JPH05226642A - Mos制御サイリスタ - Google Patents

Mos制御サイリスタ

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JPH05226642A
JPH05226642A JP4206392A JP20639292A JPH05226642A JP H05226642 A JPH05226642 A JP H05226642A JP 4206392 A JP4206392 A JP 4206392A JP 20639292 A JP20639292 A JP 20639292A JP H05226642 A JPH05226642 A JP H05226642A
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JP
Japan
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cathode
cells
mct
cell
base layer
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Application number
JP4206392A
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English (en)
Inventor
Friedhelm Bauer
バウエル フリートヘルム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ABB Asea Brown Boveri Ltd
ABB AB
Original Assignee
ABB Asea Brown Boveri Ltd
Asea Brown Boveri AB
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Filing date
Publication date
Application filed by ABB Asea Brown Boveri Ltd, Asea Brown Boveri AB filed Critical ABB Asea Brown Boveri Ltd
Publication of JPH05226642A publication Critical patent/JPH05226642A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/70Bipolar devices
    • H01L29/74Thyristor-type devices, e.g. having four-zone regenerative action
    • H01L29/744Gate-turn-off devices
    • H01L29/745Gate-turn-off devices with turn-off by field effect
    • H01L29/7455Gate-turn-off devices with turn-off by field effect produced by an insulated gate structure
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/02Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/06Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by their shape; characterised by the shapes, relative sizes, or dispositions of the semiconductor regions ; characterised by the concentration or distribution of impurities within semiconductor regions
    • H01L29/08Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by their shape; characterised by the shapes, relative sizes, or dispositions of the semiconductor regions ; characterised by the concentration or distribution of impurities within semiconductor regions with semiconductor regions connected to an electrode carrying current to be rectified, amplified or switched and such electrode being part of a semiconductor device which comprises three or more electrodes
