JPH05253256A - 歯等の半透明の物の色の決定方法および装置 - Google Patents
歯等の半透明の物の色の決定方法および装置Info
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- JPH05253256A JPH05253256A JP4353214A JP35321492A JPH05253256A JP H05253256 A JPH05253256 A JP H05253256A JP 4353214 A JP4353214 A JP 4353214A JP 35321492 A JP35321492 A JP 35321492A JP H05253256 A JPH05253256 A JP H05253256A
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01J—MEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
- G01J3/00—Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
- G01J3/46—Measurement of colour; Colour measuring devices, e.g. colorimeters
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
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Abstract
(57)【要約】
【構成】本発明の方法および装置においては、色相およ
び彩度に関するヒトの眼の刺激感応性の極大にほぼ対応
する波長において歯等の半透明の物の反射率を測定し、
所定の標準光源の光をあてたときのその対象物の輝度に
含まれる白色の輝度を算出し、ヒトの眼で見たときのそ
の対象物の色についての彩度百分率を算出し、さらに、
その色の白色に対する相対的な着色度を決定することに
よって、その対象物の色を決定する。 【効果】半透明の物の色を正確に決定することができ
る。
び彩度に関するヒトの眼の刺激感応性の極大にほぼ対応
する波長において歯等の半透明の物の反射率を測定し、
所定の標準光源の光をあてたときのその対象物の輝度に
含まれる白色の輝度を算出し、ヒトの眼で見たときのそ
の対象物の色についての彩度百分率を算出し、さらに、
その色の白色に対する相対的な着色度を決定することに
よって、その対象物の色を決定する。 【効果】半透明の物の色を正確に決定することができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物体の色、特に口中の
歯などの半透明の物(translucent object)の色(colo
r )を、その物に多色光光源の光をあてたときの反射に
基づいて決定する方法および装置に関する。
歯などの半透明の物(translucent object)の色(colo
r )を、その物に多色光光源の光をあてたときの反射に
基づいて決定する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】物の
色を決定する現在の方法は、対象物に多色光光源の光を
あててそのスペクトル反射率(spectral reflectance)
を測定し、所定の光源についての三刺激値X,Y,Zな
いしL* ,a* ,b* を決定することに基づいている。
しかし、上記の方法を口の中の歯等の半透明の物の色の
決定に適用した場合に得られる成績は一般に良くない。
色を決定する現在の方法は、対象物に多色光光源の光を
あててそのスペクトル反射率(spectral reflectance)
を測定し、所定の光源についての三刺激値X,Y,Zな
いしL* ,a* ,b* を決定することに基づいている。
しかし、上記の方法を口の中の歯等の半透明の物の色の
決定に適用した場合に得られる成績は一般に良くない。
【0003】原理上、三刺激値による色の再構成は、三
原色間の移行部に対応する波長、すなわち国際照明委員
会(CIE)が定める〔外1〕に示すCIE測色標準観
測者の分布係数(distribution coefficients )
原色間の移行部に対応する波長、すなわち国際照明委員
会(CIE)が定める〔外1〕に示すCIE測色標準観
測者の分布係数(distribution coefficients )
