JPH05225899A - ビードガラス加熱方法及び加熱装置 - Google Patents

ビードガラス加熱方法及び加熱装置

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JPH05225899A
JPH05225899A JP4025390A JP2539092A JPH05225899A JP H05225899 A JPH05225899 A JP H05225899A JP 4025390 A JP4025390 A JP 4025390A JP 2539092 A JP2539092 A JP 2539092A JP H05225899 A JPH05225899 A JP H05225899A
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JP
Japan
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burner
bead glass
crater
bead
axis actuator
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Application number
JP4025390A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Ichihara
密男 市原
Masanobu Kataoka
正伸 片岡
Yoshio Kimura
好雄 木村
Yoshio Sekiya
義雄 関谷
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Hitachi Ltd
Hitachi Otaki Denshi KK
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Otaki Denshi KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型寸法のビードガラス15に対しても、そ
のほぼ全面を均一加熱することができるビードガラス加
熱方法及びビードガラス加熱装置の提供。 【構成】 バーナー1の複数個の火口とビードガラス1
5とを対向配置させる手段と、バーナー1をビードガラ
ス15に対して移動させるバーナー移動機構とを有する
ビードガラス加熱装置において、バーナー移動機構は、
バーナー1の火口をその配列方向と直交する方向に往復
動させるX軸アクチュエータ11と、バーナー1の火口
をその配列方向に往復動させるY軸アクチュエータ9と
を含み、バーナー1の火口とビードガラス15との距離
を一定に保持したまま、バーナー1の火口をその配列方
向と直交する方向に往復動させながら前記配列方向にも
往復動させて加熱を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管の電子銃を構
成する電極部品にビードガラスを埋め込む際に、ビード
ガラスを加熱軟化させるビードガラス加熱方法及びビー
ドガラス加熱装置に係り、特に、ビードガラスの全面を
均一加熱できるようなバーナー移動機構を備えてなるビ
ードガラス加熱方法及びビードガラス加熱装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ビードガラスを加熱軟化させるビ
ードガラス加熱装置としては、例えば、特開昭64−5
0339号に開示されているような装置が知られてお
り、その装置は図4に示すような構造、機能を有してい
る。
【0003】図4において、21はバーナー、22は火
炎、23はバーナー保持体、24はガス供給パイプ、2
5は往復動ブロック、26、27は駆動アーム、28、
29、31、32、35、41は支軸、30は退避アー
ム、33は接続ロッド、34は揺動レバー、36はカム
フォロワー、37はモータ、38はカム、39はバネ、
40は支持板、42はビードガラス、43はベース、4
4はアームである。
【0004】そして、バーナー21には、火炎22を形
成する火口がピッチAの間隔で複数個設けられており、
一端にバーナー21を固定させたバーナー保持体23は
モータ37の駆動により図示の矢印方向B(火口の配列
方向)に往復動するように構成され、また、退避アーム
30は支軸41を軸として所定範囲の角度内で揺動する
ように構成されている。
【0005】このビードガラス加熱装置は、次のような
動作を行なう。
【0006】ビードガラス42を支持板40に取付け、
次いで、バーナー21の火口から火炎22を放射させた
状態にする。このとき、モータ37を回転させると、そ
