JPH05213073A

JPH05213073A - 自動車フロントガラス用被覆シート

Info

Publication number: JPH05213073A
Application number: JP4040680A
Authority: JP
Inventors: Kunio Wake; 気邦男和
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1992-01-31
Filing date: 1992-01-31
Publication date: 1993-08-24

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】取付け、取外し作業も容易であり、風で飛ば
されたり、いたずらで剥がされもしない自動車フロント
ガラス用被覆シートを提供することを目的とする。【構成】フロントガラスを覆う大きさの略長方形のシ
ート１であって、長手方向の両端にドアに挾持させる延
出片２ａ，２ｂを設け、少なくとも一方の延出片２ａ，
２ｂの一側端に車内の部材に引っ掛けるフック３を具備
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、自動車のフロントガラ
スが霜や雪で凍結するのを防止する自動車フロントガラ
ス用被覆シートに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、自動車のフロントガラスだけを覆
いフロントガラスが霜や雪で凍結するのを防止するカバ
ーは、提供されていない。従来、この種のものとしては
自動車全体を被覆するカバー及び車内の運転席前方を高
温から保護する日除けカバーなどが提案されている程度
である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、寒冷地
方においては、フロントガラスが霜や雪で凍結してしま
うため、それを除去しなければ運転できない。ところが
この凍結の除去が困難で容易には除去できないし、フロ
ントガラスが凍結しているとすぐには運転できない。か
といって、従来のような自動車全体を覆うカバーを使用
するのは、その取付け及び取外し作業が面倒であるし、
寒いので大変である。そこで簡単に毛布などをフロント
ガラスにかけたりしているが、これだと毛布が風で飛ば
されたり、いたずらで剥がされたりする不都合がある。
本発明は、このような点に鑑み取付け、取外し作業も容
易であり、風で飛ばされたり、いたずらで剥がされもし
ない自動車フロントガラス用被覆シートを提供すること
を目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、フロントガラスを覆う大きさの略長方形
のシートであって、長手方向の両端にドアに挾持させる
延出片を設け、少なくとも一方の延出片の一側端に車内
の部材に引っ掛けるフックを具備する構成としたもので
ある。

【０００５】

【作用】本発明は、フロントガラスを覆う大きさの略長
方形のシートであって、長手方向の両端にドアに挾持さ
せる延出片を延設し、少なくとも一方の延出片の一側端
に車内の部材に引っ掛けるフックを具備する構成とした
ので、まず、シートをフロントガラスに被覆した後、一
方の延出片を自動車の一方のドアより引っ込みドアを閉
めることによって挾持させ、他方の延出片も自動車の他
方のドアより社内に引っ込みフックを、車内の部材、例
えばハンドルに引っ掛け、この他方の延出片もドアを閉
めることによって自動車の他方のドアに挾持させて、フ
ロントガラスに取付けることができる。これによりフロ
ントガラスが霜や雪で凍結するのを防止することができ
る。そして、被覆シートは、両端側を自動車のドアに挾
持されて取付けられているので、風で飛ばされることも
なく、また、少なくとも一端側はフックで車内の部材に
引っ掛けているので、いたずらしようとしても剥がした
り、ドアよりも引き抜くこともできない。

【０００６】

【実施例】以下、図示の実施例について本発明を詳細に
説明する。図１は本発明の実施例を示す正面図である。
同図において、１はシート本体であって、フロントガラ
スを覆う大きさの略長方形である。このシート本体１
は、フロントガラスに被覆して、フロントガラスが霜や
雪で凍結するのを防止するものであるから、防水性，耐
寒性に富む布体で形成することが好ましい。また、シー
ト本体１は、フロントガラスを覆うので、少なくともフ
ロントガラスの大きさであればよく、それより大きくて
もかまわない。

【０００７】前記シート本体１の長手方向の両端には、
自動車のドアに挾持させる延出片２ａ，２ｂが延設され
る。この延出片２ａ，２ｂは、シート本体１と一体に形
成しても、別体で形成しても良い。また、この延出片２
ａ，２ｂは、自動車のドアに挾持させる部分であるの
で、その形状は特に限定されない。例えば、シート本体
１をそのまま延長させても良いし、図１に示すように徐
々に小幅にしても良いし、帯状，紐状でもよい。更に、
この延出片２ａ，２ｂは、自動車のドアに挾持されるの
で、伸縮性に富む布体で形成すると、フロントガラスに
取付けたとき、フロントガラス部分のシート本体１を引
張りぴんと張るので、シート本体１にたるみがでず望ま
しい。

