JPH05225222A - 資金シフトシミュレーションシステム - Google Patents

資金シフトシミュレーションシステム

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JPH05225222A
JPH05225222A JP2356092A JP2356092A JPH05225222A JP H05225222 A JPH05225222 A JP H05225222A JP 2356092 A JP2356092 A JP 2356092A JP 2356092 A JP2356092 A JP 2356092A JP H05225222 A JPH05225222 A JP H05225222A
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JP2356092A
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Haruyuki Someya
治志 染谷
Yuji Ide
祐二 井出
Kenji Ando
謙治 安藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】金融機関の資産負債管理に関し、金利変動にと
もなう既存取引分の資金構造の変化をシミュレートする
システムを提供する。 【構成】一件一件の取引データから金利変動にともなう
資金移動を考慮しない将来における先行きデータを算出
する手段と算出結果を保持する手段,金利変動にともな
う資金移動の情報を設定する手段,設定された資金シフ
ト情報をもとに資金シフト分だけに着目した先行きデー
タを算出する手段とその算出結果を保持する手段,そし
て資金シフトを考慮しない先行きデータと資金シフト分
の先行きデータを集計してその集計結果を表示する手段
により資金シフトシミュレーションシステムを構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金融機関の資産負債管
理方法ならび資産負債管理システムにかかわり、将来の
金利動向を勘案した資産負債の動的分析(シミュレーシ
ョン)方法およびそのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の資産負債の動的分析に、財務シミ
ュレーションがある。日立製作所では、金融機関総合情
報系システムPP−21(Profit Planning support sy
stem−21st century)の中で財務シミュレーション機能
を実現している。本機能に関しては、マニュアル「HI
TAC APP 金融機関総合情報系システムPP−2
1 本部情報系 資産負債管理機能DP−21/AL,
DP−21/AL/W解説」(マニュアル番号:APP
−A−659)の73頁から86頁に解説してある。財
務シミュレーションは、将来の資金シナリオと金利シナ
リオを設定し、将来の収支を試算するものである。本機
能は、金融機関における年度や期の資金計画や利益計画
の立案業務に効果的にサポートするものである。資金シ
ナリオは将来における資金量の推移であり、既存取引分
に関わる部分と将来において新規に取引を実行する部分
からなる。金利シナリオは将来の金利動向であり、利用
者が任意に設定する。従来例の財務シミュレーションで
は、既存取引分に関わる部分は将来の金利動向とは無関
係に仮定した前提(たとえば、預金に関していえば自動
継続前提や元加継続前提など)に従って先行きの資金量
を算出している。新規分に関しては利用者が対話形式に
より入力する。したがって、既存取引分に関わる部分
は、利用者からみれば金利動向とは無関係に固定される
ことになる。
【0003】一方、特願平3−72801号明細書の発明で
は、既存取引データ一件ごとに解約日を利用者が任意に
設定できるようにして、金利変動による取引の解約を考
慮できるようにして既存取引分に関わる部分も変更でき
るようにした発明がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】既存分取引に関わる資
金構造は、金利変動によって変化する。たとえば定期預
金の金利が変化すると、預金者は金利選好が働き、より
収益性の高く有利な定期預金に資金の運用先を変更しよ
うとする。この結果、金融機関の既存取引分の資金構造
が変化することになる。
【0005】従来例としてあげた財務シミュレーション
では、既存取引分に関わる部分の資金量は金利動向とは
無関係に固定されているため、金利変動にともなう資金
構造の変化を考慮することができない問題がある。この
結果、精度の高い資金計画や利益計画を立案することが
難しい。
【0006】また、特願平3−72801号明細書の発明では
取引データ一件一件に対して解約情報を設定しなければ
ならず、大量の取引データを保有する金融機関ではその
実用は難しい。さらに、解約によって移動する資金の移
動先、つまり金融商品の科目間の資金移動を考慮するこ
とができない。
【0007】本発明の目的は金利変動にともなう既存取
引分の資金構造の変化を容易にシミュレートすることが
できるシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、まず従来例にもあるが、一件一件の取引
データから金利変動にともなう資金移動を考慮しない将
来における先行きデータを算出する手段と算出結果を保
持する手段を設ける。さらに、金利変動にともなう資金
移動(以下、資金シフトと記述)の情報を設定する手
段,設定された資金シフト情報をもとに資金シフト分だ
けに着目した先行きデータを算出する手段とその算出結
果を保持する手段,資金シフトを考慮しない先行きデー
タと資金シフト分の先行きデータを集計してその集計結
果を表示する手段を新たに設け、利用者が任意に資金シ
フト情報を設定して資金シフトの状況をシミュレートで
きるようにしたものである。
【0009】
【作用】本発明では、まず一件一件の取引データから金
利変動にともなう資金移動を考慮しない将来における先
行きデータを算出しておく。これとは別途設けた資金シ
フト情報設定手段により設定された情報から、資金シフ
ト分だけに関わる先行きのデータを算出し、このデータ
と先に算出した資金移動を考慮しない将来における先行
きデータとを集計することにより、資金シフトシミュレ
ーション結果をえる。このように、利用者は資金シフト
情報設定手段により任意に情報を設定して、その資金シ
フトの状況をシミュレートできる。また、資金シフト分
だけに関わる先行きのデータを算出する手段を設けてあ
ることにより、利用者が資金シフト情報を変更してシミ
ュレーションしようとする場合、大量の取引データ一件
一件から再度先行きデータを算出しなくてもよい。
【0010】
【実施例】図1は、本発明である金融機関における資産
負債管理方法を示したフローチャートである。
【0011】まず、将来の金利の予測値を設定する(ス
テップ101)。
【0012】次に、すでに取引済みの取引に関わる先行
きデータの理論値を算出する(ステップ102)。ここ
で理論値とは、取引約定時の契約内容に従い計算した値
