JPH0521532B2 - - Google Patents
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- JPH0521532B2 JPH0521532B2 JP61073410A JP7341086A JPH0521532B2 JP H0521532 B2 JPH0521532 B2 JP H0521532B2 JP 61073410 A JP61073410 A JP 61073410A JP 7341086 A JP7341086 A JP 7341086A JP H0521532 B2 JPH0521532 B2 JP H0521532B2
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- JP
- Japan
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- tea leaves
- conveyor
- green tea
- leaves
- side wall
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Storage Of Harvested Produce (AREA)
- Tea And Coffee (AREA)
Description
本発明は、茶樹より摘採したばかりの大量の茶
生葉を、通気性のコンベヤ上で鮮度を保ちながら
貯蔵し、かつこれを必要の都度、同コンベヤの移
行により次の蒸熱の工程へ給葉するための茶生葉
の移送方法に関するものである。 茶樹より摘採したばかりの大量の茶生葉は、先
ず、製茶工場の生葉貯蔵室で、一応貯蔵され、こ
れが必要の都度、次の蒸熱の工程に送られる。 そして、前記貯蔵に当たつては、生葉貯蔵室に
おいて、その奥行程度の長さ、すなわち普通15m
程度の長尺であり、巾1.8m程度の通気性コンベ
ヤを底とし、その両側に高さ1.2m程度の側壁を
設けて貯槽を形成し、これに茶生葉を投入して貯
留し、必要の都度、通気性のコンベヤを移行させ
て、このコンベヤより所要量を蒸熱の工程に送
る。また、その間通気性のコンベヤの底部より強
制通気して茶生葉の新鮮度を保つている。 この貯槽に投入、貯留、移送に当たり、その間
コンベヤ上に積層されている茶生葉が団塊を形成
すると通気が充分に行かないのでむれてしまう
し、また、一部団塊を形成してもその団塊になつ
た部分がむれて使いものにならなくなるし、さら
にその一部団塊の周辺は通気が必要以上によくな
りその部分が乾燥してしまつたり、またこれによ
つて全体の通気に悪影響を与えることになる。 従来、この種の形態での茶生葉の管理は充分な
ものではなかつた。 その理由を説明する。 茶生葉を通気性のコンベヤ上に投入してこれを
先端まで移行させる。あるいは、一旦貯留した茶
生葉を同コンベヤの移行でこれより取出す。これ
ら移行の際、積層された茶生葉の側面部分は、ボ
ンデ鋼板等の鉄板のむき出しのままの側壁内面を
順次摺擦して行く。したがつて、この部分は側壁
内面との間の摩擦で捩じられ絡み合つて団子状の
団塊を形成する。第1図においてこの団塊の形成
状態がgで示される。この団塊は層の上下間にお
いて棒状の柱を形成するのが普通である。一旦、
この団塊ができるとこれは送出されるまで解消し
ない。この団塊ができると、勿論、その団塊自身
はムレて使いものにならないし、団塊の周辺は逆
に通気が良過ぎて茶生葉の新鮮度が阻害される。
また、その部の過度の通気のため全体の茶生葉の
正しい通気が損なわれる。そして、この団塊は次
の蒸熱工程の投入口で詰る。また、従来は1個の
送風装置で貯槽全体の通気を行なつていたため、
これらの現象が生じかけた時でも、きわめて深刻
な事態となつていた。 この問題は茶生葉を高く積層した場合、顕著に
起きる。茶生葉を高く積層すればする程、側壁へ
の側圧が大きくなるからである。 本発明は、この問題を解決するためになされた
ものである。 茶生葉をコンベヤ上で移送する時何故に団子状
になるかは、茶生葉積層の高さ、コンベヤの移行
