JPH05220409A - 穀類処理装置 - Google Patents

穀類処理装置

Info

Publication number
JPH05220409A
JPH05220409A JP4028335A JP2833592A JPH05220409A JP H05220409 A JPH05220409 A JP H05220409A JP 4028335 A JP4028335 A JP 4028335A JP 2833592 A JP2833592 A JP 2833592A JP H05220409 A JPH05220409 A JP H05220409A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
rice
washing
tank
water supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4028335A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3355640B2 (ja
Inventor
Yuji Kanefuji
祐治 金藤
Naoki Tokunaga
直樹 徳永
Motoyuki Kikuchi
基之 菊池
Masahiro Yamazaki
正博 山崎
Hiroshi Toyoda
浩史 豊田
Koichi Tsuga
光一 津賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP02833592A priority Critical patent/JP3355640B2/ja
Publication of JPH05220409A publication Critical patent/JPH05220409A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3355640B2 publication Critical patent/JP3355640B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Food-Manufacturing Devices (AREA)
  • Adjustment And Processing Of Grains (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】洗浄作業における給水時間の短縮と、穀類洗浄
のばらつきを防止し、洗浄効果を高める。 【構成】1回分の炊飯をする米を収容する洗浄タンク1
の上部からは各ノズル80,81,82からシャワ−給
水し、下部からは下側給水される。洗浄作業には上側及
び下側給水により洗浄用の水を給水する。この洗浄タン
ク内に供給する所定の水量が予め設定した時間に達しな
いときに異常を報知し、所定量に達した水を排水する時
にノズルからシャワ−給水して洗浄タンク1の内壁を洗
浄する。また、洗浄済の穀類を排出する時に予め洗浄タ
ンク内で水流を起す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、穀類を洗浄する穀類
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】洗浄作業において、上側に設けた給水手
段又は下側に設けた給水手段で洗浄タンクに給水する構
成である。
【0003】
【この発明が解決しようとする問題点】しかしながら、
前記手段では所定の給水量に達するのに長時間を要し作
業能率の向上を図れない。
【0004】
【問題点を解決するための手段】この発明は、洗浄タン
ク内への給水時間を短縮し洗浄作業能率の向上を図る穀
類処理装置を提供するものであって、つぎの技術的手段
を講じた。すなわち、洗浄タンク1の上部から給水する
上側給水手段と下側から給水する下側給水手段とを備
え、洗浄作業時に両給水手段で洗浄タンク内に給水する
構成としてなる穀類処理装置とした。
【0005】また、洗浄タンク1に供給された水が所定
量に達したことを検出する検出手段と、この検出手段が
検出する迄の時間を測定する測定手段とを備え、該測定
時間が予め設定した設定時間を超過している場合に異常
処理する構成としてなる穀類処理装置とした。また、洗
