JPH05222777A - 建物骨組の摩擦ボルト接合構造 - Google Patents
建物骨組の摩擦ボルト接合構造Info
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- JPH05222777A JPH05222777A JP5709192A JP5709192A JPH05222777A JP H05222777 A JPH05222777 A JP H05222777A JP 5709192 A JP5709192 A JP 5709192A JP 5709192 A JP5709192 A JP 5709192A JP H05222777 A JPH05222777 A JP H05222777A
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Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 摩擦接合面に予め塗膜を施して、作業性の向
上および耐久性の向上を図る。塗料の使用量を節減しな
がら、高い滑り係数(0.45)が得られるようにす
る。 【構成】 高力ボルト1で締付けられる骨組構成材2,
3同士の摩擦接合面a,bに、ジンクリッチペイントの
塗膜4,5を各々設け、これら2面の塗膜4,5の厚さ
を互いに異ならせる。薄い塗膜4を設ける骨組構成材2
は、例えば柱や梁等の大きな部材とし、厚い塗膜5を設
ける骨組構成材3は梁接合片等の小部材とする。
上および耐久性の向上を図る。塗料の使用量を節減しな
がら、高い滑り係数(0.45)が得られるようにす
る。 【構成】 高力ボルト1で締付けられる骨組構成材2,
3同士の摩擦接合面a,bに、ジンクリッチペイントの
塗膜4,5を各々設け、これら2面の塗膜4,5の厚さ
を互いに異ならせる。薄い塗膜4を設ける骨組構成材2
は、例えば柱や梁等の大きな部材とし、厚い塗膜5を設
ける骨組構成材3は梁接合片等の小部材とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、塗装を用いた建物骨
組の摩擦ボルト接合構造に関し、柱梁接合部や柱脚等に
応用される。
組の摩擦ボルト接合構造に関し、柱梁接合部や柱脚等に
応用される。
【0002】
【従来の技術】鉄骨構造の建物において、柱梁接合部や
その他の接合箇所をボルト接合構造にする場合、高力ボ
ルトを用いて摩擦ボルト接合とすることが多い。摩擦ボ
ルト接合では、滑り係数を増大させるために、摩擦接合
面は錆止めを行わず、赤錆を発生させたままで接合する
ことが一般に行われている。接合の後、錆止め塗装を施
す。
その他の接合箇所をボルト接合構造にする場合、高力ボ
ルトを用いて摩擦ボルト接合とすることが多い。摩擦ボ
ルト接合では、滑り係数を増大させるために、摩擦接合
面は錆止めを行わず、赤錆を発生させたままで接合する
ことが一般に行われている。接合の後、錆止め塗装を施
す。
【0003】しかし、接合後に現場で錆止め塗装を行わ
なくてはならず、錆止め塗装部の養生も必要になるた
め、作業性が悪く、構築作業の機械化も図り難い。ま
た、錆止め塗装が不完全であると、耐久性の面で問題が
生じる。さらに、赤錆のままで組み立てるために、見た
目にも悪く、施工主に不安を与えることがある。
なくてはならず、錆止め塗装部の養生も必要になるた
め、作業性が悪く、構築作業の機械化も図り難い。ま
た、錆止め塗装が不完全であると、耐久性の面で問題が
生じる。さらに、赤錆のままで組み立てるために、見た
目にも悪く、施工主に不安を与えることがある。
【0004】このような問題点を解消するため、摩擦接
合面を含めて、骨組構成材の全体に予め防食処理を施す
ことがある。このような場合の防食法の代表的な方法と
して、ジンクリッチペイントを塗布する方法が挙げられ
る。ジンクリッチペイントの塗膜を摩擦接合面に施す場
合、塗膜の厚さをある程度の範囲で厚くするに従って、
滑り係数が大きくなることが知られている。
