24からスイッチ31へも流れるので、抵抗27の電
圧降下はほぼダイオード24の順電圧ぐらいになる。
【0069】以上の通り、スイッチ3がオフで、スイッ
チ31がオンになると、そのゲート・エミッタ間静電容
量の充電電流がダイオード24、スイッチ端子st25
及びスイッチ31を経て直流電源1のマイナス端子へ流
れ、直流電源1がそのゲート・エミッタ間静電容量に順
バイアス・エネルギーを補給する。こういう効果がこの
実施例にあり、同様の効果が第3の本発明全体にある。 ( 効 果 )だから、スイッチ3のオフ期間中、
スイッチ31を繰り返しターン・オンさせて、このエネ
ルギー補給を繰り返せば、トランジスタ25のオン期間
をいくらでも引き延ばすことが可能になる。そんな訳
で、この実施例を含め第3の本発明は、直流電源を使っ
て条件付きながらその順バイアス・エネルギーを何回で
も補給することができる1方向スイッチング回路などと
なる。
【0070】尚、抵抗27がトランジスタ25のオフ制
御時これを逆バイアスするから、トランジスタ25の代
わりにスイッチング手段ならノーマリィ・オフ型、ノー
マリィ・オン型、関係無く用いることができる。スイッ
チ3、31の方もオン、オフ機能持つスイッチなら半導
体スイッチを含め何でも用いることができる。また、ト
ランジスタ25はノーマリィ・オフ型だから、これを逆
バイアスしなくてもオフに保てるので、請求項38記載
中の第2の電圧降下手段に相当する抵抗9を取り外し、
抵抗10の値をゼロにすることができる。この場合、そ
のゲート・エミッタ間静電容量と抵抗27を含む閉回路
が第1の閉回路に相当し、トランジスタ25の代わりに
ノーマリィ・オフ型なら何でも用いることができる。さ
らに、前述の各電圧降下手段として、抵抗の他に定電流
手段を含む電流制限手段、又は、非可制御スイッチとツ
ェナー・ダイオードを含む定電圧手段を使うことができ
る。しかも、第1のスイッチング手段をオフに保てるな
ら第1の電圧降下手段の降下電圧はゼロでも構わない。
そして、前述の第1の電流制限手段として、抵抗11の
代わりに定電流手段を使うこともできる。それから、ト
ランジスタ25のゲート・エミッタ間にコンデンサ32
を接続してそのオン状態を長期化、安定化しても良い。
【0071】図43の実施例は第3の本発明の1実施例
で、請求項36又は39記載の1方向スイッチング回路
などに対応する。この回路では、スイッチ3がオンのと
きスイッチ3とダイオード28の直列回路がノーマリィ
・オフ型のトランジスタ25をオフに保つことができる
ので、ダイオード5が有れば直流電源1の代わりに交流
電源の様な交流電圧を出力する交流電圧出力手段(図示
せず。)を使うこともできるので、そのスイッチ端子測
の主電源が交流電源などの場合便利である。もちろん、
その交流電圧出力手段は交流電圧と直流電圧が混ざった
電圧を出力するものでも構わない。ただし、トランジス
タ25の代わりに使えるスイッチング手段はノーマリィ
・オフ型に限る。
【0072】図44の3端子スイッチング回路は、第1
の本発明の1方向スイッチング回路の1実施例を用いた
3端子スイッチング回路で、図9の1方向スイッチング
回路を応用している。図上側のトランジスタ2のドレイ
ンは直流電源1などと絶縁されていないけれども、両ト
ランジスタ2がオフのとき、『スイッチ端子st27の
電位がダイオード5、4が同時に順バイアスされる電位
にならない限り、又は、図下側のトランジスタ2の内蔵
ダイオードが順バイアスされる電位にならない限り、又
は、ダイオード46がある場合これが順バイアスされる
電位にならない限り』という条件付きながら、スイッチ
端子st27は直流電源1などと完全に絶縁される。
【0073】図45の3端子スイッチング回路は、第1
の本発明の1方向スイッチング回路の1実施例を用いた
3端子スイッチング回路で、図1の1方向スイッチング
回路を応用している。この回路にも図44の回路と同様
の絶縁機能が有る。トランジスタ47、ツェナー・ダイ
オード49及び抵抗50は、公知の定電圧回路を構成
し、トランジスタ33がオンのときコンデンサ6の高速
充電と過充電防止を行う。ダイオード48は逆過電圧か
らトランジスタ47を保護する。
【0074】図46の実施例は第3の本発明の1実施例
である。図の様に発光、受光ダイオード・ペアーが有る
と、スイッチ31がオフでも、この光電変換手段によっ
て順バイアス・エネルギーをトランジスタ2に補給する
ことができる。この場合、これらの光電変換手段の出力
電流が温度などによって小さくなっても、本発明本来の
動作は影響を受けない。最初からそれが無かったのと同
じになるだけである。
【0075】図47の実施例は第1の本発明の1実施例
である。こちらもスイッチ3のオフ期間が長くなっても
発光、受光ダイオード・ペアーがコンデンサ6を介して
順バイアス・エネルギーをトランジスタ2に補給するこ
