JPH0522523Y2 - - Google Patents

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JPH0522523Y2
JPH0522523Y2 JP19406687U JP19406687U JPH0522523Y2 JP H0522523 Y2 JPH0522523 Y2 JP H0522523Y2 JP 19406687 U JP19406687 U JP 19406687U JP 19406687 U JP19406687 U JP 19406687U JP H0522523 Y2 JPH0522523 Y2 JP H0522523Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は両端より支持軸を移動させて紙、フイ
ルムなどを巻き取るロール体を脱着できるよう挾
み、且つロールシートにテンシヨン用のブレーキ
トルクを付与するロール支持軸に係り、ロール体
と支持軸との同芯度を確保し、少ない軸スラスト
力で大きなブレーキトルクを伝達可能としたロー
ル支持軸の構造体に関するものである。
〔従来の技術〕
一般的に知られているロール支持軸の構造体は
第6図に示される。
すなわち、第6図は従来のロール体支持軸の装
着状態の構造の一例を示す要部正面断面図であ
り、ロール体1は両端につば金1−bを有する芯
管1−cに紙、フイルムなどのシート1−aを巻
き取つたものであり、つば金1−bの内径部に支
持軸としてのコーン軸14,14′の円錐部分を
両端から挿入してロール体1を支持している。こ
のコーン軸14,14′は回転運動の軸芯確保を
するためにベアリング18,18′で支持し、シ
ート1−aにテンシヨンを付与するためにブレー
キトルクを必要とする。このブレーキ力としてロ
ール体側とは反対側のコーン軸14に円盤19a
を取着してこのものを挾持するような状態でピス
トン19bを備えたブレーキ19を取着し、他方
のコーン軸14′には軸方向に移動させてロール
体1より脱着と、ブレーキトルクを伝達するため
のピストン16が取着されている。また、コーン
軸14′を支持しているベアリング18′のケース
全体はスリーブ軸受15で支持し、コーン軸1
4′を自在に軸方向に移動可能なようにし、この
移動駆動源としてシリンダ17をピストン部に設
け、これらをボルトなどにより一定構成してい
る。
次に、かようなごとく構成されたロール支持軸
の構造体の動作プロセスを説明する。
まず脱抜時は、あらかじめロール体1に下部よ
り、受けリフタ(以降単にリフタという)を上昇
させ、ロール体1の下部に軽く当接させて重量を
受けられるよう準備する(図示せず)。そして、
シリンダ17の左側のポートに圧力空気を送り、
右側のポートを排気してコーン軸14′を右側に
移動させる。この移動距離はそれぞれのコーン軸
14,14′がロール体1の内部に挿入している
長さ以上とする。
右側のコーン軸14′を抜脱すると、ロール体
1の重量の右半分はリフタで受ける。この状態で
人手によりロール体1を右側へ軸方向に押すと、
リフタには軸方向に移動可能なころがり軸受があ
るので、容易にロール体1は右側に移動し、コー
ン軸14より抜脱する。
押着時はあらかじめリフタに装着されたロール
体1をコーン軸14,14′の軸芯にほぼ合わせ
て停止させておき、シリンダ17のエアポートの
空気の入出を抜脱時とは逆に通気、排気すること
によりコーン軸14′は左側へ移動する。このと
き、コーン軸14′の軸芯とロール体1との同芯
確保は、コーン軸14′の先端の円錐部がロール
体1のつば金1−bの内径部に当り、テーパ効果
により偏心している軸芯が移動することによつて
行われる。
さらに左側へコーン軸14′を移動すると、他
方のコーン軸14の円錐部はつば金1−bに挿入
され、右側のコーン軸14′と同様に偏心してい
る軸芯の修正が行われる。さらにピストン16を
左側へ移動させると、この軸推力がコーン軸1
4,14′の円錐部よりつば金1−bに作用し、
テーパ部の分力が当接面の摩擦力として働き、左
側部に備えられたテンシヨン用のブレーキ19の
トルクが伝達されるようになる。
なおブレーキ19はロール体1のテンシヨンコ
ントロール用に備えられたもので、本考案とは直