の回転はカム38に伝わり、カム38のプロフィルに従
ってカムフォロワー36を上下動させる。次いで、この
上下動は支軸35に支承されている揺動レバー34を揺
動させ、この揺動は接続ロッド33を上下動させ、この
上下動は支軸32に支承されている駆動アーム27を回
動させ、その回動は往復動ブロック25を図示の矢印方
向Bに往復動(火口の配列方向に振動的に変位)させ
る。この結果、往復動ブロック25に固定されているバ
ーナー保持体23を介してバーナー21の火口(火炎2
2)も同じく図示の矢印方向Bに往復動(火口の配列方
向に振動的に変位)を行なう。ここで、バーナー1の火
口(火炎2)の前記往復動(振動的に変位)の範囲が、
火口のピッチ間隔Aに等しいか、またはそれよりも大き
くなるように前記カム38のプロフィルを選べば、火炎
22はビードガラス42を加熱することができるもので
ある。
【0007】この他にも、既に知られているところのビ
ードガラスを加熱軟化させるビードガラス加熱装置とし
ては、実開昭62−160446号に開示のもののよう
に、バーナー本体を軸状のもので構成し、バーナー本体
の軸方向に複数の火口を設け、かつ、このバーナー本体
を一定の角度範囲内において前記軸の円周方向に往復回
動させることにより、前記複数の火口をビードガラス上
で走査するようにした軸状バーナー移動機構を備えてい
るものや、実開平2−98443号に開示のもののよう
に、バーナー本体を軸状のもので構成し、バーナー本体
の軸方向に複数の火口を設け、かつ、このバーナー本体
を一定の範囲内において横動させることにより、前記複
数の火口をその配列方向と直交する方向に往復動させる
バーナー移動機構を備えているもの等がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】陰極線管において、シ
ョックBKGD(バックグラウンド)及びビードガラス
クラックを防ぐための対策として、ビードガラスを均一
に加熱する必要がある。従来、陰極線管の主流であった
比較的小口径の陰極線管の電子銃に用いる小型寸法(幅
7mm×長さ44mm)のビードガラスにおいては、ビード
ガラス全面を均一に加熱軟化させるビードガラス加熱装
置として、前述のものの中のいずれか1つの装置を用い
れば充分に均一加熱を行なうことができた。
【0009】しかるに、最近になって、特に要望されて
きた大口径の陰極線管の電子銃に用いる大型寸法(幅1
1mm×長さ55mm)のビードガラス、または、高画質テ
レビ用の陰極線管の電子銃に用いる大型寸法(幅14mm
×長さ78mm)のビードガラスにおいては、前述のビー
ドガラスを加熱軟化させるビードガラス加熱装置による
加熱だけでは、ビードガラスの広い範囲を充分に均一加
熱できないという新たな問題が生じるようになった。
【0010】とりわけ、特開昭64−50339号に開
示のものにあっては、バーナーを火口の配列方向だけに
往復動するようにしているので、幅10mmを超すような
幅の広いビードガラスに対しては、ビードガラスの中心
部と短辺方向周辺部とにおいて火炎の印加状態が異なる
ために、ビードガラスの全面を均一加熱することができ
ない。
【0011】また、実開昭62−160446号に開示
のものにあっては、軸状のバーナーを、バーナーの軸の
円周方向だけに往復回動(バーナーの火口が円弧運動)
するようにしているので、同じく幅10mmを超すような
幅の広いビードガラスに対しては、ビードガラスの中心
部と短辺方向周辺部とでは火炎までの距離が変化し、同
じくビードガラスの全面を均一加熱することができな
い。
【0012】さらに、実開平2−98443号に開示の
ものにあっては、バーナーを火口の配列方向に直交する
方向だけに往復動するようにしているので、長さ50mm
を超すような長さの長いビードガラスに対しては、ビー
ドガラスの長さ方向において火炎の印加状態が異なるた
めに、ビードガラスの全面を均一加熱することができな
い。
【0013】本発明は、前記問題点を除去するためのも
のであって、その目的は、大型寸法のビードガラスに対
しても、そのほぼ全面を均一加熱することができるビー
ドガラス加熱方法及びビードガラス加熱装置を提供する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、バーナーの複数個の火口をビードガラス
に対向配置させ、ビードガラスを前記火口からの火炎で
加熱軟化させるビードガラス加熱方法において、前記バ
ーナーの火口とビードガラスとの距離を一定に保持した
まま、前記バーナーの火口をその配列方向と直交する方
向に往復動させながら前記配列方向にも往復動させて加
熱を行なう第1の手段を備える。
【0015】また、前記目的を達成するため、本発明