合面を含めて、骨組構成材の全体に予め防食処理を施す
ことがある。このような場合の防食法の代表的な方法と
して、ジンクリッチペイントを塗布する方法が挙げられ
る。ジンクリッチペイントの塗膜を摩擦接合面に施す場
合、塗膜の厚さをある程度の範囲で厚くするに従って、
滑り係数が大きくなることが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は互いに
接合される両骨組構成材に同じ厚さの塗膜を施す構造と
しており、また同一部材における各部の塗膜厚さを変え
ることは塗装工程の都合から難しいため、滑り係数を実
用上望ましい値とされる0.45以上にするには、柱や
梁等の大きな骨組構成材においても、全体に厚い塗膜が
必要となる。そのため塗料の使用量が非常に多くなり、
またこのような厚い塗膜は錆止めの目的からは必要でな
く、経済面を考慮すると0.45以上の滑り係数を得る
ことは実際上難しかった。
接合される両骨組構成材に同じ厚さの塗膜を施す構造と
しており、また同一部材における各部の塗膜厚さを変え
ることは塗装工程の都合から難しいため、滑り係数を実
用上望ましい値とされる0.45以上にするには、柱や
梁等の大きな骨組構成材においても、全体に厚い塗膜が
必要となる。そのため塗料の使用量が非常に多くなり、
またこのような厚い塗膜は錆止めの目的からは必要でな
く、経済面を考慮すると0.45以上の滑り係数を得る
ことは実際上難しかった。
【0006】この発明の目的は、摩擦接合面に予め塗膜
を施しておくことができて、作業性の向上および耐久性
の向上が図れ、かつ塗料の使用量を節減しながら、高い
滑り係数を得ることのできる建物骨組の摩擦ボルト接合
構造を提供することである。
を施しておくことができて、作業性の向上および耐久性
の向上が図れ、かつ塗料の使用量を節減しながら、高い
滑り係数を得ることのできる建物骨組の摩擦ボルト接合
構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の建物骨組の摩
擦ボルト接合構造は、高力ボルトで締付けられる骨組構
成材同士の摩擦接合面に、ジンクリッチペイントの塗膜
を各々設け、これら2面の塗膜の厚さを互いに異ならせ
たものである。
擦ボルト接合構造は、高力ボルトで締付けられる骨組構
成材同士の摩擦接合面に、ジンクリッチペイントの塗膜
を各々設け、これら2面の塗膜の厚さを互いに異ならせ
たものである。
【0008】
【作用】この構成によると、摩擦接合面に設けられたジ
ンクリッチペイントの塗膜によって滑り係数が増大す
る。2面の塗膜の厚さは互いに異なるが、両面の塗膜の
合計厚さをある程度の厚さとすることより、実用上で十
分な滑り係数が得られる。この効果は実験により確認さ
れた。このように片方の骨組構成材の塗膜の厚さが薄く
て良いため、塗膜を薄くする骨組構成材を梁や柱等の大
きな部材とし、塗膜を厚くする骨組構成材を接合片等の
小部材とすることにより、ジンクリッチペイントの総使
用量が節減できる。
ンクリッチペイントの塗膜によって滑り係数が増大す
る。2面の塗膜の厚さは互いに異なるが、両面の塗膜の
合計厚さをある程度の厚さとすることより、実用上で十
分な滑り係数が得られる。この効果は実験により確認さ
れた。このように片方の骨組構成材の塗膜の厚さが薄く
て良いため、塗膜を薄くする骨組構成材を梁や柱等の大
きな部材とし、塗膜を厚くする骨組構成材を接合片等の
小部材とすることにより、ジンクリッチペイントの総使
用量が節減できる。
【0009】
【実施例】この発明の一実施例を図1に基づいて説明す
る。この摩擦ボルト接合構造は、高力ボルト1で互いに
接合される各骨組構成材2,3に、摩擦接合面a,bを
含む外表面の全体においてジンクリッチペイントの塗膜
4,5を各々施したものである。塗膜4,5を施す面に
は、下地調整として、ブラスト処理により除錆すること
が望ましい。骨組構成材2,3は、形鋼または鉄板等か
らなる。高力ボルト1は、両骨組構成材2,3に形成し
