JPH05220278A - クッション体およびその製造方法 - Google Patents

クッション体およびその製造方法

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JPH05220278A
JPH05220278A JP4025387A JP2538792A JPH05220278A JP H05220278 A JPH05220278 A JP H05220278A JP 4025387 A JP4025387 A JP 4025387A JP 2538792 A JP2538792 A JP 2538792A JP H05220278 A JPH05220278 A JP H05220278A
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JP
Japan
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fiber
density
cushion body
molding die
low
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JP4025387A
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English (en)
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Takeshi Minegishi
健 峰岸
Takashi Ebihara
隆 海老原
Toru Sakai
徹 酒井
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NHK Spring Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】耐久性の高い高品質の繊維系クッション体を、
より簡単な製造工程によって能率良く製造できるように
することを主要な目的とする。 【構成】立体的に絡み合った繊維からなる低密度の繊維
塊10を、成形型12の内部で所定厚まで圧縮するとと
もに、繊維相互をバインダ繊維によって結合させる。こ
のクッション体の製造方法は、成形品密度の四分の一以
下の低密度の綿玉状の多数の繊維塊10を用い、この低
密度繊維塊10を所定量成形型12に投入する工程と、
この繊維塊10を成形品密度まで圧縮する工程と、バイ
ンダ繊維を溶融させかつ冷却することによって繊維相互
を結合しかつ所定形状に成形する工程と、成形品を型1
2から取出す脱型工程とを含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば乗物用シートや
ソファ,ベッド等の家具・寝具類などに好適なクッショ
ン体とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、クッション体の一種に、ポリ
エステル繊維に低融点のバインダ繊維を混ぜ、型内に詰
めたのち上記バインダ繊維の融点以上の熱風を吹き込む
ことにより、バインダ繊維を溶融させ、その後冷却して
バインダ繊維を凝固させ、繊維相互を接着したものが知
られている。
【0003】このようなクッション体の製造に当って、
成形型内に繊維を投入するには、成形すべきクッション
体の密度とほぼ等しい密度のシート状(マット状)ある
いはブロック状の繊維塊を、手作業によって成形型の内
部に層状に重ねるようにしている。
【0004】また、多数の綿玉状繊維塊を空気流等によ
って、成形型内に所定量吹き込むことで、繊維塊の詰め
込みを行い、その後にバインダ繊維の溶融と冷却を行う
ことによって、所定形状のクッション体を製造する方法
も知られている。なお、繊維塊を型内に入れたのちに、
形を整えるために若干の加振・加圧が行われることもあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように複数の繊
維塊を集めてバインダにより繊維相互を結合したクッシ
ョン体は、成形品に繊維塊の界面が見られることがあ
る。すなわち、繊維塊の繊維同志が完全には一体化して