【0004】
【外1】
【0005】の各曲線の交点での波長においては信頼性
がそれほど高くない。それは、それらの波長において
は、所定の波長変動に対して、ヒトの眼が色相の最も大
きな変化を感知するからである。
がそれほど高くない。それは、それらの波長において
は、所定の波長変動に対して、ヒトの眼が色相の最も大
きな変化を感知するからである。
【0006】特に歯の色相は上記の波長においてばらつ
きが大きく、そのことが既存の方法の成績がよくない理
由の一つとなっている。さらに、歯は半透明の性質を有
することから、見かけ上非常に白い歯の光反射係数(li
ght reflection coefficient)は、色相においてより黄
色ないし茶色がかった歯の光反射係数の半分程度にすぎ
ないことがあり、そのことがスペクトル反射率の測定結
果に影響して誤った結果を導くことがある。これが誤り
を生じさせるもう一つの理由である。
きが大きく、そのことが既存の方法の成績がよくない理
由の一つとなっている。さらに、歯は半透明の性質を有
することから、見かけ上非常に白い歯の光反射係数(li
ght reflection coefficient)は、色相においてより黄
色ないし茶色がかった歯の光反射係数の半分程度にすぎ
ないことがあり、そのことがスペクトル反射率の測定結
果に影響して誤った結果を導くことがある。これが誤り
を生じさせるもう一つの理由である。
【0007】本発明の目的は、同じ色を持つ歯科補綴材
を製作する目的等のために、透明性ないし半透明性を考
慮した上で歯の色を高い信頼性をもって決定することが
可能な方法および装置を提供することである。本発明の
より一般的な目的は、半透明の物の色を誤まりなく決定
することができる方法および装置を提供することであ
る。
を製作する目的等のために、透明性ないし半透明性を考
慮した上で歯の色を高い信頼性をもって決定することが
可能な方法および装置を提供することである。本発明の
より一般的な目的は、半透明の物の色を誤まりなく決定
することができる方法および装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための第1の手段】そのために、本発
明は、口の中の歯等の半透明の対象物の色をその物に多
色光光源の光をあてたときの反射に基づいて決定する方
法であって、(a) 色相および彩度に関するヒトの眼の刺
激感応性の極大にほぼ対応する波長において前記対象物
の反射率を測定する工程と、(b) その測定結果から、ヒ
トの眼で見たときの前記対象物の色の彩度係数と所定の
波長範囲でのその色の白色に対する相対的な着色度とと
もに、その対象物の透明性を補償するための指標を決定
する工程とを、含む方法を提供する。
明は、口の中の歯等の半透明の対象物の色をその物に多
色光光源の光をあてたときの反射に基づいて決定する方
法であって、(a) 色相および彩度に関するヒトの眼の刺
激感応性の極大にほぼ対応する波長において前記対象物
の反射率を測定する工程と、(b) その測定結果から、ヒ
トの眼で見たときの前記対象物の色の彩度係数と所定の
波長範囲でのその色の白色に対する相対的な着色度とと
もに、その対象物の透明性を補償するための指標を決定
する工程とを、含む方法を提供する。
【0009】
【作用】このように本発明は、一つないしそれ以上の所
定の光源についての対象物の色の三刺激値を決定するこ
とに基づくのではなく、ヒトの眼で見たときの対象物の
色の彩度を決定し、その対象物の透明性とその色の白色
に対する着色度とを考慮することに基づくものである。
定の光源についての対象物の色の三刺激値を決定するこ
とに基づくのではなく、ヒトの眼で見たときの対象物の
色の彩度を決定し、その対象物の透明性とその色の白色
に対する着色度とを考慮することに基づくものである。
【0010】前記対象物の透明性補償指標は、所定の光
源の光をあてたときのその対象物の輝度に含まれる白色
の輝度を決定することにより得られる。そこから、前記
対象物の色の彩度百分率が、ヒトの眼で見た場合のその
輝度によりその対象物の全輝度を除して得られる比率に
よって決定される。
源の光をあてたときのその対象物の輝度に含まれる白色
の輝度を決定することにより得られる。そこから、前記
対象物の色の彩度百分率が、ヒトの眼で見た場合のその
輝度によりその対象物の全輝度を除して得られる比率に
よって決定される。
【0011】前記対象物の色の着色度は、所定の光源の
光についての所定の波長範囲における、ヒトの眼で見た