である。たとえば市場金利連動型預金(MMC)などの
定期預金を例にとって簡単に理論値の算出方法を述べて
おく。定期預金取引に際して、預金金額,預金利率,預
金期間および満期後の継続条件などの契約内容が決めら
れ約定する。今、5月1日に、期間3ヵ月,預金金額2
00万円,利率3.38 %,自動継続条件付きで約定し
た定期預金取引が発生したとする。この取引内容は、5
月1日から7月31日までの3ヵ月間,利率3.38%
の預金残高が200万円あることを意味する。さらに、
自動継続条件が付いているので8月1日以降3ヵ月,1
1月1日以降3ヵ月,…と200万円の預金残高が続く
ことを意味している。このように契約内容通りに取引が
続くと仮定すると、約定日以降将来日の残高や利回りデ
ータを計算することができる。ステップ102では、契
約内容通りに取引が続くと仮定した先行きデータ(将来
における残高,利回り)を算出する。
【0013】次ステップ(ステップ110)では、資金
シフトシミュレーションを実行する。資金シフトとは、
金利変動にともなう資金の移動である。ここでも定期預
金を例にとって簡単に説明する。6ヵ月定期預金の金利
が3ヵ月定期預金よりも高い水準に金利が変動したとす
ると、預金者は金利選好が働きより収益性の高いものに
預金しようとする。もし、5月1日に発生した取引例の
預金者が、3ヵ月定期預金で資金運用するよりも6ヵ月
定期預金で運用した方がよいと判断すると、3ヵ月定期
預金の取引を中途解約あるいは自動継続を解除して6ヵ
月定期預金に新たな契約をする。ステップ102では契
約内容以外の資金移動がないとした理論データに対し
て、定期預金の例のような金利変動にともなう資金の移
動をシミュレートするのがステップ110である。
【0014】本ステップ(ステップ110)は、三つの
サブステップ(ステップ111〜ステップ113)から
なる。まず、金利変動にともなう資金シフト情報を設定
する(ステップ111)。資金シフト情報は、資金移動
が発生する時期(以下、シフト時期と記述する)、その
とき移動する資金量の理論値データに対する割合(以
下、シフト率と記述する)および移動資金の移動元での
リプライシング周期(以下、回転期間と記述する)など
である。詳細については、図7の説明の際に述べる。設
定した資金シフト情報をもとに、資金シフト分の先行き
データを算出する(ステップ112)。最後に、ステッ
プ102で算出した先行き理論値データとステップ11
2で算出した資金シフト分の先行きデータを合算して資
金シフトシミュレーション結果を集計し、結果を出力す
る(ステップ113)。
【0015】以上の三つのサブステップ(ステップ11
1〜ステップ113)からなる資金シフトシミュレーシ
ョンを実行したあと、資金シフト情報を変更して再シミ
ュレーションしたいのであれば、ステップ110の資金
シフトシミュレーション実行フェーズに戻る(ステップ
103)。金利予測値を変更して再シミュレーションし
たいのであれば、ステップ101の金利予測値の設定フ
ェーズに戻る(ステップ104)。再シミュレーション
の必要がなければ終了する。
【0016】図2は、図1に示した金融機関における資
産負債管理方法をコンピュータサポートする資金シフト
シミュレーションシステムの構成図である。資金シフト
シミュレーションシステムは、先行きデータなどを計算
するコンピューティング装置201,利用者とのインタ
ーフェイスである端末装置202および先行きデータな
どを格納する記憶装置203から構成されている。
【0017】コンピューティング装置201のソフトウ
ェア構成は、システム制御プログラム204,シミュレ
ーション実行制御プログラム205,金利予測設定プロ
グラム206,理論値算出プログラム207および資金
シフトシミュレーションプログラム群210から構成さ
れている。
【0018】システム制御プログラム204は、コンピ
ューティング装置201と端末装置202および記憶装
置203とのデータの入出力制御やコンピューティング
装置201内の他プログラム群205,206,20
7,210の実行を制御するプログラムであり、いわゆ
るオペレーティングシステムやDB/DCシステムに相
当する。シミュレーション実行制御プログラム205
は、図1に示した資産負債管理方法のフローチャート全
体の流れを制御するプログラムであり、詳細フローチャ
ートについては図10を用いて後述する。金利予測プロ
グラム206は、図1に示した資産負債管理方法のステ
ップ101を実現するプログラムであり、利用者との対
話形式により将来の金利の予測値を入力設定する。本プ
ログラム206の詳細フローチャートについては、図11
を用いて後述する。理論値算出プログラム207は、図
1に示した資産負債管理方法のステップ102を実現す
るプログラムであり、既存取引データの先行きの理論値
データを算出する。本プログラム207の詳細フローチ
ャートは、図12を用いて後述する。
【0019】資金シフトシミュレーションプログラム群
210は、図1に示した資産負債管理方法のステップ1
10を実現するプログラム群である。本プログラム群2
10は、図1のステップ110を構成するサブステップ
群(ステップ111〜ステップ113)に対応して、三
つのサブプログラムから構成されている。三つのサブプ
ログラムは、資金シフト情報設定プログラム211,資
金シフト分先行きデータ算出プログラム212と資金シ
ミュレーション結果表示プログラム213である。
【0020】資金シフト情報設定プログラム211は、
図1のステップ111を実現するプログラムであり、利
用者との対話形式により金利変動にともなう資金のシフ
ト情報を入力設定する。本プログラム211のフローチ
ャートは、図13を用いてあとで詳細に説明する。資金
シフト分先行きデータ算出プログラム212は、図1の
ステップ112を実現するプログラムであり、資金シフ
ト情報設定プログラム211で入力設定されたデータに
従って資金シフト分の先行きデータを算出する。本プロ
グラム212のフローチャートは、図14,図15およ
び図16を用いて詳細に後述する。資金シミュレーショ
ン結果表示プログラム213は、図1のステップ113
を実現するプログラムであり、理論値算出プログラム2
07で算出される既存取引データの先行き理論値と資金
シフト分先行きデータ算出プログラム212で算出され
る資金シフト分の先行きデータとを集計して、その結果
を出力するプログラムである。
【0021】次に、記憶装置203に格納される各種フ
ァイル221〜227について説明する。
【0022】取引データファイル221は、定期預金の
取引明細など既存取引分の取引データを格納するファイ
ルである。本ファイル221は、金融機関の勘定系シス
テムの元帳ファイルに相当するものである。取引データ
ファイル221の一例を、図3を用いて簡単にのちに説
明する。金利予測値ファイル222は、金利予測設定プ
ログラム206によって入力される将来の金利の予測値
を格納するファイルであり、同プログラム206がセッ
トする。本ファイル222のファイル構造については、
図4を用いて後述する。理論値データファイル223
は、理論値算出プログラム207によって算出される既