たボルト穴6,7にわたって挿通し、座金8を介してナ
ット9により締付ける。
る。この摩擦ボルト接合構造は、高力ボルト1で互いに
接合される各骨組構成材2,3に、摩擦接合面a,bを
含む外表面の全体においてジンクリッチペイントの塗膜
4,5を各々施したものである。塗膜4,5を施す面に
は、下地調整として、ブラスト処理により除錆すること
が望ましい。骨組構成材2,3は、形鋼または鉄板等か
らなる。高力ボルト1は、両骨組構成材2,3に形成し
たボルト穴6,7にわたって挿通し、座金8を介してナ
ット9により締付ける。
【0010】両骨組構成材2,3の塗膜4,5の厚さ
は、互いに異ならせる。薄い方の塗膜4の厚さは20〜
30μ程度とし、厚い方の塗膜5の厚さは50〜100
μ程度とすることが望ましい。例えば、薄い方の塗膜4
の厚さを20〜30μとし、厚い方の塗膜5の厚さを7
5μとする。
は、互いに異ならせる。薄い方の塗膜4の厚さは20〜
30μ程度とし、厚い方の塗膜5の厚さは50〜100
μ程度とすることが望ましい。例えば、薄い方の塗膜4
の厚さを20〜30μとし、厚い方の塗膜5の厚さを7
5μとする。
【0011】塗膜4,5に使用するジンクリッチペイン
トは、大きな滑り係数を得るには無機系のものが好まし
く、例えば三井金属塗料化学株式会社製のジンキー10
P、ジンキー10P′、またはジンキー10QCが使用
できる。前記ジンキー10Pは、エチルシリケート縮合
液を塗料液とし、亜鉛粉末を防錆顔料としたものであ
り、亜鉛末95%,体質顔料5%(重量比)の混合粉末
と、エチルシリケート縮合液100%の塗料液とを、粉
末:塗料液=7:3(重量比)の混合比で混合させたも
のからなる。ジンキー10P′は、ジンキー10Pと同
様な成分で、ジンキー10Pよりも混合粉末の粒度を大
きくしたものである。ジンキー10QCは、亜鉛末96
%,体質顔料4%(重量比)の混合粉末と、エチルシリ
ケート縮合液90%,添加剤10%(重量比)の塗料液
とを、粉末:塗料液=71:29(重量比)の混合比で
混合させたものからなる。ジンキー10QCは、塗膜硬
化が早く厚塗りができる。そのため、例えば、厚膜側の
塗膜5をジンキー10QCとし、薄膜側の塗膜4をジン
キー10Pまたはジンキー10P′としても良い。
トは、大きな滑り係数を得るには無機系のものが好まし
く、例えば三井金属塗料化学株式会社製のジンキー10
P、ジンキー10P′、またはジンキー10QCが使用
できる。前記ジンキー10Pは、エチルシリケート縮合
液を塗料液とし、亜鉛粉末を防錆顔料としたものであ
り、亜鉛末95%,体質顔料5%(重量比)の混合粉末
と、エチルシリケート縮合液100%の塗料液とを、粉
末:塗料液=7:3(重量比)の混合比で混合させたも
のからなる。ジンキー10P′は、ジンキー10Pと同
様な成分で、ジンキー10Pよりも混合粉末の粒度を大
きくしたものである。ジンキー10QCは、亜鉛末96
%,体質顔料4%(重量比)の混合粉末と、エチルシリ
ケート縮合液90%,添加剤10%(重量比)の塗料液
とを、粉末:塗料液=71:29(重量比)の混合比で
混合させたものからなる。ジンキー10QCは、塗膜硬
化が早く厚塗りができる。そのため、例えば、厚膜側の
塗膜5をジンキー10QCとし、薄膜側の塗膜4をジン
キー10Pまたはジンキー10P′としても良い。
【0012】この構成によると、ジンクリッチペイント
の塗膜4,5が摩擦接合面a,bに設けられているた
め、摩擦接合面a,bの滑り係数が増大する。両面a,
bの塗膜4,5の厚さは互いに異なるが、これら塗膜
4,5の合計厚さをある程度以上の厚さとすることよ
り、後に実験例を示すように、実用上で望ましい0.4
5以上の滑り係数が確保できる。なお、薄い方の塗膜4
の厚さも、ある程度の最低厚さ以上とすることが望まし
い。また、塗膜4,5の合計厚さは、厚くなり過ぎると
高力ボルト1の緩みによる軸力低下が大きくなるため、
適度の範囲とすることが望まれる。
の塗膜4,5が摩擦接合面a,bに設けられているた