ときのその対象物の全輝度と白色の輝度との差によって
規定される。従って、歯については、所定の光源につい
て、その黄色ないし黄色−赤色着色度とその青色−緑色
着色度とを決定することができる。その光源としては標
準散乱太陽光照明を用いることが望ましい。
光についての所定の波長範囲における、ヒトの眼で見た
ときのその対象物の全輝度と白色の輝度との差によって
規定される。従って、歯については、所定の光源につい
て、その黄色ないし黄色−赤色着色度とその青色−緑色
着色度とを決定することができる。その光源としては標
準散乱太陽光照明を用いることが望ましい。
【0012】さらに、歯に関する反射率の測定は、44
0nm,495nm,520nm,577nmおよび6
00nmにほぼ等しい波長で行うことが望ましい。49
5nmと600nmの波長は各々ヒトの眼の色相に関す
る刺激感応性の極大に対応し、577nmの波長はヒト
の眼の彩度に関する刺激感応性の極大に対応する。
0nm,495nm,520nm,577nmおよび6
00nmにほぼ等しい波長で行うことが望ましい。49
5nmと600nmの波長は各々ヒトの眼の色相に関す
る刺激感応性の極大に対応し、577nmの波長はヒト
の眼の彩度に関する刺激感応性の極大に対応する。
【0013】歯科補綴材に付与されるべき色を決定する
ために、本発明の方法においては、こうして決定された
その歯の色とパレットの既知の各色との比較を、第一
に、その歯の色の彩度百分率とそのパレットの各色の対
応する彩度百分率とを比較し、第二に、その歯の色の着
色度とそのパレットの各色の対応する着色度とを比較す
る。そして、第三に、その歯の輝度に含まれる白色の輝
度とそのパレットの各色の輝度に含まれる白色の輝度と
を比較する。
ために、本発明の方法においては、こうして決定された
その歯の色とパレットの既知の各色との比較を、第一
に、その歯の色の彩度百分率とそのパレットの各色の対
応する彩度百分率とを比較し、第二に、その歯の色の着
色度とそのパレットの各色の対応する着色度とを比較す
る。そして、第三に、その歯の輝度に含まれる白色の輝
度とそのパレットの各色の輝度に含まれる白色の輝度と
を比較する。
【0014】以上の諸態様は、当然のことながら、歯以
外の半透明の物の色の決定にも適用することができる。
外の半透明の物の色の決定にも適用することができる。
【0015】
【課題を解決するための第2の手段】本発明はまた、口
の中の歯等の半透明の対象物の色を決定する装置であっ
て、(c) 前記対象物に光をあてるための、第一の光学系
と関連した多色光光源と、(d) 前記対象物によって散乱
した光を集光するための第二の光学系と、(e) その集光
を受ける分光計と、(f) 前記分光計の出力部に設けられ
た光電検出器と、(g)前記光電検出器をマイクロコンピ
ュータ等のデータ処理装置に接続するアナログ−デジタ
ル変換器とを含み、(h) 前記分光計と前記光電検出器と
が、色相および彩度に関するヒトの眼の刺激感応性の極
大にほぼ対応する波長において前記対象物の反射率を測
定するものであり、(i) 前記データ処理装置が、その測
定結果から、ヒトの眼で見たときの前記対象物の色の彩
度百分率と所定の波長範囲におけるその色の白色に対す
る相対的な着色度とともに、その対象物のための透明性
補償指標を決定するようにプログラムされる装置を提供
する。
の中の歯等の半透明の対象物の色を決定する装置であっ
て、(c) 前記対象物に光をあてるための、第一の光学系
と関連した多色光光源と、(d) 前記対象物によって散乱
した光を集光するための第二の光学系と、(e) その集光
を受ける分光計と、(f) 前記分光計の出力部に設けられ
た光電検出器と、(g)前記光電検出器をマイクロコンピ
ュータ等のデータ処理装置に接続するアナログ−デジタ
ル変換器とを含み、(h) 前記分光計と前記光電検出器と
が、色相および彩度に関するヒトの眼の刺激感応性の極
大にほぼ対応する波長において前記対象物の反射率を測
定するものであり、(i) 前記データ処理装置が、その測
定結果から、ヒトの眼で見たときの前記対象物の色の彩
度百分率と所定の波長範囲におけるその色の白色に対す
る相対的な着色度とともに、その対象物のための透明性
補償指標を決定するようにプログラムされる装置を提供
する。
【0016】前記分光計と前記光電検出器とは、特に歯
については、440nm,495nm,520nm,5
77nmおよび600nmにほぼ等しい波長においてそ
の物の反射率を測定するようにされる。
