JPH05212881A - 印字ヘッド - Google Patents

印字ヘッド

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JPH05212881A
JPH05212881A JP2008592A JP2008592A JPH05212881A JP H05212881 A JPH05212881 A JP H05212881A JP 2008592 A JP2008592 A JP 2008592A JP 2008592 A JP2008592 A JP 2008592A JP H05212881 A JPH05212881 A JP H05212881A
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JP
Japan
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piezoelectric element
fpc
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print head
head substrate
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JP2008592A
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Yoshiyuki Ikezaki
由幸 池崎
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/36Assembling printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/361Assembling flexible printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/363Assembling flexible printed circuits with other printed circuits by soldering

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字ユニットの圧電素子とヘッド基板との配
線をFPCにより行うことにより、組み付けを容易にす
るとともに騒音の発生を抑制する。 【構成】 印字ユニット20のFPC37は、ヘッド基
板59の対応するスリット61を貫通して、先端の一部
が外側に突出する。この状態においてFPC37の接続
部37cがスリット61に接する給電路59cと対向す
る。そしてその給電路59cと接続部37cが半田付け
される。なおこの半田付がなされた状態にあっては、圧
電素子10と基板との間におけるFPC37は、わずか
にたわんだ状態になされる。このため印字ユニット20
で発生した振動はヘッド基板59には伝わり難い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電素子の伸縮を駆動
源とする印字ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人が先に出願した特願平3−21
0968号の願書に添付した明細書及び図面には、導体
ピン及び導電ワイヤにより印字ユニットとヘッド基板を
接続した印字ヘッドが記載されている。以下に図12を
参照してこの印字ヘッド100の構成を説明する。
【0003】まず単一の印字ワイヤ102を駆動するた
めの印字ユニット110の構成を説明する。圧電素子1
12は図中の左右方向に対して積層されており、左右方
向に対して伸縮する。この圧電素子112は、U字形の
支持フレーム114に、その後端(図中右側)及び側面
を支持される。その支持フレーム114には圧電素子1
12の伸縮を傾動動作に変換するための運動変装置11
6が取り付けられ、その運動変換装置116は先端に印
字ワイヤ102が取り付けられたアーム118を傾動動
作させる。
【0004】支持フレーム114の後端(図中右側)に
は、ソケット120が設けられ、そのソケット120に
は2本の導体ピン122が立設している。各導体ピン1
22は、0.5ミリメートルの径を有し、その基部は圧
電素子112の各電極と導電ワイヤ124により接続さ
れている。
【0005】印字ヘッド本体130は、印字ワイヤ10
2を案内するためのノーズ体132と、前記印字ユニッ
ト110を支持する円盤部134とを有す。この円盤部
134には多数の印字ユニット110が放射状に取り付
けられる。このとき全ての導体ピン122は印字ヘッド
後方(図12中の右側)に向く。
【0006】この印字ヘッド本体130には、底部に貫
通孔138が形成された側部カバー140が取り付けら
れ、印字ユニット110側部を覆う。このとき上記導体
