JPH05220685A - ワーク搬送用のロボットハンド - Google Patents

ワーク搬送用のロボットハンド

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JPH05220685A
JPH05220685A JP4021162A JP2116292A JPH05220685A JP H05220685 A JPH05220685 A JP H05220685A JP 4021162 A JP4021162 A JP 4021162A JP 2116292 A JP2116292 A JP 2116292A JP H05220685 A JPH05220685 A JP H05220685A
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robot hand
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Etsuo Sadaoka
悦男 定岡
Makoto Hirabayashi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品に設けられた穴を利用して、部品をロボ
ットにより所定の位置搬送し得るようにすることであ
る。 【構成】 中心穴H内にはクランプ部材14が入り込
み、このクランプ部材と受け部材11とによりワークが
把持されると共に、ロケートピン21〜23が周辺穴h
1〜h3内に入り込んで位置決めがなされる。また、ロ
ケートピン37はナットN1内の穴に入り込み、ねじ部
材42はねじ穴N2内に入り込み、ハンド本体に対する
部品の位置決めがなされると共に、ねじ部材42をねじ
穴内にねじ結合させることによって、ねじ穴を利用して
部品Pはロボットハンドに把持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は小物部品やパネル部品等
を所定の位置に搬送するためのロボットに装着されるワ
ーク搬送用のロボットハンドに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車部品には、車体を構成するパネル
部品や車体に取付けられる小物部品等がある。これらの
部品の中には、それを車体に組立てるときに作業者が人
手により所定の位置まで搬送するようにしているものが
ある。小物部品の場合には、比較的重量が軽いために作
業者が搬送と組付けを行なっても労力の負担は大きくな
いが、多車種を混流してラインに搬送する場合には、多
数の種類の部品を誤りなく選択する必要があり、作業者
は部品の選択に注意を払う必要がある。一方、比較的重
量のある部品の場合には、重いワークを搬送して組付け
る必要があり、この作業は重筋作業となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】組立てラインの自動化
と作業者の重労働をなくすことを考慮すると、少しでも
多くの部品をロボットを用いて自動的に部品を搬送し、
所定の位置に位置決めし得るようにすることが望まし
い。本発明は、上述した観点より、従来人手により搬送
して所定の組立て位置にセットするようにしていた部品
をロボットにより自動的に搬送して位置決めし得るよう
にすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、大径の中心穴とこれの周辺に形成された小
径の複数の周辺穴とを有する部品を把持して搬送するワ
ーク搬送用のロボットハンドにおいて、ロボットハンド
本体に前記部品の内面のうち前記中心穴の周囲部と当接
する受け部材と、当該受け部材との協働により前記部品
を挟持するクランプ部材とを設け、前記周辺穴に嵌合す
るロケートピンを軸方向に進退移動可能に前記ロボット
ハンド本体に取付けたことを特徴とするワーク搬送用の
ロボットハンドである。更に本発明は、相互に所定の距
離離れて位置する少なくとも1つがねじ穴となった複数
の穴を有する部品を把持して搬送するワーク搬送用のロ
ボットハンドにおいて、ロボットハンド本体にロケート
ピンを径方向に摺動自在に取付け、前記ロケートピンに
対して平行に前記ロボットハンドに取付けられたねじ部
材を、軸方向に摺動自在に前記ロボットハンド本体に取
付け、前記ねじ部材を回転駆動して前記ねじ部材を前記
ねじ穴内にねじ結合させる駆動手段を前記ロボットハン
ド本体に装着したことを特徴とするワーク搬送用ロボッ
トハンドである。
【0005】
【作用】大径の穴とこれの周辺に形成された小径の複数
の周辺穴を有する部品を把持するロボットハンドにおい
ては、クランプ部材を中心穴内に位置させるようにし
て、このクランプ部材と受け部材とにより部品を把持す
ると共に、部品に形成された周辺穴内にロケートピンを
嵌合させる。これにより、部品はロボットハンドに対し
て所定の位置となって把持されることになる。一方、少
なくとも1つのナットと穴とを有する部品を把持して搬
送するワーク搬送用のロボットハンドにおいては、ロケ
ートピンがその径方向に摺動自在となっているので、ね
じ部材とロケートピンとの間の間隔をナットと穴との間
の間隔に調整した状態で、ロケートピンを穴の中に嵌合
させると共に、ねじ部材をナット内に嵌合させる。そし