速度、貯留日数、生葉自身の性質、側壁の性質そ
の他色々の条件が絡み合つているものと考えられ
る。 ところが、側壁内面を非粘着性の合成樹脂面と
した場合、その間の摩擦係数μを極端に下げるこ
とができて、茶生葉が団子状になることを略完全
防止することができる。 合成樹脂としては、シリコン樹脂、四沸化エチ
レン等が考えられるが、何れも非粘着性を有し、
しかも水を良くはじく性質を有するものである。 さらに、この合成樹脂面に適度の粗面、例え
ば、商品名でサンラインベルト、テフロンシート
と呼ばれる、化学繊維の編み組織のシート状表面
にシリコン樹脂あるいは四沸化エチレン等の合成
樹脂を被膜した程度の微細な凹凸面がある場合、
茶生葉との間に適宜な空気も入り込み、側壁に茶
生葉がピツタリと張り付くようなことはなく、合
成樹脂自体の非粘着性とあいまつて、茶生葉が団
子状になる事態は完全に防止できる。
生葉を、通気性のコンベヤ上で鮮度を保ちながら
貯蔵し、かつこれを必要の都度、同コンベヤの移
行により次の蒸熱の工程へ給葉するための茶生葉
の移送方法に関するものである。 茶樹より摘採したばかりの大量の茶生葉は、先
ず、製茶工場の生葉貯蔵室で、一応貯蔵され、こ
れが必要の都度、次の蒸熱の工程に送られる。 そして、前記貯蔵に当たつては、生葉貯蔵室に
おいて、その奥行程度の長さ、すなわち普通15m
程度の長尺であり、巾1.8m程度の通気性コンベ
ヤを底とし、その両側に高さ1.2m程度の側壁を
設けて貯槽を形成し、これに茶生葉を投入して貯
留し、必要の都度、通気性のコンベヤを移行させ
て、このコンベヤより所要量を蒸熱の工程に送
る。また、その間通気性のコンベヤの底部より強
制通気して茶生葉の新鮮度を保つている。 この貯槽に投入、貯留、移送に当たり、その間
コンベヤ上に積層されている茶生葉が団塊を形成
すると通気が充分に行かないのでむれてしまう
し、また、一部団塊を形成してもその団塊になつ
た部分がむれて使いものにならなくなるし、さら
にその一部団塊の周辺は通気が必要以上によくな
りその部分が乾燥してしまつたり、またこれによ
つて全体の通気に悪影響を与えることになる。 従来、この種の形態での茶生葉の管理は充分な
ものではなかつた。 その理由を説明する。 茶生葉を通気性のコンベヤ上に投入してこれを
先端まで移行させる。あるいは、一旦貯留した茶
生葉を同コンベヤの移行でこれより取出す。これ
ら移行の際、積層された茶生葉の側面部分は、ボ
ンデ鋼板等の鉄板のむき出しのままの側壁内面を
順次摺擦して行く。したがつて、この部分は側壁
内面との間の摩擦で捩じられ絡み合つて団子状の
団塊を形成する。第1図においてこの団塊の形成
状態がgで示される。この団塊は層の上下間にお
いて棒状の柱を形成するのが普通である。一旦、
この団塊ができるとこれは送出されるまで解消し
ない。この団塊ができると、勿論、その団塊自身
はムレて使いものにならないし、団塊の周辺は逆
に通気が良過ぎて茶生葉の新鮮度が阻害される。
また、その部の過度の通気のため全体の茶生葉の
正しい通気が損なわれる。そして、この団塊は次
の蒸熱工程の投入口で詰る。また、従来は1個の
送風装置で貯槽全体の通気を行なつていたため、
これらの現象が生じかけた時でも、きわめて深刻
な事態となつていた。 この問題は茶生葉を高く積層した場合、顕著に
起きる。茶生葉を高く積層すればする程、側壁へ
の側圧が大きくなるからである。 本発明は、この問題を解決するためになされた
ものである。 茶生葉をコンベヤ上で移送する時何故に団子状
になるかは、茶生葉積層の高さ、コンベヤの移行
速度、貯留日数、生葉自身の性質、側壁の性質そ
の他色々の条件が絡み合つているものと考えられ
る。 ところが、側壁内面を非粘着性の合成樹脂面と
した場合、その間の摩擦係数μを極端に下げるこ
とができて、茶生葉が団子状になることを略完全
防止することができる。 合成樹脂としては、シリコン樹脂、四沸化エチ
レン等が考えられるが、何れも非粘着性を有し、
しかも水を良くはじく性質を有するものである。 さらに、この合成樹脂面に適度の粗面、例え
