JPH05221972A - 2−(2−オキソ−3−ピロリン−1−イル)イソ酪酸誘導体及び除草剤 - Google Patents

2−(2−オキソ−3−ピロリン−1−イル)イソ酪酸誘導体及び除草剤

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JPH05221972A
JPH05221972A JP6148392A JP6148392A JPH05221972A JP H05221972 A JPH05221972 A JP H05221972A JP 6148392 A JP6148392 A JP 6148392A JP 6148392 A JP6148392 A JP 6148392A JP H05221972 A JPH05221972 A JP H05221972A
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JP
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oxo
pyrrolin
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JP6148392A
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English (en)
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Toshihiro Nagata
俊浩 永田
Nobuyuki Oba
伸之 大庭
Akira Takeuchi
彰 竹内
Shigehiko Tachikawa
重彦 立川
Yasunori Ogawa
安則 小川
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Ihara Chemical Industry Co Ltd
Kumiai Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Ihara Chemical Industry Co Ltd
Kumiai Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】一般式 【化1】 {式中、R1はアルキル基、シクロアルキル基、アルケ
ニル基、ベンジル基等で表される基を示し、Xは水素原
子またはハロゲン原子を示し、Zは酸素原子、硫黄原子
等を示す。}で表される2−(2−オキソ−3−ピロリ
ン−1−イル)イソ酪酸誘導体及びこれを有効成分とし
て含有する除草剤。 【効果】水田及び畑に発生する一年生及び多年生雑草を
低薬量で防除し、作物に対して高い安全性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2−(2−オキソ−3−
ピロリン−1−イル)イソ酪酸誘導体及びこれを有効成
分として含有する除草剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、2−オキソ−3−ピロリン誘
導体が除草活性を有することが知られている。例えば、
米国特許第3272842号明細書には次式
【0003】
【化3】
【0004】(式中、Q1及びQ2は低級アルキル基又は
置換されてもよいフェニル基を示し、Q3は水素原子、
低級アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシアルキ
ル基又はテトラヒドロフルフリル基を示し、Q4は水素
原子、低級アルキル基、フェニル基又はナフチル基を示
し、Q5は置換されてもよいフェニル基、フェノキシ
基、フェニルチオ基、ナフチル基、ナフチルオキシ基、
ナフチルチオ基又はチエニル基を示す。)で表される化
合物が土壌処理及び茎葉処理する選択性除草剤として有
効であることが記載されている。また、ベルギー特許第
857684号明細書には次式
【0005】
【化4】
【0006】(式中、Aはヒドロキシ基、ハロゲン原子
又はアシルオキシ基を示し、Bはアリール基、アラルキ
ル基又はヘテロ環を示す。)で表される化合物が選択性
除草剤として有効であることが記載されている。更に、
特願平1−319620号明細書には次式
【0007】
【化5】
【0008】〔式中、J1は水素原子、ハロゲン原子、
アルキル基、ハロアルキル基、アルコキシ基、ハロアル
コキシ基、アルキルチオ基又はニトロ基を示し、J2
水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、シクロアルキル
基、アルケニル基、アルキニル基、ハロアルキル基、フ
ェニル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アルケ
ニルオキシ基、アルキニルオキシ基、ベンジルオキシ
基、フェノキシ基、ハロアルコキシ基、アルコキシアル
コキシ基、シアノアルコキシ基、アルキルチオ基、アル
ケニルチオ基、アルキニルチオ基、ベンジルチオ基、フ
ェニルチオ基、基−W−CH(E1)COOE2(但し、
Wは酸素原子又は硫黄原子を示し、E1は水素原子又は
アルキル基を示し、E2はアルキル基を示す。)、基−
N(E3)E4(E3及びE4は水素原子又はアルキル基を
示す。)、アルキルスルホニル基、基−SO2N(E5
6(E5及びE6は水素原子又はアルキル基を示
す。)、アルキルカルボニル基、ニトロ基、シアノ基又
はヒドロキシ基を示し、J3は水素原子又はアルキル基
を示し、J4及びJ5は同一又は相異なるアルキル基を示
し、mは0又は1を示し、iは1〜5の整数を示し、k
は1〜2の整数を示し、J4とJ5は相隣る炭素原子とと