は、バーナーの複数個の火口とビードガラスとを対向配
置させる手段と、前記バーナーを前記ビードガラスに対
して移動させるバーナー移動機構とを有するビードガラ
ス加熱装置において、前記バーナー移動機構は、バーナ
ーの火口をその配列方向と直交する方向に往復動させる
X軸アクチュエータと、前記バーナーの火口をその配列
方向に往復動させるY軸アクチュエータとを含み、前記
バーナーの火口とビードガラスとの距離を一定に保持し
たまま、前記バーナーの火口をその配列方向と直交する
方向に往復動させながら前記配列方向にも往復動させて
加熱を行なう第2の手段を備える。
【0016】
【作用】前記第1の手段によれば、バーナーの各火口か
ら放射される火炎は、対向配置されるビードガラスに対
して、前記各火口の配置位置を中心とする予め定められ
た4角形の範囲を均一に加熱する、具体的には、バーナ
ーの火口をその配列方向と直交する方向に往復動させな
がら、前記配列方向にも往復動させるようにして前記範
囲内での均一加熱を行なうようにしているので、大型寸
法のビードガラスについても、その幅方向及び長さ方向
の必要な範囲に対して隅々まで火炎が行き渡るようにな
り、その結果として、ビードガラス全体を均一加熱する
ことができるようになる。
【0017】前記第2の手段によれば、各バーナーの火
口から放射される火炎は、対向配置されるビードガラス
に対して、前記各火口の配置部分を中心とする予め定め
られた4角形の範囲を均一に加熱するために、バーナー
を火口の配列方向と直交する方向に移動させるX軸アク
チュエータ、及び、バーナーを火口の配列方向に移動さ
せるY軸アクチュエータからなるバーナー移動機構を備
えているので、大型寸法のビードガラスにおいても、そ
の幅方向及び長さ方向の必要な範囲に対して隅々まで火
炎を行き渡らせることができ、その結果として、ビード
ガラス全体を均一に加熱することができるようになる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0019】図1は、本発明に係るビードガラス加熱装
置の一実施例を示す要部構成図である。
【0020】図において、1はバーナー、2は火炎、3
はバーナー保持体、4はガス供給パイプ、5は支持ブロ
ック、6は第1の連結アーム、7は第2の連結アーム、
8は第3の連結アーム、9はY軸アクチュエータ、10
はアクチュエータ駆動部、11はX軸アクチュエータ、
12はアクチュエータ駆動部、13はスタンド、14は
ビーディング架台、15はビードガラス、16はビード
ベース、17はビーディングアームである。
【0021】そして、バーナー1には火炎2を形成する
火口(図示なし)がその長さ方向に沿って所定のピッ
チ、例えば、4mm間隔で複数個設けられている。バーナ
ー1はバーナー保持体3の一端に固定され、その他端に
ガス供給パイプ4が接続されている。バーナー保持体3
は支持ブロック5に固定され、支持ブロック5は短冊形
の第1の連結アーム6の一端に結合されている。この第
1の連結アーム6の他端はロッド状の第2の連結アーム
7の一端に結合され、第2の連結アーム7の他端は短冊
形の第3の連結アーム8の一端に結合されている。第3
の連結アーム8の他端はY軸アクチュエータ9のアクチ
ュエータ駆動部10に結合されている。また、Y軸アク
チュエータ9はX軸アクチュエータ11のアクチュエー
タ駆動部12に、両アクチュエータ9、11が互いに直
交するように結合されている。さらに、X軸アクチュエ
ータ11はビーディング架台14に立設されたスタンド
13に結合され、以上の各構成要素によりバーナーユニ
ット部におけるバーナー移動機構が構成されている。
【0022】一方、ビードガラス15を保持するビード
ベース16は、バーナー1の火口に対向するように配置
され、この場合、ビードベース16は駆動機構(図示な
し)により回動可能なビーディングアーム17に固定さ
れている。
【0023】次に、本実施例のビードガラス加熱装置の
動作について説明する。
【0024】始めに、加熱軟化すべきビードガラス15
をビードベース16に保持させ、ビーディングアーム1
7を回動させてビードガラス15をバーナー1の火口に
対向した位置に移動させる。このときの前記位置は、各
火口が以下に述べるビードガラス15上の初期位置に
なるように設定する。次に、バーナー1の火口から火炎
2を放射させ、ビードガラス15を加熱する。この加熱
と並行して、X軸アクチュエータ11及びY軸アクチュ
エータ9を所定プログラムに応じて駆動させ、この駆動
によりバーナー1の火口とビードガラス15との距離を
一定に保持したままの状態で、バーナー1の火口をその
配列方向と直交する方向に往復動させながら、前記配列
