JPH05221996A - 体内寄生体類を防除するための6(7)−アミノ−置換されたキノリン−5,8−キノン類の使用、新規な6(7)−アミノ−置換されたキノリン−5,8−キノン類およびそれらの製造方法 - Google Patents

体内寄生体類を防除するための6(7)−アミノ−置換されたキノリン−5,8−キノン類の使用、新規な6(7)−アミノ−置換されたキノリン−5,8−キノン類およびそれらの製造方法

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JPH05221996A
JPH05221996A JP4178934A JP17893492A JPH05221996A JP H05221996 A JPH05221996 A JP H05221996A JP 4178934 A JP4178934 A JP 4178934A JP 17893492 A JP17893492 A JP 17893492A JP H05221996 A JPH05221996 A JP H05221996A
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alkyl
amino
quinoline
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Peter Dr Jeschke
ペーター・イエシユケ
Werner Dr Lindner
ベルナー・リンドナー
Nikolaus Mueller
ニコラウス・ミユラー
Achim Harder
アヒム・ハルダー
Norbert Mencke
ノルベルト・メンケ
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D215/00Heterocyclic compounds containing quinoline or hydrogenated quinoline ring systems
    • C07D215/02Heterocyclic compounds containing quinoline or hydrogenated quinoline ring systems having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen atoms or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
    • C07D215/16Heterocyclic compounds containing quinoline or hydrogenated quinoline ring systems having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen atoms or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D215/38Nitrogen atoms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P33/00Antiparasitic agents
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 薬品および動物用薬品中での体内寄生体を防
除するための一般式(I) [式中Rはシクロアルキル、アルキル、アラルキル
等;RはHまたはアルキル;Rはハロゲンまたは−
S−アルキルを表わし、または−NRが5,6ま
たは7員の環式アミノ基を表わす]の6(7)−アミノ−
置換キノリン−5,8−キノン類の使用、6(7)−アミ
ノ−置換キノリン−5,8−キノン類および式(I)の
化合物を含有している体内寄生体防除剤。 【効果】 式(I)の6(7)−アミノ置換キノリン−
5,8−キノン類は条虫類、吸虫類、線虫類、鉤頭虫類
等の体内寄生体を防除するのに極めて有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、体内寄生体を防除するための6
(7)−アミノ−置換されたキノリン−5,8−キノン類
の使用、新規な6(7)−アミノ−置換されたキノリン−
5,8−キノン類およびそれらの製造方法に関するもの
である。
【0002】6(7)−アミノ−置換されたキノリン−
5,8−キノン類はすでに公知である。しかしながら、
体内寄生体に対するそれらの使用は知られていない(ド
イツ公開明細書2,136,037、日本特許58 06
7,672、およびNL6,505,524参照)。
【0003】本発明は下記の事項に関するものである: 1.薬品および動物用薬品中での、体内寄生体を防除す
るための、一般式(I)
【0004】
【化4】
【0005】[式中、R1は置換されたC1−C6-アルキ
ルまたは任意に置換されていてもよいシクロアルキルア
ルキル、シクロアルキル、アラルキルもしくはアリール
を表し、ここで挙げられる置換基はハロゲン、ニトロ、
アルキル、アルキルアミノ、アミノアシル、アリール、
アリールオキシ、アリールチオ、アラルキル、ハロゲノ
アルキル、アルコキシ、ハロゲノアルコキシ、アルキル
チオ、ハロゲノアルキルチオ、アルキルスルフィニル、
ハロゲノアルキルスルフィニル、アルキルスルホニルま
たはハロゲノアルキルスルホニルであり、R2は水素ま
たはアルキルを表すか、或いはR1およびR2が隣接N原
子と一緒になって炭素環式5−、6−または7−員環を
表し、ここでそれらは任意にO、NまたはSにより中断
されていてもよくそして任意にC1-4-アルキルにより置
換されていてもよく、R3はハロゲンまたは−S−R4
表し、そしてR4はアルキルを表す]の6(7)−アミノ
−置換されたキノリン−5,8−キノン類の使用。
【0006】式(I)の化合物の一部は公知であり、そ
して公知の方法と同様な方法により製造することができ
る。
【0007】2.一般式(Ia)
【0008】
【化5】
【0009】[式中、R1はシクロアルキルアルキルま
たはアラルキルを表し、ここでそれらは任意にハロゲ
ン、ニトロ、アルキル、アルキルアミノ、アミノアシ
ル、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アラル
キル、ハロゲノアルキル、アルコキシ、ハロゲノアルコ
キシ、アルキルチオ、ハロゲノアルキルチオ、アルキル
スルフィニル、ハロゲノアルキルスルフィニル、アルキ
ルスルホニルまたはハロゲノアルキルスルホニルにより
置換されていてもよく、R2は水素を表し、そしてHa
lはハロゲン、好適には塩素または臭素、特に塩素、を
表す]の新規な6(7)−アミノ−置換されたキノリン−
5,8−キノン類。
【0010】3.式(Ia)
【0011】
【化6】
【0012】[式中、R1、R2およびHalは上記2項
に示されている意味を有する]の新規な6(7)−アミノ
−置換されたキノリン−5,8−キノン類の製造方法に
おいて、 a)式(II)
【0013】
【化7】
【0014】[式中、Halは上記の意味を有する]の
化合物を、適宜金属塩類の存在下でそして適宜希釈剤の
存在下で、式(III)
【0015】
【化8】 [式中、R1およびR2は上記の意味を有する]のアミノ
化合物と反応させること、或いは b)式(IV)
【0016】
【化9】
【0017】[式中、Halは上記の意味を有する]の
化合物を、適宜希釈剤の存在下で、式(III)
【0018】
【化10】 [式中、R1およびR2は上記の意味を有する]のアミノ
化合物と反応させることを特徴とする方法。
【0019】4.式(Ib)
【0020】
【化11】
【0021】[式中、R1は置換されたC1−C6-アルキ
ルまたは任意に置換されていてもよいシクロアルキルア
ルキル、シクロアルキル、アラルキルもしくはアリール
を表し、ここで挙げられる置換基はハロゲン、ニトロ、
アルキル、アルキルアミノ、アミノアシル、アリール、
アリールオキシ、アリールチオ、アラルキル、ハロゲノ
アルキル、アルコキシ、ハロゲノアルコキシ、アルキル
チオ、ハロゲノアルキルチオ、アルキルスルフィニル、
ハロゲノアルキルスルフィニル、アルキルスルホニルま
たはハロゲノアルキルスルホニルであり、R2は水素ま
たはアルキルを表すか、或いはR1およびR2が隣接N原
子と一緒になって炭素環式5−、6−または7−員環を
表し、ここでそれらは任意にO、NまたはSにより中断
されていてもよくそして任意にC1-4-アルキルにより置
換されていてもよく、そしてR4はアルキルを表す]の
新規な6(7)−アミノ−置換されたキノリン−5,8−
キノン類。
【0022】5.式(Ib)
【0023】
【化12】
【0024】[式中、R1、R2およびR4は上記4項に
示されている意味を有する]の新規な6(7)−アミノ−
置換されたキノリン−5,8−キノン類の製造方法にお
いて、 a)例えば方法3に従い得られる式(Ia)
【0025】
【化13】
【0026】[式中、R1、R2およびHalは上記2お
よび4項に示されている意味を有する]の6(7)−アミ
ノ−置換されたキノリン−5,8−キノン類を第一反応
段階において式(V)
【0027】
【化14】M2S (V) [式中、Mは1価アルカリ金属カチオン、好適にはカリ
ウムまたはナトリウム、特にナトリウム、を表す]のア
ルカリ金属スルフィド類と反応させそして生成した式
(VI)
【0028】
【化15】
【0029】[式中、R1およびR2は上記の意味を有
