JPH0521832Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0521832Y2 JPH0521832Y2 JP1988102906U JP10290688U JPH0521832Y2 JP H0521832 Y2 JPH0521832 Y2 JP H0521832Y2 JP 1988102906 U JP1988102906 U JP 1988102906U JP 10290688 U JP10290688 U JP 10290688U JP H0521832 Y2 JPH0521832 Y2 JP H0521832Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- contact member
- connector
- upper case
- winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 15
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 2
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はICカード等の電極に対して電気的接
続を行なうのに適するコネクタに関する。
続を行なうのに適するコネクタに関する。
(従来の技術)
従来この種のコネクタは第6図および第7図に
示す構造のものが用いられている。第6図は従来
のコネクタの構造を示す平面図で説明上、上ケー
スを取り除いた状態で示している。第7図は同縦
断面図である。
示す構造のものが用いられている。第6図は従来
のコネクタの構造を示す平面図で説明上、上ケー
スを取り除いた状態で示している。第7図は同縦
断面図である。
第6図および第7図において、ICカード等1
01の電極102と電気的に接続を行なうコンタ
クト部材103は、導電性のバネ材料から形成さ
れ、上ケース104の開口105より突出する接
触部106とケース内に位置するコイルスプリン
グ部107と下ケース108の取付孔109より
突出する端子部110を備えている。このコンタ
クト部材103はスペーサ111を介して所定の
間隔に配設され、取付ピン112によりコイルス
プリング部107を貫通させて下ケース108に
取り付けられている。
01の電極102と電気的に接続を行なうコンタ
クト部材103は、導電性のバネ材料から形成さ
れ、上ケース104の開口105より突出する接
触部106とケース内に位置するコイルスプリン
グ部107と下ケース108の取付孔109より
突出する端子部110を備えている。このコンタ
クト部材103はスペーサ111を介して所定の
間隔に配設され、取付ピン112によりコイルス
プリング部107を貫通させて下ケース108に
取り付けられている。
(考案が解決しようとする課題)
このような構造であるから、コネクタを構成す
る部品点数が多く、コネクタの組立に多くの工数
が必要ある。
る部品点数が多く、コネクタの組立に多くの工数
が必要ある。
さらに、接触部の接触信頼性を向上するため、
一つの電極に対して二つの接触部を持つ双子接点
構造を実現しようとすると、コンタクト部材およ
びスペーサの部品点数が約2倍となり、量産に適
さないという問題があり、組立性の良いコネクタ
の構造が要望されていた。
一つの電極に対して二つの接触部を持つ双子接点
構造を実現しようとすると、コンタクト部材およ
びスペーサの部品点数が約2倍となり、量産に適
さないという問題があり、組立性の良いコネクタ
の構造が要望されていた。
本考案は、これらの課題を解決し、少ない部品
点数で組立性の良い双子接点構造のコネクタを提
供することを目的とする。
点数で組立性の良い双子接点構造のコネクタを提
供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
前記課題を解決するため、本考案はICカード
等の電極と弾性的に接触するバネ性を有する導電
性のコンタクト部材を上・下のケース内に収納す
るコネクタにおいて、コンタクト部材を一本の線
材を折曲することで形成し、上ケースの開口から
突出する一対の接触部と、下ケースの取付穴に挿
入される略U字状または略コ字状をなす端子部
と、これらの接触部と端子部との間を連続する巻
回部および固定部とから構成した。
等の電極と弾性的に接触するバネ性を有する導電
性のコンタクト部材を上・下のケース内に収納す
るコネクタにおいて、コンタクト部材を一本の線
材を折曲することで形成し、上ケースの開口から
突出する一対の接触部と、下ケースの取付穴に挿
入される略U字状または略コ字状をなす端子部
と、これらの接触部と端子部との間を連続する巻
回部および固定部とから構成した。
さらに、コンタクト部材の巻回部の巻き方向
は、接触部から固定部に向つて外側に広がるよう
にした。
は、接触部から固定部に向つて外側に広がるよう
にした。
また、上ケースにはコンタクト部材の固定部を
押さえつける固定片を設けた。
押さえつける固定片を設けた。
(作用)
上ケースより突出した接触部をICカード等の
電極に接触させることで電気的接続を行ない、下
ケースの取付穴に挿入された端子部を介して他の
装置・回路等と接続することができる。
電極に接触させることで電気的接続を行ない、下
ケースの取付穴に挿入された端子部を介して他の
装置・回路等と接続することができる。
さらに、コンタクト部材の巻回部の巻き方は、
接触部から固定部へ向つて外側となつているの
で、一対の接触部の間隔を狭く設定できる。
接触部から固定部へ向つて外側となつているの
で、一対の接触部の間隔を狭く設定できる。
また、一対の接触部に対して固定部が外側にな