接関係がないためその説明を省略する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、かような構成のロール支持軸には次の
ような問題点が二つある。
(1) つば金1−bは金属製のプレスづくりなの
で、内径の精度、真円度が余り出ていない。こ
のつば金1−bを芯管1−cに固着する方法は
つば金1−bに複数カ所×印の切りを入れ、芯
管1−cの内部にこれを嵌挿したのち、×印部
分の上部から治具などで押圧し、×印部分を芯
管1−cに喰い込ませる。芯管1−cの材質は
一般にはボール紙なので、余り強固につぎ金1
−bと固着されていない。
このような状態において、コーン軸14,1
4′を円滑に挿入し、且つ少ない力でトルク伝
達するにはコーン軸14,14′の円錐部のテ
ーパを極めて緩やかにすればよいが、テーパを
緩やかにすると、抜脱時にテーパ部がつば金1
−bに喰い込んでいるので、これを強引にコー
ン軸14,14′を抜脱すると、つば金1−b
が円錐部側に吸着されて芯管1−cより外れ、
このつば金1−bをコーン軸14,14′より
取り外すことが極めて問題となる。そこで円錐
部のテーパを急勾配にして使用しているのが現
状である。
また、急勾配のテーパ部をつば金1−bに挿
入すると、ロール体1の軸芯は挿入直前には完
全に同芯状になつていないので、ロール体1の
重量を同芯移動させる力が生じ、ロール体1の
重量は例えば、直径、長さがそれぞれ1mのも
ので約800Kgあるので極めて大きな力となり、
しかもこの力は軸芯が偏心しているので一点に
作用する。しかるに、つば金1−bを支持して
いる芯管1−cの材質はボール紙なので歪みが
生じ、力が作用した方向へ曲つて挿入されてし
まう。このことにより、軸芯の同芯性はそこな
われて芯振れして回転するので震動を生じ、且
つロール体1の抜脱時にはコーン軸14,1
4′につば金1−bが喰い付き、取り外しが極
めて困難となる。
(2) 円錐部の勾配が急なので軸推力によるつば金
1−bの内径に作用する分力が小さくなるの
で、所要の伝達トルクを得るのに大きな推力が
必要となり、パワーの増大とあいまつてロール
体1の回転時にはこの軸推力がベアリング1
8,18′に作用するので潤滑、寿命などの点
で問題となつている。
本願考案者は、これらの改良案として昭和62年
12月2日付特許願、「ロール支持軸の構造体」に
て「抑え軸(ここでは支持軸と呼称している)の
先端部にロール体の内径より小さい案内部と、こ
の案内部の後方部位に、前記ロール体の内壁に喰
い込ませてロール体に前記抑え軸からのトルクが
伝達されるよう軸方向に鋭い歯をもち、ロール体
の内径方向に対しばね作用をもたせるよう軸方向
にスリツトを入れ、さらにこれらの軸方向両端に
軸芯を残した溝を切り込んだ複数の凸起部を有す
る支持部と、この支持部の後方部位に、支持部の
外径より大きく且つロール体の端部に当接するつ
ばを有する軸のそれぞれを一体構成する前記抑え
軸を具備するロール支持軸の構造体」を提案した
り、また昭和62年12月7日付実用新案登録願、
「ロール支持軸の構造体」にて支持軸を、3カ所
以上の複数のローラが軸方向に回転でき、且つ外
周面から若干突出するよう端部に固着し、その後
方部位につばを設けた軸と、円筒軸の一方に勾配
を付けると共に前記ローラが回動できる溝をこの
勾配部分に切り込み、さらに勾配部分に軸方向に
複数カ所のすり割りおよびこの勾配部分に前記軸
のつばと当接するつばを設け、他方はこのすり割
りの内拡が容易に行われるよう端部手前部分に径
方向にすり割りを設け、前記軸が勾配部分から脱
着できるよう構成した円筒軸と、円柱の軸芯に凹
部を設けると共にこの凹部にばねを内蔵し、前記
軸が前記円筒軸に挿入されたとき軸の先端部分で
圧縮されるようボルトなどで前記円筒軸に固着す
る先端軸とで一体構成する。また、ローラが回動
できる溝を、勾配部分並びにそれ以外の径方向の
すり割り部分まで平行な溝を軸方向に切り込むロ
ール支持軸の構造体」を提案したが、これらは軸
方向にトルク伝達手段の工夫をこらしたものであ
つた。
本考案は上述した欠点を解消すると共に、前述
した提案とは異つた回転方向トルク伝達手段を提
案するものであり、その目的とするところは、支
持軸とロール体との軸芯の同芯性の確保と、小さ
