JPH05225680A - 磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ディスク装置Info
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- JPH05225680A JPH05225680A JP2348492A JP2348492A JPH05225680A JP H05225680 A JPH05225680 A JP H05225680A JP 2348492 A JP2348492 A JP 2348492A JP 2348492 A JP2348492 A JP 2348492A JP H05225680 A JPH05225680 A JP H05225680A
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- magnetic
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 組立に置けるペネトレーションマージンを確
保して、組立工程を簡易化する。 【構成】 異なる記録密度に対応する複数の記録再生ヘ
ッドギャップを有する二つの磁気ヘッド１ａ、１ｂで磁
気ディスク１１を挟み、この磁気ディスク１１の両面で
の記録再生を行う磁気ディスク装置において、サイド
０、１で、高記録容量用のコア２ａ、２ｂにおける距離
と、従来記憶容量用のコア３ａ、３ｂにおける距離のそ
れぞれを磁気ヘッドの半径方向の中心軸から等距離に配
置して、磁気ディスク１１の両面でペネトレーションに
対する出力特性を一致させる。
保して、組立工程を簡易化する。 【構成】 異なる記録密度に対応する複数の記録再生ヘ
ッドギャップを有する二つの磁気ヘッド１ａ、１ｂで磁
気ディスク１１を挟み、この磁気ディスク１１の両面で
の記録再生を行う磁気ディスク装置において、サイド
０、１で、高記録容量用のコア２ａ、２ｂにおける距離
と、従来記憶容量用のコア３ａ、３ｂにおける距離のそ
れぞれを磁気ヘッドの半径方向の中心軸から等距離に配
置して、磁気ディスク１１の両面でペネトレーションに
対する出力特性を一致させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ等の情報
記憶装置に利用する磁気ディスク装置に関する。
記憶装置に利用する磁気ディスク装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、コンピュータ技術の急激な進歩に
よって磁気ディスク装置の記憶容量も増大化し、従来の
記録容量の２０倍近くなっている。
よって磁気ディスク装置の記憶容量も増大化し、従来の
記録容量の２０倍近くなっている。
【０００３】この高記録容量の実現のために、１つのト
ラックに記録密度を大きくする一方でトラック密度も大
きくする必要がある。この場合、ギャップ幅およびギャ
ップ長さの小さなコアが要求される。また、フレキシブ
ルディスクは互換記憶媒体であるため、高容量の磁気デ
ィスク装置でも、従来の記録容量での記録再生が要求さ
れる。このため磁気ヘッドに高記録容量に対応した磁気
ヘッドギャップと従来の記録容量に対応した磁気ヘッド
ギャップを設け、異なる記録密度の磁気ディスクの記録
再生を行っている。
ラックに記録密度を大きくする一方でトラック密度も大
きくする必要がある。この場合、ギャップ幅およびギャ
ップ長さの小さなコアが要求される。また、フレキシブ
ルディスクは互換記憶媒体であるため、高容量の磁気デ
ィスク装置でも、従来の記録容量での記録再生が要求さ
れる。このため磁気ヘッドに高記録容量に対応した磁気
ヘッドギャップと従来の記録容量に対応した磁気ヘッド
ギャップを設け、異なる記録密度の磁気ディスクの記録
再生を行っている。
【０００４】磁気ヘッドを磁気ディスク上の指定された
トラックに移動するトラッキングにあって、従来記憶容
量の磁気ディスクでは、ステッピングモータのオープン
ループ駆動で行っている。また、高記録容量の磁気ディ
