JP2001121268A - 溶接用コンタクトチップおよびその製造方法 - Google Patents
溶接用コンタクトチップおよびその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】製造しやすく、かつ材料費を抑えて寿命を延ば
すことができる。 【解決手段】チップ本体２が側部２ａに挿入用穴２ｂを
有する。挿入用穴２ｂはチップ本体２の先端付近を横方
向に貫通している。硬質部材３がチップ本体２より硬い
通電性材料から成り、挿入用穴２ｂに圧入される。ワイ
ヤ貫通孔４がチップ本体２の長さ方向に伸びてチップ本
体２および硬質部材３を貫通する。
すことができる。 【解決手段】チップ本体２が側部２ａに挿入用穴２ｂを
有する。挿入用穴２ｂはチップ本体２の先端付近を横方
向に貫通している。硬質部材３がチップ本体２より硬い
通電性材料から成り、挿入用穴２ｂに圧入される。ワイ
ヤ貫通孔４がチップ本体２の長さ方向に伸びてチップ本
体２および硬質部材３を貫通する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、トーチノズル内に
配置される溶接用コンタクトチップおよびその製造方法
に関する。
配置される溶接用コンタクトチップおよびその製造方法
に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、溶接用コンタクトチップは、内
部を通る溶接ワイヤによりワイヤ貫通孔が次第に摩耗
し、溶接箇所のずれを生じるようになる。従って、溶接
用コンタクトチップの寿命は、通常、ワイヤ貫通孔の摩
耗の程度によって決まる。溶接用コンタクトチップの寿
命が短いと、交換回数が多く、作業性が悪い。そのう
え、交換によるコストが嵩み、生産コストの点で大きな
負担となる。
部を通る溶接ワイヤによりワイヤ貫通孔が次第に摩耗
し、溶接箇所のずれを生じるようになる。従って、溶接
用コンタクトチップの寿命は、通常、ワイヤ貫通孔の摩
耗の程度によって決まる。溶接用コンタクトチップの寿
命が短いと、交換回数が多く、作業性が悪い。そのう
え、交換によるコストが嵩み、生産コストの点で大きな
負担となる。
【０００３】溶接用コンタクトチップの寿命を延ばすに
は、一般に使用されるクロム銅より硬い材料を用いれば
よいが、ベリリウム銅その他の硬い材料のものを用いる
と、加工しにくいうえ、材料費が高いため、製品価格が
クロム銅のものより数倍になってしまう。
は、一般に使用されるクロム銅より硬い材料を用いれば
よいが、ベリリウム銅その他の硬い材料のものを用いる
と、加工しにくいうえ、材料費が高いため、製品価格が
クロム銅のものより数倍になってしまう。
【０００４】材料費を抑えて寿命を延ばすことを目的と
した従来の溶接用コンタクトチップとして、特表昭５８
−５０１９８６号公報に示すものがある。すなわち、チ
ップ本体の内部に耐摩耗部材を設け、耐摩耗部材の内側
通路を溶接ワイヤが通るようにし、摩耗に対する耐久性
を高めて寿命を延ばすようになっている。
した従来の溶接用コンタクトチップとして、特表昭５８
−５０１９８６号公報に示すものがある。すなわち、チ
ップ本体の内部に耐摩耗部材を設け、耐摩耗部材の内側
通路を溶接ワイヤが通るようにし、摩耗に対する耐久性
を高めて寿命を延ばすようになっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特表昭
５８−５０１９８６号公報に示す従来の溶接用コンタク
トチップでは、チップ本体の内部に耐摩耗部材を設ける
ため、製造しにくく、製造コストが嵩むという問題点が
あった。
５８−５０１９８６号公報に示す従来の溶接用コンタク
トチップでは、チップ本体の内部に耐摩耗部材を設ける
ため、製造しにくく、製造コストが嵩むという問題点が
あった。
【０００６】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、製造しやすく、かつ材料費を抑え
