JPH05223729A - 潤滑油劣化度判定方法およびその装置 - Google Patents

潤滑油劣化度判定方法およびその装置

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JPH05223729A
JPH05223729A JP4028070A JP2807092A JPH05223729A JP H05223729 A JPH05223729 A JP H05223729A JP 4028070 A JP4028070 A JP 4028070A JP 2807092 A JP2807092 A JP 2807092A JP H05223729 A JPH05223729 A JP H05223729A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 潤滑油の劣化、汚損状態を個人差なく、迅速
かつ正確に判定できる潤滑油劣化度判定方法およびその
装置を提供する。 【構成】 試料セル2に入れた試料潤滑油1に光源11
から光を投射し、その試料潤滑油を透過した透過光を積
分球12で3つに分け、各光をそれぞれフィルタ13A
〜13Cを通過させた後、A/D変換器15で電気信号
に変換して三刺激値X,Y,Zとし、これらのうちの1
つYおよび三刺激値から得られる色度座標x,yと試料
潤滑油の種別に応じて予め設定された定数A,B,C,
Dとを基に潤滑油評点を求め、この潤滑油評点を基に試
料潤滑油の劣化、汚損状態を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、潤滑油劣化度判定方法
およびその装置に関する。詳しくは、光の透過を利用し
て潤滑油の色を測定し、この色に関する情報と油種に応
じて予め設定された定数とを基に潤滑油評点を求め、こ
の潤滑油評点から潤滑油の劣化、汚損状態を判定するよ
うにした潤滑油劣化度判定方法およびその装置に関す
る。
【0002】
【背景技術】潤滑油管理を的確に行うには、使用中の潤
滑油を肉眼で観察することはもちろん、潤滑油中の夾雑
物の量や潤滑油の色を測定し、更に、潤滑油の化学的な
分析を行うことで潤滑油の劣化、汚損状態を正確にかつ
迅速に判定することが重要である。従来、潤滑油の劣
化、汚損状態の判定に当たっては、現場で使用中の潤滑
油を採取し、この試料潤滑油を分析評価できる試験室な
どに持ち運び、各種の分析評価を行った後、これらの評
価項目から潤滑油の劣化、汚損状態を判定するようにし
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のような
方法では、多くの人手と時間を要し、かつ、即時性がな
いという欠点があった。また、評価項目のなかでも潤滑
油の色は、夾雑物による汚れの状況と潤滑油自体の劣化
の度合いを示すのに有効であるものの、色の規格試験は
JIS K2580 に見られるように眼による評価のため個人差
がでやすく、しかも、その色調が一定であり、測定値は
階段状で定量的にも問題があった。
【0004】一方、光の透過を利用して潤滑油の劣化度
合いを測定するものとして、特公平3−32013号公
報が提案されている。しかし、このものは、容器内に入
れた試料潤滑油に光を投射し、その試料潤滑油からの透
過光を受光素子で受光して電気信号に変換し、その電気
信号の大きさから潤滑油の劣化度合いを出力するように
したものであるから、試料潤滑油の吸光度を測定してい
るにすぎす、潤滑油の微妙な色の種類や変化を的確に把
握できないのが現状である。
【0005】ここに、本発明の目的は、このような従来
の問題を解消し、潤滑油の劣化、汚損状態を個人差な
く、しかも、迅速かつ正確に判定できる潤滑油劣化度判
定方法を提供することにある。また、本発明の他の目的
は、上記目的に加え、簡易かつ携帯可能な構造の潤滑油
劣化度判定装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明の潤滑
