JPH0522061Y2 - - Google Patents

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JPH0522061Y2
JPH0522061Y2 JP15106288U JP15106288U JPH0522061Y2 JP H0522061 Y2 JPH0522061 Y2 JP H0522061Y2 JP 15106288 U JP15106288 U JP 15106288U JP 15106288 U JP15106288 U JP 15106288U JP H0522061 Y2 JPH0522061 Y2 JP H0522061Y2
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bag
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば犬のようなペツトの糞の始末
をするようなつかみ用の包装袋に関し、詳しくは
ペツトの糞のような物品を包装袋内に収容するの
に、その開口を容易に形成して物品の収容を容易
にしながら、その開口の閉塞も容易であり、かつ
閉塞後に不測に開口が開くようなこともないよう
にしようとする技術に係るものである。
[従来の技術] 従来、犬のようなペツトの糞を例えば袋に収容
して始末をするのに、スコツプ等を使つて糞を包
装袋に入れるのであるが、スコツプにすくい取つ
た糞が袋の口縁に付着したり、又、スコツプ側に
も付着する等して、その始末に苦慮させられてい
るのが実情である。このような問題を解消するの
に、本考案者は第13図に示すように、包装袋A
の袋開口側部分3を袋底側部分2の外側に折り返
し、袋底側部分2に手指を当て、袋底側部分2を
介してその包装袋Aの底部内に糞を納めて手指に
てつかみ、その後、袋開口側部分3を戻して糞を
包装袋A内に収納する方法を考え、すでに出願を
している。
[本考案が解決しようとする課題] ところが上述のような構成の包装袋Aにおいて
は、袋底側部分2とこれの外側に折り返された袋
開口側部分3との間に手指を入れ、親指と人差し
指間を開くようにして掌を開き、このようにして
袋底側部分2を開くのであり、かかる場合、袋底
側部分2と袋開口側部分3とはその両側縁におい
て離れていて、このため袋底側部分2を整然と開
口し難いという問題があつた。加えて、糞を袋底
側部分2の内部に導入した後、糞を手指にてつか
みながら他方の手にて袋開口側部分3を袋底側部
分2から折り返して袋状に戻す作業を要し、この
ように袋底側部分2の外側に折り畳まれている袋
開口側部分3の二片3a,3bを他方の手で戻す
作業が面倒となり、このような戻し作業時にその
手指に汚物が付着することもあり、しかもこのよ
うに袋開口側部分3の二片3a,3bを戻した後
においても袋開口側部分3の開口が開かれようと
するので、開口を閉塞する作業を要する等の問題
があつた。
本考案はこのような問題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、簡単な改良に
より、その開口を容易に形成できるようにして物
品の収容を容易にしながら、その開口の閉塞も容
易であり、かつ閉塞後に不測に開口が開くような
こともなく、使いやすいつかみ用の包装袋を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案のつかみ用の包装袋は、有底筒状の袋体
1を、その袋体1の底部を含み袋底側部分2と袋
体1の開口部を含む袋開口側部分3とに分け、袋
開口側部分3が袋底側部分2の外側に折り返し状
に配され、この折り返し状に配された袋開口側部
分3の巾方向の両側端縁部と袋底側部分2の巾方
向の両側端縁部とが略全長において接続された端
部接続部11が形成されて袋底側部分2と袋開口
側部分3との間に手指を挿入することができる手
指挿入部4を形成して成ることを特徴とするもの
である。
[作用] このように、袋開口側部分3の巾方向の両側端
縁部と袋底側部分2の巾方向の両側端縁部とが略
全長において接続された端部接続部11が形成さ
れることによつて、袋底側部分2と袋開口側部分
3との間の手指挿入部4に手指を挿入して袋底側
部分2の二片間を広げて開口を形成するのに、袋
底側部分2の二片と袋開口側部分3の二片とはそ
