JPH0521873A - 固体レーザ装置 - Google Patents

固体レーザ装置

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JPH0521873A
JPH0521873A JP16994591A JP16994591A JPH0521873A JP H0521873 A JPH0521873 A JP H0521873A JP 16994591 A JP16994591 A JP 16994591A JP 16994591 A JP16994591 A JP 16994591A JP H0521873 A JPH0521873 A JP H0521873A
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JP
Japan
Prior art keywords
light
lamp
laser medium
reflector
solid
Prior art date
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Pending
Application number
JP16994591A
Other languages
English (en)
Inventor
Taiji Narita
太治 成田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種産業機器,医療機器に利用される固体レ
ーザ装置にて、レーザ媒質に均一にランプ光(励起光)
を入射させるとともに、レーザ媒質の不均一な変質と不
均一な温度分布を防止し、均一な強度分布を有するレー
ザ光を得る。 【構成】 ランプ光13を反射させることを目的とした
リフレクター1の反射面12の表面に凹凸を形成するこ
とにより、ランプ3から発せられた光が散乱されレーザ
媒質4に均一に吸収されてレーザ媒質が励起され、均一
な強度分布を有するレーザ光を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業機器や医療機器と
して利用される、フラッシュランプ,アークランプ等の
ランプの光によって励起される固体レーザ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、固体レーザ装置は産業機械として
は半導体分野のトリミング,スクライビングをはじめと
してマーキング,半田付け,溶接,切断とその利用分野
が年々拡大し、医療分野においても内科,外科や歯科の
治療器としての利用拡大が著しい。
【0003】以下、従来の固体レーザ装置について説明
する。図6は、従来から用いられるフラッシュランプ,
アークランプ等のランプを用いた固体レーザの共振器構
造の中で固体レーザ媒質(以下単にレーザ媒質とい
う),ランプ,反射体を配置した部分の断面の構造を示
した図である。図6において、1は内側にランプ光を反
射する平滑な反射面2を有する反射体(以後リフレクタ
ーという)であり、3はフラッシュランプやアークラン
プ等(キセノンランプ,クリプトンランプ,ハロゲンラ
ンプ等のランプ)のランプ、4はレーザ媒質、5はラン
プ光の発熱を冷却するための冷却媒質であり、ランプ3
およびレーザ媒質4はこの冷却媒質5の中にある。ま
た、図5は上記構成の固体レーザ装置の縦断面図であ
り、レーザ媒質4の一端の近くに全反射鏡6が他端に部
分反射鏡7が配置され光共振器を形成している。以上の
ように構成されたレーザ装置の共振器について、以下そ
の動作について説明する。
【0004】図6においてランプ3より発せられた励起
光の光路Aで示す一部は直接レーザ媒質4に入射し、レ
ーザ媒質4に吸収され、光路B,Cで示す他の部分の励
起光は反射面2でスネルの法則に従い1回以上反射しレ
ーザ媒質4に入射し、レーザ媒質4に吸収される。吸収
された光のエネルギーは図5に示す部分反射鏡7と全反
射鏡6がレーザ媒質4を間に向い合って構成する光共振
器によって発振状態となり外部に放出される。反射面2
における励起光の反射角度θは図7に示すように反射面
に対する法線に対する入射角度θにより決まるため、あ
る一定範囲の入射角度で反射面2に入射するランプ光1
3は同一方向にのみ反射されるため、レーザ媒質表面に
入射する励起光はレーザ媒質4の表面部位により到達励
起光量(強度)が異なるため、均一にレーザ媒質4が励
起されない。このとき、放出されるレーザ光の強度分布
はレーザ媒質4の励起状態に対する依存性が大きく、均
一な強度分布を有するレーザ光を得るにはレーザ媒質4
全体が、均一にランプ3から発せられた光によって励起
されることが必要であり、上記のようにレーザ媒体4の
表面部位により到達する励起光量が不均一であるため、
均一な強度分布を有するレーザ光が得られない問題があ
った。また、レーザ媒質表面に到達するランプ光(励起
光)の不均一が、レーザ媒質4の不均一な変質や不均一
な温度分布を招く原因となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、ランプ3から発せられた光が反射面2に
おいて反射するときに生じる光の入射角度と反射回数に
より決まる反射面2における吸収により減衰し、レーザ
媒質4の表面によってランプ3から発せられた光の入射
光強度(光量)が異なり均一にレーザ媒質が励起されな
いため、従来の平滑な反射面2を有するリフレクター1
を用いた固体レーザ装置では、均一な強度分布を有する
レーザ出力が得られないという問題点を有していた。ま
た、ランプ3から発せられる光の不均一性によるレーザ
媒質4の変質等も発生するという問題点を有していた。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、ランプの光を均一にレーザ媒質に入射させることに
より、均一な強度分布を有するレーザ光が得られる固体
レーザ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の固体レーザ装置は、励起用のランプ光をレー
ザ媒質に入射させるためにリフレクターの反射面で反射
させるとき、反射面においてランプ光が散乱するように
リフレクターの反射面に凹凸を形成したものである。
【0008】
【作用】上記した手段によれば、リフレクターの反射面
に入射したランプ光は法線に対する入射角と反射角の関
係が不定となりランプ光を散乱させることによって、リ
フレクターの反射面全面において反射するランプ光の強