し、そしてMは塩形で結合されている金属カチオン1当
量を表す]のアルカリ金属塩を第二反応段階において、
適宜希釈剤の存在下で、式(VII)
【0030】
【化16】R4−E (VII) [式中、R4は上記の意味を有し、そしてEは電子−吸
引性遊離基を表す]のアルキル化剤と反応させること、
或いは b)式(Ia)
【0031】
【化17】
【0032】[式中、R1、R2およびHalは上記2お
よび4項に示されている意味を有する]の化合物を、適
宜希釈剤の存在下でそして適宜反応助剤の存在下で、式
(VIII)
【0033】
【化18】R4−S-+ (VIII) [式中、Mは水素を表すか、またはMは塩形で結合され
ている金属カチオン1当量を表し、そしてR4は上記の
意味を有する]のチオール類またはそれらのアルカリ金
属塩類と反応させることを特徴とする方法。
【0034】式(I)の化合物は、特に動物用薬品分野
における、体内寄生体の防除用に非常に適している。
【0035】式(I)は本発明に従う6(7)−アミノ−
置換されたキノリン−5,8−キノン誘導体類の一般的
定義を与えるものである。
【0036】好適な式(I)の化合物は、R1が置換さ
れたC1−C6-アルキルを表すか、または任意に置換さ
れていてもよいC3−C6-シクロアルキル−C1−C2-ア
ルキル、C3−C6-シクロアルキル、フェニル−C1−C
2-アルキル、ナフチル−C1−C2-アルキルもしくはフ
ェニルを表し、ここで挙げられる置換基はC1−C4-ア
ルキル、特にメチルまたはエチル、任意に弗素もしくは
塩素により置換されていてもよいC1−C4-アルコキ
シ、特にメトキシ、エトキシ、メチレンジオキシまたは
エチレンジオキシ、C1−C4-ハロゲノアルコキシ、特
にトリフルオロメトキシまたはフルオロクロロエトキ
シ、C1−C4-アルキルチオ、特にメチルチオ、C1−C
4-ハロゲノアルキルチオ、特にトリフルオロメチルチオ
もしくはフルオロクロロメチルチオ、C1−C4-アルキ
ルスルホニル、特にメチルスルホニル、C1−C4-ハロ
ゲノアルキルスルホニル、特にトリフルオロメチルスル
ホニル、C1−C4-ハロゲノアルキル、特にトリフルオ
ロメチル、ハロゲン、特に弗素または塩素、NO2、C
N、アミノ、C1−C4-アルキル−または−ジアルキル
アミノ、C1−C4-ハロゲノアルキルアミノ、アシルア
ミノ、特にアセチルアミノ、並びに任意に1個以上の上
記の基により置換されていてもよいフェニル、フェニル
チオおよびフェノキシからなる群からの1個以上の同一
もしくは異なる基であり、R2が水素またはC1−C6-ア
ルキルを表すか、或いはR1およびR2が隣接N原子と一
緒になって炭素環式5−、6−または7−員環を表し、
ここでそれらは任意にO、NまたはSにより中断されて
いてもよくそして任意にC1-4-アルキルにより置換され
ていてもよく、そしてR3がハロゲン、好適には塩素も
しくは臭素、特に塩素、またはC1−C4-アルキルチオ
を表すものである。
【0037】特に好適な式(I)
【0038】
【化19】
【0039】の化合物は、R1が上記の好適な意味を有
し、R2が水素を表し、そしてR3がハロゲン、例えば塩
素、またはC1−C4-アルキルチオを表すものである。
【0040】特別に好適な式(I)の化合物は、R1
置換されたC1−C6-アルキルを表すか、または任意に
置換されていてもよい1-シクロヘキシル−エチル、シ
クロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ベン
ジル、1−フェニル−エチル、1−ナフチル−エチルも
しくはフェニルを表し、ここで挙げられる置換基は水
素、ハロゲン、特に塩素または弗素、C1−C4-アルキ
ル、特にメチルまたはエチル、C1−C4-ハロゲノアル
キル、特にトリフルオロメチル、C1−C4-アルキルチ
オ、特にメチルチオ、C1−C4-ハロゲノアルキルチ
オ、特にトリフルオロメチルチオ、C1−C4-アルコキ
シ、特にメトキシ、C1−C4-ハロゲノアルコキシ、特
にトリフルオロメトキシ、フェニルおよびNO2であ
り、R2が水素を表し、そしてR3が塩素またはC1−C4
-アルキルチオ、特にメチルチオ、エチルチオまたはプ
ロピルチオ、を表すものである。
【0041】基R1、R2およびR3が下記の意味を有す
る下記の式(I)の化合物が特に挙げられる:(±)−6
(7)−メチルチオ−7(6)−[1−(4−メトキシ−フェ
ニル)−エチル−アミノ]−キノリン−5,8−キノン、
(±)−6(7)−メチルチオ−7(6)−[1−(4−メチル
−フェニル)−エチル−アミノ]−キノリン−5,8−キ
ノン、(±)−6(7)−メチルチオ−7(6)−[1−(4−
クロロ−フェニル)−エチル−アミノ]−キノリン−5,
8−キノン、(±)−6(7)−プロピルチオ−7(6)−
[1−(2,4−ジクロロ−フェニル)−エチル−アミノ]
−キノリン−5,8−キノン、(±)−6(7)−プロピル
チオ−7(6)−[1−(3,4−ジクロロ−フェニル)−エ
チル−アミノ]−キノリン−5,8−キノン、(±)−6
(7)−プロピルチオ−7(6)−[1−(4−フルオロ−フ
ェニル)−エチル−アミノ]−キノリン−5,8−キノ
ン、R−(+)−7−プロピルチオ−6−(1−フェニル
−エチルアミノ)−キノリン−5,8−キノン、S−(−)
−7−プロピルチオ−6−(1−フェニル−エチルアミ
ノ)−キノリン−5,8−キノン、R−(+)−7−メチル
チオ−6−(1−シクロヘキシル−エチルアミノ)−キノ
リン−5,8−キノン、S−(−)−7−メチルチオ−6
−(1−シクロヘキシル−エチルアミノ)−キノリン−
5,8−キノン、7−メチルチオ−6−シクロプロピル
アミノ−キノリン−5,8−キノン、7−プロピルチオ
−6−シクロプロピルアミノ−キノリン−5,8−キノ
ン、7−エチルチオ−6−(4−トリフルオロメトキシ
−フェニルアミノ)−キノリン−5,8−キノン、7−エ
チルチオ−6−(4−トリフルオロメチルチオ−フェニ
ルアミノ)−キノリン−5,8−キノン、7−メチルチオ
−6−(4−クロロ−3−トリフルオロメチルチオ−フ
ェニルアミノ)−キノリン−5,8−キノン、7−プロピ
ルチオ−6−(4−クロロ−3−トリフルオロメチルチ
オ−フェニルアミノ)−キノリン−5,8−キノン、7−
メチルチオ−6−(2−トリフルオロメチルチオ−フェ
ニルアミノ)−キノリン−5,8−キノン、7−エチルチ
オ−6−(3−トリフルオロメチルチオ−フェニルアミ
ノ)−キノリン−5,8−キノン、7−プロピルチオ−6
−(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルチオ−フ
ェニルアミノ)−キノリン−5,8−キノン、7−メチル
チオ−6−(2−クロロ−4−トリフルオロメチルチオ
−フェニルアミノ)−キノリン−5,8−キノン、7−メ
チルチオ−6−(3−クロロ−4−トリフルオロメチル
チオ−フェニルアミノ)−キノリン−5,8−キノン、7
−メチルチオ−6−チオモルホリノ−キノリン−5,8
−キノン、7−メチルチオ−6−[1−(3−トリフルオ
ロメチル−4−クロロ−フェニル)−ピペラジニル]−キ
ノリン−5,8−キノン、および7−プロピルチオ−6
−モルホリノ−キノリン−5,8−キノン。
【0042】式(I)の化合物はある場合には公知であ
り、そしてそれらは上記の3および5項に挙げられてい
る方法a)−b)により製造することができる(例え
ば、ドイツ公開明細書2,136,037;日本特許5
8,067,672;C.W.シェルハンマー(Schellhamme
r)他、リービッヒス・アナーレン・デル・ヘミイ(Liebi
gsAnn. Chem.)、624(1959)、108−119
頁;O.S.リモヴィッヒ(Klimovich)他、ツルナル・プ
リクロドノイ・キミイ(Zh. Prikl. Khim.)、49(19
76)、1823−1826頁;およびケミカル・アブ
ストラクツ(CA)、86(1976)、29,288参
照)。
【0043】新規な6(7)−アミノ−置換されたキノリ
ン−5,8−キノン類およびそれらの立体異性体類の製
造用の方法3aにおいて、6,7−ジクロロ−キノリン
−5,8−キノンを式(II)の化合物として使用しそし
て(±)−1−(3,4−ジクロロ−フェニル)−エチルア
ミンを式(III)の化合物として使用する場合には、該
方法は下記の反応式により表すことができる:
【0044】
【化20】
【0045】式(II)は、本発明に従う方法3aを実施
するための出発物質として必要な6,7−ジハロ−キノ
リン−5,8−キノン類の一般的定義を与えるものであ
る。この式において、Halは好適には本発明に従う式
(Ia)の物質の記載に関してこれらの置換基に対して
好適であるとしてすでに挙げられているハロゲンを表
す。
【0046】出発物質として使用される式(II)の化合
物は公知であり(例えばT.ウルバンスキー(Urbanski)
他、Roczniki Chem. [Ann. Soc. chim. Polonorum]、2
7(1953)、390−394頁;ケミカル・アブス
トラクツ(CA)、49(1955)、1041;R.ロン
グ(Long)他、ザ・ジャーナル・オブ・ザ・ケミカル・ソ
サイエテイ(J. Chem. Soc.)、[ロンドン]、(195
3)、3919頁;および英国特許856,505参
照)、そしてこれらの参考文献に記載されている方法に
より得られる。
【0047】本発明に従う方法3aを実施するための出
発物質として使用される式(III)のアミノ化合物が一
般的に定義されている。この式(III)において、R1
