JP2001213550A - 巻芯支持軸 - Google Patents

巻芯支持軸

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JP2001213550A JP2000024206A JP2000024206A JP2001213550A JP 2001213550 A JP2001213550 A JP 2001213550A JP 2000024206 A JP2000024206 A JP 2000024206A JP 2000024206 A JP2000024206 A JP 2000024206A JP 2001213550 A JP2001213550 A JP 2001213550A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撓み量が小さく、巻芯の変形や偏心回転ある
いは空回りが生じないように巻芯を確実に保持すること
ができる、高速運転に適した巻芯支持軸を提供する。 【解決手段】 軸体8の外周に所定間隔で装着した複数
の軸受9と、この複数の軸受9により回転可能に支持し
た外筒部材10と、外筒部材10が軸体8に対して長手
方向に移動するのを阻止するための手段と、それぞれ軸
体8の回転方向に次第に低くなるように軸体8の外周に
形成され、所定の回転角度を隔てて4列に並ぶ複数の滑
り面23と、外筒部材10の外周面の、滑り面23に対
応する位置にそれぞれ外筒部材10の半径方向に形成し
た孔24と、この孔24に外筒部材10の半径方向にス
ライド可能に装着し、下端が滑り面23に接触する、巻
芯の内周面を押圧して保持するためのラグ25と、ラグ
25を押し下げ付勢するための、孔24の中に収容した
圧縮コイルバネ26とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックフィ
ルム、紙、金属薄板などの帯状シートを管状の巻芯のま
わりに巻取る際、又はシートロールから帯状シートを巻
戻す際に、巻芯を貫通して固く支持するために用いる巻
芯支持軸に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、巻芯支持軸には、巻芯を貫通して
支持すると共に、それ自体はシート巻取装置又は巻戻装
置に備えたチャック若しくは回転センタ又は軸受等によ
って両端部を支持される形式のものがある。この形式の
巻芯支持軸としては、例えば特開平2−81850号公
報に開示されているように、巻取トルク又は制動トルク
が伝達される筒状のドラム本体に複数の半径方向の貫通
孔を設け、貫通孔を通ってドラム本体表面に突出可能に
複数のラグを設け、ドラム本体の内部に、ラグを押し上
げるための膨張収縮可能なチューブを設けたエアーシャ
フトがある。このエアーシャフトは、それを筒状の巻芯
内に挿入した後、ドラム本体内部のチューブに圧縮空気
を供給し、その圧縮空気によりチューブを膨張させてラ
グを押し上げ、このラグを巻芯の内周に当接させて巻芯
を保持することができる。
【0003】また、ラグを押し上げるための上述のチュ
ーブに替え、シャフトに一体形成された円錐状の支持体
をドラム本体の内部に設け、シャフトと共に円錐状の支
持体をドラム本体の長手方向に移動させることにより、
貫通孔に設けたラグが円錐状の支持体の傾斜面により押
し上げられてドラム本体表面に突出可能に構成したメカ
ニカルシャフトもある。
【0004】更に、特公昭61−29298号公報に開
示されているように、軸体の随所に円周方向の傾斜凹陥
部を3列に設け、各凹陥部にそれぞれローラを設け、各
ローラを、それぞれ凹陥部の深い部分と浅い部分との間
を個々に転動できるように個々の保持手段で保持したロ
ーラロック式のシャフトがある。このローラロック式の
シャフトは、巻芯に軸体を挿入した後、軸体を回転させ
ると、巻芯と軸体との相対的回転によりローラが凹陥部
の深い部分から浅い部分へ転動して軸体表面から突出
し、それによって巻芯内周がローラにより押圧されて保
持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近では巻
