JPH05222002A - 1位にエーテル基又はチオエーテル基を含有するフタラジン及び該化合物の製造方法、並びに該化合物を含有する、鎮痛性、消炎性、鎮痙性及び解熱作用を有する医薬及びその製造方法 - Google Patents
1位にエーテル基又はチオエーテル基を含有するフタラジン及び該化合物の製造方法、並びに該化合物を含有する、鎮痛性、消炎性、鎮痙性及び解熱作用を有する医薬及びその製造方法Info
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- JPH05222002A JPH05222002A JP4290058A JP29005892A JPH05222002A JP H05222002 A JPH05222002 A JP H05222002A JP 4290058 A JP4290058 A JP 4290058A JP 29005892 A JP29005892 A JP 29005892A JP H05222002 A JPH05222002 A JP H05222002A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 1位にエーテル又はチオエーテル基を含有す
るフタラジンを提供する。 【構成】 一般式Iで示されるフタラジン化合物及びそ
れらの生理学的に容認される酸付加塩、その製造方法及
び該フタラジン化合物を含む医薬。但し1−メトキシ−
フタラジン、1−エトキシ−フタラジン及び1フェノキ
シ−フタラジンは除外される。 〔式Iに於て、XはO又はSを表し、Rはキヌクリジル
基、C1〜6アルキル基、フェニル基、ピリジル基等を
表す。〕 【効果】 該化合物は、薬理学的に効果的で鎮痛性、消
炎性、鎮痙性及び解熱作用を有する。
るフタラジンを提供する。 【構成】 一般式Iで示されるフタラジン化合物及びそ
れらの生理学的に容認される酸付加塩、その製造方法及
び該フタラジン化合物を含む医薬。但し1−メトキシ−
フタラジン、1−エトキシ−フタラジン及び1フェノキ
シ−フタラジンは除外される。 〔式Iに於て、XはO又はSを表し、Rはキヌクリジル
基、C1〜6アルキル基、フェニル基、ピリジル基等を
表す。〕 【効果】 該化合物は、薬理学的に効果的で鎮痛性、消
炎性、鎮痙性及び解熱作用を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1位にエーテル基又は
チオエーテル基を含有するフタラジン及びその製造方法
に関する。
チオエーテル基を含有するフタラジン及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】J.Prakt. Chemie 2, 51 (1895) P.148-1
49 には、1−クロル−フタラジン及びナトリウムメチ
ラート、ないしはナトリウムエチラートからの1−メト
キシ−フタラジン並びに1−エトキシ−フタラジンの化
合物の製造が記載されている。
49 には、1−クロル−フタラジン及びナトリウムメチ
ラート、ないしはナトリウムエチラートからの1−メト
キシ−フタラジン並びに1−エトキシ−フタラジンの化
合物の製造が記載されている。
【0003】米国特許第2484029号明細書には、
1−フェノキシ−フタラジンを1−ヒドラジノ−フタラ
ジンを製造するための出発物質として挙げている。
1−フェノキシ−フタラジンを1−ヒドラジノ−フタラ
ジンを製造するための出発物質として挙げている。
【0004】これらの文献には、該化合物に関する薬理
学的作用について言及又は示唆されていない。
学的作用について言及又は示唆されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の解決
する課題は、例えば鎮痛及び消炎作用のある医薬として
役立つ、好都合な薬理学的特性を有する化合物を提供す
ることであった。
する課題は、例えば鎮痛及び消炎作用のある医薬として
役立つ、好都合な薬理学的特性を有する化合物を提供す
ることであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、請求項に記
載の化合物及びその製造方法により解決される。本発明
による化合物は、薬理学的に効果的である。特に、本発
明による化合物は著しい、かつ強力な鎮痛性(例えば末
梢性鎮痛、中枢性鎮痛)、消炎性、鎮痙性及び解熱性作
用を有する。
載の化合物及びその製造方法により解決される。本発明
による化合物は、薬理学的に効果的である。特に、本発
明による化合物は著しい、かつ強力な鎮痛性(例えば末
梢性鎮痛、中枢性鎮痛)、消炎性、鎮痙性及び解熱性作
用を有する。
【0007】次に、本発明の重要部分を説明する。
【0008】式Iに存在するアルキル基/アルキル残
基、アルコキシ基、アルカノイルアミノ基又はアルカノ
イル基は、直鎖状又は分枝鎖状であってよい。このこと
は別の組成の基(例えばモノアルキル−、ジアルキル−
又はトリアルキルアミノ基、アルカノイルアミノ基又は
カルボアルコキシ基の形)の構成成分である場合の、ア
ルキル基及びアルコキシ基についても当てはまる。
基、アルコキシ基、アルカノイルアミノ基又はアルカノ
イル基は、直鎖状又は分枝鎖状であってよい。このこと
は別の組成の基(例えばモノアルキル−、ジアルキル−
又はトリアルキルアミノ基、アルカノイルアミノ基又は
カルボアルコキシ基の形)の構成成分である場合の、ア
ルキル基及びアルコキシ基についても当てはまる。
【0009】アルキル基又はアルコキシ基そのものとし
て、又は別の組成の基の成分としてのアルキル基及びア
ルコキシ基は、特に1〜4個の炭素原子、有利には1〜
2個の炭素原子からなる。アルカノイル基又はアルカノ
イルアミノ基は、特に2〜4個、有利には2〜3個の炭
素原子からなる。アルキルピリジルは、1、2又は3個
のC1〜C6−アルキル基、有利にはメチル基を含有する