て寿命を延ばすことができる溶接用コンタクトチップお
よびその製造方法を提供することを目的としている。
してなされたもので、製造しやすく、かつ材料費を抑え
て寿命を延ばすことができる溶接用コンタクトチップお
よびその製造方法を提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る溶接用コンタクトチップは：側部に挿
入用穴を有するチップ本体と；前記チップ本体より硬い
通電性材料から成り、前記挿入用穴に挿入された硬質部
材とを有し；前記チップ本体の長さ方向に伸びて前記チ
ップ本体および前記硬質部材を貫通するワイヤ貫通孔が
形成されていることを；特徴とする。
に、本発明に係る溶接用コンタクトチップは：側部に挿
入用穴を有するチップ本体と；前記チップ本体より硬い
通電性材料から成り、前記挿入用穴に挿入された硬質部
材とを有し；前記チップ本体の長さ方向に伸びて前記チ
ップ本体および前記硬質部材を貫通するワイヤ貫通孔が
形成されていることを；特徴とする。
【０００８】本発明に係る溶接用コンタクトチップは、
トーチノズルの内部に配置され、溶接用ワイヤ給電部に
取り付け、溶接ワイヤをワイヤ貫通孔に挿入させて使用
される。ワイヤ貫通孔はチップ本体より硬い材質の硬質
部材を貫通しているため、硬質部材の箇所で摩耗しにく
く、全体の寿命を延ばすことができる。硬質部材を摩耗
しやすい箇所に位置付ければ、さらに寿命を延ばすこと
ができる。硬質部材は溶接用コンタクトチップの一部の
みに使用されるため、硬質部材が高価な材料から成る場
合にも、溶接用コンタクトチップ全体をその硬質部材で
製造するのに比べて材料費を抑えることができる。
トーチノズルの内部に配置され、溶接用ワイヤ給電部に
取り付け、溶接ワイヤをワイヤ貫通孔に挿入させて使用
される。ワイヤ貫通孔はチップ本体より硬い材質の硬質
部材を貫通しているため、硬質部材の箇所で摩耗しにく
く、全体の寿命を延ばすことができる。硬質部材を摩耗
しやすい箇所に位置付ければ、さらに寿命を延ばすこと
ができる。硬質部材は溶接用コンタクトチップの一部の
みに使用されるため、硬質部材が高価な材料から成る場
合にも、溶接用コンタクトチップ全体をその硬質部材で
製造するのに比べて材料費を抑えることができる。
【０００９】本発明に係る溶接用コンタクトチップにお
いて、前記挿入用穴は前記チップ本体の先端付近を横方
向に貫通しており、前記硬質部材は前記挿入用孔に圧入
されていることが好ましい。
いて、前記挿入用穴は前記チップ本体の先端付近を横方
向に貫通しており、前記硬質部材は前記挿入用孔に圧入
されていることが好ましい。
【００１０】溶接用コンタクトチップは、一般に先端付
近ほど摩耗しやすいため、先端付近に硬質部材を設ける
ことにより、他の箇所に設けるのに比べてさらに寿命を
延ばすことができる。硬質部材は挿入用孔に圧入される
ため、接着などで固定する場合に比べて固定を容易にす
ることができる。
近ほど摩耗しやすいため、先端付近に硬質部材を設ける
ことにより、他の箇所に設けるのに比べてさらに寿命を
延ばすことができる。硬質部材は挿入用孔に圧入される
ため、接着などで固定する場合に比べて固定を容易にす
ることができる。
【００１１】本発明に係る溶接用コンタクトチップの製
造方法は、ワイヤ用貫通孔を有するチップ本体の側部
に、前記ワイヤ用貫通孔に連通する挿入用穴を設け、そ
の挿入用穴から前記ワイヤ用貫通孔を塞ぐよう前記チッ
プ本体の材質より硬い硬質部材を圧入し、圧入後の前記
硬質部材に再びワイヤ用貫通孔を連通させるよう貫通孔
を形成することを、特徴とする。
造方法は、ワイヤ用貫通孔を有するチップ本体の側部
に、前記ワイヤ用貫通孔に連通する挿入用穴を設け、そ
の挿入用穴から前記ワイヤ用貫通孔を塞ぐよう前記チッ
プ本体の材質より硬い硬質部材を圧入し、圧入後の前記
硬質部材に再びワイヤ用貫通孔を連通させるよう貫通孔
を形成することを、特徴とする。
【００１２】本発明に係る溶接用コンタクトチップの製