よびR2は本発明に従う式(Ia)の物質の記載に関し
てこれらの置換基に対して好適であるとしてすでに挙げ
られている意味を有する。式(III)のアミノ化合物は
多くの場合商業的に入手できるか、またはそれ自体は公
知である方法で「ロイカルト−ワラヒ(Leuckart-Wallac
h)反応」により製造することができる(例えばホウベン
ーウエイル(Houben-Weyl)、メソデン・デル・オルガニ
ッシェン・ヘミイ(Methoden der Organischen Chemi
e)、XI/1巻、4版、1957、G.チエメ・フェルラ
グ、スタットガルト、648頁;M.L.ムーア(Moor
e)、「ロイカルト反応(The Leuckart Reaction)」、オ
ーガニック・リアクションズ(Organic Reactions)、5
巻、2版、1952中、ニューヨーク、ジョーン・ウィ
リー・アンド・サンズ・インコーポレーテッド、ロンド
ン:チャップマン・アンド・ホール・リミテッド(編集
者R.アダムス)、301頁参照)。
【0048】式(II)および(III)の化合物類の反応
は好適には希釈剤を用いて実施される。本発明に従う方
法3aを実施するために使用できる希釈剤は全ての不活
性有機溶媒である。
【0049】例として挙げられるものは、ハロゲノ炭化
水素類、特にクロロ炭化水素類、例えばテトラクロロエ
チレン、テトラクロロエタン、ジクロロプロパン、塩化
メチレン、ジクロロブタン、クロロホルム、四塩化炭
素、トリクロロエタン、トリクロロエチレン、ペンタク
ロロエタン、ジフルオロベンゼン、1,2−ジクロロエ
タン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、クロロトル
エンおよびトリクロロベンゼン、アルコール類、例えば
メタノール、エタノール、イソプロパノールおよびブタ
ノール、エーテル類、例えばエチルプロピルエーテル、
メチルターシャリー−ブチルエーテル、n−ブチルエチ
ルエーテル、ジ−n−ブチルエーテル、ジ−イソブチル
エーテル、ジイソアミルエーテル、ジイソプロピルエー
テル、アニソール、フェネトール、シクロヘキシルメチ
ルエーテル、ジエチルエーテル、エチレングリコールジ
メチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンおよ
びジクロロジエチルエーテル、ニトロ炭化水素類、例え
ばニトロメタン、ニトロエタン、ニトロベンゼン、クロ
ロニトロベンゼンおよびo−ニトロトルエン、ニトリル
類、例えばアセトニトリル、ブチロニトリル、イソブチ
ロニトリル、ベンゾニトリルおよびm−クロロベンゾニ
トリル、脂肪族、脂環式または芳香族炭化水素類、例え
ばヘプタン、ヘキサン、ノナン、シメン、70℃〜19
0℃の沸点範囲内のベンジン留分類、シクロヘキサン、
メチルシクロヘキサン、石油エーテル、リグロイン、オ
クタン、ベンゼン、トルエンおよびキシレン、エステル
類、例えば酢酸エチルおよび酢酸イソブチル、アミド
類、例えばホルムアミド、N−メチルホルムアミド、
N,N−ジメチルホルムアミドおよびN−メチルピロリ
ドン、並びにケトン類、例えばアセトンおよびメチルエ
チルケトン、である。上記の溶媒類および希釈剤類の混
合物も使用できる。
【0050】脂肪族アルコール類が好適である。
【0051】方法3aは、式(II)の化合物および過剰
量の式(III)の化合物を上記の希釈剤の1種中で一緒
にしそして加熱することにより、実施される。反応時間
は約2〜10時間である。反応は+20℃〜+200℃
の間の、好適には+50℃〜+150℃の間の、温度に
おいて、特に好適には希釈剤の沸点において、実施され
る。反応は好適には、反応物を反応条件下で必要な反応
温度に加熱する時に制定される圧力下で、実施される。
【0052】本発明に従う方法を実施するためには、1
モルの式(II)の6,7−ジハロ−キノリン−5,8−キ
ノン当たり一般的には1.0〜4.0モルの、好適には
2.5〜3.5モルの、式(III)のアミノ化合物が使用
される。
【0053】反応が終了した時に、反応混合物を0℃に
冷却し、沈澱した固体を濾別し、洗浄し、そして乾燥す
る。得られた立体異性体混合物を一般的方法で再結晶化
により精製することができ、またはクロマトグラフィー
により特定位置の異性体生成物に分離することができる
(製造実施例も参照のこと)。
【0054】一方、このアミノ化反応をその場で生成し
た活性化された金属複合体の上で元素の周期律表のI、
IIIおよびVIII副族の金属類の適当な塩類の存在下で立
体選択的に実施することもできる(例えばホウベンーウ
エイル、メソデン・デル・オルガニッシェン・ヘミイ、
VII/3a巻、4版、1988、G.チエメ・フェルラ
グ、スタットガルト、580頁;カツヒラ・ヨシダ(Kat
suhira Yoshida)他、ブリテン・オブ・ザ・ケミカル・
ソサイエティ・オブ・ジャパン(Bull. Chem. Soc. Jp
n.)、61(1988)、4335−4340頁;およ
び日本特許58,067,672参照)。ここではニッケ
ルおよびセリウムの塩化物類が特に好適である。
【0055】方法3bにおいて、7−クロロ−6−メト
キシ−キノリン−5,8−キノンを式(IV)の化合物と
して使用しそして(±)−1−(4−フルオロ−フェニル)
−エチルアミンを式(III)の化合物として使用する場
合には、該方法は下記の反応式により表すことができ
る:
【0056】
【化21】
【0057】この場合、式(Ia)の化合物は立体特異
的に製造される。
【0058】基Halが式(Ia)の化合物の場合に挙
げられている好適および特に好適な意味を有する式(I
V)の化合物が方法3bにおいて好適に使用される。
【0059】本発明に従う方法3bを実施するための出
発物質として必要な式(IV)の化合物は公知である(例
えばシエン−サウ・クオ(Hsien-Saw Kuo)他、タイワン
・ヤオ・スエ・ツア・チー(Taiwan Yao Hsueh Tsa Chi
h)、33(1981)、104−110頁;ケミカル・
アブストラクツ(CA)、97(1982)、23,60
4;およびT.K.リアオ(Liao)他、ザ・ジャーナル・オ
ブ・ヘテロサイクリック・ケミストリー(J. Heterocycl
ic Chem.)、13(1976)、1063−1065頁
参照)。
【0060】本発明に従う方法3bを実施するための出
発物質として使用される式(III)のアミノ化合物が一
般的に定義されている。式(III)のアミン類は一般的
に公知の有機化学化合物である。
【0061】方法3bは、式(IV)の化合物および過剰
量の式(III)の化合物を上記の希釈剤の1種中で一緒
にしそして加熱することにより、実施される。反応時間
は約10〜40時間である。反応は+20℃〜+200
℃の間の、好適には+50℃〜+150℃の間の、温度
において、特に好適には希釈剤の沸点において、実施さ
れる。反応は常圧下で実施される。
【0062】本発明に従う方法を実施するためには、1
モルの式(IV)の7−クロロ−6−メトキシ−キノリン
−5,8−キノン当たり一般的には1.0〜4.0モル
の、好適には1.5〜2.5モルの、式(III)のアミノ
化合物が使用される。
【0063】反応が終了した時に、反応混合物を冷却
し、真空中で濃縮し、沈澱した固体を濾別し、洗浄し、
そして乾燥する(製造実施例も参照のこと)。
【0064】方法5aにおいて、6−[3,5−ビス−
(トリフルオロメチル)フェニルアミノ]−7−クロロ−
キノリン−5,8−キノンを式(Ia)の化合物として
使用し、硫化二ナトリウム九水塩を式(V)の化合物と
して使用し、そして硫酸ジメチルを式(VII)の化合物
として使用する場合には、該方法は下記の反応式により
表すことができる:
【0065】
【化22】
【0066】基R1、R2およびHalが式(I)の化合
物の場合に挙げられている好適および特に好適な意味を
有する式(Ia)の化合物が方法5aにおいて好適に使
用される。
【0067】本発明に従う方法5aを実施するための出
発物質として使用される式(V)のアルカリ金属硫化物
は一般的に公知の有機化学化合物である。
【0068】本発明に従う方法5aを実施するための出
発物質として使用される式(VII)のアルキル化剤は一
般的に公知の有機化学化合物である。この式(VII)に
おいて、R4は本発明に従う式(I)の物質の記載に関
してこれらの置換基に対して好適であるとしてすでに挙
げられている意味を有しており、そしてEは電子吸引性
遊離基の意味を有する。
【0069】適当な遊離基Eは例えば、ハロゲン、例え
ば塩素、臭素もしくはヨウ素、または式O−SO2−C6
5、O−SO2−C64−CH3もしくはO−SO2−O
4(ここでR4は上記の意味を有する)の基である。
【0070】硫酸C1−C4-ジアルキル類、特に硫酸ジ
メチルまたは硫酸ジエチル、の使用が好適である。
【0071】方法5aは、式(Ia)の化合物および等
モル量の式(V)の化合物を室温において上記の希釈剤
の1種中で一緒にすることにより、実施される。その場
で生成する式(VI)のアルカリ金属塩類の生成は約1〜
30分間にわたり起きる。
【0072】第二反応段階において、これらの塩類を式
(VII)の化合物を用いて約10〜60分間の反応時間
でそして+20℃〜+200℃の間の、好適には+50
℃〜+150℃の間の、反応温度において、特に好適に
は希釈剤の沸点において、アルキル化する。反応は常圧
下で実施される。反応生成物を一般的な普遍的方法によ
