JPH05222299A - 新規トリスアゾ染料およびこれらを含有する染料組成物 - Google Patents

新規トリスアゾ染料およびこれらを含有する染料組成物

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JPH05222299A
JPH05222299A JP2487892A JP2487892A JPH05222299A JP H05222299 A JPH05222299 A JP H05222299A JP 2487892 A JP2487892 A JP 2487892A JP 2487892 A JP2487892 A JP 2487892A JP H05222299 A JPH05222299 A JP H05222299A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 式 【化1】 [式中、Bは置換または無置換のフェニル基であり、Aは
アミノ基、置換アミノ基およびヒドロキシル基からなる
群から選択される少なくとも1種の基で置換されたフェ
ニル基であり、Rは置換または無置換のフェニル基また
はC1〜C8のアルキル基であり、Mは水素、アルカリ金
属、脂肪族アルキルアンモニウムまたはアルカノールア
ンモニウムである。]で示される構造を有するトリスア
ゾ染料。 【効果】 良好な化学的性質(染色性、堅牢性、色相お
よび溶解性等)を維持し、かつ、安全性に優れたトリス
アゾ染料、これを含有する水性インキ組成物、および高
度に精製されたトリスアゾ染料濃厚溶液の製法が提供さ
れた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なトリスアゾ染料
に関し、特に、これを含有する水性インキ組成物および
これを含有する濃厚溶液の製法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、紙のような被記録材に記録を
行うための筆記具用またはインキジェット記録用イン
キ、または繊維や皮革のような染色用染料として、種々
のポリアゾ系の染料が提案され使用されてきた。
【0003】ポリアゾ染料には直接染料が多いので染色
工程が簡便であり、堅牢性も比較的良好である。このよ
うな利点を有するポリアゾ染料は産業界で極めて広汎に
用いられている。
【0004】しかしながら、このようなポリアゾ染料に
も解決すべき課題が挙げられている。まず第1に、化学
的性質が挙げられる。筆記具用インキに用いる染料に
は、染料の安定した溶解性、染料濃厚溶液の経時安定性
および染色濃度の経時安定性のような良好な化学的性質
が特に要求されるからである。
【0005】第2に、安全性が挙げられる。近年では、
化学物質の安全性が重要なテーマとなっており、人体に
悪影響を及ぼさない安定性に優れた染料が求められてい
るからである。
【0006】染色性および堅牢性に劣る欠点を改良した
染料としては、例えば、ベンジジンおよびその誘導体を
ベースとする黒色系のトリスアゾ染料またはポリアゾ染
料(例えば、C.I.ダイレクトブラック(C.I. Direct Blac
k)19、C.I.ダイレクトブラック154およびC.I.ダイレク
トブラック168)等が上記用途の染料としてこれまで広範
に用いられてきた。しかしながら、これらの染料はエー
ムズテストの結果が疑陽性もしくは陽性なので、人体に
対する安全性に問題がある。
【0007】他方、人体に対する安全性の配慮されたポ
リアゾ系黒色染料としては、例えば、食品用色素(例え
ば、フードブラック(Food Black)2を記録剤として用い
た記録液)、ベンジジンの代替として4,4'-ジアミノジフ
ェニルアミン-2-スルホン酸をベースとするトリスアゾ
染料および分子構造中にアミノ基を有しないスチルベン
系のテトラキスアゾ染料などが用いられている。しかし
ながら、これらの染料を用いた水性インキは、筆跡の耐
水性、耐光性など充分でないので、染色性および堅牢性
に問題がある。
【0008】このような2点の問題を充分に満足するポ
リアゾ染料はこれまでに得られていない。
