JPH05220667A - 大型ブロック用自動研掃装置 - Google Patents

大型ブロック用自動研掃装置

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JPH05220667A
JPH05220667A JP4067874A JP6787492A JPH05220667A JP H05220667 A JPH05220667 A JP H05220667A JP 4067874 A JP4067874 A JP 4067874A JP 6787492 A JP6787492 A JP 6787492A JP H05220667 A JPH05220667 A JP H05220667A
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JP
Japan
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cleaning material
self
propelled
block
polishing
Prior art date
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Pending
Application number
JP4067874A
Other languages
English (en)
Inventor
Itsuo Higashimoto
五男 東本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Chuki Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Chuki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二重底大型船体ブロック10の溶接軌跡Wの
研掃作業および研掃材と異物の回収作業を大幅に向上さ
せて、船体の生産性向上に寄与するとともに、劣悪な作
業環境での手作業を回避する。 【構成】 大型ブロック10の大きさおよび形状に応じ
て予め設定した研掃プログラムに基づいて制御器5から
制御信号を出力し、自走主式台車1および自走補助式台
車2を溶接済み大型ブロック10の下側において間欠的
に前進・横行させ、かつ溶接軌跡Wに適合するように研
掃材射出手段3の位置および射出姿勢を制御しながら、
研掃材を射出して研掃するとともに、射出された研掃材
および剥落させられたスラグなどの異物を回収手段4に
よって回収するようにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として二重底大型船
体ブロックなどの骨材溶接部の研掃に使用する大型ブロ
ック用自動研掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、たとえば二重底大型船体ブロ
ックに代表される金属製の大型ブロックのように、形状
が相当に複雑な骨材溶接部の研掃と、研掃時に投射され
た研掃材および研掃によって骨材から剥落させられたス
ラグなどの異物の回収は、作業者の手作業に委ねられて
いる。したがって、研掃作業性および回収作業性に劣
り、船体の生産性を低下させる一因になっているととも
に、作業空間における粉塵等の飛散度が高いため、作業
環境が劣悪である難点を有していた。そのために、研掃
作業性および回収作業性の大幅な向上と、省人化により
劣悪な作業環境での手作業の回避を実現することの可能
な大型ブロック用自動研掃装置の開発が要請されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、骨材溶接部の研掃と、研掃材および異物の回収を
作業者の手作業に委ねている現状では、研掃作業性およ
び回収作業性に劣り、船体の生産性を低下させる一因に
なるとともに、劣悪な作業環境点で作業者が作業を行わ
なければならない点である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶接済み大型
ブロックの下側を往復移動可能な自走式主台車と、この
主台車の移動方向の交差方向に移動可能に該主台車に搭
載された自走式補助台車と、この自走式補助台車に搭載
された研掃材射出手段と、前記主台車に搭載されて前記
研掃材射出手段から射出された研掃材および射出研掃材
により前記大型ブロックから剥落させられたスラグなど
の異物を回収する回収手段と、予め設定した研掃プログ
ラムに基づいて前記両台車の運転と前記研掃材射出手段
の位置および射出姿勢を制御する制御器と、を具備して
いることを特徴とし、研掃作業および回収作業の自動化
