JPH05217063A - 自動販売機の冷却・加熱制御装置 - Google Patents

自動販売機の冷却・加熱制御装置

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JPH05217063A
JPH05217063A JP8009392A JP8009392A JPH05217063A JP H05217063 A JPH05217063 A JP H05217063A JP 8009392 A JP8009392 A JP 8009392A JP 8009392 A JP8009392 A JP 8009392A JP H05217063 A JPH05217063 A JP H05217063A
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JP
Japan
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cooling
heating
heating means
predetermined
vending machine
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JP8009392A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Tsunaki
一良 綱木
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】商品を複数の庫内に冷却または加熱して保持し
販売する自動販売機で、総合電源電流が契約容量を越え
ると、従来は特定の庫の例えばヒータをオフしていたの
で冬期に暖くない商品が販売されたりしたことを改善し
外気温に応じ販売量の多い商品を優先して適温に保つ。 【構成】例えば総合電流が制限値を越える左庫内1A
(冷却)−中庫内1B(加熱)−右庫内1C(加熱)の
モードの場合、外気温別総合電流制御手段14Cは外気
温検出部15の検出に基づき(外気温)≧15℃(夏季
相当)なら冷凍機12を優先してONし、このON状態
ではヒータ4B,4Cを優先しゃ断対象としてそのいず
れか一方をOFFする。また(外気温)<15℃(冬季
相当)ならヒータ4B,4Cを優先してONし、この両
者のON状態では冷凍機12を優先しゃ断対象とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は商品を保管する複数の庫
と、前記の各庫を冷却または加熱するための冷却・加熱
手段とを備えた自動販売機(自販機とも略記する)にお
いて、常時は前記の冷却・加熱手段をオン,オフし前記
の各庫を所定温度に制御する冷却・加熱制御装置であっ
て、特に自販機の総合電流値(電源電流値)が規定値を
越えない様に制御する機能をも備えた自動販売機の冷却
・加熱制御装置に関する。
【0002】なお以下各図において同一の符号は同一も
しくは相当部分を示す。
【0003】
【従来の技術】この種の従来技術としては本出願人の先
願になる特願平3−205326号がある。図1は請求
項1に関わる発明の一実施例としての自販機の冷却・加
熱システムの構成を示すが、以下この図を流用して従来
の技術を説明する。
【0004】なお従来においては同図中の季節別総合電
流制限手段14Aは設けられていない。図1において1
(1A,1B,1C)は夫々商品を冷却または加熱して
保管する庫内で、順次左庫内,中庫内,右庫内と呼ぶ。
2(2A,2B,2C)は夫々この各庫内1A,1B,
1Cの庫内空気温を検出するための庫内温度センサ、4
(4A,4B,4C)は夫々前記の各庫内1A,1B,
1Cを加熱するためのヒータ、7(7A,7C)は夫々
左庫内1A,右庫内1C内に設けられた庫内冷却用のエ
バポレータ(冷却器ともいう)である。
【0005】9は図外のソレノイドによって駆動され、
左庫内1Aと中庫内1Bとの間の隔壁上の冷気循環用の
孔を開閉するシャッタで、エバポレータ7Aはこのシャ