【0009】また、水溶性染料は、通常、酸析や塩析の
手段により水系から分離される。しかしながら、一般
に、分離の際に無機塩の混入等により純度の高い染料を
得難いので種々の不都合が生じてきた。例えば、筆記具
用水性インキとして純度の低い染料を用いる場合は、ペ
ン先へのインキ補充が常時スムーズに行なわれないなど
の不具合が生じ得る。このような純度の低い染料をイン
キジェット記録用に用いる場合にも、吐出オリフィスの
目詰りなどが生じる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の問
題を解決するものであり、その目的とするところは、化
学的性質(染色性、堅牢性、色相および溶解性等)を維持
し、かつ、安全性に優れたトリスアゾ染料、これを含有
する水性インキ組成物、および高度に精製されたトリス
アゾ染料濃厚溶液の製法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、式
【0012】
【化2】
【0013】[式中、Bは置換または無置換のフェニル基
であり、Aはアミノ基、置換アミノ基およびヒドロキシ
ル基からなる群から選択される少なくとも1種の基で置
換されたフェニル基であり、Rは置換または無置換のフ
ェニル基、またはC1〜C8のアルキル基であり、Mは水
素、アルカリ金属、脂肪族アルキルアンモニウムまたは
アルカノールアンモニウムである。]で示される構造を
有するトリスアゾ染料を提供するものであり、そのこと
により上記目的が達成される。
【0014】本発明のトリスアゾ染料は、分子構造中に
4,4'-ジアミノトリフェニルアミン、N-アルキル-4,4'-
ジアミノジフェニルアミンのテトラゾ化により導入され
る以下の式に示す結合基を有する赤味黒色染料である。
【0015】
【化3】
【0016】[式中、Rは無置換もしくは置換フェニル
基、またはC1〜C8のアルキル基アルキル基である。]
【0017】上記式(I)で示す構造を有する本発明の染
料は、例えば、以下の第1〜第5工程を包含する製法に
より得られる。
【0018】式
【0019】
【化4】
【0020】[式中、Rは上記と同意義である。]で示す
構造を有するジアミノ化合物(1モル)を常法によりテト
ラゾ化して、テトラゾニウム塩を得る第1工程;得られ
るテトラゾ化溶液に、1モルの1-アミノ-8-ナフトール-
3,6-ジスルホン酸の水溶液を加え、カップリングする第
2工程;次いで、この反応溶液に、ジアゾ成分B(1モ
ル)をジアゾ化して加え、ジスアゾ染料を得る第3工
程;この反応溶液に、カップリング成分A(1モル)を加
えカップリングして、トリスアゾ染料を得る第4工程;
および、得られた反応溶液を濃縮、精製する第5工程。
【0021】上記第1〜5工程のそれぞれで用いられる
反応もしくは操作条件は当業者に周知である。
【0022】本発明の第1工程で好適に用い得るジアミ
ノ化合物としては、4,4'-ジアミノトリフェニルアミ
ン、N-トリル-4,4'-ジアミノジフェニルアミン、N-メチ
ル-4,4'-ジアミノジフェニルアミン、N-エチル-4,4'-ジ
アミノジフェニルアミン、N-ブチル-4,4'-ジアミノジフ
ェニルアミン、N-ヘキシル-4,4'-ジアミノジフェニルア
ミンおよびN-オクチル-4,4'-ジアミノジフェニルアミン
等が挙げられる。4,4'-ジアミノトリフェニルアミンお
よびN-C1〜4アルキル-4,4'-ジアミノジフェニルアミン
を用いることが特に好ましい。
【0023】本発明の第3工程で好適に用い得るジアゾ
成分Bとしては、アニリン、o-、m-およびp-トルイジ
ン、o-、m-およびp-キシリジン、アニシジン、クレシジ
ン、p-ニトロアニリン、p-クロロアニリン、エチルアニ
リン、p-(sec-ブチル)アニリンのような無置換または置
換アニリン、およびオルタニル酸、メタニル酸およびス
ルファニル酸のようなアミノベンゼンスルホン酸のよう
なアミノベンゼン誘導体が挙げられる。アニリン、スル
ファニル酸およびp-(tert-ブチル)アニリンを用いるこ
とが特に好ましい。