り処理しそして単離する(製造実施例も参照のこと)。
【0073】方法5bにおいて、立体異性体状の6−ク
ロロ−7−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)
−および7−クロロ−6−(4−トリフルオロメチル−
フェニルアミノ)−キノリン−5,8−キノン類の混合物
を式(Ia)の化合物として使用しそしてナトリウム1
−プロパンチオレートを式(VIII)の化合物として使用
する場合には、該方法は下記の反応式により表すことが
できる:
【0074】
【化23】
【0075】方法5bは、式(Ia)の化合物および過
剰量の式(VIII)の化合物を上記の希釈剤の1種中で一
緒にしそして適宜加熱することにより、実施される。
【0076】反応時間は10〜40時間である。反応は
0℃〜+200℃の間の、好適には+20℃〜+150
℃の間の、反応温度において、特に好適には室温におい
て、実施される。それは常圧下で実施される。
【0077】本発明に従う方法を実施するためには、1
モルの式(Ia)の立体異性体状の6−クロロ−7−
(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−および7
−クロロ−6−(4−トリフルオロメチル−フェニルア
ミノ)−キノリン−5,8−キノン類の混合物当たり一般
的には1.0〜3.0モルの、好適には1.0〜1.5モル
の、式(VIII)のチオール類のアルカリ金属塩類が使用
される。
【0078】一方、この反応をMが水素を表す一般式
(VIII)のチオール類を用いて塩基性反応助剤の存在下
で実施することもできる。塩基類として使用できる反応
助剤は全ての適当な酸−結合剤、例えばアミン類、特に
ターシャリー−アミン類、並びにアルカリ金属およびア
ルカリ土類金属化合物である。これらの例として挙げら
れるものは、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネ
シウム、カルシウムおよびバリウムの水酸化物類、酸化
物類および炭酸塩類、並びに他の塩基性化合物、例えば
トリメチルアミン、トリベンジルアミン、トリイソプロ
ピルアミン、トリブチルアミン、トリベンジルアミン、
トリシクロヘキシルアミン、トリアミルアミン、トリヘ
キシルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメ
チルトルイジン、N,N−ジメチル−p−アミノピリジ
ン、N−メチル−ピロリジン、N−メチル−ピペリジ
ン、N−メチル−イミダゾール、N−メチル−ピロー
ル、N−メチル−モルホリン、N−メチル−ヘキサメチ
レンイミン、ピリジン、キノリン、α−ピコリン、β−
ピコリン、イソキノリン、ピリミジン、アクリジン、
N,N,N′,N′−テトラ−メチレンジアミン、N,N,
N′,N′−テトラ−エチレンジアミン、キノキサリ
ン、N−プロピル−ジイソプロピルアミン、N,N′−
ジメチルシクロヘキシルアミン、2,6−ルチジン、2,
4−ルチジン、トリエチレンジアミン、ジアザビシクロ
オクタン(DABCO)、ジアザビシクロノネン(DB
N)またはジアザビシクロウンデセン(DBU)、であ
る。
【0079】アルカリ金属化合物、例えば水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、または対応する炭酸塩類が好適
に使用される。
【0080】反応が終了した時に、反応混合物を真空中
で(約50%に)濃縮し、水性酸を残渣に加え、そして
式(Ib)の化合物をそれ自体は公知である方法で、そ
れらを例えばクロロホルムまたは塩化メチレンの如き適
当な溶媒中で抽出することにより、単離する。次に式
(Ia)の化合物を精製することができ、または一般的
方法で例えばクロマトグラフィーにより特定位置の異性
体生成物に分離することができる。
【0081】該活性化合物は人間中並びに動物飼育およ
び家畜飼育中で、生産家畜、飼育動物、動物園用動物、
研究室用動物および実験用動物並びに愛玩動物で生じる
病原性の体内寄生体類の防除用に適しており、そして温
血動物に対する好ましい毒性を有している。それらは有
害生物類の全てのまたは個別の発育段階に対して並びに
抵抗性および通常の敏感性の種類に対して活性である。
病原性の体内寄生体類の防除により、疾病、死亡および
(例えば肉、乳、毛、皮、卵、蜜などの生産における)
生産減少を減じて、該活性化合物の使用によってより経
済的で且つ簡単な動物飼育を可能にしようとするもので
ある。病原性の体内寄生体類には、条虫類、吸虫類、線
虫類および鉤頭虫類、特に下記のもの、が包含される:
擬葉(Pseudophyllidea)目から、例えばジフィロボス
リウム(Diphyllobthrium)種、スピロメトラ(Spiro
etra)種、シストセファルス(Schistocephalus)種、
リグラ(Ligula)種、ボスリジウム(Bothridium)
種、ジプロゴノポルス(Diplogonoporus)種、円葉
(Cyclophyllidea)目から、例えばメソセストイデス
(Mesocestoides)種、アノプロセファラ(Anoplocep
hala)種、パラノプロセファラ(Paranoplocephala)
種、モニエジア(Moniezia)種、チサノソムサ(Thys
anosomsa)種、チサニエジア(Thysaniezia)種、アヴ
ィテリナ(Avitellina)種、スチレシア(Stilesia)
種、シトテニア(Cittotaenia)種、アンジラ(Andyr
a)種、ベルチエラ(Bertiella)種、タエニア(Taen
ia)種、エキノコッカス(Echinococcus)種、ヒダチ
ゲラ(Hydatigera)種、ダヴァイネア(Davainea)
種、ライリエチナ(Raillietina)種、ヒメノレピス
(Hymenolepis)種、エキノレピス(Echinolepis)
種、エキノコチレ(Echinocotyle)種、ジオルチス
(Diorchis)種、ジピリジウム(Dipylidium)種、ジ
ョユーキシエラ(Joyeuxiella)種、ジプロピリジウム
(Diplopylidium)種、単生類(Monogenea)の亜綱か
ら、例えばギロダクチルス(Gyrodactylus)種、ダク
チロギルス(Dactylogyrus)種、ポリストマ(Polyst
oma)種、二生類(Digenea)の亜綱から、例えばジプ
ロストムム(Diplostomum)種、ポストジプロストムム
(Posthodiplostomum)種、シストソマ(Schistosom
a)種、トリコビルハルジア(Trichobilharzia)種、
オルニトビルハルジア(Ornithobilharzia)種、アウ
ストロビルハルジア(Austrobilharzia)種、ジガント
ビルハルジア(Gigantobilharzia)種、ロイコクロリ
ジウム(Leucochloridium)種、ブラキライマ(Brach
ylaima)種、エキノストマ(Echinostoma)種、エキノ
パリフィウム(Echinoparyphium)種、エキノチャスム
ス(Echinochasmus)種、ヒポデラエウム(Hypoderae
um)種、ファシシオラ(Fasciola)種、ファスシオリ
デス(Fasciolides)種、ファスシオロプシス(Fasci
olopsis)種、シクロコエルム(Cyclocoelum)種、チ
フロセルム(Typhlocoelum)種、パランフィストムム
(Paramphistomum)種、カリコフォロン(Calicophor
on)種、コチロフォロン(Cotylophoron)種、ギガン
トコチレ(Gigantocotyle)種、フィシェーデリウス
(Fischoederius)種、ガストロチラクス(Gastrothy
lacus)種、ノトコチルス(Notocotylus)種、カタトロ
ピス(Catatropis)種、プラギオチス(Plagiorchis)
種、プロストゴニムス(Prosthogonimus)種、ジクロ
コエリウム(Dicrocoelium)種、ユーリトレマ(Eury
trema)種、トログロトレマ(Troglotrema)種、パラ
ゴニムス(Paragonimus)種、コリリクルム(Collyri
clum)種、ナノフィエツス(Nanophyetus)種、オピス
トルチス(Opisthorchis)種、クロノルチス(Clonor
chis)種、メタルチス(Metorchis)種、ヘテロフィエ
ス(Heterophyes)種、メタゴニムス(Metagonimus)
種、エノプリダ(Enoplida)目から、例えばトリクリ
ス(Trichuris)種、カプラリア(Capillaria)種、
トリコモソイデス(Trichmosoides)種、トリチネラ
(Trichinella)種、ラブディチア(Rhabditia)目か
ら、例えばミクロネマ(Micronema)種、ストロンギロ
イデス(Strongyloides)種、ストロンギルス(Stron
gylida)目から、例えばストロニルス(Stronylus)
種、トリオドントフォルス(Triodontophorus)種、エ
ーソファゴドンツス(Oesophagodontus)種、トリコネ
マ(Trichonema)種、ギアロセファルス(Gyalocepha
lus)種、シリンドロファリンクス(Cylindropharyn
x)種、ポテリオストムム(Poteriostomum)種、シク
ロコセルスク(Cyclococercus)種、シリコステファヌ