とができる。この場合も、これらの光電変換手段の出力
電流が温度などによって小さくなっても、本発明本来の
動作は影響を受けない。最初からそれが無かったのと同
じになるだけである。
【0076】
【先 行 技 術】
(1) 双方向スイッチング回路に関する技術: 特開昭52−20757号 特開昭52−3
8872号 特開昭52−57769号 特開昭55−7
5348号 特開昭55−93322号 特開昭55−1
33132号 特開昭55−136720〜1号 特開昭55−1
43836〜7号 特開昭57−5433号 特開昭59−1
49421号 特開昭60−16726号 特開昭60−1
13524号 特開昭61−191117〜8号 特開昭61−2
03867号 特開昭62−195917号 特開昭63−1
67521号 特開昭63−302217号(図21)特開平1−25
9620号 特開平1−260917号 特開平2−54
616号 特開平2−100417号 特開平2−11
9416号 特開平2−198219〜20号 特開平3−56
073号(図32) 実開昭57−178735号 実開昭60−4
0134号 実開昭60−93331号 実開昭61−1
24126号 実開昭62−85027号 実開平1−13
0566号 実開平2−13326号 実開平3−80
691号 (2) 駆動回路に関する技術: 米国特許4125814号 特開昭54−1
32727号 特開昭62−147953号 特開昭63−9
9780号 特開昭63−299768号 特開平2−10
1956号 特開平2−123816号 特開平3−17
9815号 特開平4−170813号 実開平1−132129号 実開平3−699
36号 実開平3−82931号
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の本発明の1方向スイッチング回路などの
実施例を示す回路図である。
【図2】従来の双方向スイッチング回路の1例を示す回
路図である。
【図3】従来の双方向スイッチング回路の1例を示す回
路図である。
【図4】従来の双方向スイッチング回路の1例を示す回
路図である。
【図5】従来の双方向スイッチング回路の1例を示す回
路図である。
【図6】従来の双方向スイッチング回路の1例を示す回
路図である。
【図7】従来の双方向スイッチング回路の1例を示す回
路図である。
【図8】従来の双方向スイッチング回路を複数個を使っ
た、電子配電撮能を持つ点火回路を示す回路図である。
【図9】第1の本発明の1方向スイッチング回路などの
実施例を示す回路図である。
【図10】第1の本発明の1方向スイッチング回路など
の実施例を示す回路図である。
【図11】第1の本発明の1方向スイッチング回路など
の実施例を示す回路図である。
【図12】第1の本発明の1方向スイッチング回路など
の実施例を示す回路図である。
【図13】第1の本発明の1方向スイッチング回路など
の実施例を示す回路図である。
【図14】第1の本発明の1方向スイッチング回路など
の実施例を示す回路図である。
【図15】第1の本発明の1方向スイッチング回路など
の実施例を示す回路図である。
【図16】第1の本発明の双方向スイッチング回路の実
施例を示す回路図である。
【図17】第1の本発明の双方向スイッチング回路の実
施例を示す回路図である。
【図18】第1、第2の本発明の双方向スイッチング回
路の実施例を示す回路図である。
【図19】第1の本発明の双方向スイッチング回路の実
施例を示す回路図である。
【図20】第1の本発明の双方向スイッチング回路の実
施例を示す回路図である。
【図21】第1の本発明の双方向スイッチング回路の実
施例を示す回路図である。
【図22】第1の本発明の双方向スイッチング回路の実
施例を示す回路図である。
【図23】第1の本発明の双方向スイッチング回路の実
施例を示す回路図である。
【図24】第1の本発明の双方向スイッチング回路の実
施例を示す回路図である。
【図25】第1の本発明の3端子スイッチング回路の実
施例を示す回路図である。
【図26】第1の本発明の3端子スイッチング回路の実
施例を示す回路図である。
【図27】第1の本発明の点火配電回路の1実施例を用
いた電子配電機能付き点火回路を示す回路図を4分割し
たうちの左から1番目の部分である。
【図28】同じく4分割したうちの左から2番目の部分
である。
【図29】同じく4分割したうちの左から3番目の部分
である。
【図30】同じく4分割したうちの左から4番目の部分
である。
【図31】図27〜図30の電子配電機能付き点火回路
に使われるDC−DCコンバータ回路の1例を示す回路
図である。
【図32】第2の本発明の1方向スイッチング回路など
の実施例を示す回路図である。
【図33】第2の本発明の1方向スイッチング回路など
の実施例を示す回路図である。
【図34】第2の本発明の1方向スイッチング回路など
