JPH05225688A - 磁気ディスク装置のスピンドルモータ - Google Patents
磁気ディスク装置のスピンドルモータInfo
- Publication number
- JPH05225688A JPH05225688A JP2366592A JP2366592A JPH05225688A JP H05225688 A JPH05225688 A JP H05225688A JP 2366592 A JP2366592 A JP 2366592A JP 2366592 A JP2366592 A JP 2366592A JP H05225688 A JPH05225688 A JP H05225688A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main shaft
- spindle motor
- hub
- ball bearings
- magnetic disk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 グリスを潤滑剤として封入されたボールベア
リングを利用している磁気ディスク装置のスピンドルモ
ータにおいて、水分によるグリスの変質を防ぎ、モータ
の回転を安定させる。 【構成】 ２個のボールベアリングで回転機構を構成す
る磁気ディスク装置のスピンドルモータにおいて、前記
ボールベアリング４ａ，４ｂ間に乾燥剤８を設ける。こ
れにより、ボールベアリング近傍は低湿に保たれ、ボー
ルベアリングに封入されているグリスの変質を防ぐこと
ができ、スピンドルモータの回転を安定させることがで
きる。
リングを利用している磁気ディスク装置のスピンドルモ
ータにおいて、水分によるグリスの変質を防ぎ、モータ
の回転を安定させる。 【構成】 ２個のボールベアリングで回転機構を構成す
る磁気ディスク装置のスピンドルモータにおいて、前記
ボールベアリング４ａ，４ｂ間に乾燥剤８を設ける。こ
れにより、ボールベアリング近傍は低湿に保たれ、ボー
ルベアリングに封入されているグリスの変質を防ぐこと
ができ、スピンドルモータの回転を安定させることがで
きる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置に使
用されるスピンドルモータに関する。
用されるスピンドルモータに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のスピンドルモータは、磁
気ディスクを搭載するためのハブの内部の空間に、モー
タを構成する主要部品であるステータとマグネットを収
容して、モータとハブとを一体化し磁気ディスクの搭載
枚数を多くすることができる、いわゆるインハブモータ
が利用されている。
気ディスクを搭載するためのハブの内部の空間に、モー
タを構成する主要部品であるステータとマグネットを収
容して、モータとハブとを一体化し磁気ディスクの搭載
枚数を多くすることができる、いわゆるインハブモータ
が利用されている。
【０００３】また、スピンドルモータの形式として、主
軸回転型と主軸固定型の２種類がある。
軸回転型と主軸固定型の２種類がある。
【０００４】図３は、このようなスピンドルモータの一
例を示す断面図であり、主軸回転型を示す。
例を示す断面図であり、主軸回転型を示す。
【０００５】図３において、ハウジング７は、その中央
部に円筒状の突起部を有し、この突起部の上端及び下端
の内面にボールベアリング４ａ，４ｂが装着されてい
る。主軸１は、これらのボールベアリング４ａ，４ｂに
よって回転自在に支持されている。
部に円筒状の突起部を有し、この突起部の上端及び下端
の内面にボールベアリング４ａ，４ｂが装着されてい
る。主軸１は、これらのボールベアリング４ａ，４ｂに
よって回転自在に支持されている。
【０００６】一方、円筒状のハブ２は、主軸１と一体と
なって回転するよう主軸１の上端に固定されている。ハ
ブ２の内面にはマグネット５が接着固定されており、ス
テータ６にはコイル３が接着固定されており、ハウジン
グ７の中央突起部の外周に接着固定されている。
なって回転するよう主軸１の上端に固定されている。ハ
ブ２の内面にはマグネット５が接着固定されており、ス
テータ６にはコイル３が接着固定されており、ハウジン
グ７の中央突起部の外周に接着固定されている。
【０００７】従って、ステータ６のコイルに電流を供給
することによって磁界が発生し、マグネット５がその磁
界に吸引又は反発して回転駆動し、一体となっているハ
ブ２、主軸１が回転する。
することによって磁界が発生し、マグネット５がその磁
界に吸引又は反発して回転駆動し、一体となっているハ
ブ２、主軸１が回転する。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のスピン
ドルモータのボールベアリングには、潤滑剤としてグリ
スが封入されており、円滑に回転できるようになってい
る。またグリスは、ボールベアリングの劣化を防止する