取装置又は巻戻装置で処理される帯状シートの広幅化に
伴い、巻芯支持軸は長いものが必要になっている。しか
し巻芯の内径は規格化されているため、巻芯支持軸の外
径を大きくすることができない。それゆえ巻芯支持軸の
長さを長くすると機械的強度が低下して巻芯支持軸が撓
み易くなる。また巻芯は、それを巻芯支持軸に容易に着
脱できるようにするためにその内径を巻芯支持軸の外径
より僅かに大きくしてあるので、ラグによる巻芯内周面
の押圧力が小さいと、その内周面と巻芯支持軸の外周面
との間の隙間の分だけ巻芯支持軸に対して偏心し得る。
そして巻芯支持軸に対し巻芯が偏心して支持されている
と、回転中のシートロールが振動し、それがシートロー
ルの品質不良等の原因になる。そこで、最近のシート巻
取速度又は巻戻速度の高速化に伴ない、巻芯支持軸は、
撓み量が少なく巻芯を偏心しないように保持できるもの
が必要になっている。
【0006】ところが、上述のエアーシャフトでは、圧
縮空気でチューブを膨張させてラグを押し上げるため、
ラグの押し上げ力の大いものを得ることができない。そ
れゆえ、ラグがシートロールの荷重に抗しきれずに押し
下げられ、シートロールが巻芯支持軸に対して偏心した
状態で回転し、シートロールが不良品になるという問題
が生じる。
【0007】また、上述のメカニカルシャフトでは、円
錐状の支持体をドラム本体の長手方向に移動させること
によりラグを支持体の傾斜面で押し上げて貫通孔からド
ラム本体表面に突出させるので、ラグの突出量は、円錐
状の支持体の移動量に応じてラグの突出量が決まる。そ
して巻取運転中に巻芯が空回りしないようにするには、
生じ得る最大トルクをラグから巻芯へ伝達できるよう
に、ラグをドラム表面から十分に突出させなければなら
ず、巻取運転の前に円錐状の支持体の移動量を調節して
おく必要がある。ところが巻芯に最大トルクが加わるの
は、普通、シートロールの外径が大きくなってからであ
り、巻取開始時にはラグによる巻芯内周の押圧力は小さ
くてよい。しかも巻き初めの巻芯は、何層にも帯状シー
トを巻き取っている巻芯に比べ、その内周のラグによる
押圧力により変形し易い。しかし上述のメカニカルシャ
フトでは最初から最大トルクを見込んで大きい押圧力を
ラグにより巻芯の内周に加えるので、特に巻始め時に巻
芯がラグからの押圧力により変形し易く、それにより巻
取品質を低下させるという問題が生じる。また、運転中
に巻芯がラグの押圧力により変形したり、巻芯の内周が
ラグにより削り取られたりしたとき、回転中の上述のメ
カニカルシャフトでは円錐状の支持体の位置を変えるこ
とができないので、ラグを更に突出させることができ
ず、巻芯が空回りするという問題も生じる。
【0008】また、上述のローラロック式のシャフトで
は、各ローラの保持手段が軸体の円周方向におけるロー
ラの間隔を一定に保持する機能を持たず、ローラが凹陥
部の傾斜面を個々に転動するため、各ローラの、シャフ
ト外周面からの突出量が一様にならず、巻芯支持軸に対
し巻芯が偏心した状態で支持され易い。
【0009】そこで、本発明は、撓み量が小さく、巻芯
の変形や偏心回転あるいは空回りが生じないように巻芯
を確実に保持することができる、高速運転に適した巻芯
支持軸を提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の巻芯支持軸は、軸体の外周に所定間隔で
装着した複数の軸受と、前記複数の軸受により回転可能
に支持した外筒部材と、外筒部材が軸体に対して長手方
向に移動するのを阻止する手段と、それぞれ軸体の回転
方向に次第に低くなるように軸体の外周に形成され、所
定の回転角度を隔てて少なくとも3列に並ぶ複数の滑り
面と、前記外筒部材の外周面の、前記滑り面に対応する
位置にそれぞれ外筒部材の半径方向に形成した孔と、こ
の孔に外筒部材の半径方向にスライド可能に装着され、
下端が前記滑り面に接触する、巻芯の内周面を押圧して
保持するためのラグと、前記孔の中に収容した、前記ラ
グを押し下げ付勢するための手段とを備えることを特徴
とする。
【0011】本発明の巻芯支持軸によれば、軸体の外周
に所定の回転角度を隔てて少なくとも3列に並ぶ滑り面
により複数のラグを一斉に同じ量だけ押し上げ、各ラグ