スクではサーボ機構を使用してトラッキング制御を行っ
ている。
トラックに移動するトラッキングにあって、従来記憶容
量の磁気ディスクでは、ステッピングモータのオープン
ループ駆動で行っている。また、高記録容量の磁気ディ
スクではサーボ機構を使用してトラッキング制御を行っ
ている。
【０００５】次に、従来の磁気ディスク装置の一例を説
明する。図６は従来の磁気ディスク装置の磁気ヘッドの
コアの半径方向の配置を示し、図７は磁気ヘッドの送り
機構を示している。
明する。図６は従来の磁気ディスク装置の磁気ヘッドの
コアの半径方向の配置を示し、図７は磁気ヘッドの送り
機構を示している。
【０００６】図６、図７において、磁気ディスク装置に
は磁気ディスク３１の記録情報の読み取りを行うための
磁気ヘッド２１ａ、２１ｂが設けられている。この磁気
ヘッド２１ａ、２１ｂは磁気ディスク３１の両面に対応
するため、磁気ディスク装置のベース側の磁気ヘッド２
１ａ（以下、必要に応じてサイド０側磁気ヘッドと記載
する）と、磁気ヘッド２１ｂ（以下、必要に応じてサイ
ド１側磁気ヘッドと記載する）を一対として用いてい
る。
は磁気ディスク３１の記録情報の読み取りを行うための
磁気ヘッド２１ａ、２１ｂが設けられている。この磁気
ヘッド２１ａ、２１ｂは磁気ディスク３１の両面に対応
するため、磁気ディスク装置のベース側の磁気ヘッド２
１ａ（以下、必要に応じてサイド０側磁気ヘッドと記載
する）と、磁気ヘッド２１ｂ（以下、必要に応じてサイ
ド１側磁気ヘッドと記載する）を一対として用いてい
る。
【０００７】磁気ヘッド２１ａ、２１ｂには１ＭＢ／
１．６ＭＢ／２ＭＢの記録容量に対応した従来記憶容量
用コア２３ａ、２３ｂと高記録密度用の高記録容量用コ
ア２２ａ、２２ｂがあり、それぞれのコアはサイド０、
１で、概ね１．５ｍｍ離間して配置されている。また電
磁変換を行うコイル２９、３０が設けられている。
１．６ＭＢ／２ＭＢの記録容量に対応した従来記憶容量
用コア２３ａ、２３ｂと高記録密度用の高記録容量用コ
ア２２ａ、２２ｂがあり、それぞれのコアはサイド０、
１で、概ね１．５ｍｍ離間して配置されている。また電
磁変換を行うコイル２９、３０が設けられている。
【０００８】図７において、磁気ヘッドキャリッジ３２
が磁気ディスクの半径方向に移動できるようにベース
（図示せず）に取り付けられている。また、ステッピン
グモータ３４と、ステッピングモータ３４の回転運動を
磁気ヘッドキャリッジ３２の並進運動に変換するための
スチールベルト３５とが設けられている。磁気ヘッドキ
ャリッジ３２上に磁気ヘッド２１ａ、２１ｂと磁気ヘッ
ドアンプ３６が搭載されている。
が磁気ディスクの半径方向に移動できるようにベース
（図示せず）に取り付けられている。また、ステッピン
グモータ３４と、ステッピングモータ３４の回転運動を
磁気ヘッドキャリッジ３２の並進運動に変換するための
スチールベルト３５とが設けられている。磁気ヘッドキ
ャリッジ３２上に磁気ヘッド２１ａ、２１ｂと磁気ヘッ
ドアンプ３６が搭載されている。
【０００９】次に、この構成の動作について説明する。
磁気ヘッド２１ａ、２１ｂが磁気ディスク３１の記録面
と接触した状態で磁気ディスク３１を回転させることに
より磁気ディスク３１面に同心円上のトラックを形成す
る。また、図７に示した磁気ヘッド送り機構により所望
のトラックに磁気ヘッド２１ａ、２１ｂを位置決めし、
情報の読み書きを行う。従来記憶容量の磁気ディスクの
記録再生時には、ステッピングモータ３４の回転角精度
で磁気ヘッド２１ａ、２１ｂを任意のトラック上に位置
決めする。高記録容量の磁気ディスクの記録再生時に
は、エンコーダ３３が磁気ディスクに予め記録されてい
るサーボ信号をもとにステッピングモータ３４の回転角
を検出制御して、磁気ヘッド２１ａ、２１ｂを移動し、
その磁気ヘッド２１ａ、２１ｂの位置を位置誤差検出器
３７で検出する。さらに偏差補償器３８を通じて駆動回
路３９にフィードバックしてトラック追従の誤差修正を
行う。
磁気ヘッド２１ａ、２１ｂが磁気ディスク３１の記録面
と接触した状態で磁気ディスク３１を回転させることに
