JPH0522245Y2 - - Google Patents

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JPH0522245Y2
JPH0522245Y2 JP16474888U JP16474888U JPH0522245Y2 JP H0522245 Y2 JPH0522245 Y2 JP H0522245Y2 JP 16474888 U JP16474888 U JP 16474888U JP 16474888 U JP16474888 U JP 16474888U JP H0522245 Y2 JPH0522245 Y2 JP H0522245Y2
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pipe
separation tank
filter sand
sewage separation
tank
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、浄化槽内で汚染されたろ過砂を洗浄
するために使用される装置に関するものである。
(従来技術) 一般に、自然水を公共飲料水として利用するに
際し、この濁水を浄化する手段として浄化槽内に
大きさの異なる砂、砂利等を複数層に分けて充填
し、この砂、砂利等によつて濁水をろ過した後、
それに滅菌処理を施すという方法が採られてい
る。
尚、この場合、浄化槽内の砂、砂利等は、下層
にいくにしたがつてその粒が大きくなるように配
置されている。
ところで、上記のような機構により長い期間に
わたつて濁水をろ過していくと、浄化槽内の砂、
砂利等は汚染されてくる。そして、その汚染は、
最上層に配置された粒の細かい砂において特に顕
著である。
このように、ろ過砂が汚染されてくると、ろ過
砂が目詰まり現象を起こしてろ過砂としての機能
を果たさなくなる。
このため、数カ月に一度の割合でろ過砂自身を
洗浄する必要があるが、従来においては、多人数
でろ過砂を浄化槽から一旦すくい出した後、この
ろ過砂を別の水槽の中でやはり人力によつて揉み
洗いし、この揉み洗いによつて汚染を除去した
後、洗浄されたろ過砂を再び人力で浄化槽に戻す
という方法が採られている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記のような従来の洗浄方法では、全
ての作業を人手によつて行つているので、作業能
率が悪く、一回の洗浄に長期間を要することにな
る。このため、ろ過砂洗浄中の浄化槽は、長期間
にわたつてその使用を一切中断されることにな
り、浄化槽が不足して十分な飲料水を供給するこ
とができなくなるという問題点があつた。
また、洗浄作業がすべて人力によつて行われる
ため、多大の人件費が必要となるという問題点が
あつた。
本考案は、従来技術の上記のような問題点に鑑
み、短期間で浄化槽内のろ過砂を洗浄することが
できるろ過砂用洗浄装置を提供することを目的と
するものである。
(課題を解決するための手段) このため本考案では、ろ過砂用洗浄装置を、送
水装置に連結され、該送水装置から送り込まれた
水を分散供給する給水管と、上下両端が開口さ
れ、逆錐体状に形成されたろ過砂投入槽と、略中
央部が該ろ過砂投入槽の下端に連結され、一端が
前記給水管に連結された噴出管と、上下両端が開
口され、筒状に形成された第1の汚水分離タンク
と、該第1の汚水分離タンクの上端に連続して設
けられた第2の汚水分離タンクと、前記第1の汚
水分離タンクの内側上端に設けられ、上下両端が
開口されて逆錐体状に形成されたろ過砂受けと、
一端部が前記第1の汚水分離タンクの下部から挿
入され前記ろ過砂受けの下端開口部より突出し、
他端が前記給水管に連結された導水パイプと、一
端部を該導水パイプの途中から挿入させて同軸に
配置した後、導水パイプの上端よりも上方に延出
させて設け、他端を前記噴出管の他端に連結させ
たろ過砂吹上げパイプと、該ろ過砂吹上げパイプ