造方法では、チップ本体の側部の挿入用穴から硬質部材
を圧入し、再びワイヤ用貫通孔を連通させることによ
り、前述の本発明に係る溶接用コンタクトチップを容易
に製造することができる。
造方法では、チップ本体の側部の挿入用穴から硬質部材
を圧入し、再びワイヤ用貫通孔を連通させることによ
り、前述の本発明に係る溶接用コンタクトチップを容易
に製造することができる。
【００１３】本発明において、チップ本体は、例えばク
ロム銅などの一般的材料から成ることが好ましい。硬質
部材は、チップ本体より硬い通電性材料であればいかな
る通電性材料から成ってもよいが、通電性が良好である
ことが好ましい。チップ本体がクロム銅から成る場合、
硬質部材は、例えば、ジルコニウム、タングステン、通
電性セラミック、超合金などを材料に用いることがで
き、特にベリリウム銅から成ることが好ましい。硬質部
材の量、種類、圧入位置、圧入角度等を変えれば、摩耗
抑制の効果を変化させることができる。硬質部材の断面
形状は、円筒、角筒、その他いかなる形状であってもよ
い。本発明において、挿入用穴は、チップ本体を横方向
に貫通していても、貫通していなくてもよい。
ロム銅などの一般的材料から成ることが好ましい。硬質
部材は、チップ本体より硬い通電性材料であればいかな
る通電性材料から成ってもよいが、通電性が良好である
ことが好ましい。チップ本体がクロム銅から成る場合、
硬質部材は、例えば、ジルコニウム、タングステン、通
電性セラミック、超合金などを材料に用いることがで
き、特にベリリウム銅から成ることが好ましい。硬質部
材の量、種類、圧入位置、圧入角度等を変えれば、摩耗
抑制の効果を変化させることができる。硬質部材の断面
形状は、円筒、角筒、その他いかなる形状であってもよ
い。本発明において、挿入用穴は、チップ本体を横方向
に貫通していても、貫通していなくてもよい。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の実
施の形態について説明する。図１は、本発明の実施の形
態を示している。図１（Ａ），（Ｂ）に示すように、溶
接用コンタクトチップ１は、チップ本体２と硬質部材３
とから成る。チップ本体２は、クロム銅から成り、側部
２ａに挿入用穴２ｂを有する。硬質部材３は、チップ本
体２より硬い通電性材料のベリリウム銅から成り、挿入
用穴２ｂに圧入されている。溶接用コンタクトチップ１
には、チップ本体２の長さ方向に伸びてチップ本体２お
よび硬質部材３を貫通するワイヤ貫通孔４が形成されて
いる。ワイヤ貫通孔４は、溶接用コンタクトチップ１の
中心線を貫通している。挿入用穴２ｂは、チップ本体２
の先端付近の中央を横方向に貫通している。挿入用穴２
ｂは、径がワイヤ貫通孔４の径より大きく、ワイヤ貫通
孔４に対し垂直をなしている。溶接用コンタクトチップ
１は、側部２ａの互いに反対側の位置に平坦部５を有
し、後端に取付用雄ねじ部６を有する。
施の形態について説明する。図１は、本発明の実施の形
態を示している。図１（Ａ），（Ｂ）に示すように、溶
接用コンタクトチップ１は、チップ本体２と硬質部材３
とから成る。チップ本体２は、クロム銅から成り、側部
２ａに挿入用穴２ｂを有する。硬質部材３は、チップ本
体２より硬い通電性材料のベリリウム銅から成り、挿入
用穴２ｂに圧入されている。溶接用コンタクトチップ１
には、チップ本体２の長さ方向に伸びてチップ本体２お
よび硬質部材３を貫通するワイヤ貫通孔４が形成されて
いる。ワイヤ貫通孔４は、溶接用コンタクトチップ１の
中心線を貫通している。挿入用穴２ｂは、チップ本体２
の先端付近の中央を横方向に貫通している。挿入用穴２
ｂは、径がワイヤ貫通孔４の径より大きく、ワイヤ貫通
孔４に対し垂直をなしている。溶接用コンタクトチップ
１は、側部２ａの互いに反対側の位置に平坦部５を有
し、後端に取付用雄ねじ部６を有する。
【００１５】溶接用コンタクトチップ１は、以下の方法
で製造される。まず、ワイヤ貫通孔４を有するチップ本
体２の側部２ａに、ドリルでワイヤ貫通孔４に連通する