ッタ9の開時には左庫内1Aと中庫内1Bとの2室を冷
却し、シャッタ9の閉時には左庫内1Aのみを冷却す
る。次に12は冷凍機(モータ・コンプレッサともい
う)、10(10A,10C)は冷凍機12から夫々エ
バポレータ7A,7Cに送られる冷媒を開閉するための
電磁弁としての冷媒しゃ断弁である。14は上記の各手
段を制御して各庫内1A〜1Cを夫々所定の温度に冷却
または加熱制御する冷熱制御部、13は各庫内1A〜1
C夫々の冷却又は加熱の組合せモードを切替設定するモ
ード切替スイッチ(なお以下、スイッチをSWとも略記
する)である。
【0006】ところで冷熱制御部14は冷熱制御の開始
時等には、自販機電源の総合電流(電源電流)が、所定
の契約容量を越えないように電流制限制御も行うが、従
来の自販機においては、この電流制限制御の際は、例え
ば図1のように3室の自販機の場合、最も総合電流が大
きくなる左庫内:冷却,中庫内:加熱,右庫内:加熱の
組合せのモードにおいて、左庫内の冷却器7Aと中庫内
のヒータ4Bが働いている時は、右庫内のヒータ4Cを
オンをしないようにし、左庫内の冷却器7Aまたは中庫
内4Bのヒータのいずれかが停止した時、右庫内のヒー
タ4Cを通電するというように予め冷却器またはヒータ
に通電する庫内の優先順位を固定としていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来技術
においては、冷却又は加熱する庫内の優先順位を固定と
しているため、例えば加熱する必要があるホット商品が
多い冬季において右室のホット商品の温度上昇に時間が
かかってしまうという欠点があった。特に左庫内,中庫
内の商品のローディングがひんぱんに行われ、その庫内
温度が規定値になりにくい場合は、左庫内,中庫内を優
先して冷却・加熱するため右室はほとんど加熱されない
ため、ほとんど温まらないという重欠点があった。そこ
で本発明はこの問題を解消できる自動販売機の冷却・加
熱制御装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1の冷却・加熱制御装置は、商品を冷却又
は加熱して保管し販売に供する自動販売機であって、前
記商品を保管する複数の庫(1A〜1Cなど)と、前記
の各庫を冷却又は加熱するための冷却・加熱手段(冷却
機12、冷媒しゃ断弁10A,10C、ヒータ4A〜4
Cなど)と、常時は前記の庫を夫々所定温度に保持する
ように前記冷却・加熱手段をオン,オフ制御すると共
に、(モード切替SW13などを介して設定された)前
記の各庫ごとの冷却又は加熱の所定の組合せ設定モード
において、この自動販売機電源電流が所定の制御値を越
えるような前記冷却・加熱手段のオン,オフの組合せ状
態となったときは、予め優先しゃ断を指定された前記冷
却・加熱手段をオフする冷却・加熱制御装置(冷熱制御
部14など)とを備えた自動販売機において、前記冷却
・加熱制御装置は、現日付が1年を所定の日付で定まる
夏冬の2期間に分けたときの何れの期間に入るかを判別
し、この判別の結果、夏の期間に該当するときは前記冷
却・加熱手段中の所定の加熱手段を前記優先しゃ断の対
象とし、同じく前記判別の結果、冬の期間に該当すると
きは前記冷却・加熱手段中の所定の冷却手段を優先しゃ
断の対象とする手段(季節別総合電流制御手段14Aな
ど)を備えたものとする。
【0009】また請求項2の冷却・加熱制御装置は、商
品を冷却又は加熱して保管し販売に供する自動販売機で
あって、前記商品を保管する複数の庫(1A〜1Cな
ど)と、前記の各庫を冷却又は加熱するための冷却・加
熱手段(冷却機12、冷媒しゃ断弁10A,10C、ヒ
ータ4A〜4Cなど)と、常時は前記の庫を夫々所定温
度に保持するように前記冷却・加熱手段をオン,オフ制
御すると共に、(モード切替SW13などを介して設定
された)前記の各庫ごとの冷却又は加熱の所定の組合せ
設定モードにおいて、この自動販売機電源電流が所定の
制御値を越えるような前記冷却・加熱手段のオン,オフ
の組合せ状態となったときは、前記冷却・加熱手段のう