油劣化度判定方法は、試料セルに入れた試料潤滑油に光
を投射し、その試料潤滑油を透過した透過光を3つに分
け、各光をそれぞれフィルタを通過させた後、電気信号
に変換して色の三刺激値とし、これらのうちの1つおよ
び三刺激値から得られる色度座標と試料潤滑油の種別に
応じて予め設定された定数とを基に潤滑油評点を求め、
この潤滑油評点を基に試料潤滑油の劣化、汚損状態を判
定する、ことを特徴とする。
【0007】また、本発明の潤滑油劣化度判定装置は、
試料セルに入れた試料潤滑油に光を投射する光源と、前
記試料潤滑油を透過した透過光を3つに分ける積分球
と、この積分球によって分けられた各光の光路中に設け
られたフィルタと、各フィルタを通過した光を電気信号
に変換する光電変換素子と、各光電変換素子で変換され
た電気信号を基に色の三刺激値および色度座標を求める
第1の演算手段と、この第1の演算手段で求められた三
刺激値のうちの1つおよび色度座標と試料潤滑油の種別
に応じて予め設定された定数とを基に試料潤滑油の劣
化、汚損状態を表す潤滑油評点を求める第2の演算手段
と、この第2の演算手段で求められた潤滑油評点を出力
する出力手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】ここで、光源としては、タングステンラン
プやハロゲンランプのような連続投射のできるもの、あ
るいは、パルスキセノンランプのように瞬間的な投射が
できるものなどいずれでもよく、その波長にも制限はな
い。また、試料潤滑油を入れる試料セルは、ガラス製ま
たは安価で使い捨てのアクリル製のものを用いることが
でき、その光路長も10〜20mmのものが好適である。
これは、10mm未満では測定に誤差が生じやすく、20
mmを越えるものでは試料潤滑油の必要量が多くなるだけ
でなく、色の濃い試料潤滑油に対応できないからであ
る。
【0009】
【作用】測定に当たって、試料潤滑油を試料セルに入れ
た後、その試料セルを通して試料潤滑油に光を投射す
る。すると、その試料潤滑油を透過した透過光は3つに
分けられ、続いて、各光がそれぞれフィルタを通過した
後、電気信号に変換されて色の三刺激値が求められる。
次に、これらのうちの1つおよび三刺激値から得られる
色度座標と試料潤滑油の種別に応じて予め設定された定
数とを基に潤滑油評点が求められる。従って、試料潤滑
油の油種にかかわりなく、その潤滑油評点を基に試料潤
滑油の劣化、汚損状態を個人差なく、しかも、迅速かつ
正確に判定することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。図1に本実施例の潤滑油劣化度判定装
置を示す。同潤滑油劣化度判定装置は、通常の色差計の
原理とほぼ同じ原理を有する測色システム10と、マイ
クロコンピュータなどによって構成した潤滑油評点演算
システム20とを備え、全体として携帯可能な大きさに
形成されている。なお、試料潤滑油1は、透光性を有す
るアクリル製で、かつ、光路長が約10mmの試料セル2
に入れられた状態のまま測色システム10内の所定位置
にセットされる。
【0011】前記測色システム10は、試料セル2に入
れた試料潤滑油1に光を投射するタングステンランプ
(市販)からなる光源11と、前記試料セル2および試
料潤滑油1を透過した透過光を3つに分ける積分球12
と、この積分球12によって3つに分けられた各光の光
路中に挿入されかつそれぞれの特性に応じたJIS Z8722
で規定されたフィルタ13A,13B,13Cと、各フ
ィルタ13A,13B,13Cを通過した光を受光しそ
れを電気的なアナログ信号に変換する光電変換素子14
A,14B,14Cと、各光電変換素子14A,14
B,14Cからのアナログ信号をデジタル信号に変換す
るA/D変換器15と、このA/D変換器15で変換さ
れたデジタル信号から色の三刺激値X,Y,Zを求める
とともに更にその三刺激値X,Y,Zから色度座標x,
yを求める第1の演算手段としての演算処理装置16と
