JPH05225882A - 回路遮断器の異常温度警報装置 - Google Patents
回路遮断器の異常温度警報装置Info
- Publication number
- JPH05225882A JPH05225882A JP5930592A JP5930592A JPH05225882A JP H05225882 A JPH05225882 A JP H05225882A JP 5930592 A JP5930592 A JP 5930592A JP 5930592 A JP5930592 A JP 5930592A JP H05225882 A JPH05225882 A JP H05225882A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit breaker
- actuator
- terminal portion
- abnormal temperature
- shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H71/00—Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
- H01H71/10—Operating or release mechanisms
- H01H71/12—Automatic release mechanisms with or without manual release
- H01H71/46—Automatic release mechanisms with or without manual release having means for operating auxiliary contacts additional to the main contacts
Abstract
(57)【要約】
【目的】回路遮断器の端子部における外部導体の締め付
け不良による発熱を検知する。 【構成】回路遮断器の端子部３ａの近傍に形状記憶合金
からなるアクチュエータ１を配置し、端子部３ａが外部
導体の締め付け不良により過熱した際に、その熱により
アクチュエータ１を形状回復させて表示棒２をカバー６
から突出させることにより異常を知らせるようにする。
け不良による発熱を検知する。 【構成】回路遮断器の端子部３ａの近傍に形状記憶合金
からなるアクチュエータ１を配置し、端子部３ａが外部
導体の締め付け不良により過熱した際に、その熱により
アクチュエータ１を形状回復させて表示棒２をカバー６
から突出させることにより異常を知らせるようにする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、配線用遮断器や漏電
遮断器などの回路遮断器において、外部導体接続部の異
常過熱を警報するための装置に関する。
遮断器などの回路遮断器において、外部導体接続部の異
常過熱を警報するための装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】上記回路遮断器の電源側及び負荷側の端
子部には外部導体がねじ締めにより接続される。
子部には外部導体がねじ締めにより接続される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような回路遮断器
において、端子部と外部導体との締め付けが弛むと、互
いの接触部で発熱して端子部が異常に高温になる。とこ
ろが、従来の回路遮断器にはこのような端子部の締付不
良による過熱については有力な検知手段が設けられてお
らず、これを見過ごして回路遮断器を焼損してしまう事
故があった。そこで、この発明は、端子部の過熱を容易
に検知できるようにして回路遮断器の焼損を未然に防止
するようにした回路遮断器の異常温度警報装置を提供す
ることを目的とするものである。
において、端子部と外部導体との締め付けが弛むと、互
いの接触部で発熱して端子部が異常に高温になる。とこ
ろが、従来の回路遮断器にはこのような端子部の締付不
良による過熱については有力な検知手段が設けられてお
らず、これを見過ごして回路遮断器を焼損してしまう事
故があった。そこで、この発明は、端子部の過熱を容易
に検知できるようにして回路遮断器の焼損を未然に防止
するようにした回路遮断器の異常温度警報装置を提供す
ることを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、外部導体が接続される端子部の近傍に
形状記憶合金からなるアクチュエータを配設し、前記端
子部が一定温度以上に過熱したら、その熱によりこのア
クチュエータを形状回復させて異常温度を警報させるよ
うにするものとする。異常温度の警報には、形状回復し
たアクチュエータで表示棒を回路遮断器のカバーから突
出させたり、警報スイッチを動作させたりすることがで
きる。
に、この発明は、外部導体が接続される端子部の近傍に
形状記憶合金からなるアクチュエータを配設し、前記端
子部が一定温度以上に過熱したら、その熱によりこのア
クチュエータを形状回復させて異常温度を警報させるよ
うにするものとする。異常温度の警報には、形状回復し
たアクチュエータで表示棒を回路遮断器のカバーから突
出させたり、警報スイッチを動作させたりすることがで
きる。
【０００５】
【作用】例えば１００〜１４０℃の高温で成形した形状
記憶合金を常温で塑性変形させてアクチュエータを構成
し、これを端子部に近接させて配置しておく。このアク
チュエータは端子部が異常発熱するとその熱により加熱
され、温度が上記成形温度にまで上昇すると形状回復し
て表示棒や警報スイッチを駆動する。
記憶合金を常温で塑性変形させてアクチュエータを構成
し、これを端子部に近接させて配置しておく。このアク
チュエータは端子部が異常発熱するとその熱により加熱
され、温度が上記成形温度にまで上昇すると形状回復し
て表示棒や警報スイッチを駆動する。
【０００６】
【実施例】以下、図１〜図６に基づいてこの発明の実施
例を説明する。実施例１ 図１〜図５はアクチュエータで表示棒をカバーから突出