ち予め優先しゃ断を指定された複数の冷却・加熱手段
(以下優先しゃ断対象冷却・加熱手段という)の何れか
をオフする冷却・加熱制御装置(冷熱制御部14など)
とを備えた自動販売機において、前記優先しゃ断の実行
中は、前記優先しゃ断対象冷却・加熱手段の加熱手段に
ついてはその保持すべき庫の前記所定温度を所定量切下
げ、同じく該優先しゃ断対象冷却・加熱手段の冷却手段
についてはその保持すべき庫の前記所定温度を所定量切
上げる手段(優先しゃ断対象庫内切下げ手段14Bな
ど)を備えたものとする。
【0010】また請求項3の冷却・加熱制御装置は、請
求項2に記載の冷却・加熱制御装置において、前記優先
しゃ断対象冷却・加熱手段を加熱手段のみとするものと
する。また、請求項4の冷却・加熱制御装置は、商品を
冷却又は加熱して保管し販売に供する自動販売機であっ
て、前記商品を保管する複数の庫(1A〜1Cなど)
と、前記の各庫を冷却又は加熱するための冷却・加熱手
段(冷却機12、冷媒しゃ断弁10A,10C、ヒータ
4A〜4Cなど)と、常時は前記の庫を夫々所定温度に
保持するように前記冷却・加熱手段をオン,オフ制御す
ると共に、(モード切替SW13などを介して設定され
た)前記の各庫ごとの冷却又は加熱の所定の組合せ設定
モードにおいて、この自動販売機電源電流が所定の制御
値を越えるような前記冷却・加熱手段のオン,オフの組
合せ状態となったときは、予め優先しゃ断を指定された
前記冷却・加熱手段をオフする冷却・加熱制御装置(冷
熱制御部14など)とを備えた自動販売機において、外
気温を検出する手段(外気温検出部15など)を備える
と共に、前記冷却・加熱制御装置は、前記外気温検出手
段によって検出された外気温が所定の外気温(15℃な
ど)を上回るときは、前記冷却・加熱手段中の所定の加
熱手段を前記優先しゃ断の対象とし、同じく前記の検出
外気温が前記の所定外気温を下回るときは前記冷却・加
熱手段中の所定の冷却手段を優先しゃ断の対象とする手
段(外気温別総合電流制限手段14Cなど)を備えたも
のとする。
【0011】
【作用】請求項1に関わる発明では、自販機の電源電流
が規定値を越える場合、一年を所定の日付で定まる夏冬
の2期に分け、現日付が夏季に該当するときは所定の加
熱手段を優先的にオフし、現日付が冬季に該当するとき
は所定の冷却手段を優先的にオフするようにする。
【0012】また請求項2に関わる発明では、自販機の
電源電流が規定値を越える場合、複数の優先しゃ断対象
の冷却・加熱手段の何れかをオフするが、この際、該優
先しゃ断対象冷却・加熱手段の保持すべき庫の規定温度
を加熱手段については若干切下げ、冷却手段については
若干切上げることで、優先しゃ断対象冷却・加熱手段に
対応する庫の中で、殆ど加熱も冷却もされなくなる庫が
生ずることを防ぐ。
【0013】また請求項4に関わる発明では、自販機の
電源電流が規定値を越える場合、外気温が夏季相当(例
えば15℃以上)であれば所定の加熱手段を優先的にオ
フし、外気温が冬季相当(例えば15℃未満)であれば
所定の冷却手段を優先的にオフするようにする。
【0014】
【実施例】まず図1および図2を用いて請求項1に関わ
る発明の実施例を説明する。この発明では図1において
冷熱制御部14内にその機能の1部を分担する手段であ
って本発明の核心となる手段としての季節別総合電流制
限手段14Aが設けられている。
【0015】また前述のように左庫内1Aと中庫内1B
との間にはシャッタ9があり、このシャッタ9の開閉に
より中庫内1Bを左庫内1Aから冷気を通じ冷却した
り、冷気を断って加熱したりする。庫内1A〜1C各々
に庫内温度センサ2A〜2Cを持ち、全ての庫内が冷却
モードの場合、庫内1A,1B共に規定温度以下となっ
た時に、これ以上冷却されないように冷媒しゃ断弁10
Aを閉じる。右庫内1Cは単独にその庫内温が規定値以
下となった時に冷媒しゃ断弁10Cを閉じる。また冷媒
しゃ断弁10A,10Cが両方とも閉じる時は、モータ
・コンプレッサ12を停止させる。各庫内1A〜1C各
々についての冷却・加熱のモードはモード切換SW13