によって、研掃作業性および回収作業性を大幅に向上さ
せて構築物(たとえば船体)の生産性向上に寄与すると
ともに、劣悪な作業環境での手作業を回避する目的を達
成した。
【0005】
【作用】本発明によれば、大型ブロックの大きさおよび
形状に応じて予め設定した研掃プログラムに基づき、制
御器から自走式主台車、自走式補助車よび研掃材射出手
段に制御信号を出力することにより、両自走式台車が溶
接済み大型ブロックの下側を間欠的に移動する。同時
に、溶接軌跡に適合するように研掃材射出手段の位置お
よび射出姿勢を制御しながら研掃材の射出が実行されて
研掃を行なう。研掃材射出手段から射出された研掃材お
よび射出研掃材により大型ブロックから剥落させられた
スラグなどの異物は回収手段によって回収される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明に係る大型ブロック用自動研掃装
置の全体構成を示す正面図、図2は、図1の右側面図で
あり、これらの図において、1は自走式主台車、2は自
走式補助台車、3は研掃材射出手段、4は回収手段、5
は制御器を示す。自走式主台車1は、台車枠1Aと、こ
の台車枠1Aを支持する複数の車輪1a,1aとを備え
ており、制御器5から原動機(図示省略)に対して有線
もしくは無線によって出力される運転・停止信号に基づ
いて、車輪1a,1aを正逆方向に回転駆動させ、床面
6またはレールに沿って間欠的あるいは連続的に進退移
動できるように構成されている。自走式補助台車2は、
台車枠2Aと、この台車枠2Aを支持する複数の車輪2
a,2aとを備えており、制御器5から原動機(図示省
略)に対して有線もしくは無線によって出力される運転
・停止信号に基づいて、車輪2a,2aを正逆方向に回
転駆動させ、自走式主台車1の台車枠1A上に設置した
台車枠1Aの幅方向に延在するレール7,7に沿って間
欠的あるいは連続的に進退移動できるように構成されて
いる。つまり、自走式主台車1には、該自走式主台車1
の移動方向に直交する方向への移動が可能な自走式補助
台車2を搭載してある。
【0007】研掃材射出手段3は、自走式補助台車2に
搭載されたエアーブラスト装置によってなり、研掃材噴
射ノズル30と、この研掃材噴射ノズル30を取付けた
本体部31が保持される支柱32を有し、可撓性通路
(ホース)8を介して研掃材供給手段9から研掃材(シ
ヨット)が供給される。前記本体部31は、図示してい
ない駆動機構によって、矢印X方向(自走式主台車1の
幅方向)の移動、矢印Y方向(垂直軸まわり)の旋回お
よび矢印Z方向(上下方向)の移動を可能に支柱32に
保持されており、この本体部31の先端部に研掃材噴射
ノズル30が首振り機構(図示省略)により首振り運動
可能に取付けられている。回収手段4は、自走式主台車
1の台車枠1A上の前後部両側において幅方向に延在し
て設置した1対のコンベア40,40と、これらコンベ
ア40,40の上位に対向配設されて後述する研掃材お
よび異物などをコンベア40,40に誘導する上部開放
型のシュート41,41および自走式主台車1の側方に
おいて自走式主台車1の進退移動方向に延在してピット
内に配設されたコンベア42によって構成されている。
【0008】一方、制御器5から出力される制御信号に
よって、研掃材射出手段3における本体部31の駆動機
構(図示省略)および研掃材噴射ノズル30の首振り機
構と、回収手段4におけるコンベア40,40それぞれ
の駆動機構(図示省略)などの運転・停止が自動制御さ
れるようになっている。なお、図中12はセパレータ、
13はエアーコンプレッサを示す。
【0009】つぎに、前記構成の作動について説明す
る。たとえば、二重底大型船体ブロッのような金属製で
溶接済みの大型ブロック10の開放側を下方に向けて、
工場の天井走行クレーン11によって吊り下げ、図示し
ていない架台に載置して安定的に保持する。ついで、自
走式主台車1を移動させて、大型ブロック10の下に対
応させる。つぎに、大型ブロック10の大きさおよび形
状に応じて予め設定した研掃プログラムに基づき、制御
器5から自走式主台車1の原動機と自走式補助台車2の
原動機に運転・停止信号を出力するとともに、研掃材射
出手段3における本体部31の駆動機構、研掃材噴射ノ
ズル30の首振り機構および回収手段4におけるコンベ
ア40,40の駆動機構などに対しても制御信号を出力
する。また、研掃材供給手段9から可撓性通路8を介し
て研掃材射出手段3に研掃材が供給される。これによ
り、自走式主台車1が溶接済み大型ブロック10の下側
を間欠的に前進し、かつ自走式補助台車2が溶接済み大
型ブロック10の下側を間欠的に横移動して、大型ブロ
ック10の溶接軌跡Wに適合するように、研掃材射出手