    • H01L29/083Anode or cathode regions of thyristors or gated bipolar-mode devices
    • H01L29/0839Cathode regions of thyristors

Abstract

(57)【要約】 【目的】相当大きなカソード面積と多数のMCT(MOS-C
ontrolled Thyristor)セルとを有する素子においても、
個々のMCTセルの大ターンオフ電流密度が実質的に保
たれるMCTを提供すること。 【構成】電気的に並列に接続された、隣接して位置する
多数の個々のMCTセル(MC)から成るMOS制御サ
イリスタMCTにおいて、MCTセル(MC)自体又
は、数個の最密充填されたMCTセル(MC)から成る
セル群は、前記MCTセル(MC)の横方向直線寸法と
少なくとも同程度の横方向直線寸法を有する非放射ギャ
ップ(2)によって相互に分離されている。この分離の
結果として、多数のセルを含む大面積素子でも個々のM
CTセル(MC)の完全な性能が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パワー・エレクトロニ
クスの分野に関する。本発明は、特に、(a) 一方が
アノードに割り当てられ、他方がカソードに割り当てら
れてカソード面を形成する二つの対向する主面を有する
半導体基板と、(b) 前記半導体基板中の前記アノー
ドとカソードとの間の層列において、第1伝導種のエミ
ッタ層と、前記第1種の反対の第2伝導種の第1ベース
層と、前記第1伝導種の第2ベース層から成る層列と、
(c) 前記半導体基板の中の前記アノード及びカソー
ドの間の、隣接して配置され並列に接続された複数のM
CTセルと、(d) 前記カソード側の全てのMCTセ
ルの中で前記第2ベース層に埋設された前記第2伝導種
のエミッタ領域であって、このエミッタ領域への接続は
カソード接点によって前記カソード面から行われるよう
になっているエミッタ領域と、(e) 前記カソード側
で全てのMCTセルの内部で、前記第2ベース層と前記
カソード接点との間にスイッチング可能な短絡回路を形
成するMOS構造と、から成るMOS制御サイリスタに
関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】この様なMCTは、例えば、
IEEE会報「電子装置」、ED−33巻、1609〜
1618ページ(1986)中のV.A.K.テンプル
による論文に開示されている。パワーエレクトロニクス
回路、特に速度制御モーター駆動装置におけるアプリケ
ーションでは、現在GTOから知られている様に、使わ
れるパワー半導体における電流制御を電圧制御と置き換
えることが出来るならば、システムを大いに簡単化出来
るであろう。低パワーでは、電流制御から電圧制御への
この変化は、在来のバイポーラ・トランジスタを、最近
開発されたIGBT(絶縁ゲート・バイポーラ・トラン
ジスタの略称)と置き換えることによって既に達成され
ている。
【0003】依然としてサイリスタの領域である大パワ
ーでは、電圧制御のMCT(MOS制御サイリスタの略
称)を開発することによって、同様にGTOを置き換え
る努力が相当長い期間にわたって行われてきている。し
かし、これまでのところ、大面積MCTは、特にターン
オフ段階で有害な不均一電流分布が生じるという欠点を
持ち続けているので、その努力は余り成功したとは言え
ない。
【0004】僅か1mm2 のカソード面積を有する素子
についても、この現象は、ターンオフ電流密度を約50
A/cm2 という非常に低い値に低下させる。これと対
照的に、僅か数個のセルの構成については(大面積MC
Tは常に多数の個々の小さなMCTセルから成り、その
カソード面積は僅かに約0.01mm2 である)、数千A
/cm2 という優れたターンオフ電流密度が観察されて
いる。
【0005】
【発明の概要】従って、本発明の目的は、相当大きなカ
ソード面積と多数のMCTセルとを有する素子において
も、個々のMCTセルの大ターンオフ電流密度が実質的
に保たれるようになっているMCTを提供することであ
る。第1実施例では、この目的は、初めに言及した種類
のMCTにおいて達成されるが、そのMCTでは、
(f) 個々のMCTセルが非放射ギャップによって相
互に分離され、(g) その非放射ギャップの横方向直
線寸法は、個々のMCTセル自体の横方向直線寸法と少
なくとも同程度である。
【0006】第2の実施例では、この目的は、(f)
全てのMCTセルが組み合わされて複数のセル群をな
し、(g) 全てのセル群は、互いの近傍に配置された
数個のMCTセルから形成されており、(h) 前記セ