め、摩擦接合面a,bの滑り係数が増大する。両面a,
bの塗膜4,5の厚さは互いに異なるが、これら塗膜
4,5の合計厚さをある程度以上の厚さとすることよ
り、後に実験例を示すように、実用上で望ましい0.4
5以上の滑り係数が確保できる。なお、薄い方の塗膜4
の厚さも、ある程度の最低厚さ以上とすることが望まし
い。また、塗膜4,5の合計厚さは、厚くなり過ぎると
高力ボルト1の緩みによる軸力低下が大きくなるため、
適度の範囲とすることが望まれる。
【0013】このように片方の骨組構成材2の塗膜4の
厚さが薄くて良いため、塗膜4を薄くする骨組構成材2
を梁や柱等の大きな部材とし、塗膜5を厚くする骨組構
成材3を接合片等の小部材とすることにより、ジンクリ
ッチペイントの総使用量が節減でき、経済的に実用的な
範囲で、優れた滑り係数の確保が図れる。また、このよ
うに摩擦接合面a,bにジンクリッチペイントの塗膜
4,5を設けるので、骨組構成材2,3の接合後の錆止
め塗布や養生が不要で、作業性が向上し、骨組構築の機
械化にも対応できる。また、ジンクリッチペイントの塗
膜4,5が設けられるため、耐久性も優れたものとな
る。
厚さが薄くて良いため、塗膜4を薄くする骨組構成材2
を梁や柱等の大きな部材とし、塗膜5を厚くする骨組構
成材3を接合片等の小部材とすることにより、ジンクリ
ッチペイントの総使用量が節減でき、経済的に実用的な
範囲で、優れた滑り係数の確保が図れる。また、このよ
うに摩擦接合面a,bにジンクリッチペイントの塗膜
4,5を設けるので、骨組構成材2,3の接合後の錆止
め塗布や養生が不要で、作業性が向上し、骨組構築の機
械化にも対応できる。また、ジンクリッチペイントの塗
膜4,5が設けられるため、耐久性も優れたものとな
る。
【0014】図2は、この摩擦ボルト接合構造を応用し
た柱梁接合構造の一例を示す。H形鋼からなる柱10の
両フランジに、スプリットティーからなる梁接合片11
とT形補強片12とをボルト13で接合し、上下の梁接
合片11,11にH形鋼からなる梁14をボルト15で
接合してある。柱10のウェブ両面には、補強板16を
重ねてアングル材17をボルト18で接合し、左右のT
形補強片12,12の横片部分をアングル材17と補強
片18とで挟んでボルト19で接合してある。補強板1
6の中央には、断面T形の小梁接合片20をボルト21
で接合してある。各ボルト13,15,18,19,2
1は各々高力ボルトからなる。
た柱梁接合構造の一例を示す。H形鋼からなる柱10の
両フランジに、スプリットティーからなる梁接合片11
とT形補強片12とをボルト13で接合し、上下の梁接
合片11,11にH形鋼からなる梁14をボルト15で
接合してある。柱10のウェブ両面には、補強板16を
重ねてアングル材17をボルト18で接合し、左右のT
形補強片12,12の横片部分をアングル材17と補強
片18とで挟んでボルト19で接合してある。補強板1
6の中央には、断面T形の小梁接合片20をボルト21
で接合してある。各ボルト13,15,18,19,2
1は各々高力ボルトからなる。
【0015】図2の構成において、柱10および梁14
は、全面にジンクリッチペイントの塗膜を薄く設け、他
の骨組構成材である梁接合片11,T形補強片12,補
強板16,アングル材17,補強片18,および小梁接
合片20は、各々ジンクリッチペイントの塗膜を全面に
厚く設ける。
は、全面にジンクリッチペイントの塗膜を薄く設け、他
の骨組構成材である梁接合片11,T形補強片12,補
強板16,アングル材17,補強片18,および小梁接
合片20は、各々ジンクリッチペイントの塗膜を全面に
厚く設ける。
【0016】このように、柱10や梁14等の大きな骨
組構成材の塗膜を薄くし、小部材である他の各骨組構成
材(11,12,16,17,18,20)の塗膜を厚
くすることにより、ジンクリッチペイントの総使用量を
節減しながら、滑り係数の大きい優れた摩擦ボルト接合
構造の柱梁接合構造が実現できる。