より磁気ディスク３１面に同心円上のトラックを形成す
る。また、図７に示した磁気ヘッド送り機構により所望
のトラックに磁気ヘッド２１ａ、２１ｂを位置決めし、
情報の読み書きを行う。従来記憶容量の磁気ディスクの
記録再生時には、ステッピングモータ３４の回転角精度
で磁気ヘッド２１ａ、２１ｂを任意のトラック上に位置
決めする。高記録容量の磁気ディスクの記録再生時に
は、エンコーダ３３が磁気ディスクに予め記録されてい
るサーボ信号をもとにステッピングモータ３４の回転角
を検出制御して、磁気ヘッド２１ａ、２１ｂを移動し、
その磁気ヘッド２１ａ、２１ｂの位置を位置誤差検出器
３７で検出する。さらに偏差補償器３８を通じて駆動回
路３９にフィードバックしてトラック追従の誤差修正を
行う。
【００１０】この場合、従来記憶容量の磁気ディスクを
使用する場合、ステッピングモータでトラック位置決め
するため、ＪＩＳ規格で定めされたフォーマット上のト
ラックロケーションの都合上、従来記憶容量のギャップ
の位置が磁気ディスクの両面で概ね８トラック分の差が
なくてはならない。高記録容量のコアもそれにならっ
て、概ね８トラック分の差で配置されている。再生出力
は、磁気ディスクに対する磁気ヘッドの突っ込み量（以
下、ペネトレーションと記載する）に依存されている。
使用する場合、ステッピングモータでトラック位置決め
するため、ＪＩＳ規格で定めされたフォーマット上のト
ラックロケーションの都合上、従来記憶容量のギャップ
の位置が磁気ディスクの両面で概ね８トラック分の差が
なくてはならない。高記録容量のコアもそれにならっ
て、概ね８トラック分の差で配置されている。再生出力
は、磁気ディスクに対する磁気ヘッドの突っ込み量（以
下、ペネトレーションと記載する）に依存されている。
【００１１】図８は従来の磁気ディスク装置における再
生出力とペネトレーションとの関係特性を示している。
生出力とペネトレーションとの関係特性を示している。
【００１２】図８において、サイド０．１それぞれの出
力の値が異なるペネトレーション位置でピークを有する
ことから、サイド０．１とともに、最大出力の８０％以
上の出力範囲をペネトレーションマージンとする場合、
ペネトレーションマージンＥが非常に狭いことがわか
る。
力の値が異なるペネトレーション位置でピークを有する
ことから、サイド０．１とともに、最大出力の８０％以
上の出力範囲をペネトレーションマージンとする場合、
ペネトレーションマージンＥが非常に狭いことがわか
る。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
の構成では高記録容量ギャップ、従来記憶容量のギャッ
プの磁気ヘッドの半径方向の中心軸からの距離が、サイ
ドの０、１で異なるため任意のペネトレーション位置で
のサイド０、１の出力が異なり広いペネトレーションマ
ージンが得られ難い。そのため、磁気ディスク装置の各
部品の加工、組立に高い精度が要求され、調整に多大な
労力と時間を要し、コストが嵩むという欠点がある。
の構成では高記録容量ギャップ、従来記憶容量のギャッ
プの磁気ヘッドの半径方向の中心軸からの距離が、サイ
ドの０、１で異なるため任意のペネトレーション位置で
のサイド０、１の出力が異なり広いペネトレーションマ
ージンが得られ難い。そのため、磁気ディスク装置の各
部品の加工、組立に高い精度が要求され、調整に多大な
労力と時間を要し、コストが嵩むという欠点がある。
【００１４】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、組立に置けるペネトレーションマージン
を確保して、組立工程が簡易化できる優れた磁気ディス
ク装置を提供することを目的とする。
るものであり、組立に置けるペネトレーションマージン
を確保して、組立工程が簡易化できる優れた磁気ディス
ク装置を提供することを目的とする。
【００１５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の磁気ディスク装置は、異なる記録密度に対
