JPH05213555A - エレベータの制御装置 - Google Patents

エレベータの制御装置

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JPH05213555A
JPH05213555A JP4022426A JP2242692A JPH05213555A JP H05213555 A JPH05213555 A JP H05213555A JP 4022426 A JP4022426 A JP 4022426A JP 2242692 A JP2242692 A JP 2242692A JP H05213555 A JPH05213555 A JP H05213555A
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    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • B66B5/02Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions
    • B66B5/04Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions for detecting excessive speed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B13/00Doors, gates, or other apparatus controlling access to, or exit from, cages or lift well landings
    • B66B13/02Door or gate operation
    • B66B13/14Control systems or devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Elevator Door Apparatuses (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Elevator Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレーキが故障してかごかすべっているとき
に戸開を阻止し、かご内乗客と乗場の待客との安全を確
保することができるエレベータの制御装置を得ることを
目的とする。 【構成】 かご速度が所定値以上であるときにVTOメー
ク接点30をオンし、かご停止指令が出力されているとき
にBBブレーク接点31をオンする。VTOメーク接点30とBB
ブレーク接点31のオン状態がT秒経過した後、すべり検
出用SDリレーのSDコイル33がピックアップして戸閉指令
が出力される。SDコイルのピックアップにより、SDリレ
ーのSDメーク接点35がオンし、戸閉指令用DCリレーのDC
コイル36がピックアップして戸閉指令を出力する。DCコ
イル36のピックアップにより、DCリレーのDCブレーク接
点38がオフし、戸開指令用DOリレーのDOコイル39がドロ
ップアウト状態になり、戸開指令は出力されない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ロープ式又は油圧式
エレベータの制御装置に関し、特にかごのすべり時に戸
開閉を制御するエレベータの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータの制御装置には、近年発展の
著しいマイクロコンピュータ技術が多用されている。こ
れらの技術が多用されて構成されている。エレベータの
制御装置の一部であるエレベータのかごの戸の制御装置
についても、例えば特開平2ー123088号公報に示
されたようにマイクロコンピュータ等が用いられてい
る。しかし、エレベータの安全を司る重要な指令である
戸の開閉指令は、例えばブレーキドラムの摩擦力低下に
よりかごの保持トルクが低下してかごを保持できなくな
るというようなブレーキの故障等が発生しても、このよ
うな異常とは関係無く出力されてしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータの制
御装置では、かごが停止状態で戸開可能ゾーンにあれ
ば、戸開指令が出力されて戸開する可能性がある。ブレ
ーキトルクが低下すると、かごはすべりながら上昇又は
下降し、かごが戸開可能ゾーンに至り戸開指令が出力さ
れれば、かごはすべって停止していないにも拘わらず戸
開してしまう。さらに、かごが一旦戸開可能ゾーンを抜
けても、かごがすべりながら上昇又は下降を続けると、
たとえ戸開可能ゾーン外で一旦戸閉指令が出力されても
次の通過階の戸開可能ゾーンで戸開指令が出力されれ
ば、戸開する。そのため、かごがすべっているときに
は、かご内の乗客と乗場の待客が戸にはさまれて事故に