て、駆動手段によりねじ部材をねじ穴の中にねじ結合さ
せる。これにより、ねじ穴を利用してねじ穴を有する部
材をロボットハンドにより把持することができる。
【0006】
【実施例】以下、図示する本発明の実施例に基づいて本
発明を詳細に説明する。図1は自動車車体を構成するパ
ネル部品の一例を示す図であり、ショックアブソーバー
が連結されるブラケットBを示す。この部品Bには、図
1に示されるように、比較的大きな1つの中心穴Hと、
この周囲に形成された比較的小さな3つの周辺穴h1〜
h3を有している。従来ではこの部品は人手により車体
組立てラインの所定の組付け位置まで搬送されていた
が、この部品は比較的重量があり、その作業は重筋作業
となっていた。しかも、多車種混流生産を行なう場合に
は、作業者は車種に併せて特定の種類のワークを選択す
る必要がある。
【0007】図示するブラケットBは、基本形状が共通
した複数の種類のものがあるが、図1に示される中心穴
Hの大きさはそれぞれほぼ同じであり、この中心穴Hと
周辺穴h1〜h3の位置関係が相違している。本発明に
あっては、この搬送組立て作業は、図2に示されるロボ
ットRによって行なわれる。このロボットRのアームA
に設けられたロボットハンドRHによって、ワークであ
る図1に示されるブラケットBは、把持されて搬送され
る。
【0008】図3〜図5は図2に示されたロボットハン
ドRHの詳細を示す図であり、このロボットハンドRH
は、ロボットRにより図1において矢印Dで示される方
向に挿入される。ロボットハンド本体10の先端には、
図3に示されるように、ワークであるブラケットBの内
面に当接する受け部材11が本体10の外周部に位置さ
せて突設され、中心部には、図4に示されるように支持
ブラケット12が突設されている。支持ブラケット12
には、ピン13により2つのクランプアーム14が回動
自在に取付けられており、これらのクランプアーム14
の先端と、受け部材11の先端との間でブラケットBは
挟持されるようになっている。これらのクランプアーム
14は、ブラケットBを把持する際に、ブラケットBの
中心穴Hから突出することになる。
【0009】これらのクランプアーム14を開閉駆動す
るために、ロボットハンド本体10に取付けられたクラ
ンプシリダ15の駆動ロッド16の先端には、それぞれ
クランプアーム14に対してピン17により連結された
リンク18がピン19により連結されている。
【0010】ブラケットBに形成された3つの周辺穴h
1〜h3に対応させて、3本の位置決めピン21〜23
が進退移動自在にロボットハンド本体10に取付けられ
ている。これらのピン21〜23の進退移動は、それぞ
れロケートシリンダ24〜26によって行なわれる。こ
のロケートピンは、車種によってそれぞれの周辺穴の位
置が相違する場合には、それぞれの種類に応じて3本以
上取付けておけば、車種に応じて所定のロケートピンを
進出移動させることにより、複数の種類の何れに対して
もワークの位置決めを行なうことができる。また、それ
ぞれのロケートピンをロケートシリンダと共に中心穴H
の円周方向及び径方向に調整移動可能にすることによ
り、車種に対応させて所定の位置にロケートピンを調整
移動させることも可能である。
【0011】このようなロボットハンドRHを使用して
ワークの搬送と位置決めを行なう場合には、図2に示さ
れるロボットを使用して、突出させた状態のロケートピ
ンの少なくとも2本をブラケットBの周辺穴内に嵌合さ
せると共に、クランプシリンダ15を駆動することによ
って、クランプアーム14と受け部材11とによりブラ
ケットBを把持させる。この状態でロボットアームAを
予め教示された所定の軌跡で移動させて、組立て位置ま
でブラケットBが搬送される。ブラケットBの種類が変
更される場合には、何かのロケートピンの位置を他のロ
ケートピンと干渉しない位置に調整移動することにな
る。このロボットハンドによれば、比較的径の大きな穴
Hの周辺に少なくとも2つの比較的小径の穴を有する部
品であれば、図示する形状の部品以外にも種々の形状の
部品を把持するために本発明を適用することができる。
【0012】図6及び図7は、本発明の他の実施例を示
す図であり、この場合には、2つのウエルドナットN
1、N2が溶接されたパネルPをワークとし、これをロ
ボットハンドRHによって把持して所定の組立て位置ま
で搬送するようにしている。このロボットハンドRHの
詳細は図7に示されており、ハンド本体31には、サー
ボモータ32により回転されるボールねじ33が取付け
られている。このボールねじ33に結合された雌ねじ部
34には、ハンド本体31に設けられたガイド部材35
に沿って摺動するスライダ36が取付けられている。こ
のスライダ36には、パネルPに予め溶接接合された2
つのナットN1、N2のうちの一方のナットN1に嵌合
して、パネルPの位置決めを行なうためのロケートピン
37が固着されている。
【0013】ロケートピン37に対して平行となってハ
ンド本体31には袋ナット型回転体41が回転自在に取
付けられており、この回転体41内にはボルト42が軸
方向に摺動自在に嵌合されている。回転体41は、ハン
ド本体31に取付けられ、減速機が内蔵されたモータ4
3により回転される。したがって、モータ43によりボ