ば、商品名でサンラインベルト、テフロンシート
と呼ばれる、化学繊維の編み組織のシート状表面
にシリコン樹脂あるいは四沸化エチレン等の合成
樹脂を被膜した程度の微細な凹凸面がある場合、
茶生葉との間に適宜な空気も入り込み、側壁に茶
生葉がピツタリと張り付くようなことはなく、合
成樹脂自体の非粘着性とあいまつて、茶生葉が団
子状になる事態は完全に防止できる。
【表】
前記表1は、側壁壁面としての各種資材と茶生
葉との摩擦係数μを第4図に示す実験により求め
たものである。 つまり、第4図において、角度θの傾斜を持た
せた資材aの上に、下方を開口とした枠体bに茶
生葉cを充填したものを滑降せしめて、茶生葉c
と資材aとの間の摩擦係数μを求めたものであ
る。 ここで、 θ=arc sin H/800 μw cosθ=w sinθ μ=sinθ/cosθ=tanθ であり、枠体bの重量2.88Kg、これに茶生葉を充
填した時の全重量は3.42Kg、資材aの全長800mm
である。 さて、は比較的粗面の非粘着性の合成樹脂
面を有する資材の場合であり、は商品名テフロ
ンシートとして呼ばれる、化学繊維を編み組織の
シート状にしたものに四沸化エチレンを被膜した
ものであり、は同様にシリコン樹脂を被膜した
ものである。 また、〜はそれぞれSPG、ボンデ鋼板、
ステンレス板、アルミ板であり、従来普通に側壁
資材として考えられる金属板であり、はそれら
金属板に凹凸を形成しこの上に着色塗料を塗布し
た凹凸化粧鉄板である。 この表から、明らかなように、資材の群と
以下の群はその摩擦係数μが大幅に異なり、し
かも、単に鉄板の凹凸面に塗装した資材のもの
も、後者の摩擦係数の大きい群に属しており、非
粘着性の合成樹脂面を有する資材が、後者の群の
いわゆる金属板の何れの資材より優れていること
が知れる。 また、通気については、もし1個の送風装置で
長尺のコンベヤの全体を通気すると、コンベヤの
移行によりコンベヤ上の茶層が途切れた場合、こ
の部分より空気が大量に逃げてしまい茶層は通気
不足となり、葉間の呼吸熱を充分拡散させること
ができず焼け葉を生じる。 前記の茶生葉の団子状の団塊は、コンベヤを長
い時間をかけ、移行する間に徐々に、そして、送
出端付近では堅固なまでに形成されるわけである
が、その団塊がたとえ、貯槽の先端においてだけ
形成されるものだとしても、もしそのような事態
が発生するとコンベヤに積層されている他の全て
の茶生葉もその影響を受け、茶生葉の新鮮度が阻
害される。 本発明は、コンベヤの下方より複数個の送風装
置で区分的に通気させることにより、この問題を
も解決し、非粘着性の合成樹脂面を側壁の内面と
したことによりもたらされる効果をより一層確実
なものとするものでもある。 次に本発明を実施するための装置について説明
するとともに、この装置により本発明たる茶生葉
の移送方法を説明する。 1は本体であつて、2はその機枠、3は通気性
のコンベヤでその下面より送風装置7,7……で
各区分毎に通気される。5はコンベヤ3の駆動
部、12,12は側壁であつて、その内面は非粘
着性の合成樹脂面とする。 つまり、本実施例においては、化学繊維の編み
組織のシート状表面に、四沸化エチレンあるい
は、シリコン樹脂等の非粘着性合成樹脂を被膜し
た、テフロンシートあるいはサンラインベルト等
とした。 4は、側壁12,12および、生葉が投入され
る時形成する生葉の安息角35°〜50°程度の傾斜角
10とした投入端壁11とで構成される本体1の
貯槽部、8は均一投入装置、13は本体1の送り
出し側の端壁、6は掻き落し装置、9は次の蒸熱
の工程へ給葉するための送り出し装置である。 そこで、コンベヤ3を作動させ投入装置8で茶
生葉を投入すれば、茶生葉は漸次高く積まれ、適
時コンベヤ3を移行させながら茶生葉を次々に投
入し続ければ、コンベヤ3の全長に亘つて均一な
高い茶層として積層される。 そして、送風装置7,7……を作動させれば、
新鮮な空気はコンベヤ3の下方より各区分毎に通
気し、茶層間を通過する際に茶生葉の呼吸熱を奪
うので、茶生葉を新鮮な状態で貯蔵する。 なお、図示しないが増湿装置を付加すればなお