もに環を形成することもできる。〕で表される化合物が
除草剤として有効であることが記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】近年、作物に対して害
を与えずに雑草のみを枯殺する選択作用を有する除草剤
が強く要望されている。また、環境中に薬剤が過剰に残
留することを回避するため低薬量で優れた除草効果を示
す薬剤の開発が望まれている。上記した従来除草剤とし
て知られた化合物は必ずしもこれらの要望を完全に満足
させるものとはいえない。
【0010】本発明者らは上記の課題を解決するために
数多の2−(2−オキソ−3−ピロリン−1−イル)イ
ソ酪酸誘導体を合成し、それらの有用性について種々検
討した結果、2−(4−メチル−2−オキソ−3−置換
フェニル−3−ピロリン−1−イル)イソ酪酸誘導体が
新規であり、且つ上記の目的に適う優れた除草活性と選
択性を有することを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【課題を解決するための手段】本発明の2−(2−オキ
ソ−3−ピロリン−1−イル)イソ酪酸誘導体は一般式
〔I〕
【0011】
【化6】
【0012】〔式中、R1はアルキル基、シクロアルキ
ル基、アルケニル基、アルキニル基、ベンジル基、フェ
ニルスルホニル基又は式
【0013】
【化7】
【0014】(式中、Yは水素原子、ハロゲン原子、ア
ルキル基、ハロアルキル基、アルコキシ基、ハロアルコ
キシ基、メチレンジオキシ基、アルキルチオ基、アルキ
ルスルホニル基、フェノキシ基、アルコキシカルボニル
基、アシル基、ニトロ基、ヒドロキシ基、シアノ基又は
ジメチルアミノ基を示し、nは1から5の整数を示
す。)で表される基を示し、Xは水素原子又はハロゲン
原子を示し、Zは酸素原子、硫黄原子又は式−N
(R2)−(式中、R2は水素原子、アルキル基又はアル
ケニル基を示す。)で表される基を示す。〕で表され
る。また、本発明の除草剤は上記の2−(2−オキソ−
3−ピロリン−1−イル)イソ酪酸誘導体の一種又は二
種以上を有効成分として含有してなる。
【0015】本発明化合物は次の製造法のよって製造す
ることができる。 製造法 1
【0016】
【反応式1】
【0017】(式中、X及びR1は前記と同じ意味を示
す。) まず、一般式〔II〕で表される2−アミノイソ酪酸エス
テル塩酸塩とモノクロルアセトンとを反応させて一般式
〔III〕で表される化合物を製造する。ここで塩基とし
ては、例えばトリエチルアミン、1,8−アザビシクロ
〔5,4,0〕ウンデセン−7−エン(DBU)、ピリジ
ン、ピコリン、キノリンなどの有機アミン類又は水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウムなどの無機塩基を使用することができる。また、
溶媒としては、例えばジクロロメタン、クロロホルム、
四塩化炭素などのハロゲン化炭化水素類、ジエチルエー
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル
類、n−ヘキサン、ベンゼン、トルエンなどの炭化水素
類、アセトン、メチルエチルケトンなどの脂肪族ケトン
類又はアセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド
(DMF)、N,N−ジメチルアセトアミド(DMA
c)などの非プロトン性極性溶媒などを使用することが
できる。この反応は、窒素気流下、室温から溶媒の沸点
の温度の範囲で行い、1〜24時間で終了する。目的の
一般式〔III〕で表される化合物は反応液から常法によ
り得ることができる。
【0018】次に、得られた一般式〔III〕で表される
化合物と置換フェニル酢酸クロリドとを反応させて一般
式〔IV〕で表される化合物を製造する。ここで塩基とし
ては、例えばトリエチルアミン、DBU、ピリジン、ピ
コリン、キノリンなどの有機アミン類又は水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム
などの無機塩基を使用することができる。また、溶媒と
しては、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化
炭素などのハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類、n
−ヘキサン、ベンゼン、トルエンなどの炭化水素類、ア
セトン、メチルエチルケトンなどの脂肪族ケトン類又は
アセトニトリル、DMF、DMAcなどの非プロトン性
極性溶媒などを使用することができる。この反応は氷冷
下の温度から60℃の範囲で行い、1〜24時間で終了
する。目的の一般式〔IV〕で表される化合物は反応液か
ら常法により得ることができる。
【0019】次に、得られた一般式〔IV〕で表される化
合物を、塩基の存在下、分子内縮合させて一般式〔I−
1〕で表される本発明化合物を製造することができる。
ここで塩基としては、例えばナトリウムメチラート、ナ
トリウムエチラートなどの金属アルコラート類又はトリ
エチルアミン、DBU、ピリジン、ピコリン、キノリン
などの有機アミン類などを使用することができる。溶媒
としては、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩
化炭素などのハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル
類、n−ヘキサン、ベンゼン、トルエンなどの炭化水素
類、アセトン、メチルエチルケトンなどの脂肪族ケトン
類、メタノール、エタノールなどのアルコール類又はア
セトニトリル、DMF、DMAcなどの非プロトン性極