度が平均化され、反射によってレーザ媒質の表面に到達
するランプ光の強度(光量)が均一化され、均一な強度
分布を有するレーザ光を得ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の固体レーザ装置の一実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0010】図1は本発明の固体レーザ装置の一実施例
を示す断面図であるが、図1において、1はリフレクタ
ー、3はランプ(キセノンランプ,アークランプ等)、
4はレーザ媒質であり、12は内表面に凹凸を形成した
リフレクター1のランプ光(励起光)反射面である。ま
た、13はランプから発せられた光、14はリフレクタ
ー反射面12で反射(散乱)されたランプ光である。
【0011】以上のように構成された共振器構造につい
て、図1,2,3,4および7を用いてその動作を説明
する。
【0012】ランプ3より発せられたランプ光(励起
光)13は直接またはリフレクター1の反射面12で反
射され間接的にレーザ媒質4に入射する。この際、ラン
プ3より発せられた光13がリフレクター表面12にお
いて反射するとき、図2に示すように反射面表面に規則
的な、または図3に示すように不規則な凹凸を形成する
ことにより、反射面12または22に入射するランプ光
(励起光)は反射面12または22の凹凸により不特定
の入射角度を有することになり、図4に示すように多方
向にランプ光(励起光)14を反射(散乱)する。
【0013】散乱されたランプ光(励起光)14は、リ
フレクター反射面12または22において反射(散乱)
を繰り返すことによりさらに分散(拡散)され、リフレ
クター1内部におけるランプ光(励起光)強度は平均化
され、レーザ媒質4表面に到達する励起光の光量(強
度)分布が均一となり、レーザ媒質4が吸収するランプ
光(励起光)13または14は均一となり、均一な強度
分布を有するレーザ光を得ることができる。また、リフ
レクター1内部のランプ光分布が均一化されることによ
り、レーザ媒質4のランプ光(励起光)による不均一な
変質と不均一な温度分布も低減され、安定したレーザ出
力を確保することができる。
【0014】この反射面12または22は、レーザ媒質
4の主な吸収レベルである波長550nm〜990nmのラ
ンプ光(励起光)を有効に散乱させるために表面あらさ
0.4Sまたはそれ以上に微細な凹凸を有する面とする
ことにより、励起光光量分布を均一にする効果が得られ
る。また、ランプとレーザ媒質を楕円筒形状等の反射面
形状をもつリフレクター1内にランプ3とレーザ媒質4
を楕円筒形の2つの焦点以外に配置することにより、ラ
ンプ3から直接レーザ媒質4に入射する励起光の影響を
緩和し、また、ランプ光(散乱光)をリフレクター1内
部に閉じ込めることができるため励起光光量分布を均一
化する効果はより一層有効となる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明は固体レーザ装置に
おいて、リフレクターの反射面に凹凸を形成することに
より、レーザ媒質を均一に励起することができ、均一な
励起光強度分布を有し、安定したレーザ光を発振するレ
ーザ装置を実現し、高品質のレーザ加工を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体レーザ装置の一実施例の構造を示
す横断面図
【図2】同装置におけるリフレクター反射面と反射光の
関連を示す部分断面図
【図3】同装置におけるリフレクター反射面の他の実施
例におけるリフレクター反射面と反射光の関連を示す部
分断面図
【図4】本発明におけるリフレクター反射面と反射光の
関連を示す部分断面図
【図5】従来および本発明の固体レーザ装置の共振器の
構成を示す縦断面図
【図6】従来の固体レーザ装置の構造を示す横断面図
【図7】従来のリフレクターにおける入射光と反射光の
関係を示す部分断面図
【符号の説明】
1 リフレクター(反射体) 2 リフレクターの反射面(反射体の反射面) 3 ランプ 4 レーザ媒質(固体レーザ媒質) 12 反射面 13 光

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フラッシュランプ,アークランプ等のラン
    プの光を固体レーザ媒質に照射することによって固体レ
    ーザ媒質を励起する固体レーザ装置において、上記ラン
    プとレーザ媒質とを互いに平行に配置し、その外側にラ
    ンプから発せられた光を反射する反射面を内側に有する
    反射体を備え、その反射体の反射面に凹凸を形成した固
    体レーザ装置。
  2. 【請求項2】反射体の反射面が、表面あらさ0.4Sま
    たはそれ以上に微細な凹凸を有する請求項1記載の固体
    レーザ装置。
  3. 【請求項3】反射体の反射面が、楕円筒形状を有する請
    求項1記載の固体レーザ装置。
JP16994591A 1991-07-10 1991-07-10 固体レーザ装置 Pending JPH0521873A (ja)

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JP16994591A JPH0521873A (ja) 1991-07-10 1991-07-10 固体レーザ装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6282217B1 (en) 1998-09-04 2001-08-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Solid-state laser device
US6670616B2 (en) 2001-09-13 2003-12-30 Fujitsu Amd Semiconductor Limited Ultraviolet-light irradiation apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6282217B1 (en) 1998-09-04 2001-08-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Solid-state laser device
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