JPH05217187A - サーボループ特性調整装置 - Google Patents

サーボループ特性調整装置

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JPH05217187A
JPH05217187A JP2093492A JP2093492A JPH05217187A JP H05217187 A JPH05217187 A JP H05217187A JP 2093492 A JP2093492 A JP 2093492A JP 2093492 A JP2093492 A JP 2093492A JP H05217187 A JPH05217187 A JP H05217187A
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JP
Japan
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signal
servo loop
abnormality
peak value
observation result
Prior art date
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Pending
Application number
JP2093492A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuto Soma
康人 相馬
Kazuhiko Kono
和彦 甲野
Yoshihiro Karita
吉博 苅田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーボループの状態を観測し、観測結果をも
とにサーボループの特性調整を行う際に、信号の欠落な
どのなんらかの理由によって生じた偽の観測結果による
誤調整を防止する。 【構成】 状態観測手段109は誤差検出手段102,
制御手段106,制御対象108からなるサーボループ
の状態を観測し、観測結果110を出力する。調整手段
101は状態観測手段109からの観測結果110をも
とにサーボループのゲインなどの調整を行う。異常検出
手段111は再生信号の異常を監視し、異常が検出され
ると自動調整手段101に対し、異常検出信号112を
送る。自動調整手段101は異常検出信号112を受け
取ると、その時点の前後に入力した観測結果110を無
効とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクの記録ある
いは再生に用いられるトラッキングサーボやフォーカス
サーボなどのサーボループにおける、サーボループの特
性を調整するサーボループ特性調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスクや光学式ビデオディ
スクの再生、あるいは、光磁気ディスクや相変化型光デ
ィスクの記録再生などでは、フォーカスサーボやトラッ
キングサーボなどのフィードバック制御系が用いられて
いる。このようなサーボループにおいては、半導体レー
ザの発光特性のばらつきやディスクの反射率の違い、あ
るいは、受光素子の特性の違いや取付誤差などによりサ
ーボループの安定性が変わってしまう。そこでサーボル
ープを安定に動作させるために、古くは人手によって、
最近では、マイクロプロセッサを用いて自動的にサーボ
ループ内の各種パラメータの調整がなされている。この
ようなサーボループ特性の調整の例としては、例えば、
特開平2−15430号公報に開示されているトラッキ
ングサーボループのゲイン調整があげられる。ここで
は、ピックアップを光ディスクのほぼ中央部に移動さ
せ、トラッキングサーボループをオフとし、このときの
トラッキングエラー信号の振幅をもとにトラッキングサ
ーボループのゲインを調整している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の調整方法では、トラッキングエラー信号の
振幅の測定中にドロップアウト等の異常が生じると、誤
調整をしてしまう危険があった。
【0004】本発明は上記問題を解決するもので、誤調
整を防止でき、サーボループの動作を安定化できるサー
ボループ特性調整装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のサーボループ特性調整装置は、サーボルー
プの状態を観測して観測結果を出力する状態観測手段
と、再生信号の異常を監視して異常発生時に異常発生信
号を出力する異常検出手段と、前記観測結果をもとにサ
ーボループ特性の調整処理を行い、かつ、前記異常発生
信号を入力した際にはその前後に入力した観測結果を無
効としてサーボループ特性の調整に用いないサーボルー
プ特性調整手段を備えている。
【0006】
【作用】本発明は上記の構成により、再生信号に異常が
発生したと思われる期間に観測された観測データを無効
として、再生信号が正常な時の観測結果のみを用いてサ
ーボループ特性の調整を行う。
【0007】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。
【0008】図1は第1の実施例のブロック図である。
図1において、調整手段101によって調整されるサー
ボループ100は、以下のような構成になっている。誤
差検出手段102は、目標値103と制御値104を入
力し、両者を比較し誤差信号105を出力する。制御手
段106は誤差信号105を入力し、誤差信号に見合う
だけの駆動信号107を制御対象108に対して出力す
る。制御対象108は駆動信号107に応じて動作し、