遭うことがあり非常に危険であるという問題点があっ
た。
【0004】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、ブレーキトルクが低下してかご
がすべっている状態での戸開を阻止し、かご内の乗客と
乗場の待客との安全を確保することができるエレベータ
の制御装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タの制御装置は、かご速度を検出するかご速度検出手段
と、かごを駆動するモータへの停止指令を検出するかご
停止指令検出手段と、上記停止指令検出時に上記かご速
度が所定速度以上のとき、かごすべりを検出するかごす
べり検出手段と、上記かごすべり検出時に戸閉指令を出
力する戸開閉指令手段とを備えたものである。
【0006】また、上記かごすべり検出手段は、戸開可
能ゾーン外で上記かご停止指令検出手段により上記モー
タへの停止指令を検出したときにかごすべりを検出する
ものである。
【0007】
【作用】この発明においては、かご速度検出手段により
かご速度が検出され、かご停止指令検出手段によりかご
を駆動するモータへの停止指令が検出され、かごすべり
検出手段により、上記停止指令検出時に上記かご速度が
所定速度以上であるとき、かごすべりとして検出され
る。そして、上記かごすべり検出時に戸開閉指令手段に
より戸閉指令が出力される。
【0008】また、上記かご停止指令検出手段により戸
開可能ゾーン外で上記モータへの停止指令が検出された
ときに、かごすべり検出手段によりかごすべりとして検
出される。
【0009】
【実施例】
実施例1.図1は、この発明の実施例1を示す全体構成
図である。同図において、1はエレベータのかごであ
り、その上部には、他端にカウンタウエイト2が接続さ
れてシーブ3に巻きかけられたロープ4が取り付けられ
ている。
【0010】5は、シーブ3を回転させてかご1を上昇
又は下降させるモータである。
【0011】6はプランジャが挿入されたブレーキコイ
ル7で成る電磁ブレーキであり、このブレーキコイル7
と内部電源8とブレーキコンタクタBのコンタクタ接点
9aとが直列に接続され、ブレーキコンタクタBの図示し
ないコンタクタコイルが励磁されてコンタクタ接点9aが
オンすると閉回路を構成し、ブレーキコイル7が励磁さ
れて内部のプランジャがモータ5から離れる。また、コ
ンタクタコイルがかご停止指令として消磁されると、ブ
レーキコイル7が消磁されてプランジャがモータ5に接
触し摩擦によりモータ5を停止させる。
【0012】また、9bは、ブレーキコンタクタBのコン
タクタ接点であり、コンタクタコイルが励磁されるとオ
ンし、かご停止指令時に消磁されるとオフする。
【0013】10はワイヤ11を介してかご1に接続されて
かご1の速度を検出するかご速度検出器、12は各階床13
に対応して昇降路内に1個ずつ設置され戸開可能ゾーン
を示すプレート、14はかご1の上部に取り付けられてか
ご1の昇降に伴いプレート12位置で戸開信号eを出力す
る戸開可能ゾーン検出器、15はかご1の低部に設けられ
てドアの開閉を行うドア制御装置である。
【0014】16はモータ5の駆動やかご戸の開閉制御を
行うマイクロコンピュータであり、各種の演算処理を行
うCPU17と、CPU17の制御プログラムを格納するR
OM18と、CPU17の処理データなどを格納するRAM
19と、CPU17の処理に従ってモータ5へのトルク指令
a、ドア制御装置15への戸開指令b及び戸閉指令cを出
力する出力ポート20と、速度検出器10からのかご速度
d、戸開可能ゾーン検出器14からの戸開出力e及びコン
タクタ接点9bの情報が入力される入力ポート21と、これ
らCPU17、ROM18、RAM19、出力ポート20及び入
力ポート21を接続するバス22とから構成される。
【0015】図2は、マイクロコンピュータ16により実
行される制御プログラムの模擬図(ラダーダイヤグラム)
である。
【0016】同図において、速度検出器10で検出された
かご速度dが所定値例えば2m/min以上のときにオンす
るVTOメーク接点30と、上記ブレーキコンタクタBのコ
ンタクタコイルがかご停止指令時に消磁されコンタクタ
接点9bがオフとなったときにオンするBBブレーク接点31
と、上記VTOメーク接点30及びBBブレーク接点31がとも
にオンの状態がT秒例えば0.4秒以上継続すると出力信
号を発生するオンディレイタイマ32と、かご1のすべり
検出用リレーSDのSDコイル33とが直列に接続されてい
る。
【0017】また、正規戸管制信号が戸閉のときにオン
するNCTメーク接点34と上記SDコイル33がピックアップ
したとき即ちすべりが検出されたときにオンするSDメー
ク接点35との並列回路と、NCTメーク接点34又はSDメー
ク接点35がオンしたときにピックアップして戸閉指令信
号cを出力する戸閉指令用リレーDCのDCコイル36とが直
列に接続されている。