の両側端縁において接続されているから、袋底側
部分2と袋開口側部分3との両端は離れることが
なく、手指を広げて確実に開口を形成でき、この
ように開口の形成が確実にかつ整然と行えるか
ら、ペツトの糞のような物品の収容を容易に行
え、しかも袋底側部分2と袋開口側部分3との両
側端縁部は接続されているから、袋底側部分2の
内部に収容した物品を一方の手でつかみながら他
方の手で袋開口側部分3の一方の片3aを他方の
片3bに重ねるように折り返すことで、袋底側部
分2の開口を容易に閉塞でき、かつこのように袋
底側部分2と袋開口側部分3との両端縁部が接続
された状態で袋開口側部分3の一方の片3aを他
方の片3bに重なるように折り返すことで、折り
返された一方の片3aが戻されようとするのを阻
止でき、開口の閉塞維持を容易に行え、加えて包
装袋Aの開口を閉塞するのに、袋開口側部分3の
一方の片3aを他方の片3bに重なるように折り
返すから、かかる開口の閉塞作業時に糞のような
物品が手指に付着するようなことがないようにし
たものである。
[実施例] 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。
第1図a乃至dは使用状態の斜視図を示してい
て、不織布や発泡合成樹脂フイルムのような柔軟
なフイルム材にて形成された袋体1を袋底側部分
2と袋開口側部分3とに分け、袋開口側部分3が
袋底側部分2の外側に折り返し状に配され、この
折り返し状に配された袋開口側部分3と袋底側部
分2とがその両側端縁において溶着接続されてい
る。そして袋開口側部分3と袋底側部分2との間
に手指を挿入することができる手指挿入部4を形
成してある。このようなつかみ用の包装袋Aの製
作は、例えば1枚の上記フイルム材bを第3図a
のように略W字状に折り返し、このような長尺な
折り返し体を溶断装置にて所定長さに溶断し、こ
のような溶断作業によつて、略W字状に折り返し
た時には独立していた4枚のフイルム片c……が
第2図に示すように、その溶断縁Wにおいて溶着
され、この溶着縁Wにおいて、袋開口側部分3の
巾方向の両側端縁部と袋底側部分2の巾方向の両
側端縁部とが略全長において接続される端部接続
部11が形成されるのである。しかして、袋開口
側部分3が袋底側部分2の外側に折り返し状に配
され、この折り返し状に配された袋開口側部分3
と袋底側部分2とがその両側端縁において溶着接
続されたつかみ用の包装袋Aを得るのである。そ
してシール方法は溶断に限らず熱溶着でもよく、
そして熱溶着を行つたのち包装袋Aの形状に切断
するものでもよい。
このようなつかみ用の包装袋Aを使うのに、第
1図に示すように、袋底側部分2と袋開口側部分
3との間の手指挿入部4に手指を挿入して袋底側
部分2の二片間を広げて開口を形成するのであ
り、かかる場合、袋底側部分2の二片と袋開口側
部分3の二片とはその両側端縁において接続され
ていて、袋底側部分2と袋開口側部分3との両端
は離れることがなく、手指を広げて確実に開口を
形成でき、このように開口の形成が確実にかつ整
然と行えて、ペツトの糞のような物品の収容を容
易に行えるのである。そして袋底側部分2と袋開
口側部分3との両側端縁部は接続されていて、袋
底側部分2の内部に収容した物品を一方の手でつ
かみながら他方の手で袋開口側部分3の一方の片
3aを他方の片3bに重ねるように折り返すこと
で、袋底側部分2の開口を容易に閉塞するのであ
る。かかる場合、第1図d及びeに示すように、
親指を折り返された袋開口側部分3の一方の片3
aと他方の片3bとの間に入れて包装袋Aを引き
伸ばすようにすることで、手指に汚物が付くこと
なく、汚物の収容が行える。そしてこのように袋
底側部分2と袋開口側部分3との両端縁部が接続
された状態で袋開口側部分3の一方の片3aを他
方の片3bに重なるように折り返すことで、折り
返された一方の片3aが戻されようとするのを阻
止し、かかる折り返し状態を維持するのである。
しかも包装袋Aの開口を閉塞するのに、袋開口側
部分3の一方の片3aを他方の片3bに重なるよ
うに折り返すことで、かかる開口の閉塞業時に糞
のような物品が手指に付着するようなことがない
のである。かかる場合、袋体1の両側部にはテー
パ部7が形成されていて、このように袋体1の両
側部にテーパ部7を形成することで、袋開口側部