組構成材の塗膜を薄くし、小部材である他の各骨組構成
材(11,12,16,17,18,20)の塗膜を厚
くすることにより、ジンクリッチペイントの総使用量を
節減しながら、滑り係数の大きい優れた摩擦ボルト接合
構造の柱梁接合構造が実現できる。
【0017】次に、摩擦接合部の滑り試験例を説明す
る。供試体の形状寸法は、図3に示すように、添板30
の板厚が12mm、中板31の板厚が22mmの2面剪断滑
り試験体であり、試験側2本、固定側2本の高力ボルト
32,33で締付けている。供試体の板幅は110mmと
した。添板30および中板31に用いる鋼材は、JIS
規格のSM490Aである。
る。供試体の形状寸法は、図3に示すように、添板30
の板厚が12mm、中板31の板厚が22mmの2面剪断滑
り試験体であり、試験側2本、固定側2本の高力ボルト
32,33で締付けている。供試体の板幅は110mmと
した。添板30および中板31に用いる鋼材は、JIS
規格のSM490Aである。
【0018】供試ボルトとなる試験側および固定側の高
力ボルト32,33は、何れもJIS規格のF10TM
22高力ボルトセットであり、ボルト穴径はφ24とし
ている。試験側に用いる高力ボルト32の軸部には、2
枚の歪みゲージを張り付け、初期軸力の導入、および試
験中のボルト軸力の測定に用いた。初期導入軸力は試験
側2本については標準ボルト張力(F10TM22:2
2.6ton )とした。
力ボルト32,33は、何れもJIS規格のF10TM
22高力ボルトセットであり、ボルト穴径はφ24とし
ている。試験側に用いる高力ボルト32の軸部には、2
枚の歪みゲージを張り付け、初期軸力の導入、および試
験中のボルト軸力の測定に用いた。初期導入軸力は試験
側2本については標準ボルト張力(F10TM22:2
2.6ton )とした。
【0019】供試体の種類としては、添板30および中
板31の塗膜の厚さにつき、表1に示すように厚さ(目
標値)を種々変化させると共に、ジンクリッチペイント
の種類を異ならせた27種類(A〜Xシリーズ、および
O′〜Q′シリーズ)の供試体を各3体ずつ合計81体
準備した。
板31の塗膜の厚さにつき、表1に示すように厚さ(目
標値)を種々変化させると共に、ジンクリッチペイント
の種類を異ならせた27種類(A〜Xシリーズ、および
O′〜Q′シリーズ)の供試体を各3体ずつ合計81体
準備した。
【0020】塗膜のジンクリッチペイントは、種類によ
って滑り係数に影響を与えるため、この試験では前記ジ
ンキー10P、ジンキー10P′、ジンキー10QCの
3種類を表1に示すように組み合わせて試験を行った。
また、下地の処理は、ブラスト処理による除塵を、表1
のようにSa1〜2、またはSa2.5まで行った。
って滑り係数に影響を与えるため、この試験では前記ジ
ンキー10P、ジンキー10P′、ジンキー10QCの
3種類を表1に示すように組み合わせて試験を行った。
また、下地の処理は、ブラスト処理による除塵を、表1
のようにSa1〜2、またはSa2.5まで行った。
【0021】
【表1】
【0022】載荷および測定は次のように行った。すな
わち、高力ボルト32,33を所定の方法で締め付けた
後、1週間実験室にそのままの状態で放置した後、滑り
試験を行った。その間、定期的にボルト軸歪み度を測定
している。載荷は200tonの試験機で行い、試験側の
滑りが生じた後、固定側の滑りが生じるまで単調載荷し
た。載荷中の滑り量は、供試体側面のボルト中央位置に
取付けた高感度変位計(試験側2個、固定側2個、1供
試体につき計4個)で測定している。また、載荷中1〜
2ton の間隔で、ボルト軸歪み度を測定した。
わち、高力ボルト32,33を所定の方法で締め付けた
後、1週間実験室にそのままの状態で放置した後、滑り
試験を行った。その間、定期的にボルト軸歪み度を測定
している。載荷は200tonの試験機で行い、試験側の
滑りが生じた後、固定側の滑りが生じるまで単調載荷し
た。載荷中の滑り量は、供試体側面のボルト中央位置に
