JPH05216988A - テンプレート演算処理方法および装置 - Google Patents

テンプレート演算処理方法および装置

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JPH05216988A
JPH05216988A JP1866992A JP1866992A JPH05216988A JP H05216988 A JPH05216988 A JP H05216988A JP 1866992 A JP1866992 A JP 1866992A JP 1866992 A JP1866992 A JP 1866992A JP H05216988 A JPH05216988 A JP H05216988A
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data processing
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Mitsunobu Isobe
光庸 磯部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】演算をテンプレートの大きさに係わらない複数
のデータ処理回路に割り当て並列に処理させる構成をと
ることにより、小規模回路でVLSI化が容易、かつ大
きなテンプレートに対応できる演算処理方法とその装置
を提供する。 【構成】演算処理回路4とその内のデータ記憶用レジス
タとの間で循環シフト動作ができる入力回路5および出
力回路6で構成されるデータ処理回路1が直線的にP個
配列され、隣接した演算処理回路との間でデータが転送
できるように環状に接続された装置である。テンプレー
トデータはTバスライン7を通してP個の演算処理回路
へ同時に供給できるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル多値画像処
理の有用な基本操作であり、画像の位置決定、エッジ検
出、フィルタリング処理等に利用されるテンプレート演
算処理方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディジタル多値画像データのテン
プレート演算処理装置は、テンプレートの大きさに合わ
せて二次元配列した積和演算器、あるいは、テンプレー
トの大きさに合わせて一次元配列した積和演算器をパイ
プライン動作させ二次元配列のテンプレートに対応する
ようにした演算処理回路の構成をとっている。これらの
装置では、演算処理できるテンプレートの大きさは演算
処理回路の構成で一義的に決められている。
【0003】なお、この種の装置として関連するものに
は、アイ・イー・イー・イー アイ・エー・ピー・アー
ル ボリュームII (1990年) 第394頁から39
7頁(IEEE IAPR VolumeII(199
0)、pp394−397)、あるいは、1990年電
子情報通信学会春期全国大会講演論文集[分冊7]第7
−149頁等が挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、テ
ンプレートのサイズに合わせて積和演算器を二次元状に
配列する演算処理回路構成をとるために、計算処理の効
率は良いが、テンプレートのサイズが大きくなると演算
処理回路の規模はその大きさの二乗に比例し極端に増大
する。このため、大きなテンプレートに対応できるテン
プレート演算処理装置のVLSI化は困難であった。さ
らに、ディジタル多値画像の格納されている画像記憶回
路へのアクセスの回数もそれにつれて増加するが、演算
処理回路と画像記憶回路との間のデータ転送速度には制
限があるために、演算処理の速度を上げることが困難と
なる問題があった。
【0005】本発明は、ディジタル多値画像データのテ
ンプレート演算処理を小規模回路で実現できるようにす
ることを目的としており、さらにVLSI化が容易なテ
ンプレート演算処理方法とその装置を提供することであ
る。本発明の他の目的は、データ処理回路と画像記憶回
路との間のデータ転送速度による制限を受け難くし、テ
ンプレートサイズが大きくなってもその演算処理を高速
に実行できる方法および装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、積和演算器と2本のシフトレジスタと若干のデータ
記憶用レジスタからなる演算処理回路を複数個、直線的
に配列し、隣接する演算処理回路との間でのデータ転送
を可能とするように環状に接続した装置構成とし、テン
プレートの大きさには係わりなく、同一の装置構成でデ
ィジタル多値画像データのテンプレート演算処理を実行
できるようにするものである。
【0007】また、演算処理回路と画像記憶回路との間
のデータ転送速度の制約による演算処理速度の低下を防
ぐため、各々の演算処理回路内に画像データを一時記憶
