JPH05215682A - オイル劣化検出装置 - Google Patents

オイル劣化検出装置

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JPH05215682A
JPH05215682A JP1910692A JP1910692A JPH05215682A JP H05215682 A JPH05215682 A JP H05215682A JP 1910692 A JP1910692 A JP 1910692A JP 1910692 A JP1910692 A JP 1910692A JP H05215682 A JPH05215682 A JP H05215682A
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JP
Japan
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deterioration
oil
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degree
light
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JP1910692A
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Inventor
Hisao Nunokawa
久夫 布川
Yasuhiro Murakami
靖広 村上
Yasushi Naito
康司 内藤
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KYOSEKI SEIHIN GIJUTSU KENKYUSHO KK
Nissan Motor Co Ltd
Marelli Corp
Original Assignee
KYOSEKI SEIHIN GIJUTSU KENKYUSHO KK
Calsonic Corp
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 精度良くオイル劣化度を検出できると共に、
受光素子等から構成される受光部の高い耐久性を得るこ
とができるのはもちろんのこと、運転者の視認性が良い
オイル劣化検出装置を提供すること。 【構成】 発光部aおよび受光部bを含み、受光部bの
受光量に基づきオイルの劣化度を検出する劣化検出手段
cと、オイルの劣化度を表示する劣化表示手段dと、前
記劣化検出手段cを、エンジン停止後、オイルの温度が
所定の温度まで低下したら検出作動させる検出制御部e
と、この時検出した劣化度を記憶する劣化記憶部fと、
エンジンの始動時に、劣化記憶部fに記憶されている劣
化度を前記劣化表示手段dにより表示させる表示制御部
gとを有した検出制御手段hとを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オイルの劣化を検出す
るオイル劣化検出装置に関し、特に、車両に搭載して、
運転者にオイルの劣化度を表示するオイル劣化検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オイルに向けて検出光を発光する
発光部と、オイルを透過した検出光を受光する受光部と
を有した劣化検出手段を備え、受光部の受光量に基づき
劣化度を表示するようにしたオイル劣化検出装置とし
て、特開昭61−213749号公報に記載されたもの
(第1従来技術)や特開昭63−217256号公報に
記載されたもの(第2従来技術)が知られている。
【0003】前記第1従来技術は、温度検出手段が所定
温度を検出した時のみ劣化検出手段を作動させるように
したものである。また、この第1従来技術は、5つの発
光ダイオードからなる表示部を有し、検出したオイルの
劣化度に応じてこれらの5つの発光ダイオードを順に点
灯させるようになっている。このように第1従来技術で
は、劣化検出手段の発光ダイオードが、低温過ぎても高
温過ぎても発光することがなく、正確なオイル劣化度を
検出することができると共に、発光ダイオードの寿命の
向上および消費電力の低減を図っている。
【0004】また、第2従来技術は、劣化検出手段が所
定の高温状態となるか、機関動作後に、所定時間が経過
した後には、劣化検出手段への電源供給を遮断するよう
にしている。また、オイルの劣化度が所定以上となると
警告ランプを点灯させるようにしている。したがって、
この第2従来技術では、第1従来技術と同様に発光ダイ
オード(発光部)の寿命向上および消費電力の低減を図
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
第1従来技術にあっては、オイル劣化度を運転中(エン
ジン始動後)に検出し、この検出結果を5つの発光ダイ
オードによるバー表示により表示するようにしている
が、このようなバー表示の場合、運転中に点灯段階数を
視認するのは難かしく、視認性に劣るという問題があっ
た。特に、この第1従来技術の場合、エンジン始動時に