の実施例を示す回路図である。
【図35】第2の本発明の1方向スイッチング回路など
の実施例を示す回路図である。
【図36】第2の本発明の1方向スイッチング回路など
の実施例を示す回路図である。
【図37】第2の本発明の1方向スイッチング回路など
の実施例を示す回路図である。
【図38】第1、第2の本発明の双方向スイッチング回
路の実施例を示す回路図である。
【図39】第1、第2の本発明の双方向スイッチング回
路の実施例を示す回路図である。
【図40】第1、第2の本発明の双方向スイッチング回
路の実施例を示す回路図である。
【図41】第3の本発明の1方向スイッチング回路など
の実施例を示す回路図である。
【図42】第3の本発明の1方向スイッチング回路など
の実施例を示す回路図である。
【図43】第3の本発明の1方向スイッチング回路など
の実施例を示す回路図である。
【図44】第1の本発明の1方向スイッチング回路の実
施例を用いた3端子スイッチング回路を示す回路図であ
る。
【図45】第1の本発明の1方向スイッチング回路の実
施例を用いた3端子スイッチング回路を示す回路図であ
る。
【図46】第3の本発明の双方向スイッチング回路の実
施例を示す回路図である。
【図47】第1の本発明の双方向スイッチング回路の実
施例を示す回路図である。
【符 号 の 説 明】
st1〜st27 スイッチ端子 st100、st200 スイッチ端子 it1〜it12 入力端子 13 受光ダイオード群 14 発光ダイオード群 21 定電圧手段 22 DC−DCコンバータ回路 23 入力端子 25、26 トランジスタ(IGBT) 43 点火コイル 51 駆動パルス出力手段 V、G、M,a、b 同じ符号同士の接続を示す符号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 17/56 F 9184−5J 17/691 17/78 J 7827−5J 8221−5J H03K 17/687 D

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のスイッチング手段の制御端子と共
    に駆動信号入力用に対を成す主端子に第1の非可制御ス
    イッチを接続して可制御な1方向スイッチを構成し、第
    2のスイッチング手段と第2の非可制御スイッチが直流
    電源を挟む様にこれらを方向を揃えて直列接続し、前記
    第2のスイッチング手段がオンのとき前記第1のスイッ
    チング手段がオフ制御される第1の閉回路を形成し、前
    記第2のスイッチング手段がオンのとき前記直流電源が
    エネルギーを蓄積するエネルギー蓄積手段に前記第2の
    非可制御スイッチを介してエネルギーを供給する第2の
    閉回路を形成し、前記第2のスイッチング手段がオフの
    とき前記エネルギー蓄積手段がその放出エネルギーによ
    って前記第1のスイッチング手段を順バイアスする第3
    の閉回路を形成したことを特徴とする1方向スイッチン
    グ回路。
  2. 【請求項2】 前記エネルギー蓄積手段としてキャパシ
    タンス手段を用い、その通流電流による電圧降下によっ
    て前記制御端子・主端子間にオフ制御電圧を印加する第
    1の電圧降下手段を設け、前記第2の閉回路として前記
    第2のスイッチング手段、前記直流電源、前記第2の非
    可制御スイッチ、前記キャパシタンス手段、及び、前記
    第1の電圧降下手段を含む閉回路を構成し、この閉回路
    に前記キャパシタンス手段の充電電流の大きさを制限す
    る第1の電流制限手段を設け、前記第3の閉回路として
    前記制御端子・主端子間に前記キャパシタンス手段とそ
    の放電電流の大きさを制限する第2の電流制限手段を直
    列接続し、前記第1の閉回路として前記第2のスイッチ
    ング手段、前記直流電源、前記第2の非可制御スイッ
    チ、前記キャパシタンス手段に並列接続した第2の電圧
    降下手段、及び、前記第1の電圧降下手段を含む閉回路
    を用いたことを特徴とする請求項1記載の1方向スイッ
    チング回路。
  3. 【請求項3】 前記キャパシタンス手段と前記第2の電
    圧降下手段の並列回路を前記主端子側に設けたことを特
    徴とする請求項2記載の1方向スイッチング回路。
  4. 【請求項4】 前記キャパシタンス手段と前記第2の電
    圧降下手段の並列回路を前記制御端子側に設けたことを
    特徴とする請求項2記載の1方向スイッチング回路。
  5. 【請求項5】 前記第3の閉回路として前記制御端子・
    主端子間に前記キャパシタンス手段と前記第2の電流制
    限手段の他にインダクタンス手段を直列接続し、このイ
    ンダクタンス手段も前記エネルギー蓄積手段として用い