取付けた高感度変位計(試験側2個、固定側2個、1供
試体につき計4個)で測定している。また、載荷中1〜
2ton の間隔で、ボルト軸歪み度を測定した。
【0023】上記の滑り試験の結果を説明する。表1
は、滑り試験により得られた各供試体シリーズの滑り荷
重(Fs)と、試験側の各種の滑り係数とを示す。すな
わち、載荷直前の軸力(Pe)を用いて算定した滑り係
数と、標準ボルト張力(PD )を用いて算定して滑り係
数と、締付け後1分の軸力(P1)を用いて算定した滑
り係数との3種類の滑り係数を示す。数値は、各シリー
ズ3体の平均値で示している。表2は、A〜Nの14種
類の供試体シリーズにおける載荷直前の軸力(Pe)を
示す。他の13の供試体シリーズについては、軸力(P
e)の測定値を省略する。
は、滑り試験により得られた各供試体シリーズの滑り荷
重(Fs)と、試験側の各種の滑り係数とを示す。すな
わち、載荷直前の軸力(Pe)を用いて算定した滑り係
数と、標準ボルト張力(PD )を用いて算定して滑り係
数と、締付け後1分の軸力(P1)を用いて算定した滑
り係数との3種類の滑り係数を示す。数値は、各シリー
ズ3体の平均値で示している。表2は、A〜Nの14種
類の供試体シリーズにおける載荷直前の軸力(Pe)を
示す。他の13の供試体シリーズについては、軸力(P
e)の測定値を省略する。
【0024】
【表2】
【0025】図5は、この試験における27種類の供試
体シリーズについて、縦軸に滑り係数(載荷直前の軸力
Peを基準とした滑り係数)を横軸に中板と添板の塗膜
厚の合計を取り、合計塗膜厚と滑り係数の関係を示した
ものである。実線は、ジンクリッチペイント10Pと1
0QCとを組合せた供試体シリーズを、鎖線はジンクリ
ッチペイント10P′と10QCとを組合せた供試体シ
リーズを各々示す。また、これら各曲線は、各3体の滑
り係数の平均値を結んだものである。
体シリーズについて、縦軸に滑り係数(載荷直前の軸力
Peを基準とした滑り係数)を横軸に中板と添板の塗膜
厚の合計を取り、合計塗膜厚と滑り係数の関係を示した
ものである。実線は、ジンクリッチペイント10Pと1
0QCとを組合せた供試体シリーズを、鎖線はジンクリ
ッチペイント10P′と10QCとを組合せた供試体シ
リーズを各々示す。また、これら各曲線は、各3体の滑
り係数の平均値を結んだものである。
【0026】図6は、中板と添板の塗膜厚が等しい供試
体シリーズについて、塗膜厚と滑り係数(載荷直前の軸
力Peを基準とした滑り係数)の関係を示す。実線は、
ジンクリッチペイント10Pを用いた供試体シリーズの
場合を、鎖線はジンクリッチペイント10P′を用いた
場合の例を各々示す。
体シリーズについて、塗膜厚と滑り係数(載荷直前の軸
力Peを基準とした滑り係数)の関係を示す。実線は、
ジンクリッチペイント10Pを用いた供試体シリーズの
場合を、鎖線はジンクリッチペイント10P′を用いた
場合の例を各々示す。
【0027】図4は、中板膜厚を一定として添板膜厚を
種々異ならせた場合の滑り係数(載荷直前の軸力Peを
基準とした滑り係数)と塗膜厚との関係を示した図であ
る。中板については、ジンクリッチペイント10Pと1
0QCとを用いたものでは、塗膜厚が15μと30μの
シリーズにつき、ジンクリッチペイント10P′と10
QCとを用いたものでは15μ,20μ,および30μ
の各シリーズにつき示してある。
種々異ならせた場合の滑り係数(載荷直前の軸力Peを
基準とした滑り係数)と塗膜厚との関係を示した図であ
る。中板については、ジンクリッチペイント10Pと1
0QCとを用いたものでは、塗膜厚が15μと30μの
シリーズにつき、ジンクリッチペイント10P′と10
QCとを用いたものでは15μ,20μ,および30μ
の各シリーズにつき示してある。
【0028】これらの図表より、合計塗膜厚が増加する
と滑り係数が若干増加する傾向が見られ、この増加傾向
は中板と添え板の塗膜厚が異なっていても得られること
