JPH05223909A - 磁場測定方法 - Google Patents
磁場測定方法Info
- Publication number
- JPH05223909A JPH05223909A JP6126392A JP6126392A JPH05223909A JP H05223909 A JPH05223909 A JP H05223909A JP 6126392 A JP6126392 A JP 6126392A JP 6126392 A JP6126392 A JP 6126392A JP H05223909 A JPH05223909 A JP H05223909A
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- JP
- Japan
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- magnetic field
- measurement
- axis
- laser
- magnet
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 機械的な測定基準を用いず、レーザ光線を基
準として測定精度を向上させた磁場測定方法を提供す
る。 【構成】 空間に測定基準があるマグネットの中心軸と
平行に測定基準用レーザを入射させ、該レーザを基準と
して磁気測定装置の位置決めを行いマグネット中の磁気
分布の測定を行う磁場測定方法。
準として測定精度を向上させた磁場測定方法を提供す
る。 【構成】 空間に測定基準があるマグネットの中心軸と
平行に測定基準用レーザを入射させ、該レーザを基準と
して磁気測定装置の位置決めを行いマグネット中の磁気
分布の測定を行う磁場測定方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空間に測定基準のある例
えば電子等の加速器用マグネットの磁場測定方法に関す
るものである。
えば電子等の加速器用マグネットの磁場測定方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】図3は
従来の磁場測定装置の一例の側面図である。図面におい
て、11はアンジュレータ、12は磁場測定素子、13は台車
15の車輪、14はアンジュレータ11の空間の測定基準と平
行に外部に設置したレール、17は上記台車15の上部に設
置し、先端をアンジュレータ11の空間内に延長したアー
ムで、該アーム6の先端部に測定素子12が取付けられて
いる。このように、アンジュレータ11の空間内に外部か
ら測定素子12を挿入し、台車15をレール14上を紙面垂直
方向に移動させ、外部レール14を基準として測定素子12
の位置決めを行ってアンジュレータ内部の磁場の測定を
行っていた。
従来の磁場測定装置の一例の側面図である。図面におい
て、11はアンジュレータ、12は磁場測定素子、13は台車
15の車輪、14はアンジュレータ11の空間の測定基準と平
行に外部に設置したレール、17は上記台車15の上部に設
置し、先端をアンジュレータ11の空間内に延長したアー
ムで、該アーム6の先端部に測定素子12が取付けられて
いる。このように、アンジュレータ11の空間内に外部か
ら測定素子12を挿入し、台車15をレール14上を紙面垂直
方向に移動させ、外部レール14を基準として測定素子12
の位置決めを行ってアンジュレータ内部の磁場の測定を
行っていた。
【0003】しかし、このような装置を用いて磁場測定
を行う場合、アーム17の長さは200mm以上必要となり、
アンジュレータ11と測定素子12の間隔dを一定値にしよ
うとするには、レール14の誤差をこの間隔dの許容誤差
よりも小さくせねばならず、レール14の製作精度、特に
その直線性は非常に高くする必要があった。
を行う場合、アーム17の長さは200mm以上必要となり、
アンジュレータ11と測定素子12の間隔dを一定値にしよ
うとするには、レール14の誤差をこの間隔dの許容誤差
よりも小さくせねばならず、レール14の製作精度、特に
その直線性は非常に高くする必要があった。
【0004】上述した従来の磁場測定装置の問題点を解
決するため、さきに本発明者により新たな磁場測定装置
が提案された。(平成3年特許願第242975号参照)図2
はこのような装置の説明図で、図2(イ)は側面図、図
2(ロ)は(イ)図のx−x矢視図である。図面に示す
ように、アンジュレータ11の空間内に磁場を測定する基
準となるレール14を設置し、測定素子12を搭載した台車
15がレール14上を動くことが出来るようになっている。
これにより測定素子12を精度よく移動させることが可能
となり、磁場を高い精度で測定しようとするものであ
る。なお、16は螺子ジャッキで、レール14はこのジャッ
キ16により支えられており、高さの調整を可能にしてあ
る。
決するため、さきに本発明者により新たな磁場測定装置
が提案された。(平成3年特許願第242975号参照)図2
はこのような装置の説明図で、図2(イ)は側面図、図
2(ロ)は(イ)図のx−x矢視図である。図面に示す
ように、アンジュレータ11の空間内に磁場を測定する基
準となるレール14を設置し、測定素子12を搭載した台車
15がレール14上を動くことが出来るようになっている。
これにより測定素子12を精度よく移動させることが可能