いない状態となっていることがあり、こうした界面の存
在は、クッション体に荷重が負荷された時に界面強度の
低下による耐へたり性の低下を生じる。
【0006】また、従来のクッション体の製造方法で
は、シート状あるいはブロック状の繊維塊を成形型内の
所定位置に順番に層状に重ねてゆく必要がある。このた
め繊維塊の型詰め作業に手間がかかり、機械化が困難で
あるため人手に頼らざるをえないなど、非能率的で生産
性が低くコスト高を招いていた。
【0007】これに加えて、複雑な形状のクッション体
を製造する場合や、部分的に硬度の異なるクッション体
を製造する場合は、予め物理的な力で圧縮するなどして
所定の形状に成形した特定の繊維塊が必要となって、製
造工程が複雑化するとともに繊維塊の種類も多くなるな
ど、更にコストが高くなる。従って本発明の目的は、高
品質のクッション体を所望の正確な形状に能率良く成形
することができかつ耐へたり性の高いクッション体を得
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を果たすために
開発された本発明のクッション体は、立体的に絡み合っ
た繊維からなる低密度の繊維塊を圧縮比が4以上となる
ように所定の厚さに圧縮しかつ上記繊維相互をバインダ
によって結合するとともに所定形状に成形したものであ
る。
【0009】上記クッション体の製造方法は、成形すべ
きクッション体の成形品密度の四分の一以下の低密度の
繊維塊を一定量成形型に投入する工程と、上記繊維塊を
上記成形型内部にて成形品密度まで圧縮する工程と、上
記バインダによって繊維相互を結合させかつ所定形状に
成形する工程と、成形後のクッション体を上記成形型か
ら取出す脱型工程とを含んでいる。
【0010】上記クッション体の製造方法において、成
形型内に投入された低密度繊維塊を圧縮する手段とし
て、この繊維塊の上に非通気性フィルムを被せた状態
で、成形型の反対側から負圧によって吸引するといった
圧縮・成形手段を採用することができる。
【0011】この明細書でいう非通気性フィルムとは、
負圧によって型の内面側に吸い寄せることができるもの
であればよいから全く空気を通さないという意味ではな
く、ある程度の通気性はあっても通気性が悪いものであ
れば、本発明の一態様に含まれる。
【0012】
【作用】成形型の内部で圧縮比4以上に圧縮されかつバ
インダによって繊維相互を結合して得られた所定形状の
クッション体は、繊維塊同志が実質的に一体化し、繊維
塊の界面が改善されることにより、耐久性の向上が図
れ、密度および外観とも安定した高品質のものが得られ
る。
【0013】上述のような高圧縮度で圧縮された繊維塊
は、その圧縮の過程において成形型内で繊維が十分に絡
み合うようになり、凹凸のある型内面にも繊維が十分に
回り込むので、複雑形状のクッション体も型内面に沿っ
て正確に成形することができる。
【0014】
【実施例】
(実施例1)ポリエステル綿(中空コンジュケートタイ
プの 6デニールと14デニールの繊維を1:1で混合した
もの)からなる主繊維と、この主繊維よりも低融点のバ
インダ繊維( 4デニール、融点 110℃〜 170℃)を、重
量比で7:3ないし5:5前後の割合で混繊および開繊
を行い、綿玉状の多数の低密度繊維塊10を作る。繊維
塊10の1個当りの大きさは例えば 5cm3 〜50cm3 で、
1個の重量は0.01g〜0.2 gが適当である。この繊維塊
10を、図1に示されるように、予め計量容器11に所
定密度以下(例えば0.005 g/cm3 以下)となるように
所定量入れておく。
【0015】そして上記容器11を成形型12の上方に
位置させ、容器11の底13を開口させることにより、
容器11に収容されている全ての繊維塊10を成形型1
2に落し込む。容器11には、クッション体製造ライン
とは独立したサブラインにおいて、上記繊維塊10が予
め計量されて一定量収容されているため、クッション体
製造ライン上で行われる繊維塊投入工程においては容器
11内の繊維塊10をそのまま成形型12に投入すれば
よいため、正確な量を迅速に投入できるようになり、生
産能率が著しく向上する。
【0016】なお、クッション体製造ラインに余裕があ
る場合には、前述したような計量容器11を用いること
