JPH05225707A - 信号処理装置 - Google Patents

信号処理装置

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Publication number
JPH05225707A
JPH05225707A JP4026570A JP2657092A JPH05225707A JP H05225707 A JPH05225707 A JP H05225707A JP 4026570 A JP4026570 A JP 4026570A JP 2657092 A JP2657092 A JP 2657092A JP H05225707 A JPH05225707 A JP H05225707A
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JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
threshold
binarized
binarizing
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Application number
JP4026570A
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English (en)
Inventor
Hirokazu Ishii
裕和 石井
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再生信号に直流成分が含まれたり、再生信号
が変動しても正しい閾値で2値化信号を得ることができ
る信号処理装置を得ることを目的とする。 【構成】 再生信号aを2値化回路1で2値化した2値
化信号Aを閾エラー検出回路3にフィードバックする。
閾エラー検出回路3は上記2値化信号Aから抽出するク
ロック信号に基づいて閾エラー信号eを閾設定回路2に
出力する。閾設定回路2は、閾エラー信号eに基づいて
閾電圧sを2値化回路1に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、再生信号を2値化する
信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来の再生信号を一定の閾値
で2値化する信号処理装置の一部を示すブロック回路図
及びタイミングチャート、図12はローパスフィルタで
ろ波された再生信号に基づいて2値化する信号処理装置
の一部を示すブロック回路図及びタイミングチャートで
ある。
【0003】図11において、2値化回路1には予め閾
設定回路2aに設定された閾電圧sか入力されており、
その閾電圧sにより再生信号aを2値化して2値化信号
A1を出力する。
【0004】また、図12において、再生信号aの低域
周波数成分をローパスフィルタ4でろ波し、そのろ波さ
れた信号が閾設定回路2bに入力される。閾設定回路2
bはろ波された信号に基づいて閾電圧sを2値化回路1
にオフセットする。その閾電圧sは図に示すように再生
信号aの変動に基づいて時事刻々と変化する。この閾電
圧sにより再生信号aは2値化回路1で2値化され2値
化信号A2が出力される。
【0005】上述から、閾設定回路2aまたは2bに設
定された閾電圧sにより、2値化回路1は再生信号aを
2値化してそれぞれ所望の2値化信号A1,A2を出力
することができる。そして、読出クロックにより2値化
信号A1,A2を正しく読み出すことができる。このこ
とは、2値化回路1が再生信号aのゼロイチ判定を正し
く行っているのであり、2値化された2値化信号の読み
取りがずれる(位相ずれ)ことがない。すなわち、2値
化回路1は、2値化信号を読み取り時の最大許容範囲に
して出力するからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図11及び図12のよ
うな直流成分を含まない再生信号aを2値化回路1に入
力するEFM(Eight to Fourteen
Modulation)方式の信号処理装置は、制御系
が複雑で製造コストが高く、高速処理に不向きであると
いう問題点がある。
【0007】そこで、上記の方式よりも高速処理が容易
にできる変調方式としてNRZ(Non Return
to Zero)方式があげられるが、NRZ方式で
は再生信号a中にDC成分が含まれることにより閾値が
変動したり、低周波数成分の影響を受けて再生信号自体
が変動するので、適切な2値化信号が得られない問題点
がある。
【0008】図13はNRZ方式によりDC成分が重畳
された閾値で再生信号を2値化した2値化信号A1の説
明図である。又、図14はNRZ方式により低周波成分
の変動の影響を受けた再生信号を一定の閾値で2値化し
た2値化信号A2の説明図である。
【0009】図13において、DC成分を含んだ再生信