段3の位置および噴射姿勢を制御しながら研掃材の噴射
が実行されて研掃を行なう。すなわち、自走式主台車1
および自走式補助台車2の移動または停止と、研掃材噴
射ノズル30の首振りおよび研掃材噴射ノズル30を取
付けた本体部31が矢印X方向、矢印Y方向、矢印Z方
向に適宜移動または旋回させられることとの複合作動に
よって、大型ブロック10の溶接軌跡Wの全てに順次研
掃材噴射ノズル30を接近・指向させながら、研掃材を
噴射して溶接軌跡Wの研掃を行う。
【0010】研掃材噴射ノズル30から噴射されて落下
する研掃材と、噴射研掃材により大型ブロック10の溶
接軌跡Wから剥落させられたスラグなどの異物は、上部
開放型のシュート41,41に誘導されてコンベア4
0,40からコンベア42に回収され、ここからセパレ
ータ12に送られる。セパレータ12では、研掃材と異
物を分離して、異物を適宜回収するとともに、研掃材は
研掃材供給手段9に送られる。
【0011】本発明によれば、二重底大型船体ブロック
に代表される金属製の大型ブロック10のような、形状
が相当に複雑な骨材溶接部の研掃と、研掃時に噴射され
た研掃材および研掃によって骨材から剥落させられたス
ラグなどの異物の回収を、作業者の手作業に委ねること
なく自動的に実行することができるので、研掃作業性お
よび回収作業性が大幅に向上し、船体の生産性向上に寄
与するとともに、劣悪な作業環境での手作業を回避し
て、作業者の保全を図ることができる。
【0012】なお、前記実施例では、研掃材射出手段3
として圧縮空気圧力によって研掃材を噴射させるエアー
ブラスト装置を使用して説明しているが、遠心力によっ
て研掃材を投射させる遠心投射機を使用してもよい。ま
た、研掃材射出手段3を、研掃材噴射ノズル30と、こ
の研掃材噴射ノズル30を取付けた本体部31および本
体部31を保持する支柱32によって構成して説明して
いるが、本発明は前記実施例にのみ限定されるものでは
なく、研掃材噴射ノズル30を装備したロボット装置あ
るいは研掃材噴射ノズル30を装備した他の昇降機構に
よって構成してもよい。さらに、前記実施例で説明した
二重底大型船体ブロック12に限らず、他の金属製の大
型ブロックの研掃にも使用可能であることはいうまでも
ない。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、形状が
相当に複雑な骨材溶接部の研掃と、研掃時に噴射された
研掃材および研掃によって骨材から剥落させられたスラ
グなどの異物の回収を、作業者の手作業に委ねることな
く自動的に実行することができるので、研掃作業性およ
び回収作業性が大幅に向上し、船体あるいは他の構築物
の生産性向上に寄与するとともに、劣悪な作業環境での
手作業を回避して、作業者の保全を図ることができる等
の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例構成の全体を示す正面図であ
る。
【図2】図1の右側面図である。
【符号の説明】
1 自走式主台車 2 自走式補助台車 3 研掃材射出手段 4 回収手段 5 制御器 10 大型ブロック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接済み大型ブロックの下側を往復移動
    可能な自走式主台車と、この主台車の移動方向の交差方
    向に移動可能に該主台車に搭載された自走式補助台車
    と、この自走式補助台車に搭載された研掃材射出手段
    と、前記主台車に搭載されて前記研掃材射出手段から射
    出された研掃材および射出研掃材により前記大型ブロッ
    クから剥落させられたスラグなどの異物を回収する回収
    手段と、予め設定した研掃プログラムに基づいて前記両
    台車の運転と前記研掃材射出手段の位置および射出姿勢
    を制御する制御器と、を具備していることを特徴とする
    大型ブロック用自動研掃装置。
JP4067874A 1992-02-06 1992-02-06 大型ブロック用自動研掃装置 Pending JPH05220667A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08108365A (ja) * 1994-10-05 1996-04-30 Koike Sanso Kogyo Co Ltd 数値制御研掃装置
JP2001277116A (ja) * 1999-10-13 2001-10-09 Nippon Sanso Corp ドライアイススノー噴射洗浄装置と洗浄方法

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