挿入用穴２ｂを設ける。挿入用穴２ｂは、径がワイヤ貫
通孔４の径より大きく、ワイヤ貫通孔４に対し垂直をな
すように形成する。ワイヤ貫通孔４の径は、例えば０．
６ｍｍ〜６．４ｍｍである。その挿入用穴２ｂからワイ
ヤ貫通孔４を塞ぐようチップ本体２の材質より硬い硬質
部材３を圧入する。圧入する硬質部材３には、挿入用穴
２ｂの径よりやや大きい径の棒材を用いる。さらに圧入
した硬質部材３が外れないよう再加圧溶接を行い、硬質
部材３を挿入用穴２ｂにしっかりと固定する。
で製造される。まず、ワイヤ貫通孔４を有するチップ本
体２の側部２ａに、ドリルでワイヤ貫通孔４に連通する
挿入用穴２ｂを設ける。挿入用穴２ｂは、径がワイヤ貫
通孔４の径より大きく、ワイヤ貫通孔４に対し垂直をな
すように形成する。ワイヤ貫通孔４の径は、例えば０．
６ｍｍ〜６．４ｍｍである。その挿入用穴２ｂからワイ
ヤ貫通孔４を塞ぐようチップ本体２の材質より硬い硬質
部材３を圧入する。圧入する硬質部材３には、挿入用穴
２ｂの径よりやや大きい径の棒材を用いる。さらに圧入
した硬質部材３が外れないよう再加圧溶接を行い、硬質
部材３を挿入用穴２ｂにしっかりと固定する。
【００１６】硬質部材３の圧入後、硬質部材３のチップ
本体２より出っ張った部分を研磨する。また、圧入後の
硬質部材３に再びワイヤ貫通孔４を連通させるようドリ
ルで貫通孔を形成する。貫通孔の径は、チップ本体２の
ワイヤ貫通孔４の径に大きさを合わせる。溶接によるス
パッタ付着を減少させるため、溶接用コンタクトチップ
１の全体を電気メッキする。こうして、溶接用コンタク
トチップ１が製造される。
本体２より出っ張った部分を研磨する。また、圧入後の
硬質部材３に再びワイヤ貫通孔４を連通させるようドリ
ルで貫通孔を形成する。貫通孔の径は、チップ本体２の
ワイヤ貫通孔４の径に大きさを合わせる。溶接によるス
パッタ付着を減少させるため、溶接用コンタクトチップ
１の全体を電気メッキする。こうして、溶接用コンタク
トチップ１が製造される。
【００１７】次に、作用について説明する。溶接用コン
タクトチップ１は、トーチノズルの内部に配置され、溶
接用ワイヤ給電部に取り付け、溶接ワイヤをワイヤ貫通
孔４に挿入させて使用される。使用の際、溶接ワイヤ
は、給電されて溶接金属を溶かす。溶接ワイヤはワイヤ
貫通孔４と擦れながら通過するが、ワイヤ貫通孔４はチ
ップ本体２より硬い通電性材料の硬質部材３を貫通して
いるため、硬質部材３の箇所で摩耗しにくく、長時間の
精度の高い溶接作業を可能にし、全体の寿命を延ばすこ
とができる。溶接用コンタクトチップ１の寿命を延ばす
ことにより、その交換回数を減らし、安全性を高めるこ
とができる。
タクトチップ１は、トーチノズルの内部に配置され、溶
接用ワイヤ給電部に取り付け、溶接ワイヤをワイヤ貫通
孔４に挿入させて使用される。使用の際、溶接ワイヤ
は、給電されて溶接金属を溶かす。溶接ワイヤはワイヤ
貫通孔４と擦れながら通過するが、ワイヤ貫通孔４はチ
ップ本体２より硬い通電性材料の硬質部材３を貫通して
いるため、硬質部材３の箇所で摩耗しにくく、長時間の
精度の高い溶接作業を可能にし、全体の寿命を延ばすこ
とができる。溶接用コンタクトチップ１の寿命を延ばす
ことにより、その交換回数を減らし、安全性を高めるこ
とができる。
【００１８】例えば、硬質部材３の硬度がチップ本体２
の硬度より倍加すれば、硬質部材３を使用しない場合に
比べて耐久性を倍加することができ、それに応じて溶接
用コンタクトチップ１の交換回数を減少させることがで
きる。従って、溶接用コンタクトチップ１を使用するこ
とにより、作業効率が向上し、安全性を高め、製造コス
トを削減することができる。
の硬度より倍加すれば、硬質部材３を使用しない場合に
比べて耐久性を倍加することができ、それに応じて溶接
用コンタクトチップ１の交換回数を減少させることがで
きる。従って、溶接用コンタクトチップ１を使用するこ
とにより、作業効率が向上し、安全性を高め、製造コス
トを削減することができる。
