JPH05222400A - 手拭き用仕上げ液 - Google Patents
手拭き用仕上げ液Info
- Publication number
- JPH05222400A JPH05222400A JP5686792A JP5686792A JPH05222400A JP H05222400 A JPH05222400 A JP H05222400A JP 5686792 A JP5686792 A JP 5686792A JP 5686792 A JP5686792 A JP 5686792A JP H05222400 A JPH05222400 A JP H05222400A
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- Japan
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- wiping
- finishing
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- Detergent Compositions (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 金属、ガラス、プラスチックなどの手拭き簡
易洗浄に用いる手拭き用仕上げ液を、安全性と各種材料
へのアタック性がなく、大きな脱脂力と乾燥力を有した
ものとする。 【構成】 25℃における粘度が5CSt以下のシロ
キサン化合物を手拭き用仕上げ液の有効成分とする。こ
の仕上げ液は無害で、材料へのアタック性がなく、大き
な脱脂力と乾燥力を有している。
易洗浄に用いる手拭き用仕上げ液を、安全性と各種材料
へのアタック性がなく、大きな脱脂力と乾燥力を有した
ものとする。 【構成】 25℃における粘度が5CSt以下のシロ
キサン化合物を手拭き用仕上げ液の有効成分とする。こ
の仕上げ液は無害で、材料へのアタック性がなく、大き
な脱脂力と乾燥力を有している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学部品、電子部品、
モールド部品、あるいは金型などのように、金属、ガラ
ス、プラスチック等の簡易洗浄に使用される手拭き用仕
上げ液に関する。
モールド部品、あるいは金型などのように、金属、ガラ
ス、プラスチック等の簡易洗浄に使用される手拭き用仕
上げ液に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光学部品やモールド部品は製造
後、指紋やミストなどの汚れを除去するために、手拭き
用仕上げ液をしみこませた綿紙や布等で手拭きが行われ
ている。また金型のメンテナンス等にもこの手拭きが行
われている。このように手拭き用仕上げ液は、工程中に
使用されることから作業上速乾性が良好であると共に、
指紋、油脂を落とすために充分な脱脂力が要求される。
このため従来の手拭き用仕上げ液としては、1,1,2
−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン(フロ
ン113)が多用されている。これはフロン113が不
燃性で生体に対する毒性が小さく、乾燥速度が早く、さ
らにはプラスチック,ゴムなどの高分子材料を浸食しな
いが、油脂等を溶解する選択的溶解性を有していること
による。
後、指紋やミストなどの汚れを除去するために、手拭き
用仕上げ液をしみこませた綿紙や布等で手拭きが行われ
ている。また金型のメンテナンス等にもこの手拭きが行
われている。このように手拭き用仕上げ液は、工程中に
使用されることから作業上速乾性が良好であると共に、
指紋、油脂を落とすために充分な脱脂力が要求される。
このため従来の手拭き用仕上げ液としては、1,1,2
−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン(フロ
ン113)が多用されている。これはフロン113が不
燃性で生体に対する毒性が小さく、乾燥速度が早く、さ
らにはプラスチック,ゴムなどの高分子材料を浸食しな
いが、油脂等を溶解する選択的溶解性を有していること
による。
【0003】また、従来ではフロン113の他に、エタ
ノールとエーテルとの混合液あるいはフロンとアルコー
ルとの混合液が使用され、さらに、特開昭59−173
280号公報にはフロン113とトリクロロエタンとジ
クロロメタンとの混合液が脱脂用に有効であるとされて
いる。
ノールとエーテルとの混合液あるいはフロンとアルコー
ルとの混合液が使用され、さらに、特開昭59−173
280号公報にはフロン113とトリクロロエタンとジ
クロロメタンとの混合液が脱脂用に有効であるとされて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらフロン1
13に代表されるパーハロエタンは化学的に安定である
ため対流圏内での寿命が長く、成層圏に拡散し、これが
太陽光線により分解して塩素ラジカルとなってオゾン層
を破壊することから、フロンを含有した仕上げ液は将来