については、440nm,495nm,520nm,5
77nmおよび600nmにほぼ等しい波長においてそ
の物の反射率を測定するようにされる。
【0017】前記データ処理装置は、前記対象物が特に
歯の場合には標準散乱太陽光照明等の所定の標準光源に
ついて、その色の彩度係数とその色の白色に対する相対
的な着色度とを決定するようにプログラムされる。
歯の場合には標準散乱太陽光照明等の所定の標準光源に
ついて、その色の彩度係数とその色の白色に対する相対
的な着色度とを決定するようにプログラムされる。
【0018】前記データ処理装置のメモリには、前記対
象物の色と同じ条件下で測定されたパレット中の各色に
ついての彩度百分率,着色度および白色輝度の各値が記
録され、そのデータ処理装置は、前記対象物の色の彩度
百分率と前記メモリに記録された前記パレットの各色の
彩度百分率との比較、それらの着色度同志の比較、さら
にそれらの白色輝度同志の比較という各比較をその順序
で順次行い、それにより、前記対象物の色に最も近い色
を前記パレットの各色の中から決定するか、あるいは、
前記対象物の色を得るために予め定められた色に加えら
れるべき色素を決定するようにプログラムされる。
象物の色と同じ条件下で測定されたパレット中の各色に
ついての彩度百分率,着色度および白色輝度の各値が記
録され、そのデータ処理装置は、前記対象物の色の彩度
百分率と前記メモリに記録された前記パレットの各色の
彩度百分率との比較、それらの着色度同志の比較、さら
にそれらの白色輝度同志の比較という各比較をその順序
で順次行い、それにより、前記対象物の色に最も近い色
を前記パレットの各色の中から決定するか、あるいは、
前記対象物の色を得るために予め定められた色に加えら
れるべき色素を決定するようにプログラムされる。
【0019】
【作用】歯については、歯科補綴材に付与されるべき色
がこのようにして決定されるので、たとえその補綴材が
半透明のものでなくても、その色は患者の口の中の隣接
の歯の色とほぼ同じ色となる。
がこのようにして決定されるので、たとえその補綴材が
半透明のものでなくても、その色は患者の口の中の隣接
の歯の色とほぼ同じ色となる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は、ヒトの眼の相対効率(relative e
fficiency )が波長との関係において変化する様子を示
している。この相対効率は波長400nm〜700nm
の範囲の外側でゼロであり、波長555nmで極大を示
す。
に説明する。図1は、ヒトの眼の相対効率(relative e
fficiency )が波長との関係において変化する様子を示
している。この相対効率は波長400nm〜700nm
の範囲の外側でゼロであり、波長555nmで極大を示
す。
【0021】多色光をあてた着色物をヒトの眼で見ると
き、その対象物の散乱スペクトル反射率(diffuse spec
tral reflectance)は、ヒトの眼の相対効率の影響を受
けるので、図2に示される形状の曲線が得られる。この
曲線は歯にも適用され得、その場合には、ρ(λ)は歯
の反射率(reflectance )を示し、y(λ)はヒトの眼
の相対効率を示す。
き、その対象物の散乱スペクトル反射率(diffuse spec
tral reflectance)は、ヒトの眼の相対効率の影響を受
けるので、図2に示される形状の曲線が得られる。この
曲線は歯にも適用され得、その場合には、ρ(λ)は歯
の反射率(reflectance )を示し、y(λ)はヒトの眼
の相対効率を示す。
【0022】歯(対象物)に標準散乱太陽光照明D
(λ)等の光源の光をあてた場合に、ヒトの眼で見たと
きのその歯の輝度すなわち物理量ρ(λ)・y(λ)・
D(λ)が波長との関係において変化する様子を示す曲
線Lが図3に示されている。本図において、曲線B
(λ)は、ヒトの眼で見たときの被測定対象物の輝度に
含まれる白色輝度(luminance of white)に対応する。
本発明においては、これら2つの曲線L,B(λ)の差
を利用して、歯等の被測定対象物の色の白色(white )
に対する相対的な着色度(pigmentations )を決定す
る。以下、これを詳細に説明する。
(λ)等の光源の光をあてた場合に、ヒトの眼で見たと
きのその歯の輝度すなわち物理量ρ(λ)・y(λ)・
D(λ)が波長との関係において変化する様子を示す曲
線Lが図3に示されている。本図において、曲線B
