JPH05213192A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JPH05213192A
JPH05213192A JP17985992A JP17985992A JPH05213192A JP H05213192 A JPH05213192 A JP H05213192A JP 17985992 A JP17985992 A JP 17985992A JP 17985992 A JP17985992 A JP 17985992A JP H05213192 A JPH05213192 A JP H05213192A
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capacity
compressor
air conditioner
compressors
heat exchanger
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JP17985992A
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Keiji Yoshimura
圭二 吉村
Kazuhiko Shiraishi
和彦 白石
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源装置が過負荷状態となった際に、圧縮機
を停止させることなく、空調能力を多段階に調整して消
費電力を低下させることにより、車内の温度を常に指定
通りに制御し得るようにするとともに、圧縮機の寿命を
延ばす。 【構成】 運転能力が段階的に変化する複数の運転能力
可変型の圧縮機1を組み合わせて、複数系統の冷凍サイ
クルを構成するようにした。これにより、いずれの圧縮
機をも停止させることなく、圧縮機自体の運転能力の変
化数より多くの段階に空調能力を調整して消費電力を低
下させることが可能となる。例えば、運転能力が100
%から70%に変化する圧縮機1により、二系統の冷凍
サイクルを構成するようにした場合には、空調能力をピ
ーク時の約85%と70%との二段階に調整して消費電
力を低下させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道車両に搭載される
車両用空気調和装置に関し、特に圧縮機を停止させるこ
となく消費電力を低下させることができるように構成し
た車両用空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の車両用空気調和装置の一
例を示す概略構成図である。
【0003】図のようにこの車両用空気調和装置は、気
体状の冷媒を圧縮する圧縮機20と、その圧縮された冷
媒の熱を排出してその冷媒を凝縮し液化する室外熱交換
器2と、その液状の冷媒を通す毛細管3と、その毛細管
3を通った液状の冷媒を蒸発させて外部の熱を奪う室内
熱交換器4と、その気化した冷媒を溜めて上記圧縮機2
0へ送るアキュムレータ5とを備え、上記圧縮機20に
より、室外熱交換器2と室内熱交換器4との間で冷媒を
循環させて冷凍サイクルを構成するものである。
【0004】またこの例では、二系統の冷凍サイクルを
構成するように、上記圧縮機20と室外熱交換器2と毛
細管3およびアキュムレータ5は二つずつ設けられ、上
記室内熱交換器4は二系統分を一体化させた状態で設け
られている。
【0005】その他、上記二つの室外熱交換器2からの
熱を効率よく排出させるための室外送風機6と、上記室
内熱交換器4によって冷却された空気を車内へ送るため
の室内送風機7とが設けられている。
【0006】そして上記圧縮機20および室外,室内両
送風機6,7は、この車両用空気調和装置を制御する図
示せぬ制御装置の制御に基づいて、外部の図示せぬ電源
装置からの電力供給によって作動する。
【0007】上記構成の車両用空気調和装置では、制御
装置は、電源装置から過負荷状態を示す過負荷信号を受
けた場合、その電源装置の過負荷状態を解消するため
に、一方の系統の圧縮機20を停止させることによっ
て、この空気調和装置の消費電力を低下させていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし二つの圧縮機2
0のうちの一つを停止させると、この空気調和装置の空
調能力が一度に半減してしまう。しかも一度停止させた
圧縮機20を再起動させるには、ある程度の時間を要す
る。
【0009】従って、従来の車両用空気調和装置では、
電源装置が過負荷状態になった場合には、車内の温度を
指定通りに制御することが困難になり、車内の温度が大
きく上昇してしまうという問題があった。
【0010】また、圧縮機20の起動/停止の頻度が高
くなることから、その圧縮機20の寿命が短くなるとい
う問題もあった。
【0011】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、電源装置が過負荷状態となった際
に、圧縮機を停止させることなく、空調能力を多段階に
調整して消費電力を低下させることができる車両用空気
調和装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車両用空気
調和装置は、運転能力が段階的に変化する複数の運転能
力可変型の圧縮機を備え、その運転能力可変型の各圧縮
機により複数系統の冷凍サイクルを構成して成ることを
特徴とするものである。
【0013】
【作用】上記構成の車両用空気調和装置では、運転能力
が段階的に変化する複数の運転能力可変型の圧縮機を組
み合わせて、複数系統の冷凍サイクルを構成するように
したため、各圧縮機の運転能力を変化させることによっ
て、いずれの圧縮機をも停止させることなく、圧縮機自
体の運転能力の変化数より多くの段階に空調能力を調整
して消費電力を低下させることが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。
【0015】図1は、本発明に係る車両用空気調和装置
の概略構成図である。なお、図1の構成要素のうち、図
2に示した従来例の構成要素と相違ないものについて
は、同一の符号を付して説明を省略する。
【0016】本発明に係る車両用空気調和装置の特徴
は、運転能力が段階的に変化する複数の運転能力可変型
の圧縮機1を備え、その運転能力可変型の各圧縮機1に
より複数系統の冷凍サイクルを構成して成る点にあり、