により設定する。なお中庫内1Bのモード切換SWはシ
ャッタ9の開閉手段と連動するようになっている。各庫
内1A,1B,1Cを夫々加熱に設定したときは、夫々
ヒータ4A,4B,4Cに通電される。
【0016】ところで最も総合電流値の大きいモード、
即ち(左庫内冷却)−(中庫内加熱)−(右庫内加熱)
のモード(以下便宜上、冷却,加熱を夫々C,Hで表わ
し、C−H−Hモードともいう)では、電源電流値が規
定値を越えないように庫内1B,1Cの何れかのヒータ
4B,4CをOFFするか、冷凍機12をOFFする必
要がある。
【0017】図2は図1の冷熱制御部14の季節別総合
電流制限手段14Aの動作の実施例を示すフローチャー
トである。この実施例では電源電流値が規定値を越えな
いようにするための前記のOFFの対象を季節に応じて
変えるようにする。次に図1を参照しつつ図2を説明す
る。なお以下S1〜S22の符号は図2中のステップを
示す。また図2ではヒータ4A,4B,4Cを夫々ヒー
タ#1,#2,#3と呼び、冷媒しゃ断弁10A,10
Cを夫々冷媒しゃ断弁#1,#2と呼ぶものとする。
【0018】即ち季節別総合電流制限手段14Aはモー
ド切換SW13による各庫内1A〜1Cの冷却,加熱の
設定をチェックし(S1)、冷却(C)−加熱(H)−
加熱(H)モードならば(分岐Y)、まず標準的に冷媒
しゃ断弁#1(10A)を開き、冷凍機(モータコンプ
レッサ)12をONし、かつヒータ#2(4B)をON
する。なおこのときシャッタ9は閉じられる。そして現
日付が4月1日から10月31日までの期間内にあるが
否かをチェックする(S3)。この例では4月1日〜1
0月31日までは夏季とし、それ以外は冬季とする。
【0019】ここで夏季ならば(分岐Y)、庫内(1
A),庫内1Bの夫々の空気温度を各々チェックして、 庫内1Aの温度>規定値(A) であって(S4,分岐Y)、かつ 庫内1Bの温度<規定値(B) ならば(S6,分岐Y)、モータ・コンプレッサ12お
よびヒータ#2(4B)をONとし、また電源電流を規
定値以下に保つために庫内1Cのヒータ#3(4C)を
優先的にOFFする(S5,S7)。
【0020】なおここで規定値(A)とは左庫内1Aに
対して定められている冷却時の規定の庫内温度を指し、
規定値(B)とは中庫内1Bに対して定められている加
熱時の規定の庫内温度を指すものとする。後述の規定値
(C)についても同様で、右庫内1Cに対して定められ
ている加熱時の規定の庫内温度を指すものとする。但し
前記ステップS4で、 庫内1Aの温度>規定値(A) でなければ(分岐N)、当然、モータコンプレッサ12
をOFFする(S8)。そしてこのとき、 庫内1Bの温度<規定値(B) であるか否かに応じて(S14)、ヒータ#2をONす
るか(S15)、OFFするが(S9)、何れにせよモ
ータ・コンプレッサ12をOFFしたので投入可能とな
ったヒータ#3(4C)をONする(S10)。
【0021】またモータ・コンプレッサ12をONして
いても(S5)、 庫内1Bの温度<規定値(B) でなければ(S6,分岐N)、当然、ヒータ#3をOF
Fし(S9)、これにより投入可能となったヒータ#3
をONする(S10)。他方、前記ステップS3で冬季
の場合には(分岐N)、庫内(1C),庫内(1B)の
夫々の空気温度を各々チェックし、 庫内(1C)の温度<規定値(C) であって(S11,分岐Y)、かつ 庫内(1B)の温度<規定値(B) ならば(S16,分岐Y)、ヒータ#3(4C)、ヒー
タ#2(4B)をONし、また電源電流を規定値以下に
保つためにモータ・コンプレッサ12を優先的に停止さ
せる(S12,S17,S18)。
【0022】但し前記ステップS11で 庫内1Cの温度<規定値(C) でなければ(分岐N)、当然、ヒータ#3をOFFする
(S13)。そしてこのとき 庫内1Bの温度<規定値(B) であるか否かに応じて(S19)、ヒータ#2をONす
るか(S21)、OFFするが(S20)、何れにせよ
ヒータ#3をOFFしたので、投入可能となったモータ
・コンプレッサをONする(S22)。