分3の一方の片3aを他方の片3bに重なるよう
に折り返すのが容易に行え、袋体1の閉塞作業を
容易に行えるのである。
そして手指挿入部4に手指を挿入して例えば犬
の糞のような物品を袋底側部分2を介在させてつ
かむのに、発泡合成樹脂シートや不織布のような
フイルム材bが有している断熱機能によつて、例
えばペツトの糞の温もりが手指に伝わることがな
く、加えて発泡合成樹脂シートや不織布等のフイ
ルム材bは一般の樹脂フイルムに比べて厚みがあ
り、緩衝性を有していて、一層手指への触感を和
らげ、ペツトの糞をつかむのに不快感を大巾に軽
減でき、更にフイルム材bによる保形性により例
えば犬の糞のような物品を容易につかむことがで
きるものである。その場合、上記フイルム材bに
限らず、同様な機能を持つものが種々考えられ
る。ところで不織布単体や紙では通水性があるの
で、樹脂のコーテイングやラミネートをすればよ
く、それによつて溶着強度も向上できる。
袋開口側部分3の一方の片3aの先端縁から粘
着剤6を塗布したシール用の舌片5を一連に延出
してあり、この舌片5を他方の手指で持つて一方
の片3aを他方の片3bに重ねるように容易に折
り返すことができるようにしてある。粘着剤6に
は離型紙8が張られていて、第1図bのように舌
片5側の片3aを他方の片3bに重ねるように折
り返した後、離型紙8を剥がし、舌片5を折り曲
げて袋底側部分2の一方の片2aに粘着剤6を介
して接着して、袋開口側部分3の両片3a,3b
間の開口を閉じておくのである[第3図b参照]。
かかる場合、舌片5はテーパ状に斜めにカツトさ
れていて、舌片5を第1図fのように折りたたん
だ場合、粘着剤6が袋側縁からはみ出さなくてよ
い。又、剥がした離型紙8は手指挿入部4に入れ
ておくとごみにならなくてよい。そして接着のた
めの粘着剤6は接着剤でもよく、かかる場合、粘
着剤6または接着剤を基材に含浸させた両面接着
テープを用いてもよい。
第4図及び第5図は第2実施例を示していて、
袋体1の側部及び舌片5にテーパ部7及び切り落
としを形成することなく、袋体1を四角形に形成
したものである。このように袋体1を四角形に形
成することで、溶断用の型やシールバーが直線形
状のものでよく、その製作も容易となり、又、フ
イルム材bのむだもなくすことができてよい。
第6図及び第7図は第3実施例を示していて、
舌片5の両面に粘着剤6を塗布し、粘着剤6に離
型紙8を張り、しかして第7図b,cに示すよう
に、収容した物品が少ない場合には、袋体1を更
に折り曲げて、舌片5の残りの面に塗布した粘着
剤6において接着して、その折り畳み状態を維持
するようにしたものである。
第8図は第4実施例を示していて、第8図aに
示すようにテープ9に離型剤10を適宜の間隔d
を隔てて塗布し、そしてこのテープ9と合成樹脂
製の離型紙8とを舌片5となるフイルム材bの上
に重ね、第1実施例において詳述したように溶断
加工にて包装袋Aを得るのである。かかる場合、
離型紙8の一端部においては離型剤10が存在し
ないように、そして他端においては離型剤10が
存在するようになされて、溶断時において離型紙
8は離型剤10が存在しない側においてテープ9
及び舌片5と溶着され、そして他端においては離
型剤10が存在して、離型紙8の剥離が行えるよ
うにしたものであり、しかして離型紙8が包装袋
Aに一体化されて、これが剥がされごみになるな
ることがないようにしたものである。
第9図は第5実施例を示していて、舌片5側に
離型剤10を塗布し、上記離型紙8側に粘着剤6
を塗布したものであり、剥がした離型紙8を第9
図c及びdに示すように包装後の包装袋Aに巻き
付けて、包装袋Aの開封を阻止するようにしたも
のである。
第10図は第6実施例を示していて、手指挿入
部4の内部の袋開口側部分3のいずれかの一片に
粘着剤6を設けたものであり、第11図は第7実
施例を示していて、手指挿入部4の内部の袋底側
部分2のいずれかの一片に粘着剤6を設けたもの
であり、夫々は第10図b及び第11図bのよう
にコンパクトに折りまれてその粘着剤6にて止め
られるものである。
第12図は第8実施例を示していて、袋開口側
部分3のいずれかの片3aの外面に粘着剤6を設
けたものであり、第12図bのように開口を封じ
るものである。
そして、袋体1としては合成樹脂フイルム以外
に不織布、紙、紙のような基材に合成樹脂を含浸