ル群は非放射ギャップによって相互に分離されており、
(i) その非放射ギャップの横方向直線寸法は、個々
のMCTセル自体の横方向直線寸法と少なくとも同程度
であることにより達成される。
【0007】両方の場合に、多数のセルが一つの基板に
収容されるときでも個々のセルのターンオフ能力が完全
に保たれることとなる様な程度まで非放射ギャップを導
入することによって個々のMCTセル又は複数のMCT
セルの小さな群が互いに分離されることが本発明の本質
である。この関係で、個々のMCTセルの内部構造は、
いろいろな形を取ることが出来る。
【0008】本発明の第1の好適な実施例では、補強酸
化物層がカソード面上のギャップ中に設けられる。この
実施例は、素子入力容量が相当減少するという利点を有
する。本発明の他の実施例では、濃厚にドーピングさ
れ、局在する、自由に浮動する第1伝導種の分離領域が
前記カソード面からのギャップ中の第2ベース層に埋設
され、その分離領域は前記MCTセル又はセル群を相互
に分離する。この実施例は、発生することのある電流不
均一性を、前記分離領域で滑らかにすることが出来ると
いう利点を有する。
【0009】最後に、第3の好適な実施例では、(a)
DMOSセルが前記ギャップ中に配置され、(b)
カソード側の全てのDMOSセルの内部で第2伝導種の
チャネル領域が第2ベース層に埋設され、第1伝導種の
カソード短絡回路領域が前記チャネル領域に埋設され、
カソード接点により前記カソード面から前記カソード短
絡回路領域への接続が行われ、(c) カソード側の全
てのDMOSセルの内部にMOS構造が設けられ、この
MOS構造は、前記第2ベース層と前記カソード短絡回
路領域との間にスイッチング可能な短絡回路を形成す
る。
【0010】この実施例では、ターンオフ時にDMOS
セルにより半導体基板の内部からホールを抽出し、これ
により更にターンオフ容量を増大するためにギャップも
有利に使用する。別の実施例は、従属請求項から明らか
になる。添付図面と関連させて以下の詳細な記述を参照
することにより、本発明と、その利点の多くについて
の、より良く理解することが出来る。
【0011】
【実施例】図面では、同一又は対応する部分を指示する
のに同じ参照数字が使われている。本発明は、共通の半
導体基板の中のMOS制御サイリスタMCTの個々の要
素MCTセルの構成に関する。この関係で、個々のMC
TセルMC(図1A−C)は、全て、例えば、図1Dに
示されていて図1A及び1Cの線X−Xに沿う断面に対
応する既に知られている内部構造を有することが出来
る。この構造では、エミッタ層12(p+ ドーピングさ
れている)と、第1ベース層11(n- ドーピングされ
ている)と、第2ベース層10(pドーピングされてい
る)とから成る層列が半導体基板3中のアノードEとカ
ソードKとの間に配置されている。第2ベース層10内
でカソード側からエミッタ領域9(n+ ドーピングされ
ている)が埋設されており、これに、カソード面1上の
カソード接点4によって接続が行われている。対応する
アノード接点13はアノード側のエミッタ層12への接
続を行う。
【0012】第2ベース層10、チャネル領域8(nド
ーピングされている)、カソード短絡回路領域7(p+
ドーピングされている)、及び、チャネル領域8より上
に絶縁されて配置された第1ゲート電極6(ゲート絶縁
体5)から成るpチャネルMOSFETの形のMOS制
御短絡回路が、ターンオフ動作の目的でカソード側に設
けられている。
【0013】この構成の動作モードは、従来技術から知
られているので、ここでは説明しない。更に、この点
で、図1Dに示されている構造は、本発明に適したMC
Tセルを形成する複数の可能性の中の一つに過ぎないと
いうことを指摘しておく。MCTセルの他の適当な形
は、例えば、図1Dと相補的なドーピングを有し、或い
は、短絡回路を制御するためにpチャネルMOSFET
の代わりにnチャネルMOSFETを含むことが出来
る。
【0014】かなり大きなパワーのために設計されたM
CTは、半導体基板3中に隣接して配置されて電気的に
並列に接続された多数のこの様なMCTセルから成る。
同時に、個々のMCTセルMCの横方向寸法は、例え
ば、正方形(図1A及びB)又はストリップ型(図1
C)、六角形又はその他の形状である。それは、セル幅
aで特徴付けられる。カソード面1上のMCTセルMC
の分布は、特性変数としてセル間隔bを有するが、これ
は隣接するセル同士の間でセル中心からセル中心までの
距離である。
【0015】原則的に、出発点は、正方形MCTセルに
ついて図1Aに示されているMCTセルMCの最密充填
構成である。セル幅aとセル間隔bとは、この場合には
等しい大きさである。しかし、本発明に必須であると共
に、以下に更に詳しく説明するように、個々のMCTセ
ルMCを非放射ギャップ2によって相互に分離すること
も考えられる。その場合には、セル間隔bはセル幅aよ
り大きい。その結果として、正方形セルについては図1
