JP3017354U - 自動車用テントカバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 炎天下に長時間駐車する場合には車内の温度
の上昇を抑え、風などにも飛ばないように固定してある
ため、ゴルフ場や海岸等の強風になりやすい場所でも使
用でき、冬季には霜・氷・雪等でガラス面が凍結するの
を防ぐことができる自動車のテントカバーを得る。 【構成】 テントの形状を六角形にして、ハリをいれ、
傘の骨状の 可能な金具を組み込み支軸２となし、カバ
ー布１を取り付け、主軸となる軸の下ゴム盤のすべり止
めをつけ、取り外し容易にする為、ワンタッチ開閉機構
を込み、更にカバー表面に把手をつけ、装着後、自動車
のドアなどの開閉が出ようファスナー式の開閉部９を設
ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、自動車の屋根部分に取り付けて、屋根、フロント・リヤ・サイドの 各窓部分を覆う、自動車のカバーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種のカバーとしては、ａに傘状のものｂドーム状にしたものｃシー ト状の物を屋根・窓部分に覆うだけのもの、がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術のうち、ａ傘状のものｂドーム状のものは、それぞれ取り付け、取 り外し方法等に問題があり、ａの場合には狭い駐車場で大きなカバーを広げるた めの工夫がなされておらず、ａ、ｂともに自動車の屋根に固定する方法、取り外 す方法に問題があった。 本考案は、これらの問題を解決し、自動車の屋根部分の形状に合わせた六角形 のテント形のカバー（以下カバー）を提供しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の問題を解決するためには、テントの形状が六角形になるよう、主軸に傘 の骨状の開閉可能な支軸を組み込んでカバー布を取り付け、さらに、狭い場所で 上に掲げて開けるように、雨傘等に利用されているようなワンタッチ機構を主軸 に取り付ける。

【０００５】 主軸の一端のうち自動車の屋根に接する側には、ゴム盤の滑り止めを取り付け る。支軸と自動車との接点には、傷を付けないためゴムキャップをとりつける。

【０００６】 カバー布の表面には、取り外しの為の把手をつける。これにより、大きなカバ ーを一人でも着脱が可能である。

【０００７】 カバーの固定のためには、カバー布にベルトを固定するための支持具を設け、 車体の側面下にベルト先端の止め具で固定する。また、カバー下方前後に吸盤を 取り付ける。

【０００９】

【実施例】

本考案の実施例を図面を用いて詳細に説明する。図１は本考案を上からみた平 面図、図２は側面図、図３は装着した状態の側面図、図４は折り畳んだ状態を示 す図である。 カバー布（１）の六隅から布中央に向けて放射線状に支軸（２）を設け、更に 主軸（４）にワッカ（５）で支軸（２）をとめ、ハリ（３）によって開閉可能な 傘状にする。主軸（４）の下端にはゴム盤（６）を取り付ける。 カバーを自動車に固定するためのベルト（８）をカバー布（１）に四箇所取り 付け、更に吸盤（１０）を取り付ける。 車内の忘れ物などをすぐに取り出せるようファスナー式の開口部（９）を設け 、装着を容易にするため把手（１１）を取り付ける。盗難防止及び固体識別の為 のネーム（１２）を取り付ける。

【００１０】 以上の構造を持った、自動車用テントカバーを、図３に示すように取り付けて 使用する。装着の為には、狭い駐車スペースでもカバーを開くことが出来るよう に、ワンタッチ開閉機構を取り付けてあるため、中空に向かって先ずカバーを開 き、カバー表面に取り付けた把手を持ち、自動車の屋根部分に被せる。更に、固 定用ベルトと吸盤でもって、風などにも飛ばされないよう固定する。 取り外しの際も同様に、固定用ベルトと吸盤をはずし、把手を持って持ち上げ 、傘を畳むようにして折り畳む。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は、上記のとおり構成されているので、炎天下に長時間駐車する場合に は車内の温度の上昇を抑え、風などにも飛ばないように固定してあるため、ゴル フ場や海岸等の強風になりやすい場所でも使用できる。冬季には霜・氷・雪等で ガラス面が凍結するのを防ぐことができる。言わば日陰にするということが本考 案の思想である限り、他にも各種の効果が得られる。 また、自動車の大きさや形状にあわせて、支軸の長さなどを変えて幾種類かの シリーズを制作すれば、殆どの自動車に使用できる利点がある。

【００１２】

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の平面図である。

【図２】 本考案の側面図である。

【図３】 本考案を本考案を自動車の屋根に装着した状
態を示す側面図。

【図４】 本考案を折り畳んだ図である。

【符号の説明】

１ カバー布 ２ 支軸 ３ 主軸と支軸を繋ぐハリ ４ 主軸 ５ ワッカ ６ ゴム盤 ７ 支軸先端のゴムキャップ ８ 固定用ベルト ９ ファスナー開口部 １０ 吸盤 １１ 把手 １２ 固体識別用ネーム

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 テントの形状を六角形にして、ハリをい
   れ、傘の骨状の開閉可能な金具を組み込み支軸となし、
   カバー布を取り付け、主軸となる軸の下端にゴム盤のす
   べり止めをつけ、取り外し容易にする為、ワンタッチ開
   閉機構を組み込み、更にカバー表面に把手をつけ、装着
   後、自動車のドアなどの開閉が出来るようファスナー式
   の開閉部を設けた、自動車用のカバー。