ルト42は回転体41を介して回転駆動される。尚、ボ
ルト42は蓋部材44により回転体41内から抜け出さ
れないようになっている。この蓋部材44を外すことに
より、任意の外径のボルト42を回転体41に装着する
ことができる。そして、サーボモータ32を駆動するこ
とによって、ロケートピン37とボルト42との距離を
任意に調整することができる。
【0014】図6及び図7に示されるロボットハンドを
使用して、パネルPを搬送すると共に所定の位置に位置
決めする手順について説明する。2つのウエルドナット
N1、N2のピッチつまり両ナット間の距離に応じて、
ロケートピン37とナット42のピッチに合わせるよう
に、サーボモータ32によってスライダ36を調整移動
する。この状態で、ロボットハンドRHをパネルPの位
置まで移動させて、まず、ロケートピン37をナットN
1内に挿入する。ロケートピン37がナットN1に挿入
され、ボルト42の先端が他方のナットN2内に入り始
めると、モータ43によりボルト42が回転され、ナッ
トN2内にボルト42がねじ込まれる。
【0015】ボルト42は袋ナット型の回転体41によ
って回転されるので、回転しながらねじ込み方向または
逆方向に摺動することが可能である。ボルト42がナッ
トN2にねじ込まれると、パネルPの把持が完了して、
ロボットRにより図示しない所定の位置にセットされ、
その位置に設けられたクランプ部材によりクランプされ
る。このようにしてワークであるパネルPが位置決め固
定されると、ボルト42は逆回転されて、ナットN2か
ら抜き取られ、ロボットハンドRHはパネルPから退避
される。図6及び図7に示されるロボットハンドによれ
ば、2つのナットN1、N2が設けられたパネルP以外
に、1つのねじ穴と1つのストレートな穴が形成された
部品に対しても、ねじ穴を利用して部品を把持すること
ができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、小物部
品やパネル等の部品のうち、それぞれ穴が形成された部
品においては、その穴を利用して部品の位置決めのみな
らず、部品の把持をも自動的に行なうことが可能とな
る。これにより、比較的重量のある部品に対しては、作
業者による重労働がなくなり、比較的軽量のものであっ
ても、複数の種類のものを作業者が選択するという作業
がなくなり、部品を把持して搬送する作業を円滑に行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明の第1実施例に係るロボットハンドに
より搬送され位置決めされる部品を示す斜視図、
【図2】は図1に示される部品を搬送するロボットを示
す正面図、
【図3】は図2に示されたロボットハンドを拡大して示
し、第5図における3−3線に沿う断面図、
【図4】は図5における4−4線に沿う断面図、
【図5】は図3の平面図、
【図6】は本発明の第2実施例に係るロボットハンドに
より部品を搬送しようとしている状態を示す斜視図、
【図7】は図6に示されたロボットハンドの詳細を示す
拡大断面図である。
【符号の説明】
H…中心穴、 h1〜h3…
周辺穴、 B…ブラケット(部品)、 RH…ロボッ
トハンド 10…ロボットハンド本体 11…受け部
材 14…クランプアーム(クランプ部材) 21〜23…
ロケートピン N1、N2…ナット 31…ロボッ
トハンド本体 37…ロケートピン、 42…ボルト
(ねじ部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大径の中心穴とこれの周辺に形成された
    小径の複数の周辺穴とを有する部品を把持して搬送する
    ワーク搬送用のロボットハンドにおいて、 ロボットハンド本体に前記部品の内面のうち前記中心穴
    の周囲部と当接する受け部材と、当該受け部材との協働
    により前記部品を挟持するクランプ部材とを設け、前記
    周辺穴に嵌合するロケートピンを軸方向に進退移動可能
    に前記ロボットハンド本体に取付けたことを特徴とする
    ワーク搬送用のロボットハンド。
  2. 【請求項2】相互に所定の距離離れて位置する少なくと
    も1つがねじ穴となった複数の穴を有する部品を把持し
    て搬送するワーク搬送用のロボットハンドにおいて、 ロボットハンド本体にロケートピンを径方向に摺動自在
    に取付け、 前記ロケートピンに対して平行に前記ロボットハンドに
    取付けられたねじ部材を、軸方向に摺動自在に前記ロボ
    ットハンド本体に取付け、 前記ねじ部材を回転駆動して前記ねじ部材を前記ねじ穴
    内にねじ結合させる駆動手段を前記ロボットハンド本体
    に装着したことを特徴とするワーク搬送用ロボットハン
    ド。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4734382U (ja) * 1971-05-12 1972-12-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4734382U (ja) * 1971-05-12 1972-12-16

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