【0023】同様にヒータ#3がON状態であっても
(S12)、 庫内1Bの温度<規定値(B) でなければ(S16,分岐N)、当然、ヒータ#2をO
FFし(S20)、これにより投入可能となったモータ
・コンプレッサ12をONする。次に図3,図4を用い
て請求項2,3に関わる発明の実施例を説明する。図3
はこの発明の一実施例としての自販機の冷却・加熱シス
テムの構成図である。同図においては図1に対し冷熱制
御部14内に季節別総合電流制限手段14Aに代わり、
この発明の主体となる優先しゃ断対象庫内温切下げ手段
14Bが設けられた点のみが異なっている。
【0024】図4はこの図3の優先しゃ断対象庫内温切
下げ手段14Bの制御動作を示すフローチャートであ
る。この実施例では前述したC−H−Hモードではモー
タ・コンプレッサのON時には季節に関わりなく、ヒー
タ#2またはヒータ#3の何れか1方をOFFするが、
この際、庫内1B,1Cの規定値(B),(C)を所定
温度(この例では5℃)だけ切下げる。またこのC−H
−Hモードでモータ・コンプレッサがOFFしたとき
は、前記の切下げを止め、元の規定値に戻す。
【0025】次に図4の細部を説明する。なお、図4に
おいてもヒータ,冷媒しゃ断弁等の#符号による区別は
図2と同様である。また以下S31〜S49の符号は同
図中のステップを示す。即ち優先しゃ断対象庫内温切下
げ手段14Bは現在のモードがC−H−Hモードである
ことを判別すると(S31〜分岐Y)、先ず初期処理と
して冷媒しゃ断弁#1を開き、モータ・コンプレッサ1
2をONし、かつヒータ#2をON,ヒータ#3をOF
Fする(S32)。そして優先しゃ断対象となったヒー
タ#2,#3に対応する庫内1B,1Cの加温時の温度
規定値を夫々所定量(この場合5℃)だけ切下げる(S
33)。
【0026】次に庫内1Aの温度を調べ、この庫内温が
冷却時の規定値(A)以下でなければ(S34,分岐
N)、モータ・コンプレッサ12をONし(S35)、
庫内1Bの温度を調べる。ここで庫内1Bの温度が切下
げた規定値(B)以上でなければ(S36,分岐N)、
ヒータ#2をON,ヒータ#3をOFFし(S37)、
このC−H−Hモードの変更がない限り(S49,分岐
N)、ステップS33に戻る。
【0027】他方、前記ステップS36で庫内1Bの温
度が切下げた規定値(B)以上であれば(S36,分岐
Y)、ヒータ#2をOFFし,ヒータ#3をONする
(S38)。そして次に庫内1Cの温度を調べ、この庫
内温が切下げた規定値(C)以上でなければ(S39,
分岐N)、そのまま前記のステップS49へ抜け、逆に
庫内1Cの温度が切下げた規定値(C)以上であれば
(S39,分岐Y)、ヒータ#3をOFFして、前記の
ステップS49へ抜ける。
【0028】このようにしてこのC−H−Hモード中、
モータ・コンプレッサ12がONしている限り上記の手
順を繰返し、ヒータ#2,#3は、何れか一方のON時
には、必ず他方がOFFされるように制御されながら、
夫々、庫内1B,1Cの切下げた庫内温規定値を維持す
るようにON,OFFされる。次に前記のステップS3
4で庫内1Aの温度が規定値(A)以下であれば(分岐
Y)、モータ・コンプレッサ12をOFFし(S4
1)、かつ庫内1B,1Cの加熱時の温度規定値の切下
げを止めて、元の温度規定値に戻す(S42)。
【0029】そして庫内1Bの温度が正常の規定値
(B)以上であれば(S43,分岐Y)、ヒータ#2を
OFFし(S44)、逆に規定値(B)以上でなければ
(S43,分岐N)、ヒータ#2をONする(S4
5)。次に同様に庫内1Cの温度が正常の規定値(C)
以上であれば(S46,分岐Y)、ヒータ#3をOFF
し(S47)、逆に規定値(C)以上でなければ(S4
6,分岐N)、ヒータ#3をONする(S48)。そし
て前記ステップS49に進む。
【0030】このようにしてこのC−H−Hモード中、
モータ・コンプレッサ12がOFFしている限り、ヒー
タ#2,3は夫々独立に、庫内1B,1Cの切下げ前の
正常な庫内温規定値を維持するようにON,OFFされ