方向にも往復動させて、ビードガラス15の全面を均一
加熱するようにしている。
【0025】ここで、ビードガラス15の加熱の態様に
ついて詳しく述べると、Y軸アクチュエータ9が駆動さ
れると、アクチュエータ駆動部10がY軸アクチュエー
タ9の長さ方向に適宜移動し、その移動は第3の連結ア
ーム8、第2の連結アーム7、及び、第1の連結アーム
6を介して支持ブロック5に伝達され、支持ブロック5
を図示の矢印方向Yに移動させるので、それと同時に、
バーナー1(火炎2)も火口の配列方向に移動する。ま
た、X軸アクチュエータ11が駆動されると、アクチュ
エータ駆動部12がX軸アクチュエータ11の長さ方向
に適宜移動し、その移動によりY軸アクチュエータ9全
体をその長さ方向に直交する方向に移動させる。そし
て、この移動は、前述の場合と同様に、第3の連結アー
ム8、第2の連結アーム7、及び、第1の連結アーム6
を介して支持ブロック5に伝達され、支持ブロック5を
図示の矢印方向Xに移動させるので、バーナー1(火炎
2)も火口の配列方向に直交する方向に移動する。
【0026】ところで、図2及び図3は、バーナー1の
前記X方向及びY方向への移動の状態を示すもので、そ
の内、図2は、バーナー1の長手方向側面(a)及び幅
方向側面(b)から見たバーナー1のY方向及びX方向
への移動の状態を示す側面図であり、図3は、バーナー
1側からビードガラス15方向を見た1つの火口がX方
向及びY方向へ移動する場合の軌跡を示す上面図(a)
及びビードガラス15の一部断面図(b)である。
【0027】図3において、バーナー1の1つの火口
(他の火口に付いても全く同様である)が、ビードガラ
ス15上を前記X方向及びY方向へ移動する場合に、前
記火口がビードガラス15上で取り得る位置として、初
期位置(X軸アクチュエータ11及びY軸アクチュエー
タ9が何等駆動されない状態)を、Y軸アクチュエー
タ9のみが一方向及び他方向に駆動された位置をそれぞ
れ及び、Y軸アクチュエータ9が一方向に駆動さ
れ、かつ、X軸アクチュエータ11が一方向に駆動され
た位置を、Y軸アクチュエータ9が他方向に駆動さ
れ、かつ、X軸アクチュエータ11が一方向に駆動され
た位置を、Y軸アクチュエータ9が一方向に駆動さ
れ、かつ、X軸アクチュエータ11が他方向に駆動され
た位置を、Y軸アクチュエータ9が他方向に駆動さ
れ、かつ、X軸アクチュエータ11が他方向に駆動され
た位置をとしたとき、前記1つの火口は、初期位置
から出発して位置、位置、位置、位置、位置
、位置、位置、位置の順に移動し、再び初期位
置に戻るパターン動作を行ない、以後、そのパターン
動作が繰返し実行される。前記動作により、前記1つの
火口からの火炎は、位置、位置、位置、位置で
囲まれた4角形の範囲内を隈なく移動して、前記範囲内
のビードガラス15を均一に加熱する。そして、図2に
示すように、1つの火口の火炎2−1の移動領域を示す
範囲(即ち、前記4角形の範囲)と、隣の火口の火炎2
−2の移動領域を示す範囲(同じく、前記4角形の範
囲)とを隣接させるか、それらが一部重なるように各火
口の移動領域を設定すれば、大型寸法のビードガラス1
5であっても、その全面を均一に加熱することができる
ようになる。
【0028】この場合、バーナー1の往復動の範囲は、
Y方向については火口のピッチ間隔Aが4mmであるた
め、初期位置に対して±2mmになるように選んでおり、
また、X方向については電極部品のビードサポート18
の幅が各4mmであるため、同じく初期位置に対して±2
mmになるように選んでいる。
【0029】本実施例は、バーナー1を、火口の配列方
向と直交する方向に移動させるとともに、火口の配列方
向にも移動させるバーナー移動機構として、X軸アクチ
ュエータ11及びY軸アクチュエータ9を用いている
が、本発明によるビードガラス加熱方法は、前述のよう
にX軸アクチュエータ11及びY軸アクチュエータ9を
用いたバーナー移動機構を用いるものに限られるもので
はなく、火口の配列方向と直交する方向に移動させると
ともに、火口の配列方向にも移動させるものであれば、
どのようなバーナー移動機構を採用してもよい。
【0030】本実施例によれば、バーナー1を火口の配
列方向と直交する方向に移動させるX軸アクチュエータ
11、及び、バーナー1を火口の配列方向に移動させる
Y軸アクチュエータ9からなるバーナー移動機構を備え
ているので、大型寸法のビードガラス15においても、
その幅方向及び長さ方向の必要な領域に対して隅々まで
火炎2を行き渡らせることができ、その結果として、ビ
ードガラス15全体を均一加熱することができるもので
ある。
【0031】なお、前述の実施例においては、1つの火