【0018】また、戸開可能ゾーン検出器14の戸開信号
e検出時にオンするDZメーク接点37と、上記DCコイル36
がピックアップしたときにオンするDCメーク接点37と、
上記DCコイル36がドロップアウトしたとき即ち正規戸管
制信号が戸開か又は上記電磁ブレーキ6が正常ですべり
が検出されないときにオンするリレーDCのDCブレーク接
点38と、DZメーク接点37とDCブレーク接点38がともにオ
ンのときにピックアップして戸開指令信号bを出力する
戸開指令用リレーDOのDOコイル39とが直列に接続されて
いる。
【0019】さらに、VTOメーク接点30、NCTメーク接点
34、SDメーク接点35及びDZメーク接点37の他端は電源V
に接続され、SDコイル33、DCコイル36及びDOコイル39の
他端は接地されている。
【0020】次に、この実施例1の概念を図3について
説明する。戸開可能ゾーン検出器14とDZメーク接点37と
で成る戸開可能ゾーン検出手段50によりかご1が戸開可
能ゾーンに到達したことを検出し、かご速度検出器10と
VTOメーク接点30とで成るかご速度検出手段51によりか
ご速度dを検出し、コンタクタコイル9bとBBブレーク接
点31とで成るかご停止指令検出手段52によりブレーキコ
ンタクタBのコンタクタコイルの消磁即ちかご停止指令
が出されたことを検出する。
【0021】また、SDコイル33であるかごすべり検出手
段53により、かご停止指令検出手段52の出力からかご停
止指令が出力されてBBブレーク接点31がオンしているに
も拘らず、かご速度検出手段51の出力からかご速度dが
例えば2m/min以上でVTOメーク接点30がオンしている状
態をかご1のすべりとして検出する。
【0022】さらに、NCTメーク接点34、SDメーク接点3
5、DCコイル36、DCブレーク接点38及びDOコイル39で成
る戸開閉指令手段54により、正常時には戸開可能ゾーン
検出手段の出力と正規戸管制御信号とに従って戸開指令
信号b又は戸閉指令信号cを出力し、かごすべり検出手
段53によりかご1のすべりが検出されたときには正規戸
管制制御信号の状態に拘わらず戸閉指令cを出力する。
【0023】次に、上述した実施例1の動作を図2につ
いて説明する。かご1はモータ5によりシーブ3及びロ
ープ4を介して昇降する。昇降中、電磁ブレーキ6は、
ブレーキコンタクタBのコンタクタコイルが励磁されて
コンタクタ接点9aがオンしていることにより、ブレーキ
コイル7が励磁されてブレーキコイル7に挿入されてい
るプランジャがモータ5から引き離されている。
【0024】かご1を停止させるには、コンタクタコイ
ルがかご停止指令として消磁されてコンタクタ接点9aが
オフにされることにより、電磁ブレーキ6は、ブレーキ
コイル7が消磁されプランジャがモータ5に接触し摩擦
によってモータ5を停止させる。
【0025】また、かご1が昇降中に又は所定階で停止
して戸開可能ゾーン検出器14がプレート12に対向する
と、かご1が戸開可能ゾーンにあるとして戸開出力eを
マイクロコンピュータ16へ送出する。戸開可能ゾーンが
検出されている場合には、かご戸及び乗場戸(いづれも
図示しない)が戸開可能である。
【0026】この場合に、マイクロコンピュータ16から
ドア制御装置15に戸開指令信号bが出力されると、ドア
制御装置15はかご戸及び乗場戸を戸開させ、戸閉指令信
号cが出力されると、戸閉させる。
【0027】また、かご速度検出器10により、かご速度
dが検出されてマイクロコンピュータ16に出力される。
【0028】次に、戸開閉を制御する動作を図2につい
て説明する。かご1が昇降している場合には、かご速度
dは2m/min以上であり、コンタクタコイルは励磁され
てコンタクタ接点9a及び9bがオン状態である。コンタク
タ接点9aがオン状態であるので、ブレーキコイル7が励
磁している状態にあり、電磁ブレーキ6はブレーキ動作
しない。このとき、マイクロコンピュータ16は、コンタ
クタ接点9bがオフであることからBBブレーク接点31をオ
ンする。
【0029】また、かご1が昇降している場合には、か
ご速度dが2m/min以上であることからマイクロコンピ
ュータ16はVTOメーク接点30をオンする。従って、VTOメ
ーク接点及びBBブレーク接点31がオンなので、SDコイル
33はドロップアウトの状態である。
【0030】かご1が所定階に到達して戸開可能ゾーン
検出器14から戸開出力eがマイクロコンピュータ16に出
力されると、マイクロコンピュータ16は、メーク接点37
をオンする。
【0031】この状態で、かご1が停止する場合には、
コンタクタコイルが消磁しコンタクタ接点9a及び9bをオ
フする。電磁ブレーキ6が正常であれば、コンタクタ接
点9aがオフしたことからブレーキコイル7が消磁して電
磁ブレーキ6が機能し、モータ5を停止させる。
【0032】マイクロコンピュータ16は、コンタクタ接
点9bがオフであることから、BBブレーク接点31をオンす