ス(Cylicostephanus)種、エーソファゴストムム(O
esophagostomum)種、チャベルチア(Chabertia)種、
ステファヌルス(Stephanurus)種、アンシロストマ
(Ancylostoma)種、ウンシナリア(Uncinaria)種、
ブノストムム(Bunostomum)種、グロボセファルス
(Globocephalus)種、シンガムス(Syngamus)種、
シアトストマ(Cyathostoma)種、メタストロンギルス
(Metastrongylus)種、ジクチオカウルス(Dictyoca
ulus)種、ムエレリウス(Muellerius)種、プロトス
トロンギルス(Protostrongylus)種、ネオストロンギ
ルス(Neostrongylus)種、シストカウルス(Cystoca
ulus)種、ニューモストロンギルス(Pneumostrongylu
s)種、スピコカウルス(Spicocaulus)種、エラフォ
ストロンギルス(Elaphostrongylus)種、パレラフォ
ストロンギルス(Parelaphostrongylus)種、クレノソ
マ(Crenosoma)種、パラクレノソマ(Paracrenosom
a)種、アンギオストロンギルス(Angiostrongylus)
種、エールロストロンギルス(Aelurostrongylus)
種、フィラロイデス(Filaroides)種、パラフィラロ
イデス(Parafilaroides)種、トリコストロンギルス
(Trichostrongylus)種、ヘモンクス(Haemonchus)
種、オステルタギア(Ostertagia)種、マルシャラギ
ア(Marshallagia)種、クーペリア(Cooperia)種、
ネマトジルス(Nematodirus)種、ヒオストロンギルス
(Hyostrongylus)種、オベリスコイデス(Obeliscoi
des)種、アミドストムム(Amidostomum)種、オルラ
ヌス(Ollulanus)種、蟯虫(Oxyurida)目から、例
えばオキシウリス(Oxyuris)種、エンテロビウス(E
nterobius)種、パッサルルス(Passalurus)種、シフ
ァシア(Syphacia)種、アスピクルリス(Aspiculuri
s)種、ヘテラキス(Heterakis)種、スピルリダ(Sp
irurida)目から、例えばナトストマ(Gnathostoma)
種、フィサロプテラ(Physaloptera)種、テラジア
(Thelazia)種、ゴンギロネマ(Gongylonema)種、
ハブロネマ(Habronema)種、パラブロネマ(Parabro
nema)種、ドラシア(Draschia)種、ドラクンクルス
(Dracunculus)種、糸条虫(Filariida)目から、例
えばステファノフィラリア(Stephanofilaria)種、パ
ラフィラリア(Parafilaria)種、セタリア(Setari
a)種、ロア(Loa)種、ジロフィラリア(Dirofilari
a)種、リトモソイデス(Litomosoides)種、ブルギア
(Brugia)種、ウチェレリア(Wuchereria)種、オン
コセルカ(Onchocerca)種、ギガントルヒンチダ(Gi
gantorhychida)目から、例えばフィリコリス(Filico
llis)種、モニリフォルミス(Moniliformis)種、マ
クラカントルヒンクス(Macracanthorhynchus)種、プ
ロステノルチス(Prosthenorchis)種。
【0082】生産家畜類および飼育動物類には、哺乳動
物類、例えば牛、馬、羊、豚、山羊、ラクダ、水牛、ロ
バ、兎、鹿、トナカイ、有毛動物類、例えばミンク、チ
ンチラ、ラクーン、鳥類、例えば鶏、ガチョウ、七面
鳥、アヒル、淡水および海水魚、例えば鱒、鯉、鰻、爬
虫類、昆虫る、例えば蜜蜂および蚕、が包含される。
【0083】研究室用動物類および実験動物類には、ハ
ツカネズミ、鼠、モルモット、ゴールデンハムスター、
犬および猫が包含される。
【0084】愛玩動物類には、犬および猫が包含され
る。
【0085】適用は予防的にまたは治療的に行うことが
できる。
【0086】活性化合物は、直接的にまたは適当な調合
物の形状で、腸内に、非経口的に、皮膚に、鼻内に、環
境処理により、または例えば片、板、帯、首輪、耳札、
脚帯、認識装置の如き活性化合物を含有している成型品
を用いて、投与される。
【0087】活性化合物の経腸的使用は、例えば、粉
末、錠剤、カプセル、ペースト、飲料、顆粒、経口的に
投与される溶液、懸濁液および乳濁液、ボリ(boli)、薬
品入り飼料もしくは飲料水の形状で、経口的に投与され
る。皮膚使用は、例えば、浸漬、噴霧または注ぎおよび
滴下の形状で実施される。非経口的使用は、例えば、注
射(筋肉内、皮下、静脈内、腹腔内)の形状でまたは移
植により、行われる。
【0088】適当な調合物は下記のものである:溶液、
例えば注射溶液、経口的溶液、希釈後の経口的溶液用の
濃縮物、皮膚または体腔に対する使用のための溶液、注
ぎおよび滴下用調合物、並びにゲル;経口的または皮膚
使用並びに注射用の乳濁液および懸濁液;半−固体調合
物;活性化合物が軟膏基質内にまたは油の水中もしくは
水の油中乳濁液基質内で加工されている調合物;固体調
合物、例えば粉末、予備混合物もしくは濃縮物、顆粒、
ペレット、錠剤、ボリまたはカプセル;エーロゾルおよ
び吸入剤、並びに活性化合物を含有している成型品。
【0089】注射用の溶液は静脈内に、筋肉内におよび
皮下に投与される。
【0090】注射用の溶液は、活性化合物を適当な溶媒
中に溶解させ、そして適宜例えば溶解剤、酸、塩基、緩
衝塩、酸化防止剤および防腐剤の如き添加物を加えるこ
とにより、製造される。溶液は殺菌濾過されそして瓶に
入れられる。
【0091】下記のものが溶媒として挙げられる:生理
学的に許容可能な溶媒、例えば水、アルコール類、例え
ばエタノール、ブタノール、ベンジルアルコール、グリ
セロール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコ
ール類、N−メチル−ピロリドン、およびこれらの混合
物。
【0092】適宜、活性化合物を注射用に適している生
理学的に許容可能な植物性油または合成油中に溶解させ
ることもできる。
【0093】下記のものが溶解剤として挙げられる:活
性化合物の主溶媒中への溶解を促進させるかまたはそれ
の沈澱を防止する溶媒。例は、ポリビニルピロリドン、
ポリオキシエチル化されたヒマシ油およびポリオキシエ
チル化されたソルビタンエステル類である。
【0094】防腐剤は、ベンジルアルコール、トリクロ
ロブタノール、p−ヒドロキシ安息香酸エステル類およ
びn−ブタノールである。
【0095】経口的溶液は直接投与される。濃縮物は使
用濃度まであらかじめ希釈された後に経口的に投与され
る。経口的溶液および濃縮物は注射用溶液の場合におい
て以上で記載されている如くして製造され、この場合に
は殺菌作業を省略することができる。
【0096】皮膚上での使用のための溶液は、滴下適
用、はけぬり、こすりつけ、はねかけ、または噴霧され
る。これらの溶液は注射用溶液の場合において以上で記
載されている如くして製造される。
【0097】製造中に濃化剤を加えることが有利であ
る。濃化剤は、無機濃化剤、例えばベントナイト、コロ
イド状シリカおよびモノステアリン酸アルミニウム、並
びに有機濃化剤、例えばセルロース誘導体類、ポリビニ
ルアルコール類およびそれらの共重合体、アクリレート
類およびメタクリレート類である。
【0098】ゲルは皮膚に適用されるかもしくははけぬ
りされ、または体腔内に加えられる。ゲルは、注射用溶
液の場合において以上で記載されている如くして製造さ
れた溶液に軟膏状軟度を有する透明物質が生成するよう
な量の濃化剤を加えることにより、製造される。上記の
濃化剤が濃化剤として使用される。
【0099】注ぎ調合物は、皮膚の限定部分に、注がれ
るかまたははねかけられ、活性化合物が皮膚に浸透しそ
して全身的に作用する。
【0100】注ぎ調合物は、活性化合物を皮膚耐性のあ
る適当な溶媒または溶媒混合物中に溶解、懸濁または乳
化させることにより、製造される。適宜、例えば染料、
吸収促進用物質、酸化防止剤、光安定剤、および粘着剤
の如き他の助剤が適宜加えられる。
【0101】溶媒として挙げられるものは、水、アルカ
ノール類、グリコール類、ポリエチレングリコール類、
ポリプロピレングリコール類およびグリセロール、芳香
族アルコール類、例えばベンジルアルコール、フェニル
エタノールおよびフェノキシエタノール、エステル類、
例えば酢酸エチル、酢酸ブチルおよび安息香酸ベンジ
ル、エーテル類、例えばアルキレングリコールアルキル
エーテル類、例えばジプロピレングリコールモノメチル
エーテル類およびジエチレングリコールモノブチルエー
テル類、ケトン類、例えばアセトンおよびメチルエチル
ケトン、芳香族および/または脂肪族炭化水素類、植物
性または合成油類、ジメチルホルムアミド、ジメチルア
セトアミド、N−メチルピロリドンおよび2,2−ジメ
チル−4−オキシ−メチレン−1,3−ジオキソランで
ある。
【0102】染料は、動物に対して使用するために許可
されておりそして溶解または懸濁可能である全ての染料
である。
【0103】吸収促進用物質は、例えば、ジメチルスル
ホキシド、延展油類、例えばミリスチン酸イソプロピル
およびペラルゴン酸ジプロピレングリコール、シリコー
ン油類、脂肪酸エステル類、トリグリセリド類および脂
肪アルコール類である。
【0104】酸化防止剤は、亜硫酸塩類またはメタ亜硫
酸水素塩類、例えばメタ亜硫酸水素カリウム、アスコル
ビン酸、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシ
アニソールおよびトコフェロールである。
【0105】光安定剤は、例えば、ノバンチソリン酸で
ある。
【0106】粘着剤は、例えば、セルロース誘導体類、
澱粉誘導体類、ポリアクリレート類、並びに天然重合
体、例えばアルギネート類およびゼラチンである。
【0107】乳濁液は、経口的に、皮膚にまたは注射形
で投与することができる。
【0108】乳濁液は、水の油中型または油の水中型の
いずれかである。
【0109】それらは、活性化合物を疎水性または親水
性の相中に溶解させそしてこの相を適当な乳化剤を用い
てそして適宜例えば染料、吸収促進用物質、防腐剤、酸
化防止剤、光安定剤および粘度増加用物質の如き他の助
剤を用いて他の相と均質化することにより、製造され
る。
【0110】下記のものが疎水性相(油類)として挙げ
られる:パラフィン油類、シリコーン油類、天然の植物
性油類、例えばゴマ油、アーモンド油およびヒマシ油、
合成トリグリセリド類、例えばカプリル酸/カプリン酸
ビグリセリド、、鎖長がC8-12の植物性脂肪酸類とのま
たは他の特別に選択された天然脂肪酸類とのトリグリセ
リド混合物、ヒドロキシル基を含有していてもよい飽和
もしくは不飽和脂肪酸類との部分的グリセリド混合物、
並びにC8/C10-脂肪酸類のモノ−およびジグリセリド
類。
【0111】脂肪酸エステル類、例えばステアリン酸エ
チル、アジピン酸ジ−n−ブチル、ラウリン酸ヘキシ
ル、ペラルゴン酸ジプロピレングリコール、中程度の鎖
長の分枝鎖状脂肪酸と鎖長がC16-18の飽和脂肪アルコ
ール類とのエステル類、ミリスチン酸イソプロピル、パ
ルミチン酸イソプロピル、鎖長がC12-18の飽和脂肪ア
ルコール類のカプリル酸/カプリン酸エステル類、ステ
アリン酸イソプロピル、オレイン酸オレイル、オレイン
酸デシル、オレイン酸エチル、乳酸エチル、ワックス状
脂肪酸エステル類、例えばアヒルからの合成尾腺脂肪、
フタル酸ジブチル、アジピン酸ジイソプロピル、後者に
関連しているエステル混合物、など。
【0112】脂肪アルコール類、例えばイソトリデシル
アルコール、2−オクチルドデカノール、セチルステア
リルアルコールおよびオレイルアルコール。
【0113】脂肪酸類、例えばオレイン酸およびそれの
混合物。
【0114】下記のものが親水性相として挙げられる:
水、アルコール類、例えばプロピレングリコール、グリ
セロールおよびソルビトール、並びにそれらの混合物。
【0115】下記のものが乳化剤として挙げられる:非
−イオン性表面活性剤、例えばポリオキシエチル化され
たヒマシ油、ポリオキシエチル化されたソルビタンモノ
オレエート、ソルビタンモノステアレート、グリセロー
ルモノステアレート、ポリオキシエチルステアレートお
よびアルキルフェノールポリグリコールエーテル類;両
性表面活性剤、例えばN−ラウリル−β−イミノジプロ
ピオン酸二Naまたはレシチン;アニオン性表面活性
剤、例えばラウリル−硫酸Na、脂肪アルコールエーテ
ル−サルフェート類およびモノ/ジアルキルポリグリコ
ールエーテルオルト燐酸エステルモノエタノールアミン
塩;並びにカチオン性表面活性剤、例えば塩化セチルト
リメチルアンモニウム。
【0116】下記のものが他の助剤として挙げられる:
粘度を増加させそして乳濁液を安定化させる物質、例え
ばカルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、並
びに他のセルロースおよび澱粉誘導体類、ポリアクリレ
ート類、アルギネート類、ゼラチン、アラビアゴム、ポ
リビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、メチルビ
ニルエーテルと無水マレイン酸の共重合体、ポリエチレ
ングリコール類、ワックス類、コロイド状珪酸、または
上記の物質の混合物。
【0117】懸濁液は、経口的に、皮膚にまたは注射形
で投与することができる。それらは、活性物質を担体液
体中に、適宜例えば湿潤剤、染料、吸収促進用物質、防
腐剤、酸化防止剤および光安定剤の如き他の助剤を用い
て、懸濁させることにより、製造される。
【0118】担体液体として挙げられるものは、全ての
均質溶媒および溶媒混合物である。
【0119】湿潤剤(分散剤)として挙げられるもの
は、上記で示されている表面活性剤である。
【0120】別の助剤として挙げられるものは、上記で
示されているものである。
【0121】半−固体調合物は経口的または皮膚に投与
することができる。上記の懸濁液および乳濁液とは、そ
れらの比較的高い粘度だけが異なっている。
【0122】固体の調合物を製造するためには、活性化
合物を適当な担体物質と適宜助剤を添加しながら混合し
そして希望する形にする。
【0123】担体物質として挙げられるものは、全ての
生理学的に許容可能な固体の不活性物質である。これら
としては有機および無機物質が使用される。無機物質
は、例えば、塩化ナトリウム、炭酸塩類、例えば炭酸カ
ルシウム、炭酸水素塩類、酸化アルミニウム類、珪酸
類、アルミナ類、沈澱したまたはコロイド状の二酸化ケ
イ素、並びに燐酸塩類である。
【0124】有機物質は、例えば、砂糖、セルロース、
食品および飼料、例えば乾燥牛乳、動物ひきわり、穀物
ひきわりおよび粗い穀物ひきわり、並びに澱粉である。
【0125】助剤は、上記ですでに示されている防腐
剤、酸化防止剤および染料である。
【0126】他の適切な助剤は、潤滑剤および抗−摩擦
剤、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、
滑石およびベントナイト類、崩壊促進用物質、例えば澱
粉もしくは架橋結合されたポリビニルピロリドン、結合
剤、例えば澱粉、ゼラチンまたは線状ポリビニルピロリ
ドン、並びに乾燥結合剤、例えば微結晶性セルロース、
である。
【0127】調合物中では、活性化合物は相乗剤または
病原性の体内寄生体に対して活性な他の活性化合物との
混合物形で存在することもできる。そのような活性化合
物は、例えば、L−2,3,5,6−テトラヒドロ−6−
フェニルイミダゾチアゾール、ベンズイミダゾールカル
バメート、プラジクアンテル、ピランテルおよびフェバ
ンテルである。
【0128】すぐ使用できる調合物は、活性化合物を1
0ppm〜20重量%の、好適には0.1〜10重量%
の、濃度で含有している。
【0129】投与前に希釈される調合物は、活性化合物
を0.5〜90重量%の、好適には5〜50重量%の、
濃度で含有している。
【0130】一般的には、効果的な結果を得るためには
1kgの体重当たり1日当たり約1〜約100mgの活
性化合物の量を投与することが有利であると証されてい
る。
【0131】
【実施例】実施例A 生体内殺線虫剤試験 トリコストロンギルス・コルブリフォルミス(Trichost
rongylus colubriformis)/羊 実験的にトリコストロンギルス・コルブリフォルミスを
感染させた羊を寄生体の明白前期間が経過した後に処置
した。活性化合物をゼラチンカプセル中の純粋な活性化
合物形で経口的に投与した。
【0132】処置の前後に便と共に排泄された虫の卵を
数えることにより、効果の程度を測定した。
【0133】処置後の卵排泄の完全停止は、虫が流産し
たかまたはそれらがもはや卵を産めない程度まで損傷を
受けたこと(有効投与量)を意味する。
【0134】試験された活性化合物および有効投与量は
下表からわかる。
【0135】 活性化合物 有効投与量実施例番号 mg/kg 9 10 13 10 15 10 48 10 49 10実施例B 生体内殺線虫剤試験 ヘモンクス・コントルツス(Haemonchus contortus)/
羊 実験的にヘモンクス・コントルツスを感染させた羊を寄
生体の明白前期間が経過した後に処置した。活性化合物
をゼラチンカプセル中の純粋な活性化合物形で経口的に
投与した。
【0136】処置の前後に便と共に排泄された虫の卵を
数えることにより、効果の程度を測定した。
【0137】処置後の卵排泄の完全停止は、虫が流産し
たかまたはそれらがもはや卵を産めない程度まで損傷を
受けたこと(有効投与量)を意味する。
【0138】試験された活性化合物および有効投与量は
下表からわかる。
【0139】 活性化合物 有効投与量実施例番号 mg/kg 12 10 17 10製造実施例 実施例1
【0140】
【化24】
【0141】5.0g(21.9ミリモル)の6,7−ジ
クロロ−キノリン−5,8−キノンを最初に35mlの
無水エタノール中に加え、そして10.6g(65.7ミ
リモル)の4−トリフルオロメチル−アニリンを加え
た。次に混合物を還流温度において転化が完了するまで
(2.5時間)撹拌し、そして次に0℃に冷却した。沈
澱した固体を吸引濾別しそして乾燥した。7.7gの立
体異性体混合物の粗製生成物が得られ、そしてそれをシ
リカ−ゲルカラム(シリカゲル60−メルク、粒子寸
法:0.040−0.063mm)の上で可動性溶媒トル
エン:エタノール(15:1)を用いてクロマトグラフ
ィーにかけた。
【0142】6−クロロ−7−(4−トリフルオロメチ
ル−フェニルアミノ)−キノリン−5,8−キノン 融点:238−239℃、 1.5g(理論値の19.5
%)1 H−NMR(CDCl3、δ):7.16;7.63(2
d、4H、芳香族;J=8.4Hz);7.73(dd、
1H、HB;JHB、HA:4.8Hz;JHB、HC:7.