    たことを特徴とする請求項2、3又は4記載の1方向ス
    イッチング回路。
  6. 【請求項6】 前記第1又は第2の電圧降下手段とし
    て、抵抗と定電流手段を含む電流制限手段、又は、非可
    制御スイッチとツェナー・ダイオードを含む定電圧手段
    を用いたことを特徴とする請求項2、3、4又は5記載
    の1方向スイッチング回路。
  7. 【請求項7】 前記第1のスイッチング手段にノーマリ
    ィ・オフ型を用い、前記第1の電圧降下手段として抵抗
    と定電流手段を含む電流制限手段を用い、前記第2の電
    圧降下手段を取り外し、第1の閉回路として前記電流制
    限手段が前記制御端子・主端子間を繋ぐ閉回路を用いた
    ことを特徴とする請求項2、3、4又は5記載の1方向
    スイッチング回路。
  8. 【請求項8】 前記エネルギー蓄積手段として第1、第
    2のキャパシタンス手段を用い、前記制御端子に前記第
    1のキャパシタンス手段を接続し、前記主端子に前記第
    2のキャパシタンス手段を接続し、前記第3の閉回路と
    して前記制御端子・主端子間に前記第1のキャパシタン
    ス手段と第1の電流制限手段、第2の電流制限手段と前
    記第2のキャパシタンス手段をそれぞれ直列接続し、前
    記第2の閉回路として前記第2のスイッチング手段、前
    記直流電源、前記第2の非可制御スイッチ、前記第2の
    電流制限手段、及び、前記第1のキャパシタンス手段を
    含む閉回路と同時に前記第2のスイッチング手段、前記
    直流電源、前記第2の非可制御スイッチ、前記第2のキ
    ャパシタンス手段、及び、前記第1の電流制限手段を含
    む閉回路を構成し、前記第1の閉回路として前記第1の
    キャパシタンス手段に並列接続した第1の電圧降下手
    段、前記第2のキャパシタンス手段に並列接続した第2
    の電圧降下手段、及び、前記第1、第2の電流制限手段
    が形成するホイートストン・ブリッジの様なものが前記
    第1のスイッチング手段をオフ制御することを特徴とす
    る請求項1記載の1方向スイッチング回路。
  9. 【請求項9】 前記第1又は第2の電圧降下手段とし
    て、抵抗と定電流手段を含む電流制限手段、又は、非可
    制御スイッチとツェナー・ダイオードを含む定電圧手段
    を用いたことを特徴とする請求項8記載の1方向スイッ
    チング回路。
  10. 【請求項10】 前記第1のスイッチング手段にノーマ
    リィ・オフ型を用い、前記エネルギー蓄積手段としてキ
    ャパシタンス手段を用い、前記第1の閉回路として前記
    主端子側に第3の非可制御スイッチが来るように前記第
    1のスイッチング手段の制御端子・主端子間に前記第2
    のスイッチング手段と前記第3の非可制御スイッチを直
    列接続した閉回路を用い、前記制御端子・主端子間に電
    流を通す通流手段を設け、前記第2の閉回路として前記
    第2のスイッチング手段、前記直流電源、前記第2の非
    可制御スイッチ、前記キャパシタンス手段、及び、前記
    通流手段を含む閉回路を構成し、この閉回路に前記キャ
    パシタンス手段の充電電流の大きさを制限する第1の電
    流制限手段を設け、前記第3の閉回路として前記主端子
    側に前記キャパシタンス手段が来るように前記制御端子
    ・主端子間に前記キャパシタンス手段、その放電電流の
    大きさを制限する第2の電流制限手段を直列接続した閉
    回路を用いたことを特徴とする請求項1記載の1方向ス
    イッチング回路。
  11. 【請求項11】 前記直流電源の代わりに交流電圧を出
    力する交流電圧出力手段を用いたことを特徴とする請求
    項10記載の1方向スイッチング回路。
  12. 【請求項12】 前記エネルギー蓄積手段としてインダ
    クタンス手段を用い、前記第3の閉回路として前記制御
    端子・主端子間に前記インダクタンス手段と電圧降下手
    段を直列接続し、前記第1、第2の閉回路として前記第
    2のスイッチング手段、前記直流電源、前記第2の非可
    制御スイッチ、前記インダクタンス手段、及び、前記電
    圧降下手段を含む閉回路を構成し、この閉回路に前記イ
    ンダクタンス手段の励磁電流の大きさを制限する電流制
    限手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の1方向
    スイッチング回路。
  13. 【請求項13】 前記第1のスイッチング手段にノーマ
    リィ・オフ型を用い、前記電圧降下手段の両端を短絡し
    てこの電圧降下手段を取り外したことを特徴とする請求
    項12記載の1方向スイッチング回路。