なく、成形型12に所定量の繊維塊10を直接投入する
ようにしてもよい。この投入に際して、空気流を利用し
て繊維塊10を成形型12に入れるようにしてもよい。
【0017】成形型12は、例えばパンチングメタル製
の簡易金型や、直径3mm程度の多数の通気孔が設けられ
たアルミモールド型を用いる。要するに成形型12は、
通気性を有するものを使用する。従って成形型12の型
内面12aには多数の通気孔があいている。成形型12
は、上方に大きく立上がる立上がり壁14を有してい
る。この立上がり壁14の高さHは、成形すべきクッシ
ョン体の厚みの4倍以上あり、おおむね縦型の筒状をな
している。
【0018】成形型12の底部に、成形すべきクッショ
ン体の形状に応じて凹凸部15が設けられている。成形
型12の上部に開口16がある。図2に示されるよう
に、成形型12の上部開口16から、上型17を所定の
成形品高さまで降下させることができるようになってい
る。
【0019】成形型12の内部に投入された一定量の低
密度繊維塊10に、上記バインダ繊維の融点以上の温度
の熱風が吹き込まれ、バインダ繊維が溶融したのち、繊
維塊10の上から上型17を押し付け、繊維塊10の密
度が成形品密度に近くなるように圧縮する。
【0020】そののち、冷却することによりバインダ繊
維が凝固したのち、脱型する。このようにして、高融点
の主繊維と低融点のバインダ繊維とからなる所定厚さと
所定密度(0.01g/cm3 以上)のクッション体20(図
3参照)を得る。なお、成形型12内で繊維塊10を圧
縮したのちに熱風を吹き込んでバインダ繊維を溶融させ
るようにしてもよい。
【0021】上記実施例で述べたクッション体製造方法
によれば、高さが十分にある立上がり壁14を有する筒
状の成形型12を用い、繊維塊10を立上がり壁14に
沿って成形型12の下部のキャビティ部分にて圧縮した
状態で、上型17との間で成形・硬化させるようにして
いるので、ばりの発生がほとんどない。
【0022】そして、低密度の繊維塊10を成形型12
内に投入したのち、高い圧縮比で圧縮して所定形状に成
形するので、成形型12の内部において繊維塊10の繊
維同志が十分に絡み合い、繊維塊10相互の界面が実質
的に解消する。このため、耐久性とクッション性能に優
れた高品質のクッション体20が得られるとともに、低
密度の繊維塊10が高密度に圧縮される過程で、成形型
12の凹凸部15に対する繊維のまわり込みが十分にな
され、複雑な形状のクッション体も正確に成形すること
ができるものである。
【0023】次表1は、3種類の密度の低密度繊維塊を
用いて成形されたクッション体の圧縮比と形状評価を示
している。試料1は、密度が0.0027g/cm3 で1個の塊
の重さが約0.025 gの綿玉状低密度繊維塊を用いた。試
料2は、密度が0.0042g/cm3 で1個の塊の重さが0.25
gの繊維塊を用い、試料3は、密度が0.0090g/cm3
1つの塊の重さが0.5 gの繊維塊を用いた。これら3種
類の繊維塊を、それぞれ表1中に示した圧縮比で圧縮し
て、各々4種類の成形品密度のクッション体を成形し
た。図12は、上記試料を用いて成形されたクッション
体の密度と圧縮比の関係を示している。
【0024】
【表1】
【0025】表1における形状評価からわかるように、
試料1,2,3は、いずれも、低密度繊維塊を圧縮比4
以上で圧縮して成形した場合に、繊維塊の形状ばらつき
がなく、界面も改善されて耐久性の高いクッション体が
得られることが確認された。上記のように高い圧縮比を
適用した場合、特に、綿玉状の低密度繊維塊10を用い
た場合に効果が顕著に現れる。但し、シート状あるいは
ブロック状の低密度繊維塊を重ねる場合にも効果があ
る。
【0026】(実施例2)図4に示されるように、成形
型12の下方にチャンバ30を設けるとともに、このチ
ャンバ30につながる排気通路31にブロア32を設置
する。そして実施例1で述べたものと同様の低密度の繊
維塊10を、成形型12の内部に所定量投入する。
【0027】上記繊維塊10の上に、非通気性フィルム
35を敷き、ブロア32によってチャンバ30内の空気
を排出し、成形型12の内部の空気をチャンバ30側に
吸い出す。こうすることにより、フィルム35と共に繊