号a1 が入力されると、ローパスフィルタ4は再生信号
a1 に含まれたDC分のみを通過させて閾設定回路2a
に出力する。そのため、閾設定回路2aは2値化回路1
に対してプラス側にオフセットした閾電圧sを設定する
ので、2値化回路1は、図に示すように、再生信号a1
をプラス側で2値化して2値化信号A1を出力する。
【0010】ここで、0Vをしきい値にした真の2値化
信号Aと上記2値化信号A1とを比較してみると、2値
化信号A1は、再生信号の反転するタイミングからα時
間遅れて位相ずれが生じている。このことは、再生信号
に対するゼロイチ判定を劣化させてしまい、装置の安定
性を失うという問題点がある。
【0011】また、図14において、2値化回路1には
閾設定回路2bから予め設定された閾電圧sが入力され
ている。そして、低周波成分の影響を受けた再生信号a
2が2値化回路1に入力されると、その一定したしきい
値でその再生信号a2を2値化する。つまり、再生信号
a2の変動に伴って2値化される2値化信号A2は、時
間経過と共に位相ずれが大きくなり、図に示すα3の箇
所では、2値化信号A2のLレベル値を読み取らなけれ
ばならないのにHレベル値で読み取られ、読み取りエラ
ーが起こる。このことは、再生信号に対するゼロイチ判
定ができなくなり、上記と同様に装置の安定性を失うと
いう問題点がある。
【0012】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたもので、再生信号に直流成分を含まれたり或いは
低周波成分により再生信号が変動していても、正しい閾
値により正しい2値化信号を得ることができる信号処理
装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る信号処理装
置は、2値化すべき信号を入力し、該信号を設定された
しきい値によって2値化し、2値化信号を出力する2値
化回路と、上記2値化信号を入力し、上記2値化信号と
上記2値化信号から抽出したクロック信号に基づいてし
きい値エラー信号を出力するしきい値エラー検出回路
と、上記しきい値エラー信号に基づき、上記しきい値を
設定するしきい値設定回路とを備えたものである。
【0014】
【作用】本発明に於いては、再生信号を2値化回路で2
値化した2値化信号をしきい値エラー検出回路に出力す
る。しきい値エラー検出回路は、上記2値化信号とこの
2値化信号から抽出するクロック信号とに基づいてしき
い値エラー信号をしきい値設定回路に出力する。しきい
値設定回路は、しきい値エラー信号に基づいてしきい値
を上記2値化回路に設定する。
【0015】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すブロック回路
図、図2は図1の閾エラー検出回路の一実施例を示すブ
ロック回路図である。
【0016】図1において、2値化回路1に再生信号a
が入力されるが、この再生信号aにDC成分が含まれて
いたり、或いは再生信号が低周波数成分により変動して
いてもよい。
【0017】2値化回路1は、閾設定回路2により設定
された閾電圧sにより2値化信号Aを出力する。出力さ
れた2値化信号Aは閾エラー検出回路3にフィードバッ
クされる。すなわち、閾エラー検出回路3内のクロック
再生回路3A及びタイミング検出回路3Bに上記2値化
信号Aが入力される。クロック再生回路3Aはその2値
化信号Aの入力に基づいて一定したクロック信号をタイ
ミング検出回路3Bに出力する。タイミング検出回路3
Bは2値化信号Aとクロック信号とのタイミングを検出
し、タイミングが合わないときに閾エラー信号eを出力
する。尚、クロック再生回路3Aは初めに入力された再
生信号に同期して連続してクロックパルスを出力し、2
回目以降の2値化信号に影響されない。
【0018】図3は図2の閾エラー検出回路を用いたと
きの動作を示すタイミングチャート1、図4は図2の閾
エラー検出回路を用いたときの動作を示すタイミングチ
ャート2、図5は図2の閾エラー検出回路を用いたとき
の動作を示すタイミングチャート3であり、これらの図
を用いて動作を説明する。
【0019】図3において、先ず、DC成分及び低周波
数成分の影響を受けていない再生信号aが閾設定回路2
で設定された閾電圧sにより2値化回路1で2値化さ
れ、その2値化された2値化信号が閾エラー検出回路3
のクロック再生回路3A及びタイミング検出回路3Bに
フィードバックされる。その際、クロック再生回路3A
はその2値化信号の立ち上がりに同期して一定したクロ
ックパルスcを連続して出力する。タイミング検出回路
3Bは上記2値化された2値化信号の立ち上がり及び立
ち下がりが上記クロック再生回路3Aで再生されたクロ
ックパルスcの立ち下がりに同期しているかどうか検出
し、同期していない場合は閾エラー信号eを出力する。
【0020】この閾エラー信号eには正及び負の2種類