  14. 【請求項14】 前記第1のスイッチング手段にノーマ
    リィ・オフ型を用い、前記エネルギー蓄積手段としてイ
    ンダクタンス手段を用い、前記第1の閉回路として前記
    主端子側に第3の非可制御スイッチが来るように前記制
    御端子・主端子間に前記第2のスイッチング手段と前記
    第3の非可制御スイッチを直列接続した閉回路を用い、
    前記第3の閉回路として前記制御端子測に前記インダク
    タンス手段が来るように前記制御端子・主端子間に第4
    の非可制御スイッチと前記インダクタンス手段を直列接
    続し、前記第2の閉回路として前記第2のスイッチング
    手段、前記直流電源、前記第2の非可制御スイッチ、及
    び、前記インダクタンス手段を含む閉回路を構成し、こ
    の閉回路に前記インダクタンス手段の励磁電流の大きさ
    を制限する電流制限手段を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の1方向スイッチング回路。
  15. 【請求項15】 前記直流電源の代わりに交流電圧を出
    力する交流電圧出力手段を用いたことを特徴とする請求
    項14記載の1方向スイッチング回路。
  16. 【請求項16】 前記第1のスイッチング手段に第5の
    非可制御スイッチを並列に設けて、両者で1方向可制御
    2方向スイッチを構成したことを特徴とする請求項1〜
    15のいずれか1項に記載の1方向スイッチング回路。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の1方向スイッチング
    回路において、前記第1のスイッチング手段と同じバイ
    アス電圧極性を持つ第3のスイッチング手段を前記第1
    の非可制御スイッチに並列に設けて双方向スイッチを構
    成し、前記第2のスイッチング手段がオンのとき前記第
    3のスイッチング手段がオフ制御される閉回路を形成
    し、前記第2のスイッチング手段がオフのとき前記エネ
    ルギー蓄積手段がその放出エネルギーによって前記第3
    のスイッチング手段を順バイアスする閉回路を形成した
    ことを特徴とする双方向スイッチング回路。
  18. 【請求項18】 請求項1〜15のいずれか1項に記載
    の1方向スイッチング回路において、前記第1の非可制
    御スイッチと第5〜第7の非可制御スイッチ4個使って
    ブリッジ接続型整流回路を構成し、その両直流端子間に
    前記第1のスイッチング手段を接続したことを特徴とす
    る双方向スイッチング回路。
  19. 【請求項19】 請求項1〜16のいずれか1項に記載
    の1方向スイッチング回路と請求項1〜16のいずれか
    1項に記載の1方向スイッチング回路を逆並列接続した
    ことを特徴とする双方向スイッチング回路。
  20. 【請求項20】 請求項1〜16のいずれか1項に記載
    の1方向スイッチング回路と請求項1〜16のいずれか
    1項に記載の1方向スイッチング回路を同じ方向に、内
    向きに、又は、外向きに直列接続したことを特徴とする
    3端子スイッチング回路。
  21. 【請求項21】 請求項1〜16のいずれか1項に記載
    の1方向スイッチング回路と請求項17、18又は19
    記載の双方向スイッチング回路を直列接続したことを特
    徴とする3端子スイッチング回路。
  22. 【請求項22】 請求項17、18又は19記載の双方
    向スイッチング回路と請求項17、18又は19記載の
    双方向スイッチング回路を直列接続したことを特徴とす
    る3端子スイッチング回路。
  23. 【請求項23】 請求項17、18又は19記載の双方
    向スイッチング回路のスイッチ端子側に点火コイルの1
    次コイルを直列接続した直列回路を所定の数だけ並列接
    続したことを特徴とする点火配電回路。
  24. 【請求項24】 第1のスイッチング手段に第1の非可
    制御スイッチを並列に設けて1方向可制御2方向スイッ
    チを構成し、前記第1のスイッチング手段の制御端子と
    共に駆動信号入力用に対を成す主端子に第2の非可制御
    スイッチを接続して可制御な1方向スイッチを構成し、
    2方向に対して電流を制限する第1の電流制限手段と第
    2のスイッチング手段が直流電源を挟むようにこれらを
    直列接続し、前記第2のスイッチング手段がオンのとき
    前記第1のスイッチング手段がオフ制御される第1の閉
    回路を形成し、前記第2のスイッチング手段がオンのと
    き前記直流電源がエネルギーを蓄積するエネルギー蓄積
    手段に前記第1の電流制限手段を介してエネルギーを供
    給する第2の閉回路を形成し、前記第2のスイッチング