がわかる。中板の塗膜厚が15μのシリーズでは、添板
の塗膜厚が厚くても0.45以上の滑り係数が得られな
い場合があるが、中板の塗膜厚が30μの場合は、いず
れの供試体シリーズにおいても0.45以上の滑り係数
が安定して得られている。また、中板の塗膜厚が20μ
の場合は、添板の塗膜厚が30μ以上の各供試体シリー
ズにつき、いずれも0.45以上の滑り係数が安定して
得られている。
と滑り係数が若干増加する傾向が見られ、この増加傾向
は中板と添え板の塗膜厚が異なっていても得られること
がわかる。中板の塗膜厚が15μのシリーズでは、添板
の塗膜厚が厚くても0.45以上の滑り係数が得られな
い場合があるが、中板の塗膜厚が30μの場合は、いず
れの供試体シリーズにおいても0.45以上の滑り係数
が安定して得られている。また、中板の塗膜厚が20μ
の場合は、添板の塗膜厚が30μ以上の各供試体シリー
ズにつき、いずれも0.45以上の滑り係数が安定して
得られている。
【0029】この実験結果から、摩擦接触面における2
面の塗膜厚の合計値がある一定値以上あり、かつ薄い方
の塗膜厚がある最低限度以上あれば、2面の塗膜厚が異
なっていても、安定して0.45以上の滑り係数が確保
されることがわかる。なお、この実験に用いたジンクリ
ッチペイントでは、前記の最低限度の塗膜厚は20μと
考えられる。
面の塗膜厚の合計値がある一定値以上あり、かつ薄い方
の塗膜厚がある最低限度以上あれば、2面の塗膜厚が異
なっていても、安定して0.45以上の滑り係数が確保
されることがわかる。なお、この実験に用いたジンクリ
ッチペイントでは、前記の最低限度の塗膜厚は20μと
考えられる。
【0030】ボルト軸力については、詳細な実験結果を
省略するが、試験開始前1週間に緩みによってボルト軸
力は減少し、この軸力減少傾向は塗膜厚が厚くなれば大
きくなる傾向が認められた。軸力の低下傾向は、経過時
間を対数軸上にとれば、略直線状に変化しており、この
試験で得られたデータより推測すれば、合計250μの
塗膜の場合、50年後には約13%の軸力低下が予想さ
れる。
省略するが、試験開始前1週間に緩みによってボルト軸
力は減少し、この軸力減少傾向は塗膜厚が厚くなれば大
きくなる傾向が認められた。軸力の低下傾向は、経過時
間を対数軸上にとれば、略直線状に変化しており、この
試験で得られたデータより推測すれば、合計250μの
塗膜の場合、50年後には約13%の軸力低下が予想さ
れる。
【0031】
【発明の効果】この発明の摩擦ボルト接合構造は、摩擦
接合面の2面の塗膜厚を互いに異ならせたため、接合片
等の小部材側の骨組構成材の塗膜厚を厚くすることによ
り、柱や梁等の大きな骨組構成材の塗膜厚を薄くしなが
ら、2面の塗膜の合計厚さを厚くして、必要な滑り係数
を確保することができる。そのため、ジンクリッチペイ
ントの無駄な使用を節減し、経済的に実用的な範囲で、
優れた滑り係数の確保が図れる。また、このように摩擦
接合面にジンクリッチペイントの塗膜を設けるので、骨
組構成材の接合後の錆止め塗布や養生が不要で、作業性
が向上し、骨組構築の機械化にも対応できる。さらに、
ジンクリッチペイントの塗膜が設けられるため、耐久性
も優れたものとなる。
接合面の2面の塗膜厚を互いに異ならせたため、接合片
等の小部材側の骨組構成材の塗膜厚を厚くすることによ
り、柱や梁等の大きな骨組構成材の塗膜厚を薄くしなが
ら、2面の塗膜の合計厚さを厚くして、必要な滑り係数
を確保することができる。そのため、ジンクリッチペイ
ントの無駄な使用を節減し、経済的に実用的な範囲で、
優れた滑り係数の確保が図れる。また、このように摩擦
接合面にジンクリッチペイントの塗膜を設けるので、骨
組構成材の接合後の錆止め塗布や養生が不要で、作業性
が向上し、骨組構築の機械化にも対応できる。さらに、
ジンクリッチペイントの塗膜が設けられるため、耐久性
も優れたものとなる。
【図1】この発明の一実施例にかかる摩擦ボルト接合構
造の断面図である。
造の断面図である。
【図2】同実施例の摩擦ボルト接合構造を応用した柱梁