【０００８】前記延出片２ａ，２ｂの端部には、車内の
部材、例えばハンドル等に引っ掛けるフック３が設けら
れる。このフック３は、車内の部材に引っ掛けて、被覆
シートがいたずらされ剥がされたり、引き抜かれるのを
防止するものである。従って、このフック３は、必ずし
も両方の延出片２ａ，２ｂに設けられる必要はなく、少
なくとも一方の延出片に設けられていればよい。また、
このフック３は、車内の部材に引っ掛けるので、その引
っ掛ける部材に合わせ、引っ掛けやすくかつ部材を傷め
ない形状にする。更に、このフック３は、延出片２ａ，
２ｂに直接取付けても、ゴム紐４などを介して取付けて
も良い。これは延出片２ａ，２ｂの長さ、引っ掛ける車
内の部材の位置などによって適宜選択する。ゴム紐４な
どを介して取付けると、ゴム紐４が伸縮するため、引っ
掛ける車内の部材の位置に関係なく対応できる利点があ
る。

【０００９】しかして、前記実施例に係る被覆シート
は、図２に示す通りまずシート本体１を、フロントガラ
ス５に被覆した後、一方の延出片２ｂを、自動車の一方
のドア６を開放して引っ込み、車内の部材にフック３を
引っ掛け、ドア６を閉めることによってドア６で挾持す
る。また、他方の延出片２ａも自動車の他方のドア７を
開放して引っ込み、車内の部材にフック３を引っ掛け、
ドア７を閉めることによってドア７で挾持して、フロン
トガラス５に取付けることができる。これによりフロン
トガラス５は、図２に示すように被覆シートでカバーで
き、フロントガラス５が凍結するのを防止できる。前記
において、フック３が一方にしか設けられていない場合
は、他方のフックの引っ掛け作業はない。

【００１０】また、被覆シートの取外しには、自動車の
ドア６，７を開放し、フック３を外したりドア６，７の
挾持を解除することで、簡単に行うことができる。尚、
本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、乗用
車，バス，トラック等の車種によって、フロントガラス
部分の形状、ドアの形状、構造、車内の部材及びその位
置などが異なるので、それによって合うように適宜変更
することはいうまでもない。

【００１１】

【発明の効果】以上説明のとうり、本発明に係る自動車
フロントガラス用被覆シートは、フロントガラスを覆う
大きさの略長方形のシートであって、長手方向の両端に
ドアに挾持させる延出片を延設し、少なくとも一方の延
出片の一側端に車内の部材に引っ掛けるフックを具備す
る構成としたので、シートをフロントガラスに被覆した
後、一方の延出片を自動車の一方のドアより引っ込みド
アを閉めることによって挾持させ、他方の延出片も自動
車の他方のドアより車内に引っ込み、フックを車内の部
材、例えばハンドルに引っ掛け、ドアを閉めることによ
ってドアに挾持させて、フロントガラスに取付けること
ができる。また、自動車のドアを開放し、フックを外し
たり、ドアでの挾持を解除することで、取外すことがで
きる。

【００１２】従って、フロントガラスに取付けてフロン
トガラスを被覆することで、フロントガラスが霜や雪で
凍結するのを防止することができるし、その取付け及び
取外し作業も容易である。しかも長手方向の両端は、ド
アに挾持されているし、フックが引っ掛けてあるので、
使用中に風で飛ばされることもなく、また、いたずらで
剥がされたり、引き抜かれることもない、等の効果を奏
するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を示す正面図である。

【図２】本発明の使用状態を示す平面図である。

【符号の説明】

１シート本体２ａ，２ｂ延出片３フック

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】フロントガラスを覆う大きさの略長方形
のシートであって、長手方向の両端にドアに挾持させる
延出片を設け、少なくとも一方の延出片の一側端に車内
の部材に引っ掛けるフックを具備することを特徴とする
自動車フロントガラス用被覆シート。