Bに示されている形態となり、ストリップ型セルについ
ては図1Cの形態となる。
【0016】本発明を説明するために、個々のMCTセ
ルMCのMOS制御短絡回路のサイズを特徴付けること
が第1に重要である。指定されたゲート電圧Vg に制御
されることがなお出来るアノード電流IA の大きさが、
15μm×15μm(セル幅a=15μm)の寸法を有
する正方形MCTセルについて図2に示されている。こ
の特性曲線は直線に非常に近い。従って、その勾配はM
OS制御短絡回路の性能の尺度と見なすことのできるも
のである。この場合には、この数値は、ゲート電圧信号
のセル1個当たりボルト当たり1.2mAである。20μ
m×20μmの寸法を有するセルについては、この結果
としてセル1個当たりボルト当たり1.35mAという実
験値になる。この関係で、より大きなセルについて値が
幾分大きくなるのは、チャネル幅がより大きいことに起
因する。
【0017】従って、高性能MCTを製造するには、多
数の個々のセルから成るMCTが構成されるならばMC
Tセルの数に比例して制御可能なアノード電流IA GA
増大するか否かチェックすることが重要である。このチ
ェックの実験結果が図3に示されている。この関係で、
100個、225個及び2000個のセル(単セルの寸
法は20μm×20μm)をそれぞれ含む素子が研究さ
れた。IA (Vg )曲線は、最小の素子(そのセル構成
は(10×10)マトリックスに対応する)でも、単セ
ルの性能をまるで達成出来ないことを示す。最大の素子
(2000個のセルを包含する)の面積は、最小の素子
(100個のセルを含む)のそれの20倍の大きさであ
り、制御可能なアノード電流は約3倍に増大するに過ぎ
ない。
【0018】これらの結果から、性能(これは、MOS
ゲートの電圧により制御することの出来るアノード電流
を意味すると理解される)がカソード面のセルの数に比
例して増大しないで、精々、周囲の長さに比例して(即
ち、カソード面積の平方根に比例して)増大するに過ぎ
ない、即ち、単セルの性能を一般に大面積にスケールア
ップすることは出来ないと結論することが出来る。これ
から、特別の手段と用心とが無ければ、競合する大面積
・高性能のMCTを作ることは出来ないことも明らかで
ある。
【0019】問題の解決策は、今、二つの実験により提
供される。その結果は図4〜7に示されており、それに
ついて以下に説明をする。その第1の実験では、MOS
ゲートの電圧により制御することの出来るアノード電流
に関してセル構成が特徴付けられた。前記構成は、単セ
ル((1×1)マトリックス)、並びに、3×3セル、
5×5セル、7×7セル、10×10セル、及び、最後
に、20×20セルのマトリックス構成から成ってい
た。同時に、全ての素子(構成)に同じ単セル(20μ
m×20μm)を使った。全ての素子は、図1Aの最密
充填セル構成だった。
【0020】これらの構成で制御することの出来るアノ
ード電流(1セル及び1Vのゲート電圧増分について規
格化されている)が図4に示されている。良く調べれ
ば、単セルと(3×3)セル・マトリックスとの間に直
線的スケーリングが成り立つことが分かる、即ち、(単
セルと比べて)9倍のアノード電流IA を、9個のセル
から成るマトリックスで制御することが出来る。一方、
(5×5マトリックスの場合に2次元効果が始まり、そ
の結果として、この構造で既に単セルの性能レベルが最
早達成出来ない。
【0021】単セルと比べて多数のセルを含む構成の場
合のセルのこの性能低下を説明するために、減少係数r
が導入され、図4から研究された構成についてセルの数
MCの関数として図5に示されている。この関係で、r
=1の数値は、単セルの潜在的性能を示す。(5×5)
構成の場合には、一つのセルは、単セルのターンオフ能
力の僅か66%(r=0.66)を達成するに過ぎない
(均一な電流密度分布を仮定すると)。
【0022】図5から、セル・マトリックスのサイズが
大きくなる(nMC増大)に従ってターンオフ能力の減少
が急速に増大することが明らかである。そして、セルの
最密充填を有する大面積素子(ここでは約1cm2 のチ
ップ面積を仮定する)は、前述のスケーリング問題に対
する解決策無しでは考えられないことが明らかである。
【0023】第2の実験では、セルの幾何学的構成を別
様に変えた。既に説明したセルの最密充填を有する(2
0×20)マトリックスから出発して(単セルのサイズ
は15μm×15μm)、セル間隔b(最密充填の場合
には15μm)が他の構成で増大された。比較のため
に、次の構成、即ち、20μmセル間隔の(15×1
5)マトリックスと、25μmセル間隔の(12×1
2)マトリックスと、30μmセル間隔の(10×1
0)マトリックスと、50μmセル間隔の(6×6)マ
トリックスと、最後に(100μmセル間隔の(3×
3)マトリックスと、を使った。
【0024】全ての構造は、そのターンオフ能力に関し
て再び単セルと比較された(1セル、1ボルト・ゲート