となり、磁場を高い精度で測定しようとするものであ
る。なお、16は螺子ジャッキで、レール14はこのジャッ
キ16により支えられており、高さの調整を可能にしてあ
る。
【0005】しかし、このように改良された装置におい
ても、アンジュレータ11内に設置されたレールの製作精
度により磁場測定素子の位置決め精度が規定されてしま
うため、レールの製作精度を上げる必要があり、高コス
ト化の原因となっていた。
ても、アンジュレータ11内に設置されたレールの製作精
度により磁場測定素子の位置決め精度が規定されてしま
うため、レールの製作精度を上げる必要があり、高コス
ト化の原因となっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述のような機
械的な測定基準を用いず、測定精度を向上せしめた磁場
測定方法を提供するもので、その特徴は、空間に測定基
準があるマグネットの中心軸と平行に測定基準用レーザ
光を入射させ、該レーザを基準として磁気測定装置の位
置決めを行いマグネット中の磁場分布の測定を行うこと
にある。
械的な測定基準を用いず、測定精度を向上せしめた磁場
測定方法を提供するもので、その特徴は、空間に測定基
準があるマグネットの中心軸と平行に測定基準用レーザ
光を入射させ、該レーザを基準として磁気測定装置の位
置決めを行いマグネット中の磁場分布の測定を行うこと
にある。
【0007】
【実施例】図1は本発明の磁場測定方法の具体例の説明
図である。図面に示すように、空間に測定基準があるマ
グネット(図示せず)の中心軸と平行にy軸測定基準用
レーザ光線10a 及びx軸測定基準用レーザ光線10b を入
射できるように、マグネットの空間の一方の側にy軸レ
ーザ発光部2a及びx軸レーザ発光部2bを設置し、反対側
にこれらレーザ光線10a 、10b の受光部3a及び3bを設置
する。又磁場測定素子1aを内蔵したプローグホルダ1の
一端は移動調整機構に取付けられている。上記移動調整
機構は測定基準用レーザに平行に配置されたz軸ステー
ジ4、x軸ステージ5及びy軸ステージ6により構成さ
れており、前記プローブホルダ1の一端はy軸ステージ
6に取付けられている。そして、調整つまみ4aを操作す
ることにより、x軸ステージ5はz軸ステージ4上をz
軸方向に移動し、調整つまみ5aを操作することによりy
軸ステージ6はx軸方向に移動し、又調整つまみ6aを操
作することにより、プローブホルダ1がy軸方向に移動
する。
図である。図面に示すように、空間に測定基準があるマ
グネット(図示せず)の中心軸と平行にy軸測定基準用
レーザ光線10a 及びx軸測定基準用レーザ光線10b を入
射できるように、マグネットの空間の一方の側にy軸レ
ーザ発光部2a及びx軸レーザ発光部2bを設置し、反対側
にこれらレーザ光線10a 、10b の受光部3a及び3bを設置
する。又磁場測定素子1aを内蔵したプローグホルダ1の
一端は移動調整機構に取付けられている。上記移動調整
機構は測定基準用レーザに平行に配置されたz軸ステー
ジ4、x軸ステージ5及びy軸ステージ6により構成さ
れており、前記プローブホルダ1の一端はy軸ステージ
6に取付けられている。そして、調整つまみ4aを操作す
ることにより、x軸ステージ5はz軸ステージ4上をz
軸方向に移動し、調整つまみ5aを操作することによりy
軸ステージ6はx軸方向に移動し、又調整つまみ6aを操
作することにより、プローブホルダ1がy軸方向に移動
する。
【0008】y軸レーザ発光部2a及びx軸レーザ発光部
2bからのレーザ光線10a 及び10b はプローブホルダ1に
半分だけ光が遮ぎられるようにして、受光部3a及び3bに
受けられるように設定し、この時の受光部3a及び3bから
の出力を測定しておく。そして、調整つまみ4aを操作し
てx軸ステージ5をz軸ステージ4上を移動させ、レー
ザ光線に沿った位置の磁場を測定する。この時、z軸ス
テージ4の製作誤差によりプローブ1の先端はx、y両
方向に揺れる。しかし、この時レーザ発光部2a、3aから
のレーザ光線10a 、10b は直進しているため遮光量も変
化する。これを当初の測定値と比較し、同じ値になるま
で、調整つまみ5a及び6aを操作してy軸ステージ6及び
プローブホルダ1をx軸方向及びy軸方向に移動させ
る。このようにすることにより、プローブホルダ1の先
端はレーザ光線のように直線性よくz軸方向に移動させ
ることができる。このように、マグネットの中心軸に平
行に入射されたレーザ光線を基準としてプローブホルダ
1の先端がz軸方向に移動し、これに内蔵された磁場測
定素子1aにより磁場の測定が実施される。
2bからのレーザ光線10a 及び10b はプローブホルダ1に
半分だけ光が遮ぎられるようにして、受光部3a及び3bに
受けられるように設定し、この時の受光部3a及び3bから
の出力を測定しておく。そして、調整つまみ4aを操作し
てx軸ステージ5をz軸ステージ4上を移動させ、レー
ザ光線に沿った位置の磁場を測定する。この時、z軸ス
テージ4の製作誤差によりプローブ1の先端はx、y両
方向に揺れる。しかし、この時レーザ発光部2a、3aから
のレーザ光線10a 、10b は直進しているため遮光量も変
化する。これを当初の測定値と比較し、同じ値になるま
で、調整つまみ5a及び6aを操作してy軸ステージ6及び
プローブホルダ1をx軸方向及びy軸方向に移動させ