口のパターン動作として、初期位置から出発して位置
、位置、位置、位置、位置、位置、位置
、位置の順番に移動を行ない、再び初期位置に戻
る場合について説明したが、本発明における前記パター
ン動作は前述の例の順番に限られるものではなく、各位
置乃至を適宜順番に必ず1回経るものであれば、そ
の移動の順番は任意に選択することができる。
【0032】また、前述の実施例においては、バーナー
1の火口のピッチ間隔Aが4mmであり、バーナー1の往
復動の範囲がY方向及びX方向の双方が初期位置に対し
て±2mmになるように選んでいるが、本発明における前
記ピッチ間隔Aや前記往復動の範囲はそれらの値に限定
されるものではなく、ビードガラス15の寸法等により
適宜選択できるものである。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、バーナー1の火口とビ
ードガラス15との距離を一定に保持したまま、バーナ
ー1の火口をその配列方向と直交する方向に往復動させ
ながら前記配列方向にも往復動させて加熱を行なうよう
にしているので、大型寸法のビードガラス15を加熱軟
化する場合であっても、その幅方向及び長さ方向の必要
な領域に対して隅々まで火炎2を行き渡らせることがで
き、その結果、ビードガラス15全体を均一加熱するこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るビードガラス加熱装置の一実施例
を示す要部構成図である。
【図2】バーナーの長手方向側面及び幅方向側面から見
たバーナーのY方向及びX方向への移動の状態を示す側
面図である。
【図3】バーナー側からビードガラス方向を見た1つの
火口がX方向及びY方向へ移動する場合の軌跡を示す上
面図及びビードガラスの一部断面図である。
【図4】従来のビードガラスを加熱軟化させるビードガ
ラス加熱装置である。
【符号の説明】
1 バーナー 2 火炎 3 バーナー保持体 4 ガス供給パイプ 5 支持ブロック 6 第1の連結アーム 7 第2の連結アーム 8 第3の連結アーム 9 Y軸アクチュエータ 10 アクチュエータ駆動部 11 X軸アクチュエータ 12 アクチュエータ駆動部 13 スタンド 14 ビーディング架台 15 ビードガラス 16 ビードベース 17 ビーディングアーム 18 電極部品のビードサポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 好雄 千葉県夷隅郡大多喜町猿稲95番地 日立大 多喜電子株式会社内 (72)発明者 関谷 義雄 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所茂原工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナーの複数個の火口をビードガラス
    に対向配置させ、ビードガラスを前記火口からの火炎で
    加熱軟化させるビードガラス加熱方法において、前記バ
    ーナーの火口とビードガラスとの距離を一定に保持した
    まま、前記バーナーの火口をその配列方向と直交する方
    向に往復動させながら前記配列方向にも往復動させて加
    熱を行なうことを特徴とするビードガラス加熱方法。
  2. 【請求項2】 バーナーの複数個の火口とビードガラス
    とを対向配置させる手段と、前記バーナーを前記ビード
    ガラスに対して移動させるバーナー移動機構とを有する
    ビードガラス加熱装置において、前記バーナー移動機構
    は、バーナーの火口をその配列方向と直交する方向に往
    復動させるX軸アクチュエータと、前記バーナーの火口
    をその配列方向に往復動させるY軸アクチュエータとを
    含み、前記バーナーの火口とビードガラスとの距離を一
    定に保持したまま、前記バーナーの火口をその配列方向
    と直交する方向に往復動させながら前記配列方向にも往
    復動させて加熱を行なうことを特徴とするビードガラス
    加熱装置。
JP4025390A 1992-02-12 1992-02-12 ビードガラス加熱方法及び加熱装置 Pending JPH05225899A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007314410A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Samsung Sdi Co Ltd 移動可能なバーナを具備した燃料改質器とその駆動方法、及び燃料電池システム

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