応する複数の記録再生ヘッドギャップを有する二つの磁
気ヘッドで磁気ディスクを挟み、この磁気ディスクの両
面での記録再生を行う磁気ディスク装置であって、同一
記録密度に対応した、それぞれの記録再生ヘッドギャッ
プが磁気ヘッドの半径方向の中心軸から等距離で配置さ
れることを特徴とするものである。
に、本発明の磁気ディスク装置は、異なる記録密度に対
応する複数の記録再生ヘッドギャップを有する二つの磁
気ヘッドで磁気ディスクを挟み、この磁気ディスクの両
面での記録再生を行う磁気ディスク装置であって、同一
記録密度に対応した、それぞれの記録再生ヘッドギャッ
プが磁気ヘッドの半径方向の中心軸から等距離で配置さ
れることを特徴とするものである。
【００１６】また、この構成に加えて、トラック方向に
対する磁気ヘッド位置を検出する検出手段と、磁気ディ
スク両面用に１つづつ配置された同一記録密度に対応す
る二つの記録再生ギャップ間の距離を記憶する記憶手段
と、記録再生ギャップ位置と任意のトラック位置までの
距離を補正する補正手段を備えるものである。
対する磁気ヘッド位置を検出する検出手段と、磁気ディ
スク両面用に１つづつ配置された同一記録密度に対応す
る二つの記録再生ギャップ間の距離を記憶する記憶手段
と、記録再生ギャップ位置と任意のトラック位置までの
距離を補正する補正手段を備えるものである。
【００１７】
【作用】このような構成により、本発明の磁気ディスク
装置は、サイド０、１で、高記録容量用のコアにおける
距離と、従来記憶容量用のコアにおける距離のそれぞれ
を磁気ヘッドの半径方向の中心軸から等距離に配置して
いるため、磁気ディスクの両面でペネトレーションに対
する出力特性が一致し、その結果広いペネトレーション
マージンを確保でき、組立工程が簡易化される。
装置は、サイド０、１で、高記録容量用のコアにおける
距離と、従来記憶容量用のコアにおける距離のそれぞれ
を磁気ヘッドの半径方向の中心軸から等距離に配置して
いるため、磁気ディスクの両面でペネトレーションに対
する出力特性が一致し、その結果広いペネトレーション
マージンを確保でき、組立工程が簡易化される。
【００１８】
【実施例】以下、本発明の磁気ディスク装置の実施例に
ついて図面をもとに説明する。
ついて図面をもとに説明する。
【００１９】図１、図２、図３、図４は実施例の構成を
示し、図１、図２は磁気ヘッドの断面、図３はサイド０
側ヘッド、図４は磁気ヘッド送り機構を示している。
示し、図１、図２は磁気ヘッドの断面、図３はサイド０
側ヘッド、図４は磁気ヘッド送り機構を示している。
【００２０】図１、図２、図３において、磁気ヘッド１
ａ、１ｂは磁気ディスク接触面７ａ、７ｂ、８ａ、８ｂ
を有し、その面形状はサイド０、１で磁気ディスク接触
面７ａ、７ｂ、磁気ディスク接触面８ａ、８ｂがそれぞ
れ同一の形状である。
ａ、１ｂは磁気ディスク接触面７ａ、７ｂ、８ａ、８ｂ
を有し、その面形状はサイド０、１で磁気ディスク接触
面７ａ、７ｂ、磁気ディスク接触面８ａ、８ｂがそれぞ
れ同一の形状である。
【００２１】二つの磁気ヘッド１ａ、１ｂは、それぞれ
高気密度用の記録再生ギャップ４を設けたコア２ａ、２
ｂと、従来記憶容量用との互換のための記録再生ギャッ
プ５と消去ギャップ６を設けたコア３ａ、３ｂを備えて
いる。それぞれのコア２ａ、２ｂ、３ａ、３ｂにはコイ
ル９ａ、９ｂ、１０ａ、１０ｂが巻かれており、記録用
信号電流が供給されて磁束を発生しあるいは、磁気ディ
スク上の磁気信号を電気的信号に変えて検出する。磁気
ヘッド１の磁気ディスク接触面７ａ、７ｂ、８ａ、８ｂ
が図２に示すように磁気ディスク１１の両面にそれぞれ
接触しており、磁気ヘッドの中心軸Ｃからサイド１側の
高記録容量用のコア２ａまでの距離Ｂａとサイド０側の
高記録容量用のコア２ｂまでの距離Ｂｂは同じ値であ
る。また同様に、磁気ヘッドの中心軸Ｃからサイド１側
の従来記憶容量用のコア３ａまでの距離Ａａとサイド０
側の従来記憶容量用のコア３ｂまでの距離Ａｂは同じ値
である。
高気密度用の記録再生ギャップ４を設けたコア２ａ、２
