JPH05219613A - ガス絶縁配電盤 - Google Patents
ガス絶縁配電盤Info
- Publication number
- JPH05219613A JPH05219613A JP3147377A JP14737791A JPH05219613A JP H05219613 A JPH05219613 A JP H05219613A JP 3147377 A JP3147377 A JP 3147377A JP 14737791 A JP14737791 A JP 14737791A JP H05219613 A JPH05219613 A JP H05219613A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange
- window
- gas
- mounting base
- main container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 絶縁ガス封入主容器への高圧機器の取り付け
に際し、作業工程を減らし、かつ経年劣化のなくす。 【構成】 絶縁ガス封入主容器および機器取付け台にそ
れぞれ設けたフランジ相互をつき合わせ、それらのフラ
ンジ端部を溶接することにより、前記絶縁ガス封入主容
器と取付け台との間の気密を完成させる。
に際し、作業工程を減らし、かつ経年劣化のなくす。 【構成】 絶縁ガス封入主容器および機器取付け台にそ
れぞれ設けたフランジ相互をつき合わせ、それらのフラ
ンジ端部を溶接することにより、前記絶縁ガス封入主容
器と取付け台との間の気密を完成させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧および特別高圧用
の配電盤に関する。
の配電盤に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に従来のガス絶縁配電盤の部分断面
図を示している。1は、絶縁ガス封入主容器である。
2、3、4は高圧機器であり、例えば2は真空遮断器、
3は接地開閉器、4はプラグインターミネータである。
5は、水分吸着材を収納する網状ケースからなる乾燥器
である。主容器1は、これらの機器2ないし5を取り付
けるための窓を備えており、一方、機器2ないし5はこ
れらの窓に取り付けるための取付台を備えている。高圧
機器2ないし4は高圧充電部側が、また乾燥器5は水分
吸着材入りケース側が、それぞれ主容器1の中に臨むよ
うに、これらの機器は主容器1の該当窓から挿入され、
それぞれの取付台のところでボルト6にて主容器1に取
り付けられている。各機器の取付台の内面外周部にはO
リングを納める溝があり、各Oリングは取付台と主容器
1との間を気密に封じるのに役立つ。尚、主容器1と機
器取付台5Bとはアルミ合金でできている。
図を示している。1は、絶縁ガス封入主容器である。
2、3、4は高圧機器であり、例えば2は真空遮断器、
3は接地開閉器、4はプラグインターミネータである。
5は、水分吸着材を収納する網状ケースからなる乾燥器
である。主容器1は、これらの機器2ないし5を取り付
けるための窓を備えており、一方、機器2ないし5はこ
れらの窓に取り付けるための取付台を備えている。高圧
機器2ないし4は高圧充電部側が、また乾燥器5は水分
吸着材入りケース側が、それぞれ主容器1の中に臨むよ
うに、これらの機器は主容器1の該当窓から挿入され、
それぞれの取付台のところでボルト6にて主容器1に取
り付けられている。各機器の取付台の内面外周部にはO
リングを納める溝があり、各Oリングは取付台と主容器
1との間を気密に封じるのに役立つ。尚、主容器1と機
器取付台5Bとはアルミ合金でできている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のガス
絶縁配電盤においては、主容器1への取付け機器の固定
はボルトで行い、気密を保つためのシールはOリングで
行っているが、主容器1にあけられる機器取付け窓は楕
円形や角形が多く、そのためにOリングのための溝加工
や両接触面に対する鏡面仕上げ、更にはシール面の清掃
作業、ワセリンの塗布作業を必要とするので工数がかか
り、しかもOリングの経年変化による圧縮永久歪みによ
り、気密度が不完全となりガス漏れが生じ易いといった
課題があった。本発明は、上述した課題を解決するため
になされたものであり、作業工程を減らし、かつ経年劣
化のないガス絶縁配電盤を提供することを目的とする。
絶縁配電盤においては、主容器1への取付け機器の固定
はボルトで行い、気密を保つためのシールはOリングで
行っているが、主容器1にあけられる機器取付け窓は楕
円形や角形が多く、そのためにOリングのための溝加工
や両接触面に対する鏡面仕上げ、更にはシール面の清掃
作業、ワセリンの塗布作業を必要とするので工数がかか
り、しかもOリングの経年変化による圧縮永久歪みによ
り、気密度が不完全となりガス漏れが生じ易いといった
課題があった。本発明は、上述した課題を解決するため
になされたものであり、作業工程を減らし、かつ経年劣
化のないガス絶縁配電盤を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1発明のガス絶縁配電
盤は、絶縁ガスを封入した主容器に設けた機器取付け用
の窓に、高圧機器を主容器内側に臨ませるようにして該
高圧機器の取付け台を取付けたガス絶縁配電盤におい
て、前記主容器の窓の周縁に主容器外方向に突起するフ
ランジを設けると共に、前記取付け台を前記窓に衝合さ
せたとき、前記フランジの内周面に当接するような別の
フランジを該取付け台の周縁に設け、両フランジの外縁
相互を連続溶接してなることを特徴とする。
盤は、絶縁ガスを封入した主容器に設けた機器取付け用
の窓に、高圧機器を主容器内側に臨ませるようにして該
高圧機器の取付け台を取付けたガス絶縁配電盤におい