の外周に前記導水パイプの上端を覆つて設けられ
た第1のカサ体と、前記第2の汚水分離タンクの
内部上方に第2の汚水分離タンクの内壁との間に
隙間をもつて設けられた第2のカサ体と、前記第
2の汚水分離タンクの上面に設けられ汚水放出パ
イプと、前記第1の汚水分離タンクの下端に設け
られたろ過砂放出パイプとにより構成するように
したものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案に係るろ過砂用洗浄装置を示す
斜視図、第2図は第1図における−断面図で
ある。
第1図、第2図に示すように、上下両端が開口
され、逆四角錐状に形成されたろ過砂投入槽1に
は、その途中に網体2が水平に設けられており、
該網体2によつて洗浄前のろ過砂に混在している
ゴミ等を除去することができるようにされてい
る。また、ろ過砂投入槽1には、その上端周縁に
沿つて循環パイプ3が設けられており、該循環パ
イプ3には等間隔ごとに多数の小孔(図示せず)
が穿設されている。循環パイプ3は、ろ過砂投入
槽1の下方に取り付けられた給水管4にパイプ5
を介して連結されており、給水管4から該パイプ
5を経由して送られてきた水を小孔から噴出させ
るようにされている。これにより、前記網体2上
に載せられたろ過砂を後述する噴出管6内に流し
込むことができる。尚、前記パイプ5には、その
途中にバルブ(図示せず)が設けられており、該
バルブによつて小孔からの出水量を調整すること
ができる。ここで、前記給水管4は、ホース4a
を介してエンジンポンプ(図示せず)に連結され
ており、貯水池等から該給水管4に水を送り込む
ようにされている。さらに、ろ過砂投入槽1に
は、その下端に噴出管6の中央部が水平に連結さ
れている。該噴出管6には、その一端に前記給水
管4から分岐したパイプ7が連結されており、他
端にはろ過砂吹上げパイプ8が連結されている。
ここで、噴出管6の内部には、前記パイプ7寄り
にノズル(図示せず)が設けられており、該ノズ
ルから噴出する水によつて噴出管6内に存するろ
過砂を前記ろ過砂吹上げパイプ8の方向に勢いよ
く押しやることができるようにされている。
前記ろ過砂投入槽1に隣接して設けられた第1
の汚水分離タンク9は、上下両端が開口され、そ
の下部が逆円錐状をなして全体としては略円筒状
に形成されている。また、該第1の汚水分離タン
ク9には、上端円周部に連続して第2の汚水分離
タンク15が設けられている。
第2図に示すように、前記第1の汚水分離タン
ク9内には、その逆円錐状部分から導水パイプ1
0の一端部が挿入されており、該導水パイプ10
の他端は前記給水管4に連結されている。導水パ
イプ10には、その途中から前記ろ過砂吹上げパ
イプ8が挿入されており、該ろ過砂吹上げパイプ
8は導水パイプ10内で同軸に配置されている。
ここで、導水パイプ10は、その上端部が第1の
汚水分離タンク9の中心軸上に配置されており、
一方ろ過砂吹上げパイプ8は導水パイプ10の上
端よりも上方に延出して設けられている。尚、導
水パイプ10には、その途中にバルブ(図示せ
ず)が設けられており、該バルブによつて導水パ
イプ10の上端から噴出する水量を調整すること
ができる。また、第1の汚水分離タンク9には、
その内部の上端円周部に上下両端が開口した逆円
錐台状のろ過砂受け11が設けられており、前記
導水パイプ10の上端部は該ろ過砂受け11の下
端開口部から突出した状態にされている。
前記第2の汚水分離タンク15には、その上面
中央部に略L字状に曲折した汚水放出パイプ17
が設けられている。また、第2の汚水分離タンク
15には、その内部上方にカサ体16が設けられ
ており、前記ろ過砂吹上げパイプ8の上端から噴
出されるろ過砂が直接前記汚水放出パイプ17に
入り込まないようにされている。すなわち、前記
ろ過砂吹上げパイプ8の上端から噴出されたろ過
砂は、該カサ体16に衝突して落下し、一旦前記
ろ過砂受け11上に集まつた後、該ろ過砂受け1
