JPH0522422U - 溶融金属容器の流し込み材料投入用ホツパ− - Google Patents
溶融金属容器の流し込み材料投入用ホツパ−Info
- Publication number
- JPH0522422U JPH0522422U JP1516691U JP1516691U JPH0522422U JP H0522422 U JPH0522422 U JP H0522422U JP 1516691 U JP1516691 U JP 1516691U JP 1516691 U JP1516691 U JP 1516691U JP H0522422 U JPH0522422 U JP H0522422U
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- Japan
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- bottom portion
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
〔目的〕本考案は、高炉の出銑樋等の溶融金属容器の内
張り部にホッパ−から大量の流し込み材料を円滑に、短
時間に流し込み、施工体を品質よく、一体的に施工す
る。 〔構成〕ホッパ−2の底面の中央部を山形状に突き出し
た傾斜底部4とし、この傾斜底部4の背部に振動器5を
設けている。そして、ホッパ−2の傾斜底部4の両側の
底面部に排出部8を開閉自在に設け、ホッパ−2に装填
する不定形耐火物の流し込み材料3を底面の傾斜底部4
にそって、振動器5で振動を与えながら、高炉の出銑樋
1の補修部9に流し込んで充填するようにしている。
張り部にホッパ−から大量の流し込み材料を円滑に、短
時間に流し込み、施工体を品質よく、一体的に施工す
る。 〔構成〕ホッパ−2の底面の中央部を山形状に突き出し
た傾斜底部4とし、この傾斜底部4の背部に振動器5を
設けている。そして、ホッパ−2の傾斜底部4の両側の
底面部に排出部8を開閉自在に設け、ホッパ−2に装填
する不定形耐火物の流し込み材料3を底面の傾斜底部4
にそって、振動器5で振動を与えながら、高炉の出銑樋
1の補修部9に流し込んで充填するようにしている。
Description
【0001】
本考案は、冶金分野における溶融金属容器の流し込み材料投入用ホッパ−に関 し、特に製鉄所における高炉の出銑樋の内張り施工用等の溶融金属容器の流し込 み材料投入用ホッパ−に関する。
【0002】
従来、高炉の出銑樋の内張り耐火物の補修には、ミキサ−で混練した不定形耐 火物の流し込み材料をベルトコンベヤ−に搭載して搬送し、出銑樋上にベルトコ ンベヤ−を移動させながらベルトコンベヤ−の端部に取り付けたシュ−トから出 銑樋の中枠部に流し込み材料を流し込んで施工していた。
【0003】
しかし、高炉の出銑樋の補修には、通常10〜20トンもの材料を使用するた め、上記のような補修装置では出銑樋の補修部に流し込み材料を投入するのに1 〜2時間を要し、流し込み材料の投入作業に4〜5人もの人員を必要とするもの であった。
【0004】 また、熱間施工では、上記のように材料投入時間が長くなるため、投入された 材料の表面が順次乾燥していき、次に投入された材料と一体的とならなかった。 そのため、出銑樋の使用中に、この境界部から溶銑がさし込んだり、スラグが侵 入して樋寿命を低下させるなど問題点が多かった。
【0005】
本考案は上記のような点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、不定 形耐火物の流し込み材料を装填するホッパ−の底面の中央部を山形状に突き出し た傾斜底部とするとともに、この傾斜底部の背部に振動器を配設し、上記ホッパ −の傾斜底部の両側または側周の底面部に開閉自在に排出部を設けたことを特徴 とする溶融金属容器の流し込み材料投入用ホッパ−を提供するにある。
【0006】
本考案によれば、ホッパ−に大量の不定形耐火物の流し込み材料を装填するこ とができ、底面の中央部に突き出した山形状の傾斜底部にそって送り出せるとと もに、振動器による振動によって流し込み材料を円滑に側部または側周部の排出 部に送り出すことができる。
【0007】 そして、ホッパ−の上記傾斜底部の両側または側周部に設けた排出部を開くこ とによって、高炉の出銑樋の両側の補修部や取鍋の側周部の補修部に流し込み材 料を短時間に流し込むことができ、施工体を一体的に施工できるとともに補修工 事を迅速に施工することができる。
【0008】
以下、本考案を実施例にもとづいて説明する。第1図、第2図は、本考案の高 炉の出銑樋補修用の一実施例である。高炉の出銑樋1である溶融金属容器の流し 込み材料投入用のホッパ−2は、第1図、第2図のように出銑樋1の上部に架設 できる位の矩形状の箱体に形成し、その内部に4〜5トン位の大量の不定形耐火 物の流し込み材料3を装填できるように所定の大きさとしている。
【0009】 このホッパ−2の底面の中央部には、第1図のように左右対称状の山形状の傾 斜底部4を突き出しており、この傾斜底部4の背部側に振動器5を取り付けて傾 斜底部4を振動して高粘性の流し込み材料3をも円滑に下方へ送り出せるように しているとともに、流し込み材料3を短時間で排出できるようにしている。上記 傾斜底部4の傾斜角としては、流し込み材料3の粘性によって適宜決められるが 、通常30〜40度が好ましい。また、振動器5は、均一な振動が得られるよう に第2図のように適宜の間隔を設けて複数個配設することができる。
【0010】 上記傾斜底部4の両側部とホッパ−1の内側との間の底部に、第1図、第2図 のようにスライドゲ−ト5をゲ−トガイド7にそって開閉自在とした排出部8を 設け、ホッパ−2に装填した流し込み材料3を出銑樋1の補修部9に投入できる ようにしている。スライドゲ−ト6は、ホッパ−2の両側部にそって配設してお り、エア−シリンダ−や油圧シリンダ−、電動シリンダ−の開閉駆動装置10を 同調して円滑に開閉できるようにしている。スライドゲ−ト6のホッパ−2の壁 面側や傾斜底部4側の出入部には、ゴムライニングのようなシ−ル手段11を配 設し、水密性を保てるようにしている。12はホッパ−2の設置用パット、13 は同上のレベル調整用のスタッド、14はホッパ−吊り用の吊りピ−スである。