存取引データの先行き理論値を格納するファイルであ
り、同プログラム207がセットする。本ファイルのフ
ァイル構造については、図5を用いて後述する。ボリュ
ーム推移率テーブル224は、既存取引データの先行き
資金量理論値の推移データを格納するテーブルである。
資金量理論値の推移データは、理論値算出プログラム2
07が先行き理論値を算出するときに計算してボリュー
ム推移率テーブル224にセットする。詳細は、図12
を用いて理論値算出プログラム207のフローチャート
を説明する際に述べる。ボリューム推移率テーブル22
4の構造については、図6を用いて後述する。資金シフ
ト情報ファイル225は、資金シフト情報設定プログラ
ム211で入力される資金シフト情報を格納するファイ
ルであり、同プログラム211が本ファイル225にセ
ットする。本ファイル225の構造は、図7を用いて後
述する。資金シフト先行き分データファイル226は、
資金シフト分先行きデータ算出プログラム212で算出
される資金シフト分の先行きデータを格納するファイル
で、その構造は図8を用いて後述する。本ファイル22
6へのデータのセットは、資金シフト分先行きデータ算
出プログラム212が行う。最後に、シミュレーション
結果ファイル227は、資金シミュレーション結果表示
プログラム213で集計される資金シフトシミュレーシ
ョン結果のデータを格納するファイルであり、同プログ
ラム213がデータのセットを行う。本ファイル227
のファイル構造については、図9を用いて後述する。
【0023】図3は、図2における取引データファイル
221のファイル構成の一例を示したものである。ここ
では、定期預金の取引データファイルを例にとってい
る。定期預金取引データファイル221は、複数の格納
レコード300から構成されている。取引一件ごとにひ
とつの格納レコード300が割り当てられている。格納
レコード300は、複数のエリア群301〜308から
構成されている。科目コード301エリアは、預金取引
の勘定科目コードを格納するエリアである。口座番号エ
リア302は、預金取引者の口座番号を格納するエリア
である。預入日エリア303は預金を実行した日(ある
金額を預金した日)、金額エリア304は預金金額を格
納するエリアである。約定利率エリア305は、預金取
引約定時に決定された預金利率(利回り)を格納するエ
リアである。期間エリア306は、預金期間を格納する
エリアである。満期日エリア307は、預金期限が到来
して取引契約の満期を迎える日を格納するエリアであ
る。継続フラグエリア308は、満期日が到来したあと
の取引の継続条件を格納するエリアである。
【0024】各エリア301〜308の内容を、図3に
示した例に基づき説明する。まず仮に、3ヵ月定期預金
の勘定科目コードは「10003」,6ヵ月定期預金の
勘定科目コードは「10006」であるとする。一番目
のレコード300に格納されている取引内容は、次の通
りである。「1991年5月1日」に3ヵ月定期預金
(科目コードが「10003」)の取引があり、預金者の
口座番号は「1234」,預金金額は「200万円」,
預金利回りは「3.38% 」である。3ヵ月定期預金で
あるので預金期間は「3ヵ月」,満期日は「1991年
8月1日」である。この取引には、自動継続条件がつい
ている(継続フラグが「自動」)。ここで自動継続条件と
は、満期日が到来するとその取引内容が自動的にそのま
ま継続して契約することを約束する条件である。一番目
のレコード300の例では1991年8月1日に満期日
が到来するが、そのまま1991年8月1日以後も同様
の3ヵ月定期預金を続けることを意味する。
【0025】以後、第一の実施例は、図3に示した4件
の定期預金取引データを具体例として取り上げて説明す
る。
【0026】図4は、図2における金利予測値ファイル
222のファイル構成を示した図である。本ファイル2
22は複数の格納レコード400から構成されており、
科目コード対応にひとつのレコード400が割り当てら
れている。本レコード400は、科目コード格納エリア
401と複数の期間フィールド群410から構成されて
いる。科目コード格納エリア401は科目コードを格納
するエリアであり、本ファイル222を作成するときあ
らかじめセットしておく。期間フィールド群410に
は、当該科目(科目コードエリア401で示されている
科目)の当該期間の金利の予測値を格納するフィールド
である。ここで、期間とは資産負債を管理する期間単位
を表わし、本実施例では月次とする。「期間i」とは資
産負債を管理するに当たって基準となる月(以下、基準
月と記述する。)からiヵ月目のことを意味する。本実
施例では、基準月を1991年7月として以下本実施例
を説明していく。期間フィールド群410をどのくらい
とるか(すなわち、nの設定値)は利用者が任意に設定
し、本ファイル222を作成するときに決定する。一番
目のレコード400を例にとって、各エリア401およ
びフィールド群410の説明をする。本レコード400に
は、科目コードが「10003」すなわち3ヵ月定期預
金についての基準月以降の金利の予測値が格納されてい
る。1ヵ月先の予測値(期間1フィールド411の値)
は3.63% ,2ヵ月先の予測値(期間2フィールド4
12の値)は4.08%,3ヵ月先(期間3フィールド4
13の値)は4.08%,…であることを表わしている。
期間フィールド群410に格納する金利予測値は、前に
も述べたが、金利予測値設定プログラム206の実行に
よりセットされる。
【0027】図5は、図2における理論値データファイ
ル223のファイル構成を示したものである。理論値デ
ータファイル223は、理論値算出プログラム207に
よって算出される既存取引データの先行き理論値を格納
するファイルである。本図(図5)に示されている数値
データは、図4に示した4件の取引データ例の先行き理
論値を集計したものである。本ファイル223は複数の
格納レコード500から構成されており、科目コード対
応にひとつのレコード500が割り当てられている。本
レコード500は、科目コードエリア501,実績フィ
ールド502および複数の期間フィールド510,52
0,530,…から構成されている。期間フィールド数
(nの値)は、図4に示した金利予測値ファイル222
における期間フィールド数と一致するよう構成する。科
目コードエリア501は科目コードを格納するエリアで
あり、本ファイル223を作成するときあらかじめセッ
トしておく。実績フィールド502は基準月の残高,利
回りおよび収支データを、期間フィールド群510,5
20,…はこの期間の残高,利回りおよび収支の先行き
理論値を格納するフィールドである。実績フィールド5
02は残高格納エリア503,利回り格納エリア504
および収支格納エリア505から構成されており、それ
ぞれ残高,利回りおよび収支データを格納するエリアで
ある。本実施例では、基準月を実績値集計が終了してい
る最新月とする。したがって、実績フィールド502に
格納されるデータは、最新月の実績データが格納される
ことになる。期間フィールド群510,520,…も実
績フィールド502同様、残高格納エリア511,52
