JPH05215157A - 車両用ディスクブレーキの分割型キャリパボディ - Google Patents
車両用ディスクブレーキの分割型キャリパボディInfo
- Publication number
- JPH05215157A JPH05215157A JP4021355A JP2135592A JPH05215157A JP H05215157 A JPH05215157 A JP H05215157A JP 4021355 A JP4021355 A JP 4021355A JP 2135592 A JP2135592 A JP 2135592A JP H05215157 A JPH05215157 A JP H05215157A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- caliper body
- caliper
- disc rotor
- divided
- side divided
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 分割型キャリパボディの軽量化と製作を容易
にする。 【構成】 キャリパボディ4の作用部側分割体5と反作
用部側分割体6とを、電子ビーム溶接により接合する。
にする。 【構成】 キャリパボディ4の作用部側分割体5と反作
用部側分割体6とを、電子ビーム溶接により接合する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の走行車両に用い
られるディスクブレーキのキャリパボディであって、詳
しくは、複数の分割体を互いに接合してなる車両用ディ
スクブレーキの分割型キャリパボディに関する。
られるディスクブレーキのキャリパボディであって、詳
しくは、複数の分割体を互いに接合してなる車両用ディ
スクブレーキの分割型キャリパボディに関する。
【0002】
【従来の技術】剛性を確保して重量を軽減化するため、
あるいは鋳造成形を容易にするためなどの目的で複数の
分割体を互いに接合してなる車両用ディスクブレーキの
分割型キャリパボディが、例えば特開平3−41232
号公報に提示されている。
あるいは鋳造成形を容易にするためなどの目的で複数の
分割体を互いに接合してなる車両用ディスクブレーキの
分割型キャリパボディが、例えば特開平3−41232
号公報に提示されている。
【0003】この分割型キャリパボディは、ディスクロ
ータの一側に配置される第1シリンダボディと、ディス
クロータの外周を跨ぐブリッジ部に、ディスクロータの
他側に配置される爪部を連設した第2シリンダボディと
を複数の連結ボルトによって接合している。
ータの一側に配置される第1シリンダボディと、ディス
クロータの外周を跨ぐブリッジ部に、ディスクロータの
他側に配置される爪部を連設した第2シリンダボディと
を複数の連結ボルトによって接合している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の構成で
は、鋳造成形は容易になるが、連結ボルトの挿通孔や螺
着孔の形成、連結ボルトの組付等の手間がかかり、ま
た、部品点数が増えるために重量の軽減に限界がある。
は、鋳造成形は容易になるが、連結ボルトの挿通孔や螺
着孔の形成、連結ボルトの組付等の手間がかかり、ま
た、部品点数が増えるために重量の軽減に限界がある。
【0005】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、製作を容易にする
とともに、重量を低減した車両用ディスクブレーキの分
割型キャリパボディを提供することにある。
たもので、その目的とするところは、製作を容易にする
とともに、重量を低減した車両用ディスクブレーキの分
割型キャリパボディを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため本発
明は、複数の分割体を互いに接合してなる車両用ディス
クブレーキの分割型キャリパボディにおいて、前記分割
体同士を電子ビーム溶接により接合させたことを特徴と
している。
明は、複数の分割体を互いに接合してなる車両用ディス
クブレーキの分割型キャリパボディにおいて、前記分割
体同士を電子ビーム溶接により接合させたことを特徴と
している。
【0007】
【作用】かかる構成によれば、分割体の接合面が電子ビ
ーム溶接により溶融して合金層を形成し、分割体同士が
一体的に接合する。
ーム溶接により溶融して合金層を形成し、分割体同士が
一体的に接合する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0009】図1乃至図4は、本発明をピンスライド型
キャリパに適用した第1実施例を示すもので、車体に固
設されるブラケット1に、摺動ピン2,2を介してディ
スクロータ3の軸方向に移動可能に支持されたキャリパ
ボディ4は、ディスクロータ3の一側に配置される例え
ばアルミニウムなどの軽金属によって鋳造された作用部
側分割体5と、ディスクロータ3の他側に配置される例
えば鋳鉄によって鋳造された反作用部側分割体6とを、
ディスクロータ3の作用部側分割体5側で接合してい
る。
キャリパに適用した第1実施例を示すもので、車体に固
設されるブラケット1に、摺動ピン2,2を介してディ
スクロータ3の軸方向に移動可能に支持されたキャリパ
ボディ4は、ディスクロータ3の一側に配置される例え
ばアルミニウムなどの軽金属によって鋳造された作用部