電圧増分について規格化された)。図6は、(図4と同
じく)上に列挙した試験構造についてゲート電圧Vg
関数として制御可能なアノード電流IA を示す。ここで
減少係数rも計算して(図4及び5の様に)セル間隔b
に対してプロットすれば、図7に示されている曲線が得
られる。
【0025】図7に示されている曲線の注目すべき特徴
は、60〜70μm未満のセル間隔bの構成のセルが絶
縁された単セルの様に振る舞い、見掛け上は最早その近
傍に気付かないことである。この発見は、本発明の第1
の解決策の出発点となる。即ち、個々のMCTセルをM
CT中になるべく密に充填するのは間違っている。反対
に、相当大きな構成においても最大のターンオフ能力を
達成することが望ましい場合にはセル同士の間に最小間
隔を維持することが必要である。
【0026】前述した様に、前記の実験は特別のDMO
S−MCT構造に対して行われたけれども、随意の所望
のMCTセル構造(即ち、NMOS型又は相補的DMO
S型のものでも)についての本発明の関連性が確立され
ている。同じことが、例えばアノード短絡回路、付加的
障壁層、又はエッジ終端の設計などの、考えられる全て
のアノード構造にも言える。
【0027】本発明の第1の代替解決策(図8A及び
B、図9)は、隣接するセル同士の間に対応する中間領
域14を有する非放射ギャップ2により相互に分離され
ている個々の正方形又はストリップ型MCTセルMCか
ら成る。この関係で、「非エミッタ」は、MCTセルの
エミッタ領域9と同等で電荷担体をベース層に注入する
領域がギャップ2に存在しないことを意味すると解され
る。本発明により、非放射ギャップ2の横方向直線寸法
(最も単純な場合、セル間隔bとセル幅aとの差)は、
個々のMCTセルMCの対応する寸法(セル幅a)と少
なくとも同程度である。その場合、中間領域14は、M
CTセルMCが必要とする領域と少なくとも同等の大き
さである。図8A及びBの例では、セル及びギャップの
直線寸法は、特に、等しい。図9の例では、ギャップ2
の直線寸法はセルの直線寸法の2倍の大きさである。こ
の場合、その結果として正方形の中間領域14は個々の
MCTセルMCの領域の4倍の大きさである。
【0028】しかし、ギャップ2、従って中間領域14
は、所望の場合にはなお大きくてもよい。しかし、MC
TセルMC同士の間隔が非常に大きい場合には、非常に
小量のn+ 型エミッタ領域(エミッタ領域9)がカソー
ド側に存在するに過ぎないので、或る場合には相当大き
なON抵抗が予想される。従って、本発明の第2の代替
解決策では、マトリックス形で僅か数個のセルの最密充
填構成(例えば(3×3)マトリックス)がなお直線的
傾きを呈する(図5を見よ)という意味で、前述の実験
結果を利用する。この関係で、MCTセルの「群」とい
う概念をここで先ず第1に紹介する。セル群は、最密充
填された「小」数のMCTセルを意味すると解される。
この関係で、「小」は1より多いことを意味する、例え
ば、1×2、1×3、等々、2×2、2×3、2×4及
び(言うまでもなく)3×3も、である。本質的な点
は、スケーリングがなお直線的に生じるか又は少なくと
も直線から実質的に外れないのに充分な程度にセル群が
小さいということである。
【0029】第2の代替解決策によると、個々のMCT
セル(図10A)の代わりに、ここで定義したセル群1
5(図10B)は、個々のMCTセルMCの対応する寸
法と少なくとも同程度の横方向寸法を有する非放射ギャ
ップ2によって分離される。好ましくは、図7により、
異なる群の中のセル同士の間のセル間隔bは少なくとも
60μmであるべきである。
【0030】図10A及び10Bを比べると、セル群で
達成される領域利用の向上が明らかとなる、即ち、図1
0Aにおいて、セル幅a(例えば、20μm)を有する
正方形MCTセルMCは、エッジ長さc1(例えば、1
00μm)を有する非エミッタ正方形ギャップ2に囲ま
れている。ギャップ2の直線寸法は、この場合にはC1
−aである、即ち、本例では80μmである。領域利用
係数は、この場合にはa2 /(c1)2 である、即ち本
例では1/25又は0.04である。
【0031】図10Bにおいて、群幅3a(=60μ
m)を有する(3×3)マトリックスの形のセル群15
は、エッジ長さc2(=140μm)を有する非放射ギ
ャップ2に囲まれている。この場合にもギャップ2の直
線寸法は80μmであり、領域利用は(3a)2 /(c
2)2 である、即ち、3600/19、600又は0.1
84である。これから、第2代替解決策による素子が、
受動的カソード領域に対して、かなり向上した放射比を
有することが明らかである。
【0032】これまでは、個々のMCTセル及び/又は
セル群の間の間隔を作るギャップ2は、それ自体として
はカソードからの電子放射には寄与しないためにのみ必
要とされていた。しかし、ギャップ2は、また、非放射
とは調和しない他の目的にも使えるものである。よっ
て、特に、ターンオフ時にホールの付加的抽出を引き起