る。ところで図1,図2で説明した総合電流制限方式で
は、現実の外気温と関係なく季節によって優先しゃ断の
対象を変えるので、冬季でも温かい日にはコールド商品
がよく売れるのにそのような商品が冷却され難いという
問題がある。
【0031】図5はこの問題を解消するための請求項4
に関わる発明の一実施例としての冷却・加熱システムの
構成図である。同図においては図1に対して、外気温を
検出して冷熱制御部14に入力する手段としての外気温
検出部15が新設され、また冷熱制御部14内には季節
別総合電流制限手段14Aに代わる外気温別総合電流制
限手段14Cが設けられている点が異なる。
【0032】図6は図5の冷熱制御部14の外気温別総
合電流制限手段14Cの制御動作の実施例を示すフロー
チャートである。この図6では図2に対し、ステップS
3がS3Aに置換った点のみが異なる。即ち図6の例で
は外気温が15℃以上ならば(S3A,分岐Y)、図2
で述べた夏季と同じ動作を行い、逆に外気温が15℃未
満であれば(S3A,分岐N)、図2で述べた冬季と同
じ動作を行う。なおここで外気温は例えば1時間毎の平
均気温とする。
【0033】
【発明の効果】請求項1に関わる発明によれば、複数の
商品保管庫を持ち庫内の商品を冷却または加熱して販売
に供する自販機であって、各庫別の冷却または加熱の設
定モードの所定の組合せによって、自販機の電源電流
(総合電流)が規定値を越える場合、所定の庫の冷却・
加熱手段をOFFして電源電流を制限する自販機におい
て、夏季には冷却の庫内を優先して運転させ(換言すれ
ば所定の庫内の加熱手段を優先的にオフし)、冬季には
加熱の庫内を優先させて運転し(換言すれば所定の庫内
の冷却手段を優先的にオフし)、総合電流も制限するよ
うにしたので、商品温度を適温に保ちながら、電流値も
規定値内に抑えることができる。
【0034】また請求項2および3に関わる発明によれ
ば、各庫ごとの冷却又は加熱の所定の組合せ設定モード
において、この自販機の電源電流が所定の制御値を越え
るような前記冷却・加熱手段のオン,オフの組み合せ状
態となったときは、複数の加熱手段を優先しゃ断対象と
してその何れかをOFFし、電源電流を制限する自販機
において、この優先しゃ断の実行中は、前記複数の加熱
手段に対応する庫の保持すべき規定温度を所定量(例え
ば5℃)切下げるようにしたので、優先しゃ断対象の特
定の庫が殆ど加熱されなくなるという事態を防ぎ、著し
い欠陥の(つまり殆ど加熱されない)商品の販売を防止
することができる。
【0035】また請求項4に関わる発明によれば、自販
機の総合電流が規定値を越える場合、外気温が所定値を
上回る(夏季相当の)ときは冷却の庫内を優先して運転
させ、逆に外気温が所定値を下回る(冬季相当の)とき
は加熱の庫内を優先して運転させるようにしたので、常
に売筋の(販売が多い)商品の温度を適温に保ち、かつ
総合電流値も規定値内に制限することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に関わる発明の一実施例としての冷却
・加熱システムの構成図
【図2】図1の要部動作を示すフローチャート
【図3】請求項2,3に関わる発明の一実施例としての
冷却・加熱システムの構成図
【図4】図3の要部動作を示すフローチャート
【図5】請求項4に関わる発明の一実施例としての冷却
・加熱システムの構成図
【図6】図5の要部動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1(1A,1B,1C) 庫内 2(2A,2B,2C) 庫内温度センサ 4(4A,4B,4C) ヒータ 7(7A,7C) エバポレータ 9 シャッタ 10(10A,10C) 冷媒しゃ断弁 12 冷凍機(モータ・コンプレッサ) 13 モード切換SW 14 冷熱制御部 14A 季節別総合電流制限手段 14B 優先しゃ断対象庫内温切下げ手段 14C 外気温別総合電流制限手段 15 外気温検出部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商品を冷却又は加熱して保管し販売に供す
