JPH0521353B2 - - Google Patents

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JPH0521353B2
JPH0521353B2 JP60260871A JP26087185A JPH0521353B2 JP H0521353 B2 JPH0521353 B2 JP H0521353B2 JP 60260871 A JP60260871 A JP 60260871A JP 26087185 A JP26087185 A JP 26087185A JP H0521353 B2 JPH0521353 B2 JP H0521353B2
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JP
Japan
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radiation
semiconductor
semiconductor substrate
layer
detection device
Prior art date
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JP60260871A
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English (en)
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JPS62120086A (ja
Inventor
Morio Wada
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 イ 「発明の目的」 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体を利用した放射線検出装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来の半導体を利用した放射線検出装置の構成
例を第5図と第6図に示す。第5,6図は、放射
線検出装置の要部の断面図であり、同図におい
て、1は半導体基板であり、例えばカドミウムテ
ルルCdTe等で構成される。3はこの半導体基板
1と異なる伝導タイプの半導体であり、例えば半
導体基板1がp型であれば、3はn型の半導体で
構成される。従つて、半導体基板1と半導体3の
境界は、pn接合部を成しており、内部電界が発
生している。その結果、このpn接合部、及びこ
の接合部の両側に存在している拡散層は、x線に
対する有感層8を構成する。5は信号電極であ
り、例えばアルミニウム(Al)で構成され、各
半導体3の上に形成されている。7は共通電極で
あり、例えば金(Au)で構成されたオーミツク
電極である。
第5図のような構成の放射線検出装置におい
て、放射線が照射されると、有感層8内に放射線
の強さに応じた量のキヤリア(電子・正孔対)が
生じる。これが空乏層(pn接合部)の電界によ
り流れて、各信号電極5と共通電極7間に接続さ
れた検出器(図示せず)で検出される。この時に
流れる電流の量は、入射した放射線の強さに比例
するので放射線の量を測定することができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、以上のような手段は次の問題点を有し
ている。
第5図に示すように、放射線が異なるA,B,
Cの方向から入射したとする。有感層8は、各
A,B,Cの3方向について、ほぼ同じ厚さとな
つているので、A,B,Cとも同じ検出電流とな
る。即ち、第5図の放射線検出装置は、指向性が
悪いという問題点がある。
また、このような放射線検出装置においては、
検出感度を高くすることが重要な点である。そこ
で、放射線が入射してから半導体中で減衰するま
での間、キヤリアを効率よく生成するように、有
感層8を半導体基板1の深くまで形成する手段が
とられている。
しかし、この手段によれば、各有感層8(半導
体3)が、深さ方向だけでなく、横方向にも広が
るため、各素子が有感層8で互いに接続してしま
うため、各素子間の信号の分離ができなくなる問
題が生じる。
そのため、第6図のように各素子の間にスリツ
ト10を設け、各素子を完全に分離する必要があ
つた。しかし、この第6図によれば、電極形成プ
ロセス、素子の分離加工等で余計な工程が必要で
あり、安価に放射線検出装置を生産する上におい
て、好ましいことではなかつた。
本発明は、以上の点に鑑みて成されたものであ
り、指向性が良く、かつ検出感度の高い放射線検
出装置を提供しようとするものである。
ロ 「発明の構成」 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、上記問題点を解決するために放射線
検出装置を、 半導体基板1と、 この半導体基板1の一方の面へ或る間隔で刻ま
れた複数の溝11と、 この各溝を形成する面に沿つて設けられ、前記
半導体基板1と異なる伝導タイプの半導体層12
と、 各溝11部の表面に設けられた信号電極と、 半導体基板1の他方の面に設けられた共通電極
と、 で構成され、 且つ、前記隣接する半導体層12同士の領域が
接触しないように形成したものである。
〔実施例〕
以下、図面を用いて本発明を詳しく説明する。
第1図は、本発明に係る放射線検出装置の要部
外観例を示した図、第2図は第1図の断面図、第
3図はx線が半導体の深さ方向へ進行する場合の
透過度を示す図、第4図は半導体により放射線を
検出する場合の動作原理図である。
第1図、第2図において、1は従来装置と同じ
半導体基板であり、例えばカドミウムテルル等の
ようなものである。7はこの半導体基板の一方の
面に設けられた共通電極であり、例えばAuで構
成される。以上までの構成は従来例の第5,6図
と同じであるが、本発明においては以下に説明す
る部分が異なつている。
前記共通電極7と相対する半導体基板1の他方
の面ヘアレイ状に複数の溝11を設けている。こ
の溝11は第6図のように、半導体基板1を完全
に切断するものでなく、第3図のように測定対象
の放射線が半導体基板に入射してからほぼ吸収さ
れてしまう程度の深さで良い。12は半導体層で
あり、半導体基板1と異なる伝導タイプの半導体
である。例えば、半導体基板1がp型であれば、
この半導体層12はn型のものである。13は信
号電極であり、各溝11の表面部に沿つて設けら
れている。この信号電極13は例えばAlで構成
される。
以上の半導体層12、信号電極13は、次のよ
うにして形成することができる。例えば、半導体