更良い。 そこで、必要に応じ、掻き落し装置6を作動し
てコンベヤ3を前進させれば、コンベヤ3先端の
積層茶生葉は適量ごと送り出し装置9へ送られ
て、蒸熱の工程へ給葉される。 この場合、先に記載したように、1個の送風装
置を用いて貯槽の全体の送風を行なうようにする
と、茶生葉の積層がコンベヤ3上で移行する時、
後方のコンベヤ上が空になり、ここより空気が多
量に逃げてしまい、コンベヤ全面に平均した適正
な通気を行なうことができなくなるが、本発明で
は送風装置7により各区分毎に送風できるように
したからそのような恐れが全くない。 また、茶生葉積層がコンベヤ3上で移行する
時、その層の側面と本体1の側壁12との間の摩
擦により生起する団子状の団塊は、先に詳記した
ように、側壁12を非粘着性の合成樹脂面とした
ことにより、その形成を完全に防止することがで
きる。 なお、万一何らかの事情でその団塊が形成しか
かり、その周辺の通気が良くなり過ぎ、他に通気
不足を生じたとしても、前記したとおり送風を区
分毎としているので、茶生葉の品質劣化はその区
分内であり、極最少限に喰い止めることができ
る。 したがつて、以上述べた本発明によれば、茶生
葉と側壁との摩擦でその周辺の茶生葉が団子状と
なるような事態は完全に解消でき、大量の茶生葉
をその新鮮度を常に保つてこれより送り出すこと
ができる。 そして、送風を各区分毎に行うことによつてコ
ンベヤ上に空の部分があつても、茶生葉が積載さ
れている部分の通気が保証されるのは勿論である
が、万一、茶生葉の団子状の団塊が形成しかか
り、局部的な通気不足が生じたとしても、茶生葉
の品質劣化はその区分内の極最小限に食い止める
ことができ、極めて高品質の茶生葉を維持しその
管理を充分に行うことができる。
葉との摩擦係数μを第4図に示す実験により求め
たものである。 つまり、第4図において、角度θの傾斜を持た
せた資材aの上に、下方を開口とした枠体bに茶
生葉cを充填したものを滑降せしめて、茶生葉c
と資材aとの間の摩擦係数μを求めたものであ
る。 ここで、 θ=arc sin H/800 μw cosθ=w sinθ μ=sinθ/cosθ=tanθ であり、枠体bの重量2.88Kg、これに茶生葉を充
填した時の全重量は3.42Kg、資材aの全長800mm
である。 さて、は比較的粗面の非粘着性の合成樹脂
面を有する資材の場合であり、は商品名テフロ
ンシートとして呼ばれる、化学繊維を編み組織の
シート状にしたものに四沸化エチレンを被膜した
ものであり、は同様にシリコン樹脂を被膜した
ものである。 また、〜はそれぞれSPG、ボンデ鋼板、
ステンレス板、アルミ板であり、従来普通に側壁
資材として考えられる金属板であり、はそれら
金属板に凹凸を形成しこの上に着色塗料を塗布し
た凹凸化粧鉄板である。 この表から、明らかなように、資材の群と
以下の群はその摩擦係数μが大幅に異なり、し
かも、単に鉄板の凹凸面に塗装した資材のもの
も、後者の摩擦係数の大きい群に属しており、非
粘着性の合成樹脂面を有する資材が、後者の群の
いわゆる金属板の何れの資材より優れていること
が知れる。 また、通気については、もし1個の送風装置で
長尺のコンベヤの全体を通気すると、コンベヤの
移行によりコンベヤ上の茶層が途切れた場合、こ
の部分より空気が大量に逃げてしまい茶層は通気
不足となり、葉間の呼吸熱を充分拡散させること
ができず焼け葉を生じる。 前記の茶生葉の団子状の団塊は、コンベヤを長
い時間をかけ、移行する間に徐々に、そして、送
出端付近では堅固なまでに形成されるわけである
が、その団塊がたとえ、貯槽の先端においてだけ
形成されるものだとしても、もしそのような事態
が発生するとコンベヤに積層されている他の全て
の茶生葉もその影響を受け、茶生葉の新鮮度が阻
害される。 本発明は、コンベヤの下方より複数個の送風装
置で区分的に通気させることにより、この問題を
も解決し、非粘着性の合成樹脂面を側壁の内面と
したことによりもたらされる効果をより一層確実
なものとするものでもある。 次に本発明を実施するための装置について説明