浄作業において洗浄タンク内に所定量貯留した水を排水
する時に上側給水手段から給水する構成としてなる穀類
処理装置とした。
【0006】そして、洗浄タンク内の水に水流を生じさ
せる水流発生手段を設けると共に洗浄タンク1と連通す
る穀類通路2を開閉する開閉弁4を設け、排出時に水流
発生手段を駆動してから穀類通路2を開放するべく、水
流発生手段による水流発生と開閉弁3の開閉動作とに遅
延時間を設けてなる穀類処理装置とした。
【0007】
【作用】洗浄作業時において所定量以上給水して洗浄タ
ンクの上部からオ−バ−フロ−させる場合、上下に設け
た両給水手段で洗浄タンク1に給水する。また、洗浄タ
ンク1に供給された水が所定量に達すると検出手段はこ
れを検出する。そして、測定手段が給水開始から所定の
水量に達する迄の時間を測定する。そして、測定時間が
予め設定した設定時間を超過している場合に異常処理す
る。
【0008】また、洗浄作業において洗浄タンク内に所
定量貯留した水を排水する時に上側給水手段が洗浄タン
ク内に給水する。そして、水流発生手段が洗浄タンク1
に貯留している水に水流を発生させ、その後に開閉弁3
を作動して穀類通路2を開放して洗浄タンク内の穀類及
び水を排出する。
【0009】
【効果】洗浄用の水を洗浄タンク1の上下から供給する
ものであるから、洗浄タンク1への給水時間を短縮する
ことが出来洗浄作業能率の向上を図れる。また、給水時
間が超過している場合には、例えば水圧が低い等の水源
の異常を検出することが出来る。従って、洗浄のばらつ
きを未然に防止出来穀類処理が安定する。
【0010】また、排水時に上側給水手段が洗浄タンク
内に給水するので、洗浄タンク1に付着しているぬかや
ゴミ等の異物を除去出来洗浄効果を高め得る。そして、
排米前に水流を生じさせるので、洗浄タンク1に貯留し
ている穀類が円滑に排出する。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。まず、その構成について説明すると、穀類(以
下米とする)の処理装置である洗米炊飯装置4はフレ−
ム5と上下方向に配設して一体に設け且つこのフレ−ム
5に左右方向に移動可能に設けた貯米庫6及び洗浄装置
7と、フレ−ム5の下部に並設し前後方向に位置変更可
能に設けた炊飯装置8等を備えている。
【0012】そして、該フレ−ム5は前後方向に長い脚
9を左右方向に所定間隔置いて設けると共にこの両脚の
左右方向の中間部に設けている。そして、該脚9の前端
部を左右方向に長手の角形状の前連結体10に固定し、
左右両端に位置する脚9の後端部上面に縦方向に長い支
柱11を固定している。また、該両支柱11の上端部と
中間部と下端部に両支柱11を連結する後連結体12,
13,14を設けている。なお、後連結体12は角形の
パイプに形成している。そして、左右両端に位置する脚
9を後連結体15で連結すると共にこの後連結体15に
中間部に位置する前記両脚9の後端を固定して連結して
いる。
【0013】洗浄装置7はモ−タ等の駆動手段や伝動手
段で回転可能に設けた洗米羽根16を内装すると共に上
下両端を開放して下部を先細に形成した中空状の円筒形
状の洗浄タンク1を備えている。そして、該洗浄タンク
1の下端部に、通常の大きさの米は通さない小孔を多数
有する網17を円筒状に形成して中央部に設けて洗浄タ
ンク1と連通する穀類通路2を形成したジャケット18
を着脱自在に取り付けている。
【0014】また、ジャケット18の中央下端部には、
例えばモ−タやソレノイド等の上下動手段で上下方向に
移動し得る上下動軸19の下端部に着脱自在に取り付け
た開閉弁3を設けている。そして、該開閉弁3は上下動
軸19が上側の所定位置まで移動した時に穀類通路2を
閉じ、上下動軸19が下側に移動した時に穀類通路2を
開放する構成である。また、上下動軸19は外周面に洗
米羽根16を有する中空軸20の空間部に挿通してい
る。そして、前記網17の外側空間部を給・排水用の水
路21に形成している。
【0015】そして、ジャケット18は洗浄タンク1の
下端部に取り付けた上蓋22と、水路21と連通する排
水口23を有し上蓋22の下面に着脱自在に取り付けた
中間体24と、中央部に穀類通路2と連通する孔を有し
中間体24に着脱自在に取り付けた下蓋25等を備えて