ｂと、従来記憶容量用との互換のための記録再生ギャッ
プ５と消去ギャップ６を設けたコア３ａ、３ｂを備えて
いる。それぞれのコア２ａ、２ｂ、３ａ、３ｂにはコイ
ル９ａ、９ｂ、１０ａ、１０ｂが巻かれており、記録用
信号電流が供給されて磁束を発生しあるいは、磁気ディ
スク上の磁気信号を電気的信号に変えて検出する。磁気
ヘッド１の磁気ディスク接触面７ａ、７ｂ、８ａ、８ｂ
が図２に示すように磁気ディスク１１の両面にそれぞれ
接触しており、磁気ヘッドの中心軸Ｃからサイド１側の
高記録容量用のコア２ａまでの距離Ｂａとサイド０側の
高記録容量用のコア２ｂまでの距離Ｂｂは同じ値であ
る。また同様に、磁気ヘッドの中心軸Ｃからサイド１側
の従来記憶容量用のコア３ａまでの距離Ａａとサイド０
側の従来記憶容量用のコア３ｂまでの距離Ａｂは同じ値
である。
【００２２】図４に示す磁気ヘッド送り機構は、磁気ヘ
ッドキャリッジ１２が磁気ディスクの半径方向に移動で
きるようにベース（図示せず）に取り付けられている。
また、ステッピングモータ１４と、ステッピングモータ
１４の回転運動を磁気ヘッドキャリッジ１２の並進運動
に変換するためのスチールベルト１５とが設けられてい
る。磁気ヘッドキャリッジ１２上に磁気ヘッド１１ａ、
１１ｂと磁気ヘッドアンプ１６が搭載されている。
ッドキャリッジ１２が磁気ディスクの半径方向に移動で
きるようにベース（図示せず）に取り付けられている。
また、ステッピングモータ１４と、ステッピングモータ
１４の回転運動を磁気ヘッドキャリッジ１２の並進運動
に変換するためのスチールベルト１５とが設けられてい
る。磁気ヘッドキャリッジ１２上に磁気ヘッド１１ａ、
１１ｂと磁気ヘッドアンプ１６が搭載されている。
【００２３】次に、この構成の動作について説明する。
図２において、磁気ヘッド１１ａ、１１ｂが磁気ディス
ク１１の記録面と接触した状態で磁気ディスク１１を回
転させることにより磁気ディスク１１面に同心円上のト
ラックを形成する。また、図４に示した磁気ヘッド送り
機構により所望のトラックに磁気ヘッド１１ａ、１１ｂ
を位置決めし、情報の読み書きを行う。従来記憶容量の
磁気ディスクの記録再生時には、ステッピングモータ１
４の回転角精度で磁気ヘッド１１ａ、１１ｂを任意のト
ラック上に位置決めする。高記録容量の磁気ディスクの
記録再生時には、エンコーダ１３が磁気ディスクに予め
記録されているサーボ信号をもとにステッピングモータ
１４の回転角を検出制御して、磁気ヘッド１１ａ、１１
ｂを移動し、その磁気ヘッド１１ａ、１１ｂの位置を位
置誤差検出器１７で検出する。さらに偏差補償器１８を
通じて駆動回路１９にフィードバックしてトラック追従
の誤差修正を行う。この場合、記憶装置２０が工場出荷
時に予めサイド０、１の、それぞれの記録密度に対応し
たコア間距離を記憶しており、この情報が偏差補償器１
８に供給される。
図２において、磁気ヘッド１１ａ、１１ｂが磁気ディス
ク１１の記録面と接触した状態で磁気ディスク１１を回
転させることにより磁気ディスク１１面に同心円上のト
ラックを形成する。また、図４に示した磁気ヘッド送り
機構により所望のトラックに磁気ヘッド１１ａ、１１ｂ
を位置決めし、情報の読み書きを行う。従来記憶容量の
磁気ディスクの記録再生時には、ステッピングモータ１
４の回転角精度で磁気ヘッド１１ａ、１１ｂを任意のト
ラック上に位置決めする。高記録容量の磁気ディスクの
記録再生時には、エンコーダ１３が磁気ディスクに予め
記録されているサーボ信号をもとにステッピングモータ
１４の回転角を検出制御して、磁気ヘッド１１ａ、１１
ｂを移動し、その磁気ヘッド１１ａ、１１ｂの位置を位
置誤差検出器１７で検出する。さらに偏差補償器１８を
通じて駆動回路１９にフィードバックしてトラック追従
の誤差修正を行う。この場合、記憶装置２０が工場出荷
時に予めサイド０、１の、それぞれの記録密度に対応し
たコア間距離を記憶しており、この情報が偏差補償器１
８に供給される。
【００２４】磁気ヘッド１１ａ、１１ｂと磁気ディスク
１１の接触状態の出力特性は、磁気ヘッド１１ａ、１１