の上端を外筒部材の外周から突出させてラグの上端で巻
芯内周を保持する。そしてラグを外筒部部材の半径方向
にスライド可能に装着すことにより、ラグの外筒部材の
外周からの突出量を大きくすることができるようにな
る。ラグの上端部で巻芯内周を保持したとき、その反作
用として軸体には曲げ荷重が加わるが、軸体に所定の間
隔で複数の軸受を装着し、この軸受により外筒部材を支
持することによって、軸体に加わる曲げ荷重を軸受から
外筒部材に伝え、その曲げ荷重を軸体と外筒部材とによ
り支えるので、曲げ荷重に対する剛性を大きくすること
ができる。したがっして、ラグで保持した巻芯が軸体に
対して不当に偏心するのを防ぐことが出きる。
【0012】また、軸体の回転方向に低くなるよう形成
した滑り面によりラグを押し上げるので、ラグの押し上
げ力は、軸体に加えられるトルクが大きくなるにつれて
大きくなる。それゆえ、トルクが小さくて済む巻始め時
には、ラグによる巻芯内周の押圧力は小さくなり巻芯の
変形を防ぐことができ、シートロールの外径が大きくな
り大きい巻取トルクが必要になると、ラグによる巻芯内
周の押圧力も大きくなって巻芯を確実に保持することが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施態様を図面を参照
して詳細に説明する。図1に示すように巻芯支持軸1
は、シート巻取装置のフレーム2に設けた軸受装置3
と、フレーム4に設けた回転センタ5とにより両端部を
支持されており、帯状シートを巻取ってシートロール6
を形成するための管状の巻芯7を貫通している。そして
巻芯7を装着する部分に、軸体8と、この軸体8に所定
の間隔で装着した複数のころがり軸受9と、この複数の
ころがり軸受9により軸体8と同心になるように支持し
た外筒部材10とを備える。
【0014】軸体8は軸受装置3側に大径部分8aを有
し、この大径部分8aは、フレーム2に軸受11を介し
て回転可能に装着した円筒体12を貫通し、大径部分8
aの端部には、円筒体12の外側端面に形成した爪13
に噛み合う噛合クラッチ部材14が固着してある。そし
て、図示しないモータから出力された巻取トルクが、歯
車15、円筒体12に形成した歯車16、円筒体12、
噛合クラッチ部材14を経て大径部分8a及び軸体8に
伝達されるようになっている。
【0015】軸受装置3は、フレーム2に固設したホル
ダー17と、軸体8の大径部分8aの先端に装着した軸
受ユニット18とからなる。軸受ユニット18の円錐台
状に形成した先端部18aを、ホルダー17に設けたテ
ーパ穴に嵌めることにより、軸受ユニット18をフレー
ム2上の一定位置に保持することができる。また軸受ユ
ニット18をホルダー17から軸体8の長手方向に引き
出すことにより、巻芯支持軸1を回転センタ5から離脱
させることができる。
【0016】軸体8の回転センタ5側端部には、外筒部
材10が軸体8に対して長手方向に移動するのを阻止す
るための筒状の移動防止部材19が止めネジ20により
固定してある。また外筒部材10と軸体8の大径部分8
aとの間にはスラスト軸受21、外筒部材10と移動防
止部材19との間にはスラスト軸受22が装着してあ
る。
【0017】巻芯7を固く保持し、軸体8に伝達された
巻取トルクが巻芯7へ伝わるようにするために、軸体8
の長手方向の複数箇所に複数の滑り面23を形成してい
る。この滑り面23は、軸体8の円周方向に伸びてお
り、図2に示すように軸体8の円周方向の4箇所にそれ
ぞれ等しい回転角度を隔てて、即ち軸体8の中心から放
射方向にそれぞれ90度の角度をとって配置してある。
したがって軸体8上に形成した複数の滑り面23は4列
に並んでいる。また、滑り面23は、それぞれ矢印Aで
示す軸体8の回転方向に次第に低くなるように形成して
ある。つまり軸体8の中心から滑り面23までの距離が
矢印Aで示す方向に移動するにつれ次第に短くなる。そ
して図2に示すラグ25の位置が最も低くなる。
【0018】また、外筒部材10の、滑り面23に対応
する位置には、それぞれ外筒部材10の半径方向に孔2
4が形成してある。したがって孔24は外筒部材10の
外周に4列に並んでいる。そして、この孔24には、外
筒部材10が貫通した巻芯7の内周を押圧して固く支持