の信号があり、正の閾エラー信号eが出力される条件と
して、クロックパルスcの立ち下がりよりも2値化信号
の立ち下がりが遅い場合と、クロックパルスcの立ち下
がりよりも2値化信号の立ち上がりが速い場合である。
又、負の閾エラー信号eが出力される条件として、クロ
ックパルスcの立ち下がりよりも2値化信号の立ち下が
りが速い場合と、クロックパルスcの立ち下がりよりも
2値化信号の立ち上がりが遅い場合である。
【0021】そして、適切な閾値により得られた2値化
信号はクロックパルスcの立ち下がりと同期してタイミ
ング検出回路3Bからは閾エラー信号eが出力されな
い。
【0022】ところが、再生信号aにDC成分が混入す
ると、その影響により閾設定回路2は2値化回路1に対
して閾電圧sをプラス側にオフセットする(図3のA参
照)。このことにより、2値化回路1はその閾電圧sに
より再生信号aをプラス側に2値化した2値化信号を出
力する。このプラス側に2値化された2値化信号は、上
記と同様に閾エラー検出回路3のタイミング検出回路3
Bに入力される。
【0023】すると、タイミング検出回路3Bは、クロ
ックパルスcの立ち下がりに対して2値化信号の立ち下
がりが速いことやクロックパルスcの立ち下がりに対し
て2値化信号の立ち上がりが遅いことが検出され(図3
の位相ずれα1,α2参照)、タイミング検出回路3B
からは連続して二つの負の閾エラー信号eが閾設定回路
2に出力される。閾設定回路2はその負の閾エラー信号
eに基づいて所定量の負の閾電圧sを2値化回路1に設
定しなおし、2値化回路1からは真の2値化信号が得ら
れるようにしている。
【0024】又、図4においては、負のDC成分が再生
信号aに混入して閾電圧sがマイナス側に設定されてい
る。これは図3と全く反対であり、マイナス側で2値化
された2値化信号は、図に示すように(位相ずれα3,
α4)、タイミング検出回路3Bで正の閾エラー信号が
2つ連続して検出され、その検出された正の閾エラー信
号が閾設定回路2に出力される。閾設定回路2はその正
の閾エラー信号eに基づいて所定量の正の閾電圧sを2
値化回路1に設定しなおし、2値化回路1からは真の2
値化信号が得られるようにしている。
【0025】更に、図5において、低周波数成分の影響
により変動した再生信号aが2値化回路1に入力される
と、2値化回路1は以前に閾設定回路2から設定された
閾値で、その変動する再生信号aを2値化することにな
る。そして、その2値化された2値化信号が上記と同様
に閾エラー検出回路3のタイミング検出回路3Bに入力
されると、図に示すように、初めに、クロックパルスc
の立ち下がりよりも2値化信号Aの立ち下がりが速くな
っているため(位相ずれα5)、タイミング検出回路3
Bからは負の閾エラー信号eが閾設定回路2に出力さ
れ、閾設定回路2はその負の閾エラー信号eに基づいて
所定量の負の閾電圧sを2値化回路1に設定する。そし
て、変動している再生信号を上記設定された閾電圧sで
正しく2値化する。しかし、随時に再生信号aが変動す
るので、その変動に伴って、タイミング検出回路3Bが
閾エラー信号eを検出する(位相ずれα6,α7)。そ
して、タイミング検出回路3Bで検出された閾エラー信
号eが随時に閾設定回路2に出力され、閾設定回路2で
その閾エラー信号eに応じて所定量の正の閾電圧sが2
値化回路1に設定され、変動する再生信号に追従して2
値化回路1からは真の2値化信号が得られるようにして
いる。
【0026】このように、変動する再生信号に対して以
前設定された閾電圧sにより得られる2値化信号の立ち
上がり及び立ち下がりと一定したクロックパルスの立ち
上がりとの位相差に基づいて変動する再生信号に対応し
ながら閾電圧sを随時に変えることで、再生信号を正し
く2値化して所望の2値化信号を出力することができ
る。
【0027】又、図6は図1の閾エラー検出回路の他の
実施例を示すブロック回路図である。2値化回路1で2
値化された2値化信号はクロック再生回路3A、遅延回
路3C及びラッチ回路3Dにそれぞれ入力される。そし
て、クロック再生回路3Aは上記と同様に初めに入力さ
れた2値化信号の立ち上がりに同期して一定したクロッ
クパルスcを連続出力する。遅延回路3Cは入力された
2値化信号の1/4周期分(90°位相遅れ)だけ遅延
した遅延2値化信号A1を出力する。更に、ラッチ回路
3Dは、上記2値化信号をクロック再生回路3Aからの
クロックパルスcの立ち上がりでラッチしたラッチ信号
lを出力する。差動増幅器3Eの正点入力側には遅延回
路3Cから出力される遅延2値化信号A1が入力され、
反点入力側にはラッチ回路3Dから出力されるラッチ信
号lが入力されている。そして、差動増幅器3Eの正転
入力及び反点入力側に入力される信号レベルの差に応じ
た差動信号aがローパスフィルター3Fに出力される。
【0028】図7は図6の閾エラー検出回路を用いたと
