JPH05212618A - 放電加工装置 - Google Patents

放電加工装置

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Publication number
JPH05212618A
JPH05212618A JP1695692A JP1695692A JPH05212618A JP H05212618 A JPH05212618 A JP H05212618A JP 1695692 A JP1695692 A JP 1695692A JP 1695692 A JP1695692 A JP 1695692A JP H05212618 A JPH05212618 A JP H05212618A
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JP
Japan
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voltage
electrodes
discharge
electrode
reference voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP1695692A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Komori
昭弘 小森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP1695692A priority Critical patent/JPH05212618A/ja
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤ放電加工機のテーブル送り速度を所定
の値に保ち、且つ極間電圧を一定に保持することによっ
て、高精度な加工を行うことができるワイヤ放電加工装
置を提供すること。 【構成】 ワイヤ電極4には加工電源5の負極がスイッ
チング素子(トランジスタ)6を介し、給電子7を経由
して接続されている。CPU13は、基準となる極間電
圧に対応したデータを格納したメモリ14に接続され、
また、前記CPU13はサーボ制御装置15に接続され
ている。このサーボ制御装置15は、送りモータ2、3
に接続され、サーボ制御装置15の指令に基づきこれら
モータ2、3が制御される。休止時間制御装置16は前
記CPU13に接続され、前記休止時間制御装置16は
前記スイッチング素子6に接続されている。前記スイッ
チング素子6は休止時間制御装置16の指令に基づき開
閉制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被加工物と放電電極と
でなす極間に間欠放電を発生させ、前記極間状態に応じ
て放電パルスを制御し、前記被加工物と放電電極とを相
対的に移動させつつ前記被加工物を加工するための放電
加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の放電加工装置としてワイ
ヤ放電加工機が一般に知られているが、その制御方法と
して例えば、特開平2−298426号公報に記載され
た技術を挙げることができる。
【0003】このワイヤ放電加工機は、被加工物の板厚
変化,加工形状の変化または外乱等の原因によって変化
する加工状態を安定させ、加工間隙を一定に保つため、
放電加工中の極間平均電圧を検出してその平均電圧が一
定になるようにテーブルの送り速度をサーボ送り制御に
よって制御していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなワイヤ放電加工機のサーボ送り制御においては、
被加工物の板厚が加工途中で変化する場合、テーブルの
送り速度は、板厚にほぼ反比例する形で変化することで
極間電圧を一定に保持している。
【0005】ここで、被加工物と放電電極との間の放電
ギャップは、テーブルの送り速度と極間の平均電圧が変
化すると、それに応じて変化することから、テーブルの
送り速度を変化させることは、加工精度の悪化を招く恐
れがあった。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、被加工物と放電電極との相対速
度を所定の値に保ち、且つ極間電圧を一定に保持するこ
とによって、高精度な加工を行うことができる放電加工
装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の放電加工装置は、被加工物と放電電極との相
対速度を一定に制御するサーボ制御手段と、極間の電圧
を指令し基準電圧とする基準電圧設定手段と、前記極間
の電圧を検出する極間電圧検出手段と、この極間電圧検
出手段により検出された極間電圧と、前記基準電圧設定
手段により設定された基準電圧との差を演算する演算手
段と、その演算手段の発生する前記差に基づく信号によ
って前記極間の電圧を所定の値にするために休止時間を
制御する休止時間制御手段とを備えている。
【0008】
【作用】上記の構成を有する本発明の放電加工装置にお