(λ)は、ヒトの眼で見たときの被測定対象物の輝度に
含まれる白色輝度(luminance of white)に対応する。
本発明においては、これら2つの曲線L,B(λ)の差
を利用して、歯等の被測定対象物の色の白色(white )
に対する相対的な着色度(pigmentations )を決定す
る。以下、これを詳細に説明する。
【0023】図4は、歯の色の決定に適用した場合の本
発明の方法における主要な工程を示している。
発明の方法における主要な工程を示している。
【0024】第一の工程10では、任意の多色光をあて
て歯の反射率ρ(λ)を測定する。多色光としては例え
ば略等エネルギの光を用いる。反射率ρ(λ)は予め定
められた数種類の波長、すなわち440nm,495n
m,520nm,577nmおよび600nmで測定す
る。波長495nmと600nmは各々、ヒトの眼の色
相に関する刺激感応性の極大に対応する。波長577n
mは、ヒトの眼の彩度(飽和度)に関する刺激感応性の
極大に対応する。波長440nmは、歯に関して色相の
最も大きな差ないし変化が観測される波長である。波長
520nmは、〔外2〕に示すCIE測色標準観測者の
係数
て歯の反射率ρ(λ)を測定する。多色光としては例え
ば略等エネルギの光を用いる。反射率ρ(λ)は予め定
められた数種類の波長、すなわち440nm,495n
m,520nm,577nmおよび600nmで測定す
る。波長495nmと600nmは各々、ヒトの眼の色
相に関する刺激感応性の極大に対応する。波長577n
mは、ヒトの眼の彩度(飽和度)に関する刺激感応性の
極大に対応する。波長440nmは、歯に関して色相の
最も大きな差ないし変化が観測される波長である。波長
520nmは、〔外2〕に示すCIE測色標準観測者の
係数
【0025】
【外2】
【0026】についての曲線の交点にほぼ対応し、波長
495nmは〔外3〕に示す上記〔外2〕と同様の係数
495nmは〔外3〕に示す上記〔外2〕と同様の係数
【0027】
【外3】
【0028】についての曲線の交点に対応し、波長57
7nmは〔外4〕に示す前期〔外2〕と同様の係数
7nmは〔外4〕に示す前期〔外2〕と同様の係数
【0029】
【外4】
【0030】についての曲線の交点に近似的に対応す
る。
る。
【0031】上記5種類の反射率測定の結果に基づい
て、被測定歯の輝度に含まれる白色対象物(white obje
ct)の輝度が工程12で決定される。この白色輝度(以
下Bで示す)は、積ρ(λ)・D(λ)の極小値から得
られる。ここでD(λ)は上記した光源としての標準散
乱太陽光照明である。この光源が採用される理由は、第
一に、歯科補綴材の色が通常昼光を利用して決定される
傾向があるからであり、第二に、口の中の歯の眼に見え
る面がほぼ垂直であるので散乱太陽光があたり直射太陽
光はあたらないからである。
て、被測定歯の輝度に含まれる白色対象物(white obje
ct)の輝度が工程12で決定される。この白色輝度(以
下Bで示す)は、積ρ(λ)・D(λ)の極小値から得
られる。ここでD(λ)は上記した光源としての標準散
乱太陽光照明である。この光源が採用される理由は、第
一に、歯科補綴材の色が通常昼光を利用して決定される
傾向があるからであり、第二に、口の中の歯の眼に見え
る面がほぼ垂直であるので散乱太陽光があたり直射太陽
光はあたらないからである。
【0032】従って、本発明の方法が水平の半透明物の
色の決定に適用される場合には、使用されるべき標準光
源として、標準直射太陽光照明を採用することができ
る。被測定歯の全輝度に含まれる白色輝度の相対強度
は、その歯の透明性補償因子(transparency restituti
on factor )に相当し、この因子はその歯の反射係数
(reflection coefficient)との関係において変化す
る。
色の決定に適用される場合には、使用されるべき標準光
源として、標準直射太陽光照明を採用することができ
る。被測定歯の全輝度に含まれる白色輝度の相対強度
は、その歯の透明性補償因子(transparency restituti
on factor )に相当し、この因子はその歯の反射係数
(reflection coefficient)との関係において変化す
る。
【0033】本発明の方法における次の工程14におい
ては、ヒトの眼で見たときの被測定歯の色(tooth colo
r )の彩度係数sを決定する。この彩度係数sは白色輝
度Bの被測定歯の全輝度Lに対する比率から、数式1に