るので、上ケースに設けた固定片で固定部を押さ
えつけることができる。
るので、上ケースに設けた固定片で固定部を押さ
えつけることができる。
(実施例)
以下、本考案の好適実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
第1図は本考案を適用したICカード用のコネ
クタの外観斜視図、第2図は同平面図、第3図お
よび第4図は断面図、第5図は分解斜視図であ
る。
クタの外観斜視図、第2図は同平面図、第3図お
よび第4図は断面図、第5図は分解斜視図であ
る。
図において、コネクタ1は上ケース2と下ケー
ス3および8個のコンタクト部材4から構成され
る。
ス3および8個のコンタクト部材4から構成され
る。
上ケース2ならびに下ケース3は絶縁性材料で
形成し、内部にコンタクト部材4を収容するた
め、底の浅い略箱形の形状をなしている。上ケー
ス2の長手方向両端面の中央部には下方に突出す
る係合つめ5……を設け、この係合つめ5……を
下ケース3に設けた係合段部6……に係合させて
ケース7を構成する。
形成し、内部にコンタクト部材4を収容するた
め、底の浅い略箱形の形状をなしている。上ケー
ス2の長手方向両端面の中央部には下方に突出す
る係合つめ5……を設け、この係合つめ5……を
下ケース3に設けた係合段部6……に係合させて
ケース7を構成する。
ケース7の長手方向両端面には、上下方向のガ
イド溝8……を4ケ所に設け、ケース7の一側面
には、ケース7の長手方向に傾斜したカム傾斜部
9を設けた。よつて、ガイド溝8……を図示しな
いガイドレール等に係合させ、図示しない駆動部
材をカム傾斜部9に作用することで、コネクタ1
のガイド溝8方向の移動が可能である。この機構
は例えば第3図および第4図に示すようにコネク
タ1を仮想線で示したICカード10側へ移動し
て、コンタクト部材4の接触部4aとICカード
10の電極11とを電気的接続状態としたり、逆
方向に移動して非接続状態とする場合に使用す
る。
イド溝8……を4ケ所に設け、ケース7の一側面
には、ケース7の長手方向に傾斜したカム傾斜部
9を設けた。よつて、ガイド溝8……を図示しな
いガイドレール等に係合させ、図示しない駆動部
材をカム傾斜部9に作用することで、コネクタ1
のガイド溝8方向の移動が可能である。この機構
は例えば第3図および第4図に示すようにコネク
タ1を仮想線で示したICカード10側へ移動し
て、コンタクト部材4の接触部4aとICカード
10の電極11とを電気的接続状態としたり、逆
方向に移動して非接続状態とする場合に使用す
る。
上ケース2には、コンタクト部材4の接触部4
aを突出させるための矩形状の開口12……を所
定の間隔で2列に8箇所に設ける。さらに、この
上ケース2には、第3図および第4図に示すよう
に、コンタクト部材4を固定するための固定片1
3……をを開口12……の両側に列方向にわたつ
て設けた。
aを突出させるための矩形状の開口12……を所
定の間隔で2列に8箇所に設ける。さらに、この
上ケース2には、第3図および第4図に示すよう
に、コンタクト部材4を固定するための固定片1
3……をを開口12……の両側に列方向にわたつ
て設けた。
下ケース3には、コンタクト部材4の端子部4
bを取り付けるための矩形状の取付穴14……を
所定の間隔で2列に8箇所に設ける。
bを取り付けるための矩形状の取付穴14……を
所定の間隔で2列に8箇所に設ける。
コンタクト部材4は導電性のバネ材料からなる
線材を加工して形成する。このコンタクト部材4
は、それぞれ一対の接触部4a、巻回部4c、固
定部4d、および略U字状または略コ字状に連結
された端子部4bとで構成する。
線材を加工して形成する。このコンタクト部材4
は、それぞれ一対の接触部4a、巻回部4c、固
定部4d、および略U字状または略コ字状に連結
された端子部4bとで構成する。
上ケース2の開口12より突出する一対の接触
部4aは略山形の形状とし、裾部4eは上ケース
2の開口12の長手方向両端の縁12aに係止さ
せた形でケース7内に収容する。接触部4aの一
端に連続して形成する巻回部4cは、その巻き方
向を接触部4aから固定部4dに向つて外側に広
がる方向とする。この巻き方により巻回部4cの
他端より段差部4fを設けて延出した一対の固定
部の間隔は一対の接触部4aの間隔より広くなつ
ている。従つて、上ケース2の開口12の両側よ
り垂下する固定片13の下端と下ケース3との間
で、コンタクト部材4の固定部4dを挟着して、
コンタクト部材4を固定できる。
部4aは略山形の形状とし、裾部4eは上ケース
2の開口12の長手方向両端の縁12aに係止さ
せた形でケース7内に収容する。接触部4aの一
端に連続して形成する巻回部4cは、その巻き方
向を接触部4aから固定部4dに向つて外側に広
がる方向とする。この巻き方により巻回部4cの
他端より段差部4fを設けて延出した一対の固定
部の間隔は一対の接触部4aの間隔より広くなつ
ている。従つて、上ケース2の開口12の両側よ
り垂下する固定片13の下端と下ケース3との間
で、コンタクト部材4の固定部4dを挟着して、
コンタクト部材4を固定できる。
以上の構成であるから、第5図に示すように、
コンタクト部材4の端子部4bを下ケース3の取
付孔14に挿入し、上ケース2を被せることでコ
ネクタ1を組立てることができる。
コンタクト部材4の端子部4bを下ケース3の取
付孔14に挿入し、上ケース2を被せることでコ
ネクタ1を組立てることができる。
(考案の効果)
以上説明したように、本考案に係るコネクタ
は、端子部で連結された双子接点構造のコンタク
ト部材を下ケースの取付孔に挿入し、上ケースを
被せる構造であるから、部品点数が少なく、組立