1の下端開口部から少しずつ下方に流れ落ちてい
くことになる。ここで、該カサ体16の外周と前
記第2の汚水分離タンク15の内壁との間には隙
間15aが設けられている。
前記ろ過砂吹上げパイプ8の外周には、前記導
水パイプ10を覆つてカサ体12が設けられてお
り、前記ろ過砂吹上げパイプ8から噴出したろ過
砂が導水パイプ10に入り込まないようにされて
いる。尚、導水パイプ10から噴出した水は、カ
サ体12に衝突して落下し、次いで前記ろ過砂受
け11に衝突して水量が増加していくにしたがつ
て再び上動することになる。
さらに、第1の汚水分離タンク9には、その下
端に略L字状に曲折して水平に延びたろ過砂放出
パイプ13が設けられており、該ろ過砂放出パイ
プ13の曲折部には前記給水管4から分岐したパ
イプ14が連結されている。これにより、浄化タ
ンク9の下端からろ過砂放出パイプ13内に達し
たろ過砂を、該パイプ14を経由して送り込まれ
てきた水によつてろ過砂放出パイプ13の放出口
13a方向に押しやることができる。尚、パイプ
14には、その途中にバルブ(図示せず)が設け
られており、該バルブによつてパイプ14内の流
量を調整することができる。
次に本実施例の作用について説明する。
まず、上記のように構成されたろ過砂用洗浄装
置Aを浄化槽内に設置する。次に、エンジンポン
プを駆動させて貯水池から給水管4に水を送り込
む。この状態で、浄化槽内に存する洗浄前のろ過
砂をろ過砂投入槽1に投入すると、このろ過砂
は、網体2によつてそのゴミ等が除去された後、
循環パイプ3の小孔から噴出する水によつて噴出
管6内に流し込まれる。このようにして噴出管6
内に達したろ過砂は、該噴出管6内のノズルから
噴出する水と共にろ過砂吹上げパイプ8の方向に
勢いよく押しやられる。ろ過砂吹上げパイプ8の
方向に押しやられたろ過砂は、該ろ過砂吹上げパ
イプ8内を移動する間に洗浄され、ろ過砂吹上げ
パイプ8の上端から噴出される。ろ過砂吹上げパ
イプ8の上端から噴出された洗浄後のろ過砂と汚
水とは、第2の汚水分離タンク15の内部上方に
設けられたカサ体16に衝突して下方に落ちる。
このようにして落下したろ過砂は、一旦ろ過砂受
け11上に集まり、該ろ過砂受け11の下端開口
部から少しずつ下方に流れ落ちていく。尚、水の
密度はろ過砂の密度よりも小さいので、ろ過砂洗
浄後に生じた汚水はろ過砂よりも遅い速度で落下
し、これによりろ過砂と汚水とは、ろ過砂受け1
1上で分離された状態になる。また、この場合、
洗浄によつて生じた汚水はろ過砂によつて下方へ
の浸透を阻止さることになる。
さらに、導水パイプ10を経由して送られた水
は、該導水パイプ10の上端から噴出された後、
前記ろ過砂吹上げパイプ8の外周に設けられたカ
サ体12に衝突して下方に落ちる。このようにし
て落下した水は、前記ろ過砂受け11に衝突して
水量が増加していくにしたがつて再び上動し、こ
れによりろ過砂洗浄後に生じた前記汚水は次第に
上方に押上げられる。上方に押上げられた汚水
は、前記カサ体16の外周と第2の汚水分離タン
ク15の内壁との間に存する隙間15aからカサ
体16の上方に押しやられ、汚水放出パイプ17
を経由して外部に放出される。
一方、洗浄後のろ過砂は、ろ過砂受け11の下
端から少しずつ流れ落ちてろ過砂放出パイプ13
内に達する。ろ過砂放出パイプ13内に達したろ
過砂は、パイプ14を経由して送り込まれてきた
水によつてろ過砂放出パイプ13の放出口13a
方向に押しやられ、再び浄化槽内に放出される。
(考案の効果) 本考案では、以上のようにろ過砂用洗浄装置を
構成したことにより、浄化槽内にこのろ過砂用洗
浄装置を設置し、そのろ過砂投入槽に汚染された
ろ過砂を投入するだけで、ろ過砂を自動的に洗浄
することができる。このため、ろ過砂を浄化槽か
らその外部にすくい出す時間及びろ過砂を揉み洗
いして再び浄化槽内に戻す時間を必要とせず、作
業時間を大幅に削減することができるので、従来
に比して短時間で浄化槽内のろ過砂を洗浄してし