い軸推力で勾配の分力を利用して確実に回転トル
クが得られるロール支持軸の構造体を提供するも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
つまり、その目的を達成するための手段は、軸
2aと、この軸2が挿入され軸2の混合溝2aの
数に対応して設けられた貫通穴3aを有する円筒
軸3と、この円筒軸3に穿設された貫通穴3aに
備えられる凸起金具6と、前記貫通穴3aにあつ
て凸起金具6を上下に摺動せしめるガイド穴4a
を有する案内金具4と、前記円筒軸3の挿入先端
部にあつて軸2の挿入ストツパーとなる先端軸1
0とで支持軸20を形成し、この支持軸20をロ
ール体1の両端の開口部に挿入するものであり、 軸2には、挿入方向に対し下り勾配溝2a1と
この下り勾配溝2a1の下がつた位置から軸先端
までの軸方向と平行な直線溝2a2とからなる溝
を少なくとも3カ所以上設けた混合溝2aと、直
線溝2a2の中間部位につば2bを設けたもので
あり、 円筒軸3は、挿入先端部が前記つば2bと当接
する内径とし、外径側にロール体1の内径より大
きいつば3bを設けたものであり、 凸起金具6は、内径側にピン8でローラ7を軸
支し、外径側に鋭い歯6aを有するガイド部分6
bを形成したものであり、 案内金具4は前記凸起金具6を軸芯方向に押圧
するばね5を有するものであり、 先端軸10は、前記軸2のつば2bを挿入する
凹部10aが設けられ、この凹部10aにつば2
bを挿入方向に抗するばね9が備えられたもので
ある。
また、前記下り勾配溝2a1の後端部分に、軸
方向と平行な溝2a′を設けたり、ローラ7の代わ
りに、ボール12などの転動体とばね13を配
し、ばね13はボール12が勾配溝2c′を転がる
方向に抗するよう凸起金具11にその一端を取着
するように構成したり、凸起金具6のガイド部分
6bに、ロール体1の内径方向に対しばね作用を
持たせるよう軸方向に互い違いのスリツト11a
を設けたガイド部分11bを設けたりすることも
ある。
以下、本考案のロール支持軸の構造体一日指令
を、図面に基づいて詳述すると共に、併せて作用
も詳述する。
〔実施例〕
第1図は本考案のロール支持軸の構造体の一実
施例を示す要部正面断面図、第2図は第1図のア
ーア線断面図である。
第1図、第2図において、支持軸20は4カ所
に勾配部分の勾配溝2a1と軸方向平行部分の直
線溝2a2からなる混合溝2aを有する軸2と、
この軸2を嵌挿する混合溝(以下単に溝という)
2aと係合した円形状の貫通穴3aを4カ所に穿
設し、ロール体1に嵌挿された円筒軸3と、貫通
穴3aに収納され一方に溝2aにはまり込んだロ
ーラ7を軸支し、他方にロール体1の内壁に溝2
aの勾配部分を上昇したとき喰い込ませる鋭い歯
6aを有するガイド部分6bを設けた凸起金具6
と、この凸起金具6を軸芯に押圧するばね5を保
持し且つ凸起金具6の上昇あるいは下降するガイ
ド穴4aを備えた案内金具4と、円柱の軸芯に凹
部10aを設け、この部分にばね内蔵してつば2
bで固定し、円筒軸3の先端に固着した先端軸1
0のそれぞれを一体構築したものである。
すなわち、本願考案のものは、回転方向トルク
伝達手段として、軸2に、勾配部分とそれから下
つた部分から軸方向に対し連続した平行部分の溝
2aを設け、ピン8で凸起金具6に軸支されてい
るローラ7が平行部分の溝2aに位置するときは
鋭い歯6aはロール体1の内壁との間には若干の
隙間がある。そして、勾配部分を昇り始めると次
第に鋭い歯6aが内壁に喰い込んでいく。ばね5
はローラ7を常に溝2aに押圧しているよう円形
状の案内金具4で保持され、この案内金具4は円
筒軸3の外周面と同一面となるようボルトで円筒
軸3に取着されている。
また、円筒軸3および軸2のそれぞれの後方部
位にもうけられたつば3b並びに円筒軸3の先端
にボルトで固着した先端軸10に関しては、前述
した昭和62年12月7日付実用新案登録願、「ロー
ル支持軸の構造体」に掲載しているので詳述な説
明は割愛し、概要をつぎに述べる作用で説明す
る。
すなわち、かようなごとく構成されたロール支
持軸の構造体において、まず、ロール体1を挿着
する場合には、リフタ(図示せず)で支持軸20
と同芯状にセツテイング準備する。
この状態で第1図のものと対称的に配設された