る。さらに、マイクロコンピュータ16は、かご1が停止
し、かご速度検出器10の出力からかご速度dが0m/min
であり例えば2m/min未満であることを検出すると、VTO
メーク接点30をオフする。従って、SDコイル33はドロッ
プアウトの状態である。
【0033】このように、電磁ブレーキ6が正常な場合
には、SDコイル33は常にドロックアウトの状態であり、
SDメーク接点35はオフである。
【0034】従って、電磁ブレーキ6が正常な場合に
は、戸開閉は、正規戸管制信号に従う。かご1が戸開可
能ゾーンにあるときに、正規戸管制信号が戸開であれ
ば、マイクロコンピュータ16はNCTメーク接点34をオフ
してDCコイル36をドロックアウトし、DCブレーク接点38
をオンする。
【0035】DZメーク接点37及びDCブレーク接点38がオ
ンしたことにより、DOコイル39がピックアップして戸開
指令bが出力される。
【0036】また、正規戸管制制御信号が戸閉であれ
ば、NCTメーク接点34がオンし、DCコイル36がピックア
ップして戸閉指令cが出力される。このとき、DCコイル
36がピックアップの状態でDCブレーク接点38がオフなの
で、DOコイル39はドロップアウトして戸開指令bは出力
されない。
【0037】次に、電磁ブレーキ6が故障した場合につ
いて説明する。この場合には、コンタクタコイルがかご
停止指令として消磁しコンタクタ接点9aをオフしたにも
拘わらず、かご1が例えば2m/min以上で上昇又は下降
する。
【0038】マイクロコンピュータ16は、かご速度検出
器10の出力によりかご速度dが2m/min以上であること
を検出してVTOメーク接点30をオンし、コンタクタ接点9
bがオフであることを検出してBBブレーク接点31をオン
する。
【0039】オンディレイタイマ32は、VTOメーク接点3
0とBBブレーク接点31がオンの状態がT秒以継続する
と、出力信号を発生する。これにより、SDコイル33をピ
ックアップする。
【0040】SDコイル33がピックアップしたことによ
り、SDメーク接点35がオンし、DCコイル36がピックアッ
プし、戸閉指令真信号cが出力される。
【0041】また、DCコイル36がピックアップしたこと
によりDCブレーク接点38がオフし、DOコイル39が常にド
ロップアウトの状態になる。このため正規戸管制信号が
戸開でありNCTメーク接点34がオフであっても無効にさ
れ、これとは関係無く戸閉指令cが出力され、戸開指令
信号bは阻止される。
【0042】従って、電磁ブレーキ6の故障によりかご
1がすべって微速で上昇又は下降している場合には、停
止階で戸閉指令信号cを出力し、そのまますべって微速
で次の階を通過するときでも戸閉指令信号を出力する。
【0043】なお、マイクロコンピュータ16は、例えば
50msecの周期で上記のような演算を実行する。
【0044】さらに、、オンディレイタイマ32を用いた
のは、かご1の例えば急停止後又は乗り降りのゆれによ
る誤検出を避けるためである。
【0045】上述した通り、実施例1は、ブレーキコン
タクタBのコンタクタコイルが消磁されてかご停止指令
が出ていることを検出すると、BBブレーク接点31をオン
し、かご速度dが例えば2m/min以上で上昇又は下降し
ている状態がT秒以上継続した場合にVTOメーク接点30
をオンし、VTOメーク接点30とBBブレーク接点31がオン
の状態がT秒以上継続したときにリレーSDを動作させて
かご1のすべりを検出したとし、このすべり検出時に、
正規戸管制信号が戸開であってもこれをを無効にして戸
開指令信号bを阻止し、戸閉指令信号cを有効にして出
力することにより、電磁ブレーキ6が故障してかご1が
すべっているときにはかご戸及び乗場戸は戸開しない。
そのため、かご1内の乗客と乗場の待客が戸にはさまれ
て事故に遭う危険を未然に防ぐことができる。
【0046】実施例2.図4は、この発明の実施例2の
マイクロコンピュータにより実行される制御プログラム
の模擬図である。同図において、31〜33は図2と同じで
あり、戸開可能ゾーン検出器14の出力に基づきかご1が
戸開可能ゾーン外にあるときにオンするDZブレーク接点
40と、かご速度dが例えば2m/min以上のときにオンす
るVTOメーク接点41とSDコイル33がピックアップしたと
き即ちかご1のすべりを検出したときにオンするSDメー
ク接点との直列接続回路が並列に接続され、この並列接
続回路が図2のVTOメーク接点30に替えて接続される。
【0047】なお、図4では、図2のNCTメーク接点34
〜DOコイル39が省略されている。
【0048】実施例2では、マイクロコンピュータは、
ブレーキコンタクタBのコンタクタコイルが消磁したこ
とをコンタクタ接点9bのオン状態から検出してBBブレー
ク接点31をオンし、戸開可能ゾーン検出器14の出力に基
づきかご1が戸開可能ゾーン外であることを検出したと
きにDZブレーク接点40をオンする。