は、前回の検出結果を表示するようになっているが、運
転中に劣化度を検出するから、運転中にこの表示が変化
することがあるもので、このような表示変化を運転中に
認識するのは、実際には非常に困難である。また、計器
板上で運転中に見る必要がある表示部が増加するのは、
安全運転上好ましくない。
【0006】また、第2従来技術にあっては、設定以上
の劣化度を検出した際には直ちに警告ランプを点灯させ
るようになっているため、運転中にいきなり警告ランプ
が点灯することとなり、運転中に運転者の注意が警告ラ
ンプに向き易く、これも安全運転上好ましくない。
【0007】本発明は上記従来の問題に着目してなされ
てもので、精度良くオイル劣化度を検出できると共に、
受光素子等から構成される受光部の高い耐久性を得るこ
とができるのはもちろんのこと、運転者の視認性が良い
オイル劣化検出装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、エンジン停
止後にオイルの劣化度を検出し、この検出結果をエンジ
ン始動時に表示するようにして上述の目的を達成するよ
うにした。
【0009】すなわち、本発明のオイル劣化検出装置
は、図1のクレーム対応図に示すように、被測定オイル
に向けて検出光を発する発光部aおよびオイルを透過し
た検出光を受光する受光部bを含み、受光部bの受光量
に基づきオイルの劣化度を検出する劣化検出手段cと、
オイルの劣化度を表示する劣化表示手段dと、前記劣化
検出手段cを、エンジン停止後、オイルの温度が所定の
温度まで低下したら前記劣化検出手段cを作動させる検
出制御部e,検出した劣化度を記憶する劣化記憶部f,
およびエンジンの始動時に、劣化記憶部fに記憶されて
いる劣化度を前記劣化表示手段dにより表示させる表示
制御部gを有した検出制御手段hと、を設けた。
【0010】なお、前記劣化表示手段dが複数の色の異
なる表示部j,j・・・を有し、前記表示制御部gが、
エンジン始動時に劣化記憶部fに記憶されている劣化度
を、所定の劣化度毎に色分けして劣化表示手段dの表示
部jに表示するように構成してもよい。
【0011】また、劣化表示手段dが、青色・黄色・赤
色の表示部jを有し、前記表示制御部gが、エンジン始
動時に劣化記憶部fに記憶されている劣化度を表示する
際、オイルが劣化していない場合は、青色の表示部jを
所定の短時間表示作動させ、劣化度が軽度の場合は、黄
色の表示部jを所定の短時間表示作動させ、劣化度が重
度の場合、赤色の表示部jを長時間表示作動させるよう
構成してもよい。
【0012】
【作用】エンジンを停止した時には、その後、オイルの
油温が所定の温度まで低下したら、検出制御手段hの検
出制御部eが劣化検出手段cを作動させる。こうして、
オイルの劣化度を検出したら、検出制御手段hは、この
検出結果を劣化記憶部fに記憶する。
【0013】次にエンジンを始動した時には、検出制御
手段hの表示制御部gが劣化記憶部fに記憶している劣
化度を劣化表示手段dにより表示させる。この劣化表示
の際に、劣化度に応じて色分けして表示し、さらに、オ
イルが劣化していない場合には、青色を短時間表示し、
劣化度が軽度の場合には、黄色を短時間表示し、劣化度
が重度の場合には、赤色を長時間表示することもでき
る。
【0014】したがって、本発明では、オイル劣化度を
運転前のエンジン始動時に視認することになる。また、
オイル劣化の検出はエンジン停止後に行うから、オイル
劣化表示が運転中に変化することはない。特に、請求項
3記載の装置では、オイルが劣化していない場合および
劣化度が軽度の場合には、エンジン始動後所定の短時間
のみ表示され、運転中には、劣化度が殆ど表示されない
ことになる。
【0015】さらに、請求項2および請求項3記載の発
明では、オイル劣化表示が劣化度に応じて色分け表示さ
れるから、高い視認性が得られる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0017】図2は本発明第1実施例のオイル劣化検出
装置の構成を示すブロック図であって、図中1は、コン
トロールユニットを示している。このコントロールユニ
ット1は、入力側にオイル劣化センサ(劣化検出手段)
2とイグニッションスイッチ3と油温センサ4が設けら
れ、出力側に劣化表示計5が設けられている。
【0018】まず、センサ類について説明すると、前記
オイル劣化センサ2は、図3に示すように、波長6μm
の赤外光(検出光)Rを放射するヒータ(発光部)2a
と、劣化検出するオイルが流通するオイルユニット2b
と、前記赤外光Rを断続的な光とするチョッパ装置2c
と、このチョッパ装置2cを通過した赤外光Rを受光す
る受光素子2dとから構成されている。なお、前記オイ
ルユニット2bは、中央部にオイル通路2eが形成され
た凸レンズ2fを有していて、このオイル通路2eは、
エンジンが駆動した際にエンジン内のオイルが循環され
る。なお、このオイル劣化センサ2は、前記ヒータ2a
が赤外光Rの放射を開始すると共に、受光素子2dが電
気的に受光量に応じた信号を出力可能な状態となって劣