性溶媒などを使用することができる。この反応は氷冷下
の温度から溶媒の沸点の範囲で行い、0.5〜10時間
で終了する。目的化合物は反応液から常法により得るこ
とができる。また、必要に応じて再結晶又はカラムクロ
マトグラフィーにて精製する。
【0020】製造法 2
【0021】
【反応式2】
【0022】(式中、R1及びXは前記と同じ意味を示
す。) 一般式〔V〕で表される化合物は一般式〔I−1〕で表さ
れる本発明化合物をアルカリ加水分解することによって
得ることができる。ここで塩基としては、例えば水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム等の水溶液を使用できる。
また溶媒としては、例えばジオキサン、メタノール、エ
タノールなどの加水分解を受けない水溶性の溶媒又は水
を使用することができる。反応は室温から溶媒の沸点の
範囲で行い、0.5〜10時間で終了する。目的化合物
は反応液から常法により得ることができる。また必要に
応じて再結晶又はカラムクロマトグラフィーにて精製す
る。
【0023】製造法 3
【0024】
【反応式3】
【0025】(式中、X、Z及びR1は前記と同じ意味
を示す。) 一般式〔I〕で表される本発明化合物は一般式〔V〕で
表される化合物にカルボニルジイミダゾール(CDI)
を反応させ、次に一般式〔VI〕で表される化合物又はそ
の塩と反応させ製造することができる。ここで、溶媒と
しては、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化
炭素などのハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類、n
−ヘキサン、ベンゼン、トルエンなどの炭化水素類、ア
セトン、メチルエチルケトンなどの脂肪族ケトン類又は
アセトニトリル、DMF、DMAcなどの非プロトン性
極性溶媒などを使用することができる。この反応は室温
から溶媒の沸点の範囲で行い、0.5〜24時間で終了
する。目的化合物は反応液から常法により得ることがで
きる。また、必要に応じて再結晶又はカラムクロマトグ
ラフィーにて精製する。
【0026】尚、一般式〔VI〕で表される化合物の塩は
適当な溶媒中、適当な塩基を用いて調製することができ
る。ここで、塩基としては、例えばトリメチルアミン、
トリエチルアミン、DBU、ピリジン、ピコリン、キノ
リンなどの有機アミン類、ナトリウム、カリウムなどの
アルカリ金属類、水素化ナトリウム、水素化カリウムな
どの金属水素化物、ナトリウムメチラート、ナトリウム
エチラート、カリウム t−ブチラートなどの金属アル
コラート類、又は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの無機塩基が使用で
きる。また、溶媒としては、例えばジエチルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類、n
−ヘキサン、ベンゼン、トルエンなどの炭化水素類、メ
タノール、エタノールなどのアルコール類又はアセトニ
トリル、DMF、DMAcなどの非プロトン性極性溶媒
などを使用することができる。反応は0℃から溶媒の沸
点の温度で行うことができる。調製されたこれらの塩は
使用する塩基又は溶媒の種類のよって単離して又は単離
することなく上記の反応に用いることができる。
【0027】製造法 4
【0028】
【反応式4】
【0029】(式中、X、Z及びR1は前記と同じ意味
を示す。) 一般式〔I〕で表される本発明化合物は一般式〔V〕で表
される化合物にトリフェニルホスフィン(TPP)及び
四塩化炭素を反応させ、次に一般式〔VI〕で表される化
合物又はその塩と反応させて製造することができる。反
応には塩基を必要としないが、生成し残存する塩化水素
を中和するために原料〔V〕に対して0.1〜1倍の塩基
を使用することができる。尚、Zが−N(R2)−の場
合には原料〔VI〕を過剰に用いてもよい。ここで、塩基
としては、例えばトリエチルアミン、DBU、ピリジ
ン、ピコリン、キノリンなどの有機アミン類基を使用す
ることができる。また、溶媒としては、例えばジクロロ
メタン、クロロホルム、四塩化炭素などのハロゲン化炭
化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサンなどのエーテル類、n−ヘキサン、ベンゼン、
トルエンなどの炭化水素類又はアセトニトリル、DM
F、DMAcなどの非プロトン性極性溶媒などを使用す
ることができる。この反応は氷冷温度から溶媒の沸点の
範囲で行い、0.5〜10時間で終了する。目的物は反
応液中の不溶物をろ過後、濃縮し、再結晶又はカラムク
ロマトグラフィーにて精製して得ることができる。
【0030】尚、一般式〔VI〕で表される化合物の塩は
上記の方法で調製することができる。調製されたこれら
の塩は使用する塩基又は溶媒によって単離して又は単離
することなく上記の反応に用いることができる。
【0031】製造法 5
【0032】
【反応式5】
【0033】(式中、R3はアルキル基を示し、X1はハ
ロゲン原子を示し、X、Y及びnは前記と同じ意味を示
す。) 一般式〔I−2〕で表される本発明化合物は一般式〔VI
I〕で表される化合物と一般式〔VIII〕で表される化合
物とを、塩基の存在下、反応させることにより製造する
ことができる。ここで、塩基としては、例えば水素化ナ
トリウム、水素化カリウムなどの金属水素化物、ナトリ
ウムメチラート、ナトリウムエチラートなどの金属アル
コラート類又はトリエチルアミン、DBU、ピリジン、
ピコリン、キノリンなどの有機アミン類又は水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ムなどの無機塩基が使用できる。溶媒としては、例えば
ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素などのハロ
ゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサンなどのエーテル類、n−ヘキサン、ベ
ンゼン、トルエンなどの炭化水素類、アセトン、メチル
エチルケトンなどの脂肪族ケトン類、メタノール、エタ
ノールなどのアルコール類又はアセトニトリル、DM
F、DMAcなどの非プロトン性極性溶媒などを使用す
ることができる。この反応は0℃から溶媒の沸点の範囲
で行い、1〜10時間で終了する。目的化合物は反応液
から常法により得ることができる。また必要に応じて再
結晶又はカラムクロマトグラフィーにて精製する。
【0034】製造法 6
【0035】
【反応式6】
【0036】(式中、R3はアルキル基を示し、X、Y
及びnは前記と同じ意味を示す。) 一般式〔I−3〕で表される本発明化合物は一般式〔I
X〕で表される化合物を適当な酸化剤で酸化することに
より製造することができる。ここで、酸化剤としては、
例えば過酸化水素水、過安息香酸類、オキソン(OXO
NE、登録商標)等が使用できる。また、溶媒として
は、例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素
などのハロゲン化炭化水素類、n−ヘキサン、ベンゼ
ン、トルエンなどの炭化水素類、アセトン、メチルエチ
ルケトンなどの脂肪族ケトン類、メタノール、エタノー
ルなどのアルコール類又はアセトニトリル、DMF、D
MAcなどの非プロトン性極性溶媒、または水などを使
用することができる。この反応は0℃から溶媒の沸点の
範囲で行い、1〜10時間で終了する。目的化合物は反
応液から常法により得ることができる。また、必要に応
じて再結晶又はカラムクロマトグラフィーにて精製す
る。
【0037】その他、イソ酪酸誘導体にハロゲン化アル
キル等を反応させエステル化する方法がある。
【0038】次にこのようにして製造できる本発明化合
物を表1〜2に例示する。尚、化合物番号は以後の記載
において参照される。
【0039】
【表1A】
【0040】
【表1B】
【0041】
【表2A】
【0042】
【表2B】
【0043】
【表2C】
【0044】
【表2D】
【0045】
【表2E】
【0046】
【発明の効果】一般式〔I〕で表される本発明の化合物
及び本発明の除草剤は畑地において問題となる種々の雑
草、例えばオオイヌタデ、アオビユ、シロザ等の広葉雑
草をはじめ、ハマスゲ、キハマスゲ、ヒメクグ、カヤツ
リグサ、コゴメガヤツリ等の多年生及び1年生カヤツリ
グサ科雑草、ヒエ、メヒシバ、エノコログサ、スズメノ
カタビラ、ジョンソングラス、ノスズメノテッポウ、野
生エンバク等のイネ科雑草を、雑草の発芽前から生育期
の広い範囲にわたっての施用で、優れた除草効果をもっ
て防除することができる。また、水田に発生するタイヌ
ビエ、タマガヤツリ、コナギ等の一年生雑草及びミズガ
ヤツリ、ホタルイ等の多年生雑草をも防除することもで
きる。一方、本発明の除草剤は作物に対する安全性が高
く、特に、稲、小麦、大麦、トウモロコシ、グレインソ
ルガム、大豆、棉及びテンサイ等に対して高い安全性を
示す。
【0047】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明化合物の製造法を
具体的に説明する。 実施例1 2−(4−メチル−2−オキソ−3−フェニル−3−ピ
ロリン−1−イル)イソ酪酸エチルの製造(化合物番号
2) 2−〔N−(2−オキソプロピル)フェニルアセチルア
ミノ〕イソ酪酸エチル325.5g(1.07mol)をエタ
ノール1.5lに溶解し、これに77g(1.28mol)の
90%ナトリウムメチラート粉末を加え、30分加熱還
流した。エタノールを留去後、残査を氷水中にあけ、析
出した結晶をろ過した。結晶をヘキサンでよく洗浄した
後、乾燥して融点64〜66℃の目的物73g(収率2
4%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.3(t,3H), 1.6(s,6H), 2.2(s,3H),
4.0(s,2H), 4.2(q,2H)
【0048】実施例2 2−(4−メチル−2−オキソ−3−フェニル−3−ピ
ロリン−1−イル)イソ酪酸アリルの製造(化合物番号
9) 2−(4−メチル−2−オキソ−3−フェニル−3−ピ
ロリン−1−イル)イソ酪酸1.5g(5.8mmol)を5
0mlのアセトニトリルに溶解し、これに炭酸カリウム
0.83g(6mmol)及び臭化アリル0.73g(6mmol)
を加えて、1時間加熱還流した。反応終了後、アセトニ
トリルを留去し、氷水を加えて酢酸エチルで抽出した。
常法により処理して1.7g粗製物を得た。これをカラム
クロマトグラフィーにて精製し、融点65〜67℃の目
的物1.4g(収率82%)を得た。 1 H-NMR(CDCl3)δ:1.6(s,6H), 2.1(s,3H), 3.9(s,2H),
4.5-4.7(m,2H), 5.0-5.4(m,2H), 5.5-6.2(m,1H), 7.1-
7.5(m,5H)
【0049】実施例3 N−(1,1−ジメチルエチル) 2−(4−メチル−
2−オキソ−3−フェニル−3−ピロリン−1−イル)
イソ酪酸アミドの製造(化合物番号27) 2−(4−メチル−2−オキソ−3−フェニル−3−ピ
ロリン−1−イル)イソ酪酸3.0g(11.6mmol)を
テトラヒドロフラン20mlに溶解し、これにカルボニル
ジイミダゾール(CDI)2.3g(13.9mmol)を加
えて、室温で30分攪拌した。更にt−ブチルアミン1.