    手段がオフのとき前記エネルギー蓄積手段がその放出エ
    ネルギーによって前記第1のスイッチング手段を順バイ
    アスする第3の閉回路を形成し、前記第2のスイッチン
    グ手段がオフで第3のスイッチング手段がオンのとき前
    記直流電源が前記第1の電流制限手段と前記第1又は第
    2の非可制御スイッチを介して前記エネルギー蓄積手段
    にエネルギーを供給する第4の閉回路を形成したことを
    特徴とする1方向スイッチング回路。
  25. 【請求項25】 前記エネルギー蓄積手段としてキャパ
    シタンス手段を用い、前記第3の閉回路として前記主端
    子側に前記キャパシタンス手段が来るように前記制御端
    子・主端子間に前記キャパシタンス手段とその放電電流
    の大きさを制限する第2の電流制限手段を直列接続した
    閉回路を用い、その通流電流による電圧降下によって前
    記制御端子・主端子間にオフ制御電圧を印加する第1の
    電圧降下手段を設け、前記第2の閉回路として前記第2
    のスイッチング手段、前記直流電源、前記第1の電流制
    限手段、前記キャパシタンス手段、及び、前記第1の電
    圧降下手段を含む閉回路を構成し、前記第1の閉回路と
    して前記第2のスイッチング手段、前記直流電源、前記
    第1の電流制限手段、前記キャパシタンス手段に並列接
    続した第2の電圧降下手段、及び、前記第1の電圧降下
    手段を含む閉回路を用い、前記第4の閉回路として前記
    第3のスイッチング手段、前記直流電源、前記第1の電
    流制限手段、前記キャパシタンス手段、及び、前記第1
    又は第2の非可制御スイッチを含む閉回路を構成したこ
    とを特徴とする請求項24記載の1方向スイッチング回
    路。
  26. 【請求項26】 前記第1又は第2の電圧降下手段とし
    て、抵抗と定電流手段を含む電流制限手段、又は、非可
    制御スイッチとツェナー・ダイオードを含む定電圧手段
    を用いたことを特徴とする請求項25記載の1方向スイ
    ッチング回路。
  27. 【請求項27】 前記第3の閉回路として前記制御端子
    ・主端子間に前記キャパシタンス手段と前記第2の電流
    制限手段の他にインダクタンス手段を直列接続し、この
    インダクタンス手段も前記エネルギー蓄積手段として用
    い、前記電圧降下手段として2方向に対して電圧降下作
    用をするものを用いたことを特徴とする請求項24、2
    5又は26記載の1方向スイッチング回路。
  28. 【請求項28】 前記第1のスイッチング手段にノーマ
    リィ・オフ型を用い、前記第1の電圧降下手段として抵
    抗と定電流手段を含む電流制限手段を用い、前記第2の
    電圧降下手段を取り外し、前記第1の閉回路として前記
    電流制限手段が前記制御端子・主端子間を繋ぐ閉回路を
    用いたことを特徴とする請求項25、26又は27記載
    の1方向スイッチング回路。
  29. 【請求項29】 前記第1のスイッチング手段にノーマ
    リィ・オフ型を用い、前記エネルギー蓄積手段としてキ
    ャパシタンス手段を用い、前記第1の閉回路として前記
    主端子側に第3の非可制御スイッチが来るように前記制
    御端子・主端子間に前記第2のスイッチング手段と第3
    の非可制御スイッチを直列接続した閉回路を用い、前記
    第3の閉回路として前記主端子側に前記キャパシタンス
    手段が来るように前記制御端子・主端子間に前記キャパ
    シタンス手段、その放電電流の大きさを制限する第2の
    電流制限手段を直列接続した閉回路を用い、前記制御端
    子・主端子間に電流を通す通流手段を設け、前記第2の
    閉回路として前記第2のスイッチング手段、前記直流電
    源、前記第1の電流制限手段、前記キャパシタンス手
    段、及び、前記通流手段を含む閉回路を構成し、前記第
    4の閉回路として前記第3のスイッチング手段、前記直
    流電源、前記第1の電流制限手段、前記キャパシタンス
    手段、及び、前記第1又は第2の非可制御スイッチを含
    む閉回路を構成したことを特徴とする請求項24記載の
    1方向スイッチング回路。
  30. 【請求項30】 前記エネルギー蓄積手段としてインダ
    クタンス手段を用い、前記第3の閉回路として前記イン
    ダクタンス手段とその通流電流に対して電圧降下作用を
    持つ第1の電圧降下手段を直列接続し、この直列回路が
    前記制御端子側に来るように前記制御端子・主端子間に
    前記直列回路とその2方向の通流電流に対して電圧降下
    作用を持つ第2の電圧降下手段を直列接続し、前記第2