ピリジル基を表す。アルキル基は、ピリジル基の2−,
3−,4−及び/又は6−位に存在するのが有利であ
る。
て、又は別の組成の基の成分としてのアルキル基及びア
ルコキシ基は、特に1〜4個の炭素原子、有利には1〜
2個の炭素原子からなる。アルカノイル基又はアルカノ
イルアミノ基は、特に2〜4個、有利には2〜3個の炭
素原子からなる。アルキルピリジルは、1、2又は3個
のC1〜C6−アルキル基、有利にはメチル基を含有する
ピリジル基を表す。アルキル基は、ピリジル基の2−,
3−,4−及び/又は6−位に存在するのが有利であ
る。
【0010】ピリジル基自体は、2−,4−及び/又は
6−位を介してC1〜C6−アルキル基に結合しているの
が有利である。このことは、記号Rがピリジル基を表す
場合にも該当する。ピリジル−又はアルキルピリジル基
で置換されたC1〜C6−アルキル基としては、有利には
ピリジルメチル基、すなわち有利にはピリジル−(2)
−、ピリジル−(4)−又はピリジル−(6)−基を含
有するメチル基である。その際、ピリジン環が場合によ
り付加的に1,2又は3個のC1〜C6−アルキル基、有
利にはメチル基を含有していてもよい。
6−位を介してC1〜C6−アルキル基に結合しているの
が有利である。このことは、記号Rがピリジル基を表す
場合にも該当する。ピリジル−又はアルキルピリジル基
で置換されたC1〜C6−アルキル基としては、有利には
ピリジルメチル基、すなわち有利にはピリジル−(2)
−、ピリジル−(4)−又はピリジル−(6)−基を含
有するメチル基である。その際、ピリジン環が場合によ
り付加的に1,2又は3個のC1〜C6−アルキル基、有
利にはメチル基を含有していてもよい。
【0011】キヌクリジン環としては、有利にはクヌク
リジル−(3)−基が該当する。
リジル−(3)−基が該当する。
【0012】Xは、有利には酸素を表す。
【0013】Xが酸素原子及びRがフェニル基又はアミ
ノ基又はC2〜C4−アルカノイルアミノ基を、有利には
4−位に含有するフェニル基である式Iの化合物が特に
効果的である。
ノ基又はC2〜C4−アルカノイルアミノ基を、有利には
4−位に含有するフェニル基である式Iの化合物が特に
効果的である。
【0014】製造条件及び出発物質に応じて、遊離した
形で又はその塩の形で式Iの目的物質が得られる。目的
物質の塩(場合によりこれらは塩基性の窒素原子を含有
する)は、自体公知の方法で例えばアルカリ又はイオン
交換体で再度塩基に変換することができる。後者のもの
から有機酸、特に治療に使用可能な塩の形成に適した有
機酸と反応させることにより塩が得られる。
形で又はその塩の形で式Iの目的物質が得られる。目的
物質の塩(場合によりこれらは塩基性の窒素原子を含有
する)は、自体公知の方法で例えばアルカリ又はイオン
交換体で再度塩基に変換することができる。後者のもの
から有機酸、特に治療に使用可能な塩の形成に適した有
機酸と反応させることにより塩が得られる。
【0015】式II及び式IIIの化合物の製造方法
は、溶剤又は分散剤中、20〜200℃、有利には30
〜150℃、特に40〜80℃の温度で実施する。溶剤
ないしは分散剤としては、例えば低級脂肪族アルコール
(1〜6個の炭素原子を有する、例えばプロパノール、
イソプロパノール、ブタノール)、低級脂肪族エーテル
(ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル)、芳香
族炭化水素(ベンゼン、トルエン、キシレン)、環式エ
ーテル(ジオキサン、テトロヒドロフラン)、低級脂肪
族カルボン酸と低級脂肪族アルコールとのエステル、ア
ミド及び脂肪族C1〜C4−カルボン酸、N−アルキル置
換されたアミド(ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド)、C1〜C6−ジアルキルスルホン(ジメチル
スルホキシド)並びに別の中性物質、例えばN−メチル
ピロリドン、テトラメチル尿素、ヘキサメチルホスホン
酸トリアミド、アセトニトリルが該当する。上記溶剤の
個々のアルキル基は、例えば1〜6個、特に1〜4個の
炭素原子を含有する。
は、溶剤又は分散剤中、20〜200℃、有利には30
〜150℃、特に40〜80℃の温度で実施する。溶剤
ないしは分散剤としては、例えば低級脂肪族アルコール
(1〜6個の炭素原子を有する、例えばプロパノール、
イソプロパノール、ブタノール)、低級脂肪族エーテル
(ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル)、芳香
族炭化水素(ベンゼン、トルエン、キシレン)、環式エ
ーテル(ジオキサン、テトロヒドロフラン)、低級脂肪
族カルボン酸と低級脂肪族アルコールとのエステル、ア
ミド及び脂肪族C1〜C4−カルボン酸、N−アルキル置
換されたアミド(ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド)、C1〜C6−ジアルキルスルホン(ジメチル
スルホキシド)並びに別の中性物質、例えばN−メチル
ピロリドン、テトラメチル尿素、ヘキサメチルホスホン
酸トリアミド、アセトニトリルが該当する。上記溶剤の
個々のアルキル基は、例えば1〜6個、特に1〜4個の
炭素原子を含有する。
【0016】該方法は、好ましくは縮合剤の存在下で実
施する。この種の縮合剤としては、例えば無機縮合剤、
例えばアルカリ金属−又はアルカリ土類金属水酸化物、
アルカリ金属水素化物、アルカリ金属アミド、アルカリ
金属−又はアルカリ土類金属炭酸塩又は有機塩基、例え
ばピリジン、第三アミン、ピペリジン、アルカリ金属ア
ルコラート、アルカリ金属酢酸塩、又はトリエチルホス
フェートも該当する。アルカリ金属としては、特にナト
リウム又はカリウムが重要である。相転移条件下で(す
なわち1種以上の長鎖状のアミン、例えばベンジルトリ
ブチル−アンモニウム−ハロゲン化物、テトラブチル−