る。このようにすることにより、プローブホルダ1の先
端はレーザ光線のように直線性よくz軸方向に移動させ
ることができる。このように、マグネットの中心軸に平
行に入射されたレーザ光線を基準としてプローブホルダ
1の先端がz軸方向に移動し、これに内蔵された磁場測
定素子1aにより磁場の測定が実施される。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁場測定
方法によれば、レーザ光線を測定基準として一直線上を
磁場測定素子を移動させるので、従来のレール等の製作
精度による影響等がなく、長い距離にわたって精度よく
測定することが可能である。従って、加速器用マグネッ
トの磁場測定のように測定基準が設定し難い多極ウイグ
ラの中心磁場の測定や測定すべき空間が長い場合に利用
する時きわめて効果的である。
方法によれば、レーザ光線を測定基準として一直線上を
磁場測定素子を移動させるので、従来のレール等の製作
精度による影響等がなく、長い距離にわたって精度よく
測定することが可能である。従って、加速器用マグネッ
トの磁場測定のように測定基準が設定し難い多極ウイグ
ラの中心磁場の測定や測定すべき空間が長い場合に利用
する時きわめて効果的である。
【図1】本発明の磁場測定方法の具体例の説明図であ
る。
る。
【図2】さきに提案された磁場測定装置の説明図で、図
2(イ)は側面図、図2(ロ)は(イ)図のx−x矢視
図である。
2(イ)は側面図、図2(ロ)は(イ)図のx−x矢視
図である。
【図3】従来の磁場測定装置の一例の説明図である。
1 プローブホルダ 2a、2b レーザ発光部 3a、3b レーザ受光部 4 z軸ステージ 5 x軸ステージ 6 y軸ステージ 10a 、10b レーザ光
Claims (1)
- 【請求項1】 空間に測定基準があるマグネットの中心
軸と平行に測定基準用レーザ光を入射させ、該レーザを
基準として磁気測定装置の位置決めを行いマグネット中
の磁場分布の測定を行うことを特徴とする磁場測定方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6126392A JPH05223909A (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 磁場測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6126392A JPH05223909A (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 磁場測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05223909A true JPH05223909A (ja) | 1993-09-03 |
Family
ID=13166176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6126392A Pending JPH05223909A (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | 磁場測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05223909A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009135028A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Institute Of Physical & Chemical Research | 挿入光源用架台、挿入光源、磁場測定方法 |
CN109782195A (zh) * | 2019-02-23 | 2019-05-21 | 中国原子能科学研究院 | 一种抗噪声干扰的感应线圈磁场测量系统 |
CN114624637A (zh) * | 2022-04-21 | 2022-06-14 | 西南交通大学 | 一种永磁轨道三维磁场扫描装置及其扫描方法 |
-
1992
- 1992-02-14 JP JP6126392A patent/JPH05223909A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009135028A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Institute Of Physical & Chemical Research | 挿入光源用架台、挿入光源、磁場測定方法 |
CN109782195A (zh) * | 2019-02-23 | 2019-05-21 | 中国原子能科学研究院 | 一种抗噪声干扰的感应线圈磁场测量系统 |
CN114624637A (zh) * | 2022-04-21 | 2022-06-14 | 西南交通大学 | 一种永磁轨道三维磁场扫描装置及其扫描方法 |
CN114624637B (zh) * | 2022-04-21 | 2023-07-14 | 西南交通大学 | 一种永磁轨道三维磁场扫描装置及其扫描方法 |
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