側分割体5と、ディスクロータ3の他側に配置される例
えば鋳鉄によって鋳造された反作用部側分割体6とを、
ディスクロータ3の作用部側分割体5側で接合してい
る。
【0010】作用部側分割体5にはシリンダ孔5aが形
成され、該シリンダ孔5aにはピストン7が内挿されて
おり、反作用部側分割体6には、ディスクロータ3の外
周を跨ぐブリッジ部6aと反力爪6bとが形成され、作
用部側分割体5と反作用部側分割体6は、その接合面5
b,6cに電子ビーム溶接により溶融された合金層8を
形成して接合されている。
成され、該シリンダ孔5aにはピストン7が内挿されて
おり、反作用部側分割体6には、ディスクロータ3の外
周を跨ぐブリッジ部6aと反力爪6bとが形成され、作
用部側分割体5と反作用部側分割体6は、その接合面5
b,6cに電子ビーム溶接により溶融された合金層8を
形成して接合されている。
【0011】また、ディスクロータ3と作用部側分割体
4との間及びディスクロータ3と反力爪6bとの間には
一対の摩擦パッド9,9がそれぞれ配置されている。
4との間及びディスクロータ3と反力爪6bとの間には
一対の摩擦パッド9,9がそれぞれ配置されている。
【0012】このように作用部側分割体5と反作用部側
分割体6とを電子ビーム溶接によって接合することによ
り、従来の連結ボルトによって連結する分割型キャリパ
ボディに比べて、強度が高く、かつ、連結ボルトの省略
による部品点数の削減と軽量化を図ることができる。
分割体6とを電子ビーム溶接によって接合することによ
り、従来の連結ボルトによって連結する分割型キャリパ
ボディに比べて、強度が高く、かつ、連結ボルトの省略
による部品点数の削減と軽量化を図ることができる。
【0013】また、作用部側分割体5と反作用部側分割
体6とを溶接するので、連結ボルトの挿通孔や螺着孔の
形成、連結ボルトの組付等の手間を要さず、製作が容易
になる。
体6とを溶接するので、連結ボルトの挿通孔や螺着孔の
形成、連結ボルトの組付等の手間を要さず、製作が容易
になる。
【0014】さらに、予めシリンダ孔5aを形成した作
用部側分割体5に、反作用部側分割体6を接合するの
で、反作用部側分割体6の反力爪6bを二股状にせずに
一枚爪にできるから、反力爪6bの剛性を向上できる。
用部側分割体5に、反作用部側分割体6を接合するの
で、反作用部側分割体6の反力爪6bを二股状にせずに
一枚爪にできるから、反力爪6bの剛性を向上できる。
【0015】図5は本発明の第2実施例を示すもので、
キャリパボディ10は、作用部側分割体11にシリンダ
孔11aとブリッジ部11bとを形成し、ディスクロー
タの他側に延出するブリッジ部11bに反力爪12を電
子ビーム溶接により接合している。
キャリパボディ10は、作用部側分割体11にシリンダ
孔11aとブリッジ部11bとを形成し、ディスクロー
タの他側に延出するブリッジ部11bに反力爪12を電
子ビーム溶接により接合している。
【0016】また、図6に示される本発明の第3実施例
のキャリパボディ20は、シリンダ孔21aを形成した
作用部側分割体21に、ブリッジ部22aと反力爪22
bとを連続形成した反作用部側分割体22を、ディスク
ロータの外周縁と平行に電子ビーム溶接により接合して
いる。
のキャリパボディ20は、シリンダ孔21aを形成した
作用部側分割体21に、ブリッジ部22aと反力爪22
bとを連続形成した反作用部側分割体22を、ディスク
ロータの外周縁と平行に電子ビーム溶接により接合して
いる。
【0017】さらに、図7は、本発明を対向ピストン型
キャリパボディに適用した第4実施例を示すもので、キ
ャリパボディ30は、ディスクロータの一側に配置され
るキャリパ半体31と、ディスクロータの他側に配置さ
れるキャリパ半体32と、これらをディスクロータの外
周を跨いで連結するブリッジ部33とを一体に鋳造成形
し、一方のキャリパ半体31の外側からキャリパ半体3
1とキャリパ半体32とにそれぞれシリンダ孔31a,
32aを形成し、シリンダ孔31aの底部を塞ぐ蓋体3
4を電子ビーム溶接により接合している。
キャリパボディに適用した第4実施例を示すもので、キ
ャリパボディ30は、ディスクロータの一側に配置され
るキャリパ半体31と、ディスクロータの他側に配置さ
れるキャリパ半体32と、これらをディスクロータの外
周を跨いで連結するブリッジ部33とを一体に鋳造成形
し、一方のキャリパ半体31の外側からキャリパ半体3
1とキャリパ半体32とにそれぞれシリンダ孔31a,
32aを形成し、シリンダ孔31aの底部を塞ぐ蓋体3
4を電子ビーム溶接により接合している。
【0018】これら各実施例も前記第1実施例と同様
に、複数の分割体を電子ビーム溶接により接合するの
で、従来の連結ボルトによって連結する分割型キャリパ
ボディに比べて、強度が高く、かつ、連結ボルトの省略
による部品点数の削減と軽量化を図ることができ、ま
た、連結ボルトの挿通孔や螺着孔の形成、連結ボルトの
組付等の手間を要さず、製作が容易になる。
に、複数の分割体を電子ビーム溶接により接合するの
で、従来の連結ボルトによって連結する分割型キャリパ
ボディに比べて、強度が高く、かつ、連結ボルトの省略
による部品点数の削減と軽量化を図ることができ、ま
た、連結ボルトの挿通孔や螺着孔の形成、連結ボルトの
組付等の手間を要さず、製作が容易になる。
【0019】尚、電子ビーム溶接による接合部は、上記
各実施例の外に任意の場所としても同様の効果を奏す
る。
各実施例の外に任意の場所としても同様の効果を奏す