ピン122は貫通孔138より突出する。この貫通孔1
38は、ヘッド基板142によりふさがれる。このヘッ
ド基板142には前記導体ピン122と対応する位置に
1.5ミリメートルの径の貫通孔が形成され、各貫通孔
にはプリント配線による導体が連通している。そして導
体ピン122とその貫通孔138に連通する導体とが半
田付されている。
【0007】このヘッド基板142の取り付けは、印字
ヘッド本体130に対して印字ユニット110及び側部
カバー140を取り付けた状態において、上記ヘッド基
板142を各貫通孔138に導体ピン122を挿通させ
ることによりなされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧電素
子に対して導電ワイヤを半田付けすることは非常に面倒
で大量生産を行うことが困難である。また例えば24ピ
ンの印字ヘッドにあっては、その導体ピンの総数は48
本にも及び、且つ組み付け精度等の問題より、各導体ピ
ンすべてを並行にすることはきわめて困難である。従っ
て、上記ヘッド基板の貫通孔に導体ピンを挿通させる工
程はきわめて困難なものとなる。そのため組立能率を高
くすることができないといった問題点があった。
【0009】また、印字ユニットは印字動作に伴って振
動する。この振動は剛性の高い導体ピンを伝わりヘッド
基板を振動させる。このため、ヘッド基板に対する半田
付け部分が外れることがある他、ヘッド基板自体あるい
はそれに接する側部カバー等を振動させるので、多大な
騒音が発生するといった問題点があった。
【0010】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、各圧電ユニットの圧電素子に対する給電の機構
を改良することにより、印字ヘッドの組立能率を大幅に
向上させることを目的とする。
【0011】また本発明は更に、半田付け部分等の接触
部の耐久性が高く、且つ騒音の少ない印字ヘッドを提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の印字ヘッドは、電圧の印加により伸縮する圧
電素子と、該圧電素子の伸縮運動を印字媒体を印打する
印字ワイヤに伝達するための運動伝達機構と、圧電素子
と前記運動伝達機構とを支持する支持フレームとを備え
た複数の印字ユニットを有する印字ヘッドにおいて、長
手方向に延びる2個の導体部を有するとともに、各導体
部の一端が圧電素子の各電極と導通するように印字ユニ
ットに取り付けれた可撓性シート部材とを有することを
特徴とするものである。
【0013】
【作用】上記の構成を有する本発明の印字ヘッドにおい
て、圧電素子の各電極は可撓性シート部材の導体部と接
続される。このとき一本の可撓性シート部材の一端を取
り付けることにより両方の電極に対して配線できる。
【0014】また、可撓性シートは従来用いられた導体
ピン等とくらべ、振動を伝え難いので半田付け等の接続
部の耐久性が飛躍的に高くなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0016】まず印字ユニットの構成について説明す
る。本印字ユニットに使用される圧電素子10には、図
2に示すように1層の厚さが約100μmの圧電セラミ
クス11が複数枚積層されており、それぞれの間には内
部電極12が介在している。
【0017】そして、一側面Aには1層おきにその内部
電極の露出部に電気絶縁材13が塗布されており、その
上から外部電極14が圧電素子10のほぼ上端から下端
まで形成される。従って一層おきに内部電極が外部電極
に接続されることになる。そして前記外部電極14は前
記側面Aの下端から下面Cまで延長して、前記下面Cの
半分未満の面積まで形成される。
【0018】また前記側面Aと対をなす側面Bには前記
側面Aとは1層ずれて1層おきに前記内部電極12の露
出部分に前記電気絶縁材13が塗布されており前記側面
Aと同様に、前記外部電極14が前記圧電素子10のほ
ぼ上端から下端、そして下面Cの半分未満の面積まで形
成されている。そしてその下面Cの各外部電極14部分
が給電位置となる。
【0019】2つの前記外部電極14の間は絶縁されて
いる。前記圧電セラミックス11は予め所定方向に分極
されているため、これら2つの前記外部電極14をそれ
ぞれプラス極、マイナス極として電圧をかけると、各圧
電セラミクス11の上下面に電圧がかかり積層方向に伸
びる。そのため前記圧電素子10は全体でも積層方向に
変位する。
【0020】図3に示すように、印字ユニット20の支
持フレーム21はインバー合金で形成されU字形状をな
す。支持フレーム21は、その底部21aにおいてアル
ミニウムによる温度補償材22を介して上記圧電素子1
0の後端を支持するとともにその側面にそって主支柱部
21b、副支柱部21cが延びる。そして副支柱部21
cには板バネによる平行リンク機構23が取り付けら
れ、その平行リンク機構23は圧電素子10の他端に取