させるためのシフトレジスタを設け、画像記憶回路に入
力してあるディジタル多値画像データの一部分を演算処
理回路の構成に応じて切り出し記憶させる。そのデータ
を隣接する演算処理回路との間で循環的に転送させるこ
とにより、各々の演算処理回路において同じ画像データ
を複数回、計算処理に使用することができるようにする
ものである。さらに、演算処理回路に計算処理の中間結
果を記憶するシフトレジスタを設けることにより、最終
計算処理結果を迅速に出力できるようにするものであ
る。
【0008】
【作用】演算処理回路を複数個、環状に接続した装置構
成をとり、隣接する演算処理回路との間でのデータ転送
を可能とすることにより、テンプレートの大きさには係
わりなく、必要とする計算処理速度に応じて、演算処理
回路の個数を変えることが可能となる。このため、テン
プレートのサイズが大きくなっても、上記従来技術によ
る装置構成とは異なり、必要最小限の回路規模でテンプ
レート演算処理装置が実現できる。
【0009】また、画像データの一部分を隣接する演算
処理回路との間で循環的に転送させると、各々の演算処
理回路において同じ画像データを複数回、計算処理に使
用することができるようになる。このため、画像記憶回
路からの画像データの読みだし回数を減少させることが
でき、演算処理回路と画像記憶回路との間のデータ転送
速度の制約による演算処理速度の低下を緩和することが
できる。
【0010】
【実施例】まず、本発明の実施例について詳細な説明を
する前に、本発明で言及する「テンプレート演算処理」
の内容について定義しておく。図2は、入力画像Iとテ
ンプレートTとそのテンプレート演算処理の内容を定義
した図である。入力画像I[i,j]は、大きさN1×
2のディジタル多値画像であり、テンプレート計算処
理の辞書となるテンプレートT[m,n]は、大きさK
×Kのディジタル多値データとする。同図の走査領域W
[i,j]とは、テンプレート領域を写像した、座標
[i,j]を左上頂点とする大きさK×Kの入力画像の
領域とする。
【0011】テンプレート演算処理とは、走査領域W
[i,j]を入力画像Iの左上から右下まで順次移動さ
せ、その全ての走査領域に対してテンプレートとの間
で、次式に示すテンプレート演算値S[i,j]を算出
することである。
【0012】
【数1】
【0013】ここで、m行目のテンプレートT[m,
n]と走査領域W[i,j]内のm行目の入力画像I
[i+m,j+n]のn=0から(K−1)までのK列
分の内積和を部分演算値A[i,j,m]とすると、テ
ンプレート演算値S[i,j]は、テンプレートT
[m,n]のm=0から(K−1)までのK行分の内積
和A[i,j,m]を加算した値として次式のように算
出することができる。
【0014】
【数2】
【0015】以下、本発明の一実施例を図1から図5に
基づいて説明する。
【0016】図1は、本発明を実現するためのディジタ
ル多値画像のテンプレート演算処理装置の構成を示した
ものである。同図の装置は、(積和演算器と若干のデー
タ記憶用レジスタからなる)演算処理回路4と演算処理
回路4内のデータ記憶用レジスタとの間で循環シフト動
作ができる入力回路5および出力回路6で構成されるデ
ータ処理回路1が直線的にP個配列され、隣接した演算
処理回路との間でデータが転送できるように環状に接続
された装置である。P個のデータ処理装置の各々に内蔵
されている入力回路へは入力画像記憶回路2から画像デ
ータを入力することができ、出力回路のデータは演算結
果格納回路3へ出力することができる。さらに、テンプ
レートデータはTバスライン7を通してP個の演算処理
回路へ同時に供給できるように構成されている。
【0017】当該装置において、数2式で定義したテン
プレート演算処理をP個のデータ処理回路に割り当て並
列に動作させると、その動作の概要は次の通りとなる。
【0018】まず、入力画像記憶回路2に記憶されてい
る画像データは、演算処理の割り当てに従い分割され、
P個のデータ処理回路の各々の入力回路に入力され、一
時記憶される。この一時記憶されている画像データは各
々の演算処理回路に出力される。これと同時に、循環シ
フト動作により、画像データは再び入力回路に戻され
る。演算処理回路では、この与えられた画像データを左
側に隣接する演算処理回路へシフト転送すると同時に、
Tバスライン7を通して送られてくるテンプレートデー
タとの積和を計算する。そして、次の動作では、右側に
隣接する演算処理回路から転送されてくる画像データを
左側に隣接する演算処理回路へシフト転送すると同時
に、Tバスライン7から送られてくる次のテンプレート
データとの積和を計算し前計算値と累算する。これら画
像データの転送とテンプレートデータとの積和累算動作
は、与えられた画像データが演算処理回路の間を一巡す
るまで繰り返され、その積和演算結果は部分演算値Aと
して各々の出力回路に出力される以上の部分演算値Aの