いる。また、該中間体24は左右方向において排水口2
3に並設し且つ水路21と連通する水加減口26を設け
ている。そして、水路21の一部を形成する下蓋25の
上面は前後方向において前部よりも後部すなわち排出口
側を低くしていると共に左右方向において左側部よりも
右側部を低くすなわち正面視において排水口23の底面
が水加減口26の底面より下側に位置した斜面に形成し
ている。なお、排水口23の口径は水加減口26の口径
より大きく形成し、両口23,26を開放した場合に単
位時間当りの排水量を排水口23が水加減口26よりも
多くしている。
【0016】排水箱27は洗浄タンク1の後側空間部に
位置し且つジャケット18に着脱自在に取り付けてい
る。28は排水口23を開閉する排水用の弁、29は水
加減口26を開閉する水加減用の弁であり、両弁28,
29で排水口23、水加減口26を開放すると両口2
3,26が排水箱27と連通する。そして、該両弁2
8,29の駆動手段は先端部をこの弁28,29に着脱
自在に取り付けて軸芯を前後方向に有する弁軸30,3
1と、弁軸30,31の後端部に取り付けた当板32,
33に当接するリンク34,35と、下端部をリンク3
4,35に枢着し上端部をソレノイド36,37に取り
付けている縦軸38,39等で構成している。
【0017】40と41は弁軸30,31を摺動案内す
る弁軸案内体であって排水箱27の底壁上面に取り付け
ている。そして、該弁軸案内体40,41と当板32,
33との間には弁軸30,31に挿通しているバネ4
2,43を設けており、前記ソレノイド36,37は洗
浄タンク1の上端のフランジ部を取り付けている天板4
4の上面に設けたソレノイド取付板45に着脱自在に取
り付けている。
【0018】また、洗浄タンク1の後側に、上端部を洗
浄タンク1のオ−バ−フロ−口46に連通し下端部を排
水箱27に連通したオ−バ−フロ−管47を設けてお
り、排水箱27の下面に配水管48を連通している。な
お、前記上蓋22と中間体24は水路21及び水加減口
26に連通する給水路49を設けており、そして上蓋2
2にはこの給水路49と連通する下側給水管50を着脱
自在に取り付けている。51は排水箱27の上面を開閉
する排水箱蓋である。
【0019】つづいて、洗浄装置1を取り付けている天
板44の横移動手段について説明する。前記排水箱27
の後壁外面の上下両端部に取付板52を設け、この取付
板52に縦方向に軸芯を有する軸53を左右方向に所定
間隔置いて設けている。そして、該軸53の下端部に後
連結体13の前面を摺動し得る回転体54を回転可能に
設けている。
【0020】そして、天板44の後側中央部には正逆転
可能なモ−タ55を着脱自在に取り付け、さらにこのモ
−タ55の後方にも側断面逆U字状に形成した回転体支
持カバ−56を着脱自在に取り付けている。天板44の
回転体支持カバ−56で覆われた所に左右方向に所定間
隔を置いて長孔を形成し、該長孔を通って後連結体12
の上面に当接する回転体57を前記回転体支持カバ−5
6に回転可能に設けている。なお、回転体57の外周面
にゴム等の摩擦体を一体に設けており、また一方の回転
体57の軸とモ−タ55のモ−タ軸との間に伝動カラ−
58を嵌入して止め具59で各軸に固定している。
【0021】そして、左右方向を広幅に形成した矩形状
の回転体支持板60を後連結体12を挟んで前後に配設
して天板44の下面に着脱自在に取り付けていると共に
各々の左右両端部に縦方向に軸芯を有し下端部に後連結
体12の前面又は後面を摺動し得る回転体62を回転可
能に設けた軸61を取り付けている。また、各回転体支
持板60は前後方向に長孔を設けており、この回転体支
持板60を前後方向に移動調節することによって回転体
62が後連結体12の前面又は後面に遠近位置調節可能
に構成している。
【0022】貯米庫6は上壁及び下端部を内側に折り曲
げて取付部を形成した前後・左右壁を有し下部を開放し
て箱型に形成している。そして、該貯米庫6は取付部を
天板44に着脱自在に取り付けていると共に前後及び左
右壁を天板44とほぼ同幅に設けてモ−タ55や回転体
57等を覆っている。また、該貯米庫6は内壁に下部を
細く形成して上下両面を開放した漏斗63を取り付けて
いる。
【0023】そして、計量ロ−ル64は、天板44の左
右中央部で且つ左右方向に軸芯を有し側面視において上