り付けられた可動子25を圧電素子10の伸縮方向にの
み移動可能に支持している。また支持フレーム21の主
支柱部21bには、板バネ27が立設している。また前
記可動子25には、同様に板バネ29が前記板バネ27
と平行に立設し、それらの板バネ27,29の上部は連
結部31により連結される。そしてその連結部31には
アーム33が取り付けられ、そのアーム33先端には印
字ワイヤ35が取り付けられる。
【0021】上記印字ユニット20の圧電素子10に対
する給電は、フレキシブル・プリント基板(以下FPC
と称す)37によりなされる。このFPC37は、図4
に示すように帯状でその長手方向に向かって2本の導体
部37a,37bが形成されている。それらの導体部3
7a,37bは、その両端の接続部37c,37dを残
して絶縁材により被服されている。
【0022】そしてこのFPC37の一方の端部は、そ
の導体部37a,37b及び接続部37cが外側とな
り、且つその端部側の接続部37dが折り目側となるよ
うにほぼ直角に折り曲げられている。そして折り目側の
各接続部37dが圧電素子10の下面Cの外部電極14
とそれぞれ接触するように接着された状態で、この折り
目部が圧電素子10と温度補償材22とにより挟み込ま
れている。この温度補償材22と圧電素子10との圧接
により、前記接続部37dと前記外部電極14との導通
が確実となる。
【0023】圧電素子10の回りには伸縮特性及び放熱
特性の高い樹脂が塗布され、固定されている。この樹脂
はFPC37の折り曲げ部分に及び、FPC37の折り
曲げ部分がもとに戻ることを防ぐ作用もなす。
【0024】次に上記印字ユニット20を用いた印字ヘ
ッド40全体の構成について図5を参照して説明する。
【0025】印字ヘッド本体41は、印字ヘッド40前
面側筐体を兼ねる円盤状部41aと、その円盤状部41
aの一方の面の中央より突出する筒状のノーズ41bと
が一体成形されてなる。このノーズ部41bには24個
の小孔が形成されたガイド板43及び前面ガイド板45
が取り付けられる。
【0026】また円盤状部41aの他方の面には、4カ
所において硬質ゴム47を介して取付リング49が接着
固定されている。この取付リング49には24個の印字
ユニット20が接着、電子ビームによる溶接、あるいは
ネジにより締結されている。各印字ユニット20は、取
付リング49に対して略等間隔となるように放射状に並
べられている。
【0027】各印字ユニット20の印字ワイヤ35は、
前記ガイド板43の小孔内を挿通されて前面ガイド板4
3の小孔に至り、圧電素子10の伸張により前面ガイド
板45よりその先端が出没する。
【0028】ベース51は電圧の印加で圧電素子10が
伸びた時に生じる支持フレーム21の変形を抑えるため
に複数個の印字ユニット20に跨ってそれらの支持フレ
ーム21の底部21aを固定するリング状の金属片であ
り、印字ヘッドの印字特性を向上させている。ベース5
1の固定方法については接着あるいは電子ビーム溶接な
どの溶接によって行う。
【0029】前記印字ヘッド本体41には、底部に孔部
53aを有した椀状の側部カバー53が取り付けられ
る。この側部カバー53は印字ヘッド本体41に対して
のみ接着されるものであり、取付リング49及び印字ユ
ニット20とは接触しない。また前記印字ユニット20
の各FPC37は、この底部の孔部53aより外側に突
出する。
【0030】この孔部53aは、基板スペーサ57を介
してヘッド基板59が取り付けられる。このヘッド基板
59は、図6に示すように、側部カバー53と対応した
円弧状部59aとその円弧状部59aと連接する長方形
部59bを有した形状となる。また印字ユニット20の
取付状態と対応して、径方向に対してわずかに角度を持
った放射状に、スリット61が形成されている。この角
度は、印字ユニット20の支持フレーム21が、中央が
狭くなるようにわずかに角度をもって形成されているた
めに、支持フレーム21の側面と対応させて設けたもの
である。
【0031】このスリット61は円弧状部59aに近接
する部分では、外側が円弧状部59aに対して開放状態
となっている。また他のものに関しては、長孔状となっ
ている。この長孔の長さは、FPC37の幅よりもわず
かに長い。このヘッド基板59の前記基板スペーサ57
が形成されていない側の面にはプリント配線により、給
電路59c(図1参照)が形成される。このヘッド基板
59はそのプリント配線された面が外側となるように側
部カバー53に取り付けられる。
【0032】前記印字ユニット20にFPC37は、図
1に示すように対応するスリット61を貫通して、先端
の一部が外側に突出する。この状態においてFPC37
の接続部37cがスリット61に接する給電路59cと
対向する。そしてその給電路59cと接続部37cが半
田付けされる。なおこの半田付がなされた状態にあって
は、圧電素子10とヘッド基板59との間におけるFP