まうことができるというすぐれた効果を有する。
また、一人の作業者でも簡単に作業をすることが
でき、人員削減にも貢献できるというすぐれた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るろ過砂用洗浄装置を示す
斜視図、第2図は第1図における−断面図で
ある。 1……ろ過砂投入槽、4……給水管、6……噴
出管、8……ろ過砂吹上げパイプ、9……第1の
汚水分離タンク、10……導水パイプ、11……
ろ過砂受け、12,16……カサ体、13……ろ
過砂放出パイプ、15……第2の汚水分離タン
ク、15a……隙間、17……汚水放出パイプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 送水装置に連結され、該送水装置から送り込
    まれた水を分散供給する給水管と、上下両端が
    開口され、逆錐体状に形成されたろ過砂投入槽
    と、略中央部が該ろ過砂投入槽の下端に連結さ
    れ、一端が前記給水管に連結された噴出管と、
    上下両端が開口され、筒状に形成された第1の
    汚水分離タンクと、該第1の汚水分離タンクの
    上端に連続して設けられた第2の汚水分離タン
    クと、前記第1の汚水分離タンクの内側上端に
    設けられ、上下両端が開口されて逆錐体状に形
    成されたろ過砂受けと、一端部が前記第1の汚
    水分離タンクの下部から挿入され前記ろ過砂受
    けの下端開口部より突出し、他端が前記給水管
    に連結された導水パイプと、一端部を該導水パ
    イプの途中から挿入させて同軸に配置した後、
    導水パイプの上端よりも上方に延出させて設
    け、他端を前記噴出管の他端に連結させたろ過
    砂吹上げパイプと、該ろ過砂吹上げパイプの外
    周に前記導水パイプの上端を覆つて設けられた
    第1のカサ体と、前記第2の汚水分離タンクの
    内部上方に第2の汚水分離タンクの内壁との間
    に隙間をもつて設けられた第2のカサ体と、前
    記第2の汚水分離タンクの上面に設けられ汚水
    放出パイプと、前記第1の汚水分離タンクの下
    端に設けられたろ過砂放出パイプとからなるろ
    過砂用洗浄装置。 (2) 汚水分離機構を、筒状に形成された第1の汚
    水分離タンクと、該第1の汚水分離タンクの上
    端に連続して設けられた第2の汚水分離タンク
    と、前記第1の汚水分離タンクの内側上端に設
    けられ、上下両端が開口されて逆錐体状に形成
    されたろ過砂受けと、一端部が前記第1の汚水
    分離タンクの下部から挿入され前記ろ過砂受け
    の下端開口部より突出した導水パイプと、一端
    部を該導水パイプの途中から挿入させて同軸に
    配置した後、導水パイプの上端よりも上方に延
    出させて設けられたろ過砂吹上げパイプと、該
    ろ過砂吹上げパイプの外周に前記導水パイプの
    上端を覆つて設けられた第1のカサ体と、前記
    第2の汚水分離タンクの内部上方に設けられた
    第2のカサ体とから構成したことを特徴とする
    ろ過砂用洗浄装置。
JP16474888U 1988-12-19 1988-12-19 Expired - Lifetime JPH0522245Y2 (ja)

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JP16474888U JPH0522245Y2 (ja) 1988-12-19 1988-12-19

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JPH0286618U JPH0286618U (ja) 1990-07-09
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