下動軸19よりも後方に位置し、天板44に着脱自在に
取り付けた計量ロ−ル受板66(側面視において重なっ
ているので一方を図示していない)に回転可能に設けて
いる軸65に取り付けている。また、該各計量ロ−ル受
板66の上端部を外方(左側又は右側)に折り曲げて折
曲部を形成していると共に計量ロ−ル64の外周面の一
部を切欠いて所定量の米を貯留し得る構成としている。
従って、この貯留米量をあらかじめ計量しておけば計量
ロ−ル64の回転数と貯留米量とを演算することによ
り、所定の炊飯米量を得ることが出来る。
【0024】漏斗67は上下面を開放すると共に上部よ
りも下部を細くして筒状に形成し、そして上端部の内面
が漏斗63の下端部の外面と重なり、下端部が計量ロ−
ル64の外周面の前部及び後部に沿わせた各飛散防止板
68の上端部と取付具69で着脱自在に設けている。ま
た、漏斗67は下端部外面に取付板70を取り付け、こ
の取付板70を計量ロ−ル受板66の折曲部に着脱自在
に取り付けている。そして、計量ロ−ル64の下側に
は、上下両面を開放して筒状に形成した案内筒72を天
板44に着脱自在に設け、該案内筒72の上側の開口部
が飛散防止板68の下部をを覆い、下側の開口部が天板
44に切欠いて形成した投入口71に連通している。
【0025】73は貯米庫6の上壁に開閉自在に設けた
開閉蓋、74は洗浄タンク1の前部に開閉具75でもっ
て開閉自在に設けた洗浄タンク蓋である。つぎに、給水
手段について説明すると、天板44の後端部に給水源
(例えは水道)と連通する給水管76と接続した基給水
管77を設け、この基給水管77から複数路に分岐した
給水管78を洗浄タンク1にのぞむように天板44に設
けたノズル79,80,81に接続して流水路を形成し
ている。また、基給水管77は前記下側給水管50を接
続すると共に接続する給水管78及び下側給水管50に
電磁弁82,83を設けている。
【0026】オ−バ−フロ−感知センサ84は洗浄タン
ク1のオ−バ−フロ−口46とほぼ同高さに位置し天板
44に着脱自在に設けている。86と87は後連結体1
2の上面に設けたリミットスイッチであって、洗米装置
7が炊飯装置8又は隣りの炊飯装置8の中央部上方に位
置した時に「ON」になる。そして、この時マイクロコ
ンピュ−タがモ−タ55に停止信号を出力する構成とし
ている。なお、該マイクロコンピュ−タに監視タイマ機
能を設けている。
【0027】炊飯装置7は左右方向に所定間隔を置いて
並設し、脚9との間に設けたスライドベアリング85を
介して前後方向に移動可能に設けた炊飯台上にのせてい
る。そして、該炊飯装置8,8は各々外釜88、内釜8
9、蓋90、内釜を加熱する加熱手段(図示せず)等を
備えている。91は正面から見て平面視において平板を
折り曲げて平面視U字状に形成したアクチュエ−タ取付
板であって後連結体14の後面に取り付けている。そし
て、該アクチュエ−タ取付板91の先端部に左右方向に
軸芯を有する軸92を取り付け、該軸92に先端部が内
釜89に被せた蓋90と接触し基部がアクチュエ−タ取
付板91に設けたスイッチ93を「ON」「OFF」す
る蓋感知アクチュエ−タ94を回動可能に設けると共に
先端部が内釜89と接触し基部がアクチュエ−タ取付板
91に設けたスイッチ95を「ON」「OFF」する内
釜感知アクチュエ−タ96を回動可能に設けている。
【0028】操作パネル97は制御部を備え、各作業を
「ON」「OFF」するスイッチのボタンや作業の表示
ランプや例えば貯米庫6に貯留している米が所定量以下
の場合等異常時の場合に警報を報知する報知ブザ−等を
備え貯米庫3の前壁に着脱及び開閉自在に設けている。
そして、各種ボタンの中で、98は作業を開始するスタ
−トボタン、99は予約釜数を増やす予約釜増ボタン、
100は予約釜数を少なくする予約釜減ボタン、101
は累計釜数クリアボタン、104は計量、洗米等の各作
業を自動運転する自動ボタンである。また、前記表示ラ
ンプの中で、102は予約釜を表示する予約釜数表示
具、103は処理された釜数の累計を表示する累計釜数
表示具である。105は外釜88に設けた点火スイッチ
である。
【0029】つぎに、その作用について説明する。ま
ず、各炊飯装置8,8の外釜88に内釜89を入れ、蓋
90を外釜88の前側に位置してから(内釜89に蓋9