維塊10が型内面12aに押付けられるため、繊維塊1
0は型内面12aに沿って所定の形状に予備圧縮され
る。
【0028】そののち、実施例1と同様の上型17を用
いて繊維塊10を圧縮比4以上に圧縮するとともに、熱
風を吹き込むことにより、繊維塊10に含まれるバイン
ダ繊維を溶融させ、さらに冷却によってバインダ繊維を
凝固させたのち、脱型することで、図5に例示したよう
な所定形状のクッション体37が得られる。
【0029】(実施例3)図6に示した複層構造のクッ
ション体40は、低密度の繊維塊を用いた第1の繊維層
41と、ニードリング(ニードルパンチ処理)によって
密度を高めた高密度繊維塊からなる第2の繊維層42を
厚み方向に積層した異硬度成形品である。第1の繊維層
41は、実施例1で述べたものと同様の多数の綿玉状低
密度繊維塊10を、図7に示されるように成形型12の
内部に一定量投入し、この低密度繊維塊10の上に、熱
可塑性樹脂からなる非通気性のホットメルトフィルム4
3を敷く。更にホットメルトフィルム43の上に、ニー
ドリングされた面剛性の高い第2の繊維層42を重ね
る。
【0030】そして実施例2と同様に、チャンバ30に
負圧を作用させることにより、ホットメルトフィルム4
3と低密度繊維塊10を型内面12aに向って押圧して
予備圧縮を行ったのち、上型17によって圧縮比4以上
に圧縮するとともに、熱風を吹き込むことにより、繊維
塊10のバインダ繊維とホットメルトフィルム43を溶
融させる。そして冷却によりバインダ繊維が凝固したの
ち、脱型することでクッション体40を得る。従ってこ
の実施例の場合、ホットメルトフィルム43は、吸引を
補助する機能と、繊維層41,42を互いに接着する接
着材としての機能を発揮する。
【0031】なお図8に示されるように、予め所定の形
状に成形されかつニードルパンチされた高密度の第2の
繊維層42aを用いてもよい。この第2の繊維層42a
は、ホットプレス等の加熱成形によって予め所定形状に
成形しておく。このように予備成形されている第2の繊
維層42aの下に、前述のホットメルトフィルム43を
敷き、負圧によって、成形型12の型内面12aに向っ
て押付けるようにすれば、実施例3で述べた上型17に
よる圧縮工程を省略することが可能である。
【0032】(実施例4)図9に示されるように表皮5
0を成形型12の型内面12aに敷き、その上から綿玉
状の低密度繊維塊10を成形型12に投入する。この場
合、表皮50は、ある程度通気性のあるものを使用する
とよい。成形型12内に投入された多数の低密度繊維塊
10の上に非通気性フィルム35を敷き、ブロア32に
よってチャンバ30を負圧にする。こうして、表皮50
と繊維塊10を型内面12a側に押付け、表皮50の成
形と繊維塊10の予備圧縮を行う。
【0033】上記の工程によって、表皮50が型内面1
2aに密着し、かつ繊維塊10がある程度成形される。
そののち、上型17で繊維塊10を成形品密度まで圧縮
したのち、熱風を通過させることにより、繊維塊10に
含まれているバインダ繊維を溶融させる。冷却によって
バインダ繊維が凝固したのち脱型することで、図10に
示されるような、表皮50とクッション本体51とが一
体化したクッション体52が得られる。
【0034】前記各実施例で述べた製造方法によれば、
繊維塊10の成形型12内への型詰め成形工程を機械化
することができるようになり、生産性の大幅な向上と低
コスト化が図れるようになる。また、フィルム35,4
3を用いた場合には、成形型12内での圧縮成形が容易
に行えるとともに、生産性が更に向上し、複雑な形状の
クッション体にも適する。
【0035】なお、上記いずれの実施例においても、図
11に示されるようなスライバー状の連続繊維塊10a
を、所定密度(0.005 g/cm3 )以下となるように、成
形型12に連続的に投入するようにしてもよい。
【0036】また、バインダ繊維を用いる代りに、ウレ
タンプレポリマを繊維塊に含浸させ水蒸気等によってウ
レタンバインダを硬化させてもよい。あるいは、バイン
ダ成分を含有するエマルジョンを繊維塊に付着させたの
ち、水分を蒸発させることにより繊維相互を結合しても
よい。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、耐久性が高く高品質の