いては、サーボ制御手段により被加工物と放電電極との
相対速度を制御し、その相対速度を一定に保持した状態
で、演算手段により基準電圧設定手段と極間電圧検出手
段とから得られた電圧値の差を求め、その差に基づいて
休止時間制御手段によりこの演算された差を減少するよ
うに休止時間を制御することによって極間の電圧を所定
の値に保持する。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0010】図1は、本発明の実施例によるワイヤ放電
加工装置を概略的に示すブロック図である。
【0011】図1に示すように、被加工物1は送りモー
タ2、3によって水平面内で移動可能になっている。ワ
イヤ電極4はワイヤガイド(図示せず)によって垂直に
張設され、被加工物1と所定の加工間隙(極間)を介し
て対向する。被加工物1には加工電源5の正極が直接接
続され、更に接地されている。ワイヤ電極4には加工電
源5の負極がスイッチング素子(トランジスタ)6を介
し、給電子7を経由して接続されている。被加工物1と
ワイヤ電極4との極間には、放電用電圧の印加開始及び
放電の開始を検出する検出装置8の2つの入力端が接続
されいる。
【0012】検出装置8の出力端は、無負荷時間計数回
路10を構成するアンド回路9の一方の入力端に接続さ
れ、前記アンド回路9の他方の入力端にはクロック信号
を発生する発振器11が接続されている。ここに、無負
荷時間とは、次に述べる電圧4a(図2及び図3参照)
が印加されてから実際に放電を開始するまでの時間であ
る。前記アンド回路9の出力端は、例えばプログラマブ
ル・タイマ・カウンタからなるデジタルタイマ12に接
続されている。デジタルタイマ12はCPU13に接続
され、CPU13の命令に従い前記アンド回路9の出力
信号をカウントし、基準時間(サンプリング周期)毎に
そのカウント値が取り出される。前記CPU13は、基
準となる極間電圧に対応したデータを格納したメモリ1
4に接続され、また、前記CPU13はサーボ制御装置
15に接続されている。このサーボ制御装置15は、前
記送りモータ2、3に接続され、サーボ制御装置15の
指令に基づきこれらモータ2、3が制御される。
【0013】休止時間制御装置16は、前記CPU13
と前記スイッチング素子6に接続されている。前記スイ
ッチング素子6は休止時間制御装置16の指令に基づき
開閉制御される。
【0014】図2は、前記検出装置8の詳細構成を示す
回路図である。
【0015】検出装置8は、ワイヤ電極4の電圧4aを
受けるバッファアンプ21と、その出力電圧を所定のし
きい値電圧Vtと比較する比較器22とからなってい
る。
【0016】図3は、前記検出装置8及び無負荷時間計
数回路10の動作を説明する放電パルスの波形図であ
る。
【0017】ワイヤ電極4の電圧、即ち加工間隙(極
間)の電圧4aとしては、スイッチング素子6がオンさ
れると前記加工間隙に電圧が現れ、このスイッチング素
子6がオフされ放電が終了すると共に零に戻り、所定の
休止時間Toffの後、次のパルスが印加される動作を繰
り返す。検出装置8では、所定のしきい値電圧Vtによ
り電圧が印加された放電開始前の状態を弁別し、比較器
22の出力信号22aのパルス状の信号となる。このパ
ルス状の信号22aのパルス幅は、加工間隙に電圧が印
加されてから放電が開始するまでの無負荷時間t1、t2、t3
等に相当し、この信号22aの立ち下がりにより放電の
開始が検出できる。無負荷時間計数回路10では、比較
器22からのパルス信号22aが出力されている間だけ
アンド回路9が開かれている。この開かれている間に発
振器11から数十MHz(たとえば16MHz)のクロ
ック信号がデジタルタイマ12に入力され、そのクロッ
ク数が計数される。このため、アンド回路9の出力信号
9aおよびデジタルタイマ12のカウント値12aは、
図3に示すように時間の経過と共に累積される。この累
積するカウント値12aをCPU13により所定の基準
時間(サンプリング周期)毎に読み取り、前回のカウン
ト値との差を算出することにより、所定サンプリング周
期毎の合計が計数される。
【0018】次に、図4に実施例のフローチャートを示
す。
【0019】先ずステップS1において、CPU13に
より基準時間(例えば5ms)を計数する。この基準時
間が経過すると(ステップS1;Y)、当該基準時間の
間にカウントされたデジタルタイマ12のカウント値が
CPU13に読み込まれる(ステップS2)。
【0020】次いで、ステップS3からステップS4に
かけては、前記カウント値を極間の平均電圧に換算し、
メモリ14に予め格納してあるデータ(基準電圧)と比
較演算することによって、基準電圧と平均電圧との差
(△V)が導出される。ここに、極間の平均電圧Vは次
式で算出される。
【0021】V=(Tb/Ta)×E Ta:基準時間(サンプリング周期) Tb:基準時間内における無負荷時間の和 E :無負荷電圧(無負荷の際の極間電圧) 即ち、図3において、例えば基準時間(5ms)の間に
3回だけ間欠放電されたとすれば、前記基準時間におけ
る無負荷時間の和(t1+t2+t3)と測定時間とを比較し
て放電パルスのデューティ比を求め、このデューティ比
