JPH05220581A - スポット溶接機用の複合電極 - Google Patents
スポット溶接機用の複合電極Info
- Publication number
- JPH05220581A JPH05220581A JP4059163A JP5916392A JPH05220581A JP H05220581 A JPH05220581 A JP H05220581A JP 4059163 A JP4059163 A JP 4059163A JP 5916392 A JP5916392 A JP 5916392A JP H05220581 A JPH05220581 A JP H05220581A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- electrode
- spot welding
- welding machine
- oxide
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐摩耗性を従来品に比べ著しく向上させたス
ポット溶接機用の電極を提供すること。 【構成】 スポット溶接機用の電極チップの先端部に金
属と酸化物とを複合合成して成る耐熱,耐摩耗性複合半
導体を接合したこと。
ポット溶接機用の電極を提供すること。 【構成】 スポット溶接機用の電極チップの先端部に金
属と酸化物とを複合合成して成る耐熱,耐摩耗性複合半
導体を接合したこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスポット溶接機用の電極
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に産業用のスポット溶接機では、そ
の電極チップに銅合金、例えば、クロ−ム銅を使用した
ものが多い。クロ−ム銅を電極に用いているのは、耐摩
耗性等を考慮したためであるが、一つの電極チップによ
りスポット溶接が可能な打点数は30〜40打点程度であ
る。
の電極チップに銅合金、例えば、クロ−ム銅を使用した
ものが多い。クロ−ム銅を電極に用いているのは、耐摩
耗性等を考慮したためであるが、一つの電極チップによ
りスポット溶接が可能な打点数は30〜40打点程度であ
る。
【0003】しかし、実際にはこのようなスポット溶接
の品質を維持するため、上記の限界打点数に達しないう
ちに電極チップの交換やドレッサ−をしているのが現状
である。これは同じ電極チップによってスポット溶接を
繰返し実行していると、電極チップ先端部が溶損等によ
って徐々に摩耗し、スポット溶接の品質低下が生じるの
で、これを回避するためである。
の品質を維持するため、上記の限界打点数に達しないう
ちに電極チップの交換やドレッサ−をしているのが現状
である。これは同じ電極チップによってスポット溶接を
繰返し実行していると、電極チップ先端部が溶損等によ
って徐々に摩耗し、スポット溶接の品質低下が生じるの
で、これを回避するためである。
【0004】しかし乍ら、自動車メ−カのボデ−組立工
程等で使用されるロボット式のスポット溶接機は、例え
ば、一時間に200〜400打点程度のスポット溶接を実行す
るため、その電極チップの交換も頻繁に行う必要がある
が、省力化の観点からこの交換作業をロボット等により
自動交換するようにしている。しかし乍ら、電極チップ
交換中にはラインを停止しなければならないことになる
ため、これが自動組立工程上のネックとなっている。
程等で使用されるロボット式のスポット溶接機は、例え
ば、一時間に200〜400打点程度のスポット溶接を実行す
るため、その電極チップの交換も頻繁に行う必要がある
が、省力化の観点からこの交換作業をロボット等により
自動交換するようにしている。しかし乍ら、電極チップ
交換中にはラインを停止しなければならないことになる
ため、これが自動組立工程上のネックとなっている。
【0005】この点、スポット溶接機を同じ場所に2台
設置し、交替でいずれか一方の溶接機を使用すれば、電
極交換によるラインの停止は回避できるが、設備コスト
は単純にいえば2倍になるという難点がある。
設置し、交替でいずれか一方の溶接機を使用すれば、電
極交換によるラインの停止は回避できるが、設備コスト
は単純にいえば2倍になるという難点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような点
に鑑み、耐摩耗性を従来品に比べ著しく向上させたスポ
ット溶接機用の電極を提供することを課題とするもので
ある。
に鑑み、耐摩耗性を従来品に比べ著しく向上させたスポ
ット溶接機用の電極を提供することを課題とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明のスポット溶接機用の電極
の構成は、スポット溶接機用の電極チップの先端部に金
属と酸化物とを複合合成して成る耐熱,耐摩耗性複合半
導体を接合したことを特徴とするものである。また、こ
の電極を製造する方法の構成の一つは、電極チップの先
端部を切削加工し、この切削部に溶射加工により金属と
酸化物とが複合合成された固溶半導体を接合することを
特徴とするものである。
を目的としてなされた本発明のスポット溶接機用の電極
の構成は、スポット溶接機用の電極チップの先端部に金
属と酸化物とを複合合成して成る耐熱,耐摩耗性複合半
導体を接合したことを特徴とするものである。また、こ
の電極を製造する方法の構成の一つは、電極チップの先
端部を切削加工し、この切削部に溶射加工により金属と
酸化物とが複合合成された固溶半導体を接合することを
特徴とするものである。
【0008】
【実施例】次に本考案の実施の一例を図に拠り説明す
る。図1は本発明電極の一例の正断面図である。図にお
いて、1は短かい棒状の電極チップ本体、2はこの電極
4チップ本体1の先端側に切削形成した凹状をなす切削
部、3は上記切削部2に埋設した導電性の耐熱,耐摩耗