ｂの中心からのギャップ位置で決定される。すなわち、
磁気ディスク接触面７ａ、７ｂ、８ａ、８ｂの半径方向
の中心軸に対して、同一の記録密度を有し、ギャップが
等距離の場合、磁気ディスクの両面での出力特性は同一
となる。
１１の接触状態の出力特性は、磁気ヘッド１１ａ、１１
ｂの中心からのギャップ位置で決定される。すなわち、
磁気ディスク接触面７ａ、７ｂ、８ａ、８ｂの半径方向
の中心軸に対して、同一の記録密度を有し、ギャップが
等距離の場合、磁気ディスクの両面での出力特性は同一
となる。
【００２５】図５は再生出力とペネトレーションとの関
係の特性を示している。図５において、サイド０、１で
の出力が同じペネトレーションの位置でピークを有し、
両面での出力特性が一致する。その結果、従来例に比べ
て広いペネトレーションマージンＤが得られている。
係の特性を示している。図５において、サイド０、１で
の出力が同じペネトレーションの位置でピークを有し、
両面での出力特性が一致する。その結果、従来例に比べ
て広いペネトレーションマージンＤが得られている。
【００２６】また、ここでは、従来例と比較するため磁
気ディスク接触面７ａ、７ｂ、８ａ、８ｂの形状を同一
にしているが、この磁気ヘッド１ａ、１ｂを搭載した磁
気ディスク装置に、トラック方向に対する磁気ヘッド位
置の検出装置と、磁気ディスク両面に１つづつ配置され
た同じ記録密度に対応する二つの記録再生ギャップ間の
距離を記憶する記憶装置と、記録再生ギャップ位置と任
意のトラック位置までの距離を補正する補正装置を設
け、従来記憶容量のフォーマットロケーションの制約を
受けないようにして、自由なギャップ配置の磁気ヘッド
を作成できる。これにより、磁気ヘッドの小型化と、磁
気ディスクの記録幅の広域化による高容量化が達成でき
ることになる。
気ディスク接触面７ａ、７ｂ、８ａ、８ｂの形状を同一
にしているが、この磁気ヘッド１ａ、１ｂを搭載した磁
気ディスク装置に、トラック方向に対する磁気ヘッド位
置の検出装置と、磁気ディスク両面に１つづつ配置され
た同じ記録密度に対応する二つの記録再生ギャップ間の
距離を記憶する記憶装置と、記録再生ギャップ位置と任
意のトラック位置までの距離を補正する補正装置を設
け、従来記憶容量のフォーマットロケーションの制約を
受けないようにして、自由なギャップ配置の磁気ヘッド
を作成できる。これにより、磁気ヘッドの小型化と、磁
気ディスクの記録幅の広域化による高容量化が達成でき
ることになる。
【００２７】なお、本実施例では高記録容量のギャップ
位置を磁気ヘッドの外側に、従来記憶容量のギャップ位
置を磁気ヘッドの内側に配置する構成としているが、こ
れに限定されるものではなく、高記録容量のギャップ位
置を内側に配置し、また従来記憶容量のギャップ位置を
外側に配置しても同様の作用、効果が得られる。
位置を磁気ヘッドの外側に、従来記憶容量のギャップ位
置を磁気ヘッドの内側に配置する構成としているが、こ
れに限定されるものではなく、高記録容量のギャップ位
置を内側に配置し、また従来記憶容量のギャップ位置を
外側に配置しても同様の作用、効果が得られる。
【００２８】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の磁気ディスク装置は、サイド０、１で、高記録容量用
のコアにおける距離と、従来記憶容量用のコアにおける
距離のそれぞれを磁気ヘッドの半径方向の中心軸から等
距離に配置しているため、磁気ディスクの両面でペネト
レーションに対する出力特性が一致し、その結果広いペ
ネトレーションマージンを確保でき、組立工程が簡易化
されるとい効果を有する。
の磁気ディスク装置は、サイド０、１で、高記録容量用
のコアにおける距離と、従来記憶容量用のコアにおける
距離のそれぞれを磁気ヘッドの半径方向の中心軸から等
距離に配置しているため、磁気ディスクの両面でペネト
レーションに対する出力特性が一致し、その結果広いペ
ネトレーションマージンを確保でき、組立工程が簡易化
されるとい効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の磁気ディスク装置の実施例における磁