接合構造の正面図である。
接合構造の正面図である。
【図3】滑り試験の供試体の平面図および側面図であ
る。
る。
【図4】2面の塗膜厚を異ならせた場合における滑り係
数と添板膜厚との関係を示す図表である。
数と添板膜厚との関係を示す図表である。
【図5】滑り係数と塗膜厚の合計値との関係を示す図表
である。
である。
【図6】2面の塗膜厚を同じにした場合における滑り係
数と塗膜厚との関係を示す図表である。
数と塗膜厚との関係を示す図表である。
1…高力ボルト、2,3…骨組構成材、4,5…塗膜、
a,b…摩擦接触面
a,b…摩擦接触面
Claims (1)
- 【請求項1】 高力ボルトで締付けられる骨組構成材同
士の摩擦接合面に、ジンクリッチペイントの塗膜を各々
設け、これら2面の塗膜の厚さを互いに異ならせた建物
骨組の摩擦ボルト接合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5709192A JPH0781326B2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 建物骨組の摩擦ボルト接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5709192A JPH0781326B2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 建物骨組の摩擦ボルト接合構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05222777A true JPH05222777A (ja) | 1993-08-31 |
JPH0781326B2 JPH0781326B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=13045836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5709192A Expired - Fee Related JPH0781326B2 (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 建物骨組の摩擦ボルト接合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0781326B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016061014A (ja) * | 2014-09-12 | 2016-04-25 | 不二サッシ株式会社 | 摩擦ボルト接合構造及び建築物 |
JP2020165187A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 株式会社大林組 | 鉄骨の接合構造、及びその製造方法 |
-
1992
- 1992-02-07 JP JP5709192A patent/JPH0781326B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016061014A (ja) * | 2014-09-12 | 2016-04-25 | 不二サッシ株式会社 | 摩擦ボルト接合構造及び建築物 |
JP2020165187A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 株式会社大林組 | 鉄骨の接合構造、及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0781326B2 (ja) | 1995-08-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees | ||
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