JPH052162Y2 - - Google Patents

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JPH052162Y2
JPH052162Y2 JP1987201057U JP20105787U JPH052162Y2 JP H052162 Y2 JPH052162 Y2 JP H052162Y2 JP 1987201057 U JP1987201057 U JP 1987201057U JP 20105787 U JP20105787 U JP 20105787U JP H052162 Y2 JPH052162 Y2 JP H052162Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は生体から微弱電圧を検出するために用
いられる生体用誘導電極に関するものである。
〔従来の技術〕
周知のように生体に発生する生体電気は心臓、
脳、筋肉などの活動によつて誘起されている。
特に心臓に発生した生体電気は、生体の皮膚面
に誘起された微弱電流を外部の心電計で記録し、
心臓の異常を診断している。
そしてこの心電計は、人力部を生体と電気的に
結合させるために生体の皮膚面に生体用誘導電極
を密着しなければならない。
この皮膚の表面に密着される従来の生体誘導電
極Aを第5図に従つて説明すると、図中1は金属
製の電極素子で、この電極素子1に伸縮基材2を
嵌合させ、且つこの伸縮基材2の上下を上下挟持
部材20,21とによつて挟持し、伸縮基材2を
電極素子1に固定する。
また電極素子1の底部13は広めに形成され、
直接生体の皮膚面Mに密着し、生体内から生体の
微弱電流を導出することとなる。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような構成の生体用誘導電極Aのうちでも
電極素子1は、直接皮膚面Mと接して微弱電流を
導出するので生体用誘導電極Aのなかでも重要な
ものである。
ところで上記のような電極素子1は銀メツキし
て製造されていたが、このように銀メツキで電極
素子1を製造する方法は工程が複雑化するととも
に危険性があり、製作上高価になる。
さらに生体用誘導電極Aは、その電極素子1の
頭部11にリード線端子(図示せず)が取り付け
られ、そのリード線端子を介して皮膚面Mから誘
起された微弱電圧を心電計(図示せず)に誘導し
ている。しかしながらリード線端子が電極素子1
の頭部に取り付けられると、何らかの外圧によ
り、リード線端子が働くとそれに伴つて電極素子
1も動き、その結果電極素子1が皮膚面Mから離
れ正確な心電図の測定ができ難いという課題があ
つた。
本考案はこのような電極素子が銀メツキである
ため製作上高価になるための課題、電極素子に対
するリード線端子の保持の課題などを解決するこ
とを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案は次のような
生体用誘導電極を提供する。即ち本考案は、頭部
と、この頭部とに連結した首部と、この首部の下
側にあつて首部より広く形成された底部とを有す
る合成樹脂製電極素子の基材の外表面に金属の粉
末がコーテイングされた電極素子と、中央部が切
欠された開口を有し、下面の体の皮膚面と密着さ
せるために粘着剤を塗布してなる粘着基材と、そ
の一端部はこの粘着基材の外表面に取り付けられ
その他端部は前記電極素子の底部の外表面を押圧
支持するとともに、棒状リード線を前記首部に押
圧するための突起がその上面部に形成された硬質
支持基材とからなる、生体用誘導電極である。
〔作用〕
上記構成において本考案は、電極素子の合繊樹
脂製の基材の外表面に金属の粉末をコーテイング
して電極素子を形成したので、電極素子の外表面
に凹凸が形成される。
さらに電極素子の外表面を押圧支持しているの
で、心電図測定中にリード線端子が外圧により動
かされても生体用誘導電極が皮膚面から離れるこ
とはない。
さらに硬質支持基材に突起が設けられているの
で、棒状リード線端子を取り付けることができ
る。
〔実施例〕
本考案の実施例について、以下図面にしたがつ
て本考案の構成が実際上どのように具体化される
かをその作用とともに説明する。
第1図は本考案の生体用誘導電極Aの斜視図
で、図中1は生体用電極Aの電極素子を示してい
る。
この電極素子1は第2図に示されるように、頭
部11と、この頭部11の下側に形成された首部
12と、この首部の下側に形成される底部13と
から構成されるもので、合成樹脂を基材14と
し、外周面には銀、アモルフアス合金等の金属粉
末がコーテイング層15としてコーテイングされ
導電性が付与されている。
この基材14を合成樹脂製としたことは、大量
生産に適し、コストを低廉化できることと、軽量
化による生体の皮膚面に対する装着の安定化と、
熱の伝導を阻止し、装着時の皮膚面における冷感
防止を図るためである。また基材14の外周面に
金属の粉末をコーテイングしたのは、基材14の
外周面に凹凸が形成されて有効面積が増大したた
め、電極特性が良好になるためである。
この頭部11の下側にある首部12は頭部11
と略同じ径で形成される。
この首部12の下側には底部13が首部12よ
り広く形成され、電極素子1は全体として逆T型
状をなしている。
前記電極素子1に粘着基材2と硬質支持基材3
と補助材4とが取り付けられて電極Aを構成して
いる。
前記粘着基材2は直接皮膚の表面に密着される
もので、第2図に示されるように、その上下両面
に粘着材2aが塗布された高分子材料製の不織布
のリング状の伸縮材料で且つイオン導電性を有す
る電解質で構成されている。
この粘着基材2の上面に射出成形された高分子