から構成されている。なお、積分球12、フィルタ13
A〜13C、光電変換素子14A〜14C、A/D変換
器15および演算処理装置16は、通常の色差計で用い
られる小型のものが用いられている。
【0012】ここで、色の三刺激値X,Y,Zは、XY
Z表色系〔国際照明委員会(Commission Internationale
de l'Eclairage,略称CIE)が1931年に推奨した表色
系。以下、XYZ表色系という。〕で規定された三刺激
値をいう。また、色度座標x,yは、 x=X/(X+Y+Z)…………(1) y=Y/(X+Y+Z)…………(2) から求めることができる。なお、XYZ表色系の三刺激
値のYおよび色度座標x,yは、色を表す絶対的なデー
タであり、特に、測定対象による補正は必要としない。
【0013】前記潤滑油評点演算システム20は、測定
する試料潤滑油1の油種銘柄を選択する操作パネル21
と、この操作パネル21によって選択される試料潤滑油
1の油種銘柄に対応して複数種の潤滑油評点演算式を予
め設定、記憶するとともに、演算結果などを記憶するメ
モリ22と、このメモリ22に記憶された複数種の潤滑
油評点演算式の中から選択された潤滑油評点演算式に前
記測色システム10の演算処理装置16によって求めら
れたXYZ表色系の三刺激値のうちの1つ(Y)および
色度座標x,yを代入して試料潤滑油1の潤滑油評点を
求める第2の演算手段としての演算処理装置23と、こ
の演算処理装置23で求められた潤滑油評点を表示する
出力手段としての表示装置24とから構成されている。
【0014】ここで、試料潤滑油1の油種銘柄は、例え
ば、油種−01は機械油A,油種−02は作動油A、油
種−03は作動油B、油種−04は圧縮機油A、………
のように、10種設定されている。従って、メモリ22
には、試料潤滑油1の油種銘柄に対応して10種の潤滑
油評点演算式が予め設定、記憶されている。潤滑油評点
演算式は、次式の通りである。 潤滑油評点=A+B×Y+C×x+D×y………(3) ただし、Y,x,yはXYZ表色系の三刺激値と色度座
標、A,B,C,Dは油種銘柄ごとに設定した定数であ
る。定数A,B,C,Dは、油種銘柄ごとに異なる値に
設定されている。つまり、上記(3)式において、潤滑
油評点が新油の状態で100、更油管理基準の状態(新
油と取り替える使用限界の状態)で50となるように、
各油種銘柄ごとに定数A,B,C,Dが設定されてい
る。
【0015】いま、図2に示す測定手順の順序に従っ
て、まず、試料潤滑油1を試料セル2中に入れ、その試
料セル2を測色システム10内の所定位置にセットす
る。この状態において、光源11から光を投射すると、
試料セル2および試料潤滑油1を透過した透過光が積分
球12によって3つに分けられる。各光は、フィルタ1
3A,13B,13Cを通過した後、A/D変換器15
でデジタル信号に変換され、演算処理装置16へ入力さ
れる。ここで、三刺激値X,Y,Zが求められ、更に、
この三刺激値X,Y,Zを基に色度座標x,yが求めら
れる。次に、潤滑油評点演算システム20の演算処理装
置23において、予め、油種に応じて選択された潤滑油
評点演算式に、三刺激値のYおよび色度座標x,yが代
入され潤滑油評点が求められ、その潤滑油評点がメモリ
22に記憶されるとともに表示装置24に表示される。
【0016】従って、表示装置24に表示された潤滑油
評点を読み取れば、その読み取り値から潤滑油1の劣
化、汚損度合いを個人差なく、迅速かつ正確に把握する
ことができる。しかも、その潤滑油評点は、油種による
バラツキがない数値として表示されるから、油種による
補正も必要がない上、潤滑油評点が50に達した時点を
更油管理基準の状態としているから、表示装置24に表
示された潤滑油評点の数値が50に達したときを更油の
時期として判定できる。よって、更油の時期を誰でもが
正確にかつ迅速に判定することができる。また、構成的
には、色差計とほぼ同じ原理を有する小型の測色システ
ム10と、マイクロコンピュータなどによって構成した