示す等式に従って得られる。
ては、ヒトの眼で見たときの被測定歯の色(tooth colo
r )の彩度係数sを決定する。この彩度係数sは白色輝
度Bの被測定歯の全輝度Lに対する比率から、数式1に
示す等式に従って得られる。
【0034】
【数1】
【0035】さらに、次の工程16では、ヒトの眼で見
たときの被測定歯の白色に対する相対的な黄色着色度な
いし黄色−赤色着色度を決定する。この決定は、数式2
に示す等式を用いて行う。
たときの被測定歯の白色に対する相対的な黄色着色度な
いし黄色−赤色着色度を決定する。この決定は、数式2
に示す等式を用いて行う。
【0036】
【数2】
【0037】この着色度は、図3に示された曲線Lと曲
線B(λ)の右側部分の間の差の極小値に対応する。
線B(λ)の右側部分の間の差の極小値に対応する。
【0038】同様に、工程18において、被測定歯の白
色に対する相対的な青色−緑色着色度Pを決定する。こ
の着色度Pは数式3に示す等式で与えられる。
色に対する相対的な青色−緑色着色度Pを決定する。こ
の着色度Pは数式3に示す等式で与えられる。
【0039】
【数3】
【0040】上記着色度は、図3に示された曲線Lと曲
線B(λ)の左側部分の間の差に対応する。
線B(λ)の左側部分の間の差に対応する。
【0041】本発明の方法は、図5に示された装置によ
って実施され得る。この装置は、まず、口の中の歯等の
対象物24に光をあてるために、多色光光源20とそれ
に関連した第一の光学系22とを含む。対象物24の表
面で散乱した光が第二の光学系26によって集光され
て、分光計28に導かれる。分光計28はその出力部に
一個ないし複数個のシリコン光ダイオード等の光電検出
器30を備えている。
って実施され得る。この装置は、まず、口の中の歯等の
対象物24に光をあてるために、多色光光源20とそれ
に関連した第一の光学系22とを含む。対象物24の表
面で散乱した光が第二の光学系26によって集光され
て、分光計28に導かれる。分光計28はその出力部に
一個ないし複数個のシリコン光ダイオード等の光電検出
器30を備えている。
【0042】光電検出器30の出力はまず増幅回路32
に入り、さらにアナログ−デジタル(A/D)変換器3
4に導かれる。A/D変換器34の出力はデータ処理装
置36に入力される。このデータ処理装置36は、例え
ばマイクロコンピュータであって、マイクロプロセッサ
38を含んでいる。マイクロプロセッサ38はメモリ4
0を備えており、プリンタおよび/または表示スクリー
ン等の周辺出力装置42と接続されている。
に入り、さらにアナログ−デジタル(A/D)変換器3
4に導かれる。A/D変換器34の出力はデータ処理装
置36に入力される。このデータ処理装置36は、例え
ばマイクロコンピュータであって、マイクロプロセッサ
38を含んでいる。マイクロプロセッサ38はメモリ4
0を備えており、プリンタおよび/または表示スクリー
ン等の周辺出力装置42と接続されている。
【0043】従来の方法により、対象物(歯)24の反
射率の測定は、予めキャリブレートされたスペクトル反
射率を有するセラミック等の標準サンプルを使用するキ
ャリブレーション測定と交互に行われる。そして、対象
物(歯)24の反射率ρ(λ)は数式4に示される等式
によって求められる。
射率の測定は、予めキャリブレートされたスペクトル反
射率を有するセラミック等の標準サンプルを使用するキ
ャリブレーション測定と交互に行われる。そして、対象
物(歯)24の反射率ρ(λ)は数式4に示される等式
によって求められる。
【0044】
【数4】
【0045】データ処理装置36の複数のメモリ40の
中の一つは、上記の5種類の波長による対象物(歯等)
24の反射率の測定を行い、かつ、上記物理量B,s,
J,Pを算出するためのソフトウェアないしプログラム
(そのフローチャートが図4に示されている)を記憶し
ている。
中の一つは、上記の5種類の波長による対象物(歯等)
24の反射率の測定を行い、かつ、上記物理量B,s,
J,Pを算出するためのソフトウェアないしプログラム
(そのフローチャートが図4に示されている)を記憶し
ている。
【0046】歯科補綴材に付与されるべき色を決定する
場合には、データ処理装置36のメモリ40にはさら
に、補綴材製作業者が提供するパレットに含まれる色サ
ンプルについて同じ条件下で測定された同じ物理量B,
s,J,Pの各値が記憶される。
場合には、データ処理装置36のメモリ40にはさら
に、補綴材製作業者が提供するパレットに含まれる色サ