こす素子がギャップ2に設けられるならば、ギャップ2
の直線寸法を、動作を損せずに減少させることが出来
る。
【0033】この様な素子は、本発明の好適な実施例で
はいわゆるDMOSセルD(図10C)であり、これ
は、個々のMCTセル又はセル群15を囲んでおり、ホ
ールを抽出するためにMOS制御によりオンにスイッチ
ングされることが出来る。その様なDMOSセルDが図
13に示されている。図1Dから既に知られている部分
に加えて、このセルにおいて連続的チャネル領域19
(nドーピングされている)と、前記チャネル領域19
に埋設されているカソード短絡回路領域18(p+ドー
ピングされている)とは、チャネル領域19より上に配
置されている第2ゲート電極20と共に、第2ベース層
10の間にMOS制御短絡回路を形成し、カソード短絡
回路領域はこのセル内にカソード側に設けられている。
【0034】前記素子のON状態において、DMOSセ
ルは非活動状態である、即ち、MOS制御短絡回路はオ
ンになっていない。前記セルの5層構造は、他の素子
(MCTセル)の動作に対して何らの効果も持たない。
特に、放射は起こらない。しかし、ターンオフ時には、
前記短絡回路はオンになり、その結果としてホールが第
2ベース層10からカソードの方向に抽出されることが
出来、ターンオフ能力が全体として向上する。セル群1
5の同じ性能及びサイズについて、この様なDMOSセ
ルDは、100μmで図10Bの構成の場合より顕著に
小さいギャップのエッジ長さc3を達成することを可能
にし、従って、領域利用を一層良好にする。
【0035】本発明の別の好適な実施例について、図1
1A及び11Bを参照して説明をすることが出来る。図
11Aは、この場合には、セル群15及びギャップ2を
伴うカソード領域の、既に説明した構造の平面図を示
す。図11Bは、図11Aからの切断線Y−Yに沿って
内部構造を示すが、個々のMCTセルの詳細(カソード
接続、ゲート電極、等々)は、図を明確にするために省
略してある)。
【0036】説明の目的のために、図10A及び10B
をもう一度参照する。カソードの構造がそこに示されて
いる形であるならば(MCTセル又はセル群が非放射ギ
ャップに囲まれている)、薄いゲート酸化物を必要とす
るMOSチャネルはMCTセルの内部に位置するに過ぎ
ないので、前記セル又は群の間の領域全体を薄いゲート
酸化物(ゲート絶縁体5)で覆う必要はない。従って、
素子入力容量を大幅に減少させ、その結果としてゲート
・ドライバー要件をも大幅に減少させるために、カソー
ド面上のギャップ2の上に補強酸化物層16(図11
B)を設けることが可能である。酸化物層16をギャッ
プ2の上に設ける一つの道は(この酸化物層16は、薄
いゲート絶縁体5とは対照的に補強されている)、それ
自体としては公知のLOCOSプロセスを使うことであ
る。
【0037】別の好適な実施例について図12A及び1
2Bを参照して説明することが出来るが、図12Aは前
記実施例の平面図を示し、図12Bは図12Aの線Z−
Zに沿う断面を示す。この実施例において、セル幅15
(又は、個々のMCTセル)の間のギャップ2は他の方
法で付加的に使われる、即ち、無接続の、即ち自由に浮
動する、濃厚にドーピングされた分離領域17(p+
ーピングされている)が、比較的に軽度にドーピングさ
れた第2ベース層10の内部にグリッド又は回路網の形
で設けられるが、これはギャップ2内でカソード面に現
れる。この構造が正方形の群について図12Aに示され
ている。類似の形態が、図8Aの個々の正方形セル又は
図8Bのストリップ型セルについて生じる。この実施例
において図11Bの補強酸化物層16も設けることが出
来る。
【0038】濃厚にドーピングされた局在する分離領域
17の利点は次の通りである、即ち、前記素子中に電流
の不均一又は電流フィラメントが若し生じれば、アノー
ドAとカソードKとの間の局所ポテンシャルの増大も、
それに伴う。平均電流密度を有する領域と比べてのこの
ポテンシャル差の発生は、低抵抗分離領域17の存在に
よって妨害されるので、極端な不均一は平滑にされる。
【0039】従って、概して、本発明は、大きな領域上
でも、多数のセルにも、個々のセルの性能を完全に使用
出来るようにするMCTを利用可能にするものである。
明らかに、上記の教示に鑑みていろいろな修正と変更と
が可能である。従って、特許請求の範囲の欄の記載内容
の範囲内で本発明を、本明細書に詳しく記載した以外の
態様で実施出来ることが理解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はカソード側から見たギャップの無い
(最密充填)正方形MCTセルの基本構成の一部を示
す。(B)はギャップによって相互に分離されたMCT
セルの、図1Aによる構成を示す。(C)はギャップに
よって相互に分離されたストリップ型のMCTセルの、
図1Bに匹敵する構成を示す。(D)は図1A−Cに見