気ヘッドの断面図
気ヘッドの断面図
【図２】図１の磁気ヘッドの説明のための説明図
【図３】図１におけるサイド０側ヘッドの構成を示す斜
視図
視図
【図４】実施例における磁気ヘッド送り機構を示す構成
図
図
【図５】実施例の動作説明に供され、再生出力とペネト
レーションとの関係の特性図
レーションとの関係の特性図
【図６】従来の磁気ディスク装置における磁気ヘッドの
コアの半径方向の配置を示す断面図
コアの半径方向の配置を示す断面図
【図７】従来例の磁気ディスク装置における磁気ヘッド
の送り機構を示す構成図
の送り機構を示す構成図
【図８】従来例の動作説明に供され、再生出力とペネト
レーションとの関係の特性図
レーションとの関係の特性図
１ａ、１ｂ 磁気ヘッド ２ａ、２ｂ、３ａ、３ｂ コア ７ａ、７ｂ、８ａ、８ｂ 磁気ディスク接触面 ４、５ 記録再生ギャップ ６ 消去ギャップ ９ａ、９ｂ、１０ａ、１０ｂ コイル １１ 磁気ディスク １２ 磁気ヘッドキャリッジ １４ ステッピングモータ １６ 磁気ヘッドアンプ １５ スチールベルト １７ 位置誤差検出器 １８ 偏差補償器 １９ 駆動回路 ２０ 記憶装置
Claims (2)
- 【請求項１】 異なる記録密度に対応する複数の記録再
生ヘッドギャップを有する二つの前記磁気ヘッドで磁気
ディスクを挟み、この磁気ディスクの両面での記録再生
を行う磁気ディスク装置であって、同一記録密度に対応
した、それぞれの記録再生ヘッドギャップが磁気ヘッド
の半径方向の中心軸から等距離で配置されることを特徴
とする磁気ディスク装置。 - 【請求項２】 請求項１の構成に加えて、トラック方向
に対する磁気ヘッド位置を検出する検出手段と、磁気デ
ィスク両面用に１つづつ配置された同一記録密度に対応
する二つの記録再生ギャップ間の距離を記憶する記憶手
段と、記録再生ギャップ位置と任意のトラック位置まで
の距離を補正する補正手段を備える磁気ディスク装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2348492A JPH05225680A (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2348492A JPH05225680A (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 磁気ディスク装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05225680A true JPH05225680A (ja) | 1993-09-03 |
Family
ID=12111805
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2348492A Pending JPH05225680A (ja) | 1992-02-10 | 1992-02-10 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05225680A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1989008244A1 (en) * | 1988-03-03 | 1989-09-08 | The Foxboro Company | Protected pressure sensor |
-
1992
- 1992-02-10 JP JP2348492A patent/JPH05225680A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1989008244A1 (en) * | 1988-03-03 | 1989-09-08 | The Foxboro Company | Protected pressure sensor |
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