役目も持っている。
ドルモータのボールベアリングには、潤滑剤としてグリ
スが封入されており、円滑に回転できるようになってい
る。またグリスは、ボールベアリングの劣化を防止する
役目も持っている。
【０００９】しかし、グリスの種類によっては、水分が
あった場合、変質し固形化してしまい本来の潤滑機能が
失われてしまう。したがって、このようなグリスが封入
されたボールベアリングを使用しているスピンドルモー
タにおいては、スピンドルモータ内部が高湿、あるいは
結露した場合、グリスが水と化合し変質してしまい、ス
ピンドルモータが起動できなくなったり、回転異常ある
いは、回転時に異常音を発生するという欠点があった。
あった場合、変質し固形化してしまい本来の潤滑機能が
失われてしまう。したがって、このようなグリスが封入
されたボールベアリングを使用しているスピンドルモー
タにおいては、スピンドルモータ内部が高湿、あるいは
結露した場合、グリスが水と化合し変質してしまい、ス
ピンドルモータが起動できなくなったり、回転異常ある
いは、回転時に異常音を発生するという欠点があった。
【００１０】本発明の目的は、水分によるグリースの変
質を防止し、かつモータの回転を安定させるようにした
磁気ディスク装置のスピンドルモータを提供することに
ある。
質を防止し、かつモータの回転を安定させるようにした
磁気ディスク装置のスピンドルモータを提供することに
ある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る磁気ディスク装置のスピンドルモータ
は、主軸と、該主軸の両端付近に装着された２個のボー
ルベアリングと、中央部に該ボールベアリングの外輪を
保持する円筒状の保持部を有するハウジングと、該ハウ
ジングの円筒部の外周に装着して固定されたステータ
と、前記主軸の上端に固定して支持され外周に磁気ディ
スクを積層して搭載するハブと、前記ハブの内面の前記
ステータと対応する位置に装着されたマグネットとを備
える磁気ディスク装置の主軸回転型スピンドルモータに
おいて、前記主軸の両端付近に装着された２個の前記ボ
ールベアリングの間に乾燥剤を装備したものである。
め、本発明に係る磁気ディスク装置のスピンドルモータ
は、主軸と、該主軸の両端付近に装着された２個のボー
ルベアリングと、中央部に該ボールベアリングの外輪を
保持する円筒状の保持部を有するハウジングと、該ハウ
ジングの円筒部の外周に装着して固定されたステータ
と、前記主軸の上端に固定して支持され外周に磁気ディ
スクを積層して搭載するハブと、前記ハブの内面の前記
ステータと対応する位置に装着されたマグネットとを備
える磁気ディスク装置の主軸回転型スピンドルモータに
おいて、前記主軸の両端付近に装着された２個の前記ボ
ールベアリングの間に乾燥剤を装備したものである。
【００１２】また、本発明に係る磁気ディスク装置のス
ピンドルモータは、主軸と、該主軸を支えるハウジング
と、該ハウジングに装着して固定されたステータと、前
記主軸に内輪固定で装着された２個のボールベアリング
と、該ボールベアリングの外輪に固定され、外周に磁気
ディスクを積層して搭載するハブと、前記ハブの内面の
前記ステータと対応する位置に装着されたマグネットと
を備える磁気ディスク装置の主軸固定型スピンドルモー
タにおいて、前記主軸と２個の前記ボールベアリングと
で形成される空間につながる空隙を前記ハブに設け、こ
の空隙に乾燥剤を装備したものである。
ピンドルモータは、主軸と、該主軸を支えるハウジング
と、該ハウジングに装着して固定されたステータと、前
記主軸に内輪固定で装着された２個のボールベアリング
と、該ボールベアリングの外輪に固定され、外周に磁気
ディスクを積層して搭載するハブと、前記ハブの内面の
前記ステータと対応する位置に装着されたマグネットと
を備える磁気ディスク装置の主軸固定型スピンドルモー
タにおいて、前記主軸と２個の前記ボールベアリングと
で形成される空間につながる空隙を前記ハブに設け、こ
の空隙に乾燥剤を装備したものである。
【００１３】また、前記ハブと２個の前記ボールベアリ
ングとで形成される空間につながる空隙を前記主軸に設
け、この空隙に乾燥剤を装備したものである。
ングとで形成される空間につながる空隙を前記主軸に設
け、この空隙に乾燥剤を装備したものである。
【００１４】
【作用】ボールベアリングに生じる水分を乾燥剤により
吸収・除去する。
吸収・除去する。
【００１５】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【００１６】（実施例１）図１は、本発明の実施例１を
示す断面図であり、主軸回転型スピンドルモータを示す
ものである。
示す断面図であり、主軸回転型スピンドルモータを示す
ものである。
【００１７】図１において、ハウジング７は、その中央
部に円筒状突起部を有し、この突起部の内面には直接ボ
ールベアリング４ａ，４ｂの外輪がそれぞれ上端、下端
に保持されている。