右側の支持軸(ここでは図示されていないが第1
図と同じ構成、機能であるため、支持軸20を構
成している部品も含めて以降その符号を使用す
る。)20を軸方向に左側へ移動させると、ロー
ル体1のつば金1−bの内径に先端軸10が挿入
される。先端軸10の外径はつば金1−bより小
さく遊隙をもつた寸法で、且つ平行径に出来てい
るので円滑に移動し、円筒軸3のつば3bの裏側
につば金1−bが当接する。
さらに支持軸20を左側に移動させると、凸起
金具6に取着されたローラ7が平行部分の溝2a
から勾配のある位置に差しかかる。このとき、凸
起金具6の歯6aは円筒軸3の外径方向に向つて
上昇を開始する。そして、ばね9の反力に抗して
軸2を円筒軸3に挿入した最終位置、すなわち軸
2のつば2cが円筒軸3のつば3bに当接したと
き、ローラ7は溝勾配の最大高さに達し、歯6a
はつば金1−bに鋭く喰い込む。なお、ローラ7
の溝勾配を極めて緩やかにしても、ローラ7との
当接面は従来のようにすべり摩擦の相対運動では
なくころがり摩擦運動なので、戻し時に喰い付く
こともなく、内拡への分力も摩擦損失が小さく、
勾配の小さい分だけ内拡力は大きくなるので極め
て効果的に力が作用する。また、凸起金具6の径
方向面の圧接面のみがロール芯内径に極部的に当
るので面圧が高くなり、その分喰い込み代が増
し、トルク伝達が有効となる。またロール体1の
内径に誤差があつても、当接面のみがロール支持
に関与するので、誤差の影響チヤンスが少なくロ
ール支持の同芯性が得やすい。なお、ばね5,9
はローラ7が溝2aから乗り上げないように設計
されている。また、第3図は本考案の他の実施例
を示す要部正面断面図であり、第3図において、
第1図に示した溝2aの形状に加えて、勾配溝の
太い方向に溝2a′を形成している。すなわち、上
端側の溝2a′ではガイド部分6bを有する鋭い歯
6aがロール体1の内壁に喰い込み、下端側の溝
2b′ではロール体1との間に若干の隙間がある。
溝2a′と2b′間には緩やかな勾配2c′が設けられ
ている。なお、他の部分に関しては第1図のもの
と同じであるためその説明を省略する。さて、か
ようなごとく形成された溝2a′,2b′および勾配
2c′において、ロール体1の内壁に図示されてい
ないが左側と同じ支持軸21が挿入され、ローラ
7が溝2b′の位置にあるとき歯6aはロール体1
の内壁と若干の隙間があるため喰い込んでいな
い。そして、勾配2c′を上昇するに従つて徐徐に
内壁に喰い込んでいき、溝2aに達したとき最大
の喰い込みとなる。
このような支持軸21においては、最大の喰い
込みが勾配部分だなく昇りきつた平行溝にあるた
め第1図に示した勾配溝と比べローラ7が逆戻り
して歯6aの喰い込みが外れることがない。ま
た、この状態でシリンダ力を小さくして保持して
おけば、第6図に示すベアリング18,18′に
加えられる有利となる。
さらに、第4図は本考案の更に他の実施例を示
す要部正面断面図、第5図は第4図のイ−イ線断
面図であり、第4図、第5図において、第1図に
示すローラ7の代わりにボール12などの転動体
が使用され、このボール12は回動できるようス
ペースを設けて凸起金具11に設けられている。
また、ボール12は勾配2c′を昇る方向に押圧す
るばね13によつて常に一定の力が加わり、勾配
の上昇に伴つて凸起金具11はロール体1の内壁
に向つて上昇する。このようにして、ボール12
と、ばね13と、第1図で説明したばね5により
凸起金具11は一体構築されている。また、凸起
金具11にはロール体1の内径方向に対しばね作
用をもたせるよう互い違いのスリツト11aがガ
イド部分11bに設けられることもある。
このようにして構成されたものは、凸起金具1
1の押しばね作用を付与することにより、ロール
体1の内径誤差があつても、凸起金具11の押し
出し代を大きくとれるので、均一なロール同芯性
が得られる。
なお、第4図に示す支持軸22とロール体1と
の作用については、第1図と同様の作用効果であ
るため、その説明を省略する。
〔考案の効果〕
以上説明したごとく本考案によれば、従来のよ
うにコーン軸14,14′のテーパ部へロール体
1の内径をすべらせながら勾配に抗して挿入する
のではなく、平行な円筒軸3を挿入し、しかも完
着するまで隙間があるので円滑に挿入され、芯管