潤滑油評点演算システム20とから、全体として携帯可
能な大きさに形成してあるから、現場まで携帯してそこ
で潤滑油の劣化度を測定することができる。
【0017】そこで、次に上記図1に示す潤滑油劣化度
判定装置を用いて、実機に使用している潤滑油の劣化
度、汚損度を判定した実験例および比較例をもって、本
願発明の効果を明らかにする。
【0018】実験例1 油種−01の機械油Aについて、実機に使用して更油管
理基準の状態(潤滑油評点50の状態)に至るまでの経
過を調べた。具体的には、所定運転時間経過ごとに試料
を採取し、それについての動粘度、ASTM色、全酸
価、不溶解分およびミリポア夾雑物の測定を行うととも
に、図1に示す潤滑油劣化度判定装置を用いて潤滑油評
点を求めた。その結果を表1および図3に示す。なお、
表1において、ASTM色で測定値の前に「L」がつく
ものは、その数値化のために測定値の数値から0.25
を引いた数値を測定値として示した(以下の実験例でも
同じ。)。また、この場合の潤滑油評点演算式は、 潤滑油評点=181.0 −0.1217×Y−369.8 ×x+188.0
×y である。
【0019】
【表1】
【0020】この結果から、その更油時期に至る判定
は、動粘度、全酸価、不溶解分およびミリポア夾雑物な
どでは感知できず、また、ASTM色では測定値が段階
的でバラツキもあるもののやっと感知判断できるのに対
して、潤滑油評点では定量的に傾向を把握でき更油の判
定がきわめて容易にできることがわかる。また、この結
果から、潤滑油評点とASTM色とはほぼ対応してお
り、ASTM色のようにいちいち試料潤滑油を試験室ま
で持ち運ばなくても、試料潤滑油の品質を現場で容易に
把握できることがわかる。
【0021】実験例2 油種−02の作動油Aについて、実機に使用し、所定運
転時間経過ごとに試料を採取し、それについての動粘
度、ASTM色、全酸価、塩基価およびあわ立ちの測定
を行うとともに、図1に示す潤滑油劣化度判定装置を用
いて潤滑油評点を求めた。その結果を表2および図4に
示す。
【0022】
【表2】
【0023】この結果から、潤滑油評点とASTM色と
の対応だけの判断だけでなく、更油基準として設定した
潤滑油評点50に達したことを知ることで全酸価の上
昇、あわ立ち性不良などの品質不良を潤滑油評点で予知
判断が可能になったことがわかる。
【0024】実験例3 油種−03の作動油Bおよび油種−04の圧縮機油の2
種について、実機で使用中のものをそれぞれ20試料、
7試料採取し、各試料についてASTM色と潤滑油評点
とを求めた。その結果を図5に示す。この結果から、各
油種ごとに、潤滑油評点はASTM色とよく対応してお
り、更油基準として設定した潤滑油評点50に達したも
のもあり、特に、油種−04にあっては汚損が進むと色
相変化よりも潤滑油評点の方が感度よく品質低下を示す
ことがうかがえる。
【0025】比較例1 実験例3と同じ油種について、新油をゼロ点とせず、暗
黒の空気相をゼロ点にしてはいるものの特公平3−32
013号にように吸光度を測定した。つまり、図1に示
す潤滑油劣化度判定装置の内部で得られる三刺激値のう
ちのYは試料潤滑油の可視光の透過率に相当するので、
この信号を更に吸光度に変換して測定データとして得ら
れるようにした。その結果をASTM色と対応させて図
6に示す。
【0026】この結果から、吸光度による評価は、AS
TM色との相関性においても、実験例3の潤滑油評点と
の相関係数と比較して低いことがわかり、特異なデータ
を示すこともわかる。また、このことは、本発明におい
て、三刺激値のYのみならず、色度座標x,yの計算に
必要な三刺激値YおよびZが必要であることを示してい
る。
【0027】比較例2 実験例3と同じ油種について、10mmの光路長を有する
ガラス製の試料セル2に入れ、市販の分光光度計を用い
て450〜750nmのスペクトルを測定し、そのうちの
650nmの吸光度を測定した。その結果をASTM色と