1,…,利回り格納エリア512,522,…および収
支格納エリア513,523,…から構成されており、
それぞれ残高,利回りおよび収支の先行き理論値データ
を格納するエリアである。
【0028】一番目のレコード500を例にとって、各
エリア501およびフィールド群502,510,52
0,…の説明をする。本レコード500には、科目コー
ド「10003」すなわち3ヵ月定期預金についての基
準月の実績データおよび先行き月次の理論値データが格
納されている。基準月の実績残高は「400万円」,実
績利回りは「3.4425%」,実績収支額は「11,4
75円」である。1ヵ月後の先行き理論残高は「400
万円」,理論利回りは「3.5675%」,理論収支額
は「11,892円 」である。以後、2ヵ月後,3ヵ月
後の先行き理論値は図5に示す通りである。
【0029】図6は、図2におけるボリューム推移率テ
ーブル224の構成図を示したものである。ボリューム
推移率テーブル224は既存取引データの先行き残高理
論値の推移データを格納するテーブルであり、理論値算
出プログラム207がセットする。本テーブル224は
複数の格納レコード600から構成され、科目コード対
応にひとつのレコード600が割り当てられている。本
レコード600は、科目コードを格納する科目コード格
納エリアと複数の期間フィールド群610から構成され
ている。期間フィールドの数(nの値)は、図4に示し
た金利予測値ファイル222における期間フィールド数
と一致するよう構成する。科目コード格納エリア601
には、本ファイル224を作成するときあらかじめセッ
トしておく。期間フィールド群610は、前期間の理論
残高に対するこの期間の理論残高の比率を格納するフィ
ールドである。なお、最初の期間(基準月の1ヵ月先)
は基準月の実績データに対する比率(百分率表示)を格
納する。
【0030】たとえば、一番目のレコード600、すな
わち、3ヵ月定期預金(科目コードが「10003」)
を例にとると、期間1フィールド611の値が「10
0」であるので基準月の実績残高の100%の額が1ヵ
月先の理論残高に相当する。すなわち、1ヵ月先の理論
残高は基準月の実績残高と同額であることを意味してい
る。同様に、2ヵ月先は前月(1ヵ月先)の理論残高の
75%の額(期間2フィールドの値が「75」),3ヵ
月先は前月(2ヵ月先)と同額(期間3フィールドの値
が「100」)であることを意味している。
【0031】図7は、図2における資金シフト情報ファ
イル225のファイル構成を示したものである。本ファ
イル225は、図7に示すような複数の資金シフト情報
テーブル701から構成されている。本テーブル701
は資金シフト情報設定プログラム211で入力される資
金シフト情報を格納するテーブルであり、資金シフト元
の科目(資金が他の科目へ移動する移動元科目)ごとにひ
とつのテーブル701が割り当てられている。
【0032】以下、資金シフト情報テーブル701の構
成を説明する。本テーブル701は、資金シフト元の科
目コードを格納する科目コード格納エリア702と当該
科目のシフト情報を格納する複数のレコード群710か
ら構成されている。本レコード710には、6つの格納
エリア711,712,713,714,715および
716がある。シフト時期エリア711は、資金シフト
が発生する時点を示すデータを格納するエリアである。
シフト率エリア712は資金のシフト量を示すデータ、
具体的にはシフト時期の先行き理論残高に対するシフト
する残高の割合(百分率)を格納するエリアである。利
回りエリア713は、シフトする資金の利回りデータを
格納するエリアである。シフト分回転期間エリア714
は、シフトする資金がもしシフトしなかったとした場合
の回転期間データを格納するエリアである。回転期間と
は、前に説明したが、資金のリプライス周期のことであ
る。シフト先科目コードエリア715は、科目のシフト
分の資金がどの科目にシフトしていくかに関するデー
タ、すなわち、シフト先の科目コードを格納するエリア
である。シフト先回転期間エリア716は、シフトした
資金がシフトした科目先での回転期間を格納するエリア
である。
【0033】図7に示してあるシフト情報例をもとに、
各格納エリア702,711〜716について説明する。
本テーブル701に格納されている資金シフト情報は、
科目コード「10003」すなわち3ヵ月定期預金に関
わるものである。この科目に関わる資金シフトは、2ヵ
月先に1回発生する(ひとつのレコード710にしかシ
フト情報がなく、一番目のレコード710のシフト時期
エリア711の値が「期間2」)。2ヵ月先に、当該期
間の先行き理論残高の30%の資金がシフト(シフト率
エリア712の値が「30」)し、そのシフト分資金の
利回りおよび回転期間は3.5% ,3期間分すなわち3
ヵ月である(利回りエリア713の値が「3.5」であ
り、シフト分回転期間エリア714の値が「3」)。3
ヵ月定期預金のシフト分資金は、6ヵ月定期預金にシフ
トする(シフト先科目コードエリア715の値が「10
006」)。6ヵ月定期預金にシフトしてきた資金の科
目における回転期間は、6期間分すなわち6ヵ月である
(シフト先回転期間エリア716の値が「6」)。以上
のような資金シフト情報を本テーブル701にセットす
るのは、前述の通り、資金シフト情報設定プログラム2
11が端末装置202からの入力を受けて行う。
【0034】図8は、図2における資金シフト分先行き
データファイル226のファイル構成を示したものであ
る。資金シフト先行き分データファイル226は、資金
シフト分先行きデータ算出プログラム212で算出され
る資金シフト分の先行きデータを格納するファイルであ
る。本ファイル226は、科目コード対応に割り当てら
れた複数のレコード群800から構成されている。本レ
コード800は、科目コードを格納する科目コードエリ
ア801と複数の期間フィールド810,820,830,
…からなる。期間フィールドの数(nの値)は、図4に
示した金利予測値ファイル222における期間フィール
ド数と一致するよう構成する。科目コードは、本ファイ
ル226を作成するときあらかじめセットしておく。期
間フィールド810,820,…には、残高エリア81
1,821,…と利回りエリア812,822,…があ
る。残高エリア811,821,…は、期間に資金シフ
トが起こった残高および期間以前に資金シフトした残高
分の先行き残高分の合計残高を格納するエリアである。
すなわち、理論残高に対して資金シフトによる期間にお
ける残高の増減額を格納するエリアである。利回りエリ
ア812,822,…は、資金シフトによる残高増減額
に関わる利回りを格納するエリアである。
【0035】各エリア801およびフィールド群81
0,820,…の内容を、一番目のレコード800を例
にとって説明する。本レコード800には、3ヵ月定期
預金(科目コードエリアの値が「10003」)の資金
シフトによる残高増減額およびその利回りデータが格納
されている。基準月より1ヵ月先では資金シフトはない
(期間1フィールド810にデータが格納されていな
い)。2ヵ月先では資金シフトの結果、期間の残高が理
論残高より90万円減少し、その残高分の利回りは3.