0を被せていない状態)炊飯台をスライドベアリング8
5を介して後側に移動して所定の位置にセットする。こ
の場合、蓋90と蓋感知アクチュエ−タ94は接触して
いないのでスイッチ93は「OFF」になり、内釜89
と内釜感知アクチュエ−タ96は接触しているのでスイ
ッチ95は「ON」になり、炊飯用の点火スイッチ10
5は「OFF」になっているので、釜セットOK信号が
出力されている。
【0030】つづいて、蓋73を開けて米を上方に持ち
上げ貯米庫6の漏斗63に供給する。この時、米量が所
定以下(不足)している場合は報知ブザ−が作動して追
加の警報を発するので、貯米庫6の位置が高いときもこ
の状態を容易に判断出来て対応することが可能である。
そして、作業者は自動運転するボタン104を「ON」
にし、予約釜増ボタン99又は予約釜減ボタン100を
押して所望する炊飯釜数を入力し、累計釜数クリアボタ
ン101を押す。すると、予約釜表示具102には、例
えば5釜であれば「05」と表示され、累計釜数表示具
103には「00」と表示される。
【0031】従って、計量ロ−ル64は回転しながら米
を案内筒72に排出して所定の回転数に達したとき回転
する。この間、案内筒72に送られて来た米は天板44
に設けた投入口71を通って洗浄タンク1に入る。そし
て、操作パネル97の制御部から駆動指令信号を受けた
洗米モ−タは駆動して中空軸20及び水流を起す洗米羽
根16を回転する。
【0032】また、操作パネル97の制御部から制御信
号を受けた電磁弁82が開くので、水源(例えば水道)
から給水管76・基給水管77を通って送られて来た水
圧の高い水は分流して各給水管78を介してノズル80
から洗米タンク15の中心部及び上部内壁に向けて噴出
される。この時、ソレノイド36・37は通電されてお
らず非励磁状態にあるので、弁軸30・31及び弁28
・29はバネ42・43によって後側に移動して排水口
23,水加減口26を開放している。従って、洗米作業
時に発生するゴミやヌカ等の異物を含む汚水は洗浄タン
ク1からジャケット18の網17を通って水路21に入
り、その後各口23,26を通って排水箱27から配水
管48を経由して所定の場所に排出される。そして、所
定時間後に電磁弁82への制御信号の送信を停止するの
で、これに関連して電磁弁82は閉じて給水を停止する
が、なお回転している洗米羽根16によっていわゆる空
とぎと呼ばれる作業をも行なう。なお、この研米作業は
洗米作業の中で複数回行なう。
【0033】その後、ソレノド36,37に通電して励
磁すると、弁軸30・31は縦軸38・39,リンク3
4・35によってバネ42・43の力に抗して前側に移
動し排水口23,水加減口26を閉じる。また、電磁弁
83に通電して励磁すると、基給水管77に送られて来
た水は分流されて一部が下側給水管50を通って給水路
49に入り、その後水路21から網17を通って洗浄タ
ンク内に入る。従って、洗浄タンク内には各ノズル80
から供給される上側給水と下側給水管50から供給され
る下側給水により増水するので、洗米作業の終了際にお
いてオ−バ−フロ−させる水量に達するまでの給水時間
を短縮出来作業能率の向上を図れる。また、この時洗米
羽根16は回転しているので下側給水と相俟って米の中
に混入している異物を分離し易く洗浄効果を高め得る。
なお、オ−バ−フロ−する水はオ−バ−フロ−口46か
らオ−バ−フロ−管47に入って排水箱27に落下し、
その後排水管48を通って異物とともに所定の場所に排
出される。
【0034】所定時間後、電磁弁83を閉じて下側給水
の停止と、両ソレノイド36,37への通電停止による
排水口23,水加減口26の開放と、洗米羽根14の回
転停止と、電磁弁82を閉じて上側給水の停止をその順
に行なう。従って、洗浄タンク1に貯留されている水は
網17、水路21、排水口23そして排水箱27を通っ
て排水管48から所定場所に排出される。この時、水は
排水口23及び水加減口26の両口から排出するので排
出時間を短縮出来、作業能率の向上を図れると共に水路
21の下面すなわち下蓋25の上面を斜設しているので
水路21にある水の流れを円滑にし、残水量を著しく減
少出来る。従って、異物の残留も大幅に減少出来る。ま
た、排水時電磁弁82を開いて各ノズル81,82,8