させる実施例を示すものである。ここで、図１は回路遮
断器（３極配線用遮断器）の正常時の裏面図、図２はそ
のII−II線に沿う要部縦断面図、図３は図１の III−II
I 線に沿う断面図、図４は図３において、アクチュエー
タが動作した時の図、図５は図１におけるアクチュエー
タと表示棒の斜視図である。
例を説明する。実施例１ 図１〜図５はアクチュエータで表示棒をカバーから突出
させる実施例を示すものである。ここで、図１は回路遮
断器（３極配線用遮断器）の正常時の裏面図、図２はそ
のII−II線に沿う要部縦断面図、図３は図１の III−II
I 線に沿う断面図、図４は図３において、アクチュエー
タが動作した時の図、図５は図１におけるアクチュエー
タと表示棒の斜視図である。
【０００７】これらの図において、１は形状記憶合金か
らなる丸棒状のアクチュエータで、高温で図４に示すよ
うな湾曲した形状に成形されているが、常温では図３に
示すような真直ぐな状態に変形されている。アクチュエ
ータ１には樹脂からなる断面円形の表示棒２が偏平な基
部２ａの丸穴を介してＴ字状に連結されている。表示棒
２の先端には大径の頭部２ｂがねじ込みにより装着され
ている。
らなる丸棒状のアクチュエータで、高温で図４に示すよ
うな湾曲した形状に成形されているが、常温では図３に
示すような真直ぐな状態に変形されている。アクチュエ
ータ１には樹脂からなる断面円形の表示棒２が偏平な基
部２ａの丸穴を介してＴ字状に連結されている。表示棒
２の先端には大径の頭部２ｂがねじ込みにより装着され
ている。
【０００８】一方、固定接触子３が取り付けられたモー
ルドケース４の裏面側にはアクチュエータ１を収容する
舟形の凹部５が各極の固定接触子３を横断するように形
成され、更にケース４とこれに被さるカバー６を貫通し
て表示棒２を通す丸穴７が凹部５と直交するように形成
されている。凹部５は固定接触子３の端子部３ａの近傍
にあり、その天井面の形状はアクチュエータ１の高温成
形時の形状に沿うようになっている。丸穴７の上端部は
表示棒頭部２ｂを収容するように大径になっている。
ルドケース４の裏面側にはアクチュエータ１を収容する
舟形の凹部５が各極の固定接触子３を横断するように形
成され、更にケース４とこれに被さるカバー６を貫通し
て表示棒２を通す丸穴７が凹部５と直交するように形成
されている。凹部５は固定接触子３の端子部３ａの近傍
にあり、その天井面の形状はアクチュエータ１の高温成
形時の形状に沿うようになっている。丸穴７の上端部は
表示棒頭部２ｂを収容するように大径になっている。
【０００９】表示棒２が連結されたアクチュエータ１を
回路遮断器に組み込むには、図示しないねじで固定され
たケース４の裏面カバー８を外し、頭部２ｂを取り外し
た表示棒２を丸穴７に挿入し、アクチュエータ１の両端
を凹部５の溝部５ａに嵌合させる。そして、裏面カバー
８を取り付けた後、カバー６の表側から表示棒２の頭部
２ｂをねじ込んで装着する。
回路遮断器に組み込むには、図示しないねじで固定され
たケース４の裏面カバー８を外し、頭部２ｂを取り外し
た表示棒２を丸穴７に挿入し、アクチュエータ１の両端
を凹部５の溝部５ａに嵌合させる。そして、裏面カバー
８を取り付けた後、カバー６の表側から表示棒２の頭部
２ｂをねじ込んで装着する。
【００１０】このような構成において、端子部３ａに接
続された図示しない外部導体の締め付けが弛むと、接続
部の接触抵抗が増えてジュール熱により端子部３ａが加
熱され、その近傍のアクチュエータ１もその熱により加
熱される。そして、端子部３ａが過熱状態となり、アク
チュエータ１の温度も例えば１００℃を超えて形状記憶
合金としての高温成形温度に達すると、アクチュエータ
１は図４の湾曲形状に回復し、表示棒２を突き上げて頭
部２ｂをカバー６の表面から図示の通り突出させる。こ
れにより、端子部３ａが異常過熱していることが分か
る。なお、上記実施例ではアクチュエータ１を電源側の
端子部３ａの近傍に配置した場合を示したが、この発明
の装置は負荷側の端子部にも設置可能であることはいう
までもない。
続された図示しない外部導体の締め付けが弛むと、接続
部の接触抵抗が増えてジュール熱により端子部３ａが加
熱され、その近傍のアクチュエータ１もその熱により加
熱される。そして、端子部３ａが過熱状態となり、アク
チュエータ１の温度も例えば１００℃を超えて形状記憶
合金としての高温成形温度に達すると、アクチュエータ
１は図４の湾曲形状に回復し、表示棒２を突き上げて頭
部２ｂをカバー６の表面から図示の通り突出させる。こ
れにより、端子部３ａが異常過熱していることが分か
る。なお、上記実施例ではアクチュエータ１を電源側の
端子部３ａの近傍に配置した場合を示したが、この発明
の装置は負荷側の端子部にも設置可能であることはいう
までもない。
【００１１】実施例２ 図６はアクチュエータで警報スイッチを作動させる実施
例を示す図４と同様の横断面図である。この実施例では
アクチュエータ１に、実施例１の表示棒２と同様の構造
でやや長さの短い押し棒９が連結され、その上方にマイ
クロスイッチからなる警報スイッチ１０がカバー６の凹
部に嵌め込まれ蓋板１１で固定されている。１２は警報
スイッチ１０のリード線である。このような構成で、ア
クチュエータ１が実施例１の場合と同様に加熱されて図
示の通り形状回復すると、砲弾状の丸められた頭部９ａ
で警報スイッチ１０の押ボタン１０ａがレバー１３を介
して押され、接点が切り換えられて異常信号がリード線
１２を介して外部に送出される。
例を示す図４と同様の横断面図である。この実施例では
アクチュエータ１に、実施例１の表示棒２と同様の構造
でやや長さの短い押し棒９が連結され、その上方にマイ
クロスイッチからなる警報スイッチ１０がカバー６の凹
部に嵌め込まれ蓋板１１で固定されている。１２は警報
スイッチ１０のリード線である。このような構成で、ア
クチュエータ１が実施例１の場合と同様に加熱されて図
示の通り形状回復すると、砲弾状の丸められた頭部９ａ
で警報スイッチ１０の押ボタン１０ａがレバー１３を介
して押され、接点が切り換えられて異常信号がリード線