1−Cが偏心することなく、さらに回転トルクの
伝達は外部の軸力の分力により行われるのではな
く、小さい軸推力で勾配の分力を利用して行われ
るので軸力の動作源が不要で、所要の回転トルク
伝達手段に対し過不足なしに伝達することができ
る。
このことによつて余分な力による装置の強大化
を防止でき、合理性、経済性にも優れ、従来のよ
うなベアリングの寿命、潤滑上などの問題点を解
決することができる。
よつて本考案のロール支持軸の構造体は、実用
上、極めて有用性の高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のロール支持軸の構造体一実施
例を示す要部正面断面図、第2図は第1図のアー
ア線断面図、第3図は本考案の他の実施例を示す
要部正面断面図、第4図は本考案のさらに他の実
施例を示す要部正面断面図、第5図は第4図のイ
−イ線断面図、第6図は従来のものの一例を示す
主要部断面図である。 1……ロール体、2,2′……軸、2a,2
a′……溝、2c′……勾配、3……円筒軸、3a…
…貫通穴、4……案内金具、5,9,13……ば
ね、6,11……凸起金具、6a……鋭い歯、7
……ローラ、8……ピン、10……先端軸、10
a……凹部、12……ボール、20,21,22
……支持軸、4a……ガイド穴、2b……つば、
2a1……勾配溝、2a2……直線溝、3b……
つば、6b,11b……ガイド部分。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 軸2と、この軸2が挿入され軸2の混合溝2
    aの数に対応して設けられた貫通穴3aを有す
    る円筒軸3と、この円筒軸3に穿設された貫通
    穴3aに備えられる凸起金具6と、前記貫通穴
    3aにあつて凸起金具6を上下に摺動せしめる
    ガイド穴4aを有する案内金具4と、前記円筒
    軸3の挿入先端部にあつて軸2の挿入ストツパ
    ーとなる先端軸10とで支持軸20を形成し、
    この支持軸20をロール体1の両端の開口部に
    挿入するものであり、 軸2には、挿入方向に対し下り勾配溝2a1
    とこの下り勾配溝2a1の下がつた位置から軸
    先端までの軸方向と平行な直線溝2a2とから
    なる溝を少なくとも3ヵ所以上設けた混合溝2
    aと、直線溝2a2の中間部位につば2bを設
    けたものであり、 円筒軸3は、挿入先端部が前記つば2bと当
    接する内径とし、外径側にロール体1の内径よ
    り大きいつば3bを設けたものであり、 凸起金具6は、内径側にピン8でローラ7を
    軸支し、外径側に鋭い歯6aを有するガイド部
    分6bを形成したものであり、 案内金具4は前記凸起金具6を軸芯方向に押
    圧するばね5を有するものであり、 先端軸10は、前記軸2のつば2bを挿入す
    る凹部10aが設けられ、この凹部10aにつ
    ば2bを挿入方向に抗するばね9が備えられた
    ことを特徴とするロール支持軸の構造体。 (2) 前記下り勾配溝2a1の後端部分に、軸方向
    と平行な溝2a′を設けたことを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第(1)項記載のロール支持軸
    の構造体。 (3) 前記ローラ7の代わりに、ボール12などの
    転動体とばね13を配し、ばね13はボール1
    2が勾配溝2c′を転がる方向に抗するよう凸起
    金具11にその一端を取着するように構成した
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)
    項又は第(2)項記載のロール支持軸の構造体。 (4) 前記凸起金具6のガイド部分6bに、ロール
    体1の内径方向に対しばね作用を持たせるよう
    軸方向に互い違いのスリツト11aを設けたガ
    イド部分11bとを有することを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第(1)項、第(2)項又は第(3)
    項記載のロール支持軸の構造体。
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