9Hz);7.85(s、1H、NH);8.53(d
d、1H、HC;JHC、HB:7.9Hz;JHC、HA
1.7Hz);9.01(dd、1H、HA;JHA
C:1.7Hz;JHA、HB:4.8Hz)ppm。
【0143】実施例2 7−クロロ−6−(4−トリフルオロメチル−フェニル
アミノ)−キノリン−5,8−キノン 融点:188−190℃、 2.3g(理論値の29.9
%)1 H−NMR(DMSO−d6、δ):7.28;7.65
(2d、4H、芳香族;J=8.4Hz);7.83(d
d、1H、HB;JHB、HA:4.8Hz;JHB、HC
7.9Hz);8.39(dd、1H、HC;JHC
B:7.9Hz;JHC、HA:1.7Hz);9.00
(dd、1H、HA;JHA、HC:1.7Hz;JHA
B:4.8Hz);9.57(s、1H、NH)pp
m。
【0144】実施例3 7−クロロ−6−(2,3−ジメチル−フェニルアミノ)
−キノリン−5,8−キノン
【0145】
【化25】
【0146】5.0g(0.022モル)の7−クロロ−
6−メトキシ−キノリン−5,8−キノンを最初に10
0mlの熱いエタノール中に加え、そして5.3g(0.
044モル)の2,3−ジメチル−アニリンを滴々添加
した。次に混合物を還流温度において転化が完了するま
で(16時間)撹拌し、そして全混合物を真空中で濃縮
した。残渣を少量の冷たいエタノールですすぎそしてエ
タノールから再結晶化させた。3.9g(理論値の56.
7%)の7−クロロ−6−(2,3−ジメチル−フェニル
アミノ)−キノリン−5,8−キノンが得られた。
【0147】融点:202−203℃1 H−NMR(DMSO−d6、δ):2.20;2.33
(2s、3H、CH3);6.98−7.10(m、3
H、芳香族);7.78(dd、1H、HB;JHB
A:4.8Hz;JHB、HC:7.9Hz);8.38
(dd、1H、HC;JHC、HB:7.9Hz;JHC
A:1.7Hz);8.97(dd、1H、HA;J
A、HC:1.7Hz;JHA、HB:4.8Hz);9.
13(s、1H、NH)ppm。
【0148】下表1に挙げられている式(Ia、Hal
=Cl)の化合物も同様にして製造できる。
【0149】
【表1】
【0150】
【表2】
【0151】
【表3】
【0152】
【表4】
【0153】
【表5】
【0154】
【表6】
【0155】
【表7】
【0156】実施例47 6−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニルアミ
ノ]−7−メチルチオ−キノリン−5,8−キノン
【0157】
【化26】
【0158】4.6g(10.9ミリモル)の6−[3,5
−ビス(トリフルオロメチル)フェニルアミノ]−7−ク
ロロ−キノリン−5,8−キノンを最初に40mlのエ
タノール中に加え、そして2.6g(10.9ミリモル)
の硫化二ナトリウム九水塩(40mlの水中に溶解され
ている)を室温において加えた。この操作中に、それま
での赤色溶液が青黒色になった。混合物を次に室温で5
分間撹拌し、1.0g(10.9ミリモル)の硫酸ジメチ
ルを滴々添加し、そして混合物をさらに15分間にわた
り加熱還流した。混合物を室温で1時間撹拌した後に、
全混合物を真空中で濃縮し、残渣を水と共に撹拌し、固
体を分離しそしてエタノールから再結晶化させた。1.
0g(理論値の21.2%)の6−[3,5−ビス(トリフ
ルオロメチル)フェニルアミノ]−7−メチルチオ−キノ
リン−5,8−キノンが得られた。
【0159】融点:135−137℃。
【0160】1H−NMR(CDCl3、δ):2.28
(s、3H、−SCH3);7.39(s、2H、芳香
族);7.63(s、1H、芳香族);7.66(dd、
1H、HB;JHA、JHB、:4.8Hz;JHB、HC
7.9Hz);7.85(s、1H、NH);8.43
(dd、1H、HC;JHC、HB:7.9Hz;JHC
A:1.7Hz);9.03(dd、1H、HA;J
A、HC:1.7Hz;JHA、HB:4.8Hz)pp
m。
【0161】実施例48
【0162】
【化27】
【0163】10g(28.3ミリモル)の6−クロロ
−7−(4−トリフルオロメチル−フェニルアミノ)−お
よび7−クロロ−6−(4−トリフルオロメチル−フェ
ニルアミノ)−キノリン−5,8−キノンの混合物を最初
に100mlの無水テトラヒドロフラン中に加え、そし
て3.4g(34.6ミリモル)のナトリウム1−プロパ
ンチオレートを一部分ずつ加えた。混合物を室温で転化
が完了するまで(15〜20時間)撹拌した。次に全反
応混合物を真空中で濃縮し、シロップ状残渣を200m
lのクロロホルム中に加え、クロロホルム混合物を20
0mlの0.5N塩酸と共に振ることにより抽出し、そ
して抽出物を水で洗浄した。有機相を硫酸ナトリウム上
で乾燥し、そして次に溶媒を蒸留除去した。残っている
立体異性体混合物の粗製生成物をシリカ−ゲルカラム
(シリカゲル60メルク、粒子寸法:0.040−0.0
63mm)上で可動性溶媒トルエン:エタノール(1
0:1)を用いてクロマトグラフィーにかけた。
【0164】6−(1−プロピルチオ)−7−(4−トリ
フルオロメチル−フェニルアミノ)−キノリン−5,8−
キノン 融点:175−176℃、 1.8g(理論値の16.2
%)1 H−NMR(DMSO−d6、δ):0.73(t、3
H、−CH3;J=7.3Hz);1.31(m、2H、
−CH2−;J=7.3Hz);2.56(t、2H、−
SCH2−;J=7.3Hz);7.20;7.62(d、
4H;芳香族J=8.4Hz);7.82(dd、1H、
B;JHB、HA:4.8Hz;JHB、HC:7.9H
z);8.36(dd、1H、HC;JHC、HB:7.9
Hz;JHC、HA:1.7Hz);8.96(dd、1
H、HA;JHA、HC:1.7Hz;JHA、HB:4.8
Hz);9.49(s、1H、NH)ppm。
【0165】実施例49 7−(1−プロピルチオ)−7−(4−トリフルオロメチ
ル−フェニルアミノ)−キノリン−5,8−キノン 融点:85−86℃、 1.65g(理論値の14.7
%)1 H−NMR(DMSO−d6、δ):0.74(t、3
H、−CH3;J=7.3Hz);1.32(m、2H、
−CH2−;J=7.3Hz);2.57(t、2H、−
SCH2−;J=7.3Hz);7.19;7.61(2
d、4H;芳香族J=8.4Hz);7.79(dd、1
H、HB;JHB、HA:4.8Hz;JHB、HC:7.9
Hz);8.38(dd、1H、HC;JHC、HB:7.
9Hz;JHC、HA:1.7Hz);8.98(dd、1
H、HA;JHA、HC:1.7Hz;JHA、HB:4.8
Hz);9.39(s、1H、NH)ppm。
【0166】下表2に挙げられている式(Ib)の化合
物も同様にして製造できる。
【0167】
【表8】
【0168】
【表9】
【0169】
【表10】
【0170】
【表11】
【0171】
【表12】
【0172】
【表13】
【0173】
【表14】
【0174】出発物質の製造例実施例(IV−1) 7−クロロ−6−メトキシ−キノリン−5,8−キノン
【0175】
【化28】
【0176】2.0g(0.029モル)のカリウムメタ
ノレートを一部分ずつ0〜−5℃に冷却されている6.
6g(0.029モル)の6,7−ジクロロ−キノリン−
5,8−キノンの200mlのメタノール中懸濁液に加
えた。この操作中に、わずかな発熱が起きた。次に混合
物を室温でさらに2時間撹拌し、そして全混合物を真空
中で濃縮した。残っている残渣を水で洗浄し、そして少
量のメタノールから再結晶化させた。4.5g(理論値
の69.4%)の7−クロロ−6−メトキシ−キノリン
−5,8−キノンが得られた。
【0177】融点:175−177℃。
【0178】1H−NMR(DMSO−d6、δ):4.