る。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、キャリパ
ボディを形成する複数の分割体を電子ビーム溶接により
接合させたので、従来の複数の分割体を連結ボルトによ
って連結する分割型キャリパボディに比べて、強度が高
く、かつ、連結ボルトの省略による部品点数の削減と軽
量化を図ることができる。また、連結ボルトの挿通孔や
螺着孔の形成、連結ボルトの組付等の手間を要さず、製
作が容易になる。
ボディを形成する複数の分割体を電子ビーム溶接により
接合させたので、従来の複数の分割体を連結ボルトによ
って連結する分割型キャリパボディに比べて、強度が高
く、かつ、連結ボルトの省略による部品点数の削減と軽
量化を図ることができる。また、連結ボルトの挿通孔や
螺着孔の形成、連結ボルトの組付等の手間を要さず、製
作が容易になる。
【図1】 図3のI−I断面図
【図2】 図1の一部拡大図
【図3】 本発明の第1実施例を示すキャリパボディの
一部断面平面図
一部断面平面図
【図4】 接合前の作用部側分割体と反作用部側分割体
とを示す断面図
とを示す断面図
【図5】 本発明の第2実施例を示すキャリパボディの
断面図
断面図
【図6】 本発明の第3実施例を示すキャリパボディの
断面図
断面図
【図7】 本発明の第4実施例を示すキャリパボディの
断面図
断面図
4,10,20,30…キャリパボディ、5,11,2
1…作用部側分割体、6,22…反作用部側分割体、8
…合金層、12…反力爪、31,32…キャリパ半体
1…作用部側分割体、6,22…反作用部側分割体、8
…合金層、12…反力爪、31,32…キャリパ半体
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の分割体を互いに接合してなる車両
用ディスクブレーキの分割型キャリパボディにおいて、
前記分割体同士を電子ビーム溶接により接合させたこと
を特徴とする車両用ディスクブレーキの分割型キャリパ
ボディ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4021355A JPH05215157A (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 車両用ディスクブレーキの分割型キャリパボディ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4021355A JPH05215157A (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 車両用ディスクブレーキの分割型キャリパボディ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05215157A true JPH05215157A (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=12052790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4021355A Pending JPH05215157A (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 車両用ディスクブレーキの分割型キャリパボディ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05215157A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1122453A1 (en) * | 2000-01-31 | 2001-08-08 | Freni Brembo S.p.A. | Caliper body for disc brakes and corresponding method of fabrication |
US6298954B1 (en) | 1996-12-14 | 2001-10-09 | Continental Teves Ag & Co, Ohg | Brake calliper, in particular for motor vehicles |
-
1992
- 1992-02-06 JP JP4021355A patent/JPH05215157A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6298954B1 (en) | 1996-12-14 | 2001-10-09 | Continental Teves Ag & Co, Ohg | Brake calliper, in particular for motor vehicles |
EP1122453A1 (en) * | 2000-01-31 | 2001-08-08 | Freni Brembo S.p.A. | Caliper body for disc brakes and corresponding method of fabrication |
WO2001057413A1 (en) * | 2000-01-31 | 2001-08-09 | Freni Brembo S.P.A. | Calliper body for disc brakes |
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