JPH0522317Y2 - - Google Patents

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JPH0522317Y2
JPH0522317Y2 JP1986173699U JP17369986U JPH0522317Y2 JP H0522317 Y2 JPH0522317 Y2 JP H0522317Y2 JP 1986173699 U JP1986173699 U JP 1986173699U JP 17369986 U JP17369986 U JP 17369986U JP H0522317 Y2 JPH0522317 Y2 JP H0522317Y2
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trough
scum
rotation
water surface
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、スカム除去装置に関する。
〔技術背景〕 第7図および第8図は、円筒で長寸状をなし周
部にスカム入口4の開いたトラフ1が、同トラフ
1の長手方向を沈澱池の両側壁5,5の対向する
方向に向けて設けられているとともに、同トラフ
1の両端が、回転自在に支持されて、一方向への
回転によりスカム入口4の下端が水面以下にな
り、他方向への回転によりスカム入口4が水面以
上になるように制御されるものとされ、かつ、前
記トラフ1の両端部が開口状とされて、前記側壁
5に設けられたスカムピツト2内に連通状とされ
ている。スカムは、トラフ1内からスカムピツト
2内に流れ込み、同ピツト2に連通する連通管3
を通じて池外に排出するように構成されている。
上記トラフ1は、手動または電動で回転され、
そのスカム入口4を通じてスカムを流入するよう
になつているが、このトラフ1は、第8図に示す
ように取付けられていた。
つまり、各側壁5には、グリース注入口6を有
する軸受筒7が取付けられ、この軸受筒7の内周
に軸受メタル8とシールパツキン9が組み込まれ
ている。トラフ1の外周には外周10が固定され
ており、この外周10が上記軸受メタル8を介し
て回転自在とされることにより、トラフ1が正逆
に回転自在とされている。この支持構造がトラフ
1の両端において構成されていた。
従来はこのような構造であつたため、トラフ1
が回転しにくくなることが多くあつた。
つまり、トラフ1は、スカムに対するシール性
も考えて軸受とシールの双方により厳格に両端が
受け止められていたため、直射日光とか事後変動
により膨張などの歪を発生したり、グリース切れ
とか腐食、さらには施工時の芯出し不良などがあ
ることに起因して回転困難になつていたのであ
る。
〔考案の目的〕
上記問題を解決するため、この考案は、トラフ
が非常に軽快に回転運動をするようにしたスカム
除去装置を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
前記目的を達成するため、この考案は、沈澱池
の対向する側壁の間に、円筒で長寸状をなし周部
にスカム入口の開いたトラフが同トラフの長手方
向を前記側壁の対向する方向に向くようにして設
けられているとともに、同トラフの両端が、回転
自在に支持され、トラフの一方向への回転により
スカム入口の下端が水面以下になり、他方向への
回転によりスカム入口が水面以上になるように制
御されるものとされ、かつ、前記トラフの少なく
とも一方の端部が開口状とされて、前記側壁に開
けられた孔を通じて同池外に連通するように構成
されたスカム除去装置において、前記側壁の内側
面には、池の内方に向けその先端が下向きに伸び
た支持部材が水面よりも上方にあるようにして突
設されているとともに、同支持部材の下向きの先
端がトラフに形成された開口を通じてトラフ内に
入り込むようにされ、かつ、前記支持部材の先端
には、前記トラフ内の上半周より常に上側にある
ようにして同トラフに内接してトラフの回転を回
転しながら支持する1対のトラフガイドローラー
と、前記トラフの外周上側に常にある浮き押さえ
ローラーとが設けられていることを特徴とする。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を図面に従つて詳細
に説明する。
第1図および第2図は、スカムピツト型スカム
除去装置についての一例を示している。図におい
て、11,11は矩形沈澱池の相対向する側壁
で、その一方の側壁11には、取付ブラケツト1
2が固定され、その取付ブラケツト12上には、
球型軸受(内部が球形メタルになつている)13
が設けられている。トラフ14は円筒状の長いも
のであり、その前部上側にはスカム入口15が開
口している。
トラフ14の一端部には蓋16が取付けられ、
同蓋16の外側に回転軸17が設けられている。
回転軸17は球型軸受13に挿入固定されてい
る。トラフ14はこの球型軸受13によつていか
なる方向にも動いて歪などを吸収することができ
る。トラフ14の上側に突出しているのは手動ハ
ンドル19であり、池上からトラフ14を回転さ
せ得るものである。
他方の側壁11はスカムピツトの側壁を兼ねて
おり、この側壁11の内面には支持部材が突設さ
れている。この支持部材は、上部の支持ブラケツ
ト20とローラーブラケツト21からなつてい
る。支持ブラケツト20は、側壁11に基部が取
付けられて池内方に突出しており、ローラーブラ
ケツト21は、その先端から下向きに伸びてい
る。同ローラーブラケツト21を含む支持部材は
水面よりも常に上方にあるようになつている。
ローラーブラケツト21は下向きに広がる二股
状のものとされ、トラフ14の周方向に向けて長
孔状に形成された開口25を先端が入り込むよう
にされている。同ブラケツト21の基部には、浮
き押さえローラー22が、また、二股部23の先
端には、1対のトラフガイドローラー24,24
が取付けられている。
トラフガイドローラー24,24は、トラフ1
4内の上半周より常に上側にあるようにして同ト
ラフに内接してトラフの回転を回転しながら支持
する1対のローラーとされている。浮き押さえロ
ーラー22は、トラフ14の外周上側に常にあつ
てトラフ14の浮き動作を上方から押さえ込んで
回転運動を安定化させる機能をもつている この実施例では、トラフガイドローラー24,
24はトラフ14の内周に添つて設けられたガイ
ドメタル26に内接するようになつている。
トラフガイドローラー24,24が2個設けられ
ているのは、回転によりトラフ14が横断面方向
に揺れ動いたりしないようにする。
また、上記他方の側壁11には、通孔27が形
成され、この通孔27に対応するように蛇腹28
がトラフ14に向けて突出している。蛇腹28の
先端内周にはOリング29がトラフ14の端部外