きの動作を示すタイミングチャート1、図8は図6の閾
エラー検出回路を用いたときの動作を示すタイミングチ
ャート2、図9は図6の閾エラー検出回路を用いたとき
の動作を示すタイミングチャート3であり、これらの図
を用いて動作を説明する。
【0029】図7において、先ず、DC成分及び低周波
数成分の影響を受けていない再生信号aが閾設定回路か
ら設定された閾電圧sにより2値化回路1で2値化さ
れ、その2値化された2値化信号が閾エラー検出回路3
のクロック再生回路3A、遅延回路3C及びラッチ回路
3Dにフィードバックされる。その際、クック再生回路
3Aはその2値化信号の立ち上がりに同期して一定した
クロックパルスcを連続して出力する。一方、遅延回路
3Cは上記2値化信号を90°遅延させた遅延2値化信
号A1を差動増幅器3Eの正点入力に出力する。他方、
ラッチ回路3Dは上記2値化信号をクロック再生回路3
Aからクロックパルスcの立ち上がりでラッチしたラッ
チ信号lを差動増幅器3Eの反転入力に出力する。差動
増幅器3Eはそれらの入力信号の位相ずれによるレベル
差が、図に示すようにないために差動増幅器3Eからは
差動信号aが出力されない。よって、ローパスフィルタ
ー3Fからも閾エラー信号eが出力されず、閾設定回路
2から閾電圧sが変更されることがない。
【0030】ところが、再生信号aにDC成分が混入す
ると、その影響により閾設定回路2がプラス側の閾電圧
sを2値化回路にオフセットする。このことにより、2
値化回路1はその閾電圧sにより再生信号aをプラス側
に2値化して2値化信号を出力する(図7のB参照)。
その2値化信号はプラス側で2値化されているためにH
レベルの周期幅が短くなる。よって、遅延2値化信号A
1も同様に90°遅延したHレベルの周期幅が短い信号
になる。
【0031】一方、ラッチ回路でラッチされるラッチ信
号lはクロック再生回路3Aから一定したクロックパル
スcにより上記2値化信号をラッチするので、上記遅延
2値化信号A1のようにHレベルの周期幅が短くなるこ
とがない。
【0032】すなわち、遅延回路3Cからの遅延2値化
信号A1とラッチ回路3Dからのラッチ信号との間に
は、図に示されるように位相ずれα8が発生し、この差
分を差動増幅器3Eで差動増幅することで、負の差動信
号aがローパスフィルター3Fに出力され、ローパスフ
ィルター3Fはその負の差動信号aをろ波して負の閾エ
ラー信号eを閾設定回路2に出力する。閾設定回路2は
その負の閾エラー信号eに対応した負の閾電圧sを2値
化回路1に設定しなおし、2値化回路1はその閾電圧s
に基づいて正のDC成分が重畳した再生信号から真の2
値化信号を得るようにしている。
【0033】又、図8においては、負のDC成分が再生
信号aに混入して閾電圧sがマイナス側に設定されてい
る。これは図7と全く反対であり、マイナス側で2値化
された2値化信号とラッチ信号lとの間には図に示すよ
うに位相ずれα9が発生し、この差分を差動増幅器3E
で差動増幅することで、正の差動信号aがローパスフィ
ルター3Fに出力され、ローパスフィルター3Fからは
正の閾エラー信号eが閾設定回路2に出力される。閾設
定回路2はその正の閾エラー信号eに対応した正の閾電
圧sを2値化回路1に設定しなおし、2値化回路1はそ
の閾電圧に基づいて負のDC成分が重畳した再生信号か
ら真の2値化信号を得るようにしている。
【0034】更に、図9において、低周波数成分の影響
により再生信号aが2値化回路1に入力されると、2値
化回路1は以前に閾設定回路2から設定された閾電圧s
で、その変動する再生信号aを2値化することになる。
そして、その2値化された2値化信号が上記と同様に閾
エラー検出回路3の遅延回路3C及びラッチ回路3Dに
それぞれ入力され、遅延回路3C及びラッチ回路3Dか
ら出力されるこれらの信号間には図に示されるように位
相ずれα9、α10、α11、α12、α13、α14
及びα15が発生し、差動増幅器3Eからはそれぞれ正
又は負の差動信号aがローパスフィルター3Fに出力さ
れ、ローパスフィルター3Fから正又は負の閾エラー信
号eが閾設定回路2に出力される。そして、閾設定回路
2は正又は負の閾エラー信号に基づいて正又は負の閾電
圧sが2値化回路1に設定され、2値化回路1は低周波
数成分により変動する再生信号から真の2値化信号を得
るようにしている。
【0035】このように、変動する再生信号に対して以
前に設定された閾電圧sにより得られる2値化信号と正
常時と同一の2値化信号との位相差によるレベル差出力
に基づいて変動する再生信号に対応しながら閾電圧sを
随時に変えることで、再生信号を正しく2値化して所望
の2値化信号を出力することができる。
【0036】又、図10は図1の閾エラー検出回路の他
の実施例を示すブロック回路図であり、図6の遅延回
路、差動増幅器及びローパスフィルターを除きタイミン
グ検出回路を付加したものであり、そのタイミング検出