繊維系クッション体を、比較的簡単な工程によって能率
良く製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のクッション体製造方法に使
われる成形型を示す断面図。
【図2】図1に示された成形型内で繊維塊が圧縮された
様子を示す断面図。
【図3】クッション体の一例を示す断面図。
【図4】チャンバを備えた成形型によって繊維塊を予備
圧縮する様子を示す断面図。
【図5】クッション体の他の例を示す断面図。
【図6】高密度の繊維層をもつ複層構造のクッション体
を示す断面図。
【図7】図6に示されるクッション体を製造する工程の
途中の様子を示す断面図。
【図8】予備成形されかつニードリングされた繊維塊を
用いた場合の断面図。
【図9】表皮一体成形クッション体を成形する場合の断
面図。
【図10】表皮一体成形クッション体を示す断面図。
【図11】スライバー状の繊維塊を用いる場合の断面
図。
【図12】成形品密度と繊維塊の圧縮比との関係を示す
図。
【符号の説明】
10…低密度繊維塊、12…成形型、20…クッション
体、35…非通気性フィルム、40…クッション体、4
1…第1の繊維層、42,42a…ニードリングされた
第2の繊維層、43…ホットメルトフィルム、50…表
皮、52…クッション体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 105:04 B29L 31:58 4F

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】立体的に絡み合った繊維からなる繊維塊を
    圧縮比が4以上となるように所定の厚さに圧縮しかつ上
    記繊維相互をバインダによって結合するとともに所定形
    状に成形したことを特徴とするクッション体。
  2. 【請求項2】立体的に絡み合う繊維相互をバインダによ
    って結合してなるクッション体を製造する方法であっ
    て、 成形すべきクッション体の成形品密度の四分の一以下の
    密度の多数の低密度繊維塊を一定量成形型に投入する工
    程と、上記成形型に投入された上記低密度繊維塊を上記
    成形型の内部にて成形品密度まで圧縮する工程と、上記
    繊維塊の繊維相互をバインダによって結合しかつ所定形
    状に成形する工程と、成形後のクッション体を上記成形
    型から取出す脱型工程とを含むクッション体の製造方
    法。
  3. 【請求項3】上記成形型に投入された上記低密度繊維塊
    の上に非通気性フィルムを敷き、上記成形型の反対側か
    ら負圧によって上記フィルムを上記成形型の型内面に向
    って吸引し、上記繊維塊を型内面に押付けて圧縮するこ
    とを特徴とする請求項2記載のクッション体の製造方
    法。
  4. 【請求項4】低密度の繊維塊からなる第1の繊維層に、
    ニードリングされた高密度繊維塊からなる第2の繊維層
    を重ねた複層構造のクッション体を製造する方法であっ
    て、 上記第1の繊維層は、この繊維層の主体である主繊維と
    この主繊維よりも融点の低いバインダ繊維とを成形品密
    度の四分の一以下の密度となるように混合した低密度繊
    維塊を用い、この低密度繊維塊を一定量成形型内に投入
    したのち、この低密度繊維塊の上に熱可塑性樹脂からな
    るホットメルトフィルムを敷き、更にこのホットメルト
    フィルムの上に上記第2の繊維層の高密度繊維塊を乗
    せ、成形型の反対側から負圧によって上記ホットメルト
    フィルムと低密度繊維塊を上記成形型の型内面に向って
    吸引して圧縮するとともに、上記ホットメルトフィルム
    とバインダ繊維が溶融する温度まで加熱したのちに冷却
    しかつ脱型することを特徴とするクッション体の製造方
    法。
  5. 【請求項5】上記ニードリングされた高密度繊維塊を予
    め加熱成形によって所定の形状に成形しておく請求項4
    記載のクッション体の製造方法。
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