的に使用すべきではない。一方、エタノールとエーテル
との混合液とからなる手拭き用仕上げ液は、エーテルを
含有しているため麻酔作用が強く人体に対して有害であ
ると共に、エーテルの引火点が−45℃と低いため非常
に引火性が高く危険であるという問題がある。
13に代表されるパーハロエタンは化学的に安定である
ため対流圏内での寿命が長く、成層圏に拡散し、これが
太陽光線により分解して塩素ラジカルとなってオゾン層
を破壊することから、フロンを含有した仕上げ液は将来
的に使用すべきではない。一方、エタノールとエーテル
との混合液とからなる手拭き用仕上げ液は、エーテルを
含有しているため麻酔作用が強く人体に対して有害であ
ると共に、エーテルの引火点が−45℃と低いため非常
に引火性が高く危険であるという問題がある。
【0005】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れ、プラスチック等の対象物を侵すことなく、乾燥速度
が優れ、しかもオゾン層破壊などの環境への悪影響がな
い手拭き仕上げ液を提供する事を目的とする。
れ、プラスチック等の対象物を侵すことなく、乾燥速度
が優れ、しかもオゾン層破壊などの環境への悪影響がな
い手拭き仕上げ液を提供する事を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するため本発明の手拭き用仕上げ液は、粘度5CSt
(25℃)以下のシロキサン化合物を有効成分として含
有することを特徴とする。
成するため本発明の手拭き用仕上げ液は、粘度5CSt
(25℃)以下のシロキサン化合物を有効成分として含
有することを特徴とする。
【0007】仕上げ液は、硝子レンズ、プラスチック部
品等の光学部品やモールド部品の仕上げ、金型のメンテ
ナンス洗浄などの簡易手拭き洗浄に使用するものであ
り、工程中に使用されるため、速乾性が良く、指紋、油
脂を除去する十分な脱脂力が要求される。シロキサン化
合物の揮発性はその粘度あるいは分子量と比例するが、
本発明の有効成分であるシロキサン化合物は粘度が5C
St(25℃)と低いため、高い揮発性を有している。
またこの低粘度のシロキサン化合物はそれ自身、溶剤的
挙動を有しており、それ自体で、指紋(皮脂)等の脱脂
を行う。さらに、生体への毒性が少なく、化学的に安定
であり、プラスチックやゴム、金属、ガラスなどの手拭
き対象物にほとんど影響を与えることがない。しかも、
塩素等のハロゲンを含んでいないためオゾン層への悪影
響もない。
品等の光学部品やモールド部品の仕上げ、金型のメンテ
ナンス洗浄などの簡易手拭き洗浄に使用するものであ
り、工程中に使用されるため、速乾性が良く、指紋、油
脂を除去する十分な脱脂力が要求される。シロキサン化
合物の揮発性はその粘度あるいは分子量と比例するが、
本発明の有効成分であるシロキサン化合物は粘度が5C
St(25℃)と低いため、高い揮発性を有している。
またこの低粘度のシロキサン化合物はそれ自身、溶剤的
挙動を有しており、それ自体で、指紋(皮脂)等の脱脂
を行う。さらに、生体への毒性が少なく、化学的に安定
であり、プラスチックやゴム、金属、ガラスなどの手拭
き対象物にほとんど影響を与えることがない。しかも、
塩素等のハロゲンを含んでいないためオゾン層への悪影
響もない。
【0008】かかるシロキサン化合物としては、化1に
示すジメチルポリシロキサンのうち、25℃における粘
度が5CSt以下のものを選択することができる。化1
において、nは0〜4である。
示すジメチルポリシロキサンのうち、25℃における粘
度が5CSt以下のものを選択することができる。化1
において、nは0〜4である。
【0009】
【化1】
【0010】手拭き用仕上げ液としては、上記以外のシ
ロキサンを2種以上混合しても良く、安定剤、溶剤等を
添加しても良い。安定剤としては、ニトロメタン、ニト
ロエタン、ニトロプロパンなどの脂肪族ニトロ化合物、
3−メチル−1−ブチン−3−オール、3−メチル−1
−ペンチン−3−オールなどのアセチレンアルコール
類、グリシドール、メチルグリシジルエーテル、アリル
グリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、
1,2−ブチレンオキシド、シクロヘキセンオキシド、
エピクロルヒドリンなどのエポキシド類、ジメトキシメ
タン、1,2−ジメトキシエタン、1,4−ジオキセ
ン、1,3,5−トリオキセンなどのエーテル類、ヘキ
セン、ヘプタン、オクテン、2,4,4−トリメチル−
1−ペンテン、ペンタジエン、オクタジエン、シクロヘ
キセン、シクロペンテンなどの不飽和炭化水素類、アリ
ルアルコール、1−ブテン−3−オール、3−メチル−
1−ブテン−3−オールなどのオレフィン系アルコー
ル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
ブチルなどのアクリル酸エステル類をそれぞれ単独であ
るいは2種以上併用できる。また、これら化合物とフェ
ノール、トリメチルフェノール、シクロヘキシルフェノ
ール、チモール、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチル
フェノール、ブチルヒドロキシアニソール、イソオイゲ
ノールなどのフェノール類や、ヘキシルアミン、ベンチ
ルアミン、ジプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、
ジイソブチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルア
ミン、ピリジン、n−メチルモルマリン、シクロヘキシ
ルアミン、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
N,N′(−ジアリル−p−フェニレンジアミンなどの
アミン類、ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキ
シ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、クロ
ロベンゾトリアゾールなどのトリアゾール類などを併用
しても良い。これらの安定剤を0.1〜10重量%添加
することにより、性能が劣化することなく、品質を安定
させることができる。
ロキサンを2種以上混合しても良く、安定剤、溶剤等を
添加しても良い。安定剤としては、ニトロメタン、ニト
ロエタン、ニトロプロパンなどの脂肪族ニトロ化合物、
3−メチル−1−ブチン−3−オール、3−メチル−1
−ペンチン−3−オールなどのアセチレンアルコール
類、グリシドール、メチルグリシジルエーテル、アリル
グリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、
1,2−ブチレンオキシド、シクロヘキセンオキシド、
エピクロルヒドリンなどのエポキシド類、ジメトキシメ
タン、1,2−ジメトキシエタン、1,4−ジオキセ
ン、1,3,5−トリオキセンなどのエーテル類、ヘキ
セン、ヘプタン、オクテン、2,4,4−トリメチル−
1−ペンテン、ペンタジエン、オクタジエン、シクロヘ
キセン、シクロペンテンなどの不飽和炭化水素類、アリ
ルアルコール、1−ブテン−3−オール、3−メチル−
1−ブテン−3−オールなどのオレフィン系アルコー
ル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
ブチルなどのアクリル酸エステル類をそれぞれ単独であ
るいは2種以上併用できる。また、これら化合物とフェ
ノール、トリメチルフェノール、シクロヘキシルフェノ
ール、チモール、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチル
フェノール、ブチルヒドロキシアニソール、イソオイゲ
ノールなどのフェノール類や、ヘキシルアミン、ベンチ
ルアミン、ジプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、
ジイソブチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルア
ミン、ピリジン、n−メチルモルマリン、シクロヘキシ
ルアミン、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
N,N′(−ジアリル−p−フェニレンジアミンなどの
アミン類、ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキ
シ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、クロ
ロベンゾトリアゾールなどのトリアゾール類などを併用
しても良い。これらの安定剤を0.1〜10重量%添加
することにより、性能が劣化することなく、品質を安定
させることができる。
【0011】溶剤としてはペンタン、イソペンタン、ヘ
キサン、イソヘキサン、ヘプタン等の炭化水素類、ニト
ロメタン、ニトロエタン、ニトロプロパン等のニトロア
ルカン類、ジエチルアミン、トリエチルアミン、イソプ
ロピルアミン、ブチルアミン、イソブチルアミン等のア
ミン類、メタノール、エタノール、n−プロピルアルコ
ール、i−プロピルアルコール、n−ブタノール、i−
ブタノール等のアルコール類、メチルセロソルブ、テト
ラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類、
アセトン、メチルエチルケトン、メチルブチルケトン等
のケトン類、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル等
のエステル類等から選ばれる1種又は2種以上を使用で
きる。これらの溶剤を1〜20重量%添加することによ
り、手拭き用仕上げ剤としての溶解力をさらに向上させ
ることができる。
キサン、イソヘキサン、ヘプタン等の炭化水素類、ニト
ロメタン、ニトロエタン、ニトロプロパン等のニトロア
ルカン類、ジエチルアミン、トリエチルアミン、イソプ
ロピルアミン、ブチルアミン、イソブチルアミン等のア
ミン類、メタノール、エタノール、n−プロピルアルコ
ール、i−プロピルアルコール、n−ブタノール、i−