1g(15.1mmol)を加え、60℃で5時間攪拌した。
反応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮す
ると粗製の目的物が得られた。この粗製物をエーテルで
洗浄して融点137〜140℃の目的物2.6g(収率7
1%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.3(s,9H), 1.9(s,6H), 2.1(s,3H),
3.9(s,2H), 6.5(bs,1H), 7.1-7.5(m,5H)
【0050】実施例4 N−(2,5−ジクロロフェニル) 2−(4−メチル
−2−オキソ−3−フェニル−3−ピロリン−1−イ
ル)イソ酪酸アミドの製造(化合物番号92) 2−(4−メチル−2−オキソ−3−フェニル−3−ピ
ロリン−1−イル)イソ酪酸1.50g(5.79mmol)
を四塩化炭素−塩化メチレン(1:1)溶液20mlに懸
濁させ、トリフェニルホスフィン(TPP)2.0g
(7.53mmol)を加え、30分加熱還流した。その後
反応液を氷冷し、2,5−ジクロロアニリン0.94g
(5.79mmol)及びトリエチルアミン0.58g(5.7
9mmol)を加えて、室温で30分攪拌した。反応終了
後、不溶物をろ過し、若干濃縮した後、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーにて精製し、融点156〜158
℃の目的物1.61g(収率69%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.7(s,6H), 2.2(s,3H), 4.1(s,2H),
6.8-7.5(m,7H), 8.4(d,1H), 8.8(bs,1H)
【0051】実施例5 N−(3−メチルスルホニルフェニル) 2−(4−メ
チル−2−オキソ−3−フェニル−3−ピロリン−1−
イル)イソ酪酸アミドの製造(化合物番号68) N−(3−メチルチオフェニル) 2−(4−メチル−
2−オキソ−3−フェニル−3−ピロリン−1−イル)
イソ酪酸アミド1.50g(3.95mmol)をメタノール
10mlに溶かし、オキソン3.64g(5.92mmol)を
加えた。攪拌しながら液温が40℃を越えないように少
しづつ水10mlを加えた後、室温で2時間攪拌した。反
応終了後、反応液をクロロホルムで抽出し、炭酸水素ナ
トリウム水溶液、ついで水で洗った。硫酸マグネシウム
で乾燥後、濃縮乾固して得られた固体をエーテルで洗浄
し、融点219〜221℃の目的物1.33g(収率82
%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.7(s,6H), 2.1(s,3H), 3.0(s,2H),
7.1-8.0(m,9H), 9.5(bs,1H)
【0052】実施例6 N−(3,5−ジクロロ−4−メトキシフェニル) 2
−(4−メチル−2−オキソ−3−フェニル−3−ピロ
リン−1−イル)イソ酪酸アミドの製造(化合物番号1
27) N−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)
2−(4−メチル−2−オキソ−3−フェニル−3−ピ
ロリン−1−イル)イソ酪酸アミド1.50g(3.58m
mol)をアセトニトリル10mlに溶かし、ヨウ化メチル
0.76g(5.37mmol)及び炭酸カリウム0.64g
(4.65mmol)を加え、室温で3時間反応させた。反
応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。
酢酸エチル溶液を水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥し、
濃縮乾固した。得られた固体をイソプロピルエーテルで
洗浄し、融点165〜167℃の目的物0.93g(収率
60%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.7(s,6H), 2.1(s,3H), 3.8(s,3H),
4.0(s,2H), 7.2-7.5(m,7H), 9.5(bs,1H)
【0053】実施例7 N−ベンゼンスルホニル 2−(4−メチル−2−オキ
ソ−3−フェニル−3−ピロリン−1−イル)イソ酪酸
アミドの製造(化合物番号30) 60%水素化ナトリウム0.37g(9.2mmol)のDM
F懸濁液にベンゼンスルホンアミド1.2g(7.7mmo
l)を加え、室温にて1時間攪拌した。一方、2−(4
−メチル−2−オキソ−3−フェニル−3−ピロリン−
1−イル)イソ酪酸2.0g(7.7mmol)をテトラヒド
ロフラン20mlに溶かし、カルボニルジイミダゾール
(CDI)1.37g(8.4mmol)を加え、1時間攪拌
した。この反応液を先に調製したベンゼンスルホンアミ
ドのナトリウム塩の溶液に室温にて滴下し、2時間攪拌
した。反応終了後、氷水中にあけ、塩酸でpH3とした。
これを酢酸エチルで抽出し、常法により処理して融点1
68〜171℃の目的物2.1g(収率70%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.5(s,6H), 2.2(s,3H), 3.0(s,2H),
7.2-7.6(m,7H), 11.0(bs,1H)
【0054】次に参考例を挙げて原料化合物の製造法を
説明する。 参考例1 2−(2−オキソプロピルアミノ)イソ酪酸エチルの製
造 2−アミノイソ酪酸エチル塩酸塩430g(2.56mo
l)をDMAc2lに溶解し、これにトリエチルアミン6
52g(6.46mol)及びクロロアセトン373g(4.