    の閉回路として前記第2のスイッチング手段、前記直流
    電源、前記第1の電流制限手段、前記第1の電圧降下手
    段、及び、前記インダクタンス手段を含む閉回路を構成
    し、その2方向の通流電流に対して電圧降下作用を持つ
    第3の電圧降下手段を前記制御端子・主端子間に設け、
    前記第1の閉回路として前記第2のスイッチング手段、
    前記直流電源、前記第1の電流制限手段、前記第2の電
    圧降下手段、及び、前記第3の電圧降下手段を含む閉回
    路を用い、前記第4の閉回路として前記第3のスイッチ
    ング手段、前記直流電源、前記第1の電流制限手段、前
    記第1の電圧降下手段、前記インダクタンス手段、前記
    第3の電圧降下手段、及び、前記第1又は第2の非可制
    御スイッチを含む閉回路を構成したことを特徴とする請
    求項24記載の1方向スイッチング回路。
  31. 【請求項31】 前記第1のスイッチング手段にノーマ
    リィ・オフ型を用い、前記エネルギー蓄積手段としてイ
    ンダクタンス手段を用い、前記第1の閉回路として前記
    主端子側に第3の非可制御スイッチが来るように前記制
    御端子・主端子間に前記第2のスイッチング手段と第3
    の非可制御スイッチを直列接続した閉回路を用い、前記
    第3の閉回路として前記制御端子側に前記インダクタン
    ス手段が来るように前記制御端子・主端子間に第4の非
    可制御スイッチと前記インダクタンス手段を直列接続
    し、前記第2の閉回路として前記第2のスイッチング手
    段、前記直流電源、前記第1の電流制限手段、及び、前
    記インダクタンス手段を含む閉回路を構成し、前記制御
    端子・主端子間に電流を通す通流手段を設け、前記第4
    の閉回路として前記第3のスイッチング手段、前記直流
    電源、前記第1の電流制限手段、前記インダクタンス手
    段、前記通流手段、及び、前記第1又は第2の非可制御
    スイッチを含む閉回路を構成したことを特徴とする請求
    項24記載の1方向スイッチング回路。
  32. 【請求項32】 請求項24〜31のいずれか1項に記
    載の1方向スイッチング回路において、前記第1のスイ
    ッチング手段と同じバイアス電圧極性を持つ第4のスイ
    ッチング手段を前記第2の非可制御スイッチに並列に設
    けて双方向スイッチを構成し、前記第2のスイッチング
    手段がオンのとき前記第4のスイッチング手段がオフ制
    御される閉回路を形成し、前記第2のスイッチング手段
    がオフのとき前記エネルギー蓄積手段がその放出エネル
    ギーによって前記第4のスイッチング手段を順バイアス
    する閉回路を形成したことを特徴とする双方向スイッチ
    ング回路。
  33. 【請求項33】 請求項24〜31のいずれか1項に記
    載の1方向スイッチング回路において、前記第2の非可
    制御スイッチと第5〜第7の非可制御スイッチ4個使っ
    てブリッジ接続型整流回路を構成し、その両直流端子間
    に前記第1のスイッチング手段を接続し、前記第4の閉
    回路として前記第3のスイッチング手段、前記直流電
    源、前記第1の電流制限手段、前記エネルギー蓄積手
    段、及び、前記ブリッジ接続型整流回路を含む閉回路を
    用い、前記第1の非可制御スイッチは無くても構わない
    ことを特徴とする双方向スイッチング回路。
  34. 【請求項34】 請求項24〜31のいずれか1項に記
    載の1方向スイッチング回路と請求項24〜31のいず
    れか1項に記載の1方向スイッチング回路を逆並列接続
    し、2つの前記第3のスイッチング手段を共通化して1
    つにしたことを特徴とする双方向スイッチング回路。
  35. 【請求項35】 請求項32、33又は34記載の双方
    向スイッチング回路のスイッチ端子側に点火コイルの1
    次コイルを直列接続した直列回路を所定の数だけ並列接
    続し、全部の前記第3のスイッチング手段を共通化して
    1つにしたことを特徴とする点火配電回路。
  36. 【請求項36】 電圧駆動型の第1のスイッチング手段
    に第1の非可制御スイッチを並列に設けて1方向可制御
    2方向スイッチを構成し、前記第1のスイッチング手段
    の制御端子と共に駆動信号入力用に対を成す主端子に第
    2の非可制御スイッチを接続して可制御な1方向スイッ
    チを構成し、前記制御端子に第2のスイッチング手段を
    接続し、双方向に対して電流を制限する第1の電流制限
    手段と第2のスイッチング手段が直流電源を挟むように
    これらを直列接続し、前記第2のスイッチング手段がオ
    ンのとき前記第1のスイッチング手段がオフ制御される