    る自動販売機であって、 前記商品を保管する複数の庫と、 前記の各庫を冷却又は加熱するための冷却・加熱手段
    と、 常時は前記の庫を夫々所定温度に保持するように前記冷
    却・加熱手段をオン,オフ制御すると共に、前記の各庫
    ごとの冷却又は加熱の所定の組合せ設定モードにおい
    て、この自動販売機の電源電流が所定の制御値を越える
    ような前記冷却・加熱手段のオン,オフの組合せ状態と
    なったときは、予め優先しゃ断を指定された前記冷却・
    加熱手段をオフする冷却・加熱制御装置とを備えた自動
    販売機において、 前記冷却・加熱制御装置は、現日付が1年を所定の日付
    で定まる夏冬の2期間に分けたときの何れの期間に入る
    かを判別し、この判別の結果、夏の期間に該当するとき
    は前記冷却・加熱手段中の所定の加熱手段を前記優先し
    ゃ断の対象とし、 同じく前記判別の結果、冬の期間に該当するときは前記
    冷却・加熱手段中の所定の冷却手段を優先しゃ断の対象
    とする手段を備えたことを特徴とする自動販売機の冷却
    ・加熱制御装置。
  2. 【請求項2】商品を冷却又は加熱して保管し販売に供す
    る自動販売機であって、 前記商品を保管する複数の庫と、 前記の各庫を冷却又は加熱するための冷却・加熱手段
    と、 常時は前記の庫を夫々所定温度に保持するように前記冷
    却・加熱手段をオン,オフ制御すると共に、前記の各庫
    ごとの冷却又は加熱の所定の組合せ設定モードにおい
    て、この自動販売機の電源電流が所定の制御値を越える
    ような前記冷却・加熱手段のオン,オフの組合せ状態と
    なったときは、前記冷却・加熱手段のうち予め優先しゃ
    断を指定された複数の冷却・加熱手段(以下優先しゃ断
    対象冷却・加熱手段という)の何れかをオフする冷却・
    加熱制御装置とを備えた自動販売機において、 前記優先しゃ断の実行中は、前記優先しゃ断対象冷却・
    加熱手段の加熱手段についてはその保持すべき庫の前記
    所定温度を所定量切下げ、同じく該優先しゃ断対象冷却
    ・加熱手段の冷却手段についてはその保持すべき庫の前
    記所定温度を所定量切上げる手段を備えたことを特徴と
    する自動販売機の冷却・加熱制御装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の冷却・加熱制御装置にお
    いて、前記優先しゃ断対象冷却・加熱手段を加熱手段の
    みとしたことを特徴とする自動販売機の冷却・加熱制御
    装置。
  4. 【請求項4】商品を冷却又は加熱して保管し販売に供す
    る自動販売機であって、 前記商品を保管する複数の庫と、 前記の各庫を冷却又は加熱するための冷却・加熱手段
    と、 常時は前記の庫を夫々所定温度に保持するように前記冷
    却・加熱手段をオン,オフ制御すると共に、前記の各庫
    ごとの冷却又は加熱の所定の組合せ設定モードにおい
    て、この自動販売機の電源電流が所定の制御値を越える
    ような前記冷却・加熱手段のオン,オフの組合せ状態と
    なったときは、予め優先しゃ断を指定された前記冷却・
    加熱手段をオフする冷却・加熱制御装置とを備えた自動
    販売機において、 外気温を検出する手段を備えると共に、 前記冷却・加熱制御装置は、前記外気温検出手段によっ
    て検出された外気温が所定の外気温を上回るときは、前
    記冷却・加熱手段中の所定の加熱手段を前記優先しゃ断
    の対象とし、同じく前記の検出外気温が前記の所定外気
    温を下回るときは前記冷却・加熱手段中の所定の冷却手
    段を優先しゃ断の対象とする手段を備えたことを特徴と
    する自動販売機の冷却・加熱制御装置。
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