ブタノール等のアルコール類、メチルセロソルブ、テト
ラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類、
アセトン、メチルエチルケトン、メチルブチルケトン等
のケトン類、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル等
のエステル類等から選ばれる1種又は2種以上を使用で
きる。これらの溶剤を1〜20重量%添加することによ
り、手拭き用仕上げ剤としての溶解力をさらに向上させ
ることができる。
【0012】
【実施例1】市販されている粘度0.65CSt(25
℃)のヘキサジメチルシロキサン(信越化学工業(社)
製)を精製して不純物を除去した。市販のヘキサジメチ
ルシロキサンはガスクロマトグラフィの分析から純度が
98.5%レベルであり、不純物としてヘキサジメチル
シロキサンより揮発しにくい炭化水素系化合物、粘度5
CSt以上のシロキサン等がふくまれている。これらの
不純物は仕上げ対象物上に残渣となる可能性があり、ヘ
キサジメチルシロキサンより揮発しにくい成分が除去す
る処理が必要なためである。この不純物の除去は蒸留、
精留、吸着剤の適宜の手段により行った。
℃)のヘキサジメチルシロキサン(信越化学工業(社)
製)を精製して不純物を除去した。市販のヘキサジメチ
ルシロキサンはガスクロマトグラフィの分析から純度が
98.5%レベルであり、不純物としてヘキサジメチル
シロキサンより揮発しにくい炭化水素系化合物、粘度5
CSt以上のシロキサン等がふくまれている。これらの
不純物は仕上げ対象物上に残渣となる可能性があり、ヘ
キサジメチルシロキサンより揮発しにくい成分が除去す
る処理が必要なためである。この不純物の除去は蒸留、
精留、吸着剤の適宜の手段により行った。
【0013】表1はこのようにして作製したヘキサジメ
チルシロキサンの試験結果であり、同表におけるnは化
1のnを、また、粘度は25℃におけるものを示す。同
表では、フロン−エタノール共沸系液体、エーテル−エ
タノールの3:1混合液を比較例として用いている。以
下、それぞれの試験方法および評価基準を説明する。
チルシロキサンの試験結果であり、同表におけるnは化
1のnを、また、粘度は25℃におけるものを示す。同
表では、フロン−エタノール共沸系液体、エーテル−エ
タノールの3:1混合液を比較例として用いている。以
下、それぞれの試験方法および評価基準を説明する。
【0014】
【表1】
【0015】(1)各種材料へのアタック性 アルミニウム、ステンレス(SUS304)、銅、ガラ
ス、PP(ポリプロピレン)、PC(ポリカーボネー
ト)、PMMA(ポリメチルメタクリレート)、ABS
(アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン)の素材か
らなる板材をそれぞれ表1に示す各液に浸し、48時間
後の重量変化、外観検査を行った。この内、外観検査は
倍率50倍とした双眼実体顕微鏡を用いてクラック発生
の有無等を観察した。結果を表1の「アタック性」欄に
記載してあるが、同欄において、「○」は全ての材料に
対して重量変化が0.1%未満で、かつ外観変化がない
ものを、「×」は全ての材料に対して重量変化が0.1
%以上で、かついずれかの材料に外観変化があったもの
を示す。なお、比較例のエーテル−エタノール混合液に
おいては、PC、PMMA、ABSからなる板材にクラ
ックが発生したものである。
ス、PP(ポリプロピレン)、PC(ポリカーボネー
ト)、PMMA(ポリメチルメタクリレート)、ABS
(アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン)の素材か
らなる板材をそれぞれ表1に示す各液に浸し、48時間
後の重量変化、外観検査を行った。この内、外観検査は
倍率50倍とした双眼実体顕微鏡を用いてクラック発生
の有無等を観察した。結果を表1の「アタック性」欄に
記載してあるが、同欄において、「○」は全ての材料に
対して重量変化が0.1%未満で、かつ外観変化がない
ものを、「×」は全ての材料に対して重量変化が0.1
%以上で、かついずれかの材料に外観変化があったもの
を示す。なお、比較例のエーテル−エタノール混合液に
おいては、PC、PMMA、ABSからなる板材にクラ
ックが発生したものである。
【0016】(2)乾燥速度 表1の各液をビーカーに入れ、ガラス板を浸漬した後、
ガラス板を垂直に引き上げて乾燥状態を観察した。ガラ
ス板としては、顕微鏡のプレパラートに使用されるスラ
イドグラスであり、その片面を粗らして曇り状として用
いた。結果を表1の「乾燥速度」欄に示すが、「○」は
60秒以内で乾燥が終了し、「×」は乾燥に61秒以上
を要したものを示している。
ガラス板を垂直に引き上げて乾燥状態を観察した。ガラ
ス板としては、顕微鏡のプレパラートに使用されるスラ
イドグラスであり、その片面を粗らして曇り状として用
いた。結果を表1の「乾燥速度」欄に示すが、「○」は
60秒以内で乾燥が終了し、「×」は乾燥に61秒以上
を要したものを示している。
【0017】(3)脱脂力 ガラス板上に面積1cm2 の指紋(皮脂)を付着させ、
表1の各液3ccを綿布(5cm×5cm)に浸み込ま
せ、ガラス板を一定の力で拭いて脱脂力を試験した。こ
の時、指紋の汚れが落ちたときの拭き回数を調べた。結
果を表1の「脱脂力」欄に示すが、「○」は指紋が落ち
るまでの回数が5回以下のものを、「×」は指紋が落ち
るまでの回数が6回以上のものである。
表1の各液3ccを綿布(5cm×5cm)に浸み込ま
せ、ガラス板を一定の力で拭いて脱脂力を試験した。こ
の時、指紋の汚れが落ちたときの拭き回数を調べた。結
果を表1の「脱脂力」欄に示すが、「○」は指紋が落ち
るまでの回数が5回以下のものを、「×」は指紋が落ち
るまでの回数が6回以上のものである。
【0018】(4)安全性 表1の各液の「対環境」欄に環境破壊の有無を記載し
た。「○」は環境破壊のないものを、「×」は環境破壊
のあるものを示す。
た。「○」は環境破壊のないものを、「×」は環境破壊
のあるものを示す。
【0019】表1の「対人体」の欄に人体への有害性を
記載した。「○」は生理学的活性がないものを「△」は
生理学的活性が弱いものを、「×」は生理学的活性が強
いものを示す。
記載した。「○」は生理学的活性がないものを「△」は
生理学的活性が弱いものを、「×」は生理学的活性が強
いものを示す。
【0020】次に、表1の実施例欄の各液をハンドラッ
プに入れ、PMMA、ガラス入りPC、PP、ABSの
各プラスチック板の手拭き仕上げを行ったが、いずれの
プラスチック板に対してもアタック性がなく、良好の結
果であった。
プに入れ、PMMA、ガラス入りPC、PP、ABSの
各プラスチック板の手拭き仕上げを行ったが、いずれの
プラスチック板に対してもアタック性がなく、良好の結
果であった。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明の手拭き用仕
上げ液は、従来の手拭き用仕上げ液同等の乾燥速度を有
すると共に、各種材料へのアタック性がなく、しかも高
い脱脂力および安全性を有しているため、金属、ガラ
ス、プラスチックなどの簡易洗浄に良好に使用すること
ができる。
上げ液は、従来の手拭き用仕上げ液同等の乾燥速度を有
すると共に、各種材料へのアタック性がなく、しかも高
い脱脂力および安全性を有しているため、金属、ガラ
ス、プラスチックなどの簡易洗浄に良好に使用すること
ができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 25℃付近における粘度が5CSt以下
のシロキサン化合物を有効成分として含有することを特
徴とする手拭き仕上げ液。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5686792A JPH05222400A (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 手拭き用仕上げ液 |
PCT/JP1993/000071 WO1993014184A1 (en) | 1992-01-21 | 1993-01-21 | Cleaning and drying solvent |
DE69330664T DE69330664T2 (de) | 1992-01-21 | 1993-01-21 | Lösungsmittel zum reinigen und trocknen |
EP93902512A EP0576687B1 (en) | 1992-01-21 | 1993-01-21 | Cleaning and drying solvent |
US08/504,915 US5773403A (en) | 1992-01-21 | 1995-07-20 | Cleaning and drying solvent |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5686792A JPH05222400A (ja) | 1992-02-07 | 1992-02-07 | 手拭き用仕上げ液 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05222400A true JPH05222400A (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=13039380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5686792A Pending JPH05222400A (ja) | 1992-01-21 | 1992-02-07 | 手拭き用仕上げ液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05222400A (ja) |
-
1992
- 1992-02-07 JP JP5686792A patent/JPH05222400A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001024 |