するためのラグ25が装着してある。更に孔24にはラ
グ25を滑り面23に向けて押し下げ付勢する圧縮コイ
ルバネ26が収容してある。
【0019】図3に示すように、ラグ25は、棒部材2
7と、棒部材27の上端に固着した係合部材28とから
なり、棒部材27の下端が滑り面23に接触し、それが
滑り面23により押し上げられると係合部材18が外筒
部材10の外周面から突出するように構成してある。棒
部材27は横断面が円形であり下端付近に鍔27aを有
している。
【0020】ラグ25を孔24に装着するには、圧縮コ
イルバネ26を棒部材27の上端部で貫通して棒部材2
7に装着した後、棒部材27を外筒部材10の半径方向
に案内するための案内筒29を、棒部材27の上端部よ
り被せる。そして案内筒29の上端部に形成してある孔
に棒部材27の上端部を挿入すると共に、案内筒29の
下端から形成した穴に棒部材の鍔27aを挿入する。そ
して、その状態で案内筒29を外筒部材10の孔24に
挿入した後、孔24の上端付近の内周に形成してある溝
に止め輪30を取り付けて案内筒29の脱落を防ぐ。そ
の後、係合部材28を棒部材27の上端に止めネジ31
で固定する。したがって、孔24に装着したラグ25
は、案内筒29に案内されて外筒部材10の半径方向に
移動可能であると共に、圧縮コイルバネ26により滑り
面23へ向けて押し下げ付勢される。この実施態様では
案内筒29の下端部を外筒部材10の内周面より突出さ
せてラグ25の案内面を延長してあるため、ラグ25の
傾きやガタツキが小さく、ラグ25の円滑な移動が可能
である。
【0021】軸受9が軸体8の長手方向の移動しないよ
うにするために、軸受9の両側面に沿って軸体8の外周
に形成した溝に一対の止め輪32を嵌めている。
【0022】上述のように構成した巻芯支持軸1により
巻芯7を支持するには、巻芯支持軸1の一端を回転セン
タ5から離脱させる。そして軸体8に対して外筒部材1
0を回転させることにより、図2に示すようにラグ25
が軸体8の傾斜溝の深い部分に位置する状態にして外筒
部材10の外周に巻芯7を嵌める。そして巻芯支持軸1
を回転センタ5に向けて移動させ、図1に示すように軸
体8を両端支持した状態とし、帯状シートの先端を巻芯
7に止めた後、軸体8に巻取トルクを伝達する。そうす
ると軸体8は図2の矢印Aの指示方向に回転し、巻取ト
ルクが軸体8からラグ25を経て外筒部材10に伝達さ
れる。そして巻芯7には、それと外筒部材10又はラグ
25との摩擦力により回転力が生じて帯状シートに張力
が生じる。そして、この帯状シートの張力の反作用によ
り巻芯7にはその回転を阻もうとする力が生じ、巻芯7
は軸体8に対して図2の矢印Bの指示方向に回転する。
それと同時に外筒部材10も軸体8に対して巻芯7と同
じ方向に回転しようとする。それによって、図4に示す
ように各ラグ25は、外筒部材10により相互間隔を保
持した状態でそれぞれ滑り面23の高い部分へ移動する
と共に、滑り面23により圧縮コイルバネ26の押し下
げ付勢力に抗して押し上げられる。そしてラグ25の上
端はそれぞれ外筒部材10の外周面から同じ量だけ突出
し、巻芯7の内周面を押圧して固く支持する。そしてラ
グ25で固く支持された巻芯7は軸体8及び外筒部材1
0と共に回転することができる。
【0023】シート巻取中にシートロールの外径が大き
くなって大きい巻取トルクが軸体8に伝達されるように
なると、その巻取トルクの増大に応じて、軸体8に対す
る外筒部材10の図2の矢印Bの指示方向への回転力が
増大し、ラグ25が滑り面23の更に高い部分へ移動
し、それによってラグ25が更に押し上げられるので、
ラグ25による巻芯7の内周への押圧力が増し、巻芯7
はラグ25上に一層強固に固定される。
【0024】巻芯7を巻芯支持軸1から取外すには、軸
体8回転が停止した状態で外筒部材10に図2の矢印A
の指示方向の回転力を与えて、図2に示すようにラグ2
5を滑り面23の低い部分に移動させる。そうするとラ
グ25は圧縮コイルバネ26により押し下げられ、巻芯
7の固定が解かれる。その後、巻芯支持軸1を回転セン
タ5から離脱させ、巻芯7を抜き取る。
【0025】以上に本発明の一実施態様を説明したが、