演算動作は、次々と新しい画像データが入力回路から演
算処理回路に与えられることにより、テンプレートの大
きさ分まで繰り返され、各々の出力回路にはテンプレー
ト演算結果が格納される。
【0019】さらに、入力画像記憶回路2から各々の入
力回路に新しい画像データを入力しながら、入力画像全
面にわたり、テンプレート演算動作が繰り返し行われ
る。この演算処理結果は、P個の出力回路6から順次読
み取られ、演算結果格納回路3に移され、テンプレート
演算処理動作は終了する。
【0020】つぎに、データ処理回路の具体的な構成と
その演算処理方法の詳細について、図3〜図5により説
明する。説明を簡略化するために、図2で定義した入力
画像Iは、N1=N2=Nの矩形サイズのディジタル多値
画像とする。
【0021】図3は、テンプレート演算処理装置の計算
処理機能をつかさどるデータ処理回路の具体的構成例を
示すものである。同図のデータ処理回路は、図1の直線
的に配列された複数個のデータ処理回路のp番目の一つ
を代表して示すもので、以下の回路要素から構成され
る。
【0022】・乗算器(MULT)9、加算器(AD
D)10および、Aレジスタ11からなる積和演算器
(MAC)8。
【0023】・画像データバッファ17からの画像デー
タを一時記憶する、N/P個の画像データがK組で構成
される。容量K×N/P段の入力シフトレジスタ14。
【0024】・演算処理の中間結果を記憶する、容量N
/P段の出力シフトレジスタ15。
【0025】・本装置外からの入力画像データを記憶す
る、容量2N/Pデータ分の画像データバッファレジス
タ17。
【0026】・右側に隣接するデータ処理回路(p+
1)からの転送データを記憶し、左側に隣接するデータ
処理回路(p−1)に出力するXレジスタ12および、
Yレジスタ13。この二つのレジスタは隣接するデータ
処理回路の同名のレジスタ同士と接続される。ただし、
データ処理回路の0番目と(P−1)番目の接続におい
ては、XレジスタはYレジスタと、YレジスタはXレジ
スタと交差して接続される。
【0027】・上記回路要素間のデータの受け渡し用レ
ジスタ18〜23。
【0028】入力シフトレジスタ14には、入力側にデ
ータ切替器16が設けられており、次の二つの動作モー
ドをとることができる。入出力データ受け渡しレジスタ
19、20を介してXレジスタ12と環状に接続するこ
とにより、Xレジスタを含めたデータの循環シフトがで
きる。さらに、データ切替器16を切り替え、画像デー
タバッファ17からの画像データを入力することもでき
る。また、出力シフトレジスタ15も、入出力データ受
け渡しレジスタ22、23を介してAレジスタ11と環
状に接続する構成をとることができ、Aレジスタを含め
たデータの循環シフトが可能な構成をとる。
【0029】当該データ処理回路におけるテンプレート
演算処理方法は次の通りである。
【0030】数2式で示すように、入力画像Iの座標
(i,j)におけるテンプレート演算値S[i,j]
は、部分演算値A[i,j,m]を累算した結果として
もとめることができる。
【0031】まず、テンプレートTの行番号mに該当す
る部分演算値A[i,j,m]は次の手順で計算され
る。
【0032】(I)データ受け渡しレジスタ20を介し
て、入力シフトレジスタ14の出力からXレジスタ12
に画像データを与える。これと同時に、データ受け渡し
レジスタ21を介して、入力シフトレジスタ14の一段
前の出力からYレジスタ13に画像データを与える。
【0033】(II)データ受け渡しレジスタ23を介し
て、出力シフトレジスタ15からAレジスタ11に、行
番号(m−1)の中間計算結果データとして、部分演算
値A[i,j,m−1]を与える。
【0034】(III)以下の三つの動作をq=0から(K
−1)までK回繰り返す。
【0035】Tバスライン7を経由して、乗算器(M
ULT)8に、テンプレートデータ25であるT〔m,
q〕を与える。
【0036】積和演算器8で「((Aレジスタ)+
((Xレジスタ)×T〔m,q〕)」を計算し、その結
果をAレジスタ11に格納する。但し、動作スキップ指
示がない場合に限る。
【0037】Xレジスタ12とYレジスタ13の内容
を隣接する(p−1)番目のデータ処理回路に転送す
る。
【0038】(IV)データ受け渡しレジスタ22を介し
て、Aレジスタ11の内容を出力シフトレジスタ15に
格納する。
【0039】以上、(1)から(IV)の操作を入力シフ
トレジスタ14と出力シフトレジスタ15を循環シフト
させながらN/P回繰り返すと、出力シフトレジスタ1
5にはテンプレートTの行番号mに該当する入力画像I
の行番号(i+m)でのN/P個の部分演算結果値が格
納される。このとき、不必要な出力値を計算しないよう
にするために、N/P回目の繰り返し操作時は、(K−
1)番から(P−1)番目のデータ処理回路では、上記
計算プロセスのうち(III)の積和演算動作をスキップ
