JPH0521623U - 藻刈り作業船の刈取り取込み装置 - Google Patents

藻刈り作業船の刈取り取込み装置

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JPH0521623U
JPH0521623U JP1917991U JP1917991U JPH0521623U JP H0521623 U JPH0521623 U JP H0521623U JP 1917991 U JP1917991 U JP 1917991U JP 1917991 U JP1917991 U JP 1917991U JP H0521623 U JPH0521623 U JP H0521623U
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JP
Japan
Prior art keywords
algae
water
vertical blades
hull
scraping
Prior art date
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Pending
Application number
JP1917991U
Other languages
English (en)
Inventor
輝光 大家
久一 坂本
智 加須屋
邦夫 土井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Original Assignee
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yanma Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication of JPH0521623U publication Critical patent/JPH0521623U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水中に繁殖する藻類を刈取る際に水面に浮遊
するものを藻刈り機内に取込み可能とする。 【構成】 横刃1および該横刃1の両側上方に垂立する
両縦刃2a、2bを有する藻刈り機3を前後進自在に船
体4の前方に装備して水中に繁殖する藻を刈取る藻刈り
作業船において、前記両縦刃2a、2bの前方には前方
から内側方へ内側に回転する掻込みホイル5a、5bを
それぞれ配備したものであり、また、両掻込みホイル5
a、5bを上下動調節自在にしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、船体の前方に装備した藻刈り機により水中に繁殖する藻を刈取る藻 刈り作業船の刈取り掻込み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来は、横刃および該横刃の両側上方に垂立する両縦刃を有する藻刈り機を前 後進自在の船体の前方に装備して水中に繁殖する藻を刈取る藻刈り作業船におい て、刈取った藻類のみが、船体の前進によって藻刈り機に取込まれるようになっ ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、水面や両縦刃の前方外側方に浮遊する雑草やごみなど、あるい は葦などの草を取込むことはできず、しかも、それらの浮遊物などに両縦刃があ たることになって切断性能が低下し、作業性が悪い、といった不具合を呈してい た。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、そのような不具合を解決し、作業性を一段と向上させることができ るように工夫したものであり、そのため、両縦刃の前方には前方から内側方へ内 側に回転する掻込みホイルをそれぞれ配備して構成したものであり、また、両掻 込みホイルを上下動調節自在にして構成したものである。
【0005】
【作用】
したがって、両側の両掻込みホイルが前方から内側方へ内側にそれぞれ回転す るので、両縦刃の前方から外側方にある浮遊物などを刈刃の内方側に良好に取込 むことができることになり、しかも、両縦刃はそれらの浮遊物に当たることなく 藻類を確実良好に切断できることになり、また、水中の浮遊物の状態に合わせて 、両掻込みホイルを上下動調節して適応させ、作業性を一段と向上させることが できる。
【0006】
【実施例】
図1ないし図5において、図5は藻刈り作業船全体の側面図を示し、空洞形船 体4の両側前後には油圧モータ6により正逆転駆動する水車7をそれぞれ上下動 可能にして軸架するとともに、船体4の上方には後部エンジン部8を有する搭乗 運転部9を装備し、船体4の内部には前後方向の前部コンベア10を配備し、該 前部コンベア10の後方には、油圧シリンダ11により始端部を軸にして終端部 が上動し水平姿勢から傾斜姿勢に変更できる後部コンベア12を配備し、また、 前記船体4の前方で油圧シリンダ13により支点軸14中心に回動させながら上 下動させることができる上方開放形の藻刈り機3の底部には、後部が前記前部コ ンベア10の始端側上方に位置する引揚げコンベア15を装備し、前記藻刈り機 3の前方開口部の底部には横刃1を全幅にわたり横設するとともに、該横刃1の 両側上方には両縦刃2a、2bをそれぞれ立設し、藻刈り機3の前部側方で前記 引揚げコンベア15に連動する連動杆16により前記縦刃2a、2bおよび横刃 1を駆動できるようにして従来形同様に構成する。
【0007】 前記藻刈り機3の前方となる前記両縦刃2a、2bの前方には角形の駆動軸1 7、17をそれぞれ立設し、該両駆動軸17、17の上下部をそれぞれ軸架した 上方アーム18と下方アーム19の基部を、縦刃2a、2bの上下位置のフレー ム20、21に締付けねじ22、22を介し回動固定自在に枢着し、両上方アー ム18、18の上方に設けたモータ23、23により左右の駆動軸17、17を それぞれ正逆転駆動自在にして、両駆動軸17、17には中空フロート状のスタ ーホイル形の掻込みホイル5a、5bの角形ボス24をそれぞれ摺動自在に嵌合 するとともに、セットボルト25により掻込みホイル5a、5bを駆動軸17、 17に固定可能にして構成する。
【0008】 したがって、作業船は各水車7によって前進しながら藻刈り機3の横刃1およ び両縦刃2a、2bによって水中の藻類を刈取りながら刈込んで、刈取った藻類 を引揚げコンベア15に載せて引揚げながら前部コンベア10上に落下して後方 に搬送し積み込むことができることになり、別の運搬船に積みかえる際には図5 に仮想線で示すように後部コンベア12を傾斜させて搬出させることができるこ とになり、また、積み込み量によって船体の沈み具合が異なってくるので、各水 車7を上下動させながら水面から適正位置にして推進効率を良くすることができ ることになり、藻刈り機3も上下動させて刈取りの水中深さを調節できることに なる。
【0009】 その場合、両側の両掻込みホイル5a、5bが矢印イ、ロで示すように前方か ら内側方へ内側にそれぞれ回転し、セットボルト25を弛めておくと図2に仮想 線で示すように両掻込みホイル5a、5bは水面側に浮上することになって、両 縦刃2a、2bの前方から外側方にある浮遊物などを両縦刃2a、2bの内方側 に取込むことができることになったり、流木などを跳ね出すことができることに なり、そのため、両縦刃2a、2bはそれらの浮遊物に当たることなく藻類に確 実良好に切断できることになり、各締付けねじ22を弛めてアームを矢印ハ、ニ で示すように回転させると、掻込み幅Wを調節できることになり、また、両掻込 みホイル5a、5bを水中で作用させたい場合には、上下動させてセットボルト 25により駆動軸17に固定すると、適応位置にセットすることができる。
【0010】 図6は他の第1例を示し、連動杆16により駆動される縦刃2aと横刃1およ び横刃1と縦刃2bをロッド26a、26bを介してそれぞれ連動連繋するとと もに、そのロッド26a、26bの部分の前方にカバー27a、27bをそれぞ れ被着して、草が絡まないようにして良好に伝動できるよう構成したものであり 、また、図7および図8は他の第2例を示し、各水車7の前方には、藻類を機体 の外側方へ押し出すことができるような形状の刃体28を接近させて船体4の側 部にそれぞれ固定し、水車7の羽根に7aと刃体28との間で藻類を切断しなが ら水車7に藻類が巻付くのを防止できるように構成したものである。
【0011】 図9および図10は他の第3例を示し、前記実施例とは同一符号で示すように 略同様に構成するが、搭乗運転部9の後部のエンジン部8からは後部コンベア1 2の上方へ向け排気ダクト29を延設して、後部コンベア12により後方へ少し ずつ搬送される藻類に排ガスを吹きつけて乾燥できるように構成したものである 。
【0012】 図11は他の第4例を示し、船体4の両側部の前後位置にはL状の支持金30 をそれぞれ立設し、複数のフロート状アウトリガー31を固設した両支持枠32 、32の両端部を前後の支持金30、30の中心部に枢支して、波のある広い所 では船体4の両側に各アウトリガー31を接合させて係止めピン33の挿着固定 により安定した作業を行なったり、狭い所では仮想線で示すように上方へ折りた たんでおいたり、水上での点検・整備時には折りたたんでおいて手すり兼ガード レールになるように構成したものであり、また、図12は他の第5例を示し、船 体4の両側部に着脱できるガイドレール34、34に複数のアウトリガー31を 着脱できるようにして、波のある広い所では図中、左側に示すように各アウトリ ガー31を取付けて安定した作業ができるとともに、狭い所では図中、右側に示 すようにアウトリガー31およびガイドレール34を取外しておくことができる ように構成したものである。
【0013】 図13は他の第6例を示し、機体の重心位置となる船体4の部位の下部に油圧 昇降式のターンテーブル35を取付け、該ターンテーブル35を上昇させると機 体は支障なく前後進できることになり、図示のとおりターンテーブル35を下げ て機体を浮上させると、転回させることができるように構成したものである。
【0014】
【考案の効果】
このように本考案は、両側の両掻込みホイル5a、5bを前方から内側方へ内 側にそれぞれ回転させて、両縦刃2a、2bの前方から外側方にある浮遊物など を刈刃の内方側に良好に取込むことができるとともに、両縦刃2a、2bはそれ らの浮遊物に当たることなく藻類を確実良好に切断して藻刈り機3内に取込むこ とができることになり、また、刈取り深さにかかわらず両掻込みホイル5a、5 bを上下動させながら適応させることができることになり、刈刃の切断機能向上 とともに作業性を一段と向上させることができることになり、簡単な構造にして 好適に実施できる特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の要部を示した平面図である。
【図2】本考案の実施例の要部を示した側面図である。
【図3】掻込みホイルの横断面を示した断面図である。
【図4】作業船を概略示した平面図である。
【図5】作業船全体を示した側面図である。
【図6】第1例を示した正面図である。
【図7】第2例を示した平面図である。
【図8】第2例を示した側面図である。
【図9】第3例を示した平面図である。
【図10】第3例を示した側面図である。
【図11】第4例を示した斜視図である。
【図12】第5例を示した斜視図である。
【図13】第6例を示した側面図である。
【符号の説明】
1 横刃 2a 縦刃 2b 縦刃 3 藻刈り機 4 船体 5a 掻込みホイル 5b 掻込みホイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 土井 邦夫 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横刃1および該横刃1の両側上方に垂立
    する両縦刃2a、2bを有する藻刈り機3を前後進自在
    の船体4の前方に装備して水中に繁殖する藻を刈取る藻
    刈り作業船において、前記両縦刃2a、2bの前方には
    前方から内側方へ内側に回転する掻込みホイル5a、5
    bをそれぞれ配備してなる刈取り掻込み装置。
  2. 【請求項2】 両掻込みホイル5a、5bを上下動調節
    自在にしてなる請求項1記載の藻刈り作業船の刈取り取
    込み装置。
JP1917991U 1991-03-04 1991-03-04 藻刈り作業船の刈取り取込み装置 Pending JPH0521623U (ja)

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JP1917991U JPH0521623U (ja) 1991-03-04 1991-03-04 藻刈り作業船の刈取り取込み装置

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JP1917991U JPH0521623U (ja) 1991-03-04 1991-03-04 藻刈り作業船の刈取り取込み装置

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JP1917991U Pending JPH0521623U (ja) 1991-03-04 1991-03-04 藻刈り作業船の刈取り取込み装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115182317A (zh) * 2022-07-13 2022-10-14 黄河机械有限责任公司 渠道水下边坡藻类收割式清除方法
CN115369840A (zh) * 2022-07-13 2022-11-22 黄河机械有限责任公司 方便调节割刀角度的渠道水下边坡藻类收割船

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