    第1の閉回路を形成し、前記第2のスイッチング手段が
    オフで第3のスイッチング手段がオンのとき前記直流電
    源が前記第1の電流制限手段と前記第1又は第2の非可
    制御スイッチを介して前記制御端子・主端子間静電容量
    を順バイアス方向に充電する第2の閉回路を形成したこ
    とを特徴とする1方向スイッチング回路。
  37. 【請求項37】 その通流電流による電圧降下によって
    前記制御端子・主端子間にオフ制御電圧を印加する電圧
    降下手段を設け、前記第1の閉回路として前記第2のス
    イッチング手段、前記直流電源、双方向に対して電流を
    制限する第2の電流制限手段、及び、前記電圧降下手段
    を含む閉回路を構成したことを特徴とする請求項36記
    載の1方向スイッチング回路。
  38. 【請求項38】 その通流電流による電圧降下によって
    前記制御端子・主端子間にオフ制御電圧を印加する第1
    の電圧降下手段を設け、前記主端子側に第2の電圧降下
    手段が来るように前記制御端子・主端子間に前記第2の
    電圧降下手段と第3の電圧降下手段を直列接続し、前記
    第1の閉回路として前記第2のスイッチング手段、前記
    直流電源、前記第1の電流制限手段、前記第2の電圧降
    下手段、及び、前記第1の電圧降下手段を含む閉回路を
    構成し、前記第2の閉回路として前記第3のスイッチン
    グ手段、前記直流電源、前記第1の電流制限手段、前記
    第3の電圧降下手段、前記制御端子・主端子間静電容
    量、及び、前記第1又は第2の非可制御スイッチを含む
    閉回路を用いたことを特徴とする請求項36記載の1方
    向スイッチング回路。
  39. 【請求項39】 前記第1のスイッチング手段にノーマ
    リィ・オフ型を用い、前記第1の閉回路として前記制御
    端子・主端子間に前記第2のスイッチング手段と第3の
    非可制御スイッチを直列接続した閉回路を用いたことを
    特徴とする請求項36記載の1方向スイッチング回路。
  40. 【請求項40】 前記制御端子・主端子間にキャパシタ
    ンス手段を接続して、その静電容量を増大させたことを
    特徴とする請求項36、37、38又は39記載の1方
    向スイッチング回路。
  41. 【請求項41】 請求項36〜40のいずれか1項に記
    載の1方向スイッチング回路において、前記第1のスイ
    ッチング手段と同じバイアス電圧極性を持つ電圧駆動型
    の第4のスイッチング手段を前記第2の非可制御スイッ
    チに並列に設けて双方向スイッチを構成し、前記第1、
    第4のスイッチング手段の制御端子同士を接続したこと
    を特徴とする双方向スイッチング回路。
  42. 【請求項42】 請求項36〜40のいずれか1項に記
    載の1方向スイッチング回路において、前記第2の非可
    制御スイッチと第4〜第6の非可制御スイッチ4個使っ
    てブリッジ接続型整流回路を構成し、その両直流端子間
    に前記第1のスイッチング手段を接続し、前記第2の閉
    回路として前記第3のスイッチング手段、前記直流電
    源、前記第1の電流制限手段、前記制御端子・主端子間
    静電容量、及び、前記ブリッジ接続型整流回路を含む閉
    回路を用い、前記第1の非可制御スイッチは無くても構
    わないことを特徴とする双方向スイッチング回路。
  43. 【請求項43】 請求項36〜40のいずれか1項に記
    載の1方向スイッチング回路と請求項36〜40のいず
    れか1項に記載の1方向スイッチング回路を逆並列接続
    し、2つの前記第3のスイッチング手段を共通化して1
    つにしたことを特徴とする双方向スイッチング回路。
  44. 【請求項44】 請求項41、42又は43記載の双方
    向スイッチング回路のスイッチ端子側に点火コイルの1
    次コイルを直列接続した直列回路を所定の数だけ並列接
    続し、全部の前記第3のスイッチング手段を共通化して
    1つにしたことを特徴とする点火配電回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006072317A (ja) * 2004-09-01 2006-03-16 Samsung Sdi Co Ltd プラズマ表示パネルとその駆動方法
JP2007116653A (ja) * 2005-09-20 2007-05-10 Denso Corp スイッチ回路
CN106405354A (zh) * 2016-11-24 2017-02-15 北京共元科技有限公司 一种直流绝缘监测电路及方法

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