に無負荷電圧を掛け合わせれば極間の平均電圧を求める
ことができる。
【0022】次いで、ステップS5では、サーボ制御装
置15に対し前記差(△V)に重みづけした速度指令値
Fを演算し、ステップ6では、その速度指令値Fが所定
の値を超えているかどうかを判断し、超えている場合は
ステップS8、超えていない場合はステップS7に移
る。
【0023】ステップS7では、サーボ制御装置15か
ら送りモータ2、3に対して前記F指令が送出される。
これらにより、極間の平均電圧が目標値に近づくように
制御される。ステップS8では、前記F指令を上限値に
おいて一定に維持したまま、休止時間制御装置16に対
して前記差(△V)に重みづけをした休止時間Toffを
演算し、その指令を与えることにより、この休止時間制
御装置16からスイッチング素子6に対して開閉信号が
送出される(ステップS9)。
【0024】即ち、速度を一定にした状態で、極間の平
均電圧が高くなれば休止時間Toffを延長することによ
って平均電圧を下げるように働く。
【0025】尚、本実施例では、極間の平均電圧は無負
荷時間を計数することによって導出しているが、極間に
電圧計を接続し、その電圧計の出力をA/D変換して前
記CPU13に読み込ませてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の放電加工装置によれば、被加工物と放電電極とで
なす極間の放電加工中の電圧を検出し、その電圧が所定
の値を維持するように休止時間を調節しながら加工を続
けることによって放電ギャップを一定にすることがで
き、高精度な加工をすることができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例の構成を示すブロック
図である。
【図2】図2は、図1の要部回路を示す電気回路図であ
る。
【図3】図3は、図2の動作を示す波形図である。
【図4】図4は、動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】 1 被加工物 4 ワイヤ電極 8 検出装置 10 無負荷時間計数回路 11 発振器 13 CPU(演算装置) 14 メモリ 15 サーボ制御装置 16 休止時間制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物と放電電極とでなす極間に間欠
    放電を発生させ、前記極間の状態を検出し、検出された
    極間情報に基づき極間状態を制御する放電加工装置にお
    いて、 前記被加工物と放電電極との相対速度を一定に制御する
    サーボ制御手段と、 前記極間の電圧を指令し基準電圧とする基準電圧設定手
    段と、 前記極間の電圧を検出する極間電圧検出手段と、 その極間電圧検出手段により検出された極間電圧と、前
    記基準電圧設定手段により設定された基準電圧との差を
    演算する演算手段と、 その演算手段の発生する前記差に基づく信号によって前
    記極間の電圧を所定の値にするように休止時間を制御す
    る休止時間制御手段とを具備したことを特徴とする放電
    加工装置。
JP1695692A 1992-01-31 1992-01-31 放電加工装置 Pending JPH05212618A (ja)

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JP1695692A JPH05212618A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 放電加工装置

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JP (1) JPH05212618A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6730872B2 (en) 2001-11-29 2004-05-04 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method of and apparatus for wire electric-discharge machining
US7038158B2 (en) * 2002-08-30 2006-05-02 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Wire electrical discharge machining apparatus

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6730872B2 (en) 2001-11-29 2004-05-04 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method of and apparatus for wire electric-discharge machining
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