5%である(期間2フィールド820の残高エリア82
1の値が「−90万」,利回りエリア822の値が
「3.5」)。3ヵ月先でも、理論残高より90万円減少
し、その残高分の利回りは3.5% である(期間3フィ
ールド830の残高エリア831の値が「−90万」,
利回りエリア832の値が「3.5」)ことを示してい
る。なお、図8に示した例は、図7で示した資金シフト
情報例をもとに、資金シフト分の先行きデータを資金シ
フト分先行きデータ算出プログラム212が算出した結果
である。本プログラム212の処理フローチャートにつ
いては、図14,図15および図16を用いて後述す
る。
【0036】図9は、図2におけるシミュレーション結
果ファイル227のファイル構造を示したものである。
シミュレーション結果ファイル227は、理論値データ
ファイル221の先行き理論値データと資金シフト分先
行きデータファイル226の資金シフト分の先行きデー
タを、資金シミュレーション結果表示プログラム213で
集計した結果を格納するファイルである。本ファイル2
27の構造は、図5を用いて説明した理論値データファ
イル223のファイル構造と同じである。
【0037】ここでは、一番目のレコード900を例に
とって簡単に各エリア901およびフィールド902,
910,920,…の内容を説明する。本レコード90
0には、3ヵ月定期預金科目(科目コード901の値が
「10003」)の基準月の実績データおよび資金シフ
ト分を反映した将来期間における先行きデータが格納さ
れている。基準月の実績残高は400万円でその利回り
が3.4425% ,収支額は11,475円である(実績
フィールド902の残高エリア903の値が「400
万」,利回りエリア904の値が「3.4425」,収支
エリア905の値が「11,475」)。基準月より1
ヵ月先(期間1フィールド910)では、先行き残高4
00万円(残高エリア911の値が「400万」),そ
の利回りは3.5675%(利回りエリア912の値が
「3.5675」),収支額は11,892円(収支エリ
ア913の値が「11,892」)である。2ヵ月先
(期間2フィールド920)では、先行き残高210万
円(残高エリア921の値が「210万」),その利回
りは3.6857%(利回りエリア922の値が「3.6
857」),収支額は6,450円(収支エリア923の
値が「6,450」)であることを意味している。図9
に示したシミュレーション結果例は、図5に示した先行
き理論値データと図8に示した資金シフト分の先行きデ
ータを集計したものである。
【0038】図10は、図2におけるシミュレーション
実行制御プログラム205の処理フローチャートを示し
たものである。本プログラム205は、図1に示した資
産負債管理方法のフローチャート全体の流れを制御する
プログラムである。まず、利用者は端末装置202から
基準月(すなわち実績月)を設定する(ステップ100
1)。次に、金利予測設定プログラム206を起動し
て、将来月の金利の予測値を設定する(ステップ100
2)。金利予測設定プログラム206の起動後、理論値
算出プログラム207を起動して、既存取引データの先
行きの理論値データを算出する(ステップ1003)。
本プログラム207の処理フローチャートは、次のステ
ップでは、資金シフト情報設定プログラム211を起動
して、利用者との対話形式により金利変動にともなう資
金のシフト情報を入力設定する(ステップ1004)。
その後、資金シフト分先行きデータ算出プログラム21
2を起動して、ステップ1004で設定した資金シフト
情報に従って資金シフト分の先行きデータを算出する
(ステップ1005)。そして資金シミュレーション結
果表示プログラム213を起動して、既存取引データの
先行き理論値と資金シフト分の先行きデータとを集計し
その結果を出力する(ステップ1006)。以上のステ
ップ群(ステップ1001〜ステップ1006)で一連
の資金シフトシミュレーションが完結する。ステップ1
007では、条件を変更して再シミュレーションを実行
するか否かを利用者に問合せる。もし、再シミュレーシ
ョンをするのであれば、金利予測値を変更するのか、資
金シフト条件を変更するのかを利用者に問合せる(ステ
ップ1008)。金利予測値を変更するのであればステ
ップ1002へ戻り、資金シフト条件を変更するのであれば
ステップ1004に戻る。ステップ1007で再シミュ
レーションをしない場合は、シミュレーション実行制御
プログラム205を終了する。
【0039】図11は、図2における金利予測設定プロ
グラム207の処理フローチャートを示したものであ
る。まず、金利予測値入力画面を表示する(ステップ1
101)。金利予測値入力画面の一例としては、図4で
示した金利予測値ファイル222構造と同じイメージの
画面である。ただし、期間の項目名はシミュレーション
実行制御プログラム205のステップ1001で設定さ
れた基準月をもとにして具体的年月で表示する。本実施
例では基準月を1991年7月としているので、「期間
1」,「期間2」,「期間3」,…をそれぞれ「199
1年8月」,「1991年9月」,「1991年9
月」,…と表示することになる。また、科目コードと科
目名との対応表を保持しておけば、「10003」では
なく「3ヵ月定期預金」というように、科目名で金利予
測値入力画面を表示することができる。金利予測値入力
画面で、初期値として金利予測値ファイル222に格納
されているデータを表示する。利用者は、端末装置20
2から初期値を変更する形で金利の予測値を入力する
(ステップ1102)。予測値入力後、入力画面の予測
値を金利予測値ファイル222に格納する(ステップ1
103)。金利予測設定プログラム206は、本ステッ
プ(ステップ1103)実行後、終了する。
【0040】図12は、図2における理論値算出プログ
ラム207の処理フローチャートを示したものである。
本プログラム207は既存取引データを一件一件読みだ
し、その取引データの先行き理論値データを算出して科
目ごとに集計して、その結果を理論値データファイル2
23に格納するプログラムである。図5の理論値データ
ファイル223に示したデータ例は、図3の4件の定期
預金取引データの先行き理論値を理論値算出プログラム
207が算出してセットしたものである。本プログラム
207の処理フローチャートは次の通りである。まず、
すべての科目コードについて理論値を算出したかどうか
を判定する(ステップ1201)。すべての科目につい
て算出していなければ、ステップ1202に行き、内部
配列変数TZ(i),TR(i),Z(i),R(i),i=
0,1,…,nの値を「0」に初期化し、未算出科目のう
ちひとつの科目に着目する(以下、便宜上この科目をC
NOと記述する)。ここで、内部配列変数の大きさを規
定するnの値は、金利予測値ファイル222などの期間
フィールドの数を規定するnの値と一致させるようにす
る。ステップ1202で初期化処理を実行したのち、科
目コードCNOなるすべての取引データ(取引データフ
ァイル221のすべてのレコード)について理論値デー
タを算出したかどうかを判定する(ステップ120
3)。
【0041】もしまだであれば、以下に説明するステッ
プ1204とステップ1205を実行して、ステップ1
203に戻る。ステップ1204では、未処理取引デー
タ(未処理レコードに格納されている取引内容)を参照
し、基準月実績および先行き理論残高と利回りを算出す
る。そして、残高と利回りをそれぞれ、Z(i),R
(i),i=0,1,…,nに格納する。ここで、i=0
には基準月の実績を、その他は期間iすなわち基準月よ
りiヵ月先の先行き理論値を格納する。図3に示した定
期預金取引ファイル221の一番目のレコード300に
格納されている取引データを例にとると、基準月は19
91年7月であるので、当月の実績は200万円の預金
残高であり(Z(0)=200万)、その利回りは3.3