この実施例の場合には、図に示すように、二台の運転能
力可変型の圧縮機1を備えて二系統の冷凍サイクルを構
成している。
【0017】上記運転能力可変型の圧縮機1として、こ
の実施例では、シェル1a内の圧縮室1bに能力低下弁
1cを備えたものが用いられている。この能力低下弁1
cを備えた圧縮機1は、高圧冷媒と低圧冷媒とを利用し
て能力低下弁1cを開閉することにより、運転能力を段
階的、例えば100%から70%に変化させるものであ
る。従ってこの圧縮機1には、圧縮機1の下流側の高圧
冷媒を能力低下弁1cに導く高圧冷媒導入路8と、圧縮
機1の上流側の低圧冷媒を能力低下弁1cに導く低圧冷
媒導入路9とが接続されるとともに、その高圧,低圧各
冷媒導入路8,9には、高圧側電磁弁10と低圧側電磁
弁11とがそれぞれ設けられている。
【0018】上記高圧側電磁弁10を開き、同時に低圧
側電磁弁11を閉じると、能力低下弁1cが、高圧冷媒
導入路8に導かれた高圧冷媒によって押さえ付けられて
閉じ、それにより、圧縮機1は100%の運転能力で定
格運転を行う。また、上記高圧側電磁弁10を閉じ、同
時に低圧側電磁弁11を開くと、能力低下弁1cが、低
圧冷媒導入路9に導かれた低圧冷媒と圧縮室1b内の冷
媒との圧力差によって開き、その圧縮室1b内の冷媒が
シェル1a内に抜け、それにより圧縮機1は70%の低
能力運転を行うことになる。このような高圧側,低圧側
各電磁弁10,11の開閉による圧縮機1の運転能力の
制御は、この車両用空気調和装置全体を制御する図示せ
ぬ制御装置によって行われる。
【0019】この実施例におけるその他の構成、つまり
二系統の冷凍サイクルを構成するための室外熱交換器2
と毛細管3と室内熱交換器4とアキュムレータ5、およ
び室外送風機6と室内送風機7については、図2に示し
た従来例と同様である。
【0020】上記構成の車両用空気調和装置では、一方
の圧縮機1を定格運転、他方の圧縮機1を70%能力運
転とした場合には、この空気調和装置全体の空調能力は
ピーク時の約85%に低下し、また、双方の圧縮機1を
70%能力運転とした場合には、空調能力は約70%に
低下して、それぞれ空調能力の低下分だけ消費電力が低
下することになる。
【0021】従って、制御装置が電源装置から過負荷信
号を受けた際には、いずれの圧縮機1をも停止させるこ
となく、過負荷の程度に応じて二段階に消費電力を低下
させ、それにより電源装置の過負荷状態を解消すること
ができる。
【0022】この実施例の場合には、運転能力が一段階
だけ変化する二台の圧縮機1により二系統の冷凍サイク
ルを構成するようにしたが、運転能力が複数段階に変化
する圧縮機を用い、あるいはより多くの系統の冷凍サイ
クルを構成するようにすれば、さらに多段階に空調能力
を調整して消費電力を低下させることが可能である。
【0023】即ち、本発明に係る車両用空気調和装置で
は、運転能力が段階的に変化する複数の運転能力可変型
の圧縮機1を組み合わせて、複数系統の冷凍サイクルを
構成するようにしたため、各圧縮機1の運転能力を変化
させることにより、いずれの圧縮機1をも停止させるこ
となく、圧縮機1自体の運転能力の変化数より多くの段
階に空調能力を調整して消費電力を低下させることがで
きる。
【0024】また、上記実施例のように、運転能力が一
段階だけ変化する、構成,制御ともに簡単な圧縮機1を
使用しても、空調能力を多段階に調整することが可能と
なるため、車両用空気調和装置全体の構成も簡単なもの
とすることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係る車両
用空気調和装置によれば、電源装置が過負荷状態になっ
た場合にも、圧縮機を停止させることなく、空調能力を
多段階に調整して消費電力を低下させることによって、
電源装置の過負荷状態を解消することができる。その結
果、車内の温度を常に指定通りに制御することが可能と
なり、車内を常に快適な温度に保つことができる。
【0026】また、圧縮機の起動/停止の頻度が低下す
ることから、圧縮機の寿命を延ばすこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における車両用空気調和装置の
概略構成図である。
【図2】従来例における車両用空気調和装置の概略構成
図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 室外熱交換器 4 室内熱交換器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機により、室外熱交換器と室内熱交
    換器との間で冷媒を循環させて冷凍サイクルを構成する
    車両用空気調和装置において、 運転能力が段階的に変化する複数の運転能力可変型の圧
    縮機を備え、その運転能力可変型の各圧縮機により複数
    系統の冷凍サイクルを構成して成ることを特徴とする車
    両用空気調和装置。
JP4179859A 1991-07-08 1992-07-07 鉄道車両用空気調和装置 Expired - Lifetime JP2840163B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6663686B1 (en) 2000-06-27 2003-12-16 Agrium, Inc. Controlled release fertilizer and method for production thereof

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01110001A (ja) * 1987-10-21 1989-04-26 Hitachi Ltd 車両の空調装置用電源装置
JPH0245260A (ja) * 1988-08-05 1990-02-15 Hitachi Ltd 車両用空調装置の制御方法

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US6663686B1 (en) 2000-06-27 2003-12-16 Agrium, Inc. Controlled release fertilizer and method for production thereof

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