られるMCTセルの可能な内部構造の断面を示す。
【図2】ゲート電圧Vg の関数として2.25×10-4
2 (エッジ長さは15μm×15μm)の面積を有す
る個々の正方形MCTセルの最大ターンオフ電流IA
示す。
【図3】100、225及び2000個の類似の正方形
MCTセル(個々のセルのエッジ長さは20μm×20
μm)の最密構成についてのゲート電圧の関数として最
大ターンオフ電流を示す。
【図4】単セル(1×1)と比べて、3×3、5×5、
7×7、10×10及び20×20の類似の正方形MC
Tセル(個々のエッジ長さは20μm×20μm)の最
密充填マトリックス構成についてゲート電圧の関数とし
て最大ターンオフ電流を示す。
【図5】MCTセルの総数nMCの関数として(単セルに
対して複数の最密充填セルについてセル1個当たりの最
大ターンオフ電流の減少の尺度として)図4から得られ
る減少係数rを示す。
【図6】セル間隔b(15μm〜100μm)が変化す
る3×3、6×6、10×10、12×12、15×1
5及び20×20の類似の正方形MCTセル(個々のエ
ッジ長さは15μm×15μm)のマトリックス構成に
ついてゲート電圧の関数として最大ターンオフ電流を示
す。
【図7】個々のMCTセルのセル間隔bの関数として図
6から得られた減少係数rを示す。
【図8】(A)は個々のセルの直線寸法と丁度同じ大き
さの直線寸法を有するギャップによって、本発明に従っ
て分離された正方形又はストリップ型のMCTセルの構
成を示す。(B)は個々のセルの直線寸法と丁度同じ大
きさの直線寸法を有するギャップによって、本発明に従
って分離された正方形又はストリップ型のMCTセルの
構成を示す。
【図9】2倍の大きさのギャップを有する本発明による
正方形MCTセルの構成を示す。
【図10】(A)は本発明の第1実施例による、周囲を
囲むギャップを有する個々のMCTセルを示す。(B)
は本発明の第2実施例による、周囲を囲むギャップを有
するセル群を示す。(C)は本発明の好適な実施例に従
って、前記ギャップにおいてDMOSセルに囲まれたセ
ル群を示す。
【図11】(A)は本発明の別の実施例に従って、カソ
ード側で前記ギャップにおいて補強酸化物層で覆われた
セル群を含む構成の平面図である。(B)は本発明の別
の実施例に従って、カソード側で前記ギャップにおいて
補強酸化物層で覆われたセル群を含む構成の断面図であ
る。
【図12】(A)は本発明の別の実施例に従って前記ギ
ャップ内に自由に浮動する濃厚にドーピングされた分離
領域を有するセル群を含む構成の平面図である。(B)
は本発明の別の実施例に従って前記ギャップ内に自由に
浮動する濃厚にドーピングされた分離領域を有するセル
群を含む構成の断面図である。
【図13】図10CのDMOSセルの断面を示す。
【符号の説明】
1 カソード面 2 非放射ギャップ 3 半導体基板 4 カソード接点 5 ゲート絶縁体 6、20 ゲート電極 7、18 カソード短絡回路領域 8、19 チャネル領域 9 エミッタ領域 10、11 ベース層 12 エミッタ層 13 アノード接点 14 中間領域 15 セル群 16 補強酸化物層 17 分離領域 a セル幅 A アノード b セル間隔 c1、2、3 エッジ長さ D DMOSセル IA アノード電流 K カソード MC MCTセル nMC セルの数 r 減少係数 Vg ゲート電圧

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 一方がアノードに割り当てら
    れ、他方がカソードに割り当てられてカソード面を形成
    する二つの対向する主面を有する半導体基板と、 (b) 前記半導体基板中の前記アノードとカソードと
    の間の層列において、第1伝導種のエミッタ層と、前記
    第1種の反対の第2伝導種の第1ベース層と、前記第1
    伝導種の第2ベース層とから成る層列と、 (c) 前記半導体基板の中の前記アノード及びカソー
    ドの間の、隣接して配置され並列に接続された複数のM
    CTセルと、 (d) 前記カソード側の全てのMCTセルの中で前記
    第2ベース層に埋設された前記第2伝導種のエミッタ領
    域であって、このエミッタ領域への接続はカソード接点
    によって前記カソード面から行われるようになっている
    エミッタ領域と、 (e) 前記カソード側で全てのMCTセルの内部で、
    前記第2ベース層と前記カソード接点との間にスイッチ
    ング可能な短絡回路を形成するMOS構造と、から成る
    MOS制御サイリスタであって、 (f) 個々のMCTセルが非放射ギャップによって相
    互に分離され、 (g) その非放射ギャップの横方向直線寸法は、個々
    のMCTセル自体の横方向直線寸法と少なくとも同程度
    であることを特徴とするサイリスタ。
  2. 【請求項2】 前記非放射ギャップの横方向直線寸法は
    個々のMCTセル自体の横方向直線寸法の数倍の大きさ