周に密着するようになつている。
このように、トラフ14は一端が回転軸17を
介して支持され、他端がシールを別とした支持部
材により回転自在に支持され、シールは上記支持
部材とは全く切り離して配備されている。これに
より、トラフ14が熱膨張その他により歪んでも
これに何ら無関係に常に軽快に回転できるものと
なる。
トラフ14は、第2図で矢印Xで示すように回
転してスカム入口15の開口下縁が水面よりも少
し下がつたところまできて水面のスカムを誘引
し、また、逆のY方向に回転して入口15の開口
下縁が水面よりも上にくるように復帰してスカム
の誘引を止めるようなサイクルを繰り返すのであ
るが、トラフ14がX方向に回転したときには、
スカム水(スカムを伴う水)がトラフ14内を第
2図Hの略レベルで流れるため、どうしてもトラ
フ14の内面にスカム水のスカムが付着するのが
一般的である。
このような場合に、トラフ14の回転受け手段
をスカム水(スカムを伴う水)の流域に臨むよう
に位置させるとスカムが付着してトラフ14の回
転に支障が生じてくるのである。
しかし、この考案のように、いずれのローラー
22,24,24もスカム水の流域より上方、す
なわち、トラフ14の上半周以上の高さに位置さ
せるように特別に工夫したので、回転受け手段2
2,24,24がスカムで動かなくなるようなお
それがないのである。また、ローラー24とトラ
フ14との間にスカムが溜まらないので、これら
双方の摩耗を非常に少なく抑えられ、また、トラ
フ14の一端高さを常に一定に維持することがで
きるので、トラフ14内でのスカム水の流れ(一
般に微小傾斜させたトラフ14の傾斜方向に流れ
る)は、想定いたよりも少なすぎたり多すぎたり
せず、常に想定した最適な量の流れが確保される
有利さがある。
なお、回転軸17側の前方には、スカムが通り
抜けないように遮蔽板30が設けられている。
第3図および第4図は付加的な提案例を示して
いる。支持ブラケツトに取付けられた支持バー3
1には、回転シヤフト32が突出していて、この
シヤフト32には軸受33が取付けられている。
軸受33のアウタとトラフ14間には逆ハの字
をなすように連結板34が固定されている。この
ように支持してもよい。なお、軸受33の下方を
通るようにスカム遮蔽ガイド35を設けてもよ
い。
シール方式については、第5図に示すように、
上下分割型でボルト41により合着され、内周に
シール42を有するジヨイント43を用いて角度
変更自在に連結するタイプとしてもよい。図示左
側はトラフ14で、上記支持方式をとり、図示右
側は短管で導出パイプ100とされている。
第6図は、ゴム、テフロンなどを用いて蛇腹式
とされたシールパイプ44の先端内にシール45
を設けた一例である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、トラ
フが常に軽快に回転運動できるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、第
2図はその要部横断面図、第3図は付加的な例を
示した正面図、第4図はその断面図、第5図はシ
ール構造についての付加例を示した断面図、第6
図は他のシール構造を示した断面図、第7図は従
来例を示す正面図、第8図はその軸受部分の要部
拡大図である。 11……側壁、14……トラフ、15……スカ
ム入口、17……回転軸、20,21……支持部
材、22……浮き押さえローラー、24……トラ
フガイドローラ−、25……開口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 沈澱池の対向する側壁の間に、円筒で長寸状を
    なし周部にスカム入口の開いたトラフが同トラフ
    の長手方向を前記側壁の対向する方向に向くよう
    にして設けられているとともに、同トラフの両端
    が、回転自在に支持され、トラフの一方向への回
    転によりスカム入口の下端が水面以下になり、他
    方向への回転によりスカム入口が水面以上になる
    ように制御されるものとされ、かつ、前記トラフ
    の少なくとも一方の端部が開口状とされて、前記
    側壁に開けられた孔を通じて同池外に連通するよ
    うに構成されたスカム除去装置において、前記側
    壁の内側面には、池の内方に向けその先端が下向
    きに伸びた支持部材が水面よりも上方にあるよう
    にして突設されているとともに、同支持部材の下
    向きの先端がトラフに形成された開口を通じてト
    ラフ内に入り込むようにされ、かつ、前記支持部
    材の先端には、前記トラフ内の上半周より常に上
    側にあるようにして同トラフに内接してトラフの
    回転を回転しながら支持する1対のトラフガイド
    ローラーと、前記トラフの外周上側に常にある浮
    き押さえローラーとが設けられていることを特徴
    とするスカム除去装置。
JP1986173699U 1986-11-11 1986-11-11 Expired - Lifetime JPH0522317Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986173699U JPH0522317Y2 (ja) 1986-11-11 1986-11-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986173699U JPH0522317Y2 (ja) 1986-11-11 1986-11-11

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Publication Number Publication Date
JPS6377692U JPS6377692U (ja) 1988-05-23
JPH0522317Y2 true JPH0522317Y2 (ja) 1993-06-08

Family

ID=31111407

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986173699U Expired - Lifetime JPH0522317Y2 (ja) 1986-11-11 1986-11-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55177809U (ja) * 1979-06-07 1980-12-20

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JPS6377692U (ja) 1988-05-23

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