【0024】本発明の第4工程で好適に用い得るカップ
リング成分Aとしては、o-、m-およびp-アミノフェノー
ル、レゾルシン、カテコール、クレゾール、4-tert-ブ
チルフェノール、4-ヒドロキシアニソール、クロロフェ
ノール、アセチルアミノフェノールのようなフェノール
誘導体、N,N-ジエチルアニリン、N-(β-オキシエチル)
アニリンおよびN,N-ジ(β-オキシエチル)アニリンが挙
げられる。m-アミノフェノールおよびレゾルシンを用い
ることが特に好ましい。
【0025】このようにして得られる本発明のトリスア
ゾ染料は、ベンジジン系、トリジン系アゾ染料と同等の
耐光性、およびこれらより良好な耐水性(筆跡の耐水性)
を有し、水性液媒体に対する溶解性に優れる。しかも、
本発明のトリスアゾ染料は、一般に毒性の目安を得るた
めの試験法と知られている微生物を用いる復帰突然変異
試験、いわゆるエームズ(AMES)テスト(突然変異テスト)
において陰性の結果を与える、無毒性トリスアゾ染料で
ある。
【0026】本発明のトリスアゾ染料中のスルホン酸基
は、一般のスルホン酸基を有する多くのアゾ系染料がそ
うであるようにアルカリ金属塩、アンモニウム塩とする
ことができる。また、脂肪酸アミンやアルカノールアミ
ンを用いてアミン塩とすることもできる。
【0027】本発明のトリスアゾ染料のアミン塩を調製
するために用い得るアミンの具体例としては、例えば、
ブチルアミン、ジブチルアミン、sec-ブチルアミン、ジ
-tert-ブチルアミン、n-、iso-、sec-およびtert-アミ
ルアミン、ヘキシルアミン、ペンチルアミン、オクチル
アミン、2-エチルヘキシルアミン、ジ-(2-エチルヘキシ
ル)アミン、ドデシルアミンのような脂肪族アミン;シ
クロヘキシルアミン、ジ-シクロヘキシルアミンのよう
な脂環族アミン;3-エトキシプロピルアミン、ジ-(3-エ
トキシプロピル)アミン、3-ブトキシプロピルアミン、
オクトオキシプロピルアミン、3-(2-エチルヘキシルオ
キシ)プロピルアミンのようなアルコキシアルキルアミ
ン;エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタ
ノールアミン、N-シクロヘキシル-N-エタノールアミ
ン、N-ドデシルイミノ-ジ-エタノールのようなアルカノ
ール基含有アミンが挙げられる。
【0028】本発明のトリスアゾ染料中のスルホン酸基
をアミン塩とすることにより、上記塩基性化合物の種類
等に依存して、水溶性またはアルコール溶解性の染料を
調製することができる。
【0029】本発明の好ましい実施態様では、上記第1
〜4工程で得られる本発明のトリスアゾ染料を含有する
溶液を濃縮、精製する第5工程において、逆浸透法が用
いられる。このような濃縮、精製工程により、水溶性染
料の分離の際の不純物混入による従来の問題が解決され
る。
【0030】逆浸透法は、希薄溶液と半透膜で仕切られ
た濃縮溶液側に浸透圧以上の圧力を加えるとき、溶媒が
膜を通って濃厚側から希薄側へ移行する現象を利用する
濃縮法である。
【0031】本発明の濃縮、精製工程で好適に用い得る
半透膜の具体例にはアセチルセルロース膜、合成高分子
系複合膜および荷電性合成高分子系複合膜のような逆浸
透膜が挙げられる。本発明の濃縮、精製工程は、このよ
うな半透膜を用いて仕切られた耐圧アクリル容器の片側
に、上記第1〜4工程で得られる本発明のトリスアゾ染
料を含有する反応溶液を約4〜8Kgf/cm2の圧力をかけ
て、透過水の電導度が1μs以下になるまで循環するこ
とにより行われる。
【0032】逆浸透法による濃縮、精製工程により、染
料溶液は所望により、10〜20重量%の濃度に調整でき
る。このようにして得られた本発明の染料の濃厚溶液は
高純度であり、長期間にわたり安定である。本発明の濃
厚溶液として特に好ましい組成は、式(I)で示す構造を
有するトリスアゾ染料15重量%および媒体(水)85重量%
を含有するトリスアゾ染料溶液である。
【0033】更に、本発明は、式(I)で表わされるトリ
スアゾ染料および水性媒体を含有する水性インキ組成物
を提供する。