24(s、3H、−OCH3);7.85(dd、1H、
B;JHB、HA:4.8Hz;JHB、HC:7.9H
z);8.38(dd、1H、HC;JHC、HB:7.9
Hz;JHC、HA:1.7Hz);9.00(dd、1
H、HA;JHA、HC:1.7Hz;JHA、HB:4.8
Hz)ppm。
【0179】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0180】1.薬品および動物用薬品中での、体内寄
生体を防除するための、一般式(I)
【0181】
【化29】
【0182】[式中、R1は置換されたC1−C6-アルキ
ルまたは任意に置換されていてもよいシクロアルキルア
ルキル、シクロアルキル、アラルキルもしくはアリール
を表し、ここで挙げられる置換基はハロゲン、ニトロ、
アルキル、アルキルアミノ、アミノアシル、アリール、
アリールオキシ、アリールチオ、アラルキル、ハロゲノ
アルキル、アルコキシ、ハロゲノアルコキシ、アルキル
チオ、ハロゲノアルキルチオ、アルキルスルフィニル、
ハロゲノアルキルスルフィニル、アルキルスルホニルま
たはハロゲノアルキルスルホニルであり、R2は水素ま
たはアルキルを表すか、或いはR1およびR2が隣接N原
子と一緒になって炭素環式5−、6−または7−員環を
表し、ここでそれらは任意にO、NまたはSにより中断
されていてもよくそして任意にC1-4-アルキルにより置
換されていてもよく、R3はハロゲンまたは−S−R4
表し、そしてR4はアルキルを表す]の6(7)−アミノ
−置換されたキノリン−5,8−キノン類の使用。
【0183】2.一般式(Ia)
【0184】
【化30】
【0185】[式中、R1はシクロアルキルアルキルま
たはアラルキルを表し、ここでそれらは任意にハロゲ
ン、ニトロ、アルキル、アルキルアミノ、アミノアシ
ル、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アラル
キル、ハロゲノアルキル、アルコキシ、ハロゲノアルコ
キシ、アルキルチオ、ハロゲノアルキルチオ、アルキル
スルフィニル、ハロゲノアルキルスルフィニル、アルキ
ルスルホニルまたはハロゲノアルキルスルホニルにより
置換されていてもよく、R2は水素を表し、そしてHa
lはハロゲン、好適には塩素または臭素、特に塩素、を
表す]の6(7)−アミノ−置換されたキノリン−5,8
−キノン類。
【0186】3.式(Ia)
【0187】
【化31】
【0188】[式中、R1、R2およびHalは上記2に
示されている意味を有する]の新規な6(7)−アミノ−
置換されたキノリン−5,8−キノン類の製造方法にお
いて、 a)式(II)
【0189】
【化32】
【0190】[式中、Halは上記の意味を有する]の
化合物を、適宜金属塩類の存在下でそして適宜希釈剤の
存在下で、式(III)
【0191】
【化33】 [式中、R1およびR2は上記の意味を有する]のアミノ
化合物と反応させること、或いは b)式(IV)
【0192】
【化34】
【0193】[式中、Halは上記の意味を有する]の
化合物を、適宜希釈剤の存在下で、式(III)
【0194】
【化35】 [式中、R1およびR2は上記の意味を有する]のアミノ
化合物と反応させることを特徴とする方法。
【0195】4.式(Ib)
【0196】
【化36】
【0197】[式中、R1は置換されたC1−C6-アルキ
ルまたは任意に置換されていてもよいシクロアルキルア
ルキル、シクロアルキル、アラルキルもしくはアリール
を表し、ここで挙げられる置換基はハロゲン、ニトロ、
アルキル、アルキルアミノ、アミノアシル、アリール、
アリールオキシ、アリールチオ、アラルキル、ハロゲノ
アルキル、アルコキシ、ハロゲノアルコキシ、アルキル
チオ、ハロゲノアルキルチオ、アルキルスルフィニル、
ハロゲノアルキルスルフィニル、アルキルスルホニルま
たはハロゲノアルキルスルホニルであり、R2は水素ま
たはアルキルを表すか、或いはR1およびR2が隣接N原
子と一緒になって炭素環式5−、6−または7−員環を
表し、ここでそれらは任意にO、NまたはSにより中断
されていてもよくそして任意にC1-4-アルキルにより置
換されていてもよく、そしてR4はアルキルを表す]の
6(7)−アミノ−置換されたキノリン−5,8−キノン
類。
【0198】5.式(Ib)
【0199】
【化37】
【0200】[式中、R1、R2およびR4は上記4に示
されている意味を有する]の新規な6(7)−アミノ−置
換されたキノリン−5,8−キノン類の製造方法におい
て、 a)式(Ia)
【0201】
【化38】
【0202】[式中、R1、R2およびHalは上記2お
よび4に示されている意味を有する]の6(7)−アミノ
−置換されたキノリン−5,8−キノン類を第一反応段
階において式(V)
【0203】
【化39】M2S (V) [式中、Mは1価アルカリ金属カチオン、好適にはカリ
ウムまたはナトリウム、特にナトリウム、を表す]のア
ルカリ金属スルフィド類と反応させそして生成した式
(VI)
【0204】
【化40】
【0205】[式中、R1およびR2は上記の意味を有
し、そしてMは塩形で結合されている金属カチオン1当
量を表す]のアルカリ金属塩を第二反応段階において、
適宜希釈剤の存在下で、式(VII)
【0206】
【化41】R4−E (VII) [式中、R4は上記の意味を有し、そしてEは電子−吸
引性脱離基を表す]のアルキル化剤と反応させること、
或いは b)式(Ia)
【0207】
【化42】
【0208】[式中、R1、R2およびHalは上記2お
よび4に示されている意味を有する]の化合物を、適宜
希釈剤の存在下でそして適宜反応助剤の存在下で、式
(VIII)
【0209】
【化43】R4−S-+ (VIII) [式中、Mは水素を表すか、またはMは塩形で結合され
ている金属カチオン1当量を表し、そしてR4は上記の
意味を有する]のチオール類またはそれらのアルカリ金
属塩類と反応させることを特徴とする方法。
【0210】6.体内寄生体を防除するための、上記1
の式(I)の6(7)−アミノ−置換されたキノリン−
5,8−キノン類の使用。
【0211】7.少なくとも1種の上記1の式(I)の
6(7)−アミノ−置換されたキノリン−5,8−キノン
を含有していることを特徴とする、体内寄生体防除剤。
【0212】8.上記1の式(I)の6(7)−アミノ−
置換されたキノリン−5,8−キノン類を伸展剤および
/または表面活性剤と混合することを特徴とする、体内
寄生体防除剤の製造方法。
【0213】9.体内寄生体防除剤を製造するための、
上記1の式(I)の6(7)−アミノ−置換されたキノリ
ン−5,8−キノン類の使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ニコラウス・ミユラー ドイツ連邦共和国デー4019モンハイム・ク ニツプラターシユトラーセ98 (72)発明者 アヒム・ハルダー ドイツ連邦共和国デー5000ケルン80・ピツ コロミニシユトラーセ398 (72)発明者 ノルベルト・メンケ ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルクー ゼン・グルンダー−ミユーレ2

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬品および動物用薬品中での、体内寄生
    体を防除するための、一般式(I) 【化1】 [式中、 R1は置換されたC1−C6-アルキルまたは任意に置換さ
    れていてもよいシクロアルキルアルキル、シクロアルキ
    ル、アラルキルもしくはアリールを表し、ここで挙げら
    れる置換基はハロゲン、ニトロ、アルキル、アルキルア
    ミノ、アミノアシル、アリール、アリールオキシ、アリ
    ールチオ、アラルキル、ハロゲノアルキル、アルコキ
    シ、ハロゲノアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲノアル
    キルチオ、アルキルスルフィニル、ハロゲノアルキルス
    ルフィニル、アルキルスルホニルまたはハロゲノアルキ
    ルスルホニルであり、 R2は水素またはアルキルを表すか、或いはR1およびR
    2が隣接N原子と一緒になって炭素環式5−、6−また
    は7−員環を表し、ここでそれらは任意にO、Nまたは
    Sにより中断されていてもよくそして任意にC1-4-アル
    キルにより置換されていてもよく、 R3はハロゲンまたは−S−R4を表し、そしてR4はア
    ルキルを表す]の6(7)−アミノ−置換されたキノリン
    −5,8−キノン類の使用。
  2. 【請求項2】 一般式(Ia) 【化2】 [式中、 R1はシクロアルキルアルキルまたはアラルキルを表
    し、ここでそれらは任意にハロゲン、ニトロ、アルキ
    ル、アルキルアミノ、アミノアシル、アリール、アリー
    ルオキシ、アリールチオ、アラルキル、ハロゲノアルキ
    ル、アルコキシ、ハロゲノアルコキシ、アルキルチオ、
    ハロゲノアルキルチオ、アルキルスルフィニル、ハロゲ
    ノアルキルスルフィニル、アルキルスルホニルまたはハ
    ロゲノアルキルスルホニルにより置換されていてもよ
    く、 R2は水素を表し、そしてHalはハロゲン、好適には
    塩素または臭素、特に塩素、を表す]の6(7)−アミノ
    −置換されたキノリン−5,8−キノン類。
  3. 【請求項3】 式(Ib) 【化3】 [式中、 R1は置換されたC1−C6-アルキルまたは任意に置換さ
    れていてもよいシクロアルキルアルキル、シクロアルキ
    ル、アラルキルもしくはアリールを表し、ここで挙げら
    れる置換基はハロゲン、ニトロ、アルキル、アルキルア
    ミノ、アミノアシル、アリール、アリールオキシ、アリ
    ールチオ、アラルキル、ハロゲノアルキル、アルコキ
    シ、ハロゲノアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲノアル
    キルチオ、アルキルスルフィニル、ハロゲノアルキルス
    ルフィニル、アルキルスルホニルまたはハロゲノアルキ
    ルスルホニルであり、 R2は水素またはアルキルを表すか、或いはR1およびR
    2が隣接N原子と一緒になって炭素環式5−、6−また
    は7−員環を表し、ここでそれらは任意にO、Nまたは
    Sにより中断されていてもよくそして任意にC1-4-アル
    キルにより置換されていてもよく、そしてR4はアルキ
    ルを表す]の6(7)−アミノ−置換されたキノリン−
    5,8−キノン類。
  4. 【請求項4】 体内寄生体を防除するための、請求項1
    に記載の式(I)の6(7)−アミノ−置換されたキノリ
    ン−5,8−キノン類の使用。
  5. 【請求項5】 少なくとも1種の請求項1に記載の式
    (I)の6(7)−アミノ−置換されたキノリン−5,8
    −キノンを含有していることを特徴とする、体内寄生体
    防除剤。
JP4178934A 1991-06-21 1992-06-15 体内寄生体類を防除するための6(7)−アミノ−置換されたキノリン−5,8−キノン類の使用、新規な6(7)−アミノ−置換されたキノリン−5,8−キノン類およびそれらの製造方法 Pending JPH05221996A (ja)

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