C37は、わずかにたわんだ状態になされる。このため
印字ユニット20で発生した振動はヘッド基板59には
伝わり難い。
【0033】この長方形部59bには、ソケット63が
半田付されており、そのソケット63にはプリンタ本体
からに印字信号を伝送するための信号線束が接続され
る。
【0034】このヘッド基板59を含む印字ヘッド40
後端は、ゴムキャップがかぶせられる。またカバー内部
には放熱用の樹脂が充填されている。
【0035】以上のように構成された印字ヘッドの作用
を以下に説明する。
【0036】印字信号はソケット63を介してヘッド基
板59上の給電路59cに供給され、その給電路59c
及びFPC37の導体部37a,37bを介して圧電素
子10に供給される。圧電素子10はその信号を受けて
伸張する。すると可動子25が図5における上方に移動
し、板バネ29を移動させる。すると両板バネ27,2
9がたわむとともに、連結部31が傾き、アーム33の
先端の印字ワイヤ35が突出し、インクリボンを介して
印字媒体を印打する。このように所望の印字ユニット2
0を適宜駆動することにより印字を行う。
【0037】印字ユニット20で発生した振動は取付リ
ング49には伝達されるが、硬質ゴム47により遮断さ
れるため印字ヘッド本体41にはほとんど伝達されな
い。また前記FPC37はたわんでいるために、この振
動はヘッド基板59にも伝わらない。従って印字ユニッ
ト20において発生した振動は、印字ヘッド40の筐体
を構成する印字ヘッド本体41、側部カバー、ヘッド基
板59の何れにもほとんど伝わらないことになる。その
ため印字ヘッド40から放射される騒音が大幅に抑制さ
れる。
【0038】次に以上説明した印字ヘッド40の組立工
程について説明する。
【0039】まずFPC37の一方の端部は、その導体
部37a,37b及び接続部37cが外側となり、且つ
その端部側の接続部37dが折り目側となるようにほぼ
直角に折り曲げられる。そして折り目側の各接続部37
dが圧電素子10の下面Cの外部電極14とそれぞれ接
触するように接着された状態で、この折り目部が圧電素
子10と温度補償材22とにより挟み込まれる。この温
度補償材22と圧電素子10との圧接により、前記外部
電極14との導通が確実となる。また導電性接着剤を用
いて各外部電極14と接続部37dを個別に接着するよ
うにしてもよい。
【0040】このようにして圧電素子10が組み込まれ
た後に、その圧電素子10の回り及びFPC37の折り
曲げ部分に伸縮特性及び放熱特性の高い樹脂を塗布した
後に固化させ、固定する。この固化した樹脂により、F
PC37が確実に図3中の下方向に向く。
【0041】次に取付リング49に対して24個の印字
ユニット20を取り付ける。そしてその取付リング49
を印字ヘッド本体41に取り付ける。このとき治具を用
いて各印字ユニット20の印字ワイヤ35がガイド板4
3の小孔を通るようにする。またその状態でベース51
を取り付ける。その後に前記側部カバー53を印字ヘッ
ド本体41に対して取り付ける。
【0042】この状態にあっては、印字ユニット20の
各FPC37は自身のこしの強さにより、側部カバー5
3の底部の孔部53aより突出した状態となる。またヘ
ッド基板59と基板スペーサ57は予め互いの形状を合
わせた状態で接着されている。前記側部カバー53に対
して、この基板スペーサ57が接着されたヘッド基板5
9を取り付ける。このとき各スリット61に対してFP
C37の端部を通すようにする。FPC37は従来用い
られた導体ピン(図12における122)に比べ、変形
の自由度が2方向(表裏方向)に略限定される上、その
方向に対しては充分な可撓性を有する。このため、ピン
を介して接続する場合に比べて、はるかにその作業が容
易になる。スリット61に対して全てのFPC37を挿
通した後に、この基板スペーサ57と側部カバー53を
接着する。その後にFPC37がわずかにたわみ、且つ
FPC37の接続部がヘッド基板59の給電路59cと
近接するまでFPC37を押し戻したのちに基板とFP
C37とを半田付する。そしてその後に後端にゴムキャ
ップをかぶせ、内部に放熱用の樹脂を充填する。
【0043】次に、圧電素子10の他の実施例を図7を
参照して説明する。本実施例にあっては、圧電素子70
の下面Cの両外部電極14の給電位置間に所定の厚さを
有する絶縁層71を予め設けている。そしてその後に外
部電極14を設ける。このようにすることにより外部電
極14形成時における両電極間の短絡等を確実に防ぐこ
とができるので、製造時の歩留まりを向上させることが
できるとともに、漏れ電流の発生の抑止に対しても効果
がある。
【0044】また外部電極14を形成した後にこの絶縁
層71を設けてもよい。この場合にあっても、確実に漏
れ電流の発生を抑止することができる。
【0045】更に外部電極14の形状も上記例に限定さ
れるものではなく、例えば図8に示すような形状であっ