部に円筒状突起部を有し、この突起部の内面には直接ボ
ールベアリング４ａ，４ｂの外輪がそれぞれ上端、下端
に保持されている。
【００１８】また、ボールベアリング４ａ，４ｂの内輪
には、主軸１が固定されており、主軸１の上端には、ハ
ブ２がハウジング７の中央部を取り囲む状態で固定され
ている。したがって、主軸１が回転自在で固定されてい
るため、必然的にハブ２も回転自在となっている。
には、主軸１が固定されており、主軸１の上端には、ハ
ブ２がハウジング７の中央部を取り囲む状態で固定され
ている。したがって、主軸１が回転自在で固定されてい
るため、必然的にハブ２も回転自在となっている。
【００１９】一方、ハウジング７の円筒状突起部の外面
には、コイル３を接着固定したステータ６が固着されて
いる。またハブ２の内面には、ステータ６と対向する位
置にマグネット５が接着固定されている。
には、コイル３を接着固定したステータ６が固着されて
いる。またハブ２の内面には、ステータ６と対向する位
置にマグネット５が接着固定されている。
【００２０】そこで、コイル３に外部からの電流を供給
することによって磁界が発生し、マグネット５がこれに
反発しマグネット５と一体となっているハブ２が回転す
る構造となっている。
することによって磁界が発生し、マグネット５がこれに
反発しマグネット５と一体となっているハブ２が回転す
る構造となっている。
【００２１】ここで、ボールベアリング４ａと４ｂとの
間には乾燥剤８が装備されており、ボールベアリング４
ａ，４ｂ間が高湿、あるいは結露した状態でも、乾燥剤
８が水分を吸収しボールベアリング間は低湿に保たれ
る。
間には乾燥剤８が装備されており、ボールベアリング４
ａ，４ｂ間が高湿、あるいは結露した状態でも、乾燥剤
８が水分を吸収しボールベアリング間は低湿に保たれ
る。
【００２２】（実施例２）図２は、本発明の実施例２を
示す断面図であり、主軸固定型スピンドルモータを示す
ものである。
示す断面図であり、主軸固定型スピンドルモータを示す
ものである。
【００２３】図２（ａ）において、ハウジング７には、
主軸１の下端が固定されており、主軸１には、ボールベ
アリング４ａ，４ｂの内輪が固定されている。
主軸１の下端が固定されており、主軸１には、ボールベ
アリング４ａ，４ｂの内輪が固定されている。
【００２４】ハブ２は、ボールベアリング４ａ，４ｂの
外輪で固定されており、ハブ２は回転自在となってい
る。
外輪で固定されており、ハブ２は回転自在となってい
る。
【００２５】一方、ハウジング７には、コイル３を接着
固定したステータ６が固着されている。またハブ２の内
面には、ステータ６と対向する位置にマグネット５が接
着固定されている。
固定したステータ６が固着されている。またハブ２の内
面には、ステータ６と対向する位置にマグネット５が接
着固定されている。
【００２６】そこで、コイル３に外部からの電流を供給
することによって磁界が発生し、マグネット５がこれに
反発しマグネット５と一体となっているハブ２が回転す
る構造となっている。
することによって磁界が発生し、マグネット５がこれに
反発しマグネット５と一体となっているハブ２が回転す
る構造となっている。
【００２７】ここで、ハブ２には、ハブ２、ボールベア
リング４ａと４ｂ及び主軸１で囲まれた空間とつながる
空隙９が設けられており、空隙９には、乾燥剤８が装備
されている。
リング４ａと４ｂ及び主軸１で囲まれた空間とつながる
空隙９が設けられており、空隙９には、乾燥剤８が装備
されている。
【００２８】したがって、前述の主軸回転型と同様にボ
ールベアリング４ａ，４ｂ間が高湿、あるいは結露した
場合でも、空隙９内の乾燥剤８が水分を吸収しボールベ
アリング間は低湿に保たれる。
ールベアリング４ａ，４ｂ間が高湿、あるいは結露した
場合でも、空隙９内の乾燥剤８が水分を吸収しボールベ
アリング間は低湿に保たれる。
【００２９】図２（ｂ）の場合では、空隙９が主軸１内
に設けられており、上述と同様に空隙９内の乾燥剤８が
水分を吸収しボールベアリング間は低湿に保たれる。
に設けられており、上述と同様に空隙９内の乾燥剤８が
水分を吸収しボールベアリング間は低湿に保たれる。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、スピンド
ルモータ内部に乾燥剤を装備することにより、ボールベ
アリングに封入されているグリスの変質を防ぐことがで
き、スピンドルモータの回転を安定させ、より信頼性の
高い磁気ディスク装置を提供することができるという効
果がある。
ルモータ内部に乾燥剤を装備することにより、ボールベ
アリングに封入されているグリスの変質を防ぐことがで
き、スピンドルモータの回転を安定させ、より信頼性の
高い磁気ディスク装置を提供することができるという効
果がある。
【図１】本発明の実施例１を示す断面図である。
【図２】（ａ），（ｂ）は、それぞれ本発明の実施例２
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図３】従来のスピンドルモータを示す断面図である。