するように制御する。
【0040】さらに、この行番号(i+m)の部分演算
値の計算操作をm=0から(K−1)までK回繰り返す
と、出力シフトレジスタ15に格納されている部分演算
値の計算結果は各行の計算操作毎に一回、合計でK回更
新され、最終値としては入力画像Iの行番号iのN/P
個のテンプレート演算値[i,x]となる。
【0041】このような計算操作が、P=0から(P−
1)までのP個のデータ処理回路で並列に実行されるの
で、入力画像Iの行番号iのj=0から(N−1)列ま
でのN個のテンプレート演算値S[i,j]は、P個の
データ処理回路の出力シフトレジスタに分散して格納さ
れることになる。
【0042】図4は、入力画像Iの大きさが8×8、テ
ンプレートTの大きさが3×3、データ処理回路が4個
のときの、行番号i=1でのテンプレート演算値S
[1,x]の演算事例を具体的に示したものである。同図
の4個の入力回路の内容は計算操作に入る前の画像デー
タの格納状態を表しており、各行毎の画像データ2個が
3組格納されている。また、4個の出力回路の内容は計
算操作後の行番号i=1の各列のテンプレート演算値の
格納状態を表している。
【0043】これまでは、入力シフトレジスタには予め
所定の画像データが格納されているとしてテンプレート
演算動作を説明してきたが、ここでは、画像データの入
力レジスタへの入力方法について説明する。演算に必要
な新しい画像データは画像データバッファレジスタ17
からデータ切替器16を介して入力シフトレジスタ14
へ与えることになる。その方法は次の通りである。
【0044】まず、最初の行すなわち、行番号i=0の
演算処理に入る前に、初期データとして、予め、演算に
必要な画像データを入力しておく。
【0045】つぎに、各々のデータ処理回路では、行番
号iの部分演算値A[i,x,0]を計算中に、行番号
(i+K)の画像データを画像データバッファレジスタ
から読み込む。それ以後の(i+1)行から(i+K)
行までの部分演算値を計算している間では、演算処理回
路に出力された画像データは、循環シフト動作により、
入力シフトレジスタへ再び戻される。この手順をデータ
入力方法Iとする。この動作状態を具体例で表したの
が、図5である。同図は、入力画像Iの大きさが8×
8、テンプレートTの大きさが3×3、データ処理回路
が4個の装置構成において、p番目のデータ処理回路が
テンプレート演算値S[0,x]、S[1,x]を順
次、計算しているときの、入力シフトレジスタの内容を
行番号で示したものである。同図に示すように、行番号
iの演算処理が終了した時点では、入力シフトレジスタ
には行番号(i+1)の演算に必要な画像データは準備
されていない。このため、上記のデータ入力方法Iで
は、ダミー演算操作すなわち、演算動作をせずに画像デ
ータの循環シフト動作のみを行い、入力シフトレジスタ
内の画像データを並べ変えた後、行番号(i+1)の演
算に入ることになる。
【0046】この演算の無駄時間を防ぐ良い方法は、行
番号iの演算処理が終了した時点に、行番号(i+1)
の演算に必要な画像データを準備しておくことである。
このため、画像データバッファから新しい画像データを
与えるタイミングやTバスラインからのテンプレートデ
ータを与える順番に工夫を加えたデータ入力方法IIをと
ることにより、上記の無駄な画像データの循環シフト動
作を解消する。すなわち、行番号(i+1)の部分演算
値A[i+j,x,j]を計算中に行番号(i+K+
j)の画像データを、画像データバッファレジスタから
読み込むようにする。それ以外の部分演算値を計算して
いる間は、演算処理回路に出力された画像データは、循
環シフト動作により、入力シフトレジスタへ再び戻され
る。また、テンプレートデータを与える順番は演算する
行番号により変わり、次に示すような時系列順とする。
【0047】 S[i,x] :T0,T1,・・・,TK-1 S[i+1,x] :TK-1,T0,・・・,TK-2 S[i+K−1,x]:T1,T2,・・・,T0 S[i+K,x] :T0,T1,・・・,TK-1 図6は、入力画像Iの大きさが8×8、テンプレートT
の大きさが3×3、データ処理回路が4個の装置構成に
おいて、p番目のデータ処理回路がテンプレート演算値
S[0,x]、S[1,x]、S[2,x]、S[3,
x]を順次、計算しているときの、入力シフトレジスタ
の内容を行番号で示したものである。同図は各行の部分
演算値の計算操作に入る前の画像データの格納状態を行
番号で表しており、無駄な画像データの循環シフト動作
が解消されていることがわかる。
【0048】以上のように本実施例によれば、ディジタ
ル多値画像データを対象とした、大きなテンプレートに
対応でき、かつ小規模回路でVLSI化が容易なテンプ
レート演算処理装置を実現できる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、ディジタル多値画像の