【００１９】硬質部材３は溶接用コンタクトチップ１の
一部のみに使用されるため、硬質部材３が高価な材料か
ら成る場合にも、溶接用コンタクトチップ１全体をその
硬質部材３で製造するのに比べて材料費を抑えることが
できる。
一部のみに使用されるため、硬質部材３が高価な材料か
ら成る場合にも、溶接用コンタクトチップ１全体をその
硬質部材３で製造するのに比べて材料費を抑えることが
できる。
【００２０】溶接用コンタクトチップ１は、チップ本体
２の側部２ａの挿入用穴２ｂから硬質部材３を圧入し、
再びワイヤ貫通孔４を連通させることにより、容易に製
造することができる。
２の側部２ａの挿入用穴２ｂから硬質部材３を圧入し、
再びワイヤ貫通孔４を連通させることにより、容易に製
造することができる。
【００２１】溶接用コンタクトチップ１は、一般に先端
付近ほど摩耗しやすいため、先端付近に硬質部材３を設
けることにより、他の箇所に設けるのに比べてさらに寿
命を延ばすことができる。硬質部材３は挿入用孔に圧入
されるため、接着などで固定する場合に比べて固定を容
易にすることができる。
付近ほど摩耗しやすいため、先端付近に硬質部材３を設
けることにより、他の箇所に設けるのに比べてさらに寿
命を延ばすことができる。硬質部材３は挿入用孔に圧入
されるため、接着などで固定する場合に比べて固定を容
易にすることができる。
【００２２】溶接用コンタクトチップを使用する溶接装
置は、造船業界、自動車業界では必需品であり、溶接用
コンタクトチップは産業用溶接ロボット等に広く使用さ
れるため、本発明の溶接用コンタクトチップ１は産業上
の利用価値が極めて高いものである。
置は、造船業界、自動車業界では必需品であり、溶接用
コンタクトチップは産業用溶接ロボット等に広く使用さ
れるため、本発明の溶接用コンタクトチップ１は産業上
の利用価値が極めて高いものである。
【００２３】
【発明の効果】本発明に係る溶接用コンタクトチップお
よびその製造方法によれば、溶接用コンタクトチップを
製造しやすく、かつ材料費を抑えてその寿命を延ばすこ
とができる。
よびその製造方法によれば、溶接用コンタクトチップを
製造しやすく、かつ材料費を抑えてその寿命を延ばすこ
とができる。
【図１】本発明の実施の形態の溶接用コンタクトチップ
の（Ａ）側面図および（Ｂ）縦断面図である。
の（Ａ）側面図および（Ｂ）縦断面図である。
１ 溶接用コンタクトチップ ２ チップ本体 ２ａ 側部 ２ｂ 挿入用穴 ３ 硬質部材 ４ ワイヤ貫通孔 ５ 平坦部 ６ 取付用雄ねじ部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１１年１０月２６日（１９９９．１０．
２６）
２６）
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図１
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
Claims (3)
- 【請求項１】側部に挿入用穴を有するチップ本体と、 前記チップ本体より硬い通電性材料から成り、前記挿入
用穴に挿入された硬質部材とを有し、 前記チップ本体の長さ方向に伸びて前記チップ本体およ
び前記硬質部材を貫通するワイヤ貫通孔が形成されてい
ることを、 特徴とする溶接用コンタクトチップ。 - 【請求項２】前記挿入用穴は前記チップ本体の先端付近
を横方向に貫通しており、前記硬質部材は前記挿入用孔
に圧入されていることを、特徴とする請求項１記載の溶
接用コンタクトチップ。 - 【請求項３】ワイヤ用貫通孔を有するチップ本体の側部
に、前記ワイヤ用貫通孔に連通する挿入用穴を設け、そ
の挿入用穴から前記ワイヤ用貫通孔を塞ぐよう前記チッ
プ本体の材質より硬い硬質部材を圧入し、圧入後の前記
硬質部材に再びワイヤ用貫通孔を連通させるよう貫通孔
を形成することを、特徴とする溶接用コンタクトチップ