化検出が可能となるもので、この劣化検出可能な状態と
不可能な状態との切り換えは、前記コントロールユニッ
ト1により制御する。
【0019】前記イグニッションスイッチ3および油温
センサ4も周知のものであり、イグニッションスイッチ
3は、エンジンを駆動させる際にON状態とし、停止さ
せる際にOFF状態とするスイッチであり、一方、油温
センサ4は、オイル内に浸漬されて油温を検出する。
【0020】次に、劣化表示計5について説明すると、
この劣化表示計5は、図外のインストルメントパネル上
に設けられ、青色ダイオード5a,黄色ダイオード5
b,赤色ダイオード5cが設けられている。
【0021】次に、コントロールユニット1について説
明すると、このコントロールユニット1は、図示のよう
に、入力回路1a,出力回路1b,CPU1c,記憶回
路1d,タイマ1eを有しており、図4および図5のフ
ローチャートに示す制御を行う。
【0022】図4は、劣化検出制御のフローチャートで
あり、このフローはイグニッションスイッチ3をOFF
にすることでスタートし、また、タイマ機能により所定
時間の計測が成されたらフローを停止する。まず、ステ
ップ401は、油温が80℃未満であるか否かを判定す
るステップであり、YESでステップ402に進み、N
Oでステップ405に進む。
【0023】ステップ405は、オイル劣化センサ2を
劣化検出しないOFF状態とするステップであり、この
処理の後ステップ401に戻る。
【0024】ステップ402は、オイル劣化センサ2を
劣化検出するON状態(ヒータ2aが赤外光を発光し、
受光素子2dが信号を出力可能な状態)とするステップ
であり、この処理の後、ステップ403に進む。ちなみ
に、コントロールユニット1において、ステップ40
1,402,405の作動を行う部分が、請求の範囲の
検出制御部を構成している。
【0025】ステップ403は、オイル劣化センサ2の
出力(V)の時間(t)当りの変化量(ΔV/Δt)が
所定値A未満であるか否かを判定するステップであっ
て、YESでステップ404に進み、NOでステップ4
02に戻る。なお、前記所定値Aは、オイル劣化センサ
2の出力が極めて安定していることを示す値に設定して
いる。
【0026】ステップ404は、オイル劣化センサ2の
出力を記憶回路1dに記憶させるステップであり、この
処理を行って、劣化検出制御を終了する。なお、このよ
うにオイル劣化センサ2の出力を記憶回路1dで記憶す
るから、この記憶回路1dが請求の範囲の劣化記憶部を
構成している。なお、この記憶回路1dでの劣化状態の
記憶は、測定毎に更新される。
【0027】次に、図5のフローチャートは、劣化表示
制御を示していて、イグニッションスイッチ3をONに
することでスタートする。なお、イグニッションスイッ
チ3をONにすることで、エンジンの始動時を検出して
いる。
【0028】まず、ステップ501は、前述のステップ
404で記憶回路1dに記憶した劣化度V0 を読み込む
ステップである。
【0029】ステップ502は、劣化度V0 が軽度の劣
化状態を示す第1の所定値V1 未満であるか否かを判定
するステップであり、YESでステップ504に進み、
NOでステップ503に進む。
【0030】ステップ503は、劣化度V0 が重度の劣
化状態を示す第2の所定値V2 未満であるか否かを判定
するステップであり、YESでステップ505に進み、
NOで(劣化度V0 が所定値V2 以上で)ステップ50
6に進む。
【0031】ステップ504は、青色ダイオード5aを
点灯させるステップ,ステップ505は黄色ダイオード
5bを点灯させるステップで、それぞれの点灯処理を行
ってステップ507に進む。
【0032】ステップ506は、赤色ダイオード5cを
点灯させるステップで、この赤色ダイオード5cを点灯
を維持させたまま、このフローを終える。
【0033】ステップ507は、タイマ機能を作動させ
るステップである。
【0034】ステップ508は、タイマで計測する時間
tが所定時間Tに達したか否かを判定するステップで、
YESでステップ509に進み、NOでステップ507
に戻り時間計測を続行させる。
【0035】ステップ509は、ステップ504もしく
は505で点灯させた青色ダイオード5aもしくは黄色
ダイオード5bを消灯させるステップで、以上でこのフ
ローを終える。
【0036】次に、実施例の作用について説明する。な
お、実施例の作用を説明するにあたり、車両の走行を終
えてエンジンを停止し、長時間駐車した後、再度走行さ
せた場合に対応して時間を追って説明する。
【0037】(イ)エンジン停止時 車両を走行させた後、エンジンを停止させると、オイル
の油温が低下する。この際、エンジン停止と同時に、実
施例装置を所定時間作動させる。
【0038】したがって、図4のステップ401,40
2の流れに基づき、油温が80℃未満まで低下すると、
オイル劣化センサ2が劣化検出を行う。この場合、ヒー
タ2aは、作動初期は性能が不安定であるため、この作
動初期にはオイル劣化センサ2の出力が不安定となる。
そして、時間経過に伴ないヒータ2aの性能が安定して
くると、オイル劣化センサ2の出力も安定する。そこ