ンプルについて同じ条件下で測定された同じ物理量B,
s,J,Pの各値が記憶される。
【0047】データ処理装置36のメモリ40に記憶さ
れたソフトウェアないしプログラムは、歯24について
測定されたs,JとP,Bの各値と、上記パレット中の
各色について測定されたs,JとP,Bの各値とをこの
順序で順次比較することにより、歯24に色に最も近い
色をパレット中から選択するように構成されている。
れたソフトウェアないしプログラムは、歯24について
測定されたs,JとP,Bの各値と、上記パレット中の
各色について測定されたs,JとP,Bの各値とをこの
順序で順次比較することにより、歯24に色に最も近い
色をパレット中から選択するように構成されている。
【0048】以上、本発明の実施例を詳細に説明した
が、本発明は上記の実施態様に何ら限定されるものでは
なく、その主旨を逸脱しない範囲において当業者に自明
な種々の変更、改良等を行うことが可能である。
が、本発明は上記の実施態様に何ら限定されるものでは
なく、その主旨を逸脱しない範囲において当業者に自明
な種々の変更、改良等を行うことが可能である。
【0049】
【発明の効果】本発明は、歯以外の半透明物の色の決定
にも適用することができる。そのためには、上記の態様
に何らの変更も加えることなく行ってもよいが、反射率
の測定に利用される波長の値や、歯の色の白色に対する
相対的な彩度百分率および着色度の決定に使用される標
準光源や、着色度の決定に利用される波長範囲等を変更
して行ってもよい。そのような変更は、半透明性の対象
物の種類やその色との関連において、当業者が容易に行
うことができるものである。
にも適用することができる。そのためには、上記の態様
に何らの変更も加えることなく行ってもよいが、反射率
の測定に利用される波長の値や、歯の色の白色に対する
相対的な彩度百分率および着色度の決定に使用される標
準光源や、着色度の決定に利用される波長範囲等を変更
して行ってもよい。そのような変更は、半透明性の対象
物の種類やその色との関連において、当業者が容易に行
うことができるものである。
【図1】ヒトの眼の相対効率の変化と波長との関係を示
すグラフである。
すグラフである。
【図2】ヒトの眼で見たときの歯の反射率の変化と波長
との関係を概略的に示すグラフである。
との関係を概略的に示すグラフである。
【図3】標準光源の光をあててヒトの眼で見たときの歯
の輝度の変化と波長との関係を概略的に示すグラフであ
る。
の輝度の変化と波長との関係を概略的に示すグラフであ
る。
【図4】本発明の方法の主要な工程を説明するためのフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図5】本発明の装置の主要な要素を示す略図である。
20 多色光光源 22 第一光学系 26 第二光学系 28 分光計 30 光電検出器 34 アナログ−デジタル変換器 36 データ処理装置 40 メモリ
Claims (11)
- 【請求項1】 口の中の歯等の半透明の対象物の色をそ
の物に多色光光源の光をあてたときの反射に基づいて決
定する方法であって、 色相および彩度に関するヒトの眼の刺激感応性の極大に
ほぼ対応する波長において前記対象物の反射率を測定す
る工程と、 その測定結果から、ヒトの眼で見たときの前記対象物の
色の彩度係数と所定の波長範囲での該色の白色に対する
相対的な着色度とともに、該対象物の透明性を補償する
ための指標を決定する工程とを含むことを特徴とする方
法。 - 【請求項2】 所定の光源の光をあててヒトの眼で見た
ときの前記対象物の輝度に含まれる白色の輝度を決定
し、該輝度を該対象物の全輝度で除して得られる比率に
よって前記色の彩度百分率を決定する請求項1の方法。 - 【請求項3】 所定の光源の光についての所定の波長範
囲における、ヒトの眼で見たときの前記対象物の全輝度
と白色の輝度の差から、該対象物の色の着色度を決定す
る請求項1の方法。 - 【請求項4】 前記対象物が口の中の歯である場合等に
おいて、前記光源として標準散乱太陽光照明を用いる請
求項1乃至請求項2の方法。 - 【請求項5】 440nm,495nm,520nm,
577nmおよび600nmにほぼ等しい波長において
前記対象物の反射率を測定する請求項1の方法。 - 【請求項6】 約400nm〜約550nmの波長範囲
と約550nm〜約650nmの波長範囲のそれぞれに
おいて、前記対象物の色の白色に対する相対的な着色度