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30436899A JP2001121268A (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | 溶接用コンタクトチップおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30436899A JP2001121268A (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | 溶接用コンタクトチップおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001121268A true JP2001121268A (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=17932192
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30436899A Withdrawn JP2001121268A (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | 溶接用コンタクトチップおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001121268A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003039800A1 (en) * | 2001-11-07 | 2003-05-15 | Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation | Improved consumable electrode arc welding |
| AU2002336817B2 (en) * | 2001-11-07 | 2007-08-09 | Migfast Pty Ltd | Improved consumable electrode Arc welding |
| CN103586570A (zh) * | 2013-11-27 | 2014-02-19 | 杨迎元 | 一种熔化极惰性气体保护焊导电嘴 |
| CN105855673A (zh) * | 2016-05-30 | 2016-08-17 | 吉林昊宇电气股份有限公司 | 厚壁钢管混合型坡口结构及其配套焊嘴 |
-
1999
- 1999-10-26 JP JP30436899A patent/JP2001121268A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003039800A1 (en) * | 2001-11-07 | 2003-05-15 | Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation | Improved consumable electrode arc welding |
| AU2002336817B2 (en) * | 2001-11-07 | 2007-08-09 | Migfast Pty Ltd | Improved consumable electrode Arc welding |
| US7381923B2 (en) | 2001-11-07 | 2008-06-03 | Migfast Pty Ltd | Consumable electrode arc welding |
| CN103586570A (zh) * | 2013-11-27 | 2014-02-19 | 杨迎元 | 一种熔化极惰性气体保护焊导电嘴 |
| CN105855673A (zh) * | 2016-05-30 | 2016-08-17 | 吉林昊宇电气股份有限公司 | 厚壁钢管混合型坡口结构及其配套焊嘴 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070109 |