回路は図2のものと同じものである。
【0037】この閾エラー検出回路の動作を説明する
と、図7,図8,図9のタイミングチャートに示されて
いる2値化信号Aとラッチ信号lとに注目し、この2値
化信号Aとラッチ信号lとの間の位相ずれ(α8〜α1
5)をタイミング検出回路3Bが検出してそれぞれ正又
は負の閾エラー信号eを閾設定回路2に出力し、閾設定
回路2はその正又は負の閾エラー信号eに基づいて正又
は負の閾電圧sを2値化回路1に設定して(図3,図
4,図5参照)、変動する再生信号から真の2値化信号
を得るようにしている。
【0038】このように、変動する再生信号に対して以
前設定された閾電圧sにより得られる2値化信号と、正
常時と同一の2値化信号との位相差に基づいて変動する
再生信号に対応しながら閾電圧sを随時に変えること
で、再生信号を正しく2値化して所望の2値化信号を出
力することができる。
【0039】又、図6の遅延回路を除いて2値化信号を
差動増幅器3Eの正点入力に入力させる閾エラー検出回
路を用いても上記と同様に変動する再生信号に対応して
閾電圧sを随時に変えて再生信号を正しく2値化して所
望の2値化信号を得ることができることはいうまでもな
い。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、2値化さ
れた2値化信号と基準となる信号とに基づいて閾電圧を
随時に設定できるようにしたので、DC成分による閾電
圧の変動或いは低周波数成分による再生信号の変動があ
っても、正しい閾電圧でゼロイチ判定して所望の2値化
信号を得ることができ装置の安定性に寄与することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック回路図であ
る。
【図2】図1の閾エラー検出回路の一実施例を示すブロ
ック回路図である。
【図3】図2の閾エラー検出回路を用いたときの動作を
示すタイミングチャート1である。
【図4】図2の閾エラー検出回路を用いたときの動作を
示すタイミングチャート2である。
【図5】図2の閾エラー検出回路を用いたときの動作を
示すタイミングチャート3である。
【図6】図1の閾エラー検出回路の他の実施例を示すブ
ロック回路図である。
【図7】図6の閾エラー検出回路を用いたときの動作を
示すタイミングチャート1である。
【図8】図6の閾エラー検出回路を用いたときの動作を
示すタイミングチャート2である。
【図9】図6の閾エラー検出回路を用いたときの動作を
示すタイミングチャート3である。
【図10】図1の閾エラー検出回路の他の実施例を示す
ブロック回路図である。
【図11】従来の再生信号を一定の閾値で2値化する信
号処理装置の一部を示すブロック回路図及びタイミング
チャートである。
【図12】ローパスフィルタでろ波された再生信号に基
づいて2値化する信号処理装置の一部を示すブロック回
路図及びタイミングチャートである。
【図13】NRZ方式によりDC成分が重畳された閾値
で再生信号を2値化した2値化信号の説明図である。
【図14】NRZ方式により低周波数成分の変動の影響
を受けた再生信号を一定の閾値で2値化した2値化信号
の説明図である。
【符号の説明】
1 2値化回路 2 閾設定回路 3 閾エラー検出回路 3A クロック再生回路 3B タイミング検出回路 3C 遅延回路 3D ラッチ回路 3E 差動増幅器 3F ローパスフィルター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2値化すべき信号を入力し、該信号を設
    定されたしきい値によって2値化し、2値化信号を出力
    する2値化回路と、 前記2値化信号を入力し、前記2値化信号と前記2値化
    信号から抽出したクロック信号に基づいてしきい値エラ
    ー信号を出力するしきい値エラー検出回路と、 前記しきい値エラー信号に基づいて前記しきい値を設定
    するしきい値設定回路とを備えたことを特徴とする信号
    処理装置。
JP4026570A 1992-02-13 1992-02-13 信号処理装置 Pending JPH05225707A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100808034B1 (ko) * 2005-02-22 2008-03-03 엔이씨 일렉트로닉스 가부시키가이샤 디스크 재생 장치 및 방법
US7433440B2 (en) 2002-03-01 2008-10-07 Nec Corporation Jitter-detecting circuit, receiving circuit including the jitter-detecting circuit, and communication system

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