テンプレート演算処理装置において、そのテンプレート
演算を当該装置を構成する(テンプレートの大きさに係
わらない)P個のデータ処理回路に割り当て並列に処理
させる方法をとることにより、そのデータ処理回路に内
蔵されているシフトレジスタの段数の変更と、画像デー
タの入力手順を変えるだけで、各種のテンプレートサイ
ズに対応できる効果がある。また、当該装置の内部構成
(データ処理回路の個数とそれに内蔵されているシフト
レジスタの段数等)は、必要とする演算速度に応じて、
容易に変えることができるので、不必要に回路規模を大
きくせずに当該装置を実現できる効果がある。また、当
該装置を構成するデータ処理回路を全て同一の回路要素
で構成し、同一の制御で動作させることができるので、
当該装置のVLSI化が容易となる効果がある。また、
当該装置に入力された画像データは当該装置を構成する
複数のデータ処理回路間で循環シフトしながら演算処理
動作を行うので、当該装置への画像データの入力頻度は
同一の画像データに対し1回の入力のみでよく、当該装
置と外部画像データ記憶回路との間でのデータ転送速度
の制約による演算処理速度の低下を緩和する効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である、テンプレート演算処
理回路の構成図である。
【図2】入力画像Iと、テンプレートTと、テンプレー
ト演算処理内容を定義する図である。
【図3】データ処理回路の構成を示す図である。
【図4】行番号i=1におけるテンプレート演算値S
[1,x]の計算事例を示す図である。
【図5】データ入力方法Iにおいて、テンプレート演算
値S[0,x]、S[1,x]を順次、計算していると
きの、入力シフトレジスタの内容を示した図である。
【図6】データ入力方法IIにおいて、テンプレート演算
値S[0,x]、S[1,x]S[2,x]、S[3,
x]を順次、計算しているときの、入力シフトレジスタ
の内容を示した図である。
【符号の説明】 1…データ処理回路 2…入力画像記憶回路 3…計算
結果格納回路 4…演算処理回路 5…入力回路 6…
出力回路 7…Tバスライン 8…積和演算器(MA
C) 9…乗算器(MULT) 10…加算器(AD
D) 11…Aレジスタ 12…Xレジスタ 13…Y
レジスタ 14…入力シフトレジスタ 15…出力シフ
トレジスタ 16…データ切替器 17…画像データバ
ッファレジスタ 18〜23…データ受け渡しレジスタ
24…入力画像データ 25…テンプレートデータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル多値画像データの演算処理方法
    であって、特に、二次元配列の前記画像データと同じく
    二次元配列のテンプレートデータとの積和演算処理であ
    るテンプレート演算処理を行うために、テンプレートの
    大きさに係わらない複数個のデータ処理回路にその演算
    処理を割り当て、これを並列に動作させる構成におい
    て、当該データ処理回路を直線状に配列し、隣接する当
    該データ処理回路間を環状に接続し、さらに、当該デー
    タ処理回路内に積和演算器と画像データおよび演算結果
    を一時記憶する循環シフトレジスタを設け、当該循環シ
    フトレジスタを循環させ、隣接する当該データ処理回路
    間で画像データの転送を行いながら演算処理を実行する
    ことを特徴とするテンプレート演算処理装置。
  2. 【請求項2】全てのデータ処理回路を同一の回路要素で
    構成し、同一の制御指令で動作させることを特徴とする
    請求項1記載のテンプレート演算処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、データ処理回路の個数
    および当該データ処理回路に内蔵する循環シフトレジス
    タの段数を変更し、当該データ処理回路への画像データ
    およびテンプレートデータの入力手順を変更し、任意の
    大きさのテンプレートに対する演算処理を全てのデータ
    処理回路において間断なく動作させることを特徴とする
    テンプレート演算処理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009123074A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Mega Chips Corp 画像処理装置
WO2009113144A1 (ja) * 2008-03-14 2009-09-17 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 対象物追跡装置および対象物追跡方法

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