本発明の実施態様は必要に応じて変わり得る。例えば、
本発明の巻芯支持軸は、図3に示すように傾斜溝23を
一つのラグ25に対して一つだけ設けたものに限らず、
軸体の長手方向に隣り合う複数のラグに対して共通の傾
斜溝を形成したものでもよい。また滑り面を軸体上に4
列に配置したものに限らず、滑り面を軸体上に3列ある
いは5列以上配置したものでもよい。また滑り面を軸体
の1横断面につき3以上形成したものに限らず、例えば
軸体上の第1の位置では軸体の回転角度180度を隔て
て二つの滑り面を設け、その横断面から軸体の長手方向
に所定距離離れた第2の位置では、前記第1の位置の滑
り面に対して軸体の回転角度90度だけ進めた位置に、
軸体の回転角度180度を隔てて二つの滑り面を設ける
というように、軸体の長手方向に所定の間隔をおくと共
に、軸体の長手方向に隣り合う滑り面が互いに所定の回
転角度だけずれるように設け、結果として滑り面が軸体
上に3列以上に並ぶようにしたものでもよい。また、回
転センタと軸受ユニットで両端部を支持するように構成
したものに限らず、一対の巻軸チャックにより両端部を
支持し、巻軸チャックから軸体にトルクを伝達するよう
に構成したものでもよい。またラグを押し下げ付勢する
ための圧縮コイルバネの代わりに弾力性のある筒状のゴ
ム等を用いることもできる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、軸体の円周方向に所定
回転角度をとって該軸体の回転方向に低くなるようにそ
れぞれ形成した少なくとも3列の複数の滑り面により、
その滑り面に対応して配置した複数のラグをそれぞれ一
斉に押し上げて外筒部材の外周から同じ量だけ突出さ
せ、その複数のラグにより巻芯内周を押圧して保持する
ことができる。また軸体に加わるトルクが大きくなるに
つれてラグによる巻芯内周の押圧力が大きくなる。また
軸体の外周に装着した複数の軸受で外筒部材を支持する
ことにより、巻芯支持軸の曲げに対する剛性を大きくす
ることができる。したがって、巻芯に不当な変形や、巻
芯支持軸に対する巻芯の不当な偏心や空回りが生じない
ように巻芯を確実に保持することができる。そして撓み
量が小さく高速運転に適した巻芯支持軸を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様の巻芯支持軸を両端支持し
た状態を示す、軸体長手軸線沿いに切断した縦断面図で
ある。
【図2】図1の線X−Xに沿って矢印C方向に見た巻芯
支持軸の横断面図である。
【図3】図1の線Y−Yと線Z−Zで挟まれた部分を軸
体長手軸線沿いに切断した縦断面図である。
【図4】図2に示す巻芯支持軸がラグにより巻芯を支持
した状態を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 巻芯支持軸 7 巻芯 8 軸体 9 軸受 10 外筒部材 19 移動防止部材 23 滑り面 24 孔 25 ラグ 26 圧縮コイルバネ 29 案内筒 30 止め輪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状シート巻取用の管状の巻芯を貫通し
    て固く支持するための、両端支持される巻芯支持軸にお
    いて、軸体の外周に所定間隔で装着した複数の軸受と、
    前記複数の軸受により回転可能に支持した外筒部材と、
    外筒部材が軸体に対して長手方向に移動するのを阻止す
    る手段と、それぞれ軸体の回転方向に次第に低くなるよ
    うに軸体の外周に形成され、所定の回転角度を隔てて少
    なくとも3列に並ぶ複数の滑り面と、前記外筒部材の外
    周面の、前記滑り面に対応する位置にそれぞれ外筒部材
    の半径方向に形成した孔と、この孔に外筒部材の半径方
    向にスライド可能に装着され、下端が前記滑り面に接触
    する、巻芯の内周面を押圧して保持するためのラグと、
    前記孔の中に収容した、前記ラグを押し下げ付勢するた
    めの手段とを備えることを特徴とする巻芯支持軸。
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