て、前記主容器の窓の周縁に主容器外方向に突起するフ
ランジを設けると共に、前記取付け台を前記窓に衝合さ
せたとき、前記フランジの内周面に当接するような別の
フランジを該取付け台の周縁に設け、両フランジの外縁
相互を連続溶接してなることを特徴とする。
【0005】第2発明のガス絶縁配電盤は、絶縁ガスを
封入した主容器に設けた機器取付け用の窓に、高圧機器
を主容器内側に臨ませるようにして該高圧機器の取付け
台を取付けたガス絶縁配電盤において、前記主容器の窓
の周縁に、平板ワッシャーの外縁に鍔を設けた、断面が
L字状のフランジ金物を設け、前記窓の周縁と前記ワッ
シャー部の内周縁とを相互に連続溶接すると共に、前記
取付け台を前記窓に衝合させたとき、前記フランジ金物
の鍔部の内周面に当接するようなフランジを、該取付け
台の周縁に設け、該フランジの外縁と前記鍔部の外縁と
を相互に連続溶接してなることを特徴とする。
封入した主容器に設けた機器取付け用の窓に、高圧機器
を主容器内側に臨ませるようにして該高圧機器の取付け
台を取付けたガス絶縁配電盤において、前記主容器の窓
の周縁に、平板ワッシャーの外縁に鍔を設けた、断面が
L字状のフランジ金物を設け、前記窓の周縁と前記ワッ
シャー部の内周縁とを相互に連続溶接すると共に、前記
取付け台を前記窓に衝合させたとき、前記フランジ金物
の鍔部の内周面に当接するようなフランジを、該取付け
台の周縁に設け、該フランジの外縁と前記鍔部の外縁と
を相互に連続溶接してなることを特徴とする。
【0006】
【作用】絶縁ガス封入主容器および取付け台にそれぞれ
設けたフランジ相互をつき合わせ、それらのフランジ端
部を溶接することにより、主容器と取付け台との間の完
璧な気密が完成する。尚、修理等により高圧機器を主容
器から取り外したいときには、溶接部をグラインダー等
で削り取ることにより容易に取り外せる。
設けたフランジ相互をつき合わせ、それらのフランジ端
部を溶接することにより、主容器と取付け台との間の完
璧な気密が完成する。尚、修理等により高圧機器を主容
器から取り外したいときには、溶接部をグラインダー等
で削り取ることにより容易に取り外せる。
【0007】
【実施例】図1は、第1発明になるガス絶縁配電盤の一
実施例を示している高圧機器取付け部の部分断面図であ
る。絶縁ガス封入主容器11に設けた窓12の周縁12
Aに沿うようにして、該主容器11の外側に突起するフ
ランジ11Aを形成する。尚、このフランジ13は主容
器11と一体的に形成されるものでもよい。一方、高圧
機器14の充電部(不図示)を、窓12より主容器11内
側に臨ませるようにして、前記高圧機器14を主容器1
1に固定するための取付け台15の周縁には、主容器1
1の外方向に向かう別のフランジ16を形成しており、
この取付け台15を窓12に衝合させたとき、フランジ
13の内周面にフランジ16が当接するようになってい
る。
実施例を示している高圧機器取付け部の部分断面図であ
る。絶縁ガス封入主容器11に設けた窓12の周縁12
Aに沿うようにして、該主容器11の外側に突起するフ
ランジ11Aを形成する。尚、このフランジ13は主容
器11と一体的に形成されるものでもよい。一方、高圧
機器14の充電部(不図示)を、窓12より主容器11内
側に臨ませるようにして、前記高圧機器14を主容器1
1に固定するための取付け台15の周縁には、主容器1
1の外方向に向かう別のフランジ16を形成しており、
この取付け台15を窓12に衝合させたとき、フランジ
13の内周面にフランジ16が当接するようになってい
る。
【0008】さて、図示したように取付け台15を窓1
2に衝合させた後、両フランジ13、16の外縁部(Xに
て示す)相互を溶接付け(Wにて示す)することにより、
主容器11と取付け台15との間の気密が完成する。
2に衝合させた後、両フランジ13、16の外縁部(Xに
て示す)相互を溶接付け(Wにて示す)することにより、
主容器11と取付け台15との間の気密が完成する。
【0009】図2は第2発明の一実施例を示しており、
図1と同一の部材には共通の符号を付している。21
は、断面がL字状のフランジ金物であり、主容器11に
接し、かつ、内径が窓12の径に等しい平板なワッシャ
ー部22と、このワッシャー部22の外縁に設けて鍔部
23とからなる。このワッシャー部22の内周縁22A
と、窓12の周縁12Aとに対して連続溶接(W'にて示
す)して相互をつなぎ合わせる。この後、取付け台15
を窓12に衝合させることにより、図1の場合と同様
に、取付け台15のフランジ16を鍔部23の内周面に
当接させ、そして、鍔部23とフランジ16の外縁部
(Yにて示す)相互を溶接付け(W”にて示す)することに
より、主容器11と取付け台15との間の気密が完成す
る。
図1と同一の部材には共通の符号を付している。21
は、断面がL字状のフランジ金物であり、主容器11に
接し、かつ、内径が窓12の径に等しい平板なワッシャ
ー部22と、このワッシャー部22の外縁に設けて鍔部
23とからなる。このワッシャー部22の内周縁22A
と、窓12の周縁12Aとに対して連続溶接(W'にて示
す)して相互をつなぎ合わせる。この後、取付け台15
を窓12に衝合させることにより、図1の場合と同様
に、取付け台15のフランジ16を鍔部23の内周面に
当接させ、そして、鍔部23とフランジ16の外縁部
(Yにて示す)相互を溶接付け(W”にて示す)することに
より、主容器11と取付け台15との間の気密が完成す
る。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、絶縁ガス封入主容
器および機器取付け台にそれぞれ設けたフランジ相互を
つき合わせ、その部分を相互溶接して両部材間の気密を
得るようにしたので、工程が簡略化され、又、従来のよ
うにOリングを用いないので経年劣化によるガス漏れの
恐れもなく長期にわたって高い信頼性を維持できる。