8%(R(0)=3.38)である。この取引は、1991
年8月1日で満期を迎えるが自動継続条件が付いている
ので、満期後も3ヵ月定期預金取引が継続することにな
る。したがって、基準月より1ヵ月先すなわち1991
年8月の預金残高は200万円(Z(1)=200万)と
なる。一方、継続時の利回りは、この時点の3ヵ月定期
預金の利回り(金利予測値)である。したがって、金利
予測値ファイル222を検索して、基準月より1ヵ月先
予測値(期間1フィールド411の値)をR(1)に格納す
る(R(1)=3.63)。以上のように、2ヵ月先,3ヵ
月先,…と先行き理論値を算出して、内部配列変数Z
(i),R(i),i=2,…,nに格納する。
【0042】ステップ1205では、前ステップ(ステ
ップ1204)で算出した取引データ一件あたりの先行
き理論値データを科目ごとの集約処理をする。集約処理
結果は、内部配列変数TZ(i),TR(i),i=0,
1,…,nに格納する。具体的には、利回りについては
残高での加重平均,残高に関しては累積をとる。すなわ
ち、TR(i)={TZ(i)×TR(i)+Z(i)×R
(i)}÷{TZ(i)+Z(i)},TZ(i)=TZ(i)+
Z(i),i=0,1,…,nを計算する。
【0043】ステップ1203で科目コードCNOなる
取引データすべてについて理論値データを算出したと判
定した場合、以下のステップ群を実行する。
【0044】まず、科目ごとで集約した残高と利回りデ
ータから各期間ごとに収支額を計算(TZ(i)×TR
(i)÷100÷12)して、残高および利回りデータと
ともに理論値データファイル223の科目コードがCN
Oなるレコードに格納する。i=0のデータは実績フィ
ールド502に、その他のデータは期間iフィールド5
10,520,530,…に格納する。つぎに、理論残
高の先行き推移率を算出してボリューム推移率テーブル
224に格納する処理を実行する(ステップ120
8)。ステップ1208実行前に、すべての先行きの期
間フィールドについてステップ1208を実行したかど
うかを判定する(ステップ1207)。もしまだであれ
ば、ステップ1208を実行する。未処理期間フィール
ドをiとすると、理論残高の先行き推移率はTZ(i)÷
TZ(i−1)+Z(i)×100をもって計算し、ボリュ
ーム推移率テーブル224の科目コードCNOなるレコ
ードの期間フィールド(期間iフィールド)に格納す
る。そして、ステップ1207に戻る。ステップ120
7ですべての期間フィールドに対してステップ1208
を実行したと判定した場合、ステップ1201に戻る。
ステップ1201ですべての科目コードについて理論値
を算出したと判定した場合、本プログラム207を終了
する。
【0045】図13は、図2における資金シフト情報設
定プログラム211の処理フローチャートを示したもの
である。本プログラム211は、利用者より対話形式で
金利変動にともなう資金のシフト情報の入力を受けて、
そのデータを資金シフト情報ファイル225の資金シフ
ト情報テーブル701に格納する。まず、利用者に対し
て資金シフト情報ファイル225のすべての資金シフト
情報テーブル701を初期化するかどうかを問合せる
(ステップ1301)。初期化するのであれば、すべて
の資金シフト情報テーブル701を初期化(すべてに
「0」を格納)して(ステップ1302)、ステップ1
303に行く。ステップ1301で初期化しないのであ
れば、ステップ1303に行く。ステップ1303で
は、資金シフト情報を設定する科目コードを、利用者か
ら端末装置202を介して入力を受ける。次に、資金シ
フト情報の入力画面を表示する(ステップ1304)。
資金シフト情報の入力画面の一例としては、図7に示し
た資金シフト情報テーブル701の構成と同じイメージ
の画面構成である。
【0046】入力画面を表示した(ステップ1304)
のち、指定された科目コードの資金シフト情報がすでに
セットされているかどうかを判定する(ステップ130
5)。判定方法は、資金シフト情報テーブル701の科
目コードエリア702に指定された科目コードが格納さ
れているテーブル701があるかどうかをチェックす
る。もし、格納されているテーブル701があれば、す
でに資金シフト情報がすでにセットされていると判定す
る。ステップ1305でセットされていると判定した場
合は、ステップ1306,ステップ1307およびステ
ップ1308を順次実行する。セットされていないと判
定した場合は、ステップ1309とステップ1310を
順次実行する。
【0047】ステップ1306では、指定された科目コ
ードに関するすでにセットされている資金シフト情報を
入力画面に表示する。ここで、科目コードと科目名との
対応表を保持しておけば、資金シフト情報の入力画面が
図7に示した資金シフト情報テーブル701の構成と同
じイメージの画面構成である場合、科目コードではなく
科目名を表示できる。ステップ1307では、利用者が
端末装置202を介して、入力画面に表示されたセット
ずみのデータを修正する形で資金シフト情報(シフト時
期,シフト率,シフト分の利回り,シフト分の回転期
間,シフト先の科目コードおよびシフト先の回転期間)
を入力する。入力終了後、ステップ1308で入力画面のデ
ータを科目コードが格納されている資金シフト情報テー
ブル701に再格納する。
【0048】以上、ステップ1306〜ステップ130
8を順次実行後、ステップ1311に行く。一方、ステ
ップ1309では、利用者が端末装置202を介して資
金シフト情報を入力する。入力後、ステップ1310
で、未使用の資金シフト情報テーブル701(科目コー
ドエリア702の値が初期化されているテーブル70
1)に指定した科目コードおよび入力画面のデータを適
切なエリアに格納する。以上、ステップ1309とステ
ップ1310を順次実行したのち、ステップ1311に
行く。ステップ1311では、資金シフト情報の設定が
終了かどうかを利用者に問合せる。もし、終了でなけれ
ばステップ1303に戻り、新たな資金シフト情報を入
力する。終了であれば、本プログラム211を終了す
る。
【0049】図14は、図2における資金シフト分先行
きデータ算出プログラム212の処理フローチャートを
示したものである。本プログラム212は、資金シフト
情報設定プログラム211で入力設定されたデータに従
って資金シフト分の先行きデータを算出する。図8の資
金シフト分先行データファイル226のデータ例は、図
7の資金シフト情報例をもとに資金シフト分先行きデー
タ算出プログラム212が資金シフト分の先行きデータを
算出してセットしたものである。
【0050】本プログラム212の処理フローチャート
は次の通りである。まず、資金シフト分先行きデータフ
ァイル226を初期化(すべての格納エリアに「0」を
セット)する(ステップ1410)。次に、データがセ
ットされている資金シフト情報テーブル701すべてに
ついて、資金シフト分の先行きデータを算出したかどう
かを判定する(ステップ1401)。もしまだであれ
ば、ステップ1402で、未算出のテーブル701(以
下、便宜上TBと記述する)の科目コードエリア702
の値(以下、便宜上Kと記述する)を読みだす。次に、
資金シフト情報テーブル701(TB)の空でないシフ
ト情報格納レコード710すべてについて、先行きデー
タを算出したかどうかを判定する(ステップ140
3)。もし、すべてのレコード710について算出した
と判定した場合はステップ1401に戻る。算出してい
ないと判定した場合は、以下のステップ群(ステップ1
404〜ステップ1409)を順次実行する。
【0051】ステップ1404では、未算出レコード7
10に格納されている資金シフト情報を読みだす。以
下、便宜上、シフト時期エリア711の値をT,シフト
率エリア712の値をSR,利回りエリア713の値を
RR,シフト分回転期間エリア714の値をTA,シフ
ト先科目コードエリア715の値をSK,シフト先回転