制御値104を出力する。ここで出力された制御値10
4は誤差検出手段102に入り、目標値103と比較さ
れ、誤差が検出される。このようなサーボループ100
に対して、状態観測手段109は誤差信号105などの
内部状態を観測して、観測結果110を調整手段101
に出力する。調整手段101は観測結果110を受け取
り、これに応じて制御手段106の各定数を変更する。
この際の状態観測手段109による内部状態の観測や、
調整手段101による各定数の変更の方法については、
従来例で示したもののほか、特開昭63−106003
号公報や特開平2−15429号公報などこれまでに多
数の提案がなされているが、本発明の主旨には直接関係
しないので、詳しい説明は省略する。
【0009】さて、異常検出手段111は再生信号にド
ロップアウトなどの異常が発生したかどうかを監視し、
異常発生が検出された場合に異常検出信号112を調整
手段101に出力する。一般に光ディスク装置において
は、誤差信号105は再生信号とほぼ同時に光ディスク
から読みとられる信号に対して演算処理を行ったもので
あり、再生信号に異常が生じた場合には誤差信号105
にも異常が生じるとみなすことができる。誤差信号10
5に異常を生じると、サーボループ上のすべての点にお
ける信号が正常ではなくなる恐れがある。調整手段10
1は異常検出信号112を受け取ると、直前に入力した
観測結果110を無効とし、これを用いた調整処理を実
行しない。
【0010】以上のように本実施例によれば、異常検出
手段111によって再生信号の異常を監視しながら、状
態観測手段109が観測したサーボループの状態の観測
結果110をもとにサーボループの調整を行い、異常が
検出された時の観測結果を無効としてこれを用いた調整
処理を行わないことにより、異常な観測結果による誤調
整を防止することができ、サーボループの動作を安定化
することができる。
【0011】次に、本発明の第2の実施例について図面
を参照しながら説明する。図2は本発明の第2の実施例
のブロック図である。本実施例は、3ビーム法によるト
ラッキングエラー検出で用いられる2つの受光素子の出
力強度のばらつきの調整に本発明を適用したものであ
る。3ビーム法については、たとえば、「レーザーAV
を120%楽しむ本,p29〜p31,小黒正樹,日本
文芸社」に記載されている。
【0012】以下、動作を説明する。ピックアップ20
1は光ディスク202に対して光を照射し、反射光を受
け取る。ピックアップ201は図3に示すように第1の
光検出器301と、第2の光検出器302および第3の
光検出器303を備えており、それぞれで受光した光の
量に応じた信号をヘッドアンプ203に出力する。ヘッ
ドアンプ203ではピックアップ201からの信号を受
け取り、第1の光検出器301の出力をRF信号、第
2,第3の光検出器302,303の出力の差をトラッ
キングエラー信号として出力する。得られたRF信号は
復調回路204に入り、記録されていたデータが復調さ
れ、出力される。また、トラッキングエラー信号はルー
プフィルタ205によって駆動信号に変換された後にト
ラッキングアクチュエータ206に送られ、トラッキン
グアクチュエータ206を駆動する。この際、第2の光
検出器302と第3の光検出器303の感度にばらつき
があると、得られるトラッキングエラー信号に誤差が生
じる。これを抑えるためにヘッドアンプ203は、第
2,第3の光検出器302,303からの出力レベルの
調整を行うためのバランス調整用アンプ304と305
を備えている。
【0013】以下、第2,第3の光検出器302,30
3の出力レベルの調整法を説明する。まず、マイクロプ
ロセッサ210はサーボループを開き、調整回路208
に対して調整の開始を指示する。ピーク値測定回路20
7はトラッキングエラー信号の正負のピーク値を測定
し、調整回路208に出力する。第2,第3の光検出器
302,303の感度が一致しているときには図4
(a)に示すように、ピーク値の絶対値がほぼ一致す
る。これに対し、感度が違う場合は、図4(b)あるい
は(c)に示すように、正あるいは負の絶対値が大きく
なる。そこで、調整回路208は正負の絶対値のずれ量
を演算し、ヘッドアンプ203内のゲイン設定回路30
6に送る。ゲイン設定回路306は受け取ったずれ量が
0になるようにバランス調整用アンプ304,305の
ゲインを設定する。
【0014】サーボループを開いて第2,第3の光検出
器302,303の出力レベルの調整を行っている間、
ドロップアウト検出回路209はヘッドアンプ203か
らのRF信号を監視し、光ディスク202上の傷などに
よるドロップアウトの有無を検出している。検出方法を
図5に示す。具体的には、RF信号の包絡線503とR
F信号501の平均値502とのレベルを比較し、包絡
線503のレベルが高いときにドロップアウト状態と判
断している。調整回路208では、ドロップアウト信号
504を監視し、ドロップアウトが生じると、ピーク値
測定回路207からの入力を無視し、たとえば、前の調
整値をホールドするなどの処理を行う。
【0015】以上のように、本実施例によれば、トラッ
キングエラー信号のピーク値を計測し、これを用いてト
ラッキングエラー検出系の調整を行い、RF信号のドロ
ップアウトが検出されたときにはその間に計測されたピ
ーク値を無視することにより、誤ったピーク値を用いた
調整による誤調整を防止することができる。
【0016】なお、第1の実施例において、光ディスク
装置において再生信号と誤差信号が同時に読み取られた
信号を演算した結果であるという説明を行ったが、本発
明は光ディスク装置に限ったものではなく、再生信号と