3から洗浄タンク1の内壁に向けて給水するので、洗浄
タンク1の内壁に付着したヌカやゴミ等の異物を水とと
もに排出できる。
【0035】つぎに、両ソレノイド36・37に通電し
て励磁すると前記したように弁28は排水口23を閉
じ、弁29は水加減口26を閉じる。つづいて、電磁弁
83を開いて下側給水すなわち下側給水管50、給水路
49、水路21及び網17を通って洗浄タンク1に水を
供給する。そして、水圧チェックタイマを作動し、所定
時間内にオ−バ−フロ−感知センサ84が「ON」にな
ったかどうかを判断して、達していないと判断した場合
は電磁弁83を閉じると共にソレノイド36・37への
通電を停止して異常処理、すなわち警報を発する。
【0036】一方、オ−バ−フロ−感知センサ84が感
知した場合には若干時間待ちして電磁弁83を閉じ、そ
の後若干時間待ちして両ソレノイド37への通電を停止
し非励磁状態にする。これに関連して、下側給水が停止
されると共に弁軸31及び弁29を後側に移動して洗浄
タンク1の水を水路21、給水路49、水加減口26及
び排水箱27を通って排水管48に入り所定の場所に排
出する。この場合、水加減口26は排水口23の口径よ
りも小さくしているので、単位時間当りで比較すると排
水口23からの排水量よりも少なく水加減の精度を高め
ることが出来る。そして、作業者によって入力された炊
飯量から演算した炊飯用の水量に達する時間、すなわち
水加減チェックタイマによる水加減時間がタイムアップ
した時にソレノイド37への通電を停止する。従って、
これに関連して弁29が水加減口26を閉じ水加減作業
を終える。
【0037】また、この水加減作業にオ−バ−フロ−感
知センサ84が「OFF」になったかどうかを判断し、
「OFF」になっていないのに水加減時間に達した場合
には異常と判断して報知ブザ−で警報を発する。つぎ
に、洗米羽根回転モ−タを駆動して洗米羽根16を回転
してから排米用モ−タを駆動する。なお、洗米羽根16
の回転により水流を発生する。すると、これに関連して
上下動軸19は下側に移動するので開閉弁3もこれと同
方向に移動して穀類通路2を開放する。従って、洗米タ
ンク内の米と水流を生じている水は、穀類通路2を通っ
て炊飯装置8の内釜89に落下するが、この時洗浄羽根
16も回転しているので排米を円滑に行うことが出来る
と共に残米を防止し得る。
【0038】そして、この排米作業を終えると、洗米羽
根回転モ−タ、排米用モ−タの駆動を停止し、両ソレノ
イド36・37への通電を停止して排水口23及び水加
減口26を各々開放する。また、電磁弁83を開いて水
を給水路49から水路21に供給するので、水路内に残
っている異物や砕米等を排水口23や水加減口26から
排水箱27に洗い流すことが出来る。
【0039】作業者は釜に蓋90をすると、この蓋90
は蓋感知アクチュエ−タ94に接触するのでスイッチ9
3を「ON」にする。そして、作業者は所定の浸漬時間
終了後に点火スイッチ105を「ON」にして炊飯作業
を開始する。なお、排米・排水作業を終えると排米用モ
−タは逆転して上下動軸19を上側の所定位置に移動さ
せ排米弁20で穀類通路2を閉じ、つづいて米計量モ−
タを駆動して計量ロ−ル64を回転し前記と同様の作業
を行なって洗米タンク内に所定量の米を供給する。以
下、洗米作業まで前記と同様の作業を行なう。
【0040】そして、洗米作業を終了すると真下の釜セ
ットOKか否かを判断するが、釜セットOKの条件であ
る「蓋無し」を備えていないので「NO」と判断する。
つぎに、他方の釜(この実施例では炊飯装置6側)をセ
ットOKか否かを判断するが、蓋90を内釜89に被せ
ていないので、スイッチ93は「OFF」になり、内釜
89と内釜感知アクチュエ−タ96は接触しているので
スイッチ95は「ON」になり、炊飯用の点火スイッチ
105は「OFF」になっているので釜セットOKの信
号が出力されている。これにより他方の釜セット「有
り」と判断してモ−タ55に駆動指令信号を送りモ−タ
55を駆動する。すると、この回転動力はモ−タ軸、伝
動カラ−58、回転体57の軸を介して伝動されて回転
体57を正面視において反時計方向に回転する。この
時、回転体57は外周面に設けた摩擦体と後連結体12
の上面との摩擦によって摺動しながら左側に移動し、貯
米庫6及び洗浄装置7の中心部とリミットスイッチ87