期間エリア716の値をTCと記述する。ステップ14
05では、理論値データファイル223を検索し、科目
コードKのシフト時期Tの理論残高データ(以下、便宜
上RZと記述する)を読みだす。ステップ1406で
は、内部変数SKK,SZZ,SRRおよびSTTに以
下のデータをセットする。SKKにはK,SZZにはR
Z×SR÷100×(−1)の値,SRRにはRR,ST
TにはTAをセットする。
【0052】ステップ1407で、資金シフト元の先行
きデータを算出して、資金シフト分先行きデータファイ
ル226に格納する。本ステップ1407の詳細フロー
チャートについては、図15および図16を用いて後述
する。ステップ1408では、内部変数SKKにSK、
内部変数SZZにRZ×SR÷100の値、内部変数S
RRに科目コードSKのシフト時期Tの金利予測値(金
利予測値ファイル222を検索してデータをえる)、およ
び内部変数STTにはTCをセットする。ステップ14
09で、ステップ1407と同様の処理手順により、資
金シフト先の先行きデータファイル226に格納する。
以上の一連のステップ群(ステップ1404〜ステップ14
09)を順次実行したあと、ステップ1403に戻る。
【0053】図15および図16は、図14に示した資
金シフト分先行きデータ算出プログラム212の処理フ
ローチャートのステップ1407およびステップ140
9の詳細処理フローチャートを示したものである。
【0054】まず、内部変数TZZ,TRRに次のデー
タをセットする(ステップ1501)。内部変数TZZに
は、資金シフト分先行きデータファイル226の科目コ
ードSKKなるレコード800のシフト時期Tにおける
残高エリアの値をセットする。内部変数TRRには、期
間フィールドの利回りエリアの値をセットする。次ステ
ップ(ステップ1502)で、TRR={TZZ×TR
R+SZZ×SRR}/{TZZ+SZZ}およびTZ
Z=TZZ+SZZを計算し、資金シフト分先行きデー
タファイル226の科目コードSKKのレコード800
のシフト時期Tにおける残高エリアにTZZの値,利回
りエリアにTRRの値を格納する。ステップ1502実
行後、内部変数Iを初期化(Iに「1」をセット)する
(ステップ1503)。そして、シフト時期T以降の期
間すべてについて順次、先行きデータを算出したかどう
か判定する(ステップ1504)。もしまだであれば、
まず内部変数Iを「1」インクリメントする(ステップ
1505)。次ステップ(ステップ1506)で、資金
シフト分先行きデータファイル226の科目コードSK
Kなるレコード800の次の期間フィールド(以下、便
宜上NTと記述)の残高および利回りデータを読みだ
し、それぞれ内部変数TZZ,TRRにセットする。ス
テップ1507で、SZZ×(ボリューム推移率テーブ
ル224の科目コードSKKなるレコードの期間フィー
ルドNTの値)を計算してその値を内部変数SZZにセ
ットする。
【0055】内部変数SZZへのデータセット後、内部
変数Iの値が内部変数STT(回転期間)より大きいか
どうか判定する(ステップ1601)。もし大きければ、
ステップ1602とステップ1603を順次実行してス
テップ1604に行く。大きくなければ、ステップ16
04に行く。ステップ1602では、内部変数SRRに
金利予測値ファイル222の科目コードSKKなるレコ
ードの期間フィールドNTの値をセットする。ステップ
1603では、内部変数Iを初期化(Iに「1」をセッ
ト)する。ステップ1604では、TRR={TZZ×
TRR+SZZ×SRR}/{TZZ+SZZ}および
TZZ=TZZ+SZZを計算し、資金シフト分先行き
データファイル226の科目コードSKKなるレコード
800の期間フィールドNTの残高エリアにTZZの
値,利回りエリアにTRRの値を格納する。本ステップ
(ステップ1604)実行後、ステップ1504に戻
る。ステップ1504で、すべての期間フィールドにつ
いて先行きデータを算出したと判定すると本プログラム
221を終了する。
【0056】図17は、図2における資金シミュレーシ
ョン結果表示プログラム213の処理フローチャートを
示したものである。本プログラム213は、理論値算出
プログラム207で算出される既存取引データの先行き
理論値と資金シフト分先行きデータ算出プログラム21
2で算出される資金シフト分の先行きデータとを集計し
てシミュレーション結果ファイル227に格納し、その
結果を出力するプログラムである。図9のシミュレーシ
ョン結果ファイル227のデータ例は、図5に示した理
論値データファイル223のデータ例と図8に示した資
金シフト分先行きデータファイル226のデータ例を資
金シミュレーション結果表示プログラム213が集計し
てセットしたものである。本プログラム213の処理フ
ローチャートは次の通りである。
【0057】まず、すべての科目コードについてシミュ
レーション結果を集計したかを判定する(ステップ17
01)。まだであれば、未集計科目コード(以下、便宜
上Kと記述)の理論値データファイル223の実績フィ
ールド502の値をシミュレーション結果ファイル22
7の実績フィールド902に格納する(ステップ170
2)。そして、科目コードKに関し、すべての期間フィ
ールドについて順次集計終えたかを判定する(ステップ
1703)。まだであれば、次の未集計期間フィールド
(以下、便宜上Tと記述)の先行き理論値を理論値デー
タファイル223から読みだす(ステップ1704)。
以下、便宜上、理論残高をZ,利回りをR,収支をSと
記述する。資金シフト分先行きデータファイル226を
検索して、科目コードKの期間フィールドTに資金シフ
トデータがあるどうか判定する(ステップ1705)。
資金シフトデータがなければ、ステップ1706を実行
してステップ1703に戻る。資金シフトデータがあれ
ば、ステップ1707,ステップ1708を順次実行し
てステップ1703に戻る。
【0058】ステップ1706では、読みだした先行き
理論値(Z,R,S)をシミュレーション結果ファイル
227の期間フィールドTに格納する。ステップ170
7では、資金シフト分先行きデータファイル226から
期間フィールドTの資金シフトデータ(残高をSZ,利
回りをSRと以下記述)を読みだす。ステップ1708
では、理論値データと資金シフトデータを次のように集
計して、シミュレーション結果ファイル227の期間フ
ィールドTに格納する。残高に関してはZ+SZの値
(以下TZと記述)、利回りは{Z×R+SZ×SR}
÷TZ×100の値(以下TRと記述)、収支はTZ×
TR÷100÷12の値をセットする。ステップ170
6およびステップ1708実行後、ステップ1703に
戻る。ステップ1703ですべての期間フィールドにつ
いて集計し終えたと判定した場合、ステップ1701に
戻る。ステップ1701で、すべての科目コードについ
て集計し終えたと判定した場合、シミュレーション結果
ファイル227に格納された資金シフトシミュレーショ
ンの結果を端末装置202に出力して、本プログラム2
13を終了する。
【0059】以上、本実施例によれば、利用者が任意に
資金シフト情報を設定し、金利変動にともなう資金量の
変化,収支額への影響を分析していくことができる。ま
た、先行き理論値を算出する部分と資金シフト分だけに
着目した先行きデータの算出部分を分離した構成として
いるので、資金シフト情報を変えてシミュレーションを
行う場合、大量の取引データを再度一件一件読み込んで
シミュレーションを実行しなくてもよい。したがって、
資金シフト情報変更時のシミュレーション実行時間が短
時間ですむ特徴がある。
【0060】なお、本システムを将来の新規実行取引分
をも考慮した総合的なシミュレーションシステムとして
いくことができる。新規実行分の取引データを入力する
手段と入力データを保持する手段および新規取引分の先
行きデータを保持する手段を設けることにより達成でき
る。入力データを保持するファイル構成の一例として