てもよい。
【0046】次に、FPC37の形状の他の実施例を図
9及び図10を参照して説明する。この実施例に用いら
れる圧電素子80において外部電極81の給電位置81
aは、圧電素子80の側部下位置となる。またFPC8
3は図10に示すように略T字状をなす。この例にあっ
ては、図11に示すようにFPC83の両腕部83aを
折り曲げることにより、その両腕部83aに形成された
接続部83bを圧電素子10の両側の給電位置81aに
接触させ、導電性接着剤等で両接点が短絡することのな
いように接着する。このようにすることにより、前実施
例のようにFPC83の回りを樹脂で被服しなくとも、
FPCの他方端部が確実にスリット61方向に向くよう
になる。
【0047】またFPCを長めに作成しておき、スリッ
ト61に挿通した後に余剰部分を切断するようにすれ
ば、挿通の工程が一層容易となる。
【0048】その他本発明は、その趣旨を逸脱しない範
囲において、種々の変形が可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の印字ヘッドは、各圧電ユニットの圧電素子に対す
る給電の機構を改良することにより、印字ヘッドの組立
能率を大幅に向上させることが可能である。
【0050】また本発明は更に、半田付け部分等の接触
部の耐久性が高く、且つ騒音の少ないといった優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における印字ユニットとヘッ
ド基板との接続状態を説明するための斜視図。
【図2】上記実施例の圧電素子の形状を説明する斜視
図。
【図3】上記実施例の印字ユニットの構成を説明する斜
視図。
【図4】上記実施例におけるFPCの形状を説明する斜
視図。
【図5】上記実施例の印字ヘッド全体の構成を説明する
断面図。
【図6】上記実施例におけるヘッド基板の形状を説明す
る正面図。
【図7】圧電素子の他の実施例を説明する斜視図。
【図8】圧電素子の他の実施例を示す斜視図。
【図9】圧電素子の他の実施例を説明する斜視図。
【図10】図9に示される圧電素子に適用されるFPC
の形状を示す斜視図。
【図11】図9に示される圧電素子に適用される印字ユ
ニットの形状を示す斜視図。
【図12】従来の印字ヘッドの構成を説明する断面図。
【符号の説明】
10 圧電素子 21 支持フレーム 27,29 運動伝達機構を構成する板バネ 31 運動伝達機構を構成する連結部 33 運動伝達機構を構成するアーム 35 印字ワイヤ 37 可撓性シート部材に対応するFPC 37a,37b 導体部 59 ヘッド基板 59c 給電路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年5月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧の印加により伸縮する圧電素子と、 該圧電素子の伸縮運動を印字媒体を印打する印字ワイヤ
    に伝達するための運動伝達機構と、 圧電素子と前記運動伝達機構とを支持する支持フレーム
    とを備えた複数の印字ユニットを有する印字ヘッドにお
    いて、 長手方向に延びる2個の導体部を有するとともに、各導
    体部の一端が圧電素子の各電極と導通するように印字ユ
    ニットに取り付けれた可撓性シート部材とを有すること
    を特徴とする印字ヘッド。
JP2008592A 1992-02-05 1992-02-05 印字ヘッド Pending JPH05212881A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008592A JPH05212881A (ja) 1992-02-05 1992-02-05 印字ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

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JP2008592A JPH05212881A (ja) 1992-02-05 1992-02-05 印字ヘッド

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JPH05212881A true JPH05212881A (ja) 1993-08-24

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ID=12017271

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JP2008592A Pending JPH05212881A (ja) 1992-02-05 1992-02-05 印字ヘッド

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