器および機器取付け台にそれぞれ設けたフランジ相互を
つき合わせ、その部分を相互溶接して両部材間の気密を
得るようにしたので、工程が簡略化され、又、従来のよ
うにOリングを用いないので経年劣化によるガス漏れの
恐れもなく長期にわたって高い信頼性を維持できる。
【図1】 第1発明のガス絶縁配電盤の要部を示す断面
図
図
【図2】 第2発明のガス絶縁配電盤の要部を示す断面
図
図
【図3】 従来のガス絶縁配電盤の部分断面図
11 絶縁ガス封入主容器 12 窓 13 フランジ 14 高圧機器 15 取付け台 21 フランジ金物 22 ワッシャー部 23 鍔部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7028−5G H02B 1/12 P 9059−5G 13/06 R
Claims (2)
- 【請求項1】 絶縁ガスを封入した主容器に設けた機器
取付け用の窓に、高圧機器を主容器内側に臨ませるよう
にして該高圧機器の取付け台を取付けたガス絶縁配電盤
において、 前記主容器の窓の周縁に主容器外方向に突起するフラン
ジを設けると共に、前記取付け台を前記窓に衝合させた
とき、前記フランジの内周面に当接するような別のフラ
ンジを該取付け台の周縁に設け、両フランジの外縁相互
を連続溶接してなることを特徴とするガス絶縁配電盤。 - 【請求項2】 絶縁ガスを封入した主容器に設けた機器
取付け用の窓に、高圧機器を主容器内側に臨ませるよう
にして該高圧機器の取付け台を取付けたガス絶縁配電盤
において、 前記主容器の窓の周縁に、平板ワッシャーの外縁に鍔を
設けた、断面がL字状のフランジ金物を設け、前記窓の
周縁と前記ワッシャー部の内周縁とを相互に連続溶接す
ると共に、前記取付け台を前記窓に衝合させたとき、前
記フランジ金物の鍔部の内周面に当接するようなフラン
ジを、該取付け台の周縁に設け、該フランジの外縁と前
記鍔部の外縁とを相互に連続溶接してなることを特徴と
するガス絶縁配電盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3147377A JPH05219613A (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | ガス絶縁配電盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3147377A JPH05219613A (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | ガス絶縁配電盤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05219613A true JPH05219613A (ja) | 1993-08-27 |
Family
ID=15428865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3147377A Pending JPH05219613A (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | ガス絶縁配電盤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05219613A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1251614A2 (de) † | 2001-04-20 | 2002-10-23 | Felten & Guilleaume AG | Selbsttragende Baugruppe für ein Leistungsschaltfeld |
US7384133B2 (en) | 2003-08-08 | 2008-06-10 | Seiko Epson Corporation | Liquid container capable of maintaining airtightness |
-
1991
- 1991-06-19 JP JP3147377A patent/JPH05219613A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1251614A2 (de) † | 2001-04-20 | 2002-10-23 | Felten & Guilleaume AG | Selbsttragende Baugruppe für ein Leistungsschaltfeld |
EP1251614B2 (de) † | 2001-04-20 | 2010-11-24 | Ormazabal Anlagentechnik GmbH | Schaltanlage mit einem Gastank und einer selbsttragenden Baugruppe |
US7384133B2 (en) | 2003-08-08 | 2008-06-10 | Seiko Epson Corporation | Liquid container capable of maintaining airtightness |
US8083335B2 (en) | 2003-08-08 | 2011-12-27 | Seiko Epson Corporation | Liquid container |
US8210670B2 (en) | 2003-08-08 | 2012-07-03 | Seiko Epson Corporation | Liquid container |
US8668317B2 (en) | 2003-08-08 | 2014-03-11 | Seiko Epson Corporation | Liquid container |
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