03mol)を加え、窒素気流下、80℃で3時間攪拌し
反応させた。反応終了後、20lの氷水にあけ、2lの酢
酸エチルで2回抽出した。常法により処理して402g
(収率84%)の目的物を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.25(t,3H), 1.3(s,6H), 2.1(s,3H),
2.5(bs,1H), 3.5(s,2H), 4.1(q,2H)
【0055】参考例2 2−〔N−(2−オキソプロピル)フェニルアセチルア
ミノ〕イソ酪酸エチルの製造 参考例1で得た2−(2−オキソプロピルアミノ)イソ
酪酸エチル402g(2.15mol)を1.5lのアセトン
に溶解し、これにトリエチルアミン238g(2.36mo
l)を加えた。この溶液に塩化フェニルアセチル365g
(2.36mol)を氷冷下に滴下し、滴下終了後、室温に
て一昼夜攪拌した。析出した塩をろ過して除き、濃縮し
た。残査を酢酸エチル2lに溶解し、よく水洗し、常法
により処理して目的物651g(収率99%)を得た。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.2(t,3H), 1.4(s,6H), 2.1(s,3H),
3.5(s,2H), 4.1(q,2H), 4.1(s,2H), 7.2(bs,5H)
【0056】参考例3 2−(4−メチル−2−オキソ−3−フェニル−3−ピ
ロリン−1−イル)イソ酪酸の製造 2−(4−メチル−2−オキソ−3−フェニル−3−ピ
ロリン−1−イル)イソ酪酸エチル135g(0.47mo
l)を500mlのエタノールに溶解し、これに85%水
酸化カリウム37g(0.56mol)及び水50mlを加え
て、30分加熱還流した。エタノールを留去後、残渣を
氷水にあけ、塩酸にてpH2〜3とした。析出結晶をろ過
にて取り出し、イソプロピルエーテルで洗浄し、融点2
13〜216℃の目的物110g(収率90%)を得
た。1 H-NMR(CDCl3)δ:1.6(s,6H), 2.1(s,3H), 4.0(s,2H),
7.1−7.5(m,5H), 10.7(bs,1H)
【0057】本発明の除草剤は一般式〔I〕で示される
2−(2−オキソ−3−ピロリン−1−イル)イソ酪酸
誘導体の一種又は二種以上を有効成分として含有してな
る。本発明化合物を除草剤として使用するには本発明化
合物それ自体で用いてもよいが、製剤化に一般に用いら
れる担体、界面活性剤、分散剤又は補助剤等を配合し
て、粉剤、水和剤、乳剤、微粒剤又は粒剤等に製剤して
使用することもできる。
【0058】製剤化に際して用いられる担体としては、
例えばジークライト、タルク、ベントナイト、クレー、
カオリン、珪藻土、ホワイトカーボン、バーミキュライ
ト、炭酸カルシウム、消石灰、珪砂、硫安、尿素等の固
体担体及びイソプロピルアルコール、キシレン、シクロ
ヘキサノン、メチルナフタレン等の液体担体等が挙げら
れる。
【0059】界面活性剤及び分散剤としては、例えばア
ルキルベンゼンスルホン酸金属塩、ジナフチルメタンジ
スルホン酸金属塩、アルコール硫酸エステル塩、アルキ
ルアリールスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、ポリ
オキシエチレングリコールエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンソル
ビタンモノアルキレート等が挙げられる。補助剤として
は、例えばカルボキシメチルセルロース、ポリエチレン
グリコール、アラビアゴム等が挙げられる。
【0060】有効成分の配合割合については必要に応じ
て適宜選ばれるが、粉剤及び粒剤とする場合は0.01
〜10%(重量)、好ましくは0.05〜5%(重量)
の範囲から適宜選ぶのがよい。また、乳剤及び水和剤と
する場合は1〜50%(重量)、好ましくは5〜30%
(重量)の範囲から適宜選ぶのがよい。
【0061】これらの製剤の使用に際しては適当な濃度
に希釈して散布するか又は直接施用する。本発明の除草
剤の施用量は使用される化合物の種類、対象雑草、発生
傾向、環境条件ならびに使用する剤型等によってかわる
が、粉剤及び粒剤のようにそのまま使用する場合は有効
成分として10アール当り0.1g〜5kg、好ましくは1
g〜1kgの範囲から適宜選ぶのがよい。また、乳剤及び
水和剤とする場合のように液状で使用する場合は、0.