が極めて容易である。接触部は双子接点構造であ
り、安定した接触特性が得られる。コンタクト部
材は端子部で連結された自立構造であるから、上
ケースには接触部を突出させる開口、下ケースに
は端子を取り付ける取付孔を設けるだけで良く、
上・下のケースにコンタクト部材の倒れを防止す
る側壁を設けたり、あるいはコンタクト部材を収
容支持する溝等を設ける必要がないので、上・下
ケースの形状も複雑とならず量産性にすぐれる。
は、端子部で連結された双子接点構造のコンタク
ト部材を下ケースの取付孔に挿入し、上ケースを
被せる構造であるから、部品点数が少なく、組立
が極めて容易である。接触部は双子接点構造であ
り、安定した接触特性が得られる。コンタクト部
材は端子部で連結された自立構造であるから、上
ケースには接触部を突出させる開口、下ケースに
は端子を取り付ける取付孔を設けるだけで良く、
上・下のケースにコンタクト部材の倒れを防止す
る側壁を設けたり、あるいはコンタクト部材を収
容支持する溝等を設ける必要がないので、上・下
ケースの形状も複雑とならず量産性にすぐれる。
さらに、コンタクト部材の巻回部の巻回部の巻
き方は、接触部から固定部へ向つて外側となつて
おり、一対の接触部の間隔を狭く設定できるの
で、小型形状の電極に対しても対応できる。
き方は、接触部から固定部へ向つて外側となつて
おり、一対の接触部の間隔を狭く設定できるの
で、小型形状の電極に対しても対応できる。
また、一対の接触部に対して固定部が外側にな
るので、上ケースに設けた固定片で固定部を押さ
えつけることができる。よつて、コンタクト部材
の固定はより確実となる。
るので、上ケースに設けた固定片で固定部を押さ
えつけることができる。よつて、コンタクト部材
の固定はより確実となる。
第1図は本考案を適用したICカード用のコネ
クタの外観斜視図、第2図は同平面図、第3図は
第2図の−線矢視断面図、第4図は第2図の
−線矢視断面図、第5図は分解斜視図、第6
図は従来のコネクタの構造を示す平面図、第7図
は従来のコネクタの縦断面図である。 尚、図面中、1はコネクタ、2は上ケース、3
は下ケース、4はコンタクト部材、4aは接触
部、4bは端子部、4cは巻回部、4dは固定
部、12は開口、13は固定片、14は取付孔で
ある。
クタの外観斜視図、第2図は同平面図、第3図は
第2図の−線矢視断面図、第4図は第2図の
−線矢視断面図、第5図は分解斜視図、第6
図は従来のコネクタの構造を示す平面図、第7図
は従来のコネクタの縦断面図である。 尚、図面中、1はコネクタ、2は上ケース、3
は下ケース、4はコンタクト部材、4aは接触
部、4bは端子部、4cは巻回部、4dは固定
部、12は開口、13は固定片、14は取付孔で
ある。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ICカードもしくはプリント基板等に形成さ
れた電極と弾性的に接触するバネ性を有する導
電性のコンタクト部材を上・下のケース内に収
納したコネクタにおいて、前記コンタクト部材
は少なくとも一本の線材を折曲することで形成
され、かつこのコンタクト部材は前記上ケース
に形成した開口から突出する一対の接触部と前
記下ケースに形成した取付穴に挿入される略U
字状または略コ字状をなす端子部と前記接触部
と前記端子部との間を連続する巻回部および固
定部とからなることを特徴とするコネクタ。 (2) 前記コンタクト部材の一部を構成する一対の
巻回部の巻き方向は、接触部から固定部に向つ
て外側に広がるようにしたことを特徴とする請
求項1記載のコネクタ。 (3) 前記上ケースは前記コンタクト部材の固定部
を押さえつける固定片を備えていることを特徴
とする請求項1記載のコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988102906U JPH0521832Y2 (ja) | 1988-08-03 | 1988-08-03 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988102906U JPH0521832Y2 (ja) | 1988-08-03 | 1988-08-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0224480U JPH0224480U (ja) | 1990-02-19 |
JPH0521832Y2 true JPH0521832Y2 (ja) | 1993-06-04 |
Family
ID=31333245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988102906U Expired - Lifetime JPH0521832Y2 (ja) | 1988-08-03 | 1988-08-03 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0521832Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100818510B1 (ko) * | 2007-01-16 | 2008-03-31 | 삼성전기주식회사 | Blu용 pcb커넥터 및 이를 사용하는 샤시 |
-
1988
- 1988-08-03 JP JP1988102906U patent/JPH0521832Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0224480U (ja) | 1990-02-19 |
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