【0034】本発明の水性インキ組成物の液媒体に好適
に用い得る水溶性有機溶剤としては、1価のアルコール
(例えば、エタノール、n-プロパノール、iso-プロパノ
ール、n-ブタノールおよびジアセトンアルコールのよう
な低級アルコール;エチレングリコールモノメチルエー
テル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピ
レングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブ
チルエーテルおよびジプロピレングリコールモノエチル
エーテルのようなジオールのモノアルキルエーテル;エ
チレングリコールモノアセテートおよびプロピレングリ
コールモノアセテートのようなジオールのモノアセテー
ト;およびベンジルアルコール、シクロヘキサノール、
2価のアルコール(例えば、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、トリメチレングリコール、トリエチ
レングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチ
レングリコール、プロピレングリコールおよびブタンジ
オールのようなグリコール)、3価のアルコール(例え
ば、グリセリン、トリメチロールプロパンおよび1,2,6-
ヘキサントリオール)、ジオキサン、N-メチル-2-ピロリ
ドンおよび乳酸エチル等が挙げられる。低毒性または無
毒性のエタノール、iso-プロパノール、エチレングリコ
ール、プロピレングリコールモノアルキルエーテル、N-
メチル-2-ピロリドンおよび乳酸エステル等を用いるこ
とが特に好ましい。
【0035】本発明の水性インキ組成物中の上記有機溶
剤の好ましい含有量は、インキ組成物全量に対して重量
%で5〜95%、好ましくは10〜80%、より好ましくは15
〜30%の範囲である。
【0036】本発明の水性インキ中のトリスアゾ染料の
含有量は、インキの用途により異なり限定的ではない。
一般に、ボールペン用としては、5〜10重量%、マーキ
ングペン用としては、5〜15重量%、インキジェット記
録用としては、3〜10重量%が好ましい。
【0037】また、インキの用途目的により、水溶性樹
脂(例えばビニルピロリドンの低縮合物、水溶性アルキ
ッド樹脂および水溶性アクリル樹脂)、アルコール可溶
性樹脂(例えばアルコール可溶性フェノール樹脂、アク
リル樹脂、スチレンマレイン酸樹脂およびケトン樹
脂)、防腐防黴剤、pH調整剤、界面活性剤のような通常
用いられる添加剤を適量加えることができる。
【0038】このようにして得られる本発明の水性イン
キ組成物は筆記具用インキ、インクジェット方式による
記録液を始め、各種の溶解安定性、安定性に優れたイン
クとして使用可能で、その筆跡も堅牢である。また、本
発明の方法により得られたテトラキスアゾ染料の水溶液
をセルロース繊維や皮革の染色に用いた場合もビルドア
ップ性が良好で、堅牢染色が可能である。
【0039】
【実施例】以下の実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されない。尚、実施例
に於ける「部」は、「重量部」である。
【0040】
【実施例1】4,4'-ジアミノトリフェニルアミン27.5部
(0.1mol)を濃塩酸25部、水150部に加熱溶解させ、これ
に亜硝酸ナトリウムの36%水溶液42.5部(0.2mol)を0℃
で加えてテトラゾ化を行った。得られたテトラゾ化溶液
に1-アミノ-8-ナフトール-3,6-ジスルホン酸36.4部(0.1
mol)の水溶液を加え、5〜10℃で2時間半撹拌した。そ
の後、この溶液を炭酸ナトリウムの10%水溶液でpH3.5
〜4.0に調整し、5〜15℃で更に17時間撹拌した。次い
で、この溶液を炭酸ナトリウムの20%溶液でpH8.3〜8.6
に調整した。次いで、ジアゾ成分Bとしてのアニリン9.3
部(0.1mol)を予め常法によりジアゾ化した液をこの溶液
に加え、5〜15℃で5時間撹拌した。続いてこの溶液
に、カップリング成分Aとしてのm-アミノフェノール10.
9部(0.1mol)を水150部に溶かした溶液を加
え、一夜撹拌し反応を終了した。
【0041】得られた染料含有溶液を、荷電性合成高分
子系複合膜(日東電工社製の商品名「NTR7410」)を逆浸透
膜として用い、約4〜8Kgf/cm2の圧力で染料含有溶液
側を圧迫する逆浸透法により濃縮、精製し、染料の濃厚
溶液を得た。
【0042】このようにして得られたトリスアゾ染料を
含む濃厚溶液から染料分を濃縮、乾固することにより黒
色染料77gを得た。高速液体クロマトグラフィー(HPLC)
分析および可視光吸収スペクトル分析の結果、得られた
染料は以下の式に示す構造の染料を主体とするものであ
ることを確認した。染料水溶液の可視吸収スペクトルの
極大吸収波長(nm)を共に示す。
【0043】
【化5】
【0044】λmax(nm):486,606 黒色粉末
【0045】この染料の筆跡記録描画評価の結果を表1
に、エームズテストの結果を表1および表2に示す。ま
た可視スペクトルを図1に示し、液体クロマトグラフィ
ーを図3に示す。尚、液体クロマトグラフィー分析は、
以下に示す条件で行った。 −HPLC分析条件− 1.カラム;NUCLEOSIL 10C8 4.0*200mm 2.キャリアー; 移動相 A液 CH3CN 10ml B液 CH3CN 10ml H2O 90ml H2O 90ml CH3COOH 20μl KH2PO4 0.02N グラジエント条件 初期条件 → 最終条件 A液 80% 25min A液 20% B液 20% B液 80% 3.流量;1.5ml/min 4.カラム温度;45℃ 5.検出波長;600nm 6.試料調整;濃厚溶液200μlを5mlのDMFに
溶解し、得られた溶液200μlを5mlキャリアー溶
液に溶解することにより分析試料溶液を得た。この分析
試料溶液10μlを用いて分析を行った。
【0046】
【実施例2】4,4'-ジアミノトリフェニルアミンおよび
カップリング成分Aとしてのm-アミノフェノールの代わ
りにN-トリル-4,4'-ジアミノジフェニルアミン(0.1mol)
およびレゾルシンをそれぞれ用いること以外は実施例1
と同様にして染料を得た。実施例1と同様にして分析を
行い、以下の式に示す構造の染料を主体とするものであ
ることを確認した。この染料水溶液の可視吸収スペクト
ルの極大吸収波長(nm)を共に示す。
【0047】
【化6】
【0048】λmax(nm):486,606 黒色粉末
【0049】得られた染料の筆跡記録描画評価の結果を
表1に、エームズテストの結果を表1および表2に示
す。
【0050】
【実施例3】ジアゾ成分Bとしてのアニリンおよびカッ
プリング成分Aとしてのm-アミノフェノールの代わりにp
-sec-ブチルアニリンおよびレゾルシンをそれぞれ用い
ること以外は実施例1と同様にして染料を得た。実施例
1と同様にして分析を行い、以下の式に示す構造の染料
を主体とするものであることを確認した。可視吸収スペ
クトルの極大吸収波長(nm)を共に示す。
【0051】
【化7】
【0052】λmax(nm):486,606 黒色粉末
【0053】得られた染料の筆跡記録描画評価の結果を
表1に、エームズテストの結果を表1および表2に示
す。
【0054】
【実施例4】ジアゾ成分Bとしてのアニリンの代わりに
スルファニル酸を用いること以外は実施例1と同様にし
て染料を得た。実施例1と同様にして分析を行い、以下
の式に示す構造の染料を主体とするものであることを確
認した。可視吸収スペクトルの極大吸収波長(nm)を共に
示す。
【0055】
【化8】
【0056】λmax(nm):486,606 黒色粉末
【0057】得られた各染料の筆跡記録描画評価の結果
を表1に、エームズテストの結果を表1および表2に示
す。
【0058】
【実施例5】4,4'-ジアミノトリフェニルアミン(0.1mo
l)の代わりにN-メチル-4,4'-ジアミノジフェニルアミン
21.3部(0.1mol)を用いること以外は実施例1と同様にし
て、染料の濃厚溶液を得た。
【0059】このようにして得られたトリスアゾ染料を
含む濃厚溶液から染料分を濃縮、乾固することにより、
黒色染料71gを得た。実施例1と同様にして分析を行
い、以下の式に示す構造の染料を主体とするものである
ことを確認した。可視吸収スペクトルの極大吸収波長(n
m)を共に示す。
【0060】
【化9】
【0061】λmax(nm):484,606 黒色粉末
【0062】この染料の筆跡記録描画評価の結果を表1
に、エームズテストの結果を表1および表2に示す。得
られた染料の可視スペクトルを図2に示す。
【0063】
【実施例6】4,4'-ジアミノトリフェニルアミンおよび
ジアゾ成分Bとしてのアニリンの代わりにN-ブチル-4,4'
-ジアミノジフェニルアミン(0.1mol)およびp-sec-ブチ
ルアニリンをそれぞれ用いること以外は実施例1と同様
にして染料を得た。実施例1と同様にして分析を行い、
以下の式に示す構造の染料を主体とするものであること
を確認した。可視吸収スペクトルの極大吸収波長(nm)を
共に示す。
【0064】
【化10】
【0065】λmax(nm):484,606 黒色粉末
【0066】得られた染料の筆跡記録描画評価の結果を
表1に、エームズテストの結果を表1および表2に示
す。得られた染料の可視スペクトルを図2に示す。
【0067】
【実施例7】4,4'-ジアミノトリフェニルアミンおよび
ジアゾ成分Bとしてのアニリンの代わりにN-ヘキシル-4,
4'-ジアミノジフェニルアミン(0.1mol)およびo-トルイ
ジンをそれぞれ用いること以外は実施例1と同様にして
染料を得た。実施例1と同様にして分析を行い、以下の
式に示す構造の染料を主体とするものであることを確認
した。可視吸収スペクトルの極大吸収波長(nm)を共に示
す。
【0068】
【化11】
【0069】λmax(nm):484,606 黒色粉末
【0070】得られた染料の筆跡記録描画評価の結果を
表1に、エームズテストの結果を表1および表2に示
す。
【0071】
【実施例8】4,4'-ジアミノトリフェニルアミンおよび
ジアゾ成分Bとしてのアニリンの代わりにN-オクチル-4,
4'-ジアミノジフェニルアミン(0.1mol)およびスルファ
ニル酸をそれぞれ用いること以外は実施例1と同様にし
て染料を得た。実施例1と同様にして分析を行い、以下
の式に示す構造の染料を主体とするものであることを確
認した。可視吸収スペクトルの極大吸収波長(nm)を共に
示す。
【0072】
【化12】
【0073】λmax(nm):484,606 黒色粉末
【0074】得られた染料の筆跡記録描画評価の結果を
表1に、エームズテストの結果を表1および表2に示
す。
【0075】
【比較例1】4,4'-ジアミノトリフェニルアミンの代わ
りにジアミノジフェニルアミン-2-スルホン酸(0.1mol)
を用いること以外は実施例1と同様にして、比較例1の
染料(C.I.ダイレクトブラック168)を得た。実施例1と
同様にして分析を行い、以下の式に示す構造の染料を主
体とするものであることを確認した。色相を共に示す。
【0076】
【化13】
【0077】赤味黒
【0078】得られた染料の筆跡記録描画評価の結果を
表1に、エームズテストの結果を表1および表2に示
す。
【0079】
【比較例2〜3】以下に列挙するトリスアゾ染料または
ポリアゾ染料を用いること以外は実施例1と同様にし
て、それぞれエームズテストおよび筆跡記録描画評価を
行った。結果を表1および表2に示す。
【0080】
【0081】
【筆跡記録描画評価法】
耐光性;得られた染料を3%濃度になるように5%ジエ
チレングリコール水溶液に溶解し、この溶液をJIS P-32
01(筆記用紙A)に25μのアプリケーターで展色したも
の(展色紙)を、太陽光に1ケ月暴露して、変褪色度を試
験前のものと比較した。 耐水性;上記展色紙を1日風乾した後、水道水に1時間
浸漬したものを、マクベス濃度計TR−927(商品
名,コルモーゲン社製)で反射濃度を測定して、試験前
の展色紙の反射濃度と比較した。 (評価) 耐光性;◎:変褪色が殆ど認められない ○:変褪色が認められる ×:変褪色が激しい 耐水性;◎:反射濃度が試験前の70%以上 ○:反射濃度が試験前の50〜70% ×:反射濃度が試験前の50%以下
【0082】
【エームズテスト評価法】実施例1〜8で得られた本発
明のトリスアゾ染料および比較例1〜4の染料をそれぞ
れ含む検体液について、菌株TA98を用いて、突然変異し
たコロニー総数を求めた。このエームズテストにより求
められたコロニー総数の、対照に対する倍率を表2に示
した。倍率の結果が2以下出ある場合を「陰性」、倍率が
2以上である場合を「陽性」として表1に示した。
【0083】なお、第2表において、-欄は薬物代謝活
性酵素S-9を加えなかった場合の倍率を示し、+欄は薬物
代謝活性酵素S-9を加えた場合の場合を示す。
【0084】
【実施例9】成分 配合量(重量部) イオン交換水 35 プロピレングリコール 15 実施例1の濃厚溶液 50 界面活性剤(ユニダインDS-401) 1 防腐防黴剤 0.1
【0085】上記配合による水性ボールペン用黒色イン
キを作成し、筆記性能を調べたところ、長期間スムーズ
に筆記でき、筆跡の耐光性、耐水性は良好であった。
【0086】
【実施例10】成分 配合量(重量部) イオン交換水 35 エチレングリコール 10 ジエチレングリコール 5 実施例3の濃厚溶液 50 防腐防黴剤 0.2
【0087】上記配合によるサインペン用黒色インキを
作成し、筆記性能を調べたところ、長期間スムーズに筆
記でき、筆跡の耐光性、耐水性は良好であった。
【0088】
【実施例11】成分 配合量(重量部) イオン交換水 70 ジエチレングリコール 10 安息香酸ナトリウム 0.1 実施例7の濃厚溶液 20
【0089】上記配合によるインクジェット記録用黒色
インキを作成し、市販のインクジェット方式によるプリ
ンターを用いて、記録性能を調べたところ、オリフィス
を目詰りさせることなく印字でき、記録文字・画像の耐
光性、耐水性は良好であった。
【0090】
【濃厚溶液の経時安定性試験】実施例1〜8で得られた
濃厚溶液30mlを、各々50mlのガラス製サンプル瓶に採
り、インキュベーター(Incubator、三洋電機社製)を用
いて経時安定性を評価した。温度範囲-5〜50℃、リピー
ト時間60分、3カ月のテストにおいても、染料等の析出
および濃厚溶液の変質は認められなかった。
【0091】
【表1】
【0092】
【表2】
【0093】
【発明の効果】良好な化学的性質(染色性、堅牢性、色
相および溶解性等)を維持し、かつ、安全性に優れたト
リスアゾ染料、これを含有する水性インキ組成物、およ
び高度に精製されたトリスアゾ染料濃厚溶液の製法が提
供された。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施態様であるトリスアゾ染料の
可視スペクトルである。
【図2】 本発明の他の実施態様であるトリスアゾ染料
の可視スペクトルである。
【図3】 本発明の一実施態様であるトリスアゾ染料の
液体クロマトグラムである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】第2に、安全性が挙げられる。近年では、
化学物質の安全性が重要なテーマとなっており、人体に
悪影響を及ぼさない安全性に優れた染料が求められてい
るからである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】このようにして得られる本発明の水性イン
キ組成物は筆記具用インキ、インクジェット方式による
記録液を始め、各種の溶解安定性、安定性に優れたイン
クとして使用可能で、その筆跡も堅牢である。また、本
発明の方法により得られたトリスアゾ染料の水溶液をセ
ルロース繊維や皮革の染色に用いた場合もビルドアップ
性が良好で、堅牢染色が可能である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正内容】
【0082】
【エームズテスト評価法】実施例1〜8で得られた本発
明のトリスアゾ染料および比較例1〜3の染料をそれぞ
れ含む検体液について、菌株TA98を用いて、突然変異し
たコロニー総数を求めた。このエームズテストにより求
められたコロニー総数の、対照に対する倍率を表2に示
した。倍率の結果が2以下出ある場合を「陰性」、倍率が
2以上である場合を「陽性」として表1に示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米澤 昌規 大阪府寝屋川市讃良東町8番1号 オリヱ ント化学工業株式会社研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 [式中、Bは置換または無置換のフェニル基であり、Aは
    アミノ基、置換アミノ基およびヒドロキシル基からなる
    群から選択される少なくとも1種の基で置換されたフェ
    ニル基であり、Rは置換または無置換のフェニル基また
    はC1〜C8のアルキル基であり、Mは水素、アルカリ金
    属、脂肪族アルキルアンモニウムまたはアルカノールア
    ンモニウムである。]で示される構造を有するトリスア
    ゾ染料。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のトリスアゾ染料および水
    性媒体を含有する水性インキ組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のトリスアゾ染料を含有す
    る溶液を、逆浸透法を用いて濃縮する工程を包含する濃
    厚溶液の製法。
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