アンモニウム−ハロゲン化物又はベンジル−トリフェニ
ル−ホスホニウム塩化物を添加して)操作してもよい。
施する。この種の縮合剤としては、例えば無機縮合剤、
例えばアルカリ金属−又はアルカリ土類金属水酸化物、
アルカリ金属水素化物、アルカリ金属アミド、アルカリ
金属−又はアルカリ土類金属炭酸塩又は有機塩基、例え
ばピリジン、第三アミン、ピペリジン、アルカリ金属ア
ルコラート、アルカリ金属酢酸塩、又はトリエチルホス
フェートも該当する。アルカリ金属としては、特にナト
リウム又はカリウムが重要である。相転移条件下で(す
なわち1種以上の長鎖状のアミン、例えばベンジルトリ
ブチル−アンモニウム−ハロゲン化物、テトラブチル−
アンモニウム−ハロゲン化物又はベンジル−トリフェニ
ル−ホスホニウム塩化物を添加して)操作してもよい。
【0017】一般には、ヒドロキシ基ないしはメルカプ
ト基を含有する出発成分から、まず、例えば上記のアル
カリ金属化合物を使用して相応する塩を製造し、次いで
これを第2反応成分IIと反応させる。
ト基を含有する出発成分から、まず、例えば上記のアル
カリ金属化合物を使用して相応する塩を製造し、次いで
これを第2反応成分IIと反応させる。
【0018】式IIIのYがC1〜C6−アルキル−スル
ホニルオキシ基である場合には、アルキル部分に1〜4
個の炭素原子を有するもの(例えばメチルスルホニルオ
キシ基)が有利である。式IIIのYがアリールスルホ
ニルオキシ基である場合には、アリール基としては、フ
ェニル基又はナフチル基が有利である。その際、これら
は場合によりC1〜C4−アルキル基(特にメチル基)で
置換されていてもよい(例えばp−トルオールスルホニ
ルオキシ基)。
ホニルオキシ基である場合には、アルキル部分に1〜4
個の炭素原子を有するもの(例えばメチルスルホニルオ
キシ基)が有利である。式IIIのYがアリールスルホ
ニルオキシ基である場合には、アリール基としては、フ
ェニル基又はナフチル基が有利である。その際、これら
は場合によりC1〜C4−アルキル基(特にメチル基)で
置換されていてもよい(例えばp−トルオールスルホニ
ルオキシ基)。
【0019】式II(式中、Z=SH)の出発物質の製
造:該化合物は、例えば式II[式中、Zはハロゲン原
子(フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)である]の化合物か
らナトリウム−又はカリウムメルカプチドと、アルコー
ル(メタノール、エタノール、プロピレングリコール)
中、20〜150℃の温度で、又は水溶性媒体中100
〜150℃で反応させるか、又はチオ尿素と、低級アル
コール(エタノール、イソプロパノール)中、20〜1
00℃の温度で反応させ、引続きアルカリで(例えば蒸
気浴上の水性炭酸ナトリウムを用いて)分解することに
より得られる。
造:該化合物は、例えば式II[式中、Zはハロゲン原
子(フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)である]の化合物か
らナトリウム−又はカリウムメルカプチドと、アルコー
ル(メタノール、エタノール、プロピレングリコール)
中、20〜150℃の温度で、又は水溶性媒体中100
〜150℃で反応させるか、又はチオ尿素と、低級アル
コール(エタノール、イソプロパノール)中、20〜1
00℃の温度で反応させ、引続きアルカリで(例えば蒸
気浴上の水性炭酸ナトリウムを用いて)分解することに
より得られる。
【0020】もう1つの可能性は、式II(式中、Zは
ヒドロキシ基である)の化合物を五硫化燐と一緒に50
〜200℃、例えば60〜160℃の温度に加熱する。
該反応は、例えば Erwin Klingenberg, Pyidine and it
s Derivatives, Part IV (1964), P.348-351 又は西ド
イツ国特許出願公開第2230392号明細書、9頁に
記載された方法と同様に行ってよい。
ヒドロキシ基である)の化合物を五硫化燐と一緒に50
〜200℃、例えば60〜160℃の温度に加熱する。
該反応は、例えば Erwin Klingenberg, Pyidine and it
s Derivatives, Part IV (1964), P.348-351 又は西ド
イツ国特許出願公開第2230392号明細書、9頁に
記載された方法と同様に行ってよい。
【0021】Yがヒドロキシ基である式IIIの出発物
質は、Rがハロゲン原子である式IIIの化合物から、
アルカリ加水分解により、自体公知の方法で、例えば
C.Ferri, Reaktionen der organischen Synthese, 197
8, P.200, 又は Houben-Weyl,Methoden der organische
n Chemie, VI/1a巻, 第1部、180-191頁に記載の方法で
得られる。
質は、Rがハロゲン原子である式IIIの化合物から、
アルカリ加水分解により、自体公知の方法で、例えば
C.Ferri, Reaktionen der organischen Synthese, 197
8, P.200, 又は Houben-Weyl,Methoden der organische
n Chemie, VI/1a巻, 第1部、180-191頁に記載の方法で
得られる。
【0022】Yがヒドロキシ基である式IIIの化合物
から、Yがハロゲン原子である該式IIIの出発化合物
が得られ、更に例えばチオニルハロオゲン炭化水素(塩
化物、臭化物、ヨウ化物)又はスルホン酸塩化物と、ハ
ロゲン化炭化水素(クロロホルム)又は芳香族炭化水素
(ベンゼン)中、又はピリジン中、20〜150℃の温
度で(有利には使用溶剤の沸騰温度で)反応させること
により得られる。Yがアルキルスルホニルオキシ基又は
アリールスルホニルオキシ基である式IIIの出発物質
は、例えば相応する水酸化化合物(Y=OH)から、C