【0011】 高炉の出銑樋1の補修にあたっては、第1図、第2図のように支持梁15を介 して中枠16を設置して施工の準備をした出銑樋1に、上記したホッパ−2をそ の排出部8を補修部9に対向し、レベル調整して設置する。通常、高炉の出銑樋 1の補修工事では約10m位の長さを行い、流し込み材料3の施工量が約15ト ン位なので、出銑樋1にそってホッパ−2を4基並べる。
【0012】 このように設置したホッパ−2に、図外のミキサ−で混練生成の不定形耐火物 の流し込み材料3を直接またはベルトコンベヤ−等を介して投入し、ホッパ−2 に装填しておく。そして、振動器5を駆動し、開閉駆動装置10を作動してスラ イドゲ−ト6を開くと、ホッパ−2に装填した流し込み材料3が排出部8から第 1図のように出銑樋1の両側の補修部9に流れ込んで充填施工できる。
【0013】 そのため、流し込み材料を出銑樋の補修部に10〜20分間の短時間で流し込 め、熱間補修であっても材料の投入を短時間で行えるため、迅速に施工体を一体 的に施工できる。また、ベルトコンベヤ−等を動かしまわる必要がなくなるので 、作業人員を削減できる。
【0014】 特に、本考案では、ホッパ−の中央部の突き出した傾斜底部の背部の空間部に 振動器を設置できるとともに、流し込み材料が高粘性のものであっても、上記振 動器で振動させることによって流し込み材料を円滑に排出部へ送り出して排出す ることができる。
【0015】 上記では、高炉の出銑樋について説明したが、タンディッシュの補修用にも適 用でき、さらにホッパ−を円筒状として取鍋や転炉等の耐火壁の補修用にも適用 できるものである。その際、傾斜底部は円錐状としてその側周部から流し込み材 料を流し込むのが好ましい。
【0016】
以上のように本考案にあっては、ホッパ−に大量の流し込み材料を装填でき、 中央部に山形状に突き出した傾斜底部の両側または側周部の排出部から流し込み 材料を円滑に短時間で排出できて、高炉の出銑樋等の補修部に短時間で充填施工 できる。そのため、熱間施工であっても、施工体を品質よく一体的に施工できて 、スラグの侵入等の防止がはかれて溶融金属容器の寿命を延長できる。
【図1】本考案の一実施例の側断面図、
【図2】同上の平面図。
1…出銑樋 2…ホッパ− 3…流し込み材料
4…傾斜底部 5…振動器 6…スライドゲ−ト 8…排出部
9…補修部
4…傾斜底部 5…振動器 6…スライドゲ−ト 8…排出部
9…補修部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山根 利夫 兵庫県赤穂市中広字東沖1576番地の2 川 崎炉材株式会社内 (72)考案者 山崎 貞行 兵庫県赤穂市中広字東沖1576番地の2 川 崎炉材株式会社内 (72)考案者 妹尾 義和 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し)川崎製鉄株式会社水島製鉄所内
Claims (1)
- 【請求項1】 不定形耐火物の流し込み材料を装填する
ホッパ−の底面の中央部を山形状に突き出した傾斜底部
とするとともに、この傾斜底部の背部に振動器を配設
し、 上記ホッパ−の傾斜底部の両側または側周の底面部に開
閉自在に排出部を設けたことを特徴とする溶融金属容器
の流し込み材料投入用ホッパ−。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1516691U JPH0522422U (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | 溶融金属容器の流し込み材料投入用ホツパ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1516691U JPH0522422U (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | 溶融金属容器の流し込み材料投入用ホツパ− |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0522422U true JPH0522422U (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=11881219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1516691U Pending JPH0522422U (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | 溶融金属容器の流し込み材料投入用ホツパ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0522422U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101316910B1 (ko) * | 2011-12-01 | 2013-10-11 | 주식회사 포스코 | 원료 장입 장치 |
US9671417B2 (en) | 2013-03-28 | 2017-06-06 | Sysmex Corporation | Analyzer and analyzing method |
-
1991
- 1991-02-22 JP JP1516691U patent/JPH0522422U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101316910B1 (ko) * | 2011-12-01 | 2013-10-11 | 주식회사 포스코 | 원료 장입 장치 |
US9671417B2 (en) | 2013-03-28 | 2017-06-06 | Sysmex Corporation | Analyzer and analyzing method |
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