材料がある硬質製の硬質支持基材3の一端部が接
着されており、その他端部は前記電極素子1の底
部13の外周面を押圧支持している。
またこの硬質支持基材3の上面部3aから上方
へ且つ前記首部12へ向けて突起3bが形成さ
れ、この突起3bと首部12との間に棒状リード
線端子30が挿入できる端子嵌合口3cが形成さ
れ、第1図に示されるようにリード線31が連結
されている棒状リード線端子30が挿入できると
ともに、突起3bと首部12とで棒状リード線端
子30を押圧支持している。
また前記したように硬質支持基材3は前記電極
素子の底部の外周面を押圧支持しているので、棒
状リード線端子30が何らかの外圧を受けて揺動
しても、硬質支持基材3で電極素子1を強固に固
定できるので、例え、棒状リード線端子30が揺
動しても、電極素子1は棒状リード線端子30の
揺動に応じて動くことはなくなり、その結果生体
用誘導電極Aはひふ面から心電図測定中に剥離す
ることはない。
4は硬質支持基材3の底部に接着された補助材
であつて含水ゲル層であり、この含水ゲル層はゼ
ラチン、寒天、ポリアクリルアミド等で製造さ
れ、かなりの粘着性を有するとともに導電性を有
している。この補助材4を皮膚面に密着すると、
皮膚面に誘起された微弱電圧を電極素子1に導く
ものである。
この補助材4は、電極素子1の底部13を直接
皮膚の表面に密着させると皮膚の表面の接触抵抗
により、正確な微弱電圧が測定できないので、予
め皮膚面にクリーム等を塗布して接触抵抗を弱め
そのクリーム上に電極素子1の底部13を接触し
て微弱電圧を測定していたが、このように微弱電
圧を測定する毎にクリームを塗布することは面倒
で非能率であるので、硬質支持基材3の底部3に
クリームの働きをする含水ゲル層を接着して、い
ちいちクリームを塗布する不便を除去するように
したものである。
この補助材4としては、含水ゲル層に代えてゼ
リーを含浸させたポリウレタン・フオーム層を使
用することもある。
6は生体用誘導電極Aを保護しているカバーで
ある。このカバー6は上面が粘着基材2に接着し
ているセパレータ5の下面に接着され使用に際し
てはセパレータ5の一端に形成されている着脱片
5aを指でつまんで剥離するものである。
〔考案の効果〕
以上本考案によれば、合成樹脂の基材の外周面
を金属の粉末でコーテイングして電極素子を形成
したので、電極素子の外周面に凹凸が形成されて
有効面積が増大するため、電極特性が良好にな
り、その結果軽量化することができ、その軽量化
のため皮膚面に密着した場合、皮膚面から生体用
誘導電極が脱落し難く安定する。
また電極素子は合成樹脂を基材としたので、大
量生産によるコストの低廉化が可能で、使い捨て
による衛生面の向上が図られると同時に、熱の伝
導を阻止し、皮膚面における装着時の冷感を防ぐ
ことができる。
さらに硬質支持基材の上表面に突起を設けたの
で、この突起に棒状リード線端子を挿入すること
により、リード線端子を生体用誘導電極に簡易に
接続でき便利である。
加えて硬質支持基材は、その一端部が粘着基材
の外表面に取り付けられその他端部は電極素子の
底部の外表面を押圧支持しているので、棒状リー
ド線端子がなんらかの外圧を受けて揺動しても、
電極素子は棒状リード線端子の揺動に応じて動く
ことはなくなり、その結果生体用誘導電極は生体
の皮膚面から剥離することはない等の利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の生体用誘導電極の一実施例の
斜視図、第2図は第1図の−線断面図、第3
図は従来の生体用誘導電極の説明図である。 A……生体用誘導電極、1……電極素子、2…
…粘着基材、3……硬質支持基材、3b……突
起、11……頭部、11a……凹設部、12……
首部、12a……首部のストレート部、13……
底部、15……コーテイング材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 頭部と、この頭部とに連結した首部と、この
    首部の下側にあつて首部より広く形成された底
    部とを有する合成樹脂製電極素子の基材の外表
    面に金属の粉末がコーテイングされた電極素子
    と、中央部が切欠された開口を有し、下面に体
    の皮膚面と密着させるために粘着剤を塗布して
    なる粘着基材と、その一端部はこの粘着基材の
    外表面に取り付けられその他端部は前記電極素
    子の底部の外表面を押圧支持するとともに、棒
    状リード線を前記首部に押圧するための突起が
    その上面部に形成された硬質支持基材とからな
    る、生体用誘導電極。 (2) 前記粘着基材は、高分子材料性不織布である
    ことを特徴とする、実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の生体用誘導電極。 (3) 前記粘着基材は、その上下両面に粘着剤を塗
    布したリング状の伸縮材料であることを特徴と
    する、実用新案登録請求の範囲第1項記載の生
    体用誘導電極。 (4) 前記粘着基材は、イオン導電性を有する電解
    質であることを特徴とする、実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の生体用誘導電極。 (5) 前記硬質基材は、射出形成された高分子材料
    であることを特徴とする、実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の生体用誘導電極。
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