１２を介して外部に送出される。
【００１２】
【発明の効果】以上述べた通り、この発明によれば、端
子部の近傍に形状記憶合金からなるアクチュエータを配
設し、端子部が一定温度以上に過熱した際には、その熱
によりこのアクチュエータを形状回復させて異常温度を
警報させるようにしたことにより、外部導体の締め付け
不良による端子部の発熱をいち早く検知し、回路遮断器
の焼損事故を未然に防ぐことができる。
子部の近傍に形状記憶合金からなるアクチュエータを配
設し、端子部が一定温度以上に過熱した際には、その熱
によりこのアクチュエータを形状回復させて異常温度を
警報させるようにしたことにより、外部導体の締め付け
不良による端子部の発熱をいち早く検知し、回路遮断器
の焼損事故を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施例を示す回路遮断器の裏面図で
ある。
ある。
【図２】図１のII−II線に沿う断面図である。
【図３】図１の III−III 線に沿う断面図である。
【図４】図３のアクチュエータが形状回復した状態の図
である。
である。
【図５】図１におけるアクチュエータと表示棒の斜視図
である。
である。
【図６】この発明の別の実施例を示す回路遮断器の横断
面図である。
面図である。
１ アクチュエータ ２ 表示棒 ３ 固定接触子 ３ａ 端子部 ４ ケース ６ カバー ９ 押し棒 １０ 警報スイッチ
Claims (3)
- 【請求項１】外部導体が接続される端子部の近傍に形状
記憶合金からなるアクチュエータを配設し、前記端子部
が一定温度以上に過熱したら、その熱によりこのアクチ
ュエータを形状回復させて異常温度を警報させるように
したことを特徴とする回路遮断器の異常温度警報装置。 - 【請求項２】形状回復したアクチュエータで表示棒を回
路遮断器のカバーから突出させるようにしたことを特徴
とする請求項１記載の回路遮断器の異常温度警報装置。 - 【請求項３】形状回復したアクチュエータで警報スイッ
チを動作させるようにしたことを特徴とする請求項１記
載の回路遮断器の異常温度警報装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5930592A JPH05225882A (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 回路遮断器の異常温度警報装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5930592A JPH05225882A (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 回路遮断器の異常温度警報装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05225882A true JPH05225882A (ja) | 1993-09-03 |
Family
ID=13109532
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5930592A Pending JPH05225882A (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 回路遮断器の異常温度警報装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05225882A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20120169451A1 (en) * | 2010-12-30 | 2012-07-05 | Brian Frederick Mooney | Shape memory alloy actuated circuit breaker |
| CN107403708A (zh) * | 2017-08-09 | 2017-11-28 | 米格电气江苏有限公司 | 漏电重合闸断路器的分合闸指示器 |
| JP2020092083A (ja) * | 2019-10-28 | 2020-06-11 | テンパール工業株式会社 | 端子温度表示機能付回路遮断器 |
| CN114320963A (zh) * | 2021-11-19 | 2022-04-12 | 武松波 | 一种过热提示型离心风机 |
-
1992
- 1992-02-13 JP JP5930592A patent/JPH05225882A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20120169451A1 (en) * | 2010-12-30 | 2012-07-05 | Brian Frederick Mooney | Shape memory alloy actuated circuit breaker |
| US8830026B2 (en) * | 2010-12-30 | 2014-09-09 | General Electric Company | Shape memory alloy actuated circuit breaker |
| CN107403708A (zh) * | 2017-08-09 | 2017-11-28 | 米格电气江苏有限公司 | 漏电重合闸断路器的分合闸指示器 |
| CN107403708B (zh) * | 2017-08-09 | 2019-11-05 | 米格电气江苏有限公司 | 漏电重合闸断路器的分合闸指示器 |
| JP2020092083A (ja) * | 2019-10-28 | 2020-06-11 | テンパール工業株式会社 | 端子温度表示機能付回路遮断器 |
| CN114320963A (zh) * | 2021-11-19 | 2022-04-12 | 武松波 | 一种过热提示型离心风机 |
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