するとともに、この装置により本発明たる茶生葉
の移送方法を説明する。 1は本体であつて、2はその機枠、3は通気性
のコンベヤでその下面より送風装置7,7……で
各区分毎に通気される。5はコンベヤ3の駆動
部、12,12は側壁であつて、その内面は非粘
着性の合成樹脂面とする。 つまり、本実施例においては、化学繊維の編み
組織のシート状表面に、四沸化エチレンあるい
は、シリコン樹脂等の非粘着性合成樹脂を被膜し
た、テフロンシートあるいはサンラインベルト等
とした。 4は、側壁12,12および、生葉が投入され
る時形成する生葉の安息角35°〜50°程度の傾斜角
10とした投入端壁11とで構成される本体1の
貯槽部、8は均一投入装置、13は本体1の送り
出し側の端壁、6は掻き落し装置、9は次の蒸熱
の工程へ給葉するための送り出し装置である。 そこで、コンベヤ3を作動させ投入装置8で茶
生葉を投入すれば、茶生葉は漸次高く積まれ、適
時コンベヤ3を移行させながら茶生葉を次々に投
入し続ければ、コンベヤ3の全長に亘つて均一な
高い茶層として積層される。 そして、送風装置7,7……を作動させれば、
新鮮な空気はコンベヤ3の下方より各区分毎に通
気し、茶層間を通過する際に茶生葉の呼吸熱を奪
うので、茶生葉を新鮮な状態で貯蔵する。 なお、図示しないが増湿装置を付加すればなお
更良い。 そこで、必要に応じ、掻き落し装置6を作動し
てコンベヤ3を前進させれば、コンベヤ3先端の
積層茶生葉は適量ごと送り出し装置9へ送られ
て、蒸熱の工程へ給葉される。 この場合、先に記載したように、1個の送風装
置を用いて貯槽の全体の送風を行なうようにする
と、茶生葉の積層がコンベヤ3上で移行する時、
後方のコンベヤ上が空になり、ここより空気が多
量に逃げてしまい、コンベヤ全面に平均した適正
な通気を行なうことができなくなるが、本発明で
は送風装置7により各区分毎に送風できるように
したからそのような恐れが全くない。 また、茶生葉積層がコンベヤ3上で移行する
時、その層の側面と本体1の側壁12との間の摩
擦により生起する団子状の団塊は、先に詳記した
ように、側壁12を非粘着性の合成樹脂面とした
ことにより、その形成を完全に防止することがで
きる。 なお、万一何らかの事情でその団塊が形成しか
かり、その周辺の通気が良くなり過ぎ、他に通気
不足を生じたとしても、前記したとおり送風を区
分毎としているので、茶生葉の品質劣化はその区
分内であり、極最少限に喰い止めることができ
る。 したがつて、以上述べた本発明によれば、茶生
葉と側壁との摩擦でその周辺の茶生葉が団子状と
なるような事態は完全に解消でき、大量の茶生葉
をその新鮮度を常に保つてこれより送り出すこと
ができる。 そして、送風を各区分毎に行うことによつてコ
ンベヤ上に空の部分があつても、茶生葉が積載さ
れている部分の通気が保証されるのは勿論である
が、万一、茶生葉の団子状の団塊が形成しかか
り、局部的な通気不足が生じたとしても、茶生葉
の品質劣化はその区分内の極最小限に食い止める
ことができ、極めて高品質の茶生葉を維持しその
管理を充分に行うことができる。
第1図は従来の装置の要部の平面図であつて茶
の団塊の生じる状態を示す。第2図は本装置の一
部切欠いて示した側面図、第3図はその平面図、
第4図は摩擦係数μを求めた実験装置の正面図で
ある。 1……本体、3……コンベヤ、6……掻き落し
装置、7……送風装置、8……均一投入装置、9
……送り出し装置、11……投入端壁、12……
側壁。
の団塊の生じる状態を示す。第2図は本装置の一
部切欠いて示した側面図、第3図はその平面図、
第4図は摩擦係数μを求めた実験装置の正面図で
ある。 1……本体、3……コンベヤ、6……掻き落し
装置、7……送風装置、8……均一投入装置、9
……送り出し装置、11……投入端壁、12……
側壁。
Claims (1)
- 1 長尺の通気性を有するコンベアの両端に側壁
を設け、コンベア上に積層した茶生葉をコンベア
の移行に伴つて茶生葉の積層の側面が、非粘着性
であつて滑性のある樹脂層で被覆した側壁と摺擦
するに当つて、樹脂層により側壁と積層との摩擦