で、コントロールユニット1では、このようにオイル劣
化センサ2の出力が安定した時に検出している劣化度を
記憶回路1dに記憶する(ステップ403,404)。
【0039】(ロ)エンジン始動時 エンジンを始動するにあたり、イグニッションスイッチ
3をONにすると、コントロールユニット1は、記憶回
路1dに記憶している劣化度を、劣化表示計5により表
示する。すなわち、オイルが劣化していない時には青色
ダイオード5aを短時間点灯させ、軽度の劣化状態であ
る時には黄色ダイオード5bを短時間点灯させ、重度の
劣化状態である時には赤色ダイオード5cをイグニッシ
ョンスイッチ3をOFFにするまで点灯させる(図5の
フローチャート)。
【0040】(ハ)走行時 エンジンを駆動させ、車が走行している時は、図4のフ
ローチャートに示す制御は成されず、オイル劣化センサ
6は停止したままである。
【0041】本第1実施例のオイル劣化検出装置は、以
上説明したようであるから、以下にに列挙する効果を奏
する。
【0042】 劣化度を表示するにあたり、劣化表示
計5で、劣化度に応じて青色,黄色,赤色に色分けして
表示するから、バーグラフ等のように表示量により劣化
度を示すものに比べて視認性が高い。
【0043】 早期のオイルの交換を要する重度の劣
化を除く劣化表示は、イグニッションスイッチ3をON
としてから短時間しか表示しないから、走行前に劣化度
を確認することができ、走行中に見るのに比べて視認性
が高いし、走行中に常時表示していることの煩わしさが
ない。
【0044】 オイル劣化の検出はエンジン停止後に
行って、これを次のエンジン始動時に表示するようにし
ているため、検出した劣化度が運転中に変化することが
なく、使い勝手がよい。
【0045】 オイル劣化センサ2による劣化検出を
油温が低下してから行い、かつ、ヒータ2aの性能が安
定(オイル劣化センサ2の出力が安定)した後に検出し
た劣化度を記憶するようにしているため、高温下の作動
耐久性の低い受光素子2d等を有したオイル劣化センサ
2の耐久性を向上させることができると共に、ヒータ2
aが作動初期に性能が不安定であることの影響を受ける
ことなく、高い精度で劣化検出することができる。
【0046】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。なお、第2実施例を説明するにあたり、第1実施例
との相違点のみを説明する。また、図中第1実施例と同
じ符号は第1実施例と同一の構成を示す。
【0047】この第2実施例は、劣化表示手段を簡易に
するため油圧警告灯と兼用させた例であり、オイルが重
度の劣化状態である時のみに、点滅表示させている。
【0048】すなわち、図6は第2実施例のオイル劣化
検出装置を示すもので、コントロールユニット21に
は、入力側に油圧警告灯点灯回路22が接続され、ま
た、出力側に、赤色ダイオードから成る油圧警告灯23
が接続されている。前記油圧警告灯点灯回路22は、油
圧が不十分である時に計器板に設けた油圧警告灯23を
常時点灯させるための回路であって、この油圧警告灯2
3を点灯させるための信号がコントロールユニット21
にも入力されるようになっている。なお、この油圧警告
灯点灯回路22は、イグニッションスイッチ3をONに
したら作動するもので、図外のオイルポンプが正常な油
圧を発生している時には、油圧警告灯23を消灯させて
おき、油圧に異常がある場合に油圧警告灯23を点灯さ
せる、一般的な構造となっている。
【0049】次に、図7はこの第2実施例のコントロー
ルユニット21の劣化表示制御のフローチャートであ
る。なお、劣化検出制御は第1実施例と同様であるので
説明を省略する。
【0050】ステップ701では、前述のステップ40
4で記憶回路1dに記憶した劣化度V0 を読み込む。
【0051】ステップ702では、劣化度V0 が重度の
劣化状態を示す第2の所定値V2 以上であるか否かを判
定し、YESでステップ703に進み、NOでこのフロ
ーを終了する。
【0052】ステップ703では、油圧警告灯23を点
滅させる。以上でこのフローを終了する。なお、この油
圧警告灯23の点滅は、イグニッションスイッチ3をO
FFとするまで維持されることになる。
【0053】したがって、エンジン始動時には、記憶回
路1dに記憶した劣化度が重度である場合、油圧警告灯
23が点滅する。
【0054】この第2実施例では、劣化表示手段として
専用の表示手段を用いずに既存の油圧警告灯点灯23を
利用しているから、構成を簡略化してコスト低減を図る
ことができるし、運転席前の計器盤における表示手段の
設置スペースを少なくして設計自由度の向上を図ること
ができる。
【0055】以上、本発明実施例を図面に基づいて説明
してきたが、具体的な構成は実施例にかぎられるもので
はない。例えば、第1実施例においては、劣化度を3色
に色分けして示すようにしたが、何色で示すようにして
もよいし、また、必ずしも色分け表示しなくてもよい。
【0056】第1実施例では、赤色ダイオード以外は短
時間しか点灯しないようにしたが、これらのダイオード