対応させて図7に示す。この結果から、特定波長による
吸光度による評価は、ASTM色との相関性において
も、実験例3の潤滑油評点との相関係数と比較して低い
ことがわかり、潤滑油の品質変化をとらえることが困難
なことがわかる。
【0028】なお、以上の説明では、(3)式における
潤滑油評点が新油の状態で100、更油管理基準の状態
が50となるように、(3)式における定数A,B,
C,Dを油種ごとに設定したが、新油の状態および更油
管理基準の状態における潤滑油評点の数値は、上記例に
限られるものでなく、任意に設定することができる。
【0029】また、上記例では、メモリ22に10種の
潤滑油評点演算式を設定、記憶するようにしたが、メモ
リ22に設定記憶する潤滑油評点演算式の数は上記例に
限られるものでなく、任意でよい。
【0030】
【発明の効果】以上の通り、本発明の潤滑油劣化度判定
方法によれば、潤滑油の劣化、汚損状態を個人差なく、
しかも、迅速かつ正確に判定できる。また、本発明の潤
滑油劣化度判定装置によれば、簡易かつ携帯可能な構造
にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の潤滑油劣化度判定装置の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】測定手順を示すフローチャートである。
【図3】油種−01の機械油Aの性状変化を示す図であ
る。
【図4】油種−02の作動油Aの性状変化を示す図であ
る。
【図5】油種−03の作動油Bと油種−04の圧縮機油
2との2種について、潤滑油評点とASTM色との相関
を示す図である。
【図6】油種−03の作動油Bと油種−04の圧縮機油
2との2種について、Yによる吸光度とASTM色との
相関を示す図である。
【図7】油種−03の作動油Bと油種−04の圧縮機油
2との2種について、650nmの吸光度とASTM色と
の相関を示す図である。
【符号の説明】 1 試料潤滑油 2 試料セル 10 測色システム 11 光源 12 積分球 13A,13B,13C フィルタ 14A,14B,14C 光電変換素子 15 A/D変換器 16 演算処理装置(第1の演算手段) 20 潤滑油評点演算システム 21 操作パネル 22 メモリ 23 演算処理装置(第2の演算手段) 24 表示装置(出力手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料セルに入れた試料潤滑油に光を投射
    し、その試料潤滑油を透過した透過光を3つに分け、各
    光をそれぞれフィルタを通過させた後、電気信号に変換
    して色の三刺激値とし、これらのうちの1つおよび三刺
    激値から得られる色度座標と試料潤滑油の種別に応じて
    予め設定された定数とを基に潤滑油評点を求め、この潤
    滑油評点を基に試料潤滑油の劣化、汚損状態を判定す
    る、ことを特徴とする潤滑油劣化度判定方法。
  2. 【請求項2】試料セルに入れた試料潤滑油に光を投射す
    る光源と、前記試料潤滑油を透過した透過光を3つに分
    ける積分球と、この積分球によって分けられた各光の光
    路中に設けられたフィルタと、各フィルタを通過した光
    を電気信号に変換する光電変換素子と、各光電変換素子
    で変換された電気信号を基に色の三刺激値および色度座
    標を求める第1の演算手段と、この第1の演算手段で求
    められた三刺激値のうちの1つおよび色度座標と試料潤
    滑油の種別に応じて予め設定された定数とを基に試料潤
    滑油の劣化、汚損状態を表す潤滑油評点を求める第2の
    演算手段と、この第2の演算手段で求められた潤滑油評
    点を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする潤
    滑油劣化度判定装置。
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