基板1がCdTe(p型半導体)である場合、まず、
例えばワイヤーソウ等のマシンを使用して第1図
の如く、アレイ状に溝11を設ける。そして、こ
の溝11の凹部表面に沿つてAl蒸着を行なう。
その後熱処理を施すと、Al蒸着のAlがCdTe内部
へ浸透・結合し、その部分は、n型の半導体層1
2となる。即ち、pn接合部が形成される。
以上のように形成された第1図装置の動作を次
に説明する。第4図は半導体を利用した放射線検
出装置の原理を示した図である。同図に示すよう
にpn接合部(空乏層M)においては、内部電界
が発生している。そこで、放射線が例えば、同図
のように入射すると、その強さに応じて、放射線
が通過したCdTe半導体内では電子e・正孔h対
が生じる。この生じた電子・正孔対のうち、空乏
層Mの部分で生じたものは、空乏層の電界により
流れる。
また、空乏層Mの両側に隣接している拡散層1
6に生じた電子・正孔対は、電子・正孔の濃度差
により流れ、やはり、放射線有感層を形成する。
一方、放射線有感層(空乏層と拡散層)以外の
部分で生じた電子・正孔対は、伝導に寄与せず、
近傍にある電子・正孔と結合して、消滅する。
このような原理の下に、第1図の装置へ放射線
が照射されると、、半導体内で電子・正孔対を生
成しながら放射線は減衰していく。そして、この
生成した電子・正孔対が、有感層内であれば空乏
層M内の電界により、信号電極13まで取出さ
れ、応答信号となる。
もし第2図のAで示す方向から放射線が入射し
た場合は、実行的に有感層が厚くなつているので
放射線によつて生じる電子・正孔対のほとんどは
信号電流として取出すことができる。
一方、第2図のB方向の場合には、有感層に放
射線が到達する前に、半導体基板1のs部分で、
大きく放射線が減衰してしまうので、有感層に届
いた放射線の量は微弱である。更に、放射線は斜
めに有感層を横切るので、有感層部分に生じる電
子・正孔対は、僅かなものとなる。
このように、第1図の装置においては、溝11
とほぼ垂直な方向Aの放射線に対してのみ感度を
有する指向性を持つている。
なお、以上の説明では、有感層の形成手段とし
てpn接合を設け、その空乏層と拡散層を利用す
ると説明したが、これに限定するわけではなく、
例えばシヨツトキ接合によつて、有感層を得るよ
うにしてもよい。
また、半導体基板1を構成する材料もCdTeに
限定するものではない。
ハ 「本発明の効果」 以上述べたように、本発明によれば、次の効果
が得られる。
指向性の優れた放射線検出装置とすることが
できる。
各信号電極から大きなレベルの応答信号を得
ることができる。
従来の装置(第5図)では、各素子間の有感
層が接触しないように、各素子間の距離を充分
にとらなければならず、放射線の入射位置の分
解能を充分に得ることができなかつた。
しかし、本発明によれば、特定の方向に対して
は、充分の厚さの有感層とすることができるの
で、大きなレベルの信号を得ることができる。そ
のため、各素子間(信号電極)の距離も近接する
ことができ、分解能の点についても従来例より優
れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る放射線検出装置の要部外
観例を示した図、第2図は第1図の断面図、第3
図はx線が半導体の深さ方向へ進行する場合の透
過度を示す図、第4図は半導体により放射線を検
出する場合の動作原理図、第5図と第6図は従来
の放射線検出装置の構成例を示す図である。 1……半導体基板、7……共通電極、11……
溝、12……半導体層、13……信号電極。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 半導体基板1と、 この半導体基板1の一方の面へ或る間隔で刻ま
    れた複数の溝11と、 この各溝を形成する面に沿つて設けられ、前記
    半導体基板1と異なる伝導タイプの半導体層12
    と、 各溝11部の表面に設けられた信号電極と、 半導体基板1の他方の面に設けられた共通電極
    と、 で構成され、 且つ、前記隣接する半導体層12同士の領域が
    接触しないように形成されたことを特徴とする放
    射線検出装置。
JP60260871A 1985-11-20 1985-11-20 放射線検出装置 Granted JPS62120086A (ja)

Priority Applications (1)

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JP60260871A JPS62120086A (ja) 1985-11-20 1985-11-20 放射線検出装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP60260871A JPS62120086A (ja) 1985-11-20 1985-11-20 放射線検出装置

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Publication Number Publication Date
JPS62120086A JPS62120086A (ja) 1987-06-01
JPH0521353B2 true JPH0521353B2 (ja) 1993-03-24

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ID=17353907

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JP60260871A Granted JPS62120086A (ja) 1985-11-20 1985-11-20 放射線検出装置

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US7728301B2 (en) 2008-03-25 2010-06-01 Kabushiki Kaisha Toshiba X-ray detector

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CN111344602B (zh) 2018-09-25 2023-10-10 Jx金属株式会社 放射线检测元件以及放射线检测元件的制造方法

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JPS62120086A (ja) 1987-06-01

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