を決定する請求項1の方法。 - 【請求項7】 こうして決定された前記対象物の色とパ
レットの既知の各色との比較を、第一に、該対象物の色
の前記彩度百分率と該パレットの各色の対応する彩度百
分率とを比較し、第二に、該対象物の色の前記着色度と
該パレットの各色の対応する着色度とを比較し、第三
に、該対象物の色の前記全輝度に含まれる白色対象物の
含有輝度と該パレットの各色の輝度に含まれる白色の輝
度とを比較することによって行う請求項1の方法。 - 【請求項8】 口の中の歯等の半透明の対象物の色を決
定する装置であって、 前記対象物に光をあてるための、第一の光学系と関連し
た多色光光源と、 前記対象物によって散乱した光を集光するための第二の
光学系と、 その集光を受ける分光計と、 前記分光計の出力部に設けられた光電検出器と、 前記光電検出器をマイクロコンピュータ等のデータ処理
装置に接続するアナログ−デジタル変換器とを含み、 前記分光計と前記光電検出器とが、色相および彩度に関
するヒトの眼の刺激感応性の極大にほぼ対応する波長に
おいて前記対象物の反射率を測定するものであり、 前記データ処理装置が、その測定結果から、ヒトの眼で
見たときの前記対象物の色の彩度百分率と所定の波長範
囲におけるその色の白色に対する相対的な着色度ととも
に、その対象物のための透明性補償指標を決定するよう
にプログラムされることを特徴とする装置。 - 【請求項9】 前記分光計と前記光電検出器とが、44
0nm,495nm,520nm,577nmおよび6
00nmにほぼ等しい波長において前記対象物の反射率
を測定するものである請求項8の装置。 - 【請求項10】 前記データ処理装置が、標準散乱太陽
光照明等の所定の標準光源についての前記対象物の色の
彩度百分率と該色の白色に対する相対的な着色度とを決
定するようにプログラムされている請求項8の装置。 - 【請求項11】 前記データ処理装置のメモリに、前記
対象物の色と同じ条件下で測定されたパレット中の各色
についての彩度百分率,着色度および白色輝度の各値が
記録され、そのデータ処理装置が、前記対象物の色の彩
度百分率と前記メモリに記録された前記パレットの各色
の彩度百分率との比較、それらの着色度同志の比較、最
後にそれらの白色輝度同志の比較という各比較をその順
序で順次行い、それにより、前記対象物の色に最も近い
色を前記パレットの各色の中から決定するか、あるい
は、前記対象物の色を得るために予め定められた色に加
えられるべき色素を決定するようにプログラムされてい
る請求項8の装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9115984A FR2685477B1 (fr) | 1991-12-23 | 1991-12-23 | Procede et dispositif de determination de la couleur d'un objet translucide, tel qu'une dent. |
FR9115984 | 1991-12-23 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05253256A true JPH05253256A (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=9420367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4353214A Pending JPH05253256A (ja) | 1991-12-23 | 1992-12-11 | 歯等の半透明の物の色の決定方法および装置 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5383020A (ja) |
EP (1) | EP0549442B1 (ja) |
JP (1) | JPH05253256A (ja) |
KR (1) | KR930013696A (ja) |
AT (1) | ATE135462T1 (ja) |
CA (1) | CA2085800A1 (ja) |
DE (1) | DE69209033T2 (ja) |
FR (1) | FR2685477B1 (ja) |
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-
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