    であることを特徴とする請求項1に記載のサイリスタ。
  3. 【請求項3】 (a) 一方がアノードに割り当てら
    れ、他方がカソードに割り当てられてカソード面を形成
    する二つの対向する主面を有する半導体基板と、 (b) 前記半導体基板中の前記アノードとカソードと
    の間の層列において、第1伝導種のエミッタ層と、前記
    第1種の反対の第2伝導種の第1ベース層と、前記第1
    伝導種の第2ベース層とから成る層列と、 (c) 前記半導体基板の中の前記アノード及びカソー
    ドの間の、隣接して配置され並列に接続された複数のM
    CTセルと、 (d) 前記カソード側の全てのMCTセルの中で前記
    第2ベース層に埋設された前記第2伝導種のエミッタ領
    域であって、このエミッタ領域への接続はカソード接点
    によって前記カソード面から行われるようになっている
    エミッタ領域と、 (e) 前記カソード側で全てのMCTセルの内部で、
    前記第2ベース層と前記カソード接点との間にスイッチ
    ング可能な短絡回路を形成するMOS構造と、から成る
    MOS制御サイリスタであって、 (f) 全てのMCTセルが組み合わされて複数のセル
    群をなし、 (g) 全てのセル群は、互いの近傍に配置された数個
    のMCTセルから形成されており、 (h) 前記セル群は非放射ギャップによって相互に分
    離されており、 (i) その非放射ギャップの横方向直線寸法は、個々
    のMCTセル自体の横方向直線寸法と少なくとも同程度
    であることを特徴とするサイリスタ。
  4. 【請求項4】 前記非放射ギャップの横方向直線寸法は
    個々のMCTセル自体の横方向直線寸法より数倍大きい
    ことを特徴とする請求項3に記載のサイリスタ。
  5. 【請求項5】 補強酸化物層がカソード面で前記ギャッ
    プ中に配置されていることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載のサイリスタ。
  6. 【請求項6】 第1伝導種の、濃厚にドーピングされ
    た、局在して自由に浮動する分離領域が前記ギャップに
    おいて前記カソード面から前記第2ベース層に埋設され
    ており、この分離層はMCTセル同士又はセル群同士を
    相互に分離することを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    かに記載のサイリスタ。
  7. 【請求項7】 (a) 前記ギャップ中にDMOSセル
    が配置されており、 (b) 前記カソード側の全てのDMOSセルの中に前
    記第2伝導種のチャネル領域が前記第2ベース層に埋設
    され、前記第1伝導種のカソード短絡回路領域が前記チ
    ャネル領域に埋設され、前記カソード接点により前記カ
    ソード面から前記カソード短絡回路領域へ接続が行わ
    れ、 (c) 前記カソード側の全てのDMOSセルの中にM
    OS構造が設けられており、このMOS構造は前記第2
    ベース層と前記カソード短絡回路領域との間にスイッチ
    ング可能な短絡回路を形成することを特徴とする請求項
    1〜4のいずれかに記載のMOS制御サイリスタMC
    T。
  8. 【請求項8】 (a) 前記エミッタ層はp+ ドーピン
    グされ、前記第1ベース層はn- ドーピングされ、前記
    第2ベース層はpドーピングされ、前記エミッタ領域は
    + ドーピングされ、 (b) 前記MOS構造はpチャネルMOSFETであ
    ることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のサ
    イリスタ。
JP4206392A 1991-08-16 1992-08-03 Mos制御サイリスタ Pending JPH05226642A (ja)

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DE4127033:9 1991-08-16
DE4127033A DE4127033A1 (de) 1991-08-16 1991-08-16 Mos-gesteuerter thyristor mct

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JPH05226642A true JPH05226642A (ja) 1993-09-03

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JP4206392A Pending JPH05226642A (ja) 1991-08-16 1992-08-03 Mos制御サイリスタ

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