1〜50,000ppm、好ましくは10〜10,000ppm
の範囲から適宜選ぶのがよい。本発明の除草剤は茎葉散
布、土壌施用又は水面施用等により使用することができ
る。
【0062】また、本発明の化合物は必要に応じて殺虫
剤、殺菌剤、他の除草剤、植物生長調節剤、肥料等と混
用してもよい。次に代表的な製剤例をあげて製剤方法を
具体的に説明する。化合物、添加剤の種類及び配合比率
は、これのみに限定されることなく広い範囲で変更可能
である。以下の説明において部は重量部を意味する。
【0063】製剤例1 水和剤 化合物(109)の10部にポリオキシエチレンオクチ
ルフェニルエーテルの0.5部、β−ナフタレンスルホ
ン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩の0.5部、珪藻土
の20部、クレーの69部を混合粉砕し、水和剤を得
る。
【0064】製剤例2 水和剤 化合物(12)の10部にポリオキシエチレンオクチル
フェニルエーテルの0.5部、β−ナフタレンスルホン
酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩の0.5部、珪藻土の
20部、ホワイトカーボンの5部、クレーの64部を混
合粉砕し、水和剤を得る。
【0065】製剤例3 水和剤 化合物(2)の10部にβ−ナフタレンスルホン酸ホル
マリン縮合物ナトリウム塩の0.5部、ラウリル硫酸ナ
トリウムの0.5部、珪藻土の20部、ホワイトカーボ
ンの5部、炭酸カルシウムの64部を混合粉砕し、水和
剤を得る。
【0066】製剤例4 乳剤 化合物(110)の10部にキシレンとイソホロンの等
量混合物80部、界面活性剤ポリオキシエチレンソルビ
タンアルキレート、ポリオキシエチレンアルキルアリー
ルポリマー及びアルキルアリールスルホネートの混合物
の10部を加え、これらをよくかきまぜることによって
乳剤を得る。
【0067】製剤例5 粒剤 化合物(92)の3部、タルクとベントナイトを1:3
の割合の混合した増量剤の77部、ホワイトカーボンの
5部、界面活性剤ポリオキシエチレンソルビタンアルキ
レート、ポリオキシエチレンアルキルアリールポリマー
及びアルキルアリールスルホネートの混合物の5部に水
10部を加え、よく練ってペースト状としたものを直径
0.7mmのふるい穴から押し出して乾燥した後に0.5〜
1mmの長さに切断し、粒剤を得る。
【0068】次に試験例を挙げて本発明化合物の奏する
効果を説明する。 試験例1 水田土壌処理による除草効果試験 100cm2のプラスチックポットに水田土壌を充填し、
代掻後、タイヌビエ(Eo)、コナギ(Mo)及びホタルイ(Sc)
の各種子を播種し、水深3cmに湛水した。翌日、製剤例
1に準じて調製した水和剤を水で希釈し、水面滴下し
た。施用量は有効成分を10アール当り100gとし
た。その後、温室内で育成し、処理後21日目に表3の
基準に従って除草効果を調査した。その結果を表4A、
表4B及び表4Cに示す。
【0069】
【表3】
【0070】
【表4A】
【0071】
【表4B】
【0072】試験例2 畑地土壌処理による除草効果試
験 120cm2プラスチックポットに畑地土壌を充填し、食
用ビエ(Ec)、メヒシバ(Di)、アオビユ(Am)、シロザ(C
h)、コゴメガヤツリ(Ci)の各種子を播種して覆土した。
製剤例1に準じて調製した水和剤を水で希釈し、10ア
ール当り有効成分が100gになる様に、10アール当
り100lを小型噴霧器で土壌表面に均一に散布した。
その後、温室内で育成し、処理21日目に表3の基準に
従って、除草効果を調査した。その結果を表5A及び表
5Bに示す。
【0073】
【表5A】
【0074】
【表5B】
【0075】試験例3 水田土壌処理による作物選択性
試験 10000分の1アールのプラスチックポットに水田土
壌を充填し、入水し、代掻後、タイヌビエ(Eo)、コナギ
(Mo)及びホタルイ(Sc)の種子を0.5cmの深さに播種
し、更に2.5葉期の水稲(Or)を移植深度2cmで、2本
移植して水深3cmに湛水した。翌日、製剤例1に準じて
調製した水和剤の所定量を水で希釈し、水面に滴下処理
した。その後、温室内で育成し、処理後28日目に表3
の基準に従い、除草効果及び薬害を調査した。その結果
を表6A及び表6Bに示す。
【0076】
【表6A】
【0077】
【表6B】
【0078】試験例4(畑地土壌処理による作物選択性
試験) 600cm2プラスチックポットに畑地土壌を充填し、ダ
イズ(Gl)、棉(Go)、食用ヒエ(Ec)、メヒシバ(Di)、エノ
コログサ(Se)、ジョンソングラス(So)、アオビユ(Am)の
各種子を播種して覆土した。翌日、製剤例1に準じて調
製した水和剤の所定量を水で希釈し、10アール当り1
00lを小型噴霧器で土壌表面に均一に散布した。その
後、温室内で育成し、処理後21日目に表3の基準に従
って除草効果を調査した。試験結果を表7に示す。