もイグニッションスイッチをOFFにするまで点灯する
ようにしてもよい。
【0057】さらに、リセットボタンを設け、赤色ダイ
オードおよびその他のダイオードの点灯を任意にOFF
とすることができるようにしてもよい。
【0058】また、実施例では表示手段として、視覚的
な手段を示したが、警報音や音声等のように聴覚的な手
段を用いてもよい。
【0059】
【発明の効果】以上、説明してきたように本発明のオイ
ル劣化検出装置にあっては、オイル劣化度の検出をエン
ジン停止後にオイルの温度が所定温度まで低下してから
行い、その検出結果を劣化記憶部に記憶し、その後、エ
ンジンを始動させた際に劣化記憶部に記憶した劣化度を
表示するようにしたため、劣化検出時の油温が一定の低
温で、劣化検出手段の検出精度が高まると同時に高い耐
久性が得られるという効果が得られると共に、走行中に
劣化検出を行わないから、検出値および表示値がエンジ
ン始動時の状態から変化することなく、視認性が向上す
るという効果が得られる。
【0060】また、請求項2および請求項3記載の発明
では、オイル劣化表示が劣化度に応じて色分け表示され
るから、視認性がさらに高くなるという効果が得られ
る。
【0061】さらに、請求項3記載の装置では、オイル
が劣化していない場合もしくは劣化度が軽度の場合に
は、エンジン始動後、青色の表示もしくは黄色の表示を
短時間だけ行うようにしているため、運転中に劣化表示
に注意を払う必要がなくなるという効果が得られる。そ
して、このように、劣化表示を短時間としながらも、劣
化度が重度の場合には、赤色の表示を長時間行うように
しているため、重度の劣化を見落すことはなく、視認性
が低下することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオイル劣化検出装置を示すクレーム対
応図である。
【図2】本発明第1実施例のオイル劣化検出装置の構成
を示すブロック図である。
【図3】第1実施例装置のオイル劣化センサを示す構造
説明図である。
【図4】第1実施例装置のコントロールユニットにおけ
る劣化検出制御を示すフローチャートである。
【図5】第1実施例装置のコントロールユニットにおけ
る劣化表示制御を示すフローチャートである。
【図6】本発明第2実施例のオイル劣化検出装置の構成
を示すブロック図である。
【図7】第2実施例のコントロールユニットにおける劣
化表示制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】 a 発光部 b 受光部 c 劣化検出手段 d 劣化表示手段 e 検出制御部 f 劣化記憶部 g 表示制御部 h 検出制御手段 j 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 靖広 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 内藤 康司 埼玉県戸田市新曽南三丁目17番35号 株式 会社共石製品技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定オイルに向けて検出光を発する発
    光部およびオイルを透過した検出光を受光する受光部を
    含み、受光部の受光量に基づきオイルの劣化度を検出す
    る劣化検出手段と、 オイルの劣化度を表示する劣化表示手段と、 エンジン停止後、オイルの温度が所定の温度まで低下し
    たら前記劣化検出手段を作動させる検出制御部と、この
    時検出した劣化度を記憶する劣化記憶部と、エンジンの
    始動時に、劣化記憶部に記憶されている劣化度を前記劣
    化表示手段により表示させる表示制御部とを有した検出
    制御手段と、を備えていることを特徴とするオイル劣化
    検出装置。
  2. 【請求項2】 前記劣化表示手段が複数の色の異なる表
    示部を有し、 前記表示制御部が、エンジン始動時に劣化記憶部に記憶
    されている劣化度を、劣化表示手段の表示部により所定
    の劣化度毎に色分けして表示するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のオイル劣化検出装置。
  3. 【請求項3】 前記劣化表示手段が、青色・黄色・赤色
    の表示部を有し、 前記表示制御部が、エンジン始動時に劣化記憶部に記憶
    されている劣化度を表示する際、オイルが劣化していな
    い場合は、青色の表示部を所定の短時間表示作動させ、
    劣化度が軽度の場合は、黄色の表示部を所定の短時間表
    示作動させ、劣化度が重度の場合、赤色の表示部を長時
    間表示作動させるよう構成されていることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載のオイル劣化検出手段。
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Cited By (3)

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