が上下方向に重なったときにリミットスイッチ87が
「ON」にモ−タ55への駆動指令信号の出力を停止す
る。従って、洗浄タンク1の米通路17が内釜89の中
心部上方に位置した所で停止している。つづいて、排米
用モ−タを駆動して上下動軸19を下側に移動するので
排米弁20もこれと同方向に移動して穀類通路2を開放
する。これにより、洗浄タンク内の米と水は回転する洗
浄羽根16で撹挨されながら米通路17を通って炊飯装
置8の内釜89に落下する。そして、洗米作業を終える
と、洗米羽根回転モ−タ、排米用モ−タの駆動を停止
し、両ソレノイド36・37への通電を停止して排水口
23及び水加減口26を開放する。また、電磁弁83を
開いて水を給水路49から水路21に供給するので、水
路内の残留物を洗い流すことが出来作業後の清掃を容易
にし得る。
【0041】そして、作業者は釜に蓋90をして所定時
間浸漬後に点火スイッチ105を「ON」にして炊飯作
業を開始する。つぎに、前記と同様に排米弁20を閉じ
てから計量・洗米作業を行なう。つづいて、真下の釜セ
ットOKか否かを判断するが、釜セットOKの条件であ
る「蓋無し」を備えていないので「NO」と判断する。
つぎに、他方の釜をセットOKか否かを判断するが、他
方の釜で炊飯中であるので「NO」と判断してその場で
待機している。
【0042】なお、貯米庫6及び洗浄装置7の横移動開
始から所定時間内に所定の位置まで達しない場合、すな
わち監視タイマがアップするとモ−タ55に駆動指令信
号の出力を停止して異常であるとし報知ブザ−で警報を
発する。なお、洗米したと判断した場合には予約釜数表
示具102で表示されている釜数を1づつ減じた数字で
表示していく。また、作業の途中で予約釜増ボタン99
又は予約釜減ボタン100を操作した場合にはその都度
1づつ加算又は1づつ減じた数字で表示する。そして、
累計釜数表示具103には、洗米した場合1づつ加算し
た数字を表示する。従って、作業者はこれらの数字から
残釜や累積釜数を把握出来るので、例えば米の準備が必
要か否か、作業終了時刻等を予測可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】正面図である。
【図2】側面図である。
【図3】一部破断した側面図である。
【図4】洗米タンクの正面図である。
【図5】一部破断した洗米タンクの右側面図である。
【図6】一部破断した洗米タンクの左側面図である。
【図7】天板の平面図である。
【図8】洗浄タンクの平面図である。
【図9】操作パネルの正面図である。
【図10】炊飯全体の制御フロ−チャ−トである。
【図11】洗米作業のフロ−チャ−トである。
【図12】水圧チェックのフロ−チャ−トである。
【図13】排米チェックのフロ−チャ−トである。
【図14】予約釜数のフロ−チャ−トである。
【図15】累積釜数のフロ−チャ−トである。
【図16】横移動のフロ−チャ−トである。
【図17】タイムチャ−トである。
【符号の説明】
1 洗浄タンク 2 穀類通路 3 開閉弁
フロントページの続き (72)発明者 山崎 正博 愛媛県伊予郡松前町徳丸1515番地 株式会 社ヒットエンジニアリング内 (72)発明者 豊田 浩史 愛媛県伊予郡松前町徳丸1515番地 株式会 社ヒットエンジニアリング内 (72)発明者 津賀 光一 愛媛県伊予郡松前町徳丸1515番地 株式会 社ヒットエンジニアリング内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄タンク1の上部から給水する上側給
    水手段と下側から給水する下側給水手段とを備え、洗浄
    作業時に両給水手段で洗浄タンク内に給水する構成とし
    てなる穀類処理装置。
  2. 【請求項2】 洗浄タンク1に供給された水が所定量に
    達したことを検出する検出手段と、この検出手段が検出
    する迄の時間を測定する測定手段とを備え、該測定時間
    が予め設定した設定時間を超過している場合に異常処理
    する構成としてなる穀類処理装置。
  3. 【請求項3】 洗浄作業において洗浄タンク内に所定量
    貯留した水を排水する時に上側給水手段から給水する構
    成としてなる穀類処理装置。
  4. 【請求項4】 洗浄タンク内の水に水流を生じさせる水