1〜C6−アルキル−スルホン酸塩化物又は相応するアリ
ールスルホン酸塩化物と、これに対して不活性溶剤(ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、クロロホルム、メチレン
クロリド、ジオキサン)中、20〜150℃の温度で反
応させることにより得られる。その際、酸性物質(例え
ば、第三アミン、例えばトリエチルアミン)の存在下で
操作するのが好ましい。
から、Yがハロゲン原子である該式IIIの出発化合物
が得られ、更に例えばチオニルハロオゲン炭化水素(塩
化物、臭化物、ヨウ化物)又はスルホン酸塩化物と、ハ
ロゲン化炭化水素(クロロホルム)又は芳香族炭化水素
(ベンゼン)中、又はピリジン中、20〜150℃の温
度で(有利には使用溶剤の沸騰温度で)反応させること
により得られる。Yがアルキルスルホニルオキシ基又は
アリールスルホニルオキシ基である式IIIの出発物質
は、例えば相応する水酸化化合物(Y=OH)から、C
1〜C6−アルキル−スルホン酸塩化物又は相応するアリ
ールスルホン酸塩化物と、これに対して不活性溶剤(ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、クロロホルム、メチレン
クロリド、ジオキサン)中、20〜150℃の温度で反
応させることにより得られる。その際、酸性物質(例え
ば、第三アミン、例えばトリエチルアミン)の存在下で
操作するのが好ましい。
【0023】Y=ハロゲン原子の式IIIのハロゲン化
物から、例えばYがメルカプト基である式IIIのアル
カリ金属硫化物の出発物質と反応させてもよい。該反応
は、C.Ferri, Reaktionen der organischen Synthese,
1978, P.205-209 又は西ドイツ国特許出願公開第223
0392号明細書、例えば9頁と同様に行ってもよい。
物から、例えばYがメルカプト基である式IIIのアル
カリ金属硫化物の出発物質と反応させてもよい。該反応
は、C.Ferri, Reaktionen der organischen Synthese,
1978, P.205-209 又は西ドイツ国特許出願公開第223
0392号明細書、例えば9頁と同様に行ってもよい。
【0024】アルキル化及びアシル化 ここではアミノ基のアルキル化及びアシル化(例えば基
R1,R2及び/又はR3がアミノ−又はモノアルキルア
ミノ−ないしはジアルキルアミノ基である場合の)を取
り上げる。アルキル化は、例えば式:R′Hal,Ar
SO2OR′及びSO2(OR3)2[式中、Halはハロ
ゲン原子(特に塩素、臭素又はヨウ素)、Arは芳香族
の基(例えば場合により1個以上の低級アルキル基で置
換されたフェニル−又はナフチル基)及びR′はC1〜
C6−アルキル基である]の化合物との反応により行
う。例としては、p−トルオールスルホン酸−C1〜C6
−アルキル基、C1〜C6−ジアルキルスルフェート、C
1〜C6−アルキルハロゲン化物である。アルキル化−及
びアシル化反応は、場合により通常の酸結合剤、例えば
アルカリ金属酸化物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金
属炭酸水素塩、アルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ金属
酢酸塩、第三アミン(例えばトリアルキルアミン、例え
ばトリエチルアミン)、ピリジン又はアルカリ金属水素
化物を添加して、0〜200℃、有利には40〜140
℃の温度で不活性溶剤又は懸濁剤中で行う。溶剤又は分
散剤としては、例えば芳香族炭化水素、例えばベンゼ
ン、トルエン、キシレン;脂肪族ケトン、例えばアセト
ン、メチルエチルケトン;ハロゲン化炭化水素、例えば
クロロホルム、四塩化炭化水素、クロロベンゼン、塩化
メチレン;脂肪族エーテル、例えばブチルエーテル、環
式エーテル、例えばテトラヒドロフラン、ジオキサン;
スルホキシド、例えばジメチルスルホキシド;第三アミ
ド、例えばジメチルホルムアミド、N−メチルピロリド
ン、ヘキサメチルホスホン酸トリアミド;脂肪族アルコ
ール、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノー
ル、アミルアルコール、第三ブタノール、環式脂肪族炭
化水素、例えばシクロヘキサン及び類似のものが該当す
る。上記溶剤の水性混合物も使用してよい。しばしば使
用溶剤ないしは分散剤の還流温度で操作する。しばしば
アルキル化反応成分を過剰で使用する。アルキル化はテ
トラアルキルアンモニウム塩(特にハロゲン化物)の存
在下、アルカリ金属水酸化物と組合せて0〜100℃、
有利には20〜80℃の温度で中性溶剤中又はクロロホ
ルム又は塩化メチレン中で行ってもよい。中性溶剤とし
ては、特に第三アミド(ジメチルホルムアミド、N−メ
チル−ピロリドン、ヘキサメチル燐酸トリアミド)、ジ
メチルスルホキシド、アセトニトリル、ジメトキシエタ
ン、アセトン、テトラヒドロフランが該当する。
R1,R2及び/又はR3がアミノ−又はモノアルキルア
ミノ−ないしはジアルキルアミノ基である場合の)を取
り上げる。アルキル化は、例えば式:R′Hal,Ar
SO2OR′及びSO2(OR3)2[式中、Halはハロ
ゲン原子(特に塩素、臭素又はヨウ素)、Arは芳香族
の基(例えば場合により1個以上の低級アルキル基で置
換されたフェニル−又はナフチル基)及びR′はC1〜
C6−アルキル基である]の化合物との反応により行
う。例としては、p−トルオールスルホン酸−C1〜C6
−アルキル基、C1〜C6−ジアルキルスルフェート、C
1〜C6−アルキルハロゲン化物である。アルキル化−及
びアシル化反応は、場合により通常の酸結合剤、例えば
アルカリ金属酸化物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金
属炭酸水素塩、アルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ金属
酢酸塩、第三アミン(例えばトリアルキルアミン、例え
ばトリエチルアミン)、ピリジン又はアルカリ金属水素
化物を添加して、0〜200℃、有利には40〜140
℃の温度で不活性溶剤又は懸濁剤中で行う。溶剤又は分
散剤としては、例えば芳香族炭化水素、例えばベンゼ
ン、トルエン、キシレン;脂肪族ケトン、例えばアセト
ン、メチルエチルケトン;ハロゲン化炭化水素、例えば
クロロホルム、四塩化炭化水素、クロロベンゼン、塩化
メチレン;脂肪族エーテル、例えばブチルエーテル、環
式エーテル、例えばテトラヒドロフラン、ジオキサン;
スルホキシド、例えばジメチルスルホキシド;第三アミ
ド、例えばジメチルホルムアミド、N−メチルピロリド
ン、ヘキサメチルホスホン酸トリアミド;脂肪族アルコ
ール、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノー
ル、アミルアルコール、第三ブタノール、環式脂肪族炭
化水素、例えばシクロヘキサン及び類似のものが該当す
る。上記溶剤の水性混合物も使用してよい。しばしば使
用溶剤ないしは分散剤の還流温度で操作する。しばしば
アルキル化反応成分を過剰で使用する。アルキル化はテ
トラアルキルアンモニウム塩(特にハロゲン化物)の存
在下、アルカリ金属水酸化物と組合せて0〜100℃、
有利には20〜80℃の温度で中性溶剤中又はクロロホ
ルム又は塩化メチレン中で行ってもよい。中性溶剤とし
ては、特に第三アミド(ジメチルホルムアミド、N−メ
チル−ピロリドン、ヘキサメチル燐酸トリアミド)、ジ
メチルスルホキシド、アセトニトリル、ジメトキシエタ
ン、アセトン、テトラヒドロフランが該当する。
【0025】アシル化の場合には、例えばアミノ基又は
NH基を含有する式Iの化合物にC2〜C6−アルカノイ
ル基を導入する。
NH基を含有する式Iの化合物にC2〜C6−アルカノイ
ル基を導入する。
【0026】その際、自体公知の方法で、有利にはカル
ボ−C1〜C6−アルコキシハロゲン化物(又は相応する
無水物)を使用して、又はC2〜C6−アルカノイルハロ
ゲン化物(有利には相応する無水物)を使用して行う。
該反応温度は有利には30〜120℃である。
ボ−C1〜C6−アルコキシハロゲン化物(又は相応する
無水物)を使用して、又はC2〜C6−アルカノイルハロ
ゲン化物(有利には相応する無水物)を使用して行う。
該反応温度は有利には30〜120℃である。
【0027】場合により、アルキル化及びアシル化で
は、まずアルキル化ないしはアシル化すべき化合物から
アルカリ金属化合物(例えばナトリウム塩、カリウム塩
又はリチウム塩)を製造し、その際、該化合物を不活性
溶剤、例えばジオキサン、ジメチルホルムアミド、ベン
ゼン又はトルエン中アルカリ金属、アルカリ金属水素化
物又はアルカリ金属アミド(特にナトリウム又はナトリ
ウム化合物)又はブチルリチウムと0〜150℃の温度
で反応させ、次いでアルキル化又はアシル化物質を供給
する方法で行ってもよい。
は、まずアルキル化ないしはアシル化すべき化合物から
アルカリ金属化合物(例えばナトリウム塩、カリウム塩
又はリチウム塩)を製造し、その際、該化合物を不活性
溶剤、例えばジオキサン、ジメチルホルムアミド、ベン
ゼン又はトルエン中アルカリ金属、アルカリ金属水素化
物又はアルカリ金属アミド(特にナトリウム又はナトリ
ウム化合物)又はブチルリチウムと0〜150℃の温度
で反応させ、次いでアルキル化又はアシル化物質を供給
する方法で行ってもよい。
【0028】上記アルキル化剤及びアシル化剤の代わり
に、別の化学の分野で常用の化学的に同等の物質を使用
してもよい(例えば L.F. und Mary Fiser “Reagents
forOrganic Synthesis”, John Wiley and Sons, Inc.,
New York, 1967 第1巻 1303-4頁,及び第2巻 471頁、
参照)。
に、別の化学の分野で常用の化学的に同等の物質を使用
してもよい(例えば L.F. und Mary Fiser “Reagents
forOrganic Synthesis”, John Wiley and Sons, Inc.,
New York, 1967 第1巻 1303-4頁,及び第2巻 471頁、
参照)。
【0029】式Iの化合物中、基Rが、例えばカルボ−
C1〜C6−アルコキシ基又はC2〜C6−アルカノイル基
を含有する場合、該基は、加溶媒分解的に分解すること
ができる。該分解は公知方法で、例えば酸(鉱酸、例え
ば塩酸、硫酸、特に濃ハロゲン化炭化水素酸、例えばH
Br/氷酢酸)で又は塩基物質(炭酸カリウム溶液、炭
酸ナトリウム溶液、水性アルカリ溶液、アルコール性ア
ルカリ溶液、水性NH3)を用いて、10〜150℃、
特に20〜100℃の温度でけん化することにより行
う。
C1〜C6−アルコキシ基又はC2〜C6−アルカノイル基
を含有する場合、該基は、加溶媒分解的に分解すること
ができる。該分解は公知方法で、例えば酸(鉱酸、例え
ば塩酸、硫酸、特に濃ハロゲン化炭化水素酸、例えばH
Br/氷酢酸)で又は塩基物質(炭酸カリウム溶液、炭
酸ナトリウム溶液、水性アルカリ溶液、アルコール性ア
ルカリ溶液、水性NH3)を用いて、10〜150℃、
特に20〜100℃の温度でけん化することにより行
う。
【0030】不整炭素原子を含有し、一般にラセミ化合
物として生じる式Iの化合物は、自体公知の方法で、例
えば光学活性の酸を用いて光学活性異性体に分解するこ
とができる。しかし、最初から光学活性出発物質を使用
するこも可能である。その際、目的生成物としては、相
応する光学活性ないしはジアステレオマーの形が得られ
る。
物として生じる式Iの化合物は、自体公知の方法で、例
えば光学活性の酸を用いて光学活性異性体に分解するこ
とができる。しかし、最初から光学活性出発物質を使用
するこも可能である。その際、目的生成物としては、相
応する光学活性ないしはジアステレオマーの形が得られ
る。
【0031】従って、本発明は、式Iの化合物において
不整炭素原子が存在する場合場合には、D−及びL−形
並びにDL−混合物が存在する場合には、同様に相応す
るジオステレオマーの形も包含している。
不整炭素原子が存在する場合場合には、D−及びL−形
並びにDL−混合物が存在する場合には、同様に相応す
るジオステレオマーの形も包含している。
【0032】本発明による化合物は、製薬学的組成物を
製造するのに適している。該製薬学的組成物ないしは医
薬は、本発明による化合物を1種以上含有していてよ
い。薬理学的製剤を製造するためには、通常の製薬学的
坦持物質及び補助物質を使用してもよい。該医薬は、例
えば経腸的、非経口的(例えば静脈内注射、筋肉内注
射、皮下注射)又は経口的に使用することができる。例
えば錠剤、カプセル、ピル、糖衣、座薬又は硬剤の形に
加工することができる。液体として、例えば油性又は水
性溶液又は懸濁液(例えばごま油又はオリーブ油中)、
乳化剤、注射可能な水性又は油性溶液又は懸濁液が該当
する。更に、例えば作用物質として本発明による化合物
Iを含有する乾燥注射剤を製造することができる。その
際、このような乾燥注射剤の内容物を使用する前に、例
えば水、生理学的食塩及びジメチルスルホキシドに溶解
させる。
製造するのに適している。該製薬学的組成物ないしは医
薬は、本発明による化合物を1種以上含有していてよ
い。薬理学的製剤を製造するためには、通常の製薬学的
坦持物質及び補助物質を使用してもよい。該医薬は、例
えば経腸的、非経口的(例えば静脈内注射、筋肉内注
射、皮下注射)又は経口的に使用することができる。例
えば錠剤、カプセル、ピル、糖衣、座薬又は硬剤の形に
加工することができる。液体として、例えば油性又は水
性溶液又は懸濁液(例えばごま油又はオリーブ油中)、
乳化剤、注射可能な水性又は油性溶液又は懸濁液が該当
する。更に、例えば作用物質として本発明による化合物
Iを含有する乾燥注射剤を製造することができる。その
際、このような乾燥注射剤の内容物を使用する前に、例
えば水、生理学的食塩及びジメチルスルホキシドに溶解
させる。
【0033】本発明による化合物は、例えば酢酸−ライ
ティング試験(acetic acid writhing test)、ランダ
ル−セリット痛覚試験(Randall-Selitto pain test)
並びにイーストフィーバー試験(yeast fever test)に
おいて、良好な鎮痛、消炎及び解熱作用を示した。例え
ば酢酸−ライティング試験ではマウス1匹の体重1kg
当たり5.6mgの投与量で50%のライティング症候
群(痛覚反応として動物の特性引伸)の抑制が達成され
た。
ティング試験(acetic acid writhing test)、ランダ
ル−セリット痛覚試験(Randall-Selitto pain test)
並びにイーストフィーバー試験(yeast fever test)に
おいて、良好な鎮痛、消炎及び解熱作用を示した。例え
ば酢酸−ライティング試験ではマウス1匹の体重1kg
当たり5.6mgの投与量で50%のライティング症候
群(痛覚反応として動物の特性引伸)の抑制が達成され
た。
【0034】酢酸−ライティング試験における最少の、
すでに効果的な投与量は、例えば経口的には3mg/k
gであった。
すでに効果的な投与量は、例えば経口的には3mg/k
gであった。
【0035】該効果(上記の動物実験)を得るための一
般的な投与量の範囲としては、例えば、経口的では5〜
30mg/kgないしは静脈内注射では3〜20mg/
kgが該当する。
般的な投与量の範囲としては、例えば、経口的では5〜
30mg/kgないしは静脈内注射では3〜20mg/
kgが該当する。
【0036】本発明による化合物の作用方向は、公知の
医薬作用物質、パラセタノール、又はアセチルサリチル
酸の作用に匹敵するが、しかしながらこれに加えて特に
強力で長時間持続する効力、胃腸の副作用がないという
点で違いが生じる。本発明の化合物に該当する適応症
は、痛み、熱、てんかんである。
医薬作用物質、パラセタノール、又はアセチルサリチル
酸の作用に匹敵するが、しかしながらこれに加えて特に
強力で長時間持続する効力、胃腸の副作用がないという
点で違いが生じる。本発明の化合物に該当する適応症
は、痛み、熱、てんかんである。
【0037】該製薬学的調剤は、一般に本発明による活
性成分の25〜500、有利には100〜250mgを
含有する。
性成分の25〜500、有利には100〜250mgを
含有する。
【0038】該加工は、例えば錠剤、カプセル、ピル、
糖衣錠、座薬又は軟膏、ゼリー、クリーム、パウダー、
ダスティングパウダー、エーロゾルの形又は液体の形で
行うことができる。液体の適用形としては、例えば油性
又はアルコール性ないしは水性溶液並びに懸濁液及び乳
化剤が該当する。有利な適用形は、活性物質100〜2
50mgを含有する錠剤、又は活性物質の1〜10重量
%を含有する溶剤である。
糖衣錠、座薬又は軟膏、ゼリー、クリーム、パウダー、
ダスティングパウダー、エーロゾルの形又は液体の形で
行うことができる。液体の適用形としては、例えば油性
又はアルコール性ないしは水性溶液並びに懸濁液及び乳
化剤が該当する。有利な適用形は、活性物質100〜2
50mgを含有する錠剤、又は活性物質の1〜10重量
%を含有する溶剤である。
【0039】本発明による活性成分の1回の投与量は、
例えば、 a) 経口的医薬の形では、50〜400mg、有利に
は100〜250mg、 b) 非経口的医薬の形(例えば静脈内注射、筋肉内注
射)では、25〜250mg、有利には50〜125m
g、 c) 吸収する医薬の形(溶液又はエーロゾル)では、
1〜10%、有利には2〜5%、 d) 肛門部又は膣に適用する医薬の形では、50〜5
00mg、有利には125〜500mg、 e) 皮膚及び粘膜上に局部的に適用する医薬(例えば
溶液、ローション、乳化剤、軟膏等)では、1〜10
%、有利には2〜5%である。
例えば、 a) 経口的医薬の形では、50〜400mg、有利に
は100〜250mg、 b) 非経口的医薬の形(例えば静脈内注射、筋肉内注
射)では、25〜250mg、有利には50〜125m
g、 c) 吸収する医薬の形(溶液又はエーロゾル)では、
1〜10%、有利には2〜5%、 d) 肛門部又は膣に適用する医薬の形では、50〜5
00mg、有利には125〜500mg、 e) 皮膚及び粘膜上に局部的に適用する医薬(例えば
溶液、ローション、乳化剤、軟膏等)では、1〜10
%、有利には2〜5%である。
【0040】(これらの投与量は、それぞれ遊離塩基を
基準とする。) たとえば、1日3回、作用物質50〜250mgの含量
を含有する錠剤1〜2錠、非経口的注射では1日に1〜
2回、物質25〜250mgを有する内容量3〜5ml
の注射剤が推奨される。経口的に加工する場合には、1
日の最少投与量は例えば150mgであり、経口的加工
の際の1日の最大投与量は、1500mgを越えないよ
うにするべきである。
基準とする。) たとえば、1日3回、作用物質50〜250mgの含量
を含有する錠剤1〜2錠、非経口的注射では1日に1〜
2回、物質25〜250mgを有する内容量3〜5ml
の注射剤が推奨される。経口的に加工する場合には、1
日の最少投与量は例えば150mgであり、経口的加工
の際の1日の最大投与量は、1500mgを越えないよ
うにするべきである。
【0041】マウスにおける本発明による化合物の急性
毒力(Miller und Tainter: Proc.Soc. Exper. Bio a.
Med. 57 (1944) 261 によるLD50mg/kg法で示
された)は、例えば経口的に適用する場合には、経口的
に600mg/kgを上回る。
毒力(Miller und Tainter: Proc.Soc. Exper. Bio a.
Med. 57 (1944) 261 によるLD50mg/kg法で示
された)は、例えば経口的に適用する場合には、経口的
に600mg/kgを上回る。
【0042】該医薬は、医学、獣医学並びに農業におい
て単独で又は他の薬理学的活性物質と混合して使用する
ことができる。
て単独で又は他の薬理学的活性物質と混合して使用する
ことができる。
【0043】
【実施例】次に本発明を以下の実施例につき詳細に説明
する。
する。
【0044】例: 表1による例1〜15の一般的な製造法 化合物III0.30molをジメチルアセトアミド
(略語DMA)100ml中に溶解し、(氷水で)冷却
しながらDMA70ml中水素化ナトリウム0.33m
olの懸濁液に滴加した。装置は予めアルゴンで洗浄し
た。発熱反応(1.5〜2時間)終了後、更にDMA2
30ml中(95%の)1−クロルフタラジン0.30
molの溶液を20〜40℃で2時間にわたり滴加し
た。引続き反応混合物を40〜80℃の浴温度でなお約
5時間撹拌した。
(略語DMA)100ml中に溶解し、(氷水で)冷却
しながらDMA70ml中水素化ナトリウム0.33m
olの懸濁液に滴加した。装置は予めアルゴンで洗浄し
た。発熱反応(1.5〜2時間)終了後、更にDMA2
30ml中(95%の)1−クロルフタラジン0.30
molの溶液を20〜40℃で2時間にわたり滴加し
た。引続き反応混合物を40〜80℃の浴温度でなお約
5時間撹拌した。
【0045】該反応の終了後、氷で冷却しながら反応混
合物に水約50mlを滴加し、引続き回転蒸発器内でジ
ェット水流中、室温で約150mlの容量になるまで濃
縮した。次いでこのように濃縮した反応混合物を、激し
く撹拌しながら氷水1リットルを注入した。析出した反
応混合物を吸引濾過し、水で、場合により引続き石油エ
ーテルで洗浄した。
合物に水約50mlを滴加し、引続き回転蒸発器内でジ
ェット水流中、室温で約150mlの容量になるまで濃
縮した。次いでこのように濃縮した反応混合物を、激し
く撹拌しながら氷水1リットルを注入した。析出した反
応混合物を吸引濾過し、水で、場合により引続き石油エ
ーテルで洗浄した。
【0046】このようにして得られた粗製物を場合によ
り活性炭及び/又は珪藻土を加えながら常法で再結晶さ
せた。
り活性炭及び/又は珪藻土を加えながら常法で再結晶さ
せた。
【0047】該製造化合物を、表1に記載する。例1〜
14による化合物については、Xはそれぞれ酸素を表
す。例15についてはXは硫黄を表す。
14による化合物については、Xはそれぞれ酸素を表
す。例15についてはXは硫黄を表す。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 237/30 8615−4C 401/12 237 8829−4C 401/14 213 8829−4C 453/02 //(C07D 401/14 213:00 6701−4C 237:00) 8615−4C (72)発明者 イローナ フライシュハウアー ドイツ連邦共和国 オッフェンバッハ ツ ム ミューラー 9 (72)発明者 ベルンハルト クッチャー ドイツ連邦共和国 マインタール 1 シ ュトレーゼマンシュトラーセ 9 (72)発明者 ユルゲン エンゲル ドイツ連邦共和国 アルツェナウ エアレ ンヴェーク 3 (72)発明者 シュテファン スツェレニー ドイツ連邦共和国 シュヴァイク ヘンデ ルシュトラーセ 32 (72)発明者 ウルリッヒ ヴェルナー ドイツ連邦共和国 ミーレン ハウプトシ ュトラーセ 84
Claims (4)
- 【請求項1】 一般式I: 【化1】 [式中、Xは酸素原子又は硫黄原子を表し、基Rはキヌ
クリジル基、C1〜C6−アルキル基、フェニル基、ピリ
ジル基、基R1,R2及びR3で置換されたフェニル基又
はピリジル基、ピリジル基又はアルキルピリジル基で置
換されたC1〜C6−アルキル基又はフェニル基で置換さ
れたC1〜C6−アルキル基を表し、その際、フェニル基
は基R1,R2及び/又はR3で置換されていてもよく、
かつ基R1,R2及び/又はR3は同じか又は異なってお
り、水素原子、ハロゲン原子、トリハロゲンメチル基、
C1〜C6−アルキル基、C1〜C6−アルコキシ基、カル
ボキシ基、カルボ−C1〜C6−アルコキシ基、アミノ
基、C1〜C6−アルキルアミノ基、C1〜C6−ジアルキ
ルアミノ基、C1〜C6−トリアルキルアミノ基、C2〜
C6−アルカノイルアミノ基又はアルキル部分になお1
つのアミノ基を含有するC2〜C6−アルカノイルアミノ
基を表す]で示される、但し、1−メトキシ−フタラジ
ン、1−エトキシ−フタラジン及び1−フェノキシ−フ
タラジンを除く、1位にエーテル基又はチオエーテル基
を含有するフタラジン化合物及びそれらの生理学的に認
容される酸付加塩。 - 【請求項2】 一般式I: 【化2】 [式中、Xは酸素原子又は硫黄原子を表し、基Rはキヌ
クリジル基、C1〜C6−アルキル基、フェニル基、ピリ
ジル基、基R1,R2及びR3で置換されたフェニル基又
はピリジル基、ピリジル基又はアルキルピリジル基で置
換されたC1〜C6−アルキル基又はフェニル基で置換さ
れたC1〜C6−アルキル基を表し、その際、フェニル基
は基R1,R2及び/又はR3で置換されていてもよく、
かつ基R1,R2及び/又はR3は同じか又は異なってお
り、水素原子、ハロゲン原子、トリハロゲンメチル基、
C1〜C6−アルキル基、C1〜C6−アルコキシ基、カル
ボキシ基、カルボ−C1〜C6−アルコキシ基、アミノ
基、C1〜C6−アルキルアミノ基、C1〜C6−ジアルキ
ルアミノ基、C1〜C6−トリアルキルアミノ基、C2〜
C6−アルカノイルアミノ基又はアルキル部分になお1
つのアミノ基を含有するC2〜C6−アルカノイルアミノ
基を表す]で示される、1−メトキシ−フタラジン、1
−エトキシ−フタラジン及び1−フェノキシ−フタラジ
ンを除く化合物及びそれらの生理学的に認容される酸付
加塩を製造する方法において、一般式II: 【化3】 の化合物を一般式III: R−Y III [式中、Rは上記のものを表し、Yがヒドロキシ基、C
1〜C6−アルキルスルホニルオキシ基又はアリールスル
ホニル基又はメルカプト基を表す場合には、Zはハロゲ
ン原子であり、Yがハロゲン原子を表す場合には、Zは
ヒロドキシ基又はメルカプト基である]の化合物と反応
させ、得られた化合物を場合によりアルキル化又はアシ
ル化し、及び/又は酸性塩に転化することを特徴とす
る、1位にエーテル基又はチオエーテル基を含有するフ
タラジン製造方法。 - 【請求項3】 作用物質として 【化4】 [式中、 Xは酸素又は硫黄を表し、基Rはキヌクリジル基、C1
〜C6−アルキル基、フェニル基、ピリジル基、基R1,
R2及び/又はR3で置換されたフェニル基又はピリジル
基、ピリジル基又はアルキルピリジル基で置換されたC
1〜C6−アルキル基又はフェニル基で置換されたC1〜
C6−アルキル基を表し、その際、フェニル基は基R1,
R2及び/又はR3で置換されていてもよく、かつ基
R1,R2及び/又はR3は同じか又は異なっており、水
素原子、ハロゲン原子、トリハロゲンメチル基、C1〜
C6−アルキル基、C1〜C6−アルコキシ基、カルボキ
シ基、カルボ−C1〜C6−アルコキシ基、アミノ基、C
1〜C6−アルキルアミノ基、C1〜C6−ジアルキルアミ
ノ基、C1〜C6−トリアルキルアミノ基、C2〜C6−ア
ルカノイルアミノ基又はアルキル部分になお1つのアミ
ノ基を含有するC2〜C6−アルカノイルアミノ基を表
す]の少なくとも1つの化合物及びその生理学的に認容
される酸付加塩を含有することを特徴とする、鎮痛性、
消炎性、鎮痙性及び解熱作用を有する医薬。 - 【請求項4】 1−メトキシ−フタラジン、1−エトキ
シ−フタラジン及び1−フェノキシ−フタラジンの化合
物を包含する式Iの少なくとも1つの作用物質を、常用
の薬理学的坦持物質及び/又は希釈剤、もしくはその他
の助剤と一緒に加工して製薬学的調剤に加工するないし
は治療学的に使用可能な形にすることを特徴とする、鎮
痛性、消炎性、鎮痙性及び解熱作用を有する医薬の製造
方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4135910 | 1991-10-31 | ||
DE4135910.0 | 1991-10-31 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05222002A true JPH05222002A (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=6443832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4290058A Pending JPH05222002A (ja) | 1991-10-31 | 1992-10-28 | 1位にエーテル基又はチオエーテル基を含有するフタラジン及び該化合物の製造方法、並びに該化合物を含有する、鎮痛性、消炎性、鎮痙性及び解熱作用を有する医薬及びその製造方法 |
Country Status (20)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5354750A (ja) |
EP (1) | EP0539805B1 (ja) |
JP (1) | JPH05222002A (ja) |
KR (1) | KR930007914A (ja) |
CN (1) | CN1071916A (ja) |
AT (1) | ATE157656T1 (ja) |
AU (1) | AU660726B2 (ja) |
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