は、資金シフト情報ファイル225と同じ構成でよい。
ただし、資金シフト先に関するデータを格納するエリア
群715,716は不要である。シフト時期エリア71
1を新規実行時期を格納し、シフト率エリア712には
実行額を格納するようにする。新規取引分のデータを格
納するファイル構成を資金シフト情報ファイル225と
同じとすることで、新規分のデータの入力手段は、資金
シフト情報設定プログラム211を利用することができ
る。そして、入力された新規分の取引データを資金シフ
ト情報とみなして資金シフト分先行きデータ算出プログ
ラム212を実行する。出力は、資金シフト分先行きデ
ータファイル226と同一の構成のファイルを別途設
け、このファイルに新規実行分の先行きデータを格納す
るようにする。ただし、資金シフト分の先行きデータの
算出では、シフト量に関する情報は期間フィールドの理
論残高に対する比率で表されていたが、新規分では実行
額で与えられているところに注意する。具体的に述べる
と、図14のステップ1406で内部変数SZZには格
納されているデータSRをそのまま期間の残高としてセ
ットするようにすればよい。さらに、資金シフト情報設
定プログラム211で資金シフト先の先行きデータを算
出するステップ群(ステップ1408およびステップ140
9)をスキップするようにする。
【0061】以上により、新規実行分の先行きデータを
算出することができ、このデータと先行き理論値データ
および資金シフト分の先行きデータとを集計することに
より、新規分をも考慮したシミュレーションを実行する
ことができる。
【0062】さらに、第一の実施例では、資金シフトに
関する情報は利用者が設定する構成となっていたが、過
去の実績データから資金シフト情報を抽出してそれを利
用していくよう変形できる。すなわち、取引実績の時系
列データと金利の時系列データを入力とし、金利の変動
と実績データの時系列推移との関係の特徴を多変量解析
などの既知の手法を用いて解析することによりえること
ができる。解析結果を資金シフト情報ファイル225の
構成に合った形に、解析プログラムの出力ルーチンを構
成すれば、第一の実施例のシステム構成を全く変更する
ことはない。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、金利変動にともなう資
金シフト情報を任意に設定し資金量の先行きデータの推
移や収益の影響をシミュレートすることができる。した
がって、金利変動の資金移動の影響を考慮した正確性の
高い資金計画および利益計画を立案していくことができ
る。また、先行き理論値を算出する部分と資金シフト分
だけに着目した先行きデータの算出部分を分離した構成
としているので、資金シフト情報を変えてシミュレーシ
ョンを行う場合、大量の取引データの再処理の必要はな
く、資金シフト情報変更時のシミュレーション実行時間
が短時間ですむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の資金シフトシミュレーショ
ンの手順を示したフローチャート。
【図2】資金シフトシミュレーションを実施するシステ
ムブロック図。
【図3】図2に示した取引データファイルの一例を示し
た説明図。
【図4】図2における金利予測値ファイルの説明図。
【図5】図2における理論値データファイルの説明図。
【図6】図2におけるボリューム推移率テーブルの説明
図。
【図7】図2における資金シフト情報ファイルの説明
図。
【図8】図2における資金シフト分先行きデータファイ
ルの説明図。
【図9】図2におけるシミュレーション結果ファイルの
説明図。
【図10】図2におけるシミュレーション実行制御プロ
グラムの処理フローチャート。
【図11】図2における金利予測設定プログラムの処理
フローチャート。
【図12】図2における理論値算出プログラムの処理フ
ローチャート。
【図13】図2における資金シフト情報設定プログラム
の処理フローチャート。
【図14】図2における資金シフト分先行きデータ算出
プログラムの全体の処理フローチャート。
【図15】図14における資金シフト分先行きデータ算
出プログラムの一部の処理ステップの詳細処理フローチ
ャート。
【図16】図14における資金シフト分先行きデータ算
出プログラムの一部の処理ステップの詳細処理フローチ
ャート。
【図17】図2における資金シミュレーション結果表示
プログラムの処理フローチャート。
【符号の説明】 205…シミュレーション実行制御プログラム、206
…金利予測設定プログラム、207…理論値算出プログ
ラム、211…資金シフト情報設定プログラム、212
…資金シフト分先行きデータ算出プログラム、213…
資金シミュレーション結果表示プログラム、221…取
引データファイル、222…金利予測値ファイル、22
3…理論値データファイル、224…ボリューム推移率
デーブル、225…資金シフト情報ファイル、226…
資金シフト分先行きデータファイル、227…シミュレ
ーション結果ファイル。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金融機関の資産負債情報を管理する資産負
    債管理システムにおいて、将来の金利情報を記録する手
    段,前記金利情報を参照して個別取引データの将来の財
    務計数を算出する手段,前記金利の動きに応じて発生す
    る資金移動情報を記録する手段,前記資金移動分に関わ
    る将来の財務計数を算出する手段、および前記個別取引
    データから算出した将来の財務計数と前記資金移動分に
    関わる将来の財務計数を集計する手段を設け、将来の金
    利動向により発生する資金移動をシミュレートし将来の
    財務計数への影響を分析することを特徴とする資金シフ
    トシミュレーションシステム。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記資金移動情報を資
    金移動元と前記資金の移動先の情報とにより構成するこ
    とにより、前記金融機関がサービスする科目間の資金移
    動をシミュレートする資金シフトシミュレーションシス
    テム。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記資金移動情報を過
    去の金利の時系列データと財務計数の時系列データとの
    関係を分析することにより入手する資金シフトシミュレ
    ーションシステム。
  4. 【請求項4】請求項1において、将来に予定している新
    規取引データを記録手段と前記新規取引データの将来の
    財務計数を算出する手段を設け、将来の金利動向を考慮
    した将来の資金計画をシミュレートする資金シフトシミ
    ュレーションシステム。
  5. 【請求項5】金融機関の資産負債の管理方法において、
    将来の金利の動きにともなう現状の資金構造の変化を分
    析し、前記分析情報をもとに将来の資金計画を立案する
    ことを特徴とする資産負債の管理方法。
JP2356092A 1992-02-10 1992-02-10 資金シフトシミュレーションシステム Pending JPH05225222A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002065365A1 (fr) * 2001-02-09 2002-08-22 Sony Corporation Dispositif permettant l'integration de donnees de transaction relatives aux transactions financieres

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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