    流発生手段を設けると共に洗浄タンク1と連通する穀類
    通路2を開閉する開閉弁3を設け、排出時に水流発生手
    段を駆動してから穀類通路2を開放するべく、水流発生
    手段による水流発生と開閉弁3の開閉動作とに遅延時間
    を設けてなる穀類処理装置。
JP02833592A 1992-02-14 1992-02-14 穀類処理装置 Expired - Fee Related JP3355640B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02833592A JP3355640B2 (ja) 1992-02-14 1992-02-14 穀類処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02833592A JP3355640B2 (ja) 1992-02-14 1992-02-14 穀類処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05220409A true JPH05220409A (ja) 1993-08-31
JP3355640B2 JP3355640B2 (ja) 2002-12-09

Family

ID=12245744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02833592A Expired - Fee Related JP3355640B2 (ja) 1992-02-14 1992-02-14 穀類処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3355640B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113384177A (zh) * 2021-07-31 2021-09-14 岭南师范学院 一种多功能洗米装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113384177A (zh) * 2021-07-31 2021-09-14 岭南师范学院 一种多功能洗米装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3355640B2 (ja) 2002-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05200316A (ja) 穀類処理装置における水加減装置
JP2010125240A (ja) 洗米炊飯機
JPH05220409A (ja) 穀類処理装置
JP3937857B2 (ja) 洗米炊飯機
JP3852339B2 (ja) 洗米炊飯機
JP3118931B2 (ja) 洗米炊飯装置
JP3501066B2 (ja) 洗米炊飯装置
JP3259722B2 (ja) 洗米炊飯装置
JP3234521B2 (ja) 洗米装置
JP3180413B2 (ja) 洗米炊飯装置
JP3173507B2 (ja) 洗米炊飯装置
JP3171188B2 (ja) 洗米炊飯装置
JP3259720B2 (ja) 洗米炊飯装置
JP3171191B2 (ja) 洗米炊飯装置
JP3171190B2 (ja) 洗米炊飯装置
JP3972549B2 (ja) 洗米炊飯装置
JP3180442B2 (ja) 洗米炊飯装置
JP3259721B2 (ja) 洗米炊飯装置
JP3171189B2 (ja) 洗米炊飯装置
JP3307374B2 (ja) 洗米炊飯装置
JP2001000322A (ja) 洗米処理装置
JP3141881B2 (ja) 洗米炊飯装置
JP3141883B2 (ja) 洗米炊飯装置
JP3141882B2 (ja) 洗米炊飯装置
JP3307373B2 (ja) 洗米炊飯装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081004

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111004

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees