JP3559912B2 - 水草刈取機 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば湖や池などに自生する水草を刈取って除去する水草刈取機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、水草を刈り取って船上に引き上げる水草取込部と、この水草取込部から落下する水草を受け取って貯留部に搬送する搬送部とを台船上に装備させ、台船を運転しながら水草の刈取作業を行う技術がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、水草は、蔦状の茎等から成っていて嵩高く、又、多量の水分を含むため重く、台船上に一度に貯留できる水草の量が限られ、頻繁に水草を他の船や岸に排出する必要が生じ、作業性が悪い問題がある。
【0004】
本発明の目的は、水草を嵩低くできると共に軽量にでき、台船上に貯留できる水草量を増大でき、作業性を向上できる水草刈取機を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記目的を達成するため、図1に示すように、水草を刈り取って船上に引き上げる水草取込部と、該水草取込部から落下する水草を搬送する搬送部と、搬送された水草を貯留する貯留部と、前記搬送部に配置され、搬送途中の水草を圧縮する圧縮手段とを備えた水草刈取機において、前記圧縮手段と前記貯留部との間に前記圧縮手段により圧縮された水草を裁断するカッターを備えていることを特徴とする。
【0006】
【作用】
水草取込部からバラバラの状態で落下する嵩高で水分を多く含む水草は、圧縮手段により、搬送部での搬送途中において圧縮され、その厚みが薄くなると共に水が切られる。こうして、厚みが薄く軽量となった水草が、貯留部側に送り出されるから、該貯留部で貯留できる水草量すなわち台船上に一度に貯留できる水草量を増大することができる。
【0007】
【実施例】
図1及び図2において、1は平面視略H字形の台船であり、左右一対のパドル11,11、船底後方のスクリュー12、運転台13、運転席14、上下折畳み自在な日除け兼雨除け15、操作コラム16、エンジンや油圧ポンプ等を収容する機械室17、左右一対の前部フロート18,18及び後部フロート19,19を備えている。パドルカバー11aの後部には扉11bを備え、台船1の推進時及び水草の刈取作業時に扉11bを開放し、推力を増すようにしている。後部フロート19の底部は喫水線近くに位置させており、通常は水面上にあり、水草が溜ったとき、その重量で後部が沈む時、作用するようにしている。
【0008】
台船1の前部には、水草を刈り取って船上に引き上げる水草取込部2を設けている。この水草取込部2は、台船1上の受台21aに油圧シリンダ21bを介して昇降自由に支持し、略三角形の側面に水抜き網21cを設けた左右一対のブーム21,21、これらブーム21,21の下辺間に設ける多くの孔があいたエンドレスベルト式の取込コンベア22、各ブーム21,21の前部に垂直に設ける左右一対の垂直刈刃23,23、前部底部に水平に設ける水平刈刃24、取込コンベア22の上部に配置し、アーム25aを介して上下及び前後に移動自由な水草の掻込リール25、水底を感知するセンサー26を備えている。
【0009】
台船1の中央部には、水草取込部2から落下する水草を受け取って後方に搬送する搬送部4を設けている。この搬送部4は、取込コンベア22と同様に多くの孔があいたエンドレスベルト式の搬送コンベア41から成り、前方側を、水草取込部2の取込コンベア22の下方にオーバーラップさせており、後方側を、次記する貯留部3の前部コンベア31bの前端近くに臨ませている。
【0010】
台船1の後部には、搬送部4から搬送されてくる水草Wをロール状に巻回して貯留する貯留部3を設けている。この貯留部3は、左右一対の前部側板31a,31a及びその底部に配設する多くの孔があいたエンドレスベルト式の前部コンベア31bをもつ前部可動ブロック31、左右一対の後部側板32a,32a及びその底部に配設する同じく多くの孔があいたエンドレスベルト式の後部コンベア32bをもつ後部可動ブロック32、前部可動ブロック31の上方に立設する網体33aをもった固定側壁33,33を備える。そして、図1に示す水草の刈取作業時は、油圧シリンダ34により、前部ブロック31を水平に、後部ブロック32を垂直にし、各コンベア31b,32bの駆動で水草をロール状に巻回するようにしている。35は水草の巻回ガイドであり、台船の幅方向に複数のガイド片35aを配設している。
【0011】
一方、図3に示す水草Wの運搬船Sへの排出作業時は、油圧シリンダ34により、前記各可動ブロック31,32を直線上に並べて前低後高に傾斜させるのである。この傾斜状態への制御は、図4から図6に示す手順で行う。すなわち、先ず、図4に示す水平の前部可動ブロック31に対し後部可動ブロック32が垂直になつている状態から、油圧シリンダ34のロッドを引き込むことにより、図5に示すように、一旦、後部可動ブロック32を水平に寝かせる。続いて、更に油圧シリンダ34のロッドを引き込むことにより、後部可動ブロック32の前方に設けるブラケット32cに前部可動ブロック31の後方を保持させ、両ブロック31,32を直線上に並べて図6に示す傾斜位置に制御するのである。
【0012】
尚、メンテナンスの際は、図3のように、ストッパー36を起立させて各可動ブロック31,32の傾斜状態を保持させ、又、ストッパー36の起立に連動して、スクリュー12を油圧シリンダ12aによりユニバーサルジョイント部12bで屈曲させて引き上げることができるようにしている。更に、パドルカバー11aの扉11bを閉めることにより、後方に位置する運搬船Sへの水の跳ねかけが防止できるようにしている。この扉11bの開閉は手動によるほか、ストッパー36や各可動ブロック31,32の動きに連動させてもよい。
【0013】
更に、上記各コンベア22、41、31b,32bは、多くの孔があいたエンドレスベルトで構成されているが、その下方は、水抜き可能な開放構造となっている。
【0014】
以上の構成で、搬送部4を構成する搬送コンベア41の上部に、搬送途中の水草を圧縮して厚さの薄い水草を貯留部3側に送り出す圧縮手段5を設ける。この圧縮手段5は、油圧駆動する後方の駆動ローラ51、該ローラ51よりも支持位置を高くした前部ローラ52及び中間部ローラ53、これらローラ51,52,53に巻装する無端式の圧縮ベルト54を備え、搬送されてくる水草を順次段階的に圧縮して、その厚みを薄くし、平板状の水草を貯留部3側に送り出すようにしている。駆動ローラ51は、油圧シリンダ55により上下昇降自在に支持しており、水草の圧縮強さを任意に調節できるようにしている。圧縮ベルト54は、通常の平ベルト式のものを用いてもよいし、搬送コンベア41等と同様に多くの孔があいたエンドレスベルト式のものを用いてもよい。
【0015】
又、圧縮手段5の後方で、搬送部4の搬送コンベア41と貯留部3の前部コンベア31bとの間に、円筒形を呈する上下一対のカッター6,6を設ける。このカッター6,6は、例えば、その円筒軸上に複数枚の円板形刃体を具備するものであり、圧縮手段5から送られてくる平板状の水草を幅方向に複数裁断するようにしている。
【0016】
こうして、水草取込部2の前部に備える各刈刃23,24で水草を刈ると共に掻込リール25で掻き込み、その水草を取込コンベア22で台船1上に引き上げる。そして、水草取込部2からバラバラの状態で落下してくる嵩高で水分を多く含む水草は、搬送部4の搬送コンベア41により搬送され、その搬送途中において圧縮手段5により圧縮され、その厚みが薄くなると共に、水が切られて軽量になる。引き続いて、平板状で軽量となった水草が、カッター6,6で幅方向に裁断された後に、貯留部3側に送り出され、該貯留部3に備える水平の前部可動ブロック31と垂直の後部可動ブロック32とによりロール状に巻回される。このとき、水草は、平板状となっているため、ロール形成が容易に行えると共に、密度の高いロールを形成でき、台船1上に貯留し得る水草量を大幅に増大することができ、又、ロールの巻回状態が型くずれしにくく、排出時の作業性が向上できる。しかも、圧縮手段5による圧縮の直後にカッター6,6で幅方向に複数にわたり裁断するから、ロールは軸方向に容易に分断することができ、排出時の作業性が一層向上できるのである。
【0017】
図7及び図8は、貯留部3に具備するロールの巻回ガイド35の別例を示し、固定側壁33,33間に軸35bを介して長尺な弓形のガイド片35cを複数個支持し、各ガイド片35cの上部側を連結杆35dに結合させると共に、この連結杆35を、固定側壁33,33の上部に突設するガイド軸35e,35eに摺動自由に挿嵌させ、常時はコイルスプリング35f,35fで各ガイド片35cの上端を下方に付勢し、ロールWの成長に伴って各ガイド片35cが動き得るようにしたものである。
【0018】
図9は、運搬船Sの一例を示し、船体中央に、固定式の上部コンベア71と、レール72aにローラ72bを滑らせる可動式の下部コンベア72とを2段に備え、岸辺Gへの水草ロールWの排出時、下部ローラ72を前方に引き出してストッパー72cを立て、排出作業が容易に行えるようにしている。船体前方にはガイドローラ73を設けており、下部ローラ72の引き出しを容易にすると共に、図3で示した運搬船Sへの水草ロールの排出時、前方部がフリーとなる下部ローラ72を支持するようにしている。又、船体前部にはエアフロート74を、船体後部には注水式のバランスタンク75を設けており、下部コンベア72の引き出し時のバランスを取るようにしている。
【0019】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、水草取込部からバラバラの状態で落下する嵩高で水分を多く含む水草を、搬送部に設けた圧縮手段により、その厚みを薄く軽量とした上で、貯留部側に送り出すから、貯留部で貯留できる水草量を増大でき、台船上に貯留した水草を運搬船や岸などに排出する回数を減らせ、水草の除去作業性を向上することができる。しかも、圧縮手段により圧縮され、その厚みが薄くなるとともに、水が切られて平板状で軽量になった水草をカッターにより裁断するため、水草を裁断部分で容易に分断することができ、台船から運搬船、岸などへ排出するときの作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる水草刈取機の刈取作業時の側面図。
【図2】同図1におけるリール部分を省略した平面図。
【図3】同排出作業時の側面図。
【図4】同貯留部に具備する可動ブロックの第一作動態様を示す側面図。
【図5】同貯留部に具備する可動ブロックの第二作動態様を示す側面図。
【図6】同貯留部に具備する可動ブロックの第三作動態様を示す側面図。
【図7】同水草の貯留部の別例を示す要部側面図。
【図8】同図7における平面図。
【図9】同水草運搬船の側面図。
【符号の説明】
1;台船、2;水草取込部、3;貯留部、4;搬送部、5;圧縮手段
Claims (1)
- 水草を刈り取って船上に引き上げる水草取込部と、該水草取込部から落下する水草を搬送する搬送部と、搬送された水草を貯留する貯留部と、前記搬送部に配置され、搬送途中の水草を圧縮する圧縮手段とを備えた水草刈取機において、前記圧縮手段と前記貯留部との間に前記圧縮手段により圧縮された水草を裁断するカッターを備えていることを特徴とする水草刈取機。
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