係数を極小ならしめて、積層の側面に団子状の団
塊を生じることなくこれを移動させ、かつコンベ
アの下方より各区分毎に送風して積層の茶生葉間
に通気せしめる茶生葉の移送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7341086A JPS61254124A (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 | 茶生葉管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7341086A JPS61254124A (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 | 茶生葉管理装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2319698A Division JPH0636691B2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | 茶生葉の移送用コンベヤ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61254124A JPS61254124A (ja) | 1986-11-11 |
JPH0521532B2 true JPH0521532B2 (ja) | 1993-03-24 |
Family
ID=13517396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7341086A Granted JPS61254124A (ja) | 1986-03-31 | 1986-03-31 | 茶生葉管理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61254124A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0810288Y2 (ja) * | 1990-11-28 | 1996-03-29 | 日星電気株式会社 | 製茶機用底板 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5299562A (en) * | 1976-02-17 | 1977-08-20 | Japan Drive It | Wearrresisting wall structure for granular material |
JPS577950B2 (ja) * | 1973-05-24 | 1982-02-13 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5823227Y2 (ja) * | 1980-06-12 | 1983-05-18 | カワサキ機工株式会社 | 茶生葉の貯槽給出装置 |
JPS5939878Y2 (ja) * | 1981-04-24 | 1984-11-09 | カワサキ機工株式会社 | 生茶葉の貯蔵および送出装置 |
-
1986
- 1986-03-31 JP JP7341086A patent/JPS61254124A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS577950B2 (ja) * | 1973-05-24 | 1982-02-13 | ||
JPS5299562A (en) * | 1976-02-17 | 1977-08-20 | Japan Drive It | Wearrresisting wall structure for granular material |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61254124A (ja) | 1986-11-11 |
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