誤差信号などのサーボループ中の信号の間に同様の関係
がある場合には適用可能である。
【0017】また、第2の実施例において、サーボルー
プの調整として3ビーム法においてトラッキングエラー
検出に用いられる2つの光検出器の感度の補正を行った
が、例えば特開平2−15430号公報に示されるよう
な、サーボループを開いているときのトラッキングエラ
ー信号のピーク値を用いたサーボループゲインの調整な
ど、にも本発明は適用可能である。さらに、サーボルー
プを閉じて行う調整においても適用可能である。例え
ば、特願平2−154274号公報で開示されているル
ープゲインの調整方法においては、サーボループを閉じ
た状態で外乱信号を注入し、後に外乱信号に相当する成
分を抽出し、入力した外乱信号と抽出した信号を比較す
ることにより調整を行っている。ドロップアウトなどの
何らかの理由により再生信号が得られなくなった場合、
外乱信号に相当する成分の抽出が不可能となり、この期
間に抽出した信号は本来欲しい信号ではなくなってしま
う。故に、再生信号のレベルが低くなったときに、その
時点の前後での抽出信号を無効として調整に用いないこ
との効果は明白である。
【0018】また、第2の実施例では、再生信号のレベ
ルの大小の判断を、RF信号の包絡線を平均値と比較す
ることにより行ったが、例えば、フォーカスサーボがは
ずれたときにも、結果的には光ディスクからの再生信号
のレベルが下がるため、これを再生信号のレベルの判断
に用いることも可能である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
サーボループの状態を観測して観測結果を出力する状態
観測手段と、再生信号の異常を監視して異常発生時に異
常発生信号を出力する異常検出手段と、前記観測結果を
もとにサーボループ特性の調整処理を行い、かつ、前記
異常発生信号を入力した際には、その時点の前後に入力
した観測結果を無効とするサーボループ特性調整手段を
設けることにより、異常な観測結果による誤調整を防止
することができ、サーボループの動作を安定化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるサーボループ特
性調整装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施例におけるサーボループ特
性調整装置の構成を示すブロック図
【図3】図2におけるピックアップ201,ヘッドアン
プ203の内部構成を示すブロック図
【図4】同第2の実施例におけるトラッキングエラー信
号を示す波形図
【図5】同第2の実施例におけるドロップアウト検出回
路209の動作を説明するための説明図
【符号の説明】
101 調整手段 109 状態観測手段 111 異常検出手段 208 調整回路 207 ピーク値測定回路 209 ドロップアウト検出回路 306 ゲイン設定回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーボループの状態を観測して観測結果を
    出力する状態観測手段と、 再生信号の異常を監視して異常発生時に異常発生信号を
    出力する異常検出手段と、 前記観測結果をもとにサーボループ特性の調整処理を行
    い、かつ、前記異常発生信号を入力した際にはその付近
    に入力した観測結果を無効とするサーボループ特性調整
    手段とを備えたサーボループ特性調整装置。
  2. 【請求項2】サーボループ中の信号からエラー信号をつ
    くり出力するエラー信号発生手段と、 サーボループが開いているときのエラー信号のピーク値
    を測定するピーク値測定手段と、 再生信号のレベルが所定値より小さい場合に異常発生信
    号を出力する異常検出手段と、 前記ピーク値測定手段が測定したピーク値をもとにサー
    ボループ特性の調整を行い、かつ、前記異常発生信号を
    入力した際にはその付近に入力したピーク値を無効とす
    る調整手段を備えたサーボループ特性調整装置。
  3. 【請求項3】サーボループ中に所定の外乱信号を注入す
    る外乱注入手段と、 サーボループ中の信号から前記外乱信号に相当する成分
    を抽出する抽出手段と、 再生信号のレベルが所定値より小さい場合に異常発生信
    号を出力する異常検出手段と、 前記抽出手段が抽出した信号をもとにサーボループ特性
    の調整を行い、かつ、前記異常発生信号を入力した際に
    はその付近に抽出した信号を無効とする調整手段を備え
    たサーボループ特性調整装置。
JP2093492A 1992-02-06 1992-02-06 サーボループ特性調整装置 Pending JPH05217187A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5984351A (ja) * 1982-11-05 1984-05-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光学的情報再生装置
JPH01220231A (ja) * 1988-02-29 1989-09-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd トラッキングサーボのゲイン調整装置
JPH03259427A (ja) * 1990-03-08 1991-11-19 Oki Electric Ind Co Ltd 光学的情報記録再生装置

Patent Citations (3)

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