【0049】この状態がT秒以上継続すると、SDコイル
33がピックアップしてかご1のすべりが検出され、SDメ
ーク接点42がオンする。
【0050】一旦SDコイル33がピックアップしてSDメー
ク接点42がオンすると、かご速度dが約2m/min以上で
あれば、マイクロコンピュータはVTOメーク接点41をオ
ンし、SDコイル33のピックアップ状態を継続する。即
ち、かごのすべりを検出し続ける。
【0051】そして、マイクロコンピュータは、すべり
を検出している間は、上記実施例1と同じく、戸開指令
信号を阻止して戸閉指令信号を出力する。
【0052】これにより、実施例2では、戸開可能ゾー
ン内での床合わせ動作をすべりとして誤検出することが
ない。また、戸開可能ゾーン外でかごが停止(かご速度
dが0m/min)した場合にも、戸開指令を阻止して戸閉指
令を出力するので、更に安全性を増すことができる。
【0053】実施例3.上記実施例1及び2では、かご
速度dを、かご速度検出器14で直接検出するが、モータ
の図示しない回転速度検出器を代用しても良い。
【0054】また、上記実施例1及び2では、マイクロ
コンピュータにオンディレイタイマを用いたが、かご速
度検出器14にローパスフィルタをかけて、その出力をマ
イクロコンピュータが検出したときにVTOメーク接点30
及び41をオンすれば、より正確にかご1のすべりを検出
することができる。
【0055】ところで、上記実施例1〜3は、ロープ式
エレベータについて説明したが、油圧式エレベータにも
適用できる。油圧式エレベータでは、ロープ式エレベー
タの電磁ブレーキにバルブの開閉が相当し、バルブが故
障して全閉しないと、かごが落下する。このようなバル
ブ故障時の対策としても有用であるのは勿論である。
【0056】
【発明の効果】この発明は、以上説明したとおり、かご
速度を検出するかご速度検出手段と、かごを駆動するモ
ータへの停止指令を検出するかご停止指令検出手段と、
上記停止指令検出時に上記かご速度が所定速度以上のと
き、かごすべりを検出するかごすべり検出手段と、上記
かごすべり検出時に戸閉指令を出力する戸開閉指令手段
とを備えたことにより、かごがすべっている状態で戸開
することがないので、かご内の乗客と乗場の待客との安
全を確保することができるという効果を奏する。
【0057】また、上記かごすべり検出手段は、戸開可
能ゾーン外で上記かご停止指令検出手段により上記モー
タへの停止指令を検出したときにかごすべりを検出する
ことにより、戸開可能ゾーン内での床合わせ動作のとき
にかごすべりとして誤動することがなく、戸開可能ゾー
ン外でかごが停止(かご速度dが0m/min)した場合にも
戸開することがないので、かご内の乗客と乗場の待客と
の安全を確保することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す全体構成図である。
【図2】この発明の実施例1のマイクロコンピュータに
より実行されるプログラムの模擬図である。
【図3】この発明の実施例1の概念図である。
【図4】この発明の実施例2のマイクロコンピュータに
より実行されるプログラムの模擬図である。
【符号の説明】
1 かご 5 モータ 9a、9b コンタクタ接点 10 かご速度検出器 13 階床 30、41 VTOメーク接点 31 BBブレーク接点 32 オンディレイタイマ 33 SDコイル 34 NCTメーク接点 35、42 SDメーク接点 36 DCコイル 37 DZメーク接点 38 DCブレーク接点 39 DOコイル 40 DZブレーク接点 51 かご速度検出手段 52 かご停止指令検出手段 53 かごすべり検出手段 54 戸開閉指令手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の階床をサービスするエレベータに
    おいて、 かご速度を検出するかご速度検出手段と、 かごを駆動するモータへの停止指令を検出するかご停止
    指令検出手段と、 上記停止指令検出時に上記かご速度が所定速度以上のと
    き、かごすべりを検出するかごすべり検出手段と、 上記かごすべり検出時に戸閉指令を出力する戸開閉指令
    手段とを備えたことを特徴とするエレベータの制御装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項第1項記載のエレベータの制御装
    置において、 上記かごすべり検出手段は、戸開可能ゾーン外で上記か
    ご停止指令検出手段により上記モータへの停止指令を検
    出したときにかごすべりを検出することを特徴とするエ
    レベータの制御装置。
JP02242692A 1992-02-07 1992-02-07 エレベータの制御装置 Expired - Fee Related JP3373220B2 (ja)

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