【0079】
【表7】
【0080】
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】変更
【補正内容】
【0067】製剤例5 粒剤 化合物(92)の3部、タルクとベントナイトを1:3
の割合の混合した増量剤の7部、ホワイトカーボンの
5部、界面活性剤ポリオキシエチレンソルビタンアルキ
レート、ポリオキシエチレンアルキルアリールポリマー
及びアルキルアリールスルホネートの混合物の5部に水
10部を加え、よく練ってペースト状としたものを直径
0.7mmのふるい穴から押し出して乾燥した後に0.
5〜1mmの長さに切断し、粒剤を得る。
フロントページの続き (72)発明者 竹内 彰 静岡県磐田郡福田町塩新田408番地の1 株式会社ケイ・アイ研究所内 (72)発明者 立川 重彦 静岡県静岡市安西3丁目57番地 (72)発明者 小川 安則 静岡県小笠郡菊川町加茂1809番地

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 〔式中、R1はアルキル基、シクロアルキル基、アルケ
    ニル基、アルキニル基、ベンジル基、フェニルスルホニ
    ル基又は式 【化2】 (式中、Yは水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ハ
    ロアルキル基、アルコキシ基、ハロアルコキシ基、メチ
    レンジオキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル
    基、フェノキシ基、アルコキシカルボニル基、アシル
    基、ニトロ基、ヒドロキシ基、シアノ基又はジメチルア
    ミノ基を示し、nは0から5の整数を示す。)で表され
    る基を示し、Xは水素原子又はハロゲン原子を示し、Z
    は酸素原子、硫黄原子又は式−N(R2)−(式中、R2
    は水素原子、アルキル基又はアルケニル基を示す。)で
    表される基を示す。〕で表される2−(2−オキソ−3
    −ピロリン−1−イル)イソ酪酸誘導体。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の2−(2−オキソ−3−
    ピロリン−1−イル)イソ酪酸誘導体を有効成分として
    含有する除草剤。
JP6148392A 1992-02-17 1992-02-17 2−(2−オキソ−3−ピロリン−1−イル)イソ酪酸誘導体及び除草剤 Pending JPH05221972A (ja)

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JP6148392A JPH05221972A (ja) 1992-02-17 1992-02-17 2−(2−オキソ−3−ピロリン−1−イル)イソ酪酸誘導体及び除草剤
US07/995,828 US5312929A (en) 1992-02-17 1992-12-23 2-oxo-3-pyrroline derivatives, process for their production and herbicidal composition
EP93100227A EP0557691B1 (en) 1992-02-17 1993-01-08 4-Methyl-3-phenyl-2-oxo-3-pyrroline derivatives, process for their preparation and herbicidal compositions
AT93100227T ATE157968T1 (de) 1992-02-17 1993-01-08 4-methyl-3-phenyl-2-oxo-3-pyrrolinderivate, verfahren zu ihrer herstellung und diese enthaltende herbizide
DE69313684T DE69313684T2 (de) 1992-02-17 1993-01-08 4-Methyl-3-Phenyl-2-Oxo-3-Pyrrolinderivate, Verfahren zu ihrer Herstellung und diese enthaltende Herbizide

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09509148A (ja) * 1993-12-24 1997-09-16 三菱化学株式会社 1,3−オキサジン−4−オン誘導体、それを含有する除草剤、およびその製造のための中間体
JP2007182456A (ja) * 1995-03-14 2007-07-19 Kumiai Chem Ind Co Ltd 環状アミド誘導体及び除草剤

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