１ 主軸 ２ ハブ ３ コイル ４ａ，４ｂ ボールベアリング ５ マグネット ６ ステータ ７ ハウジング ８ 乾燥剤 ９ 空隙
Claims (3)
- 【請求項１】 主軸と、該主軸の両端付近に装着された
２個のボールベアリングと、中央部に該ボールベアリン
グの外輪を保持する円筒状の保持部を有するハウジング
と、該ハウジングの円筒部の外周に装着して固定された
ステータと、前記主軸の上端に固定して支持され外周に
磁気ディスクを積層して搭載するハブと、前記ハブの内
面の前記ステータと対応する位置に装着されたマグネッ
トとを備える磁気ディスク装置の主軸回転型スピンドル
モータにおいて、 前記主軸の両端付近に装着された２個の前記ボールベア
リングの間に乾燥剤を装備したことを特徴とする磁気デ
ィスク装置のスピンドルモータ。 - 【請求項２】 主軸と、該主軸を支えるハウジングと、
該ハウジングに装着して固定されたステータと、前記主
軸に内輪固定で装着された２個のボールベアリングと、
該ボールベアリングの外輪に固定され、外周に磁気ディ
スクを積層して搭載するハブと、前記ハブの内面の前記
ステータと対応する位置に装着されたマグネットとを備
える磁気ディスク装置の主軸固定型スピンドルモータに
おいて、 前記主軸と２個の前記ボールベアリングとで形成される
空間につながる空隙を前記ハブに設け、この空隙に乾燥
剤を装備したことを特徴とする磁気ディスク装置のスピ
ンドルモータ。 - 【請求項３】 請求項２に記載の磁気ディスク装置の主
軸固定型スピンドルモータにおいて、 前記ハブと２個の前記ボールベアリングとで形成される
空間につながる空隙を前記主軸に設け、この空隙に乾燥
剤を装備したことを特徴とする磁気ディスク装置のスピ
ンドルモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2366592A JPH05225688A (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 磁気ディスク装置のスピンドルモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2366592A JPH05225688A (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 磁気ディスク装置のスピンドルモータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05225688A true JPH05225688A (ja) | 1993-09-03 |
Family
ID=12116794
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2366592A Pending JPH05225688A (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 磁気ディスク装置のスピンドルモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05225688A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3935432A1 (de) * | 1989-10-20 | 1991-04-25 | Mannesmann Ag | Vorrichtung zur zerstoerungsfreien pruefung von werkstuecken |
| EP0867499A1 (en) * | 1997-03-26 | 1998-09-30 | International Business Machines Corporation | Improved spindle motor |
-
1992
- 1992-02-10 JP JP2366592A patent/JPH05225688A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3935432A1 (de) * | 1989-10-20 | 1991-04-25 | Mannesmann Ag | Vorrichtung zur zerstoerungsfreien pruefung von werkstuecken |
| EP0867499A1 (en) * | 1997-03-26 | 1998-09-30 | International Business Machines Corporation | Improved spindle motor |
| KR100296478B1 (ko) * | 1997-03-26 | 2001-10-25 | 포만 제프리 엘 | 개선된스핀들모터 |
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