させたもの、水溶性を有していて、水洗トイレ等
に流しても容易に水に溶ける等のようなもの等
種々変更可能である。又、離型紙8に光りやバク
テリヤにより分解される樹脂を使えば公園等での
プラスチツクごみ公害が防げてよい。
尚、本考案の包装袋Aはペツトの糞の収納の
他、家庭等において溝のごみや生ごみの収納、病
院等の汚物の処理、更には市場や百貨店等におけ
る漬物や魚等の包装販売等にも使用することがで
きるものである。そして袋体1の一部もしくは全
体に手が滑り難い酢酸ビニル系の樹脂を使つた
り、保香性を保有する樹脂を使用してもよい。そ
して消臭及び芳香性を有する添加剤を樹脂に混入
したものを使用してもよいものである。
[考案の効果] 以上要するに本考案は、袋開口側部分の巾方向
の両側端縁部と袋底側部分の巾方向の両側端縁部
とが略全長において接続された端部接続部が形成
されているから、袋底側部分と袋開口側部分との
間の手指挿入部に手指を挿入して袋底側部分の二
片間を広げて開口を形成するのに、袋底側部分の
二片と袋開口側部分の二片とはその両側端縁にお
いて接続されているから、袋底側部分と袋開口側
部分との両端は離れることがなく、手指を広げて
確実に開口を形成でき、このように開口の形成が
確実にかつ整然と行えるから、ペツトの糞のよう
な物品の収容を容易に行え、しかも袋底側部分と
袋開口側部分との両側端縁部は接続されているか
ら、袋底側部分の内部に収容した物品を一方の手
でつかみながら他方の手で袋開口側部分の一方の
片を他方の片に重ねるように折り返すことで、袋
底側部分の開口を容易に閉塞でき、かつこのよう
に袋底側部分と袋開口側部分との両端縁部が接続
された状態で袋開口側部分の一方の片を他方の片
に重なるように折り返すことで、折り返された一
方の片が戻されようとするのを阻止でき、開口の
閉塞維持を容易に行え、加えて包装袋の開口を閉
塞するのに、袋開口側部分の一方の片を他方の片
に重なるように折り返すから、かかる開口の閉塞
作業時に糞のような物品が手指に付着するような
ことがないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b,c,d,e,fは本考案の一実
施例のつかみ用の包装袋の使用を説明する斜視
図、第2図は同上の正面図、第3図a,b,cは
同上の使用を説明する断面図、断面図、正面図、
第4図は同上の第2実施例の正面図、第5図a,
b,cは同上の使用状態を示していて、夫々断面
図、第6図は同上の第3実施例の正面図、第7図
a,b,cは同上の使用を示す断面図、正面図、
斜視図、第8図a,b,cは第4実施例を示し、
離型テープの斜視図、包装袋の正面図、離型テー
プを剥がした正面図、第9図a,b,c,dは第
5実施例を示し、その正面図、離型紙を剥がす作
用を示す説明図、離型紙の使用形態を示す正面
図、断面図、第10図a,bは第6実施例を示
し、その断面図、折り畳み状態の斜視図、第11
図a,bは第7実施例を示していて、その断面
図、折り畳み状態の斜視図、第12図a,bは同
上の第8実施例を示していて、その断面図、封止
状態の断面図、第13図は従来例の斜視図であ
り、1は袋体、2は袋底側部分、3は袋開口側部
分、4は手指挿入部、5は舌片、11は端部接続
部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 有底筒状の袋体を、その袋体の底部を含む袋
    底側部分と袋体の開口部を含む袋開口側部分と
    に分け、袋開口側部分が袋底側部分の外側に折
    り返し状に配され、この折り返し状に配された
    袋開口側部分の巾方向の両側端縁部と袋底側部
    分の巾方向の両側端縁部とが略全長において接
    続された端部接続部が形成されて袋底側部分と
    袋開口側部分との間に手指を挿入することがで
    きる手指挿入部を形成して成るつかみ用の包装
    袋。 (2) 袋開口側部分の一方の片の先端縁から粘着剤
    を塗布したシール用の舌片を延出して成る請求
    項1記載のつかみ用の包装袋。
JP15106288U 1988-11-19 1988-11-19 Expired - Lifetime JPH0522061Y2 (ja)

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