複合半導体(Mo、Ni、C、CuOx等)による電極チップの
先端部である。
る。図1は本発明電極の一例の正断面図である。図にお
いて、1は短かい棒状の電極チップ本体、2はこの電極
4チップ本体1の先端側に切削形成した凹状をなす切削
部、3は上記切削部2に埋設した導電性の耐熱,耐摩耗
複合半導体(Mo、Ni、C、CuOx等)による電極チップの
先端部である。
【0009】チップ先端部3の形成方法としては、金属
と酸化物(Mo、Ni、Cr、CuOx等)の合成半導体を切削部
2に溶射して形成したり、或は、前記切削部2に合致
し、かつ、チップ先端部3の形状に予め焼結プレス等に
より形成した先端部材をチップ本体1の切削部2に嵌め
込み接合することにより形成する。
と酸化物(Mo、Ni、Cr、CuOx等)の合成半導体を切削部
2に溶射して形成したり、或は、前記切削部2に合致
し、かつ、チップ先端部3の形状に予め焼結プレス等に
より形成した先端部材をチップ本体1の切削部2に嵌め
込み接合することにより形成する。
【0010】
【発明の効果】上記のようにして形成した本発明のスポ
ット溶接機用の電極チップは、その先端が耐熱,耐摩耗
性の高い材料により形成されているため、従来のスポッ
ト溶接機用の電極チップに比べ、耐用打点数を上げるこ
とができるので、例えば、自動車ボデ−の自動組立ライ
ンにおける自動スポット溶接機のように打点数が多いス
ポット溶接機の電極としてきわめて好適である。
ット溶接機用の電極チップは、その先端が耐熱,耐摩耗
性の高い材料により形成されているため、従来のスポッ
ト溶接機用の電極チップに比べ、耐用打点数を上げるこ
とができるので、例えば、自動車ボデ−の自動組立ライ
ンにおける自動スポット溶接機のように打点数が多いス
ポット溶接機の電極としてきわめて好適である。
【図1】本発明電極の一例の要部の正断面図。
1 電極チップ本体 2 切削部 3 電極先端部
Claims (3)
- 【請求項1】 スポット溶接機用の電極チップの先端部
に金属と酸化物とを複合合成して成る耐熱,耐摩耗性複
合半導体を接合したことを特徴とするスポット溶接機用
の電極。 - 【請求項2】 電極チップの先端部を切削加工し、この
切削部に溶射加工により金属と酸化物とが複合合成され
た固溶半導体を接合することを特徴とするスポット溶接
機用の電極の製造方法。 - 【請求項3】 電極チップの先端部を切削加工し、この
切削部に金属と酸化物とが複合合成されて成る耐熱,耐
摩耗性複合半導体を嵌め込み接合することを特徴とする
スポット溶接機用の電極の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4059163A JPH05220581A (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | スポット溶接機用の複合電極 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4059163A JPH05220581A (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | スポット溶接機用の複合電極 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05220581A true JPH05220581A (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=13105439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4059163A Pending JPH05220581A (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | スポット溶接機用の複合電極 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05220581A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006004073A1 (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-12 | Nisshin Steel Co., Ltd. | スポット溶接用電極 |
EP2027964A1 (en) * | 2006-06-08 | 2009-02-25 | Nippon Tungsten Co., Ltd. | Electrode for spot welding |
-
1992
- 1992-02-14 JP JP4059163A patent/JPH05220581A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006004073A1 (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-12 | Nisshin Steel Co., Ltd. | スポット溶接用電極 |
EP2027964A1 (en) * | 2006-06-08 | 2009-02-25 | Nippon Tungsten Co., Ltd. | Electrode for spot welding |
EP2027964A4 (en) * | 2006-06-08 | 2010-04-28 | Nippon Tungsten | ELECTRODE FOR STITCH WELDING |
US8471169B2 (en) | 2006-06-08 | 2013-06-25 | Nippon Tungsten Co., Ltd. | Electrode for spot welding |
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